JPH09168040A - プロトコル処理方法 - Google Patents

プロトコル処理方法

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JPH09168040A
JPH09168040A JP7326985A JP32698595A JPH09168040A JP H09168040 A JPH09168040 A JP H09168040A JP 7326985 A JP7326985 A JP 7326985A JP 32698595 A JP32698595 A JP 32698595A JP H09168040 A JPH09168040 A JP H09168040A
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Japan
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JP7326985A
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Inventor
Yukio Atsumi
幸雄 渥美
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロトコル処理の処理時間短縮およびスルー
プット向上を実現でき、またプロトコル処理プログラム
の作成および保守作業負担を軽減できるプロトコル処理
方法を提供する。 【解決手段】 状態レジスタ25または要因レジスタ2
6に、通信バッファのバッファ使用状況すなわち非ビジ
ー/ビジー状態を保持するバッファ部を設け、通信バッ
ファ13を管理するバッファ管理部14により、通信バ
ッファのバッファ使用状況すなわち非ビジー/ビジー状
態を常時監視して、その状態を状態レジスタ25または
要因レジスタ26に設けられたバッファ部に逐次通知設
定し、これら状態レジスタ25および要因レジスタ26
の内容に基づいて、状態遷移表から次に実行すべき処理
ルーチンを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロトコル処理方
法に関し、特に収容する通信回線上に設定された各コネ
クションの終端処理または中継処理を行うプロトコル処
理装置のプロトコル処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、収容する通信回線上に設定され
た各コネクションの終端処理または中継処理を行うプロ
トコル処理装置は、プロトコル階層ごとにモジュール化
された複数のプロトコル処理部と、通信バッファを管理
するバッファ管理部などの共通部分から構成される。各
プロトコル処理部には、コネクションごとに各種制御情
報を保持するコネクション制御ブロックと、図10に示
すような状態コードおよび要因コードから実行すべき個
別処理ルーチンを選択する状態遷移表とが設けられ、こ
の状態遷移表により選択された個別処理ルーチンが個々
のコネクションに関する各種制御情報に基づいて実行さ
れる。
【0003】また、バッファ管理部では、バッファ使用
状況、すなわちバッファの非ビジーまたはビジーが監視
され、その監視結果が所定のバッファ状態レジスタに設
定される。パケット送受信のためのプロトコル規定、例
えばX.25のパケットレイヤ手順では、図10に示す
ように、状態コードが「データ受信待ち」であり、要因
コードが「DT受信」である場合、これら状態コードと
要因コードに対する各欄が交差する格子に設定されてい
る「ルーチン#12」という個別処理ルーチンが選択さ
れて実行される。
【0004】図11はデータ待ち状態におけるデータパ
ケット受信時処理(ルーチン#12)を示すフローチャ
ートである。まず、受信データの受信順序番号がチェッ
クされ(ステップ110)、受信順序が不一致であった
場合には(ステップ110:NG)、受信データを破棄
するとともにバッファを解放する(ステップ111)。
【0005】一方、受信順序が一致した場合には(ステ
ップ110:OK)、受信データをホスト計算機側に通
知し(ステップ112)、バッファ管理部のバッファ状
態レジスタの内容を読出して(ステップ113)、バッ
ファ状態をチェックする(ステップ114)。ここで、
バッファがビジー状態である場合には(ステップ11
4:ビジー)、相手装置からのデータ送信を抑止するた
めにRNRパケットを送信し(ステップ115)、コネ
クション制御ブロックに次状態(データ受信待ち)を格
納して(ステップ116)終了する。
【0006】また、バッファが非ビジー状態である場合
には(ステップ114:非ビジー)、相手装置からのデ
ータ送信を促すためにRRパケットを送信し(ステップ
117)、コネクション制御ブロックに次状態(データ
受信待ち)を格納して(ステップ118)、終了するも
のとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来のプロトコル処理方法では、個別処理ルーチン実
行中にバッファ使用状況を読出して判断し、その判断結
果に応じて所定の処理へ分岐するものとなっているた
め、個別処理ルーチンのロジックが複雑化し、処理ステ
ップ数が増大するという問題点があった。特に、150
MbpsATM網などの高速回線では、従来と比較して
回線伝送時間が非常に小さくなることから、遅延時間短
縮およびスループット向上という観点からすれば、プロ
トコル処理装置における処理時間をできるだけ小さくす
る必要がある。
【0008】また、プロトコル処理プログラムの作成お
よび保守に要する作業負担を軽減するためには、各個別
処理ルーチンをできるだけ簡単な構成にしておくことが
望ましい。本発明はこのような課題を解決するためのも
のであり、プロトコル処理の処理時間短縮およびスルー
プット向上を実現でき、またプロトコル処理プログラム
の作成および保守作業負担を軽減できるプロトコル処理
方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるプロトコル処理方法は、バッフ
ァ管理部は、送受信データを一時的に保持する通信バッ
ファのバッファ使用状況を常時監視するとともに、その
バッファ使用状況の変化に応じてバッファ使用状況をプ
ロトコル処理部に通知し、プロトコル処理部は、バッフ
ァ管理部から通知されたバッファ使用状況を状態コード
に結合して新たな状態コードを生成し、この新たな状態
コードと要因コードとに基づいて所定の状態遷移表から
次処理ルーチンを選択して実行するようにしたものであ
る。また、プロトコル処理部は、バッファ管理部から通
知されたバッファ使用状況を要因コードに結合して新た
な要因コードを生成し、この新たな要因コードと状態コ
ードとに基づいて所定の状態遷移表から次処理ルーチン
を選択して実行するようにしたものである。
【0010】したがって、バッファ管理部により、通信
バッファのバッファ使用状況が常時監視されて、そのバ
ッファ使用状況の変化に応じてバッファ使用状況がプロ
トコル処理部に通知され、プロトコル処理部により、バ
ッファ管理部から通知されたバッファ使用状況が状態コ
ードに結合されて新たな状態コードが生成され、この新
たな状態コードと要因コードとに基づいて所定の状態遷
移表から次処理ルーチンが選択されて実行される。ま
た、プロトコル処理部により、バッファ管理部から通知
されたバッファ使用状況が要因コードに結合されて新た
な要因コードが生成され、この新たな要因コードと状態
コードとに基づいて所定の状態遷移表から次処理ルーチ
ンが選択されて実行される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態であるプロ
トコル処理方法によるプロトコル処理装置のブロック図
であり、ここではプロトコルレイヤ3までを実現するも
のを前提とし、プロトコルとしてはX.25パケットレ
イヤ(レイヤ3)で適用する場合を例に説明する。
【0012】図1において、11は収容する通信回線1
6との電気的整合などのレイヤ1のプロトコル処理、お
よびフレーム組立/分解、開始/終了フラグの設定など
のレイヤ2のプロトコル処理を行うリンクプロトコル処
理部、13は送受信データを一時的に保持する通信バッ
ファ、14は通信バッファ13のバッファ使用状況(ビ
ジー/非ビジー)を常時監視するバッファ管理部、15
はホスト計算機(図示せず)との間で各種情報をやり取
りするためのホストインターフェース部、12は複数の
個別処理ルーチンを有し通信回線16上に設定された各
コネクションの終端処理または中継処理を行うパケット
プロトコル処理部である。
【0013】パケットプロトコル処理部12において、
21はパケットプロトコル処理部12の各部の制御を行
う制御部、22は複数の個別処理ルーチンを格納する処
理ルーチン用メモリ、23は通信回線16上に設定され
た各コネクションごとの制御情報を格納するコネクショ
ン制御ブロック用メモリ、24は状態レジスタ25およ
び要因レジスタ26に格納されている内容に基づいて次
に実行する処理ルーチンを選択するための状態遷移表を
格納する状態遷移表メモリ、27は状態遷移表により選
択された処理ルーチンを示すルーチン番号を保持するル
ーチン番号レジスタである。
【0014】図2は状態レジスタおよび要因レジスタの
構成を示す説明図であり、(a)は通信バッファの使用
状況を状態遷移表の状態コード側に組み込む場合の状態
レジスタ、(b)は通信バッファの使用状況を状態遷移
表の要因コード側に組み込む場合の要因レジスタを示し
ている。図2(a)では、状態レジスタ25にのみ、状
態コードが設定されるプロトコル固有部とバッファ使用
状況が設定されるバッファ部とが設けられており、要因
レジスタ26には要因コードのみが格納される。
【0015】また、図2(b)では、要因レジスタ26
にのみ、要因コードが設定されるプロトコル固有部とバ
ッファ使用状況が設定されるバッファ部とが設けられて
おり、状態レジスタ25には状態コードのみが設定され
る。いずれの場合にも、いずれか一方のレジスタにの
み、プロトコル固有部とバッファ部とが設けられ、バッ
ファ管理部14から通信バッファ13の使用状況、すな
わち非ビジー/ビジー(0/1)が設定される。
【0016】次に、図6を参照して、本発明の第1の実
施の形態による動作として、バッファ使用状況を状態遷
移表の状態コード側に組み込んだ場合の動作について説
明する。図6はバッファ使用状況を状態遷移表の状態コ
ード側に組み込んだ場合の処理手順を示すフローチャー
トである。なお、ここでは、バッファ使用状況を状態遷
移表の状態コード側に組み込むために、図2(a)に示
したように、状態レジスタ25にのみプロトコル固有部
とバッファ部とが設けられ、このバッファ部にバッファ
管理部14から通信バッファ13の使用状況が設定され
る。
【0017】リンクプロトコル処理部11は、通信開始
を示す所定の開始フラグを検出した場合、まずバッファ
管理部14にバッファ確保要求を行い、割り当てられた
バッファセルに通信回線から受信した受信フレームを格
納する。続いて、リンクプロトコル処理部11はプロト
コルレイヤ2の処理が正常終了した後、パケットプロト
コル処理部12に対してデータを受信したことを示す受
信通知を行う。
【0018】これに応じてパケットプロトコル処理部1
2の制御部21は、図6に示すような処理を開始する。
まず、通信バッファ14に格納されている受信フレーム
からパケットヘッダを読出し(ステップ60)、ここか
らパケット種別を抽出し、要因コードとして要因レジス
タに設定する(ステップ61)。
【0019】次に、制御部21は、受信フレームからコ
ネクション番号を抽出し(ステップ62)、そのコネク
ション番号に対応するコネクション制御ブロックをコネ
クション制御ブロック用メモリ23から読出す(ステッ
プ63)。図5はコネクション制御ブロックの構成を示
す説明図である。コネクション制御ブロックは、コネク
ションの番号、そのコネクションの状態、データの受信
順序番号および送信順序番号などから構成されており、
このコネクション状態に基づく状態コードが状態レジス
タ25のプロトコル固有部に設定される(ステップ6
4)。
【0020】一方、バッファ管理部14は通信バッファ
の使用状況を常時監視しており、使用状況に変化があっ
た場合、すなわち非ビジーからビジーへ、またはビジー
から非ビジーへと変化した場合には、パケットプロトコ
ル処理部12の状態レジスタ25のバッファ部に通信バ
ッファ13の使用状況を通知設定する。したがって、状
態レジスタ25に設定されている状態コードおよびバッ
ファ使用状況から新たな状態コードが生成され、この新
たな状態コードと要因レジスタ26に設定されている要
因コードとに基づいて、次に実行すべき処理ルーチンが
状態遷移表から選択される。
【0021】図3はバッファ使用状況を状態遷移表の状
態コード側に組み込んだ場合の状態遷移表を示す説明図
であり、状態コードの一部にバッファ使用状況が組み込
まれている。ここでは、「データ受信待ち」という状態
コードに対して「非ビジー」および「ビジー」の欄が区
別して設けられており、要因コードが「DT受信」であ
るとき、それぞれ次に実行すべき処理ルーチンとして
「非ビジー」の場合には「ルーチン#121」が選択さ
れ、「ビジー」の場合には「ルーチン#122」が選択
されるものとなる。
【0022】このようにして、状態レジスタ25に設定
されている状態コードおよびバッファ使用状況と、要因
レジスタ26に設定されている要因コードとに基づい
て、次に実行すべき処理ルーチンが状態遷移表から選択
され、そのルーチン番号がルーチン番号レジスタ27に
出力される(ステップ65)。続いて、制御部21はル
ーチン番号レジスタ27に保持されているルーチン番号
に対応する処理ルーチンを処理ルーチン用メモリ22か
ら読出して実行し(ステップ66)、一連の処理を終了
する。
【0023】したがって、図3に示すように、状態コー
ドが「データ受信待ち」、要因コードが「DT受信」で
あって、通信バッファ13のバッファ使用状況が「非ビ
ジー」の場合には、図7に示すようなデータパケット受
信時処理「ルーチン#121」が実行される。すなわ
ち、受信データの受信順序番号がチェックされ、受信順
序が不一致であった場合には(ステップ70:NG)、
受信データを破棄するとともにバッファを解放する(ス
テップ71)。
【0024】受信順序が一致した場合には(ステップ7
0:OK)、受信データをホスト計算機側に通知し(ス
テップ72)、通信バッファ13が非ビジー状態である
ことから、相手装置からのデータ送信を促すためにRR
パケットを送信し(ステップ73)、コネクション制御
ブロックに次状態(データ受信待ち)を格納して(ステ
ップ74)、処理を終了する。
【0025】一方、図3に示すように、状態コードが
「データ受信待ち」、要因コードが「DT受信」であっ
て、通信バッファ13のバッファ使用状況が「ビジー」
の場合には、図8に示すようなデータパケット受信時処
理「ルーチン#122」が実行される。ここでは、前述
した図7のステップ70〜72までと同様に、ステップ
80〜82の処理を実施し、通信バッファ13がビジー
状態であることから、ステップ82に続いて相手装置か
らのデータ送信を抑止するためにRNRパケットを送信
し(ステップ83)、コネクション制御ブロックに次状
態(データ受信待ち)を格納して(ステップ84)、処
理を終了する。
【0026】次に、図9を参照して、本発明の第2の実
施の形態による動作として、バッファ使用状況を状態遷
移表の要因コード側に組み込んだ場合の動作について説
明する。図9はバッファ使用状況を状態遷移表の要因コ
ード側に組み込んだ場合の処理手順を示すフローチャー
トである。なお、この場合には、バッファ使用状況が状
態遷移表の要因コード側に組み込むために、図2(b)
に示したように、要因レジスタ26にのみプロトコル固
有部とバッファ部とが設けられ、このバッファ部にバッ
ファ管理部14から通信バッファ13の使用状況が設定
される(図1の破線参照)。
【0027】リンクプロトコル処理部11からの受信通
知に応じてパケットプロトコル処理部12の制御部21
は、図9に示すような処理を開始する。まず、通信バッ
ファ14に格納されている受信フレームからパケットヘ
ッダを読出し(ステップ90)、ここからパケット種別
を抽出し、要因コードとして要因レジスタ26のプロト
コル固有部に設定する(ステップ91)。
【0028】次に、制御部21は、受信フレームからコ
ネクション番号を抽出して(ステップ92)、そのコネ
クション番号に対応するコネクション制御ブロック(図
5参照)をコネクション制御ブロック用メモリ23から
読出し(ステップ93)、このコネクション制御ブロッ
クのコネクション状態に基づく状態コードが状態レジス
タ25に設定される(ステップ94)。
【0029】一方、バッファ管理部14は通信バッファ
の使用状況を常時監視しており、使用状況に変化があっ
た場合、すなわち非ビジーからビジーへ、またはビジー
から非ビジーへと変化した場合には、パケットプロトコ
ル処理部12の要因レジスタ26のバッファ部に通信バ
ッファ13の使用状況を通知設定する。したがって、要
因レジスタ26に設定されている要因コードおよびバッ
ファ使用状況とから新たな要因コードが生成され、この
新たな要因コードと状態レジスタ25に設定されている
状態コードとに基づいて、次に実行すべき処理ルーチン
が状態遷移表から選択される。
【0030】図4はバッファ使用状況を状態遷移表の要
因コード側に組み込んだ場合の状態遷移表を示す説明図
であり、要因コードの一部にバッファ使用状況が組み込
まれている。ここでは、「DT受信」という要因コード
に対して「非ビジー」および「ビジー」の欄が区別して
設けられており、状態コードが「データ受信待ち」であ
るとき、それぞれ次に実行すべき処理ルーチンとして
「非ビジー」の場合には「ルーチン#121」が選択さ
れ、「ビジー」の場合には「ルーチン#122」が選択
されるものとなる。
【0031】このようにして、状態レジスタ25に設定
されている状態コードと、要因レジスタ26に設定され
ている要因コードおよびバッファ使用状況とに基づい
て、次に実行すべき処理ルーチンが状態遷移表から選択
され、そのルーチン番号がルーチン番号レジスタ27に
出力される(ステップ95)。続いて、制御部21はル
ーチン番号レジスタ27に保持されているルーチン番号
に対応する処理ルーチンを処理ルーチン用メモリ22か
ら読出して実行し(ステップ96)、一連の処理を終了
する。
【0032】したがって、図4に示すように、状態コー
ドが「データ受信待ち」、要因コードが「DT受信」で
あって、通信バッファ13のバッファ使用状況が「非ビ
ジー」の場合には、前述した図7に示すようなデータパ
ケット受信時処理「ルーチン#121」が実行される。
一方、図4に示すように、状態コードが「データ受信待
ち」、要因コードが「DT受信」であって、通信バッフ
ァ13のバッファ使用状況が「ビジー」の場合には、前
述した図8に示すようなデータパケット受信時処理「ル
ーチン#122」が実行される。
【0033】このように、状態レジスタ25または要因
レジスタ26に、通信バッファのバッファ使用状況すな
わち非ビジー/ビジー状態を保持するバッファ部を設
け、通信バッファ13を管理するバッファ管理部14に
より、通信バッファのバッファ使用状況すなわち非ビジ
ー/ビジー状態を常時監視して、その状態を状態レジス
タ25または要因レジスタ26に設けられたバッファ部
に逐次通知設定し、これら状態レジスタ25および要因
レジスタ26の内容に基づいて、状態遷移表から次に実
行すべき処理ルーチンを選択するようにしたものであ
る。
【0034】したがって、通信バッファのバッファ使用
状況に応じた処理ルーチンが選択されて実行されるもの
となり、従来のように、個別処理ルーチン実行中にバッ
ファ使用状況を読出して判断し、その判断結果に応じて
所定の処理へ分岐する必要がない。これにより、個別処
理ルーチンのロジックが簡素化されるとともに、処理ス
テップ数が低減されるものとなり、プロトコル処理の処
理時間短縮およびスループット向上を実現でき、またプ
ロトコル処理プログラムの作成および保守作業負担を軽
減できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、バッフ
ァ管理部により、送受信データを一時的に保持する通信
バッファのバッファ使用状況を常時監視して、そのバッ
ファ使用状況の変化に応じてバッファ使用状況をプロト
コル処理部に通知し、プロトコル処理部により、バッフ
ァ管理部から通知されたバッファ使用状況を状態コード
に結合して新たな状態コードを生成し、この新たな状態
コードと要因コードとに基づいて所定の状態遷移表から
次処理ルーチンを選択して実行するようにしたものであ
る。また、プロトコル処理部により、バッファ管理部か
ら通知されたバッファ使用状況を要因コードに結合して
新たな要因コードを生成し、この新たな要因コードと状
態コードとに基づいて所定の状態遷移表から次処理ルー
チンを選択して実行するようにしたものである。
【0036】したがって、通信バッファのバッファ使用
状況に応じた処理ルーチンが選択されて実行されるもの
となり、従来のように、個別処理ルーチン実行中にバッ
ファ使用状況を読出して判断し、その判断結果に応じて
所定の処理へ分岐する必要がない。これにより、個別処
理ルーチンのロジックが簡素化されるとともに、処理ス
テップ数が低減されるものとなり、プロトコル処理の処
理時間短縮およびスループット向上を実現でき、またプ
ロトコル処理プログラムの作成および保守作業負担を軽
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるプロトコル処理
方法によるプロトコル処理装置のブロック図である。
【図2】 状態レジスタおよび要因レジスタの構成を示
す説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態による状態遷移表
を示す説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態による状態遷移表
を示す説明図である。
【図5】 コネクション制御ブロックを示す説明図であ
る。
【図6】 本発明の第1の実施の形態による制御動作を
示すフローチャートである。
【図7】 バッファ使用状況が「非ビジー」の場合のデ
ータパケット受信時処理(ルーチン#121)を示すフ
ローチャートである。
【図8】 バッファ使用状況が「ビジー」の場合のデー
タパケット受信時処理(ルーチン#122)を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の第2の実施の形態による制御動作を
示すフローチャートである。
【図10】 従来の状態遷移表を示す説明図である。
【図11】 従来のデータパケット受信時処理例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
11…リンクプロトコル処理部、12…パケットプロト
コル処理部、13…通信バッファ、14…バッファ管理
部、15…ホストインターフェース部、21…制御部、
22…処理ルーチン用メモリ、23…コネクション制御
ブロック用メモリ、24…状態遷移表メモリ、25…状
態レジスタ、26…要因レジスタ、27…ルーチン番号
レジスタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロトコル階層ごとにモジュール化され
    た複数のプロトコル処理部と、通信バッファを管理する
    バッファ管理部などの共通部分とを有し、各プロトコル
    処理部にて、処理対象となるコネクションの状態を示す
    状態コードおよび処理の要因を示す要因コードに基づい
    て所定の状態遷移表から次処理ルーチンを選択して実行
    することにより、各コネクションの終端処理または中継
    処理を行うプロトコル処理装置のプロトコル処理方法に
    おいて、 バッファ管理部は、 送受信データを一時的に保持する通信バッファのバッフ
    ァ使用状況を常時監視するとともに、そのバッファ使用
    状況の変化に応じてバッファ使用状況をプロトコル処理
    部に通知し、 プロトコル処理部は、 バッファ管理部から通知されたバッファ使用状況を状態
    コードに結合して新たな状態コードを生成し、この新た
    な状態コードと要因コードとに基づいて所定の状態遷移
    表から次処理ルーチンを選択して実行するようにしたこ
    とを特徴とするプロトコル処理方法。
  2. 【請求項2】 プロトコル階層ごとにモジュール化され
    た複数のプロトコル処理部と、通信バッファを管理する
    バッファ管理部などの共通部分とを有し、各プロトコル
    処理部にて、処理対象となるコネクションの状態を示す
    状態コードおよび処理の要因を示す要因コードに基づい
    て所定の状態遷移表から次処理ルーチンを選択して実行
    することにより、各コネクションの終端処理または中継
    処理を行うプロトコル処理装置のプロトコル処理方法に
    おいて、 バッファ管理部は、 送受信データを一時的に保持する通信バッファのバッフ
    ァ使用状況を常時監視するとともに、そのバッファ使用
    状況の変化に応じてバッファ使用状況をプロトコル処理
    部に通知し、 プロトコル処理部は、 バッファ管理部から通知されたバッファ使用状況を要因
    コードに結合して新たな要因コードを生成し、この新た
    な要因コードと状態コードとに基づいて所定の状態遷移
    表から次処理ルーチンを選択して実行するようにしたこ
    とを特徴とするプロトコル処理方法。
JP7326985A 1995-12-15 1995-12-15 プロトコル処理方法 Pending JPH09168040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215693A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mitsutoyo Corp 通信ソフトウェア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215693A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mitsutoyo Corp 通信ソフトウェア

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