JPH0249146B2 - Kashokutosoho - Google Patents

Kashokutosoho

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JPH0249146B2
JPH0249146B2 JP278685A JP278685A JPH0249146B2 JP H0249146 B2 JPH0249146 B2 JP H0249146B2 JP 278685 A JP278685 A JP 278685A JP 278685 A JP278685 A JP 278685A JP H0249146 B2 JPH0249146 B2 JP H0249146B2
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JP
Japan
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coating film
mask
ultraviolet
paint
coating
Prior art date
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JP278685A
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Shinji Kato
Junji Kawashima
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、紫外線硬化法による加飾塗装の方
法に関し、紫外線硬化性塗膜上に直接紫外線不透
過性のインキなどからなるマスクを形成すること
により高精度の模様が形成でき、かつ生産性を高
めることができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来の加飾塗装法の1つに、特開昭55−56868
号公報に開示されたものがある。この方法は、基
材上に溶剤可溶型の紫外線硬化性塗料を塗布、乾
燥して塗膜を形成する。ついで、この塗膜上に所
望の模様を有するマスクフイルムを重ね、紫外線
照射し、一部を紫外線硬化させる。つぎに、溶剤
で未硬化部を溶出除去し、模様に対応する凹部を
形成し、この凹部にインキ、塗料などの模様形成
材を埋め、固化せしめたのち、表面全体を平滑に
研削し、仕上げにクリヤー塗装を行うものであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この方法には次のような問題点
があつた。
○イ マスクフイルムが熱に弱く、大出力の紫外線
照射装置によつて短時間に紫外線硬化させよう
とすると、マスクフイルムが熱でよじれてしま
い、模様がくずれてしまう。
○ロ フイルムの代りにガラスや石英ガラスでマス
クを作れば、上記欠点は解消されるものの、ガ
ラス板と塗面とのスキ間の分だけマスクと紫外
線硬化性塗膜とに間隔が生じ、露光時回折等に
よつて像がぼやけ、精度の高い模様を得ること
ができなかつた。また、ガラスを用いるもので
は、紫外線が吸収され、露光時間が長くなり、
石英ガラスでは露光時間の問題はないものの高
価であり、現実性に欠せる。
○ハ よつて、この方法は、露光時間が長くかかつ
て生産性が低くく、しかも高精度の模様を得る
ことが困難であるという問題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、この発明にあつては、紫外線硬化性塗
膜直上に、スクリーン印刷法などによつて紫外線
不透過性のインキ、塗料などからなるマスクを形
成することにより、上記問題点を解決するように
した。
第1図ないし第5図は、この発明の加飾塗装法
の一例を工程順に示したもので、図中符号1は加
飾が施されるべき基材である。この基材1は、木
質材、プラスチツク材、金属材などその材質は任
意であり、その形状も任意で板状に限られず、例
えば円筒状の曲面を有するものでもよい。
この基材1の表面には、まず第1図に示すよう
に溶剤可溶型の紫外線硬化性塗膜2が形成され
る。この塗膜2の形成は、通常の溶剤が揮散して
指圧乾燥する溶剤可溶型の紫外線硬化性塗料を塗
布することによつて行われ、その膜厚は50〜
200μm、好ましくは70〜100μm位が適当である。
上記紫外線硬化性塗料としては、エポキシアクリ
レート系、ウレタンアクリレート系などのプレポ
リマーと、シアクリレート、トリアクリレートな
どの多官能モノマーと、ベンゾフエノン、ベンゾ
キノン、メルカプタンなどの光増感剤とを主成分
として、これにキヤリヤポリマーとしてセルロー
スアセテートブチレート(CAB)などを混合し
たものなどが用いられ、塗料に限らず紫外線硬化
性の感光性樹脂材料も同様に使用できる。
なお、この塗膜2と基材1との間には必要に応
じて1層以上の他の塗膜を装飾性を上げるために
形成することもできる。
次に、第2図に示すように、紫外線硬化性塗膜
2直上にマスク3を形成する。このマスク3は、
溶剤乾燥型で紫外線を透過しない黒色インキなど
のインキ、塗料、樹脂液などをスクリーン印刷な
どの印刷法によつて塗膜2上に直接所望の図柄な
どの模様を印刷して形成される。マスク3の膜厚
は紫外線の透過度合によつて決められ、通常10〜
40μm程度である。上記インキ、塗料、樹脂液な
どは、乾燥後および紫外線照射後も溶剤可溶性で
あることが必要であり、一般の熱可塑性樹脂を主
体とするものが用いられる。
次に、この状態で、紫外線照射(露光)を行
う。これには通常の紫外線源が用いられるが、マ
スク3が塗膜2に比較的よく密着しているので、
熱による変形のおそれがなく、高出力の光源を用
いたり、光源に十分接近させたりすることがで
き、照射時間を5〜30秒程度と短縮することがで
きる。この紫外線照射により、マスク3で覆われ
ない部分の塗膜2は紫外線硬化し、覆われて感光
しない部分はそのまま未硬化状態で残る。
次に、溶剤により紫外線硬化性塗膜2の未硬化
部分をマスク3ともども溶解して洗い流す。これ
によつて第3図に示すように塗膜2にマスク3の
模様に対応した平面形状の凹部4が形成される。
ついで、第4図に示すようにこの凹部4に所望
の色調のインキ、塗料などの模様形成材5をヘラ
などを用いて埋め、乾燥、固化させる。模様形成
材料5は、その乾燥、固化により若干肉痩せする
ので浅い凹部が形成される。このため表面全体を
平滑に研削し、第5図に示すように保護膜を兼ね
る仕上げクリヤ塗膜6を形成すれば、目的とする
加飾塗装が施された装飾材7が得られる。
〔作用〕
このような加飾塗装法によれば、紫外線硬化性
塗膜2直上に薄い印刷膜などからなるマスク3が
密着して形成されるため、紫外線照射時、紫外線
透過部分には紫外線を遮るものがないため、照射
された紫外線が100%硬化に利用され、露光時間
の短縮が図れる。また、マスク3自体が下の塗膜
2に密着しているので、熱変形することがなく、
高出力の紫外線を照射することが可能となり、こ
れによつても露光時間の短縮を図ることができ
る。さらに、マスク3自体の厚みが薄く、かつ塗
膜2に密着しているので、露光時、回折等によつ
て塗膜2に形成される潜像の模様の輪郭が不鮮明
となることがなく、高い精度で模様を形成するこ
とができる。またさらに、マスク3の形成を印刷
によつて行つているので、大量生産が容易である
とともに基材1表面が曲面であつても同様に処理
できる。
〔実施例〕
基材として厚み0.5mmの冷間圧延鋼板を準備し、
これに錆止め処理を行つたのち、表面にエポキシ
樹脂系黒色塗料を塗布し、黒色塗膜を作つた。こ
の塗膜表面をサンドブラストして艷消し表面とし
た。
つぎに、セルロースアセテートブチレート70重
量部、紫外線硬化性オリゴマー(エポキシアクリ
レート系)30重量部、光増感剤(ベンゾインイソ
ブチルエーテル)4重量部にラツカーシンナーを
加え、粘度;フオードカツプ#40で15秒としたの
ち、上記黒色艷消し塗膜上に塗布、乾燥し、
70μmの紫外線硬化性塗膜を形成した。
この塗膜上に、スクリーン印刷法にてポリエス
テル系黒色インキにて図柄を印刷し、乾燥した。
このものを紫外線照射装置(出力80W/cm×4
灯、コンベアスピード2m/分)にて紫外線照射
した。全照射時間は10〜15秒であつた。
次にラツカーシンナーでマスクと未硬化部分を
溶出除去し、形成された凹部にエポキシ系金色イ
ンキをヘラを使つて埋め込み、固化させた。最後
に表面全体を#500の研磨紙で研削し、ウレタン
系クリヤ塗料を塗布して仕上げた。
得られた装飾鋼板の加飾面は、黒色艷消面上に
金色の図柄が浮き上つて形成され、かつ図柄は元
の図柄とその精緻さでほとんど差が認められない
美麗なものであつた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の加飾塗装法
は、基材上の紫外線硬化性塗膜に直接印刷等によ
つてマスクを形成するものであるので、紫外線照
射時間が短縮され、生産性が向上する。また、マ
スクの厚さがうすく、照射による熱変形もないの
で、高精度の模様を形成することができる。さら
に、マスクを印刷等によつて形成するため、大量
生産にもあるいは多品種生産にも好適であり、曲
面を有する基材上にも適用しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、この発明の加飾塗装法
の一例を工程程に示す断面図である。 1……基材、2……紫外線硬化性塗膜、3……
マスク、4……凹部、5……模様形成材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材上に紫外線硬化性樹脂を塗布し、この塗
    膜上に直接溶剤可溶型で紫外線不透過性のイン
    キ、塗料などからなるマスクを形成し、ついで紫
    外線照射して塗膜の一部を硬化させたのち未硬化
    部分を溶解除去し、この溶解除去によつて形成さ
    れた塗膜の凹部に模様形成材を充填することを特
    徴とする加飾塗装法。
JP278685A 1985-01-11 1985-01-11 Kashokutosoho Expired - Lifetime JPH0249146B2 (ja)

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JP278685A JPH0249146B2 (ja) 1985-01-11 1985-01-11 Kashokutosoho

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JP278685A JPH0249146B2 (ja) 1985-01-11 1985-01-11 Kashokutosoho

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JPS61161180A JPS61161180A (ja) 1986-07-21
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JPH03217276A (ja) * 1988-11-08 1991-09-25 Dainippon Toryo Co Ltd 木質基材の模様形成方法

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JPS61161180A (ja) 1986-07-21

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