JPH0211484Y2 - - Google Patents

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JPH0211484Y2
JPH0211484Y2 JP15822185U JP15822185U JPH0211484Y2 JP H0211484 Y2 JPH0211484 Y2 JP H0211484Y2 JP 15822185 U JP15822185 U JP 15822185U JP 15822185 U JP15822185 U JP 15822185U JP H0211484 Y2 JPH0211484 Y2 JP H0211484Y2
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front wall
retaining
retaining wall
earth
drainage
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JP15822185U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は土圧を受け止めるための土止め用擁壁
構造に関する。
(従来の技術) 従来の土止め用擁壁構造として第4図に示すも
のがあつた。
すなわち図面において、AはL形状の擁壁本体
で、前壁Bと、該前壁Bの下端に連結された底版
Cとから構成されている。そして、前壁Bには底
版Cからの所定の高さ位置に2個の排水用穴Dが
形成されている。Eは該排水用穴Dに挿入固定す
るパイプで、Fは排水用穴Dを閉塞するネツト等
の土砂流出防止用のフイルタである。
そこで、道路等の平地部Gに複数個の擁壁本体
Aを、互いに連結側面が当接するように連設して
所定の深さに埋設する。次いで、前壁Bに排水用
穴DにパイプEを挿入固定すると共に、前壁Bの
裏側(土圧止用)において、排水用穴Dを土砂流
出防止用のフイルタFで閉塞する。しかる後、前
壁Bの裏側に土砂等を、前壁Bの上端まで充填し
て高地部Hを形成するのである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の擁壁本体Aには前壁Bに
2個の排水用穴Dが形成されているが、この排水
用穴Dだけでは、前壁Bの裏面の高地部Hが所定
の水分を含んでくると排水が不十分で土圧が大き
くなり、擁壁本体Aが平地部G側に傾いたり、滑
りだしたりする等の事故の発生する場合があつ
た。また、擁壁本体Aの連接部分から土砂とゝも
に水が流出し、該連接部分を離間してしまうと言
う欠点もあつた。
本考案は上記のような欠点を解決するために成
されたもので、排水効果を向上させるようにした
土止め用擁壁構造を提供するのが目的である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するため、土圧を受け
止めるための前壁及び該前壁の下端に連接された
底版とから構成された擁壁本体と、前壁に形成さ
れた複数個の排水用穴と、前壁の連結側面に形成
された凹部と、前壁の排水用穴及び擁壁本体を連
結したときの凹部により形成された排水溝を閉塞
する土砂流出防止用フイルタと、隣接する擁壁本
体相互を連結する継手部とから構成したものであ
る。
(考案の作用) そこで、平地部に複数個の擁壁本体を、互いに
連結側面が当接するように連設して所定の深さに
敷設すると共に、継手部により隣接する擁壁本体
相互を強固に固定する。このとき、その連接部分
には凹部により排水溝が形成される。
次いで、前壁の排水用穴に排水用のパイプを挿
入固定すると共に、前壁の裏側(土圧止側)にお
いて、排水用穴及び上記の排水溝を土砂流出防止
用のフイルタで閉塞する。しかる後、前壁の裏側
に土砂等を充填して高地部を形成するのである。
(考案の実施例) 以下本考案を、図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る土止め用擁壁構造の斜視
図で、第2図は同士止め用擁壁構造の敷設時の状
態を示す斜視図、第3図は同敷設時の継手部分の
要部を示す斜視図である。
上記の第1図乃至第3図において、1はL形状
の擁壁本体で、前壁2と、該前壁2の下端に連結
された底版3とから構成されている。そして、前
壁2には底版3から所定の高さ位置に2個の排水
用穴4が形成されている。また、前壁の左右の連
結側面5a,5bには、前壁2の長手方向に沿つ
て、即ち、前壁2の下端近傍から上端近傍にかけ
て所定の深さ(例えば2.5mm)の凹部6を形成す
る。
更に、前壁2の連結側面5a,5bには、継手
部7を複数箇所に設ける。この継手部7は、図面
では帯版で形成した角型形状のアンカー筋8を埋
設し、該アンカー筋8の挿入穴9を有する接続部
8aの前面を連結側面5a,5bと面一にすると
共に、該接続部8aの背面には空室部10を形成
する。
11は挿入穴9に挿入するボルト、12は該ボ
ルト11に螺合自在なナツトである。
13は排水穴4に挿入される排水パイプ、14
と15は各々上記の排水穴4及び擁壁本体1の連
接時に凹部6により形成される排水溝16を閉塞
するネツト等の土砂流出防止用フイルタである。
(実施例の作用) 次に、上記の実施例の作用について説明する。
先ず、道路等の平地部17に所定の深さの溝を形
成し、この溝に複数個の擁壁本体1を載置する
とゝもに、互いに連結側面5a,5bが当接する
ようにして連設し、継手部7の互いに当接する接
続部8aの挿入穴9に、空室部10よりボルト1
1を挿入するとゝもに、該ボルト11にナツト1
2を螺合締着して擁壁1相互を強固に固定する。
このとき、該連設部分には凹部6により長手形状
の排水溝16が形成される。
次いで、前壁2の排水用穴4に排水用のパイプ
13を挿入固定すると共に、前壁2の裏側(土圧
止用)において、排水用穴4及び上記の排水溝1
6を土砂流出防止用のフイルタ14,15で閉塞
する。
しかる後、前壁2の裏側に土砂等を前壁2の上
端まで充填して高地部18を形成するのである。
そこで、高地部18の土圧は、前壁2により阻
止され、高地部18に含浸された余分な水分は、
フイルタ14,15を介して排水用穴4及び排水
溝16から平地部17側に流出される。
(考案の効果) 本考案は叙上のように、土圧を受け止めるため
の前壁2及び該前壁2の下端に連接さた底版3と
から構成された擁壁1と、前壁2に形成された複
数個の排水用穴4と、前壁2の連結側面5a,5
bに形成された凹部6と、前壁2の排水用穴4及
び擁壁本体1を連結したときの凹部6により形成
された排水溝16を閉塞する土砂流出防止用フイ
ルタ14,15と隣接する擁壁本体1相互を連結
する継手部7とから構成したものである。
従つて、排水効果が大きく、隣接する擁壁本体
1は継手部7により強固に連結されているので、
土圧を受け止める強度が増大すると共に、連結部
分が不用意に離間することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る土止め用擁壁構造の斜視
図で、第2図は同土止め用擁壁構造の敷設時の状
態を示す斜視図、第3図は同敷設時の継手部分の
要部を示す斜視図、第4図は従来の土止め用擁壁
構造の斜視図である。 1……擁壁本体、2……前壁、3……底版、4
……排水用穴、5a,5b……連結側面、6……
凹部、7……継手部、14,15……フイルタ、
16……排水溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 土圧を受け止めるための前壁及び該前壁の下端
    に連接された底版とから構成された擁壁本体と、
    前壁に形成された複数個の排水用穴と、前壁の連
    結側面に形成された凹部と、前壁の排水用穴及び
    擁壁本体を連結したときの凹部により形成された
    排水溝を閉塞する土砂流出防止用のフイルタと、
    隣接する擁壁本体相互を連結する継手部とから構
    成したことを特徴とする土止め用擁壁構造。
JP15822185U 1985-10-16 1985-10-16 Expired JPH0211484Y2 (ja)

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JP15822185U JPH0211484Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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JP15822185U JPH0211484Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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JPS6266944U JPS6266944U (ja) 1987-04-25
JPH0211484Y2 true JPH0211484Y2 (ja) 1990-03-23

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JP15822185U Expired JPH0211484Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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JP5032967B2 (ja) * 2007-12-12 2012-09-26 揖斐川工業株式会社 連結ブロック

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JPS6266944U (ja) 1987-04-25

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