JP3254597B2 - サッシ - Google Patents

サッシ

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JP3254597B2
JP3254597B2 JP03250395A JP3250395A JP3254597B2 JP 3254597 B2 JP3254597 B2 JP 3254597B2 JP 03250395 A JP03250395 A JP 03250395A JP 3250395 A JP3250395 A JP 3250395A JP 3254597 B2 JP3254597 B2 JP 3254597B2
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郁夫 飯田
一幸 後藤
秀之 越後
泰幸 越後
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株式会社飯田建築設計事務所
三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート建造物等
の建物躯体に形成される窓・出入口等の開口部に取付け
るサッシに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建造物等の建物躯体におい
て、その開口部に窓枠等のためのサッシを設けることは
周知の技術である。
【0003】例えば、特開平3−137388号公報に
は、図4に示されるように、外壁パネル1の室内面に取
付枠2を設け、この取付枠2の突出片2aにビス3によ
り上横枠4を取付けた上、この上横枠4に形成した係止
部4aに窓枠5を取付たものが示されている。
【0004】しかしながら、このような技術は、サッシ
を形成する各部材を順次連結して構成していることか
ら、中間部材である上横枠4に大きな負担がかかるとい
う構造力学上の問題がある。特に地震、強風等による外
力が躯体或いは窓枠5を介して上横枠4にかかった場合
には、上横枠4が破損して窓枠5が外れてしまう恐れが
ある。
【0005】このような事態を避けるためは、万一の場
合に於ける安全上の観点から、上横枠4を十分に強度的
に大きく設計しなければならないという問題がある。
【0006】また、実開昭58ー161085号公報に
は、図5に示されるように、改装用アルミサッシとし
て、躯体6側の既存のアンカーピース7に、補助ピース
8を取付け、この補助ピース8にサッシ枠9、額縁1
0、水切11を取付ける技術が示されている。
【0007】しかしながら、この技術は、改装用のもの
であることから、窓枠、額縁等のすべての部材を補助ピ
ース8に取付けており、この補助ピース8に外力の負担
が集中することからこれを十分に強度的に大きく設計す
る必要がある。
【0008】更に、特開平4ー108973号公報に
は、図6に示されるように、躯体6側の固定枠体12に
皿ビス13により左右の枠体14を直接取付ける技術が
示されている。
【0009】しかしながら、この技術は単に窓枠である
枠体14のみを取付けるものであり、窓枠以外の部分の
左右における固定枠体12への取付手段については未解
決のままである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のこの
問題点の解決を課題とするものであり、コンクリート躯
体等に取り付けられるサッシ枠、額縁等の取付物を力学
的にバランスよく支持させると共に、構造が簡単で製造
単価が低く、且つ取付現場における作業性の良いサッシ
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を達
成する手段として、サッシ枠と捨枠の間に補助材を設
け、補助材には、サッシ枠の基板部に当接する変形防止
部と、額縁を取付ける額縁取付部と、サッシ枠縁部に係
合する枠係合部とを設け、変形防止部は突起からなり、
突起間に固着具を挿通してサッシ枠を捨枠に直接取付
け、且つ、枠係合部を凹部として形成し、その開口方向
を補助材の中心線に対して外向きに形成したものであ
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明に係るサッシによれば、
サッシ枠を変形防止部により支持させた状態で捨枠にビ
ス等の固着具で直接に取付けるように構成したことによ
り、サッシ枠を強固に支持する。
【0015】しかも、サッシ枠と捨枠間に補助材を設
け、補助材にはサッシ枠の枠係合部を設けたことによ
り、サッシ枠の変形を防止すると共にサッシ枠と補助材
との相互支持関係を強固にする。
【0016】更に、サッシ枠と別体である補助材に、変
形防止部及び額縁取付部を形成したことにより、サッシ
枠と補助材とに別々に加わる荷重、或いは、それぞれ要
求される形状や素材に対して選択的対応を可能とする。
【0017】更に、上記作用に加えて、変形防止部が突
起で形成され、突起近傍に固着具を挿通させる孔を穿設
させたから、固着具の強い締付けでもサッシ枠が変形す
ることはない。
【0018】
【0019】更に、上記作用に加えて、補助材によるサ
ッシ枠縁部の支持が多面的であり、サッシ枠又は補助材
にどのような方向からの外力が作用してもサッシ枠と補
助材との係合が外れることがない。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。図2、図3は、コンクリート建造物における躯
体15の開口部15aに本発明に係るサッシの補助材1
6を用いてサッシ枠17を取付けた状態を示している。
【0021】躯体15の外壁等に形成された方形状の開
口部15aには窓やドアを設けるために、サッシ枠17
が取り付けられる。このサッシ枠17を取り付けるた
め、躯体15内の開口部15aの上下左右の内周面に沿
って、捨枠18が設けられている。
【0022】これら捨枠18は、例えばABS樹脂を素
材とする合成樹脂を発泡させて成形させたもの、又は押
出成形を用いて形成させたもの、或いは木やアルミ等が
用いられ、コンクリートの躯体15に埋設されると共
に、埋設状態において、その内周面が窓の開口部15a
を囲むように躯体15の表面に露出して配置されてい
る。
【0023】捨枠18には、サッシ枠17がそれぞれス
ペーサ19及び補助材16と共に固着具であるビス20
により固定される。尚、サッシ枠17下部の捨枠18へ
の取付は、雨水に晒されることが多いことから、直接的
には固定されておらず補助部材22を介して固定され
る。
【0024】そのため、図1に示されるようにサッシ枠
17を躯体15側の捨枠18にビス20で直接取付ける
ように構成し、サッシ枠17と捨枠18間に配置する補
助材16を介在させて設ける。
【0025】サッシ枠17は、全体として開口部15a
に沿った四方形状に形成されるが、その断形状は図1に
示されるように、その基板部17aには開口部15a中
央側はレールが形成され、その両端部には、サッシ枠縁
部17b,17bが形成されている。また、捨枠18に
ビス20により直接固定するためのビス孔も穿設され
る。
【0026】補助材16には、サッシ枠17の基板部1
7aの躯体側の面に当接してサッシ枠17を支持する2
条の突起で形成された変形防止部16aを設ける。この
突起間にビス20を挿通させるビス孔が穿設される。ま
た、補助材16には額縁21を取付する額縁取付部16
bを設ける。
【0027】更に、補助材16には、サッシ枠17の両
端部の縁部17bに係合する枠係合部16c、16cが
形成される。枠係合部16c、16cは断面略L字に形
成されると共に、結果として形成される凹部開口の方向
が補助材16の中心線mに対して外向きに形成されてい
る。この凹部にはサッシ枠17の両端の凸状の縁部17
bが係合される。
【0028】更に、補助材16には後述のスペーサ19
に当接する当接面16dを形成する。スペーサ19は、
補助材16と捨枠18との間に設けられる。スペーサ1
9の厚みは適宜選択される。補助材16の室内側は延設
され、額縁21が設けられる。サッシ枠17はその基板
部17aの中央部近傍に設けられたビス孔、及び補助材
16を通してビス20により捨枠18に固着される。
【0029】補助材16は、前もってサッシ枠17に係
合させた上で、サッシ枠17と共に捨枠18に取り付け
られる。なお、図面で示すように 本実施例はこの構成
によりサッシ枠17が直接的に捨枠18にビス止めされ
ていることからその取付が極めて強固であり、地震等の
外力に対しても外れることがない。
【0030】また、特に、固着具を構成するビス20の
近傍で補助材16の変形防止部16aを構成する突起が
サッシ枠17の基板部17aを支え、しかも、補助材1
6の枠係合部16cがサッシ枠17の縁部17bを係合
せていることから、サッシ枠17は強固に直接捨枠に固
着されるにもかかわらず、固着に伴う変形は発生しな
い。
【0031】また、サッシ枠17と別体である補助材1
6には額縁21を取付けているが、この取付に伴う補助
材16の形状の経年変化があってもサッシ枠17は直接
影響されないから窓の開け閉め等への影響も少ない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので下記の効果を奏する。 1.請求項1に記載の発明によれば、サッシ枠をその補
助材と別体で構成させたことからサッシ枠の構成をシン
プル化ができ、その製造、加工、取扱い等が容易とな
る。しかも、サッシ枠を捨枠に直接取付けていることか
ら取付強度が大であり、地震等の外力に対して強固であ
る。
【0033】更に、窓枠を支持するサッシ枠と額縁等を
取付ける補助材とが別体となっていることから、それぞ
れを種々の素材或いは種々の形状でできた部材を用意
し、ニーズに合わせて組合わせて用いることにより、多
様な施工側の要求に対応させることができる。
【0034】更に、サッシ枠と捨枠間に補助材を設け、
補助材にはサッシ枠の枠係合部を設けたことにより、固
着具による締結に伴って生ずることがあるサッシ枠の変
形を防止すると共に、サッシ枠と補助材との相互支持関
係を強固にすることができる。
【0035】更に、上記効果に加えて、固着具の近傍で
突起がサッシ枠を支えることになるから固着具を強く締
めつけてもサッシ枠が変形することはない。
【0036】
【0037】更に、上記効果に加えて、補助材によるサ
ッシ枠の係止方向が多面的であり、サッシ枠或いは補助
材にどのような方向からの外力が作用しても、両者間の
僅かな相対移動を許容することはあっても、サッシ枠と
補助材との係合が外れることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部断面図。
【図2】同実施例を示す概略縦断面図。
【図3】同概略水平断面図。
【図4】従来例1を示す要部断面図。
【図5】従来例2を示す要部断面図。
【図6】従来例3を示す要部断面図。
【符号の説明】
1・・・外壁パネル 2・・・取付枠 2a・・・突出片 3・・・ビス 4・・・上横枠 4a・・・係止部 5・・・窓枠 6・・・躯体 7・・・アンカーピース 8・・・補助ピース 9・・・サッシ枠 10・・額縁 11・・水切 12・・固定枠体 13・・皿ビス 14・・枠体 15・・躯体 15a・・開口部 16・・補助材 16a・・変形防止部 16b・・額縁取付部 16c・・枠係合部 16d・・当接面 17・・サッシ枠 17a・・サッシ枠基板部 17b・・サッシ枠縁部 18・・捨枠 19・・スペーサ 20・・固着具 21・・額縁 22・・補助部材 m・・・中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 一幸 大分県大分市高城新町219番地の2 高 城ルネスビル1F 株式会社サンエース 内 (72)発明者 越後 秀之 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニ ウム工業株式会社内 (72)発明者 越後 泰幸 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニ ウム工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−118273(JP,U) 実開 平4−43689(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/56 - 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシ枠と捨枠の間に補助材を設け、補助
    材には、サッシ枠の基板部に当接する変形防止部と、額
    縁を取付ける額縁取付部と、サッシ枠縁部に係合する枠
    係合部とを設け、変形防止部は突起からなり、突起間に
    固着具を挿通してサッシ枠を捨枠に直接取付け、且つ、
    枠係合部を凹部として形成し、その開口方向を補助材の
    中心線に対して外向きに形成したことを特徴とするサッ
    シ。
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JP2008240305A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Sanwa Shutter Corp 建具枠の躯体取付金具および躯体取付構造

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