JPS6343319Y2 - - Google Patents

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JPS6343319Y2
JPS6343319Y2 JP7287183U JP7287183U JPS6343319Y2 JP S6343319 Y2 JPS6343319 Y2 JP S6343319Y2 JP 7287183 U JP7287183 U JP 7287183U JP 7287183 U JP7287183 U JP 7287183U JP S6343319 Y2 JPS6343319 Y2 JP S6343319Y2
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JP
Japan
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plate
door
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draining
folded
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JP7287183U
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JPS60112525U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、体育館、工場の如き大規模建物に
多く採用される折板葺き屋根の軒先面戸構造に係
り、さらにいえば、1重の面戸板と水切板とで軒
先面戸を閉塞した軒先面戸構造に関する。
(背景技術) 従来一般の軒先面戸構造を、第1図A,Bに示
す。図中1はH形鋼による軒けた材、2は折板、
3は面戸板、4は水切板、5はタイトフレーム、
6は外壁である。金属製の面戸板3は、同じく金
属製の折板2及び水切板4に対して金属同士が直
に接触した状態の所謂メタルタツチとしてあり、
ボルト7,8で取り付けられている。
しかし、第1図Aに点線で誇張して図示したよ
うに、折板2は内外方に変形を生じ易く、他方、
面戸板3の加工精度は非常に良いので、両者間に
隙間を生じてメタルタツチとはなり難く、水密防
水性能がJIS A 6514に規定されたもの(一般形
16Kgf/m2、水密形40Kgf/m2)を満足し得なか
つた。
従来、第2図に示したように、二重の面戸板
3,3′を使用した軒先面戸構造も実施された。
即ち、外壁6の上縁から立ち上げたアングル9
に、フラツシング10と水切板4とを一連に一体
成形したフラツシング兼用水切板を固定し、これ
に奥側の面戸板3′を取り付け、メタルタツチ部
には前側から三角シール11を施している。ちな
みに、前記フラツシング10とは、折板2及び二
重の面戸板3,3′で囲まれた空間に浸入した雨
水を室内に浸入させないための構造部材を意味す
る。前側の面戸板3は、第1図の場合と同様、折
板2及び水切板4に対していわゆるメタルタツチ
とし、ボルト7,8で取り付けられている。
従つて、この二重面戸構造は、水密、防水性能
こそ第1図のものよりは良くなつたが、逆に、下
記するような欠点、問題点が顕著になつた。
面戸板を二重に使用しているため、コストが
割高になる。二重面戸のため、水切り受け2次
部材の数量が増え、工数が多くかかる。
奥側の面戸板3′の施工性が著るしく悪く、
品質的バラツキが生じ易い。具体的には三角シ
ール11の施工性が悪く、シールの確認、メン
テナンスが非常に難かしい。
奥側の面戸板3′は外壁6に取り付けられて
おり、止め着けが不安定であり、三角シール1
1に折板2の熱変形による応力がかかり、破損
を生じ易い。
フラツシング兼用水切板10のジヨイント部
等が室内への漏水の原因となり易く、信頼性に
欠ける。
(考案の目的) そこでこの考案の目的は、施工性、信頼性が良
い一重面戸構造であつて、しかも水密・防水性能
がJISに規定する条件を必要十分にクリヤーする
構成に改良した折板屋根の軒先面戸構造を提供す
ることにある。
(考案の構成と作用効果) 上記目的を達成するために、この考案の軒先面
戸構造は、折板葺き屋根の内側に内接される形状
の面戸板の周縁部に前向きにシーリング材充填用
溝を設け、水切板の前側部分は水切り段差により
一段下げて形成し、後面部は外壁上縁に対し所定
の被りを確保する幅の防水板として形成し、水切
板は折板の軒先下面部に取り付け、折板と水切板
とで囲まれた空所に面戸板を取り付け、面戸板周
縁の溝中にシーリング材を充填した構成とされて
いる。
シーリング材としては、定形又は不定形のもの
が施工される。面戸板の材質は、通常、一体成形
が可能な金属又はプラスチツクとされる。
つまり、この考案によれば、面戸板の溝が外部
前面に露出するので、シーリング材の施工が容易
であり、従来の三角シールに比して信頼性の高い
施工が可能である。しかも、施工管理(確認)も
容易であり、メンテナンス性も向上する。その他
の作業手順も単純、明快になり施工性が向上す
る。
また、折板の熱変形等に対しては、面戸板と水
切板とが一体となつて挙動する構成なので、シー
リング材に殆んど応力がかからず、くり返し応力
による疲労、劣化を防止できる。よつて、シーリ
ング材には、比較的安価な材質のものを使用可能
である。しかも、前記折板の変形は、水切板と外
壁との間の隙間で吸収でき、雨仕舞性能が著るし
く向上する。
万一の漏水に対しては、水切板の表面水の流れ
ない部分に排水孔等を設けると、速やかな排水を
行なうことができる。
かくして、この考案によれば、JIS A 6514に
規定する屋根面での水密、防水性能が、水上、水
下において、あるいは軒の出の小さい場合等にお
いても、軒先部分で十分確保でき、多様な要求性
能に対応することができるのである。
(実施例) 次に、第3図以下に示した実施例を説明する。
図中11は軒けた材、12は折板、13は面戸
板、14は水切板、15はタイトフレーム、16
は外壁である。
面戸板13は、金属板又はプラスチツク板で作
成されている。この面戸板13は、第3図Aに示
したとおり、折板12の内側にほぼぴつたり内接
される略三角形状(ないし台形状)であり、その
周縁部にシーリング材充填用として断面L形状の
溝13aが前向きに設けられている。前記溝13
aのさらに外周縁部は、折板内面及び水切板面と
略平行な向きのスカート部13b,13cとして
折曲げ形成されている。上面のスカート部13b
に、ボルト孔13d,13dが形成されている。
もつとも、この部分には、予め必要な強度を有し
たボルトを上向きに取り付けておくことも可能で
ある。図示は省略したが、下面のスカート部13
cにも、少なくとも2個のボルト孔が所定の配置
で設けられている。
水切板14は、その横断面(第3図B)が略倒
立溝形鋼状をなす。その上面部14aのうち前記
面戸板13が当接する前側部分14a′は、水切り
段差Sにより一段下げて形成されている。該前側
部分14a′に、前記面戸板13における下面のス
カート部13cに設けたボルト孔(図示省略)と
一致する配置でボルト孔14b,14bが設けら
れている。水切板14の後面部14cは、外壁1
6の上縁に対し所定の被りhを確保した幅の防水
板に形成されている。
水切板14は、その上面部14aを、折板12
の軒先下面部に対して当接せしめ、かつ、後面部
14cは外壁16に対し侵入水落下に必要十分な
程度の隙間を確保して、水密型ボルト、ナツト1
9により折板12に取り付け固定されている(第
3図B)。そして、面戸板13は、折板12と水
切板14とで囲まれた空所内に押し込み、そのス
カート部13b,13cを水密型ボルト、ナツト
17,18により取り付け固定されている。面戸
板周縁部の溝13a中には、弾性ゴム系で不定形
の弾性シーリング材又は成形シーリング材20が
充填されている。
なお、特に水密、気密性を要求される時は、水
切板14と外壁16との隙間にもシーリング材が
充填される。また、水切板14において、段差S
を形成する垂直壁部に、万一浸入した水を容易に
排水可能とする水抜き孔を、必要に応じて設け
る。
上記のとおり、面戸板13の周縁部における前
向きの溝13a中にシーリング材20を充填する
ので、従前の三角シールに比較して信頼性の高い
施工が可能であり、シーリング材20の性能が十
分確保される。従つて、JIS A 6514に規定する
屋根面での防水性能を十分満足させ、多様な要求
性能に対応できる。必要に応じて、気密性の確保
も可能である。しかも、シーリング材20が面戸
板13の外部前面に露出となるため、シーリング
材の施工管理が容易で、メンテナンス性も向上す
る。
また、水切板14に段差Sを設け、面戸板13
を取り付けることによつて一段下げた水受けが形
成されているので、排水が容易に可能な断面構造
となる。
さらに、折板12の熱変形に対しては、面戸板
13、水切板14が一体となつて挙動し、その変
形は水切板14と外壁16との隙間で吸収される
ので、雨仕舞性能が向上する。しかも、折板12
と面戸板13との間のシーリング材20にはほと
んど応力がかからず、くり返し応力による疲労、
劣化を防止できる。よつて、シーリング材20
は、比較的安価な材質のものを使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは従来の軒先面戸構造を示す正面
図と断面図、第2図は異なる従来例を示す断面
図、第3図A,Bはこの考案の実施例である軒先
面戸構造を示す正面図と断面図、第4図は面戸板
と水切板の斜視図である。 12……折板、13……面戸板、14……水切
板、13a……溝、S……段差、14c……防水
板、20……シーリング材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 折板葺き屋根の軒先面戸を面戸板と水切板とで
    閉塞した軒先面戸構造において、 折板12の内側に内接される形状の面戸板13
    には、その周縁部に前向きにシーリング材20充
    填用の溝13aを設けてあり、水切板14におけ
    る前記面戸板13が当接する前側部分14a′を水
    切り段差により一段下げて形成し、後面部14c
    は外壁上縁に対し所定の被りを確保した幅の防水
    板として形成してあり、水切板14は折板12の
    軒先下面部に取り付け、折板12と水切板14と
    で囲まれた空所に面戸板13を取り付け、面戸板
    13周縁部の溝13a中にシーリング材20を充
    填して成ることを特徴とする折板葺き屋根の軒先
    面戸構造。
JP7287183U 1983-05-16 1983-05-16 折板葺き屋根の軒先面戸構造 Granted JPS60112525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7287183U JPS60112525U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 折板葺き屋根の軒先面戸構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7287183U JPS60112525U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 折板葺き屋根の軒先面戸構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60112525U JPS60112525U (ja) 1985-07-30
JPS6343319Y2 true JPS6343319Y2 (ja) 1988-11-11

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JP7287183U Granted JPS60112525U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 折板葺き屋根の軒先面戸構造

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JP (1) JPS60112525U (ja)

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JPS60112525U (ja) 1985-07-30

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