JP2821053B2 - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP2821053B2
JP2821053B2 JP4045383A JP4538392A JP2821053B2 JP 2821053 B2 JP2821053 B2 JP 2821053B2 JP 4045383 A JP4045383 A JP 4045383A JP 4538392 A JP4538392 A JP 4538392A JP 2821053 B2 JP2821053 B2 JP 2821053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラマブルコン
トローラ(以下、PCという)と、プログラマブルコン
トローラに接続しプログラマブルコントローラ内部のデ
ータの読み出し/書き込みを行う周辺装置(以下、ロー
ダーという)、及び専用の伝送制御手順によりプログラ
マブルコントローラと交信が可能な計算機とから構成さ
れたネットワークシステムに関し、特に、FA(Factor
y Automation)用として求められる交信に必要な処理時
間が計算できるトランジェント伝送を行うことが可能な
ネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】FA用のPC間ネットワークにおいて
は、ネットワーク上に接続されたユニット相互間でのO
N/OFF信号やデータの受け渡しをI/Oユニットを
介さずにシリアル通信により行い、ネットワーク上の各
局で発生するデータの変更を定期的、且つ、リアルタイ
ムで更新を行うサイクリック伝送機能と、交信起動元局
及び相手先局の2局間のみで他局には影響を与えず一時
的に交信局を固定してデータ伝送を行うトランジェント
伝送機能の両者の機能を有したネットワークが多い。
【0003】従来においては、PC間ネットワークでは
サイクリック伝送機能のリアルタイム性を追求するた
め、トランジェント伝送機能は、サイクリック伝送機能
と比較して優先度は低位であった。また、PCがシーケ
ンスプログラム実行中においては、シーケンスプログラ
ムの最終を示す命令(以下、END命令という)を実行
するまでトランジェント伝送の実行は待機状態にあっ
た。
【0004】このため、シーケンスプログラムが増大し
た場合は、シーケンスプログラムのEND命令実行まで
トランジェント伝送の実行を待っているか、或いはプロ
グラムの実行を一時中断し、且つ、END命令相当の処
理を行う命令(以下、COM命令という)をシーケンス
プログラム中に挿入することによりトランジェント伝送
を行う必要があった。
【0005】図6は、従来におけるネットワークの構成
を示す説明図である。図中、1はネットワークの伝送媒
体(ケーブル)、2はサイクリック伝送やトランジェン
ト伝送を行うネットワークに接続された局、3は局2に
接続されたローダー、4は局2とローダー3を接続する
ケーブル、5は局2と接続された計算機、6は局2と計
算機5を接続するケーブルである。
【0006】図7は、局の内部構成を示すブロック図で
ある。図中、8はサイクリック伝送機能やトランジェン
ト伝送機能を実行するデータリンク制御部、14はシー
ケンスプログラムを実行し、制御を行うシーケンス制御
部、9は伝文パケットの送受信を行うパケット伝送部、
10はサイクリック伝送により発生したデータ(以下、
サイクリックデータという)の更新処理やトランジェン
ト伝送により発生した要求を処理するデータ処理部、1
1はサイクリックデータを格納しておくサイクリックデ
ータ部、12はデータリンク制御部8とシーケンス制御
部14のインターフェースを行ったり、トランジェント
伝送より発生した要求の回答をシーケンス制御部14か
ら貰うための2ポートRAMである。
【0007】図8は、従来例で使用した計算機5或いは
ローダー3から局2に対するトランジェント伝送を実行
する際に使用した基本形データ伝送制御手順の伝文パケ
ット(伝送フレーム)の構成を示す説明図である。図
中、48は伝送されるパケット、50はパケット48が
伝送される経路などパケット48に付随するデータを示
すヘッダ部(以下、ヘッディングという)、49はヘッ
ディング50の開始を示す伝送制御キャラクタ(以下、
キャラクタ(SOH)という)、52はパケット48の
コマンドやデータを含むテキスト、51はテキスト52
の開始を示すキャラクタ(STX)、56はテキスト5
2の終了を示すキャラクタ(ETX)である。また、5
3はパケット48の宛先の局番(No.)、54はコマ
ンド(RQ)、55はコマンド54に付随するデータ
(DAT)を示す。局番53、コマンド54、データ5
5はテキスト52中に含まれる。通常パケット48中に
は1つの宛先の局番53と、コマンド54とコマンド5
4に付随するデータ55が指定される。
【0008】図10は、局と局の間でサイクリック伝送
を行うための伝文フレームの構成を示す説明図であり、
ハイレベルデータリンク制御手順(以下、HDLC手順
という)として知られているフレーム(以下、サイクリ
ック伝送フレームという)構成に準拠している。図中、
60は伝送されるパケットで、61と66はパケット6
0の開始或いは終了を示すフラグシーケンス(F)で、
62は送信先アドレスを示すアドレスフィールド
(A)、63はパケット60のコマンドを規定するコン
トロールフィールド(C)、64はデータ部を示すイン
フォメーションフィールド(I)、65はパケット60
の正誤を調べるためのフレームチェックシーケンス(F
CS)である。
【0009】次に、動作について説明する。図6におい
て、計算機5から局A2に対するトランジェント伝送の
事象が発生した場合、計算機5はパケットの宛先の局番
に計算機5が接続されている局(以下、自局という)を
示す局番FFHを指定してパケットを送信する。図7に
示したデータリンク制御部8のパケット伝送部9でパケ
ットを受信した局Aは局番のFFHにより、自局に接続
されている計算機5が自分自身に要求を出していること
を認識する。パケットの内容はデータ処理部10で処理
され2ポートRAM12へ、シーケンス制御部14に対
する要求(以下、トランジェント要求という)として転
送される。
【0010】ここで、シーケンス制御部14で図9に示
すようなシーケンスプログラム57が実行されている場
合、通常COM命令58がなければEND命令59を実
行した後、シーケンス制御部14はトランジェント要求
の回答(以下、トランジェントアンサという)を2ポー
トRAM12上に転送する。COM命令58がシーケン
スプログラム57中に挿入されていれば、COM命令5
8を実行した後、シーケンス制御部14はトランジェン
トアンサを2ポートRAM12上に転送する。局A2は
図8に示したパケット48のテキスト52にトランジェ
ントアンサを転送して計算機5に送信する。
【0011】次に、図6に示した計算機5から局B2に
対するトランジェント伝送の事象が発生した場合、計算
機5はパケットの宛先の局番にFFH以外で局Bのアド
レスを示す局番を指定してパケットを局Aに送信する。
局Aは受信したパケットの宛先の局番から自局に対する
要求でないことを認識し、図10に示したサイクリック
伝送フレーム60に要求を転送し、ケーブル1を介して
局Bに送信する。局Bはパケットを受信し、パケットに
おけるデータ部の内容によってその回答を局Aが送信し
た方法と同様に今度は宛先の局番を局Aのアドレスを示
す局番を指定してパケットを局Aに送信する。局Aは受
信したパケットからデータ部をパケット48のテキスト
52に転送して計算機5に送信する。
【0012】その他、この発明に関連する参考技術文献
として特開昭61−181238号公報に開示された
「データ伝送装置」、特開平3−69245号公報に開
示された「情報処理装置の受信データ監視方式」、特開
平3−10541号公報に開示された「優先交換サービ
ス制御方式」、特開平1−309445号公報に開示さ
れた「データ転送方式」がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来におけるネットワ
ークシステムのデータリンクは、以上のように構成され
ているので、第1に、伝文パケット中に、相手先PCに
対して1個の要求のみ認めていたために、1回のトラン
ジェント伝送では、1個の要求しか処理できない、第2
に、複数の要求を処理したい場合は要求回数分のトラン
ジェント伝送を行わなければならない、第3に、トラン
ジェント伝送機能は、サイクリック伝送機能と比較して
優先度は低く、且つ、PCのシーケンス制御部でシーケ
ンスプログラムが実行されている場合、シーケンスプロ
グラムのEND命令実行まで処理が待機状態となり、そ
の結果、シーケンスプログラムが膨大になった場合、シ
ーケンスプログラム中にCOM命令を挿入しトランジェ
ント伝送を実行する。しかし、シーケンスプログラム中
のどこにCOM命令を挿入すればよいのかユーザーが判
断しなければならないという繁雑さがある、第4に、複
数の要求を処理したい場合、すべての要求に対する応答
がいつになればすべて完了するのか計算できないという
課題があったため、処理効率が悪いという問題点があっ
た。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、少ない回数のトランジェント伝送
で多くの要求を処理できるようにし、また、トランジェ
ント伝送の伝文中に複数の要求に対する待ち時間を指定
して、待ち時間内に処理を行えるようにして全体的な処
理効率を向上させることができるネットワークシステム
を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるネット
ワークシステムは、ネットワークを介して接続された複
数の局から構成され、ネットワーク上の特定の局間で実
行されるトランジェント伝送機能を有したネットワーク
システムにおいて、前記トランジェント伝送を行う場合
に、複数のコマンドを1フレーム中に含めた要求フレー
ムを生成して他の局に送信すると共に、他の局から複数
のコマンドを含む要求フレームを受信した場合に、前記
要求フレーム中の複数のコマンドを順次処理して応答フ
レームを生成し、前記要求フレームを送信してきた他の
局に送信することにより、1回の交信で複数のコマンド
を処理する処理手段を前記複数の局にそれぞれ設けたも
のである。
【0016】また、この発明に係わるネットワークシス
テムは、前記処理手段が、さらに、前記複数のコマンド
を含む要求フレームを生成する際に、前記要求フレーム
に含めるコマンドの数を示すコマンド数情報を生成して
前記要求フレームに付加し、前記要求フレームを受信し
た場合に、前記コマンド数情報に基づいて、前記要求フ
レーム中の複数のコマンドを順次処理するものである。
【0017】さらに、この発明に係わるネットワークシ
ステムは、ネットワークを介して接続された複数の局か
ら構成され、ネットワーク上の特定の局間で実行される
トランジェント伝送機能を有したネットワークシステム
において、トランジェント伝送の伝文中に要求を処理す
るための実行時間を規定することができる待ち時間処理
を行う処理手段を前記複数の局にそれぞれ設けたもので
ある。
【0018】
【作用】この発明における1回の交信で複数のコマンド
を処理する処理手段は、トランジェント伝送を行う場合
に、複数のコマンドを1フレーム中に含めた要求フレー
ムを生成でき、他の局から複数のコマンドを含む要求フ
レームを受信した場合に、前記要求フレーム中の複数の
コマンドを順次処理することができる。
【0019】また、上記1回の交信で複数のコマンドを
処理する処理手段は、複数のコマンドを含む要求フレー
ムを生成する際に、要求フレームに含めるコマンドの数
を示すコマンド数情報を生成して要求フレームに付加
し、要求フレームを受信した場合に、コマンド数情報に
よって示される回数コマンドの処理を実行することによ
り、要求フレーム中の複数のコマンドを順次処理する。
【0020】さらに、この発明における待ち時間処理を
行うための処理手段は、シーケンス制御部に対してトラ
ンジェント要求を送信した時間からタイムチェックを開
始する。タイマー値は使用者が指定した待ち時間であ
り、タイムチェック実行中に処理が完了しないようであ
れば強制的に処理を実行させるものである。
【0021】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるネットワ
ークの構成を示す説明図であり、ネットワーク中には、
計算機5がケーブル6により接続されている局Aと、ロ
ーダー3がケーブル4により接続されている局B、局
C、局Dの計4台の局によって構成されている。各局は
ケーブル1によって接続されている。図中、7はトラン
ジェントアンサを格納しておくトランジェントデータ部
である。なお、上記局A〜D,ローダー3および計算機
5は、請求項1〜3における局にそれぞれ該当する。
【0022】図2は、この発明の実施例における局の内
部を示すブロック図であり、図中、13は2ポートRA
M12上の優先度選択エリアである。優先度選択コマン
ドを実行することにより、このエリアのON/OFFが
変化する。16はメモリITWORKで、シーケンス制
御部14の中に配置され、シーケンス処理部15により
ON/OFFが変化する。
【0023】図3は、トランジェント伝送にて使用する
トランジェント要求用のパケットである。17は伝送さ
れるパケット、19はヘッディング、18はヘッディン
グ19の開始を示すキャラクタ(SOH)、21は要求
の内容を示すテキスト、20,30はテキストの開始
(STX)及び終了(ETX)を示すキャラクタであ
る。
【0024】また、22は要求の宛先を示す局のアドレ
ス(No.)を指定する。テキスト21の詳細図では、
2つのコマンドと待ち時間とコマンドに付随するデータ
の組み合わせが示されている。図中、23は組み合わせ
の個数(RQN)を示し、24と27(RQTR1 ,R
QTR2 )はそれぞれコマンドの種別を示し、25と2
8(WT1 ,WT2 )はそれぞれコマンドに対する実行
時間(以下、待ち時間という)を示し、26と29(R
QDAT1 ,RQDAT2 )はそれぞれコマンドに付随
するデータを示している。
【0025】図4は、トランジェント伝送にて使用する
トランジェントアンサのパケットである。図中、31は
応答として伝送されるパケット、33が応答の内容を示
すテキスト、32,38はテキストの開始(STX)及
び終了(ETX)を示すキャラクタである。テキスト3
3はトランジェントアンサの組み合わせの個数を示し、
35と37は図3に示した24と27で要求されたコマ
ンドに対するトランジェントアンサをそれぞれ示してい
る。36はコマンドごとのトランジェントアンサである
ことを示す区切りキャラクタである。
【0026】図5は、図2に示したデータリンク制御部
8におけるデータ処理部10の内部処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【0027】次に、動作について説明する。オペレータ
は、図1に示した計算機5から局Aに対して、トランジ
ェント伝送を実行するために図3に示したパケット17
を送信する。その際、テキスト21のNo.22には従
来例と同様にFFHを指定する。このFFHの意味も従
来例と同様に自局を示しているものである。次に、テキ
スト21の内部におけるRQN23にはこれから要求を
出すコマンドの個数を指定する。RQTR1 24以降
に、コマンド、待ち時間、コマンドに付随するデータと
いう順番の組み合せで指定する(以下、この組み合わせ
をブロックという)。
【0028】図3に示した例にあっては、2つのブロッ
クが示されている。従って、RQN23の値は2であ
る。計算機5から送信されたパケット17は図2に示し
たデータリンク制御部8のパケット伝送部9で受信され
る。パケット17の内容をデータ処理部10へ転送し、
図5に示すデータ処理過程がスタートする。
【0029】図3に示したパケット17中のRQN23
でトランジェント要求の個数を読み出す(S39)。本
実施例の場合RQN=2である。次に、1つ目のコマン
ドを読み出す(S40)。コマンドはコマンド種別とブ
ロックデータ長で構成される。ブロックデータ長はコマ
ンドと待ち時間とコマンドに付随するデータの組み合せ
のデータ長である。従って、このステップでコマンド種
別と1ブロックのトータルデータ長が認識される。
【0030】コマンド種別とコマンドに付随するデータ
を2ポートRAM12へ転送する(S41)。シーケン
ス制御部14に対してトランジェント要求の実行を求め
る信号をONする(S42)。その後、シーケンス制御
部14からの応答があるか否かを判断し(S43)、応
答があれば、2ポートRAM12から応答データ(トラ
ンジェントアンサ)を一時的にトランジェントデータ部
7へ退避させる(S44)。1ブロックのトランジェン
トアンサであることを示す区切りキャラクタ(¥)を付
加する(S45)。
【0031】その後、RQN23の値を参照し、残りの
ブロックがあるか否か判断し(S46)、あると判断す
れば上記ステップ40へ戻り、再度同様の動作を実行す
る。残りのブロックがないと判断すればトランジェント
データ部7からトランジェントアンサを図4に示したテ
キスト33に示すように35,37(ANSDAT1
ANSDAT2 )へ転送する(S47)。尚、区切りキ
ャラクタ(¥)36は上記ステップ45にて付加されて
いる。33にはトランジェントアンサの個数を指定す
る。33の値は図3に示したRQN23と同値である。
図4に示したパケット31が全て揃ったところで局Aは
トランジェント要求の応答伝文としてパケット31を計
算機5へ送信する。
【0032】この結果、1回のトランジェント伝送で2
つのコマンドを実行することができる。図3に示したブ
ロックの個数を増やせば複数のコマンド実行することが
可能となる。
【0033】次に、この発明の第2の実施例を図1,図
2,図3を参照しながら説明する。オペレータは図1に
示した計算機5から局Aに対して優先度選択交信を実行
する。優先度選択交信とは、トランジェント伝送の優先
順位を高めるものであり、この交信により、図2に示し
た優先度選択エリア13の1バイトがON状態になる。
優先度選択交信を行った後に、オペレータは図1に示し
た計算機5から局Aに対してトランジェント伝送を実行
する。
【0034】シーケンス処理部15は、シーケンスプロ
グラム実行直前に必ず優先度選択エリア13を参照した
後、シーケンスプログラムの0ステップ目から実行を開
始する。優先度選択エリア13がON状態であればトラ
ンジェント伝送が優先であり、OFFであればシーケン
スプログラムの実行及びサイクリック伝送が優先である
と認識される。シーケンス処理部15は、シーケンスプ
ログラム実行中にデータリンク制御部8からのトランジ
ェント要求の1回目の信号を受信した場合、シーケンス
制御部14のメモリITWORK16の1バイトをON
状態にする。この間データリンク制御部8は、図3に示
したWT1 25やWT2 28に示されるようなオペレー
タが設定した待ち時間をタイマー値とするタイムチェッ
クを実行している。
【0035】タイムチェックの方法は1回目のトランジ
ェント要求の信号を送信した瞬間からスタートしてタイ
ムチェックを実行する。タイムアップしたら2回目のト
ランジェント要求の信号を送信する。シーケンス処理部
15はITWORK16を参照し、2回目のトランジェ
ント要求の信号を受信したことを確認する。シーケンス
処理部15は、速やかに実行中のシーケンスプログラム
をポーズ状態にして、トランジェント要求を実行して2
ポートRAM12へトランジェントアンサを転送し、I
TWORK16をクリアしてシーケンスプログラムのポ
ーズ状態を解除してシーケンスプログラムを再度実行す
る。
【0036】この結果、オペレータがトランジェント伝
送の要求パケット中に待ち時間を設定することで、シー
ケンスプログラム中にCOM命令を挿入するという煩わ
しさから解放され、オペレータが必要なタイミングでト
ランジェントアンサを得ることができる。また、複数の
コマンドを実行したい場合でも待ち時間を加算していけ
ば、すべてのコマンドが実行されるまでの経過時間が算
出できる。また、トランジェント伝送よりもシーケンス
プログラムの実行やサイクリック伝送が優先と考えるオ
ペレータにあっては、優先度選択交信時に優先度選択エ
リアをOFFしておけばよい。
【0037】また、上記実施例は計算機から自局に対す
るトランジェント伝送の例を示したが自局以外の局に対
して実行することも可能である。更に、計算機とPCの
組み合せの代わりにFAコントローラ、パソコン等にて
実施しても同様である。またネットワークをループ型か
らバス型、スター型に変更しても同様の効果が得られ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1回
のトランジェント伝送に複数のコマンドを組み込む手段
をデータリンク制御部に持つようにしたため、従来にお
いて要求数回必要であったトランジェント伝送が少ない
回数にて実行でき、処理効率が向上するという効果があ
る。
【0039】また、1回のトランジェント伝送に複数の
コマンドを組み込むと共に、組み込むコマンドの数を示
すコマンド数情報を組み込むことにし、このコマンド数
情報に基づいて複数のコマンドを処理することにしたた
め、全てのコマンドを確実に処理することが可能となる
という効果がある。
【0040】さらに、トランジェント伝送の伝文中にコ
マンドに対する待ち時間をユーザが設定することによ
り、シーケンスプログラム中にCOM命令を挿入すると
いう煩わしさから解放され、しかも全ての要求に対する
応答が得られるまでのトータル時間が計算でき、処理効
率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるネットワークシステムの構成
を示す説明図である。
【図2】 この発明のネットワークシステムおけるPC
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明における計算機で使用する要求伝文
のフレーム構成を示す説明図である。
【図4】 この発明における計算機で使用する回答伝文
フレーム構成を示す説明図である。
【図5】 この発明におけるPCのデータ処理動作を示
すフローチャートである。
【図6】 従来におけるネットワークシステムの構成を
示す説明図である。
【図7】 従来におけるPCの構成を示すブロック図で
ある。
【図8】 従来における計算機で使用する要求伝文のフ
レーム構成を示す説明図である。
【図9】 従来におけるPCで実行されるシーケンスプ
ログラムの一例を示す説明図である。
【図10】 従来におけるPCで使用するサイクリック
伝送のフレーム構成を示す説明図である。
【符号の説明】
2 PC,3 ローダー,5 計算機,7 トランジェ
ントデータ部,8データリンク制御部,13 優先度選
択エリア,14 シーケンス制御部,16ITWORK
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−128644(JP,A) 特開 平1−291548(JP,A) 実開 昭59−99558(JP,U) 省力と自動化 89年8月号,通巻244 号(第20巻,第8号、オーム社),高橋 俊哉,「特集 FAネットワークMEL SEC−Aシリーズのデータリンクシス テムMELSECNET」,第40−42 頁,平成元年8月1日 三菱電機技報 Vol.64 No.3 1990年,葛西由夫 他,「三菱FAコ ントローラ《MELSEC−LM 7000》」,第50−55頁,平成2年3月25 日 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/46 H04L 12/28 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
    局から構成され、ネットワーク上の特定の局間で実行さ
    れるトランジェント伝送機能を有したネットワークシス
    テムにおいて、前記トランジェント伝送を行う場合に、
    複数のコマンドを1フレーム中に含めた要求フレームを
    生成して他の局に送信すると共に、他の局から複数のコ
    マンドを含む要求フレームを受信した場合に、前記要求
    フレーム中の複数のコマンドを順次処理して応答フレー
    ムを生成し、前記要求フレームを送信してきた他の局に
    送信することにより、1回の交信で複数のコマンドを処
    理する処理手段を前記複数の局にそれぞれ設けたことを
    特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、さらに、前記複数のコ
    マンドを含む要求フレームを生成する際に、前記要求フ
    レームに含めるコマンドの数を示すコマンド数情報を生
    成して前記要求フレームに付加し、前記要求フレームを
    受信した場合に、前記コマンド数情報に基づいて、前記
    要求フレーム中の複数のコマンドを順次処理することを
    特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して接続された複数の
    局から構成され、ネットワーク上の特定の局間で実行さ
    れるトランジェント伝送機能を有したネットワークシス
    テムにおいて、トランジェント伝送の伝文中に要求を処
    理するための実行時間を規定することができる待ち時間
    処理を行う処理手段を前記複数の局にそれぞれ設けたこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
JP4045383A 1992-03-03 1992-03-03 ネットワークシステム Expired - Lifetime JP2821053B2 (ja)

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JP5241767B2 (ja) * 2010-04-22 2013-07-17 三菱電機株式会社 端末装置

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