JPH0962624A - オンライントランザクションの処理方法および処理システム - Google Patents

オンライントランザクションの処理方法および処理システム

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JPH0962624A
JPH0962624A JP21846995A JP21846995A JPH0962624A JP H0962624 A JPH0962624 A JP H0962624A JP 21846995 A JP21846995 A JP 21846995A JP 21846995 A JP21846995 A JP 21846995A JP H0962624 A JPH0962624 A JP H0962624A
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JP21846995A
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Shinichi Watabe
晋一 渡部
Koji Nakai
耕治 中井
Naoki Miwa
直樹 三和
Riichiro Sasaki
利一郎 佐々木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トランザクション数の増加で全てのノードの負
荷が高くなる場合に、トランザクションの速やかな流れ
を維持しながら業務を継続できるオンライントランザク
ションの処理方式を提供する。 【構成】各ノード1〜4は、自己の負荷率を監視し判定
部13でランク(L、H1、H2)付けし、相互に更新
して管理テーブル12で管理している。共有メモリ5に
一時的に格納される上流からの電文には、上流における
負荷状態情報が付帯されている。電文の負荷状態情報を
受信装置30、情報抽出部11を経由して参照したノー
ドの処理ノード決定14部は、その電文を自ノードで処
理するか他ノードに依頼するか決定し、依頼する場合に
は通信部17を経て送信する。電文を処理するノード
は、決定部16でその時点の自負荷状態を基に、処理可
能な処理パターンを決定して業務処理部23を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散オンライントラン
ザクションシステムに関し、特に、高トラフィック時の
トランザクション処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の計算機をネットワークで接続した
分散システムの負荷分散方式として、予め互いに代替し
うる計算機を登録しておき、オンライン分散の可能なネ
ットワークジョブを最も負荷の低い計算機に分担させ
る、特開昭62−245361号に記載の方式、一定期
間毎にCPU負荷率を求め、負荷を均等化するように業
務の分担を変更する、特開平1−283663号に記載
の方式、業務タスクを時刻と共に動的に変更することに
より分散システム内の負荷を均等化する方式等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数の計算機がネット
ワークにより接続された分散オンライントランザクショ
ンシステムにおいては、トランザクションは機能分散あ
るいは負荷分散した複数の計算機が互いに協調しつつ処
理を行っている。このようなシステムでは、ある計算機
にて発生したトランザクションが他の計算機へと移動す
るため、トランザクションの発生量がピークとなった場
合に、複数の計算機の負荷が同様に増加し、計算機の処
理性能を超える事態を招きかねない。また、処理性能を
超えなくてもCPU負荷等の利用率が100%に近くな
ると、トランザクションの処理性能は著しく劣化する。
【0004】本発明の目的は、トランザクション数の増
加によりすべての計算機の負荷が同様に高くなるような
場合のトランザクション処理において、トランザクショ
ンの速やかな流れを維持できる早期の負荷分散と、処理
の継続を確保するオンライントランザクションの処理方
法と処理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記した目的
は、複数の処理ノード間で負荷分散しながら進めるオン
ライントランザクションの処理方法において、自ノード
の負荷を監視して負荷状態の程度を判定するとともに、
ノード間で前記負荷状態の程度を交信して管理し、上流
からトランザクションに相応する電文を受信し、それに
付帯されている上流での負荷状態を示す電文の前記負荷
状態の程度と前記自ノードの負荷状態の程度を基にし
て、自ノードでトランザクション処理するか他ノードに
依頼処理するか決定することにより達成される。
【0006】前記電文の負荷状態の程度が自ノードのそ
れより高い場合及び前記自ノードの負荷状態の程度が通
常状態より高く両者の程度が同等の場合は、処理可能な
他ノードのあるときにはそれへ処理依頼することを特徴
とする。
【0007】また、前記電文の負荷状態の程度が通常状
態より高く、高い方向への推移が予想できる時間帯の場
合は、処理可能な他ノードのあるときにはそれへ処理依
頼することを特徴とする。
【0008】前記処理可能な他ノードは、前記自ノード
の負荷状態の程度と同等以下であることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の目的は、複数の処理ノー
ド間で負荷分散しながら進めるオンライントランザクシ
ョンの処理方法において、自ノードの負荷を監視して負
荷状態の程度を判定し、ノード間で前記負荷状態の程度
を交換して管理し、上流からトランザクションに相応す
る電文を受信したときには前記負荷状態の程度が低いノ
ードが分担するようになし、トランザクション処理を実
行するノードは自己の前記負荷状態の程度に応じて処理
パターンを選択することにより達成される。
【0010】前記処理パターンは、電文の到達順に処理
する通常制御、電文の種別による優先順に処理する優先
制御及び複数の電文をまとめて処理する電文まとめ制御
を含むことを特徴とする。
【0011】上記した本発明の方法を適用したシステム
は、受信装置、送信装置、業務処理部を有する複数の処
理ノードがネットワークに接続されていて、前記処理ノ
ードが、自ノードの負荷を監視して負荷状態の程度を判
定する手段、自ノードの負荷状態の程度と他ノードそれ
を管理する負荷状態管理手段、トランザクションに相応
する電文を受信したときに前記負荷状態管理手段を参照
して、自ノーで処理するか他ノードに処理依頼するかを
決定する処理ノード決定手段、自ノードでトランザクシ
ョン処理を実行する場合に、自己の負荷状態の程度に適
応した処理パターンを選択し前記御無処理部を制御する
処理パターン決定手段を含む制御手段を備えることによ
り実現できる。
【0012】
【作用】本発明によれば、上流からの電文に付帯されて
いる上流での負荷状態を基にして、自ノードでトランザ
クション処理するか他ノードに依頼処理するか決定する
ようにしているので、上流での負荷状態がいち早く反映
された負荷分散が行われ、システム内の負荷の均等化が
早期に実現されるので、トランザクションの速やかな流
れを維持して、システムの処理性と信頼性を確保でき
る。
【0013】また、システム内各処理ノードの負荷状態
が全体的に高まる場合にも、処理ノードの負荷状態に応
じた処理パターンによって業務が継続されるので、シス
テムの処理性を向上できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を用いて
説明する。
【0015】図2は、本発明のオンライントランザクシ
ョン処理システム(以下、OLTPシステムと呼ぶ)が
適用される情報伝送ネットワークの構成図である。情報
伝送ネットワークでは、上位システム7から送られてき
た電文を、点線内の本OLTPシステムの共有メモリ5
に一時的に格納したのち、何れかの処理ノードで業務処
理し、処理結果の電文を1または複数の下位システム
8、9へと伝送する。説明を簡単にするために、本OL
TPシステムの業務処理の内容は、受信した情報をその
まま送信する情報中継とする。
【0016】本実施例のOLTPシステムは、ネットワ
ーク装置6により接続された処理ノード1〜4からなる
分散システムとして構成され、処理ノード1〜4は同じ
処理機能を有している。また、本実施例では、1つのト
ランザクションを1つの電文で表わすものとし、このシ
ステム間の電文形式は図3に示すように、ヘッダー部と
データ部を有し、ヘッダー部には送信元、データ個数、
電文の種別または種別によって付与される優先度及び、
送信元における当該電文の処理時の負荷状態情報が含ま
れる。データ部には等サイズに分割された複数のデータ
スロットと最高尾を示すEOFが含まれる。
【0017】図1は、一実施例による処理ノードの構成
を示す機能ブロック図である。各処理ノードは従来とほ
ぼ同様の受信装置30、トランザクション処理部20及
び送信装置40と、本発明によって付加されたオンライ
ントランザクション処理の制御部10からなる。
【0018】トランザクション処理部20は受信バッフ
ァ21、CPU負荷検出部22、メモリ230を含む業
務処理部23及び送信バッファ24から構成されてい
る。受信装置30は、上位システム7から共有メモリ5
に格納された電文を、制御部10からの指示によって読
み出す。また、システム内の他の処理ノードから送信さ
れる電文を受信する。他のノードから電文には、そのノ
ードの現時点の負荷状態情報等が含まれる。さらに、送
信先下位システムからのACK信号を受信する。
【0019】受信バッファ21は、受信装置30が共有
メモリ5より読出した上位システムからのシステム間の
電文や、他の処理ノードからのノード間の電文を一時的
に格納する。CPU負荷検出部22は、トランザクショ
ン処理部20の処理を行う図示していないCPUの負荷
状態を検出する。
【0020】業務処理部23は、オンライントランザク
ション処理の制御部10から処理パターンの指示を受け
て、メモリ230から処理パターンに対応する制御処理
を行う特有の構成を有している。この例は中継処理であ
るから、受信電文のヘッダー部のみ変更して送信バッフ
ァ24に転送し、送信装置40から自ノードの送信可能
時期に出力する。そして、処理プログラムで定めるタイ
ムアウト内に中継処理のACK信号が受信されると、当
該業務処理が完了する。送信装置26はシステム内にお
ける同報通信機能を有し、制御部10から渡された電文
をシステム内の処理ノードに定周期でブロードキャスト
する。
【0021】オンライントランザクション処理の制御部
10は、上位システムの電文の負荷状態情報や他ノード
の電文から負荷状態情報等を抽出する情報抽出部11、
システム内の各処理ノードの負荷状態を管理する処理ノ
ード負荷状態管理テーブル12、自処理ノードの負荷状
態を判定する自ノード負荷状態判定部13、上位からの
電文を処理するノードを決定する業務処理ノード決定部
14、負荷状態に応じ自ノードで処理可能なパターンを
示す自ノード処理可能パターンテーブル15、自ノード
における業務処理の処理方式を決定するトランザクショ
ンの処理パターン決定部16、トランザクションの処理
パターンテーブル17、負荷状態・処理依頼通信部18
から構成されている。
【0022】次に、オンライントランザクション処理の
制御部10の動作を詳細に説明する。この処理動作は、
予め任意に設定されるシステム内の入口ノードとそれ以
外のノードとで相違する。ここでは、仮に処理ノード1
が入口ノードとする。
【0023】図4は、自ノード負荷状態判定フローであ
る。本処理は各ノードに共通で、自ノード負荷状態判定
部13によって、定期的(例えば、1秒毎)に処理され
る。まず、CPU負荷部22により検出されたトランザ
クション処理部20の現時点の負荷状態を取り込み(s
101)、CPU負荷率が所定値(ここでは、40%)
未満であるか判定する(s102)。そうであれば(Y
es)、処理ノード負荷状態テーブル12の自ノードエ
リアに、通常負荷=NOと書き込む(s104)。負荷
率が40%以上であれば、CPU負荷率が所定値(ここ
では、80%)以上であるか判定する(s103)。N
oであれば、自ノードエリアに高トラフィック1=H1
と書き込む(s105)。Yesであれば、高トラフィ
ック2=H2と書き込む(s106)。最後に、通信部
18で作成した電文によって、送信装置40から自己の
負荷状態情報をブロードキャストする。図5に、処理ノ
ード負荷状態管理テーブルの記憶状態の一例を示す。
【0024】図6は、他ノードの電文の取り込み処理フ
ローである。本処理は基本的には各ノード共通で、情報
抽出部11によって定期的に処理される。受信バッファ
21内の他ノード電文の格納領域から電文を読出す(s
201)。ノード間の電文のフォーマットは、図7
(a)に示すように、負荷状態情報と処理依頼情報を含
んでいる。次に、負荷状態情報を抽出し(s202)、
処理ノード負荷状態テーブル12の該当ノード(当該電
文の送信元)のエリアに書き込む(s203)。さら
に、自ノードへの処理依頼の有無を判定し(s20
4)、無ければ終了する。自ノードへの処理依頼があれ
ば、それを処理ノード決定部14に通知し、後述する処
理が行われる。なお、s204,205の処理は、入口
ノードでは省略可能である。
【0025】図8は、入口ノードにおける全体的な処理
フローである。但し、上述した負荷状態の判定と管理の
ための処理は含まれない。入口ノードとなっている処理
ノード1は、まず、共有メモリ5に格納された電文のヘ
ッダー部から負荷状態情報を読出す(s301)。この
情報は、情報抽出部11を経由して処理ノード決定部1
4に渡される。処理ノード決定部14は、管理テーブル
12から自ノードの負荷状態情報も読み出し(s30
2)、この2つの負荷状態情報から、当該電文の業務処
理が自ノードで処理するか、自ノード処理可能パターン
テーブル15を参照して判定する(s303)。
【0026】図9に、自ノード処理可能パターンテーブ
ルの一例を示す。○は自ノードが処理するパターン、△
は他ノードが可能であれば処理依頼するパターン、括弧
内は時間帯等によって変更されるパターンである。電文
の負荷状態が通常負荷(=NO)で、自ノードがNO/
H1のときは自ノードで処理する。電文または自ノード
がH2、あるいは電文と自ノードが共にH1以上のとき
は、他ノードが処理可能であれば処理依頼する。括弧付
きの状態は、通常は自ノードによる処理が妥当である。
しかし、時間帯によっては、電文の負荷状態が今後さら
に高まることが予想できる。そのような場合には、可能
であれば他ノードに処理依頼して、システム内での負荷
均等化を早めに促進する。
【0027】s303で自ノードによる処理可能と判定
されば(Yes)、受信装置30に指示して共有メモリ
5から電文の全体を読み出す(s305)。一方、処理
ノードが未定であれば(No)、他のノードで処理可能
か判定する(s304)。依頼可能な他ノードが無けれ
ば、ステップs305に移行し自ノードで処理する。
【0028】他ノードで処理可能かの判定は、処理ノー
ド負荷状態管理テーブル12を参照し、自ノードの負荷
状態と同等または低いノードがある場合、そのノードへ
当該電文についての業務処理を依頼する(s306)。
依頼可能なノードが複数ある場合は、最も負荷の低いノ
ードを選択し、複数ある場合には所定の順序に従う。な
お、他ノードへの処理依頼は、自ノードより負荷状態の
低いノードのみとし、処理依頼の回数を減少して処理速
度を高めることもできる。ただし、システム内の負荷の
均等化を早めるためには、処理依頼を積極的に行って負
荷分散する方が望ましく、これによって、急激に負荷が
増大する場合のトランザクションの流れをスムーズにで
きる。
【0029】他ノードへの処理依頼は、ノード間電文の
フォーマット(図7)に示したように、処理依頼情報と
して依頼先ノード番号を書き込む。なお、本システムで
は、各ノードが同一の機能を有しているので、他ノード
への処理依頼と同時に、入口ノードとしての処理権を一
緒に移転し、入口ノードを固定しないシステム構成とす
ることが可能である。
【0030】ステップ305または306の処理後に、
現時点の自ノード負荷状態情報を読出す(s307)。
これは、自ノードが新たな電文の処理を引き受けたこと
で、通常は負荷状態が高まるからである。現時点の自ノ
ードの負荷状態は、本処理とは別に、短周期で繰返し実
行されている負荷状態判定処理(図4)によって、更新
されている。
【0031】この自ノードの負荷状態を基に、図10に
示す処理パターンテーブル17を参照して、業務処理部
23における処理パターンを決定する(s308)。
【0032】図11に、処理パターン決定フローを示
す。まず、自ノードの負荷状態が通常負荷(=NO)か
判定する(s3081)。通常負荷であれば、通常制御
の処理パターンに決定する(s3082)。通常負荷で
なければ、自ノードの負荷状態が高トラフィック1(=
H1)か判定し(s3083)、そうであれば優先制御
の処理パターンに決定し(s3084)、そうでなけれ
ば高トラフィック2(H2)であるから、電文まとめ制
御の処理パターンに決定する(s3085)。
【0033】通常制御とは、受信順に1の電文毎に送信
しACKを受信する業務処理の形態である。優先制御と
は、電文のヘッダー部にある優先度の高い順に、電文毎
に送信しACKを受信する業務処理の形態である。電文
まとめ制御とは、所定数の電文をまとめて送信し、その
後に延長したタイムアウトでACKを受信する業務処理
の形態である。
【0034】以上のように、ステップs303〜306
で、電文の付帯する上流での負荷状態を考慮したシステ
ム内の負荷分散を早めに、あるいは時間帯などに応じて
進める。しかし、それによっても、システム内の各ノー
ドの負荷状態が全体的に高まる場合は、ステップs30
8による自ノードの負荷状態に応じた処理パターンの選
択を行うことで、システムの処理性を向上している。
【0035】次に、入口ノード以外の他ノードにおける
処理動作を説明する。図12は、他のノードの全体な処
理フローである。他ノードの動作も、入口ノード処理権
に属する処理ノード決定処理を除けば、入口ノードと同
じになる。
【0036】他ノード(例えば、処理ノード2)では、
情報抽出部11を介して処理ノード決定部14が、入口
ノードからの電文に自ノード宛の処理依頼があるか判定
する(s401)。処理依頼があれば、受信装置30に
指示して共有メモリ5から電文の全体を読み出す(s4
02)。以後のs403〜s405は、入口ノードにお
けるステップs307〜s309と同じ処理になる。業
務処理後はステップs401に戻り、もし、入口ノード
からの処理依頼が無ければ、自ノードの受信バッファ2
1に蓄積されている未処理の電文に対して、自負荷状態
に応じた処理パターンを決定し、業務処理を継続する。
【0037】以上、本実施例によるオンライントランザ
クション処理システム(OLTPシステム)の構成と動
作を詳細に説明した。図13は、情報伝送ネットワーク
に適用された本システムの情報中継の業務処理を示す説
明図である。同図(a)に、時間帯による負荷率の推
移、同図(b)に、負荷状態に応じ選択された処理パタ
ーンによる業務処理のタイムチャート、同図(c)に、
電文種別とそれに応じた優先度及び到達順序のテーブル
を示している。
【0038】(a)の負荷率の推移は、1つのCPU負
荷率を示しているが、上流からの電文のもつ負荷状態を
反映したものである。ある時間に(12:00〜)イベ
ント的に負荷率が急上昇する場合がよくある。この場
合、本システム内で各ノードの負荷状態がH2となり、
(b)−(ロ)のように電文まとめ処理が行われる。た
だし、優先度Aの重要電文(1)については優先制御を
行い、他の普通電文(2)、(3)は電文をまとめて送
信し、その後にACK(点線で示す)を受信する。ま
た、時間帯(12:15〜)によっては常に負荷状態H
1状態となることがあり、この場合システム内各ノード
の負荷状態はH1以上となり、(b)−(ハ)のよう
に、優先度順による制御が行われる。
【0039】このように、本システムでは電文の負荷状
態による負荷の均等化をはかるとともに、通常処理が困
難であれば優先制御、さらには電文まとめ制御による業
務処理を行うようにしているので、オンライントランザ
クション処理における負荷の上昇に早期に対応して負荷
分散でき、且つ、処理ノード全体の負荷が高まる場合に
も業務処理を継続して、システムの処理性を向上してい
る。
【0040】なお、上記の実施例では各ノードの機能が
同じとなる負荷分散システムを示したがこれに限られる
ものではない。OLTPシステム内の複数の処理ノード
間で、各々の業務処理に上流、下流の関係が生じるよう
な、機能分散システムにおいても適用可能である。ま
た、上記実施例では、システム内に電文を一時記憶する
共有メモリを設けたが、各ノードに補助記憶装置を設け
て、まず、入口ノードで一時記憶し、他ノードが処理依
頼を受けたときは入口ノードの補助記憶装置からDMA
で読み出すようにしてもよい。この場合、入口ノードが
他に転移することも可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明のオンライントランザクションの
処理方式によれば、上流からの電文に付帯される上流で
の負荷状態を考慮して負荷分散を行うので、システム内
の負荷の均等化が早期に実現されるので、トランザクシ
ョンの速やかな流れを維持して、システムの処理性と信
頼性を確保できる効果がある。
【0042】また、システム内各処理ノードの負荷状態
が全体的に高まる場合にも、処理ノードの負荷状態に応
じてた処理パターンによって業務が継続されるので、シ
ステムの処理性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による、OLTPシステムの
処理ノードの構成図。
【図2】本発明のOLTPシステムを適用する情報ネッ
トワークの構成図。
【図3】システム間電文のフォーマットを示す説明図。
【図4】処理ノードの負荷状態の監視・判定処理を示す
フローチャート。
【図5】処理ノード負荷状態管理テーブルの説明図。
【図6】ノード間電文の管理処理を示すフローチャー
ト。
【図7】ノード間電文のフォーマットと、各ノードから
のブロードキャストのタイミングを示す説明図。
【図8】入口ノードの全体処理を示すフローチャート。
【図9】自ノード処理可能パターンテーブルの説明図。
【図10】トランザクション処理パターンテーブルの説
明図。
【図11】処理パターン決定処理を示すフローチャー
ト。
【図12】他ノード(入口ノード以外)の全体処理を示
すフローチャート。
【図13】時間推移する情報中継業務への本実施例の適
用状況を示す説明図。
【符号の説明】
1〜4…処理ノード、5…共有メモリ、7…上位システ
ム、8,9…下位システム、10…オンライントランザ
クション処理の制御部、11…情報抽出部、12…処理
ノード負荷状態管理テーブル、13…負荷状態判定部、
14…処理ノード決定部、15…自ノード処理可能パタ
ーンテーブル、16…処理パターン決定部、17…トラ
ンザクションの処理パターンテーブル、18…負荷状態
・処理依頼通信部、20…トランザクション処理部2
0、21…受信バッファ21、22…CPU負荷検出
部、23…業務処理部、230…メモリ、24…送信バ
ッファ、30…受信装置、40…送信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 利一郎 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理ノード間で負荷分散しながら
    進めるオンライントランザクションの処理方法におい
    て、 自ノードの負荷を監視して負荷状態の程度を判定すると
    ともに、ノード間で前記負荷状態の程度を交信して管理
    し、上流からトランザクションに相応する電文を受信
    し、それに付帯されている上流での負荷状態を示す電文
    の前記負荷状態の程度と前記自ノードの負荷状態の程度
    を基にして、自ノードでトランザクション処理するか他
    ノードに依頼処理するか決定することを特徴とするオン
    ライントランザクションの処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記電文の負荷状態の程度が自ノードのそれより高い場
    合及び前記自ノードの負荷状態の程度が通常状態より高
    く両者の程度が同等の場合は、処理可能な他ノードのあ
    るときにはそれへ処理依頼することを特徴とするオンラ
    イントランザクションの処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記電文の負荷状態の程度が通常状態より高く、高い方
    向への推移が予想できる時間帯の場合は、処理可能な他
    ノードのあるときにはそれへ処理依頼することを特徴と
    するオンライントランザクションの処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記処理可能な他ノードは、前記自ノードの負荷状態の
    程度と同等以下であることを特徴とするオンライントラ
    ンザクションの処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の処理ノード間で負荷分散しながら
    進めるオンライントランザクションの処理方法におい
    て、 自ノードの負荷を監視して負荷状態の程度(ランク)を
    判定し、ノード間で前記負荷状態の程度を交換して管理
    し、上流からトランザクションに相応する電文を受信し
    たときには前記負荷状態の程度が低いノードが分担する
    ようになし、トランザクション処理を実行するノードは
    自己の前記負荷状態の程度に応じて処理パターンを選択
    することを特徴とするオンライントランザクションの処
    理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記処理パターンは、電文の到達順に処理する通常制
    御、電文の種別による優先順に処理する優先制御及び複
    数の電文をまとめて処理する電文まとめ制御を含むこと
    を特徴とするオンライントランザクションの処理方法。
  7. 【請求項7】 複数の処理ノード間で負荷分散しながら
    進めるオンライントランザクションの処理方法におい
    て、 自ノードの負荷を監視して負荷状態の程度を判定すると
    ともに、ノード間で前記負荷状態の程度を交換して管理
    し、上流からトランザクションに相応する電文を受信
    し、それに付帯されている上流での負荷状態を示す電文
    の負荷状態の程度と前記自ノードの負荷状態の程度を基
    にして、自ノードでトランザクション処理するか他ノー
    ドに依頼処理するか決定し、トランザクション処理を実
    行するノードは自己の前記負荷状態の程度に応じて処理
    パターンを選択することを特徴とするオンライントラン
    ザクションの処理方法。
  8. 【請求項8】 受信装置、送信装置、業務処理部を有す
    る複数の処理ノードがネットワークに接続され、ノード
    間で負荷分散しながら進めるオンライントランザクショ
    ンの処理システムにおいて、 前記処理ノードは、自ノードの負荷を監視して負荷状態
    の程度を判定する手段、自ノードの負荷状態の程度と他
    ノードそれを管理する負荷状態管理手段、トランザクシ
    ョンに相応する電文を受信したときに前記負荷状態管理
    手段を参照して、自ノーで処理するか他ノードに処理依
    頼するかを決定する処理ノード決定手段、自ノードでト
    ランザクション処理を実行する場合に、自己の負荷状態
    の程度に適応した処理パターンを選択し前記御無処理部
    を制御する処理パターン決定手段を含む制御手段を備え
    ることを特徴とするオンライントランザクションの処理
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記処理ノード決定手段は、前記電文の付帯する上流の
    前記負荷状態を基に、負荷分散を促進させるように処理
    ノードを決定することを特徴とするオンライントランザ
    クションの処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記ノード間の前記負荷状態の交換および前記処理依頼
    は、各ノードによる周期的なブロードキャストで行うこ
    とを特徴とするオンライントランザクションの処理シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項8または9または10におい
    て、 最初に、電文を受信し実行する処理ノードを決定するノ
    ードは、システム内で予め定めてあることを特徴とする
    オンライントランザクションの処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項8または9または10または1
    1において、 電文を受信し実行する処理ノードを決定するノードは、
    前記処理依頼するノードに転移されることを特徴とする
    オンライントランザクションの処理システム。
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