JPH0248584Y2 - - Google Patents

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JPH0248584Y2
JPH0248584Y2 JP13223086U JP13223086U JPH0248584Y2 JP H0248584 Y2 JPH0248584 Y2 JP H0248584Y2 JP 13223086 U JP13223086 U JP 13223086U JP 13223086 U JP13223086 U JP 13223086U JP H0248584 Y2 JPH0248584 Y2 JP H0248584Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は天井点検口、詳しくはその枠見付けを
小さくするためのヒンジ部の構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、天井点検口は、略逆T字形断面の型材を
矩形に枠組みした外枠と、同様に略L字形断面の
型材を矩形に枠組みした内枠に天井材を組み込
み、前記外枠に嵌入した内蓋とからなつている。
そして、第7図に示すように外枠1と内枠2との
間に、軸部3を備えた第1ヒンジ部材4と、該第
1ヒンジ部材4の軸部3が嵌合する嵌合部5を備
えた第2ヒンジ部材6と、からなるヒンジ7をビ
ス止めにより装着して、内枠2を外枠1に回動自
在に取り付けたものである。
この天井点検口において、ヒンジ7の嵌合部5
の半径をr、嵌合部5の外表面から外枠1のフラ
ンジ下面及び端面までの距離をそれぞれt,A、
外枠1のフランジ端面と内枠2の間の間隔をmと
すると、 A+m≧√2+(+)2 が成立しなければ、内枠2が外枠1のフランジ端
面に接触して回転しない。従つて、寸法(A+
m)はヒンジ7による内枠2の回転を可能にする
ため、所定寸法に保たれている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、天井点検口は天井裏の配管,機器の
点検,整備に欠かせないものであるが、外枠1及
び内枠2のフランジ面が床上から明瞭に視認され
るものであるから、意匠的に異和感を感じさせ、
見苦しいものとなつている。従つて、外枠1及び
内枠2のフランジ寸法が小さく、床上からの視認
性(以下、枠見付けという。)が低い程、意匠的
に好まれる。
一般に、外枠1のフランジの外側及び内枠2の
フランジは天井板を支える強度部材となつてお
り、これらのフランジ寸法を小さくすることは限
度がある。このため、枠見付けを小さくするに
は、外枠1と内枠2の間の間隔(すなわち、第7
図においては、r+A+m)を小さくする必要が
ある。
しかしながら、前記従来の天井点検口において
は、外枠1と内枠2の間の間隔は、前記の通り、
ヒンジ7の回転上、寸法(A+m)が制約されて
いるうえ、ヒンジ7の軸支部分が大きく(すなわ
ち、軸部3の径+嵌合部5の肉厚×2)、結果的
に枠見付けが大きくなつており、見苦しいという
問題があつた。
一方、従来の天井点検口のヒンジ7は、前記の
通り、第1ヒンジ部材4と第2ヒンジ部材6の2
部材からなり、それぞれ外枠1及び内枠2に固定
しなければならないものであつて、部品点数が多
いうえ、加工,組立工数がかかる等の問題点を有
していた。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもの
で、ヒンジ構造を改良することにより、枠見付け
が小さいうえ、ヒンジの部品点数が少なく、加工
組立容易な天井点検口を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本考案は、内枠に
天井板を装着した内蓋を外枠にヒンジを介して回
動自在に取り付けた天井点検口において、内枠外
方に「状に突設して先端に軸部を設けたヒンジ部
材と、外枠の下フランジ内側に設けて前記ヒンジ
部材の軸部が上方から回動自在に係合する凹部と
からヒンジを形成するとともに、外枠内方に、前
記ヒンジ部材の角部が閉鎖時において近接する第
1突起部と、ヒンジに直交する外枠の内方に、前
記ヒンジ部材の端面に形成した切欠部が開放時に
おいて近接する第2突起部とを設けたものであ
る。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は、本考案に係る天井点検口の断面図を
示し、外枠11は、略逆T字形断面の型材を矩形
に枠組みしたもので、天井板12の開口部13に
挿入し、外枠11に設けた溝部14に着脱自在に
係合する鍵形の吊り金具15の先端に螺合した取
付ボルト16を天井補強材17に係止し、外枠1
1のフランジ18が天井板12の開口部13の縁
に当接するまで前記取付ボルト16を締め込むこ
とにより取り付けられている。
また、内枠19は、略L字形断面の型材をその
フランジ20を内側にして矩形に枠組みしたもの
で、点検口用の天井板12及び捨張(例えば、石
膏ボード)21を内側に組み込み、枠の角部に係
合する押え金具22に螺合した押えボルト23に
より、天井板12をフランジ20に押え込んで固
定することにより、内蓋12aが形成されてい
る。
そして、第2図に示すように、内枠19の一辺
部材19aには、その外側長手方向に形成したC
形溝24に、略「状断面の型材からなるヒンジ部
材25が、その先端を下向きにして挿入されてい
る。このヒンジ部材25の下端には、軸部26が
形成されている。また、ヒンジ部材25が設けら
れた内枠19の一辺部材19aと対向する外枠1
1の一辺部材11aのフランジ18の内側に、前
記ヒンジ部材25の軸部26が上方から回動自在
に係合する半円断面の溝状の凹部27が形成され
ている。そして、前記ヒンジ部材25の軸部26
と凹部27とが係合してヒンジを構成する。
また、この外枠11の一辺部材11aの内方に
は、第2図に示すように、天井点検口の閉鎖状態
においてヒンジ部材25の角部28が近接する第
1突起部29が設けられている。さらに、第3図
に示すように、外枠11の一辺部材11aと直交
する辺部材11bの内方に、切り起こしによつて
第2突起部30が設けられ、天井点検口の開閉時
において、ヒンジ部材25の両端に設けた切欠部
31(第4図参照)が近接するようになつてい
る。
一方、ヒンジ部材25が設けられた内枠19の
一辺部材19aと対向する辺部材19bには、第
1図に示すように、天井下から操作可能な掛け金
具32が設けられている。この掛け金具32は、
天井点検口の閉鎖位置において外枠11に係脱自
在になつている。
以上の構成からなる天井点検口のヒンジの動作
を第2図,第3図に従つて説明する。
天井点検口の閉鎖時において、内枠19は、ヒ
ンジ部材25の軸部26および掛け金具32を介
して外枠11により支持される。従つて、掛け金
具32の係合を解除すると、ヒンジ部材25の軸
部26が外枠11の凹部27に自重により係合し
て枢支されるため、内枠19はヒンジ部材25の
軸部26を中心に回動する。
そして、天井点検口が第3図に示すように、略
90゜開いても、ヒンジ部材25の軸部26と外枠
11の凹部27が係合状態にあるとともに、内枠
19の下端が外枠11のフランジ18に下方から
当接するため、脱落することはない。
このように、内枠19のヒンジ部材25の軸部
26と外枠11の凹部27とが係合して形成され
るヒンジは、内枠19の自重によつてその係合状
態が保たれるため、上方への外力が加われば容易
に係合状態が解除されることになる。しかし、閉
鎖状態においては、第2図に示すように、ヒンジ
部材25の角部28が外枠11の第1突起部29
に近接しているため、上方への外力が加わつて
も、内枠19は上へ抜けることはない。
また、天井点検口が第5図に示すように半ば開
いて、ヒンジ部材25の切欠部31が外枠11の
第2突起部30に近接するようになると、図中矢
印P方向に外力が加わつても、切欠部31が第2
突起部30に当接するため、内枠19は脱落する
ことはない。
従つて、第5図中2点鎖線で示すように、第1
突起部29と第2突起部30との中間位置、すな
わちヒンジ部材25の角部28が第1突起部29
と当接せず、かつ、切欠部31が第2突起部30
と当接しない位置において、図中矢印Q方向に外
力を加えることにより、内枠19を取り外すこと
が可能である。
次に、本考案に係る天井点検口の枠見付けにつ
いて検討すると、従来のようにヒンジの軸部が嵌
合する嵌合部が無いため、本考案に係るヒンジの
枢支部の大きさは、軸部26の径のみによつて決
定される。従つて、外枠11のフランジ18の内
側寸法B(第2図参照)は、軸部26が係合する
のに必要な最小限の寸法でよく、従来の寸法(r
+A)(第7図参照)に比較して小さくできる結
果、枠見付けが小さくなる。
第6図は、本考案の他の実施例を示し、内枠3
3は、前記第1図に示す実施例の内枠17のフラ
ンジ20を削除したものであり、また天井板12
及び捨張21の取付方法と、掛け金具34の構造
以外は、前記実施例と実質的に同一であり、対応
する部分には同一番号を附して説明を省略する。
天井板12及び捨張21は、内枠33の上部に
ボルト,ナツト35,36により固定したL字形
の取付材37に固着される。また、掛け金具34
は、天井板12及び捨張21を貫通して取り付け
られている。
本実施例では、内枠33の下端にフランジが無
いため枠見付けが格段に小さくなつている。反
面、天井板12の切断、取り付けに高精度が要求
される。
なお、以上の実施例では、ヒンジ部材25を内
枠19、33に設けたC形溝24に装着するもの
としたが、内枠19、33に一体に形成したもの
であつてもよい。また、ヒンジ部材25は内枠1
9の一辺部材19aの全長にわたつて設ける必要
はなく、少なくとも両側2ケ所に設けるようにし
てもよい。さらに、第1係合突起29及び第2係
合突起30は、前記実施例のように、一体成形又
は切り起こし以外に、ビス止め等によつて設ける
ことも可能である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、内枠外方に「状に突設して先端に軸部を設け
たヒンジ部材と、外枠の下フランジ内側に設けて
前記ヒンジ部材の軸部が上方から回動自在に係合
する凹部とからヒンジを形成したものであるか
ら、ヒンジの枢支部が小さくなり、外枠のフラン
ジ内側寸法を小さくできる結果、枠見付けが小さ
くなる。
また、ヒンジの部品点数が少ないうえ、内枠の
自重によりヒンジ部材の先端と凹部とが係合する
ため、枢支部の精度はさほど要求されず、アルミ
押出成形型材のみの構成することが可能であり、
加工工数が減少するうえ、外枠へのヒンジ取付も
ヒンジ部材を凹部に掛止させるだけでよく、取付
工数が大幅に低減する。
さらに、外枠内方に、前記ヒンジ部材の角部が
閉鎖時において近接する第1突起部と、ヒンジに
直交する外枠の内方に、前記ヒンジ部材の端面に
形成した切欠部が開放時におて近接する第2突起
部とを設けたものであるから、所定の開度位置に
おいて斜め上方に外力を加えない限り、ヒンジの
係合が解除されて内枠が脱落するようなことはな
い等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天井点検口の断面図、第
2図は第1図の天井点検口の閉鎖状態の部分拡大
図、第3図は第1図の天井点検口の開放状態の部
分拡大図、第4図は第1図の天井点検口の開放状
態の部分斜視図、第5図は第1図の天井点検口の
開閉途中の状態を示す部分拡大図、第6図は本考
案の第2実施例に係る天井点検口の断面図、第7
図は従来の天井点検口のヒンジ部を示す部分拡大
断面図である。 11……外枠、12……天井板、12a……内
蓋、18……フランジ、19……内枠、25……
ヒンジ部材、26……軸部、27……凹部、28
……角部、29……第1突起部、30……第2突
起部、31……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内枠に天井板を装着した内蓋を外枠にヒンジを
    介して回動自在に取り付けた天井点検口におい
    て、内枠外方に状に突設して先端に軸部を設け
    たヒンジ部材と、外枠の下フランジ内側に設けて
    前記ヒンジ部材の軸部が上方から回動自在に係合
    する凹部とからヒンジを形成するとともに、外枠
    内方に、前記ヒンジ部材の角部が閉鎖時において
    近接する第1突起部と、ヒンジに直交する外枠の
    内方に、前記ヒンジ部材の端面に形成した切欠部
    が開放時において近接する第2突起部とを設けた
    ことを特徴とする天井点検口。
JP13223086U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0248584Y2 (ja)

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