JPH02502731A - トリスアリロキシシクロトリフォスファゼン重合体前駆体の異性体及び中間体の製造方法 - Google Patents

トリスアリロキシシクロトリフォスファゼン重合体前駆体の異性体及び中間体の製造方法

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JPH02502731A
JPH02502731A JP1507357A JP50735789A JPH02502731A JP H02502731 A JPH02502731 A JP H02502731A JP 1507357 A JP1507357 A JP 1507357A JP 50735789 A JP50735789 A JP 50735789A JP H02502731 A JPH02502731 A JP H02502731A
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クマール、デヴェンドラ
エス ティー.クレー、テリー エル.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
トリスアリロキシシクロトリフオスファゼン重合体前駆体の異性体及び中間体の 製造方法技術分野 本発明は一般的にシクロトリフオスファゼン化合物単量体及び重合体前駆体の合 成に関する。特にトリスアリロキシシクロトリフオスファゼン化合物、さらに具 体的に
【瓢トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフ オスファゼン化合物異性体及びトリス(4−7ミノフエノキシ)トリス(フェノ キシ)シクロトリフオスファゼン化合物異性体の製造に関する。 背景技術 ゛シクロトリフオスファゼン化合物単量体及び重合体前駆体は接着剤及びグラフ ァイト増強合成物用高性能熱塑性重合体の合成に係わる今日の計画の必須要素で ある。これらの計画の主目的は、堅固性、熱安定性及び溶融加工性等の改善され た性質をもつ合成物を開発することである。実際、シクロトリフオスファゼン化 合物単量体及び重合体前駆体から重要な高熱性物質が開発された。この点に関し て、米国特許第4.550.177号、同第4.634.759号、D、 Ku marらJ、 Polym、 Sci、、  Polym、 Chem、  2 2版、 927 (1984)及びり、 Kumar、 J、 Polym、  Sci、、 Polym、 Chem、23版、 1661 (1985)&;   熱硬化性マトリックス樹脂の製造に用いられるシクロトリフオスファゼンの へキサキスアミン誘導体、トリスアミン誘導体(融点115〜145)及びビス アミン誘導体の合成及びそれらの合成物の利用が報告されている。 R肌9夏荀 本発明の第1の目的はトリスアリロキシシクロトリフオスファゼン化合物異性体 、特にニトロ及びアミノアリロキシシクロトリフォスフ7ゼン化合物異性体の合 成の改良法を提供することである。 本発明によれば前述及びその他の目的、効果はヘキサクロロシクロトリフオスフ ァゼンまたはトリスクロロトリスフェノキシシクロトリフオスファゼンのいずれ かをフェノール、4−ニトロフェノール、フェノールアルカリ金属塩及び4−ニ トロフェノールアルカリ金属塩の1つまたはそれ以上と反応させ、トリス(4− ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼンを製造し、 溶媒中、水素分子及び酸化白金触媒存在下還元することによって達成される。 区皿卑固星良塁朋 第1図は本発明のトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロ トリフオスファゼン(III)製造の第1方法の反応工程を示す。 第2図は本発明のトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロ トリフオスファゼン(■”)製造の第2方法の反応工程を示す。 第3図は本発明のトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロ トリフオスファゼン(■″)製造の第3方法の反応工程を示す。  第4図は本 発明のトリス(4−アミノフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオス ファゼン(IV)の製造の反応工程を示す。 第5図はトリス(4−7ミノフエノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオ スファゼン(■”)を製造するためトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フ ェノキシ)シクロトリフオスファゼン(■゛)を出発物質として用いる以外は第 4図と同じ方法の反応工程を示す。 第6図は静空(static air)状態での加熱速度20℃/分における■ の示差走査熱量測定の結果を示す。 第7図は■の質量スペクトルを示す。 第8図は■の質量スペクトルを示す。 第9図は静空状態での加熱速度20℃/分における■″の示差走査熱量測定の結 果を示す。 第10図は静空状態での加熱速度20℃/分における■の示差走査熱量測定の結 果を示す。 明を 施するための最良の形1.ζ 本発明によるトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリ フオスファゼンの有用かつ効率的な合成過程に、おいてヘキサクロロシクロトリ フオスファゼン及びトリクロロトリフエノキシシクロトリフオスファゼンが出発 物質として用いられる。トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ) シクロトリフオスファゼン■及び■°の融点はそれぞれ111〜112℃及び1 33〜135℃である。■と■”は化学的結晶化によって反応生成物から分離さ れる。溶液中(有機溶媒中)酸化白金触媒存在下、■及び■″は低圧下水素化に よってニトロ基が還元されてそれぞれ対応するトリス(4−7ミノフエノキシ) トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼン■及び■1 (融点はそれぞれ 138〜141℃及び106〜107℃)となる。 これらの構造解析のために、FT−IR,’H−NMR,質量分析及び元素分析 を行った。融解反応は示差走査熱量測定により測定し九 ヘキサクロロシクロトリフオスファゼン(1)(シンナツソカコ久 日本)は熱 n−へブタンからの再結晶により精製さね80〜82℃(0,1+n+n)で昇 華し池示差走査熱量測定において、113℃で鮮明な吸熱ピークを示した。4− ニトロフェノール(アルドリッヒ社)はエチルアルコールからの再結晶により精 製された。フェノール(マリンクロットケミカル社)は蒸留によって精製され池  酸化白金(アルファ社、40メツシユ)はそのまま用いた。0−ジクロロベン ゼン(アルファ社)は蒸留により精製された。アニリンは還流下、煮沸させ、亜 鉛粉末存在下蒸留した。酢酸エチル(マリンクロットケミカル社)は分子ふるい により乾燥し、次いで蒸留した。アセトニトリル(フィッシャー社)は使用前に 蒸留した テトラヒドロフラン(アルトリた。水素化ナトリウム(55〜60% 、アルドリッヒ社)は使用前にn−ヘキサンで洗浄した キシレンは4A分子ふ るいで乾燥させ、蒸留し池 テトラブチルアンモニウムブロマイド(TBAB) (アルドリッヒ社)はそのまま用い旭プロトンNMRスペクトルはパリアンEM 360A型分光計で測定した。化学シフト(δ)はテトラメチシランを内部基準 としてppIlllで表す。赤外(IR)スペクトルは拡散内部反射率モード( diffused 1nternal reflectance mode)で KBr中ニコレッhFT−IR60SX分光光度計によって測定し旭 示差走査 熱量測定(D S C)は静空状態で加熱速度20℃/分においてデュポン10 90型機器を用いて行っ總 融点はトーマスーツ−バーキャビラリ装置で測定し たが、補正は行っていない。sap−NMRと質量スペクトルは企業研究所によ って測定され九)’P−NMRの化学シフト(δ)は外部基準として85%のH ,PO4溶液を用い、 ppmで表した 質量スペクトルは70eVにて電子衝 突イオン化によって測定し旭 製造された化合物(■、■”、■及び■”)はDSCにおいて、単一の吸収ピー クを示しt4  このことから先行技術に比し、実質的に改良されているといえ る。 トリス 4−ニトロフェノキシ トリス(フェノキシ シクロトリフオスファゼ ン方法1 工程1: 窒素導入口、塩化カルシウム保護チューブ及び止め具、を付した50 0m1容三ツ又フラスコ中で、ヘキサクロロシクロトリフオスファゼンCI )   (17,383g、  0.05mol)のテトラヒドロフラン(100m l)溶液を一78℃で磁気的に撹拌し九 この溶液に、フェノール(14,21 65、0,15mol)及び水素化ナトリウム(6,5g)をTHF (175 ml)中で反応させることにより、製造したナトリウムフェノキシトを1.5時 間で連続滴下し九 撹拌は一78℃で1〜1.5時間行っ九 工程2: 4−ニトロフェノール(20,865g、0.10mol)及び水素 化ナトリウム(6,6g)をTHF (100ml)中で反応させて製造した4 −ニトロフェノキシドナトリウムのスラリーを室温で撹拌中の反応液に添加し旭 窒素雰囲気下65時間撹拌しながら還流した後、反応液を熱いうちに濾過し、溶 媒を真空ロータリーエバポレーターにより留去し旭残渣を砕いた氷の上に注ぎ、 得られた固体を濾過し、粉状にし九粉末を10%水酸化カリウム水溶液、続いて 水で洗浄し池空気中及び真空デシケータ−中で乾燥させ、融点108〜112℃ の白色固体(32g、 収率78%)を得へ トリス(4−ニトロフェノキシ トリス(フェノキシ シクロトリフオスファゼ ン方法2 トリクロロトリフエノキシシクロトリフオスファゼン(If)を当業者に公知の デル、フイッツシモン及びショウの方法により製造し池 ナトリウムフェノキシ ドを適量のフェノール及び水素化ナトリウムより製造し、テトラヒドロフラン中 −78℃にて1.ヘキサクロロシクロトリフオスファゼンCI)と反応させた。 スターラー、窒素導入口及び乾燥用チューブを付した250m 1容三ツ又フラ スコ中で、4−ニトロフェノール(9,04g、  0.065mol) 、水 酸化カリウム4.04g及びキシレン60m1の混合液を窒素雰囲気下、激しく 撹拌しながら80℃に加熱した。この段階で、40m1のIF (10,41g 、0.02mol)のキシレン溶液を添加し九次いで混合溶液を水がディーンス タークトラップに溜まるまで8〜9時間撹拌しながら還流させた キシレンを留 去し、残渣を砕いた氷の上に注いだ。得られた固体を濾過し、10%の酸化カリ ウム水溶液にけん濁し、水洗し九空気中及び真空デシケータ−中で乾燥させ、融 点130〜132℃の白色固体(27g、  収率65%)を得へ アセトニト リルからの再結晶で、融点133〜135℃の白色固体■゛を待ち トリス 4−ニトロフェノキシ トリス(フェノキシ シクロトリフオスファゼ ン方法3 別法において、4−ニトロフェノールのカリウム塩4L 水酸化カリウムのエタ ノール溶液を4−二トロフェノールをエタノールに加え撹拌した溶液に添加する ことによって製造されへ得られた橙色固体を濾過し、数時間125℃の真空オー ブンに入れ乾燥させ池 適量の4−ニトロフェノキシドカリウムを撹拌中の■のキシレン溶液(100m l)に加え、トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリ フオスファゼン(I[[’)を製造し池 テトラ−n−ブチルアンモニウムブロ マイド(TBAB)を少量加えた 反応溶液を窒素雰囲気下7〜8時間撹拌しな がら還流させ池方法2と同様の方法により融点130〜321℃の白色固体m*  30.7g、 収率65%)を得へ この反応においてTBABを添加しない 場合、反応終了までに長時間の反応時間を要す。 トリス 4−7ミノフエノキシ トリス(フェノキシ シクロトリフオスファゼ ン(■ 酢酸エチルが溶媒の場合: 常法において、加熱器を付した250+nl容の加 圧管にトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオス ファゼン■(融点111〜112”C)(12,0g)の酢酸エチル溶液(80 011)を入れ翫 この溶液に酸化白金(0,045g)を加え九 混合溶液を 圧力が低下しなくなるまで、40〜50℃で40ps iの水素存在下1〜1. 5時間撹拌し池触媒を濾過し、得られた透明な濾液を減圧下口−タリーエバポレ ーターで濃縮し九残渣をヘキサンで処理し、溶媒を留去した。生成物を冷却した 後、濾過し、空気中で乾燥させ、クリーム状の白金固体N(8g、収率75%) を待ちアニリンが溶媒の場合: ニトロフェノキシシクロトリフオスファゼン■ (融点111〜112℃)を2.5〜3時間で還元する際、溶媒としてアニリン を用いるほかは、上記と同様の方法にて行っ翫上記の如く反応を行い、黄白色の 固体IV(7g、 収率66%)を得た トリス 4−アミノフェノキシ トリス(フェノキシ シクロトリフオスファゼ ン(IV” 酢酸エチルが溶媒の場合二 上記の方法に従って、融点133〜135℃のトリ ス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼン■ ”溶液を酢酸エチル中で約2時間還元し、黄白色固体IV(9,5g、収率)■ ″を得t4アニリンが溶媒の場合二 上記の方法を用いて、アニリン中で、3〜 4時間、 トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフ オスファゼン■′ (融点133〜135℃)の還元反応を行っ九精製後、黄白 色固体N’  (7,4g、収率70%)を得た。 シクロトリフオスファゼンから誘導されたニトロ及びアミノフェノキシ単量体の 製造における反応工程を第1〜5図に示す。 工程1において、ヘキサクロロシクロトリフオスファゼン(I[[)の環状三量 体をテトラヒドロフラン溶液中−78℃でナトリウムフェノキシト3モルと反応 させ、トリクロロトリフエノキシシクロトリフォスフ7ゼン(I[)を得ム ナ トリウムフェノキシトはテトラヒドロフラン中、フェノールを水素化ナトリウム と反応させて製造し九 置換反応を調節するためには、フェノールとナトリウム を添加する際、直接ナトリウムフェノキシトを添加することが好ましい。実験条 件下フェノキシトイオンは、ナトリウムイオンよりテトラヒドロフランによって 溶媒和されにくいためか、4−配位のリン原子に対して非常に反応性に、富む求 核試薬である。この反応はアセトン及びクロロホルム溶媒中でも行われるが、反 応時間は長い。 ヘキサクロロシクロトリフオスファゼンCI)を極性溶媒中ナトリウム及びフェ ノールで部分置換する反応において、完全またはほとんど完全に非ジェミナル経 路(non−geminal pathway)によって反応すると報告されて いる。反応は速度論的及び立体的効果が支配する3、2反応と同様に進む。置換 反応におけるばらつきも報告されている。この条件下で反応は比較的速やかに進 行する。先の研究者の報告及び”P−NMRスペクトルから、トリクロロトリフ エノキシシクロトリフオスファゼン(n)は非ジェミナル構造とみなされている 。プロトンがデカップリングした”P−NMRスペクトルはおいて人、スピン− 重線を示した。プロトンNMRスペクトルは7.45〜7.15ppmにおいて フェノキシ基の存在を示し池方法1の工程2(第1図)において、in 5it uで得られたトリクロロトリフエノキシシクロトリフオスファゼン(II)をさ らに(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼン (I[I)ナトリウムと反応させへ得られた生成物は108〜109℃において オーブンエンドキャピラリ中で融解し池 方法2(第2図)において、−78℃ で製造されたトリクロロトリフエノキシシクロトリフオスファゼン(■)を還流 キシレン中で4−二トロフェノール及び水酸化カリウムの混合物と反応させ九  水酸化カリウムは塩素原子をすべてニトロフェノキシ基と置換するために用い九  このとき反応系から水を共沸させて除去するために激しい撹拌と窒素の発泡が 重要と思われる。得られた生成物はオーブンエンドキャピラリ中で融点130〜 132℃を示した。方法3(第3図)において、製造されたトリクロロトリフエ ノキシシクロトリフオスファゼン(IF)を還流キシレン中4−二トロフェノー ルカリウム塩と反応させ■°を得池 フェノールのカリウム塩を製造する余分な 工程が必要だが、反応時間は方法2とほとんど同じである。しかしこの余分な工 程によって反応条件が多少改善される。相転移触媒を添加することによって親油 性(Iipolicity)が増加し、オキトリス(4−ニトロフェノキシ)ト リス(フェノキシ)シクロ方法1で得られたトリス(4−ニトロフェノキシ)ト リス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼンの融点は108〜110℃であり 、この固体を30mgを温アセトニトリル50m1に溶解させることにより精製 しL 濾過した透明な濾液を放置し九 濾過・乾燥において少量の白色固体(■ ″)が得られ九 この固体■°の融点は133〜135℃であつ九透明なる液に メタノールを加えることによって白色沈澱が得ら札 これをろ集し九 乾燥させ た白色粉末(I[[)は融点111−112℃を示し池方法2及び3で得られた トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼ ン(■”)を温アセトニトリルから再結晶し、融点133〜135℃の白色固体 を得た 方法2及び3において、少量の■も粗精製状態で得られ九■及び■1に ついて元素分析を行った結果、推定構造と一致することがわかっち (表1) トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼ ン■及び■”の赤外スペクトルは表2しこ示すようにニトロフェノキシ(非対称 及び対称な伸縮)、シクロトリフオスファゼン環CP−N−P及びP−N−Cの 伸縮)、芳香族基及びエーテル基の吸収ピークを示す。 ■及び■”の赤外スペクトルは実質的に同一で、赤外スペクトルでは■及び■“ を区別することはでとなかった。■及び■鵞のプロトンNMRはDMSO−dを 用いて測定された。’H−HMRにおける8、20〜8.10ppm  にトロ 基に対してオルト位にある6つのプロトン)での低磯場での2個の二重線のピー ク面積とニトロフェノキシ基のフェノキシ基及びメタ位プロトンのピークをあわ せたピーク面積との比よりフェノールと4−二トロフェノールが3:3で置換し ていることがわかる。質量スペクトルにおいても分子イオンM+ピークがm/z  828  C311H27NllO、、P、(構造と一致している〕のピーク として観測されることからも3:3で置換していることが確認され池第7図はト リス(4,−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼ ン■の質量スペクトルを示すが、lll1e値735.690(基準ピーク)、 614.414.77及び65において主要なフラグメントが観察される。親ピ ークからフェノキシ(93)とニトロフェノキシ(138)のピークが観察され ないことは明らかにトリス/トリス構造であることを支持している。 工程3においてトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス()エノキシ)シクロト リフオスファゼン■及び■”のニトロ基は、40〜50℃で酸化白金触媒の存在 下、水素分子(40psi)によって還元される。ニトロ基の還元はアニリンも しくはDMF溶媒中で行うより、酢酸エチル溶媒中で行った方が少々速かつ池こ の反応は水素分子が吸着されるので発熱反応である。トリス(4−ニトロフェノ キシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼン(L  融点111〜1 12℃)は還元されてトリス(4−7ミノフエノキシ)トリス(フェノキシ)シ クロトリフオスファゼン(■、融点138〜141℃)となった。同様に、トリ ス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼン■ ゛ (融点133〜135℃)はトリス(4−アミノフェノキシ)トリス(フェ ノキシ)シクロトリフオスファゼン■″となっ九 ■草をエーテルと石油エーテ ルの混合溶媒から再結晶して融点107〜108℃の固体を得?、  IVは温 O−ジクロロベンゼンから再結晶することにより、融点149〜153℃の固体 として得られ池 トリスアミン(■”、融点107〜108℃)とトリスアミン(■、融点149 〜153℃)の赤外スペクトルが(表3)に示されており、これらは構造と合致 することがねかっ旭赤外スペクトルはアミノ基とシクロトリフオスファゼン環の 存在を示したが、ニトロ基の伸縮は示さなかった。プロ5冫8な一重線として示 した。アミノプロトン−重線の芳香族プロトン−重線に対するピーク面積比(f 3:27)はアミノ基が3つ存在することを示している。このスペクトルは構造 と合致している。■(融点149〜153℃)の質量スペクトル(第8図)では rn/z 738でM0ビーク〔基準ピーク〕及びIrl1e値654、630 、429、108、75及び74で主要なりラブメントを示すことがらトリス/ トリス構造が確認され池 プロトンがデカップリングされた”P−NMRスペク トルはリン原子の存在を10. 41ppmのA、スピン−重線として示してい ることより、対称構造であることがわかっ旭 ■″ (融点107〜108℃)の示差走査熱量測定において、第4図に示すよ うに108℃において1個の発熱ピークが見られるが、■でははっきりした融解 は観察されなかフ池 このことは■が異性体の混合物であると考えることにより 説明される。シリカゲルプレートを用いた■の薄層クロマトグラフィーはクロロ ホルム(201: 5) :メタノール(42: 5) :酢酸(6.5)の溶 媒系を用いて行っ九 トリス(4−7ミノフエノキシ)トリス(フェノキシ)シ クロトリフオスファゼン■(融点149〜153℃)はRf値が0.24の位置 に主要なスポットと、Rf値が0.37及び0.64に小さいスポットを示し7 ’−、  Nをテトラヒドロフラン−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、融点1 61〜172℃の黄白色結晶を得?.TLCによる分析からこの結晶のRf値は 0.24であることがわかっ池II/の示差走査熱量測定においても162℃で 1個のはっきりした発熱ピークが観察された(Fig. 10)。 質量スペクトルではm/z 738でM0ピークを示した。この研究から、融点 161〜162℃のトリス(4−アミノフェノキシ)トリス(フェノキシ)シク ロトリフオスファゼン■は純粋な異性体であると結論できる。すなわち、2・4 ・e−トリス(4−アミノフェノキシ)−2・4・6−トリス(フェノキシ)シ クロトリフオスファゼンのシス体か2・4・6−トリス(4−7ミノフエノキシ )2・4・e−トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼンのトランス体の どちらかであろう。しかし、クロマトグラフィーにおいて比較的強い吸着を示す こと、高い融点をもつことから、シス構造の方であると考えられる。 トリスアミン■と■″は融点が異なるので、これらの単量体から同じ条件で合成 される重合体は、異なる性質を持つと考えられる。 表1 シクロトリフオスファゼン■及び■”の元素分析試料  融 点   分子式              微分析(%)CHN    P Iff   111−112℃ C.、)!2,N.O..P.    計算値  52.17  3.26  1Q.14  11.23実沖j値 5λ04   3.31  10.16  11141[[”   133−135℃ C. 、l+,、N.O,、P,    計器値 52.17  3.26  10. 14  11.23実測値 51.98  3.35  10.12  10. 98表2 トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼ ン■及び■°の赤外スペクトル 試料 融点       波数(至)−11II    111−112℃           ニトロ基  】523  非対称f111m1348  タ≦ 11力へイ帽 芳香族  1591、1489 シクロトリフオスファゼン 1201  P−N−P  非対称伸縮95I   P−N−C  文41ばトイ帽770  P−N−P  対称伸縮 エーテル  1270 ■″  133−135℃         ニトロ基  1522  非対称 イ憎134B  対称f相宿 芳香族   1591, 1489 シクロトリフオスフアゼン 1200  P−N−P  非対称伸縮I78 947  P−N−C  M力トイ1情寥η「770  P−N−P  タJ1 χiイ憎エーテル  1270 表3 トリス(4−アミノフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフオスファゼ ン■及び■“の赤外スペクトル メ料 融点       波数cm−1■’  107−108℃         アミノ基 3467 伸縮1624変角 芳香族基  1508 シクロトリフオスファゼン 1200 エーテル  1265 ?V   149−153℃        アミノ基 3460 伸縮162 4変角 芳香族  1508 シクロトリフオスファゼン 1200 エーテル  1あ3 寸                 膿ENDO峰−一−−−−−−Δ↑           EXOFIG、7 FIG、8 FIG、10 手続補正書 平成2年2月23日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヘキサクロロシクロトリフォスファゼンまたはトリスクロロトリフェノキシ シクロトリフォスファゼンをフェノール、4−ニトロフェノール、フェノールア ルカリ金属塩または4−ニトロフェノールアルカリ金属塩を有機溶媒中で反応さ せることからなる明瞭な融点をもつトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フ ェノキシ)シクロトリフォスファゼンの製造方法2.反応混合液中にさらに、相 転移剤を含む特許請求の範囲第1項における製造方法。 3.相転移剤がテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドである特許請求の範 囲第2項の製造方法。 4.ヘキサクロロシクロトリフォスファゼンを有機溶媒中フェノールアルカリ金 属塩と反応させ、次いで有機溶媒中4−ニトロフェノールアルカリ金属塩と・i nsituで反応させることからなるトリス(4−ニトロフェノキシ)トリス( フェノキシ)シクロトリフォスファゼンの製造方法。 5.トリスクロロトリフェノキシシクロトリフォスファゼンを有機溶媒中4−ニ トロフェノールアルカリ金属塩と反応させることからなるトリス(4−ニトロフ ェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフォスファゼンの製造方法。 6.トリスクロロトリフェノキシシクロトリフォスファゼンを有機溶媒中4−ニ トロフェノールとアルカリと反応させることからなるトリス(4−ニトロフェノ キシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフォスファゼンの製造方法。 7.トリス(4−ニトロフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフォスフ ァゼンを酢酸エチル溶媒中酸化白金の存在下水素分子で還元することからなるト リス(4−アミノフェノキシ)トリス(フェノキシ)シクロトリフォスファゼン 異性体の製造方法。
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