JPS6033392B2 - 1,2−ベンゾジアゼピン誘導体およびその製造方法 - Google Patents
1,2−ベンゾジアゼピン誘導体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS6033392B2 JPS6033392B2 JP53110593A JP11059378A JPS6033392B2 JP S6033392 B2 JPS6033392 B2 JP S6033392B2 JP 53110593 A JP53110593 A JP 53110593A JP 11059378 A JP11059378 A JP 11059378A JP S6033392 B2 JPS6033392 B2 JP S6033392B2
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- JP
- Japan
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- formula
- benzodiazepine
- producing
- compound
- alkyl group
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(1)
で示される1・2−ペンゾジアゼピン誘導体およびその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
式中R,は水素または低級アルキル基を、R2は低級ア
ルキル基を示す。
ルキル基を示す。
本発明の式(1)で示される化合物は新規な化合物であ
り、中枢神経抑制作用を有し、医薬品またはその中間体
として有用な化合物である。
り、中枢神経抑制作用を有し、医薬品またはその中間体
として有用な化合物である。
本発明の化合物(1)は、式(m)で示される化合物を
アルキル化し、式(0)で示される化合物を製造し、こ
れを酸素ガスの存在下で光照射することにより製造する
ことができる。これを反応式で示せば次のとおりである
。なお、原料物質(m)はN−ィミノキノリン議導体(
W)に光照射することにより製造することができる。
アルキル化し、式(0)で示される化合物を製造し、こ
れを酸素ガスの存在下で光照射することにより製造する
ことができる。これを反応式で示せば次のとおりである
。なお、原料物質(m)はN−ィミノキノリン議導体(
W)に光照射することにより製造することができる。
(特開昭51一7508霧参照)式中R,、R2は上記
と同じ意味を表わす。本発明の化合物を製造するに当っ
ては、上記原料物質(m)を適当な有機溶媒に溶解し、
炭酸アルカリ、ナトリウムハイドライド、nーブチルリ
チウム等の塩基の存在下、ジェチル硫酸、ハロゲン化ア
ルキル等のアルキル化剤と反応させることにより化合物
(ロ)を製造することができる。反応温度は適当な温度
でよいが、nーブチルリチウムを用いた時は氷冷下ない
し一8000で行うのが望ましい。溶液は原料物質を溶
解させるいかなる溶媒をも使用しうるが、nーブチルリ
チウムを用いる時はテトラヒドロフラン、ジェチルェー
テル等の非極‘性溶媒が望ましい。ここで得られた化合
物(ロ)を適当な有機溶媒に溶解し、酸素ガスの存在下
高圧水銀灯またはハロゲンランプで光照射することによ
り1・2−ペンゾジアゼピン誘導体を得ることができる
。
と同じ意味を表わす。本発明の化合物を製造するに当っ
ては、上記原料物質(m)を適当な有機溶媒に溶解し、
炭酸アルカリ、ナトリウムハイドライド、nーブチルリ
チウム等の塩基の存在下、ジェチル硫酸、ハロゲン化ア
ルキル等のアルキル化剤と反応させることにより化合物
(ロ)を製造することができる。反応温度は適当な温度
でよいが、nーブチルリチウムを用いた時は氷冷下ない
し一8000で行うのが望ましい。溶液は原料物質を溶
解させるいかなる溶媒をも使用しうるが、nーブチルリ
チウムを用いる時はテトラヒドロフラン、ジェチルェー
テル等の非極‘性溶媒が望ましい。ここで得られた化合
物(ロ)を適当な有機溶媒に溶解し、酸素ガスの存在下
高圧水銀灯またはハロゲンランプで光照射することによ
り1・2−ペンゾジアゼピン誘導体を得ることができる
。
光照射の際に用いられる溶媒は、化合物(ロ)を溶解さ
せるいかなる溶媒も使用しうるが、塩化メチレン、メタ
ノールが望ましい。光源は通常用いられる高圧水銀灯ま
たはハロゲンランプでよく、その強さは、その時使用さ
れる原料物質の量により適当に選択される。反応終了後
、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される
。
せるいかなる溶媒も使用しうるが、塩化メチレン、メタ
ノールが望ましい。光源は通常用いられる高圧水銀灯ま
たはハロゲンランプでよく、その強さは、その時使用さ
れる原料物質の量により適当に選択される。反応終了後
、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される
。
例えば塩化メチレンを溶媒として反応を行った場合は、
減圧下で溶媒を留去することにより目的化合物を得るこ
とができる。得られた目的化合物は、更に必要に応じて
再結晶、カラムクロマトグラフイーなどに付することに
より純品として得ることができる。次に例をあげて、本
発明を更に具体的に説明する。
減圧下で溶媒を留去することにより目的化合物を得るこ
とができる。得られた目的化合物は、更に必要に応じて
再結晶、カラムクロマトグラフイーなどに付することに
より純品として得ることができる。次に例をあげて、本
発明を更に具体的に説明する。
例1
1−メチル一3−オキソー1・2−ペンゾジアゼピンの
合成IH−1・2ーベンゾジアゼピン5夕を無水テトラ
ヒドロフラン(150泌)に溶かし−65qoで窒素ガ
スを通じながら、1.1倍モル量のnープチルリチウム
のへキサン溶液を燈拝しながら滴下する。
合成IH−1・2ーベンゾジアゼピン5夕を無水テトラ
ヒドロフラン(150泌)に溶かし−65qoで窒素ガ
スを通じながら、1.1倍モル量のnープチルリチウム
のへキサン溶液を燈拝しながら滴下する。
次に同じく1.1倍モルのョウ化メチル(5.4夕)の
テトラヒドロフラン溶液(10w‘)を滴下する。反応
液を室温に1〜2時間放置後、水(50叫)を加えて塩
化メチレンで抽出する。
テトラヒドロフラン溶液(10w‘)を滴下する。反応
液を室温に1〜2時間放置後、水(50叫)を加えて塩
化メチレンで抽出する。
抽出液は、水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られた残留
物をシリカゲルクロマトグラフィーに付す。塩化メチレ
ンーn−へキサン混液港出液を濃縮して1−メチル−I
H−1・2ーベンゾジアゼピンを得る。収量3.59夕
(68%)。m.p.61〜6が○、赤色プリズム晶(
nーヘキサンから)。
物をシリカゲルクロマトグラフィーに付す。塩化メチレ
ンーn−へキサン混液港出液を濃縮して1−メチル−I
H−1・2ーベンゾジアゼピンを得る。収量3.59夕
(68%)。m.p.61〜6が○、赤色プリズム晶(
nーヘキサンから)。
MSm/e:158(M十)。
NMR(CDC13):3,24(祖、s)、6,12
(IH、dd)、6.9〜7.5(組、m)。
(IH、dd)、6.9〜7.5(組、m)。
元素分析値 C,虹,州2
計算値:C、75.92;日、6.37;N、17.7
1実測値:C、75.78:日、6.33:N、17.
60ここで得た1−メチル−IH−1・2−ペンゾジア
ゼピン1.0夕のメタノール(300の‘)溶液に増感
剤としてメチレンブルー(ローズベンガルでも可)(1
00の9)を加え、酸素ガスを通じながら、ハロゲンラ
ンプで、原料のロがなくなるまで光照射する(ロaでは
5時間、obでは4斑時間)。
1実測値:C、75.78:日、6.33:N、17.
60ここで得た1−メチル−IH−1・2−ペンゾジア
ゼピン1.0夕のメタノール(300の‘)溶液に増感
剤としてメチレンブルー(ローズベンガルでも可)(1
00の9)を加え、酸素ガスを通じながら、ハロゲンラ
ンプで、原料のロがなくなるまで光照射する(ロaでは
5時間、obでは4斑時間)。
反応液から溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーに付し、塩化メチレンーアセト
ン鷹液溶出液から1ーメチルー3ーオキソー1・2ーベ
ンゾジアゼピンを得る。収量640の9(60%)。m
.p.170〜1720、無色プリズム晶(酢酸エチル
から)。
ゲルクロマトグラフィーに付し、塩化メチレンーアセト
ン鷹液溶出液から1ーメチルー3ーオキソー1・2ーベ
ンゾジアゼピンを得る。収量640の9(60%)。m
.p.170〜1720、無色プリズム晶(酢酸エチル
から)。
MSm/e:174(M+)。
IR 〃器袋伽‐1:2850(NH)、1660(C
=0)。
=0)。
NMR(CDCl3)6:3,12(粕、s)、6.2
3(IH、dd)、6.99(IH、d)、6.9〜7
.4(4日、m)、8.4(IH、br、NH)。例2 1・5ージメチル−3ーオキソー1・2−ペンゾジァゼ
ピンの合成例1と同機の方法により、1・5−ジメチル
ーIH−1・2−ペンゾジアゼピンおよび1・5−ジメ
チル−3−オキソ−1・2ーベンゾジアゼピンを得た。
3(IH、dd)、6.99(IH、d)、6.9〜7
.4(4日、m)、8.4(IH、br、NH)。例2 1・5ージメチル−3ーオキソー1・2−ペンゾジァゼ
ピンの合成例1と同機の方法により、1・5−ジメチル
ーIH−1・2−ペンゾジアゼピンおよび1・5−ジメ
チル−3−オキソ−1・2ーベンゾジアゼピンを得た。
原料化合物と目的化合物の物性は次のとおりである。1
・5ージメチルーIH−1・2ーベンゾジアゼJピン収
率84%。
・5ージメチルーIH−1・2ーベンゾジアゼJピン収
率84%。
黄色油状物質
MSm/e:172(M十)。
NMR(CDC13)6:2.23(細、s)、3.2
2(班、s)、6.05〜6.18(IH、m)、6.
9〜7.5(瓜、m)。
2(班、s)、6.05〜6.18(IH、m)、6.
9〜7.5(瓜、m)。
元素分析値 C,,日,2N2
計算値:C、76.71:日、7.02;N、16.2
7実測値:C、76.61:日、6.93:N、16.
221・5−ジメチルー3−オキソー1・2ーベンゾジ
アゼ、ン収率65%。
7実測値:C、76.61:日、6.93:N、16.
221・5−ジメチルー3−オキソー1・2ーベンゾジ
アゼ、ン収率65%。
m.p.201〜203℃、無色針状晶(酢酸エチルか
ら)。
ら)。
MSm/e:188(M十)。
IR リ益影肌‐1:2900(NH)、1670(C
=0)。
=0)。
NMR(CDCl3)6:2.25(斑、s)、3.0
9(3日、s)、6.25(IH、s)、7.0〜7.
5(4日、m)、9.0(IH、br、NH)。元素分
析値 C,.日,2N20
9(3日、s)、6.25(IH、s)、7.0〜7.
5(4日、m)、9.0(IH、br、NH)。元素分
析値 C,.日,2N20
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1は水素または低級アルキル基を、R_2は
低級アルキル基を示す)で示される1・2−ベンゾジア
ゼピン誘導体。 2 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1は水素または低級アルキル基を、R_2は
低級アルキル基を示す)で示される1・2−ベンゾジア
ゼピンを酸素ガスの存在下で光照射することを特徴とす
る一般式(I)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1およびR_2は上記と同じ意味を有する)
で示される1・2−ベンゾジアゼピン誘導体の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53110593A JPS6033392B2 (ja) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | 1,2−ベンゾジアゼピン誘導体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53110593A JPS6033392B2 (ja) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | 1,2−ベンゾジアゼピン誘導体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5536456A JPS5536456A (en) | 1980-03-14 |
JPS6033392B2 true JPS6033392B2 (ja) | 1985-08-02 |
Family
ID=14539781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53110593A Expired JPS6033392B2 (ja) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | 1,2−ベンゾジアゼピン誘導体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033392B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6749339B1 (en) | 1999-09-03 | 2004-06-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Hydrodynamic bearing assembly and spindle motor having the same |
WO2001021969A1 (fr) | 1999-09-17 | 2001-03-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Palier a pression dynamique dote de caracteristiques de demarrage ameliorees |
-
1978
- 1978-09-08 JP JP53110593A patent/JPS6033392B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5536456A (en) | 1980-03-14 |
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