JP2747178B2 - 窓枠の乾式防水構造 - Google Patents

窓枠の乾式防水構造

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JP2747178B2 JP4274580A JP27458092A JP2747178B2 JP 2747178 B2 JP2747178 B2 JP 2747178B2 JP 4274580 A JP4274580 A JP 4274580A JP 27458092 A JP27458092 A JP 27458092A JP 2747178 B2 JP2747178 B2 JP 2747178B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅建物等における窓
枠の乾式防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、上記窓枠の乾式防水構造の従来
例を示している。同図において、室外側に外装パネル26
を有する壁体27には窓開口部28が開設され、この窓開口
部28に窓サッシ枠29が嵌め入れられている。この窓サッ
シ枠29は、室外側(図4の左側)の外周部に取付フラン
ジ30を一体に備えており、該取付フランジ30の裏面(室
内側面)を外装パネル26の表面に面接させるようにし
て、壁体27の室外側に固定されている。
【0003】取付フランジ30の表面には、断面内部の室
内側にシール部材31を有する添え枠32が取り付けられて
いて、従来では、シール部材31が取付フランジ30の表面
と外装パネル26の表面とにわたって配置されるように添
え枠32を壁体27の室外側に圧着させることにより、窓枠
の乾式防水構造を構成していた。なお、33は添え枠32の
表面側に設けた化粧蓋である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、シール部材31を取付フランジ30の表面と
外装パネル26の表面にわたって圧接させているので、外
装パネル26の表面の柄や凹凸模様によってはシール部材
31と外装パネル26との間に隙間が生じ、この隙間から雨
水が侵入して十分な水密性を確保できない場合があっ
た。
【0005】また、上記従来の技術では、一体物のシー
ル部材31が添え枠32の室内側に露出するようにその断面
内部に充填されれいるので、例えば、シール部材31の断
面部分のうち雨水に晒されやすい外周部分だけが劣化し
た場合でも、添え枠32全体を取り外してその内部のシー
ル部材31を新しいものにを交換する必要があり、窓枠の
メンテナンスにおける材料コスト及び施工手間が大きい
ものであった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、外装パ
ネルの表面形状に拘らず十分な防水性を確保できるとと
もに、窓枠のメンテナンスにおける経済性及び施工性を
向上できる窓枠の乾式防水構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明が講じた技術的手段は、室外側に外装パネルを有
する壁体に窓開口部を設け、この窓開口部に窓サッシ枠
を嵌め入れ、この窓サッシ枠の室外側外周部に、同窓サ
ッシ枠と前記外装パネルとの間のシール機能を有する添
え枠を室外側から圧着した窓枠の乾式防水構造におい
て、前記外装パネルの窓開口部側端縁に止水面を形成
し、この止水面と前記窓サッシ枠の室外側外周部との間
止水する第一及び第二シール部材を室内外に分離して
設けるとともに、前記添え枠を、前記第一及び第二シー
ル部材をそれぞれ外周部に有する室内外の第一及び第二
添え枠に分割構成した点にある。
【0008】
【作用】第一及び第二シール部材は、外装パネルの窓開
口部側端縁(木口)に形成した止水面に接当して止水す
るので、外装パネルの表面に凹凸があるか否かに関係な
く、シール部材と止水面との間に隙間が生じることはな
い。また、第一及び第二シール部材は室内外に分離して
おり、添え枠がその各シール部材をそれぞれ外周部に有
する第一及び第二シール部材に分割構成されているの
で、雨水に晒されやすい室外側の第二シール部材が劣化
した場合には、第二添え枠だけを交換すれば足りる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳述する。図1及び図2は、本発明の第一実施例を示
している。同図において、1 は建物の室内外(図1左側
が室外側)を仕切る壁体であり、この壁体1 は、図外の
柱の内外両面に木製の下地板2,3 を連結して構成され、
表面(室外側面)に凹凸模様等を有する外装パネル4 を
室外側に備えている。
【0010】下地板2,3 間には、まぐさ5 、窓台6 及び
柱材7 とからなる四辺形状の窓下地枠8 が枠組みされ、
この窓下地枠8 の枠内空間として、壁体1 に窓開口部9
が開設されている。上記窓開口部9 には、アルミ合金製
の窓サッシ枠10が嵌め入れられている。この窓サッシ枠
10は、室外側の外周部に取付フランジ11を一体に備えて
おり、該取付フランジ11の裏面(室内側面)を窓下地枠
8 の表面に面接させるようにして、壁体1 の室外側に固
定されている。
【0011】本実施例では、図1に示すように、前記外
装パネル4 の窓開口部9 側端縁(木口)が平坦な止水面
12とされ、外装パネル4 の開口部を前記窓開口部9 より
一回り大きめに形成することにより、窓下地枠8 (図1
では、まぐさ5 )の室外側面とその止水面12とで断面L
字上の取付凹部13を形成し、この取付凹部13内に、アル
ミ合金製の第一及び第二添え枠14,15 を取り付けてい
る。
【0012】この第一及び第二添え枠14,15 のうち、室
内側に位置する第一添え枠14は、断面ほぼI字状を呈す
る枠体で、断面方形状のシール16を断面内部の室内側
に有すると共に、これとは別の断面丸型の第一シール部
材17を断面外周部の室内側に備えている。この第一添え
枠14は、方形状のシール16を取付フランジ11の表面に
圧接させかつ丸型の第一シール部材17を取付凹部13のコ
ーナに圧接させるようにして、取付凹部13内に圧着され
ている。従って、上記第一シール部材17は、前記した平
坦な止水面12に圧接され、この止水面12と窓サッシ枠10
の室外側外周部との間を止水することになる。
【0013】一方、室外側に位置する第二添え枠15は、
断面ほぼコ字状を呈する枠体で、断面開口側に一対の掛
止片19を有すると共に、断面丸型の第二シール部材18を
断面外周部の室内側に備えている。この第二添え枠15
は、第一添え枠14の化粧用として、掛止片19を第一添え
枠14の断面開口部に掛止させることによって固定されて
いて、このさい、前記第二シール部材18は、平坦な止水
面12と第一添え枠14の第一シール部材17の双方に圧接さ
れる。
【0014】なお、上記シール板16と第一及び第二シー
ル部材17,18 としては、シリコンゴム、ポリウレタンゴ
ム等の合成ゴム、その他の弾性と水密性に富む樹脂系材
料を採用しうる。また、第二添え枠15の断面下部には水
抜き孔20が設けられていて、雨水21が第二シール部材18
を通過してもその雨水21を外部に排出できるようになっ
ている。
【0015】上記構成に係る本実施例によれば、第一及
び第二シール部材17,18 が外装パネル4 の木口に形成し
た平坦な止水面12に圧接され、これによって窓枠の乾式
防水構造を構成するようにしたので、外装パネル4 表面
に凹凸模様等があってもシール部材17,18 と止水面12と
の間に隙間が生じることがなく、長年にわたって十分な
防水性を確保することができる。
【0016】また、本実施例によれば、第一添え枠14の
化粧用として第二添え枠15を別体に構成し、止水面12に
接当する第一及び第二シール部材17,18 を両添え枠14,1
5 それぞれに設けたので、室外側の第二シール部材18
が劣化等した場合には第二添え枠15のみを取り替えれば
足り、窓枠のメンテナンスにおける材料コストや施工手
間をより低減することができる。
【0017】図3は本発明の第二実施例を示している。
本実施例が第一実施例と異なるところは、第二添え枠15
の断面上部に接当部22を延設し、この接当部22に、外装
パネル4 の表面に圧接される第三のシール部材23を更に
取り付けた点にあり、その他は第一実施例と同様であ
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、第一添え枠14のシール板16とシール部材17
を一体に構成することにしてもよい。さらに、添え枠の
材質は、アルミ合金の他、硬質プラスチック等を採用し
うる。
【0018】また、止水面12は平坦面に限られず、シー
ル部材17,18 の断面形状との関係で十分な水密性を確保
できる形状であればよく、例えばシール部材17,18 の断
面形状に沿う湾曲面やテーパ面であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シール部材が外装パネルの窓開口部側端縁に形成した止
水面に接当するので、外装パネルの表面に凹凸があって
もシール部材と止水面との間に隙間が生じることがな
く、外装パネルの表面形状とは無関係に十分な防水性を
確保することができる。
【0020】また、本発明によれば、雨水に晒されやす
い室外側の第二シール部材が劣化した場合には、第二添
え枠だけを交換すれば足りるので、窓枠のメンテナンス
における材料コスト及び施工手間を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例に係る窓枠の乾式防水構造を示す縦
断面図であり、かつ図2のA−A線断面図である。
【図2】壁体の正面図である。
【図3】第二実施例に係る窓枠の乾式防水構造を示す縦
断面図である。
【図4】従来の窓枠の乾式防水構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 壁体 4 外装パネル 9 窓開口部 10 窓サッシ枠 12 止水面 14 第一添え枠 15 第二添え枠 17 第一シール部材 18 第二シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城戸 雄弘 大阪府大阪市中央区南船場3丁目12番12 号 クボタハウス株式会社内 (72)発明者 西山 明広 大阪府大阪市中央区南船場3丁目12番12 号 クボタハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−38755(JP,A) 実開 平1−129484(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外側に外装パネルを有する壁体に窓開
    口部を設け、この窓開口部に窓サッシ枠を嵌め入れ、こ
    の窓サッシ枠の室外側外周部に、同窓サッシ枠と前記外
    装パネルとの間のシール機能を有する添え枠を室外側か
    ら圧着した窓枠の乾式防水構造において、 前記外装パネルの窓開口部側端縁に止水面を形成し、こ
    の止水面と前記窓サッシ枠の室外側外周部との間を止水
    する第一及び第二シール部材を室内外に分離して設ける
    とともに、前記添え枠を、前記第一及び第二シール部材
    をそれぞれ外周部に有する室内外の第一及び第二添え枠
    に分割構成したことを特徴とする窓枠の乾式防水構造。
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