JPH0247055Y2 - - Google Patents

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JPH0247055Y2
JPH0247055Y2 JP16853686U JP16853686U JPH0247055Y2 JP H0247055 Y2 JPH0247055 Y2 JP H0247055Y2 JP 16853686 U JP16853686 U JP 16853686U JP 16853686 U JP16853686 U JP 16853686U JP H0247055 Y2 JPH0247055 Y2 JP H0247055Y2
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cover
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌の車体本体の側壁に位置する開
口部からバツテリを挿入して収納するように形成
されたバツテリ収納部の上部の奥行き方向に、該
バツテリ収納部のバツテリ挿入側開口を前記車体
本体の側壁面と面一に覆う平板状のカバーを収納
可能と成した車輌のバツテリカバー開閉機構に関
する。
〔従来の技術〕
従来、車輌の車体本体の側壁に位置する開口部
からバツテリを挿入して収納するように形成され
たバツテリ収納部のバツテリ挿入側開口部に取付
けられ、該開口部を覆うバツテリカバーの開閉機
構として次のような構成のものがあつた。
その1つは、前記バツテリ挿入側開口部分の左
側あるいは右側又は上側あるいは下側の壁面にヒ
ンジ機構を介してカバーを取付け、このカバーを
左方あるいは右方に水平に開くか、又は上方ある
いは下方に開くように成したものであつた。
また、他の1つは、前記バツテリ挿入側開口部
分にカバーを当接し、該カバーの周部を前記開口
部分の周囲の壁面にネジ止めあるいはキヤツチ止
め等により取付け、開く際はこのネジ等を取り除
いて、カバーを取外すように成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記したような従来のバツテリカバ
ーの開閉機構においては、ヒンジ機構を壁面及び
バツテリカバーに取付けるネジ等が外部に突出
し、また、バツテリカバーを壁面にネジ止めある
いはキヤツチ止め等するいは場合のネジ等が外部
に突出するので、この突出したネジ部分等にホコ
リがたまり、特にクリーンルーム内で使用する車
輌にあつては、この従来のバツテリカバーの開閉
機構は不適当であるといつた問題点があつた。
また、前記従来のバツテリカバー開閉機構のう
ち、カバーを左方あるいは右方、もしくは上方あ
るいは下方に開けるように構成したものにおいて
は、カバーを上記のように開いた後に、該カバー
を開いた状態に保持する必要があり、また、バツ
テリを前記バツテリ収納部に収納したり、あるい
は取出したりする時に、このカバーが作業の邪魔
になるといつた問題点があつた。
また、上記のようにカバーを取外すようにした
バツテリカバー開閉機構においては、カバーを取
外した後に、このカバーを一時保管する場所を確
保する必要があり、更に、カバーの着脱取扱中
に、該カバーを車輌のボデイに当てて傷をつけ易
く、またこのカバーの着脱作業が面倒であるとい
つた問題点があつた。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであ
つて、車輌のバツテリ収納部の上部にカバーを収
納するように成すことにより、カバーの取扱上の
煩雑さを解消し、また、車輌の外観上の美観を向
上でき、更に、バツテリ交換時の作業性が良好で
あり、更に、車輌の払拭清掃作業が行い易く、し
かもカバー閉時に該カバーが車体本体の側壁面と
面一になることにより、該側壁面より突出部分が
なくなつて、ホコリ等の付着を少なくした車輌の
バツテリカバー開閉機構を提供することを主な目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、車輌の
車体本体の側壁に位置する開口部からバツテリを
挿入して収納するように形成されたバツテリ収納
部の上部に、奥行き方向に延びるガイドレールを
設ける一方、前記開口部を覆う平板状のカバーに
ローラを取付け、該カバーに取付けたローラを前
記ガイドレール上に滑走自由に設置すると共に、
前記バツテリ収納部の上側に前記カバーが収納可
能な空間を形成し、更に、前記開口部近傍におけ
る前記ローラの転動域に、該ローラに係止する係
止部を設けて、該係止部を支点にして前記カバー
が上下に回動するようになし、該カバーはその下
方への回動域限にて前記バツテリ挿入側開口部を
前記車体本体の側壁面と面一に覆うようにした。
〔作用〕
本考案は、上記構成により、前記バツテリ収納
部内の消耗したバツテリを交換する時等の場合
は、該バツテリ収納部のバツテリ挿入側開口を覆
う前記カバーの下端を手で持つて斜めに持ち上げ
ながら、該カバーに取付けられたローラをバツテ
リ収納部の前記ガイドレール上において奥行き方
向に滑走することにより、該カバーをバツテリ収
納部の上部に収納する。
そして、バツテリの交換時の終了後に、前記カ
バーの先端を手で手前に引き、前記ガイドレール
上の前記ローラを前記開口側に滑走させて、前記
ローラを前記係止部に係止して、前記カバーを該
係止部を支点にして下方へ回動し、該カバーの下
方への回動域限にて、該カバーにて前記バツテリ
収納部のバツテリ挿入側開口を覆い、この前記開
口を覆つた閉状態で、該バツテリカバーが前記車
体本体の側壁面と面一になるのである。
〔実施例〕
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。
第1図は本考案にかかるバツテリカバー開閉機
構を備えた収納部挿入の要部の内部側面図、第2
図はバツテリ収納部の正面図、第3図は無人搬送
車のバンパ部分を取除いたバツテリ収納部側から
見た正面図、第4図はバツテリ収納部を備えた無
人搬送車の前側から見た斜視図、第5図は無人搬
送車の後側から見た斜視図、第6図はそのバツテ
リ収納部のカバーを開ける際の斜視図、第7図は
そのカバーをある程度開けた状態の斜視図、第8
図はそのカバーを開けてバツテリ収納部の上部に
収納した状態の斜視図である。
第4図、第5図に示すのは、本考案にかかるバ
ツテリカバー開閉機構を備えた無人搬送車Aであ
つて、該無人搬送車Aは、枠体からなる車体本体
1の前後左右側面に緩衝材からなるバンパ2,
3,4,5が装着されており、該車体本体1の上
面には平滑面からなる載置台部7が設置され、該
載置台部7の四方外辺縁近傍には、囲いパイプ8
が取着されており、該載置台部7の前部には操作
部6が設けられている。また、第4図に示すよう
に、前記車体本体1の下側中央部には方向転回自
在な駆動輪9が配置されており、また、該駆動輪
9の周部に複数の補助輪10が配置されている。
バツテリ収納部11は第3図に示す如く、前記
車体本体1の上部中央に設けられ、バツテリを収
納できる大きさの空洞を有し、車体の一側に、バ
ツテリを長手方向に挿入すべく開放したバツテリ
挿入口が設けられており、該バツテリ挿入口を後
記するバツテリカバー12にて開閉自在となし、
底面11aと両側面11b,11cに複数個のフ
リーローラ19がバツテリ収納部11の奥行方向
に複数列回動自由に列設されてバツテリ収納方向
への正逆移動を滑らかに案内するようになつてい
て、前記カバー12を上の方にはね上げるように
した開けて横からバツテリを長手方向に挿入して
収納するように構成されている。
しかして、上記構成において、本考案は、前記
バツテリ収納部11の上部の奥行き方向に、ガイ
ドレール13を設ける一方、前記バツテリ収納部
11のバツテリ挿入側開口を覆う平板状のカバー
12にローラ14を取付け、該カバー12に取付
けたローラ14を前記バツテリ収納部11のガイ
ドレール13上に滑走自由に設置し、前記カバー
12を前記バツテリ収納部11の上部に収納可能
と成したものである。
詳しくは、第1図、第2図に明示するように、
前記バツテリ収納部11の上部にカバー収納空間
15を設け、該カバー収納空間15の上壁16の
開口側適宜箇所にバツテリ挿入側開口から見た左
右(車体の前後)2個の上側ガイドローラ17,
17を回動自由に枢支すると共に、前記バツテリ
収納部11の両側壁11b,11cの上部位置に
前記カバー収納空間15部の内側に水平に突出
し、該空間15部の奥行き方向に延設されたガイ
ドレール13,13を設け、該ガイドレール1
3,13のバツテリ挿入側開口部分の内側突出先
端部を上方に垂直に屈曲して、この垂直部分13
a,13aの前記カバー収納空間15部内側面に
下側ガイドローラ18,18を回動自由に据支し
てある。該下側ガイドローラ18,18と前記上
側ガイドローラ17,17とは、バツテリカバー
12の厚さより若干広く上下に離れた位置に設置
してある。
一方、前記バツテリ収納部11の上部の前記カ
バー収納空間に収納されるバツテリカバー12に
は、その先端部(前記カバー収納空間15に収納
した場合における該空間15の奥行き方向先端
部)の両側端近傍箇所に、ローラ支持板12a,
12aが下向きに突設され、該ローラ支持板12
a,12aの外側面にローラ14,14が回動自
由に取付けてある。また、前記バツテリ収納部1
1の両側壁11b,11cのバツテリ挿入側開口
部分の端面には、ローラ係止板20,20が取付
けられ、該ローラ係止板20,20の上端近傍箇
所、すなわち、前記バツテリカバー12を前記カ
バー収納空間15に設置した際における前記ガイ
ドレール13上のローラ14,14の開口側対向
箇所に、該ローラ14,14をバツテリ挿入側開
口部分で係止する係止部20a,20aが開口部
の内側向きに突設されている。
そして、前記バツテリカバー12は図示するよ
うに、その上面を前記上側ガイドローラ17,1
7に当接されると共に、その下面を前記下側ガイ
ドローラ18,18に当接され、また、該バツテ
リカバー12のローラ14,14を前記ガイドレ
ール13上に滑走自由に載せられた状態で前記バ
ツテリ収納部11の上部のカバー収納空間15に
収納可能に配置される。該バツテリカバー12は
通常、前記バツテリ収納部11にバツテリCを収
納した状態で第2図に鎖線で示すように、該バツ
テリカバー12のローラ14,14が前記ローラ
係止板20,20の係止部20a,20aに係止
されて、その先端部がバツテリ収納部11のバツ
テリ挿入側開口の下側に位置して、該開口を垂直
状態で前記車体本体1の側壁面と面一に覆つてい
る。
しかして、上記構成により、例えば、前記バツ
テリ収納部11内のバツテリCが消耗して、この
バツテリCを充電済みのバツテリと交換する場合
に、充電済みのバツテリを積載したバツテリ運搬
車(図示せず)を前記無人搬送車Aのバツテリ収
納部11部分に移動配置し、適宜な連絡手段(図
示せず)を用いて、前記バツテリ運搬車を無人搬
送車Aのバツテリ収納部11部分に連結してか
ら、該バツテリ収納部11のバツテリ挿入側開口
を覆つている前記バツテリカバー12の先端部
(下端部)を手で持つて上方に持ち上げると、こ
れに伴つて、ローラ14,14が前記ガイドレー
ル13上を奥行き方行に滑走し、第6図乃至第8
図に示す状態を経て、前記バツテリ収納部11の
上部のカバー収納空間15内に収納される。ま
た、前記ローラ14,14が前記ガイドレール1
3上を滑走しているときに、前記バツテリカバー
12の上面が前記上側ガイドローラ17,17に
ガイドされると共に、下面が前記下側ガイドロー
ラ18,18にガイドされるのて、バツテリカバ
ーは前記カバー収納空間15の奥行き方向に滑ら
かに移動されて収納される。
バツテリカバー12を上記のようにしてバツテ
リ収納部11の上部カバー収納空間15に収納し
た後、該バツテリ収納部11内の消耗したバツテ
リCを前記フリーローラ19上を滑走させてバツ
テリ挿入側開口側に引き出し、この消耗したバツ
テリCを前記バツテリ運搬車のバツテリ載置部
(図示せず)に移動してから、バツテリ運搬車上
の充電済みのバツテリを前記バツテリ挿入側開口
よりバツテリ収納部11内に前記フリーローラ1
9上に滑走させて収納する。
そして、最後に、前記バツテリカバー12の先
端を手前に引くと、該バツテリカバー12のロー
ラ14,14が前記ガイドレール13上をバツテ
リ挿入側開口側に滑走すると共に、該バツテリカ
バー12の上面が前記上側ガイドローラ17,1
7に、また下面が前記下側ガイドローラ18,1
8にガイドされて、上記とは逆に第8図より第7
図、第6図の状態を経て、バツテリカバー12の
ローラ14,14がバツテリ挿入側開口部分の前
記ローラ支持板20,20の係止部20a,20
aに係止して該バツテリカバー12はこの係止部
20a,20aを支点にして下側向きに回転移動
されて、第5図に示すように該バツテリカバー1
2が前記バツテリ収納部11のバツテリ挿入側開
口を覆う閉状態となる。そして、この閉状態で該
バツテリカバー12は前記車体本体1の側壁面と
面一になり、該側壁面より外部に突出する部分は
全くない状態となる。
このように、バツテリカバーを閉めた状態で車
体本体の側壁面より外部に突出する部分が全くな
いのでホコリがたまることがなく、特に、クリー
ンルーム内で使用する無人搬送車等に上記構成の
バツテリカバー機構を適用すると最も効果的であ
る。
尚、本実施例にあつては、バツテリ収納部を有
する車輌として、無人搬送車について述べたが、
本考案は、これに限定されず、他の車輌にも適用
できるものである。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のように構成され、操作するも
のであるから、車輌のバツテリ収納部の上部にカ
バーを収納するように成すことにより、カバーの
取扱上の煩雑さを解消し、また、車輌の外観上の
美観を向上でき、更に、バツテリ交換時の作業性
が良好であり、更に、車輌の払拭清掃作業が行い
易く、しかもバツテリカバーの閉時においてバツ
テリカバーが車体本体の側壁面と面一になり、車
輌の車体本体のカバー側側壁面より外部に突出す
る部分が全くないのでホコリがたまることがな
い、また、このように払拭清掃作業が行い易く、
ホコリがたまらないものであるから、清掃による
微細塵の発生が少ないのでクリーンルーム内での
車輌に適用するとより効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のバツテリカバー開
閉機構を備えた車輌のバツテリ収納部の要部の内
部側面図、第2図はバツテリ収納部の正面図、第
3図は無人搬送車のバンパ部分を取除いたバツテ
リ収納部側から見た正面図、第4図はバツテリ収
納部を備えた無人搬送車の前側から見た斜視図、
第5図は無人搬送車の後側から見た斜視図、第6
図はそのバツテリ収納部のカバーを開ける際の斜
視図、第7図はそのカバーをある程度開けた状態
の斜視図、第8図はそのカバーを開けてバツテリ
収納部の上部に収納した状態の斜視図である。 1……車体本体、11……バツテリ収納部、1
2……(バツテリ)カバー、13……ガイドレー
ル、14……ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輌の車体本体の側壁に位置する開口部からバ
    ツテリを挿入して収納するように形成されたバツ
    テリ収納部の上部に、奥行き方向に延びるガイド
    レールを設ける一方、前記開口部を覆う平板状の
    カバーにローラを取付け、該カバーに取付けたロ
    ーラを前記ガイドレール上に滑走自由に設置する
    と共に、前記バツテリ収納部の上側に前記カバー
    が収納可能な空間を形成し、更に、前記開口部近
    傍における前記ローラの転動域に、該ローラに係
    止する係止部を設けて、該係止部を支点にして前
    記カバーが上下に回動するようになし、該カバー
    はその下方への回動域限にて前記バツテリ挿入側
    開口部を前記車体本体の側壁面と面一に覆うよう
    に構成してなることを特徴とする車輌のバツテリ
    カバー開閉機構。
JP16853686U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0247055Y2 (ja)

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JP16853686U JPH0247055Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP16853686U JPH0247055Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPS6374332U JPS6374332U (ja) 1988-05-18
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JP16853686U Expired JPH0247055Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPH1035297A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Kajima Corp バッテリ式運搬車におけるバッテリの自動交換充電装置

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JPS6374332U (ja) 1988-05-18

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