JPH0246060A - チェーニング機能をもつｎｏ７信号装置におけるフィルイン信号送出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ ＮＯＶ信号装置におけるフィルイン信号の送出方式に関
し、 フィルイン送出指示があると迅速に送出を行うことがで
きるチューニング８１能をもつＮＯ？信号装置における
フィルイン信号送出方式を提供することを目的とし、 共通線信号リンクを介してチェーニング機能を用いてＨ
ＤＬＣ形式のメツセージを送受信するＮＯ７信号装置に
おいて、チェーニング機能を備えるメモリ制御部と）（
ＤＬＣ送出部を備え、上位からのフィルイン送出指示に
よりセットされるフィルイン送出指示ハードレジスタと
中断したフレームの次のフレームのアドレスをリザーブ
するアドレスレジスタを設け、ＨＤＬＣ送出部にフィル
イン発生部とフィルイン自動送出回路とを備え、該ＨＤ
ＬＣ送出部は前記フィルイン送出指示ハードレジスタが
セットされると、チェーニング機能による送信を中断す
ると共にフィルイン発生部は送信レジスタの送信済みフ
レームのシーケンス番号と固定符号とによりフィルイン
メツセージを作成し、中断フレームの次のフレームをア
ドレスレジスタにセットし、作成されたフィルインメツ
セージをフィルイン自動送出回路に供給することにより
フィルイン信号を連続して送出するよう構成する。

［産業上の利用分野１ 本発明はＮＯＶ信号装置におけるフィルイン信号の送出
方式に関する。

ＣＣＩＴＴにより標準化したＮＯＶ共通線信号装置（以
下、単にＮＯ？信号装置という）は、交換機やその他の
装置間における各種の制御信号やデータを音声等の通信
路と独立した共通線信号リンクを介して伝送するために
使用される。そして、ＮＯ７信号装置ではＨＤＬＣ（ハ
イレベルデータリンク制御手順）形式でデータを送受し
ており、従来はそのＨＤ　Ｌ　Ｃ形式の各チャネル（通
話路等の各種通信路）に対応する制御信号をチェーニン
グにより連続して送信している。一方、ＣＣＩＴＴの勧
告により上位装置（プロトコルの上位レベル）から送信
すべき信号が無い場合等の何らかの理由によりメツセー
ジの送信を止めたい状態が発生した時に、相手局の信号
装置に対してフィルイン信号（Ｆｉｌｌ　Ｉｎ　Ｓｉｇ
ｎａｌ　Ｕｎｉｔ　　：このイニシアルをとって“ＦＩ
ＳＵ”と表示する場合がある）を他のメツセージに優先
して送出して通知することが定められている。

ところが、上記したように）（ＤＬＣ形式によるチェー
ニングを用いた信号送出を行っている場合にはフィルイ
ン信号（ＦＩＳＵ）の送出を即座に行うことが困難であ
り、その改善が望まれている。

［従来の技術］ 第３図にＮＯ？信号装置の説明図を、第４図にその共通
線信号回線上の信号形態を示す。

第３図には、説明を簡単にするため複数の電話機等の端
末が交換装置３０と３２にそれぞれ接続された例を示し
、交換装置間には端末間の通信を行うための通信口＆１
３１が設けられ（複数チャネル分）、さらに各交換装置
には制御信号（網形成のための選択信号等）の伝送を行
うためのＮＯ７信号装置３３．３５が設けられ、ＮＯ？
信号装置の間は制御信号伝送用の共通信号回線３４が設
けられている。

そのＮＯＶ信号装置は各通信回線（チャネル）に対応す
る制御信号をメンセージシグナルユニット（ＭＳＵで表
示）と称する形で、ＭＳＵＩ、ＭＳＵ２・・というふう
に順番に送出する。そして、ＨＤ　Ｌ　Ｃ形式のデータ
はフラグ（第４図中Ｆで表示）を前、後に付し、データ
部分に送信シーケンス番号（ＦＳＮ：フォワードシーケ
ンスナンバー）、受信シーケンス番号（ＢＳＮ：バック
ワードシーケンスナンバー）や、チエツク信号（Ｆｅ２
：フレームチエツクシーケンス）等が付される。

第５図（ａ）に従来のチェーニングによるＭＳＵの送信
手順を示す。図中、ＣＢはチェーニングの状態を表示し
チェーニングが続く時に“１”、終了する時に“０゛°
となる。

このチェーニング機能はファームウェアによりディスク
リブタ（口ｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）に制御コードを設定し
、送信用のハードウェアに接続して５ＴＡＲＴ／５ＴＯ
Ｐすることによりチェーニング処理が実行され送出動作
を行っている。したがって、ファームウェアでディスク
リブタをチェーニングするのみで通常自装置はどこまで
送信が終了したか知る必要がなくハードウェアまかせて
処理を行っている。

一方、ＣＣＩＴＴの勧告により、上位装置が何も送信す
べき信号がない状態である時等に、フィルイン信号（Ｆ
ＩＳＵ）を優先的に送信する制御を行うことが必要とさ
れており、この信号は送信を開始すると上位装置の状態
が変化して送信しても良い状態になるまで送信し続ける
ことになっている。そして、このフィルイン信号を送出
した場合は、上位装置の状態が変化してフィルインを解
除した後に、未送信のメツセージが残っていても、再開
した時にその未送信のメツセージをこの信号装置から送
信するとは限らない（未送信のメツセージを回収して他
の信号装置により迂回して送信する場合もある）。

そのためフィルイン信号を送出する場合は、送信を中断
させて、フィルイン信号を送出し、未送信のメツセージ
のシーケンス番号（または送出済メツセージのシーケン
ス番号）を知ることが必要である。また、フィルイン信
号は通常のＮＯ７信号方式と同様に受信シーケンス番号
（ＢＳＮ）と送信シーケンス番号（ＦＳＮ）を先頭に付
して、レングスインジケータ（Ｌｌ）としてＯを表示す
る１バイトが含まれる。

そのフィルイン信号を送出するための従来の方式を説明
すると、第５図（ａ）のようにチェーニングされたＭＳ
Ｕの送信を開始した後、フィルイン信号の送出指示があ
っても、そのままではチェーニングされたＭＳＵを全部
送信した後にフィルイン信号を送出することになり、優
先的な送出ができない。

そこで、既にチェーニングされている情報に基づいて送
出中のディスクリブタが送出終了するとサスペンド指定
（Ｓｕｓｐｅｎｄ：中断の割込み）をかけて、完全に停
止する（サスペンドエンドが出力される）とフィルイン
信号フレームの送出を行う。

その従来のフィルイン送出のシーケンス図を第５図（ロ
）に示す、この図で最初にＭＳＵＩの送信中にサスペン
ドがかかるとチェーニング処理がハードウェアの中断に
より停止し、フィルイン信号のフレームを作成してそれ
を送出し続けるものであ第５図（Ｃ）に従来のフィルイ
ン送出プログラムのフロー図を示す、このフローにおい
て、フィルイン送出要求によりサスペンドが発生する（
第５図（ｂ）の５０）、ＭＳＵＩ　（メッセージシグナ
ルユニッ）ｌ）を送出中にサスペンドが発生すると、そ
のフレームの後に送出するためのデータが無（なった状
態になり、メツセージ送信が中断する（同５１）。

サスペンドが終了すると次のメツセージ（未送出のメツ
セージ）のアドレスを直前に送出したメツセージ（ＭＳ
Ｕりデータに含まれる次のチェーン情報であるネタスト
データアドレスを検索して取り出してメモリに格納する
（これは未送出のメツセージデータの格納位置であり他
の制御に使用する：同５２）０次に送出済のフレーム中
のＦＳＮを検索してコピーし、他にＢＳＮ　（これは受
信が良好に行われたメツセージフレームのシーケンス番
号）をＮＯ？信号装置の受信側ハードウェアから得て、
フィルイン信号を形成してそのフィルイン信号を自動発
生して送出する（同５３，５４）。

［発明が解決しようとする課題］ 上記したようにチェーニング機能によりメツセージを送
信中にサスペンドを行うとフィルイン信号を送出するま
でにソフトウェアによる複雑な処理を要するため時間が
かかり非効率的である。また、ＦＳＮ　（送信シーケン
ス番号）はメツセージフレームが回線に実際に送出され
た時点ではなくチェーニング処理を行った時点で更新さ
れるので、フィルインのためのＦＳＮ値の設定は実際に
回線に送出されているフレームのＦＳＮ値をプログラム
により調べて設定する必要があり、時間がかかる。この
ように従来の方式ではフィルイン指示の発生後に信号送
出が迅速に実行できないという問題があった。

本発明はフィルイン送出指示があると迅速に送出を行う
ことができるチェーニング機能をもつＮＯ３信号装置に
おけるフィルイン信号送出方式を提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ 第１１は本発明の基本的構成図を示す。

第１図において、７はメモリ制御部、８はチェーニング
制御部、９はＮＥＸＴデータのアドレスをリザーブ（確
保）するアドレスレジスタ、１０は非同期に更新可能な
りＳＮハードレジスタ、１１は上位装置からの命令によ
りセットされ、解除信号によりリセットされるフィルイ
ン送出指示ハードレジスタ、１２はチェーニング機能を
有するＨ　Ｄ　Ｌ　Ｃ送出部、１３はフレーム作成部、
１４は送信部、１５はフィ火イン（図ではＦＩＳゝＵで
表示）発生部、１６は固定コード発生回路、１７は信号
生成回路、１８はフィルイン（図ではＦＩＳＵで表示）
自動送出回路を表す。

本発明はフィルイン信号（ＦＩＳＵ）送出指示がハード
レジスタにセットされると、別のハードレジスタにより
指定されたＢＳＮ（バックワードシーケンスナンバー−
受信シーケンス番号）と第２ワード（送信シーケンス番
号：ＦＳＮ）を使用し、その他の必要なワードを固定コ
ード発生回路から得てハードウェア中で組み込むことに
よりフィルイン信号を発生して送出し、次のフレームの
アドレスをレジスタにセットしてリザーブするものであ
る。

［作用］ 第１図のＦＩＳＵ送出指示が上位装置からフィルイン送
出指示ハードレジスタ１１に与えられ、セットされると
ＨＤＬＣ送出部１２のＦＩＳＵ発生部１５が駆動される
とともに、メモリ制御部７のチェーニング制御部８にサ
スペンド信号（中断指示）が与えられる。

その結果、チェーニング制御部８ではチェーニングによ
り送出中のＭＳＵの区切りで送出を中断する。そこでチ
ェーニング制御部８より次のフレームのアドレスをフェ
ッチしアドレスレジスタ９にセットしてリザーブする。

他方、ＦＩＳＵ発生部１５内の固定コード発生回路１６
からレングスインジケータ（Ｌｌで表示し、フィルイン
コードの場合Ｏバイト長を表す１６進２桁表示の″。

Ｏ”）の符号がフィルイン送出指示ハードレジスタ１１
の出力により開かれたゲート１６１を通って格納部１７
３にセットされる。一方、送信部１４には前回送信した
フレームの内容が残っており（次の送信データが入ると
無くなる）、第２ワードであるＦＳＮ　（１バイト）と
ＢＳＮハードレジスタｌＯにより指定されたＢＳＮ　（
１バイト）がハードレジスタ１０のセット出力により開
かれたゲート１６１を通過して信号生成回路１７の格納
部１７２（ＦＳＮ用）、１７１　（ＢＳＮ用）ニセット
される。

ＦＩＳＵ発生部１５において３バイトの信号が生成され
るとその内容はＦＩＳＵ自動送出回路１８に供給されて
フラグＦを前後に付して、終了フラグの前に周知のフレ
ームチエツクシーケンス（Ｆｅ２）のデータを付して送
信部１４に供給されて送出される。上位装置からフィル
イン解除の指示が発生すると、フィルイン送出指示ハー
ドレジスタ１１はリセットされ、それによりＦＩＳＵ発
生部１５に与えられた送出指示がなくなってＦＩＳＵ自
動送出回路１８の送出が停止する。

［実施例］ 第２図に本発明の実施例の構成図を示す。

第２図において、２０はＮＯ７制御装置、２１は処理装
置（ＣＰＵ）、２２はメモリ、２３−１はＦＩＳＵ（フ
ィルイン信号）の送出指示がセットされるＦＩＳＵレジ
スタ、２３−２は次のデータのアドレスがセットされる
アドレスレジスタ、２３−３は受信状態により更新され
るＢＳＮ値を保持するＢＳＮレジスタ、２４はチェーニ
ング機能付第１ダイナミックメモリ制御回路、２５はＨ
ＤＬＣ送出回路、２６はチェーニング機能付第２ダイナ
ミックメモリ制御回路、２７はＨＤＬＣ受信回路を表す
。

処理装置２１は図示しない交換機等の処理装置と接続さ
れＮＯ？信号制御プログラム２１２に従ってチェーニン
グ機能付第１および第２グイナミツタメモリ制御回路２
４．２６を介してＨＤＬＣ送出回路２５．受信回路２７
を制御して、相手局のＮＯ７制御装置と共通線信号回線
を介して信号の送受信制御を行う。

ＨＤＬＣ送出回路２５には本発明によるＦｌ、ＳＵ発生
回路２５１とＦＩＳＵ自動送出回路２５２が設けられ、
チェーニング機能はチェーニング機能付第１ダイナミッ
クメモリ制御回路２４に内蔵するファームウェアのプロ
グラム制御により行われ、メモリ２２内の送信すべきＭ
ＳＵ（上位で作成される）データをチェーンにより接続
してＨＤＬＣ送出回路２５に供給して、ＨＤＬＣ形式の
フレームに変換されて送出される。

ＨＤＬＣ受信回路２７は従来と同様の構成を備え受信し
たフレームをチェンジしてＨＤＬＣ形式から元のＭＳＵ
を復元してチェーニング機能付第２ダイナミックメモリ
制御回路２６の制御によりメモリ２２にチェーニングデ
ータを格納する。

処理装置２１においてＮＯ７信号制御プログラム２１２
により信号送受信の制御を実行中にフィルイン（ＦＩＳ
Ｕ）送出指示を上位装置（例えば交換装置）から受は取
ると、ＦＩＳＵ送出指示プログラム２１１が起動すると
共にサスペンド信号（図示しない制御信号線を介する）
を発生してＨＤＬＣ送出回路２５に供給する。また、Ｆ
ＩＳＵレジスタ２３−１がセットされ、各制御回路にＦ
［ＳＵ送出指示が出される。

これによりＨＤＬＣ送出回路２５はチェーニングの動作
をフレームの区切りの部分で中断する制御を行い、中断
すると未送信のメツセージのアドレスを検出してアドレ
スレジスタ２３−２にリザーブ（Ｔａ保）する。その一
方、ＦＩＳｔＪ発生回路２５１において上記第１図に示
す原理で発生したフィルイン信号を発生し、発生したフ
ィルイン信号を送出するとともにＦＩＳＵ自動送出回路
２５２をセントし以後フィルイン信号（ＦＩＳＵ）を送
出し続ける。

自動送信されたフィルイン信号は上位装置からのフィル
イン解除指示が発生するまで送信を繰り返す、これによ
り、フィルイン送出指示が発生すると、ハードウェアの
処理によりフィルイン信号の送出が直ちに実行される。

［発明の効果］ 本発明によれば、ＮＯ７信号装置においてチェーニング
により送出中でも自装置内の上位装置からのフィルイン
信号送出指示の発生時に、フィルイン送出のための中断
が無くなるので処理の高速化を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的構成図、第２図は本発明の実施
例の構成図、第３図はＮＯ？信号装置の説明図、第４図
は共通線信号回線上の信号形態を示す図、第５図（ａ）
は従来のチェーニングによる各ＭＳＵの送信手順を示す
図、第５図（ト））は従来のフィルイン送出のシーケン
ス図、第５図（Ｃ）は従来のフィルイン送出プログラム
のフロー図である。 第１図中、 ９　： ｌ　Ｏ： ｌ　ｌ　： １２　： ｌ　３　： ｆ ｌ　５　： ｌ　６　： １７　； １８　ニ アドレスレジスタ ＢＳＮハードレジスタ フィルイン送出指示ハードレジスタ ＨＤＬＣ送出部 フレーム作成部 送信部 フィルイン発生部 固定コード発生回路 信号生成回路 フィルイン自動送出回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 共通線信号リンクを介してチェーニング機能を用いてＨ
   ＤＬＣ形式のメッセージを送受信するＮＯ７信号装置に
   おいて、 チェーニング機能を備えるメモリ制御部（７）とＨＤＬ
   Ｃ送出部（１２）を備え、 上位からのフィルイン送出指示によりセットされるフィ
   ルイン送出指示ハードレジスタ（１１）と中断したフレ
   ームの次のフレームのアドレスをリザーブするアドレス
   レジスタ（９）を設け、 ＨＤＬＣ送出部（１２）にフィルイン発生部（１５）と
   フィルイン自動送出回路（１８）とを備え、該ＨＤＬＣ
   送出部（１２）は前記フィルイン送出指示ハードレジス
   タ（１１）がセットされると、チェーニング機能による
   送信を中断すると共にフィルイン発生部（１５）は送信
   レジスタの送信済みフレームのシーケンス番号と固定符
   号とによりフィルインメッセージを作成し、中断フレー
   ムの次のフレームをアドレスレジスタ（９）にセットし
   、 作成されたフィルインメッセージをフィルイン自動送出
   回路（１８）に供給することによりフィルイン信号を連
   続して送出することを特徴とするチェーニング機能をも
   つＮＯ７信号装置におけるフィルイン信号送出方式。