JPH0247698Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はまぐさ部コーナーのタイル目地の改
善に係わる。

「従来技術」 従来のまぐさ部コーナーは、第２図ａ，ｂに示
される如く、コーナーのタイル１の底面１ａには
水切り用条溝２が付形されて側面１ｂより伝つて
くる水を奥に伝つて行かせることなく切らせてい
る。

「考案が解決しようとする問題点」 しかるに、タイル１表面部を伝う水はこれで良
いが、タイル目地３はｂ図に示す如く平担に連続
していて何んらの措置も施こされていないので、
ここを伝つてくる水は阻止することはできないも
のとなつている。

このために目地３部を通じて雨水が伝い、天井
面や、サツシ面を汚損させているのが実情であ
る。

「問題点を解決するための手段」 本案は叙上の事情に鑑みなされたもので、その
要旨とするところは、底面に水切り用条溝を付形
のコーナーのタイルの側端面に欠込みを段設し、
目地部モルタル充填の際、相隣接のタイル間に対
峙の当該欠込み間に水切り用ブロツクを目地部表
面より突き出し態様に跨つて嵌着埋設するとし
て、まぐさ部コーナーのタイル目地部に於いても
水切りできるものとした点にある。

「作用」、「実施例」 以下、これを図にもとづいて詳細に説明する。

第２図ａ，ｂに対応して示される本案実施例図
の第１図ａ，ｂに於いて、図中４は既述の底面に
水切り用条溝２を付形のコーナーのタイル１の側
端面に段設の欠込み、５は相隣接タイル１，１間
に対峙することとなる当該欠込み４，４間に、目
地部３のモルタル充填の際跨つて嵌着埋設される
水切り用ブロツクで、当該ブロツク５は水切り作
用を奏するために当然のことながら目地３の表面
より突き出ていなければならず、タイル１よりも
突き出ても差し支えない。又、その材質、寸法は
特に問うものではない。

さらに、欠込み４とブロツク５との関係は図示
例の如く、上方に末広がりのテーパーを有したあ
たかもアリ溝に嵌合したものに構成するを良しと
する。

尚、ブロツク５と設置位置はタイル１表面を伝
う水の廻り込みを阻止する意味からなるべく水切
り用条溝２の付近であることが好ましい。

「考案の効果」 しかして、叙上の如き構成よりなる本案まぐさ
部コーナーにあつては、以下列記の如き諸効果が
奏されることとなる。

目地まわりから雨水が伝わるのを防止し、こ
れによつて、 ａ 汚染防止（白華現象の防止を含む）。

ｂ 汚染された部分の劣化防止（塗装等がして
ある場合、剥離防止）。

が果される。

雨水の伝わり易すい。

梁目地工法の場合はとくに有効である。

【図面の簡単な説明】

第１，２図ａ，ｂは本案、従来のまぐさ部コー
ナーのタイル目地部の縦断図、ｂ矢視図である。 符号の説明、１……タイル、２……水切り用条
溝、３……目地、４……欠込み、５……水切り用
ブロツク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底面に水切り用条溝を付形のコーナーのタイル
   の側端面に欠込みを段設し、目地部モルタル充填
   の際、相隣接のタイル間に対峙の当該欠込み間に
   水切り用ブロツクを目地部表面より突き出し態様
   に跨つて嵌着埋設するとしてなることを特徴とす
   るまぐさ部コーナーのタイル目地部の構造。