JPH0247869A - 半導体装置の電極形成方法 - Google Patents

半導体装置の電極形成方法

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JPH0247869A
JPH0247869A JP20086788A JP20086788A JPH0247869A JP H0247869 A JPH0247869 A JP H0247869A JP 20086788 A JP20086788 A JP 20086788A JP 20086788 A JP20086788 A JP 20086788A JP H0247869 A JPH0247869 A JP H0247869A
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博司 野口
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邦彦 浜田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は半導体装置と外部回路との電気的な接続を得る
ために形成される半導体装置の電極形成方法に関する。
[従来の技術] 一般に、半導体装置では、外部回路との電気的な接続を
得るために、半導体基板上の外部回路との接続部分に接
触抵抗の低いオーム性の電極金属が形成されることが多
い。半導体装置の素子性能はこの接触抵抗の値により大
きく影響を受けるため、この接触抵抗の値は小さいこと
が望ましい。
ところで、半導体と金属間の接触抵抗は、一般に、半導
体表面近傍のキャリヤ濃度が高くなるほど小さくなる。
たとえば「ガリウム アーセナイド プロセシング テ
クニックス、 アーチツクハウス 1984年(G a
llium  A rsenide  P roees
sing  Techniques、  ARTECH
HOtJSE  +984)Jの第229頁には、ラル
フ・イー・ウィリアムス(Ralph  E  Wil
liams)により、ガリウムヒ素(GaAs)の半導
体基板では第2図に示すような表面近傍のキャリヤ濃度
Nとこの半導体基板上に形成したオーミック電極の接触
抵抗RCとの関係があることが報告されている。この第
2図からGaAs基板の表面近傍のキャリヤ濃度Nが小
さくなるにつれて接触抵抗RCが増加していることが分
かる。
また、活性層を形成するために不純物イオンとしてシリ
コン(S i)イオンを注入したGaAs基板中のキャ
リヤ濃度分布の一例を第3図に示す。この第3図におい
て、曲線り、はシリコンイオンを300KeVで注入し
たものの不純物分布を示し、曲線り、はシリコンイオン
を150KeVで注入したものの不純物分布を示す。上
記第3図から分かるように、キャリヤ濃度Nのピークは
、シリコンイオンを注入するエネルギの大小によって決
まり、シリコンイオンの注入エネルギが高くなるほど基
板表面近傍のキャリヤ濃度Nが小さくなる。
ところで、半導体基板に厚い活性層を必要とするような
半導体装置では、半導体基板に高いエネルギで不純物イ
オンを注入するので、半導体基板表面のキャリヤ濃度N
が小さくなり、外部回路との接続を得るために形成され
る電極金属との接触抵抗が大きくなってしまう。
この接触抵抗を小さくするための手法としては、次のよ
うな方法が周知である。
方法■ 半導体基板に高エネルギで不純物イオンを注入した後、
さらに比較的低エネルギで不純物イオンを再注入する方
法。
たとえば、300 KeVでSiイオン注入したGaA
s基板に、比較的底い150KeVでSiイオンを再注
入する。このようにすれば、GaAs基板中では、第3
図において曲線h3で示すようなキャリヤ濃度分布が得
られる。このキャリヤ濃度分布からも分かるように、低
エネルギでのSiイオンの再注入により、GaAs基板
と電極金属間の接触抵抗を低(することができる。
方法■ 半導体基板全面にイオン注入を行な、い、キャリヤ濃度
の小さい表面部分をエツチングにより除去する方法。
たとえば、300 KeVでSiイオン注入を行なった
GaAs基板の表面近傍の低キャリヤ濃度部分を、エツ
チングにより、たとえば第4図に斜線を付して示すよう
に除去すると、GaAs基板の表面部分に高キャリヤ濃
度部が露出する。よって、この高キャリヤ濃度部が露出
したGaAs基板にオーミック電極を形成することによ
り、低接触抵抗を得ることができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記従来の方法1.では、不純物イオンを高
いエネルギと低いエネルギとで2回半導体基板に注入し
なければならないので、半導体装置の生産性およびコス
ト面で不利であるという問題かあった。
また、上記従来の方法■、では、厚い活性層を得るため
に高エネルギで不純物イオンを注入したにもかかわらず
、不純物イオン注入後の半導体基板表面全面をエツチン
グすることで、活性層の厚さが薄くなってしまうという
問題があった。
本発明の目的は、活性層の厚みが厚く、しかも半導体基
板と電極金属間の接触抵抗が低い半導体装置を低コスト
で効率よく製造することのできる半導体装置の電極形成
方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] このため、本発明は、半導体基板表面に不純物イオン注
入により形成した活性層の必要部分をマスクして他の部
分をエツチングにより除去した後、残った活性層の電極
形成箇所の上に位置しているマスクを除去し、このマス
ク除去部分を窓にして上記活性層を一部エッチングによ
り除去し、この活性層のエツチング部分にオーミック電
極を形成することを特徴としている。
[作用コ 半導体基板表面の活性層は、その電極形成箇所が充分な
キャリヤ濃度を有する深さまでエツチングされる。よっ
て、このエツチング部分とそれに形成された電極との間
の接触抵抗は小さくなる。
[発明の効果] 本発明によれば、半導体基板表面の活性層の電極形成箇
所が充分なキャリヤ濃度を有する深さまでエツチングさ
れるが、半導体基板表面の活性層の他の部分はエツチン
グされないので、活性層の厚みが厚く、しかも半導体基
板と電極間の接触抵抗も低くなる。
また、本発明によれば、不純物イオン注入により表面に
活性層を形成した後、電極形成箇所をエッチングすれば
よいので、不純物イオン注入工程が少なく、半導体装置
を低コストで効率よく製造することができる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する。
表面全面に不純物イオンとしてSiイオンを注入して活
性層を形成したG a A s基板を有する半導体装置
に本発明を適用した実施例について第1図(a)ないし
第1図(「)により説明する。
先ず、第1図(a)に示すように、不純物イオンとして
SiイオンをGaAs基板l基板面に注入し、GaAs
基板1の全面に活性層2を形成する。この活性層2の半
導体装置を構成する部分のみを、第1図(b)に示すよ
うに、たとえばレジスト、5iOzおよびSi3N4等
のマスク3によりマスクする。
そして、第1図(C)に示すように、上記マスク3でマ
スクされた以外の活性層2を、エツチングにより除去す
る。
次いで、第1図(d)に示すように、上記エツチング後
に残された活性層2上のマスク3を部分的に除去して窓
4を開け、この窓4を通して、その下の活性層2をキャ
リヤ濃度が高い層に達するまで、エツチングする。
このエツチングにより形成された活性l12の凹部に、
第1図(e)に示すように、たとえばNi/AuGeの
オーミック電極5を形成した後、マスク3を除去する。
以上の工程により形成された半導体装置の平面図を第1
図(f)に示す。
このようにすれば、オーミック電極5がGaAs基板l
基板面層2のキャリヤ濃度が高い深さ位置にて活性層に
接触するので、オーミック電極5と活性層2との接触抵
抗が大幅に低下する。
上記実施例では、GaAs基板1の活性層2の表面のキ
ャリヤ濃度は5 X 10 l5cn+−”であるが、
0゜15μmの深さではキャリヤ濃度はI X l O
”cm−3であり、活性層2の表面から深さ0.15μ
mの位置では、キャリヤ濃度は表面の20倍となった。
このため、GaAs基板l基板面層2の表面にオーミッ
ク電極5を形成した場合の接触抵抗は10−’Ω・cm
”であったものが、上記実施例では、2XIO−5Ω”
 cm”と1150に低減された。
上記では、GaAs基板に不純物イオンとしてSiイオ
ンを注入する実施例について説明したが、Si基板、G
aP基板等の半導体基板材料を用い、n型およびp型用
の不純物イオンを注入することにより活性層を形成する
ものにも本発明を適用することができる。
本発明はホール素子、トランジスタあるいは集積回路等
のプロセス技術に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、第1図(b)、第1図(C)、第1図(
d)。 第1図(e)および第1図(f)はそれぞれ本発明に係
る半導体装置の電極形成方法の一実施例の電極形成工程
の説明図、 第2図はキャリヤ濃度と接触抵抗との関係を示す説明図
、 第3図はイオン注入によるキャリヤ濃度の説明図、 第4図は半導体基板の活性層を一部エッチングした後の
キャリヤ濃度分布の説明図である。 1−GaAs基板、   2・・・活性層、3・・・マ
スク、   4・・・窓、 5・・・オーミック電極(金属電極)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板表面に不純物イオン注入により形成し
    た活性層の必要部分をマスクして他の部分をエッチング
    により除去した後、残った活性層の電極形成箇所の上に
    位置しているマスクを除去し、このマスク除去部分を窓
    にして上記活性層を途中までエッチングにより除去し、
    この活性層のエッチング部分にオーミック電極を形成す
    ることを特徴とする半導体装置の電極形成方法。
JP20086788A 1988-08-09 1988-08-09 半導体装置の電極形成方法 Expired - Fee Related JP2709086B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024046026A1 (zh) * 2022-08-31 2024-03-07 华为技术有限公司 一种制备半导体器件的方法和装置以及半导体器件

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