JPH0375360B2 - - Google Patents

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JPH0375360B2
JPH0375360B2 JP59101420A JP10142084A JPH0375360B2 JP H0375360 B2 JPH0375360 B2 JP H0375360B2 JP 59101420 A JP59101420 A JP 59101420A JP 10142084 A JP10142084 A JP 10142084A JP H0375360 B2 JPH0375360 B2 JP H0375360B2
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film
resin
printed
ink
ultraviolet rays
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JP59101420A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷と凹凸部が同調された化粧材を
印刷の精度と同調の精度を非常に高くして、しか
も生産能率が良く極めて容易に製造する事を可能
にした製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、図柄をあらかじめ、紙、板等の基材に印
刷し、基材上の図柄に同調させた図柄を凹凸部成
形用の柄として形成するため、基材の上面に紫外
線硬化樹脂(以下UV樹脂と言う)をコーテイン
グした後、紫外線を遮蔽する性能を有する、イン
キその他の紫外線遮断物質で、遮蔽層を設け、基
材上の図柄に正確に覆せ、紫外線を照射してUV
樹脂の硬化部分と未硬化部分を作り、未硬化部分
をフイルムと共に除去し、更に紫外線を照射して
残つた未硬化部分を硬化させて化粧材を製造す
る、いわゆるケミカルエンボス法がある。この様
な方法では基材の図柄に正確に凹凸成形用の柄を
位置合せした後重ね合せねばならず、複雑な図柄
に於ては正確な位置合せは不可能であり、又生産
性も極めて悪い。例えばこれらの方法の工程数を
みても、(イ)基材への柄付け、(ロ)UV樹脂の塗布、
(ハ)凹凸部形成用フイルムの重ね合せ、(ニ)紫外線照
射、(ホ)フイルムの剥離、(ヘ)紫外線照射、となり、
6工程を最小限必要とする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記の点に鑑みて、複雑な図柄であつ
ても正確に凹凸形成位置が決められた位置合わせ
の正しい同調凹凸部を有する印刷化粧材を得ると
共に、凹凸形成用フイルムの位置ぎめのわずらわ
しさをなくし、しかも正確に柄に合せた位置ぎめ
を能率良く行なわんとするものである。
〔問題を解決する手段〕
下地となる基材の表面に塗布したUV樹脂の表
面に、紫外線を容易に透過し得るインキで柄を印
刷すると共に、残余の適所に紫外線を遮蔽する作
用のあるインキで印刷し施し、紫外線を照射する
ことによつて紫外線を容易に透過し得るインキで
印刷された部分のUV樹脂を硬化し、紫外線を遮
蔽する作用のあるインキで印刷を施した部分の
UV樹脂は硬化せずに取り去り、その後該部に紫
外線を照射することにより該部も硬化させ、柄と
凹凸とを一致させるようにしている。
〔作用〕
本発明による製造法によれば、合成樹脂製フイ
ルム(例えば200μ厚みのポリエステルフイルム)
上に紫外線を容易に透過させ得るインキ等で印刷
された部分と紫外線を適宜遮蔽する性能を有する
インキ等で印刷された部分を同調させた状況下で
印刷された転写印刷用合成樹脂製フイルムを、下
地着色した基材上にUV樹脂を塗布した後、UV
樹脂層と印刷面が接する様に覆いかぶせ、ローラ
ー等で展圧して脱泡した後、該フイルムを貫通す
る様に360Nmを主波長とする紫外線を照射する。
紫外線を遮蔽する性質のインキ等にて印刷された
部分に接するUV樹脂層の部分を除いて、硬化が
進行し、併行して転写印刷が完了する。硬化が進
行されない部分は転写印刷は為されず、該フイル
ムをUV樹脂層から剥離する際に未硬化のUV樹
脂は適宜、該フイルムに付着して除去される。該
フイルムに付着して除去された部分は凹部となつ
て残り、既に硬化した部分は凸部となり、再度紫
外線を照射させることにより、未硬化の残存部を
硬化させる。斯様にして凹部は硬化し凸部と同等
の硬度にて形成される。
上記の未硬化の部分のUV樹脂はフイルムに付
着して除去4るが、他に、ブラツシングにより取
り去る方法もあり、これらを併様して或いは単独
で行なつても良い。
これらの手段に用いられる合成樹脂製転写用フ
イルムは、その印刷段階では、多色刷りの可能な
印刷機を用いて、容易に紫外線を透過する性質の
インキと適宜遮蔽する性質のインキ等を個別に用
いて印刷することにり、容易に同調した凹凸部成
形に供する合成樹脂製転写フイルムを製造する事
が可能である。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について述べる。
第2図において、厚さ200μのポリエステルフ
イルム1に容易に紫外線を透過し得る性質のイン
キ大日精化株式会社製 品番UV−REXイエロ
ー、UV−REXレツド、UV−REXブルー)にて
印刷された部分3と紫外線を遮蔽する性質のイン
キ大日精化株式会社製 品番UV−REXブラツ
ク、UV−REXホワイト)にて印刷された部分2
を設けた構造からなる合成樹脂製の転写フイルム
を用意する。紫外線を遮蔽する性質を有するイン
クは、後述する合成樹脂転写フイルムの紫外線硬
化型アクリル樹脂層からの剥離時に、合成樹脂転
写フイルムに付着して同時に剥離される性質を有
するものとする。この場合、紫外線に対して異な
つた性質をもつインキにて印刷された部分はそれ
ぞれポリエステルフイルム1の片面に設けなけれ
ばならない。次に5m/m厚のフレキシブルボー
ド4の表面に、、アクリルポリオール100部、ポリ
イソシアネート10部、ウレタンシンナー20部から
なる白色アクリルウレタンエナメルを110g/m2
の割合で塗布し乾燥させて、白色アクリルウレタ
ンエナメル層5を設ける。更にその上面に、110
g/m2の割合で一様に塗布されて成る、紫外線硬
化型アクル樹脂層6を設ける。この樹脂層の表面
に第2図又は第3図に示した、合成樹脂製転写印
刷用フイルムを第4図に示す如く覆せて、ローラ
ー等で展圧して紫外線硬化型樹脂層中の気泡等を
脱気して360Nmを主波長する紫外線を照射して
第3図中紫外線を容易に透過し得るインキ層部3
に密着するUV樹脂6の硬化を図ると共に同部分
の転写印刷を完了させる。上記紫外線照射に使用
するランプは、東芝株式会社製 HC 110186
DMF型の棒状のランプで、ランプ発光長1400mm、
出力80w/cm、総出力11kwのものを、移動する
被照射物の移動方向に直交して4本並列し、ラン
プ1本の有効照射長さ250mm、全有効照射長さ
1000mmとしている。そして、被照射物とランプと
の距離が120mmの状態で、コンベア速度を6〜4
m/分に保ち、被照射物への紫外線照射時間を10
〜15秒に保つている。このときの紫外線の照射時
間は、転写印刷が完了する程度にしておき、フイ
ルムを除去した後、前記第1回の照射と同装置で
10秒程度紫外線を照射してUV硬化樹脂を完全に
硬化させる事も可能である。
次に第4図に於ける転写印刷用フイルム1を除
去するが、第1図に示す如く、紫外線を遮蔽する
性質を有するインキにて印刷された部分2に密着
しているUV樹脂部分は硬化する事なくフイルム
に付着して除去され、凹部7を形成する。このと
き凹部には未硬化状態のUV樹脂が残存するの
で、これに80W/cmの紫外線を照射して凹部を完
全に硬化させて同調した凹凸部を有する化粧材を
得る。
〔発明の効果〕
本発明方法によつて得られる化粧材は、図柄の
印刷面が凸部となり、同時に凹部が形成されるの
で、従来の方法に於ける凹凸部形成用のフイルム
の位置合せ工程は不要となり、同調させる為の労
力は必要とせず、且つ正確な同調が行なえるもの
である。
本発明の実施例として図柄にトラバーチンとし
て呼称される石模様を用い、自然石のもついわゆ
る虫くい部に相当する凹部を再現してきわめて自
然な化粧材が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法による化粧材の断面図、第
2図は本発明に用いる転写印刷用フイルムの断面
図、第3図は転写途中の断面図である。 1……ポリエステルフイルム、2……紫外線を
遮蔽するインキで印刷された部分、3……紫外線
を透過するインキで印刷された部分、4……基
材、5……アクリルウレタンエナメル層、6……
UV樹脂層、7……凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下地となる基材の表面に、紫外線硬化型樹脂
    を塗布し、紫外線を容易に透過しうるインキにて
    印刷された部分と合成樹脂転写フイルムの紫外線
    硬化型アクリル樹脂層からの剥離時に、合成樹脂
    転写フイルムに付着して同時に剥離される紫外線
    を適宜遮蔽する様に作用するインキにて印刷され
    た部分を有する転写印刷用合成樹脂製フイルムを
    用いて、紫外線遮蔽インクの印刷面側が紫外線硬
    化型樹脂と接する様にして覆いかぶせた後、該フ
    イルムを通過して、紫外線を該樹脂層に照射する
    ことにより、該樹脂層に適宜、硬化した部分と未
    硬化の部分を生ぜしめ、転写を行ない、転写を完
    了した合成樹脂フイルムを、該樹脂層から剥離さ
    せる際に、未硬化部分を紫外線遮蔽インキと共に
    合成樹脂製フイルムに付着させ、未硬化の部分を
    該樹脂層から除去した後、再度紫外線を照射する
    事により基材上にのこされた未硬化の紫外線硬化
    型樹脂を硬化させることにより、転写印刷部分と
    同調した凹部を形成する化粧材の製造方法。
JP10142084A 1984-05-19 1984-05-19 転写印刷部分と同調した凹凸部を有する印刷化粧材及びその製造方法 Granted JPS6157400A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10142084A JPS6157400A (ja) 1984-05-19 1984-05-19 転写印刷部分と同調した凹凸部を有する印刷化粧材及びその製造方法

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JP10142084A JPS6157400A (ja) 1984-05-19 1984-05-19 転写印刷部分と同調した凹凸部を有する印刷化粧材及びその製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS6157400A JPS6157400A (ja) 1986-03-24
JPH0375360B2 true JPH0375360B2 (ja) 1991-11-29

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JP10142084A Granted JPS6157400A (ja) 1984-05-19 1984-05-19 転写印刷部分と同調した凹凸部を有する印刷化粧材及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114013A1 (ja) 2006-03-31 2007-10-11 Suntory Limited リグナン類化合物含有組成物
WO2008044550A1 (fr) 2006-10-04 2008-04-17 Suntory Limited Émulsion de type huile/eau/huile contenant un composé de lignane, et composition la contenant

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JPS5130805A (ja) * 1974-09-10 1976-03-16 Shinei Kk

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