JPH0249325Y2 - - Google Patents

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JPH0249325Y2
JPH0249325Y2 JP12821183U JP12821183U JPH0249325Y2 JP H0249325 Y2 JPH0249325 Y2 JP H0249325Y2 JP 12821183 U JP12821183 U JP 12821183U JP 12821183 U JP12821183 U JP 12821183U JP H0249325 Y2 JPH0249325 Y2 JP H0249325Y2
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pin
actuator
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Description

【考案の詳細な説明】 本発明は、電気的な制御によつてロツク行う電
子ロツク装置の改良に関する。
この種の電子ロツク装置は、鞄の蓋等のロツク
装置として従来より使用されているものであり、
機械的なロツク機構と電気的な制御回路とから構
成されている。制御回路は、あらかじめ特定の信
号を記憶しており、外部の入力信号と記憶信号と
の一致を判断し、この結果に基づいてソレノイド
等電磁アクチユエータへの電流を制御する。また
このアクチユエータは、その電流に基づいてピン
の位置を移動させ、これによつて機械的なロツク
機構の主要部すなわちロツク動作部材の運動を係
止または解除するようにしてロツク解除するよう
にしている。
ところで従来のこの種のロツク機構では、ロツ
ク状態が確実に維持できず、また誤動作が起きや
すい状態にある。
まず、この点について従来例を具体的に説明
し、その問題点を明記する。
第1図ないし第3図は、従来のロツク機構1を
示している。このロツク機構1は、主要部として
ロツク動作部材2および回転式のアクチユエータ
3を備えている。このロツク動作部材2は、一端
で2つの舌片6,7を、また他端で爪8を一体的
に形成しており、ほぼ中央部分の軸4によつて回
動自在に支持され、引きスプリング5によつて常
に反時計方向に付勢されている。そして舌片6
は、アクチユエータ3のピン9に対応しており、
また舌片7は、フツク10に形成された長孔11
の内部に入り得る状態にある。また爪8は、ノブ
12に設けられたバー13の切欠き14に対応し
ている。
このロツク機構1がロツク状態に設定される
と、第2図に示すように、舌片7が長孔11の内
部にはまり、被ロツク部材としてのフツク10を
ロツクし鞄の蓋などを開かない状態にしている。
このときピン9は、反時計方向に回動しきつて、
舌片6と対応している。この状態でロツク動作部
材2の舌片6は、アクチユエータ3のピン9と接
触していない。そして爪8がバー13の側面にあ
たることにより、舌片7と長孔11とのはまり合
いを維持している。
そしてロツクの解除は、第3図に示すようにア
クチユエータ3を動作させ、ピン9を時計方向に
回動させ、ピン9を解除位置に設定してから、ノ
ブ12を押すことによつて行われる。バー13が
下降する途中で、爪8が切欠き14の部分を通過
して、反時計方向に回動するため、舌片7は、長
孔11の内部から抜き出る。この状態ではフツク
10は、舌片7によつて係止されていないからロ
ツク解除され、蓋などとともに解放できる状態と
なる。またロツクするにはピン9を解除位置のま
まにして、鞄の蓋などを閉じると、フツク10が
舌片6を押して、ロツク動作部材2が時計方向に
回されることになり、フツク10は長孔11の部
分ではまり合う。この状態でアクチユエータ3が
ロツク状態に設定されると、ピン9は、反時計方
向に回動し、ロツク位置で舌片6と対向し、その
回動を阻止できる状態となる。
上記ロツク機構1では、衝撃によりロツク位置
のピン9が解除位置に移動してしまうため、ロツ
ク状態が確実に維持できなくなる。またロツク動
作部材2の解除とピン9の解除位置との動作が相
互に独立しているため、ピン9の駆動のための別
の連動部材が必要であり、またピン9を解除位置
へ移動させたことを忘れて、そのまま放置してし
まうと、鞄の蓋が持主の意思に反して開いてしま
うことがある。
したがつて本考案の目的は、不安定なロツク状
態をなくし、同時に誤動作を未然に防止できるよ
うな電子ロツク装置を提供することである。
上記目的のもとに、本考案は、アクチユエータ
のピンを直接ロツク動作部材と対応させるととも
に、ノブの動きによつて制御回路を連動状態で作
動させるようにしている。
以下、本考案の構成および作用を第4図ないし
第9図に示す一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
本考案の電子ロツク装置21は、主要部として
ロツク動作部材22、ノブ体23、フツク24、
電子ロツク用回転式のアクチユエータ25および
制御回路26を備えている。ロツク動作部材22
は、短冊状であり、一方の端部で舌片28を形成
し、かつ他方の端部で爪29および係止溝30を
一体的に形成しており、かつ長手方向に摺動可能
な状態で保持され、引きばね27によつて図面上
常に左方向に付勢されている。そして舌片28
は、フツク24に形成された係止孔32の内部に
はまりあえる状態にあり、また係止溝30は、ロ
ツク位置に設定されたアクチユエータ25のピン
33と対応している。そしてノブ体23は、ノブ
34およびバー35によつて構成されている。こ
のバー35は、一方の側面にテーパー部36を形
成しており、先端部分でロツク動作部材22のほ
ぼ中央部分に形成された孔37の内部に臨んでい
る。この孔37の上記テーパー部36と対応する
部分に切り起こし部分によるテーパー面38が形
成されている。
また上記制御回路26は、スイツチ部39と制
御器40により構成されている。制御器40は、
鞄の内部に組み込まれた電池などの電源41およ
びこの電源41が消費されたときに、外部から組
み込まれる電池などの電源42から電力を取り入
れ、スイツチ部39およびキーボード47からの
入力信号に基づいて、アクチユエータ25の回転
を制御し、同時に表示器43を動作させる。この
制御器40は、第5図に示すように記憶部44、
比較部45および制御部46によつて構成されて
いる。記憶部44は、特定の信号を記憶するもの
であり、また比較部45は、入力手段としてのキ
ーボード47から入力された入力信号と上記特定
信号とを比較するものであり、また制御部46
は、スイツチ部39からの信号を受けて動作し、
上記アクチユエータ25の駆動電流の制御を行
う。
つぎに第6図ないし第8図を参照しながら、上
記電子ロツク装置21の作用を説明する。
ロツク状態に設定されているとき、アクチユエ
ータ25は、第6図のようにピン33を反時計方
向に回し、そのピン33を係止溝30の内部つま
り係合位置に位置させている。このとき爪29が
ピン33の自由の動きを拘束しているから、アク
チユエータ25は、外部の衝撃などによつて回動
することもなく、したがつて誤動作しにくい状態
にある。また、この状態でノブ体23が若干下向
きに押されたとしても、アクチユエータ25が作
動しないため、ロツク動作部材22の舌片28は
フツク24の係止孔32から外れない。
つぎに第7図は、ロツク解除の動作を示してい
る。ノブ体23が下向きに押され、バー35のテ
ーパー部36がロツク動作部材22のテーパー面
38を押し、ロツク動作部材22を右方向に移動
させると爪29がピン33の動きの拘束を解除す
る。さらにバー35の先端部分がスイツチ部39
にあたり、それをオンの状態にするため、制御部
46は、そのスイツチ部39から信号を入力とし
てアクチユエータ25に駆動電流を流し、そのピ
ン33を係合位置から離脱位置へと時計方向に回
動させる。
そして第8図は、ロツクが解除された状態を示
している。操作者がノブ体23を離すと、ロツク
動作部材22は、バー35からの力を受けなくな
るため、引きばね27の付勢力によつて図面上左
方向に移動する。これによつて舌片28がフツク
24の係止孔32から抜け出るため、フツク24
のロツクが解除される。したがつて、この状態で
鞄の蓋31などが解放できる状態になる。
ここで上記制御器40の一連の動作を第9図の
フロチヤートを参照しながら説明する。ロツク解
除に際しプログラムが開始Aの状態に設定され
る。この状態でまず操作者がキーボード47を操
作し、あらかじめ記憶部44に記憶されている暗
証番号と同じ番号の入力操作Bを行つた後にノブ
体23の押圧Cの操作をする。そこで比較部45
は、暗証番号の特定信号と入力された信号との比
較をし、一致の判断Dを行う。もし不一致の状態
であるとき、制御部46はその不一致の信号を比
較部45から受けてアクチユエータ25にロツク
電流を流し続けるための制御Eをする。このロツ
ク電流は、ノブ体23が解放すなわち押圧が解除
されるまで流し続けられる。また番号が一致して
いたとき、比較部45から一致に対応する信号を
入力するため、アクチユエータ25にロツクを解
除するための電流を流し、これによつてロツク解
除Fの操作を行う。このロツク解除のための電流
は、アクチユエータ25を駆動し、ピン33を時
計方向に回動移動させ、ピン33を爪29および
係止溝30から外す。このようにして一連の動作
がプログラムの終了Gとなる。
なお、上記実施例は、ロツク動作部材22を引
きばね27によつて一方向に付勢しているが、こ
のロツク部材22は、2つの位置すなわち係合位
置および離脱位置を択一的に取り得るもので、し
かもそれぞれの位置で安定に保持されるものであ
れば、他の形式のものであつてもよい。またアク
チユエータ25は、回転式のものすなわちロータ
リーソレノイドでなく、直線的に動作する通常の
ソレノイド形式のものであつてもよい。またノブ
体23とロツク動作部材22との係合は、実施例
のようにテーパー部36およびテーパー面38に
よつて対応させる形式のもののほか、他の部材を
介して間接的に係合させる形式のものでもよい。
さらにアクチユエータ25の電流と制御回路26
の電源41,42は同一となつているが、別であ
つてもかまわない。なお、制御部46は、ロツク
動作部材22の爪29がピン33から外れると同
時またはすこし時間をおいてアクチユエータ25
に駆動電流を流すが、それらのタイミングは、ノ
ブ体23とスイツチ部39との当接時点を調整す
ることによつて適当に設定できる。
本考案では下記の効果が得られる。
すなわちアクチユエータのピンがロツク状態に
あるとき、ロツク動作部材の係止溝にあつて爪に
よつて係止されているから、衝撃が加えられて
も、ロツク動作部材によるロツクが解除されず、
誤動作の危険性が少なくなる。またノブ体の動き
によつてロツク動作部材の移動とスイツチ部のオ
ン操作とをほとんど同時に行つているから、それ
らの動作の同期が確実であり、また1つの部材の
動きで機械的な状態の解除と電気的な信号の発生
とが確実に行える。またあらかじめ入力された暗
証番号とロツク解除のために入力された番号とが
一致しない場合には、ロツク維持のための電流が
流れ続けるので、アクチユエータのロツク保持力
が無励磁のときに比べてかなり大きくなり、した
がつて衝撃によりピンが解除位置に移動し、ロツ
クが解除されるという誤動作がほとんどなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロツク機構の一部の斜面図、第
2図および第3図は上記ロツク機構の動作を示す
一部の平面図、第4図は本考案の電子ロツク装置
の斜面図、第5図は制御器のブロツク線図、第6
図ないし第8図は電子ロツク装置の動作順序を示
す一部破断側面図、第9図はロツク解除図のフロ
チヤート図である。 21……電子ロツク装置、22……ロツク動作
部材、23……ノブ体、24……フツク、25…
…アクチユエータ、26……制御回路、29……
爪、33……ピン、36……テーパー部、38…
…テーパー面、39……スイツチ部、40……制
御器、41,42……電源、44……記憶部、4
5……比較部、46……制御部、47……入力手
段としてのキーボード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロツク動作部材をロツク位置と解除位置との
    間で移動させ、被ロツク部材のロツクと解除を
    行うようになしたロツク装置において、上記ロ
    ツク位置にあるロツク動作部材に対し係合およ
    び離脱する位置で往復動作をするピンと、この
    ピンを駆動するアクチユエータと、このアクチ
    ユエータを動作させるための電源と、上記ロツ
    ク位置にあるロツク動作部材を上記ピンとの係
    合位置から離脱させる方向に動かすノブ体と、
    このノブ体により動作し上記ロツク動作部材の
    上記離脱と同時に上記ピンを離脱位置に駆動す
    る電流および係合位置に保持する電流のうちい
    ずれか一方の電流を上記アクチユエータに択一
    的に流す制御回路とからなり、上記ロツク動作
    部材は上記ピンとの係合時にピンの移動を阻止
    する構成としたことを特徴とする電子ロツク装
    置。 (2) 上記制御回路を、特定信号が記憶された記憶
    部と、信号入力手段から入力された信号と上記
    特定信号とを比較する比較部と、上記ノブ体に
    より動作するスイツチ部と、このスイツチ部か
    らの信号を受けて動作し上記アクチユエータの
    駆動電流を制御する制御部とで構成し、上記特
    定信号と上記入力信号とが一致したとき、上記
    ピンを離脱位置に駆動する駆動電流、および上
    記両信号が不一致のとき、上記ピンが離脱位置
    に移動しないようにロツクするロツク電流をそ
    れぞれ上記アクチユエータに択一的に流すこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の電子ロツク装置。
JP12821183U 1983-08-18 1983-08-18 電子ロック装置 Granted JPS6035867U (ja)

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JP12821183U JPS6035867U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 電子ロック装置

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JP12821183U JPS6035867U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 電子ロック装置

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Publication Number Publication Date
JPS6035867U JPS6035867U (ja) 1985-03-12
JPH0249325Y2 true JPH0249325Y2 (ja) 1990-12-26

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JP12821183U Granted JPS6035867U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 電子ロック装置

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JPS6035867U (ja) 1985-03-12

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