JPH0245481Y2 - - Google Patents
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- JPH0245481Y2 JPH0245481Y2 JP1982022805U JP2280582U JPH0245481Y2 JP H0245481 Y2 JPH0245481 Y2 JP H0245481Y2 JP 1982022805 U JP1982022805 U JP 1982022805U JP 2280582 U JP2280582 U JP 2280582U JP H0245481 Y2 JPH0245481 Y2 JP H0245481Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor
- floating
- lever
- spindle
- shaft
- Prior art date
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 27
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 14
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 14
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 14
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はガバナ装置のガバナスピンドルの移動
をフローテイングレバーを介してその内燃機関の
燃料噴射量増減機構(例えばコントロールロツド
…以下コントロールロツドと称する)に伝達して
いる内燃機関のガバナ装置に関するものである。
をフローテイングレバーを介してその内燃機関の
燃料噴射量増減機構(例えばコントロールロツド
…以下コントロールロツドと称する)に伝達して
いる内燃機関のガバナ装置に関するものである。
クランク軸が立軸になつた垂直軸形内燃機関
は、一般に船外機用内燃機関として使用される
が、第1図の概略側面図によつてその一例につい
て説明すると、小形船舶の船尾1に装着された船
外機は、内燃機関2及びドライブユニツト3から
なり、この内燃機関2によつてドライブユニツト
3の下部に設けられたプロペラスクリユウ4を回
転させ、その小形船舶を矢印Aの進行方向に推進
させると共に、この船外機の前方に突出した操舵
ハンドル5を船上にて左右に動かすことにより操
舵するようになつている。
は、一般に船外機用内燃機関として使用される
が、第1図の概略側面図によつてその一例につい
て説明すると、小形船舶の船尾1に装着された船
外機は、内燃機関2及びドライブユニツト3から
なり、この内燃機関2によつてドライブユニツト
3の下部に設けられたプロペラスクリユウ4を回
転させ、その小形船舶を矢印Aの進行方向に推進
させると共に、この船外機の前方に突出した操舵
ハンドル5を船上にて左右に動かすことにより操
舵するようになつている。
この内燃機関2は、クランク軸6が垂直軸にな
つており、従つてピストン7は水平に滑動し、そ
のピストン7の頂部側の燃焼室に対向してユニツ
トインジエクタ8がシリンダヘツド9に装着さ
れ、このユニツトインジエクタ8からの燃料噴射
による燃焼によりピストン7を水平方向に往復動
させ、垂直方向に設けられたクランク軸6を回転
させるようになつている。
つており、従つてピストン7は水平に滑動し、そ
のピストン7の頂部側の燃焼室に対向してユニツ
トインジエクタ8がシリンダヘツド9に装着さ
れ、このユニツトインジエクタ8からの燃料噴射
による燃焼によりピストン7を水平方向に往復動
させ、垂直方向に設けられたクランク軸6を回転
させるようになつている。
また、この内燃機関2の各ユニツトインジエク
タ8には、第1図の−方向の拡大正面図であ
る第2図に示すユニツトインジエクタ8の図示さ
れていないプランジヤに固着された燃料噴射量制
御用のレバー11が設けられており、これらレバ
ー11は、クランク軸6と平行に上下に移動する
コントロールロツド12に固着されたフオーク1
3により回動され、矢印Eの燃料噴射量増及び矢
印Dの燃料噴射量減のごとく操作されるようにな
つている。
タ8には、第1図の−方向の拡大正面図であ
る第2図に示すユニツトインジエクタ8の図示さ
れていないプランジヤに固着された燃料噴射量制
御用のレバー11が設けられており、これらレバ
ー11は、クランク軸6と平行に上下に移動する
コントロールロツド12に固着されたフオーク1
3により回動され、矢印Eの燃料噴射量増及び矢
印Dの燃料噴射量減のごとく操作されるようにな
つている。
次に、この内燃機関2の上部には、このクラン
ク軸6により、第1図を裏側から見た要部の拡大
側断面図である第3図に示すタイミングベルト1
0を介して回転されるガバナプーリ14が軸受1
5により回転自在に支持されており、このガバナ
プーリ14と共に回転されるガバナ軸19の下部
に、ガバナウエイト16及びガバナスピンドル1
7からなる遠心式のガバナ装置18が設けられて
いる。
ク軸6により、第1図を裏側から見た要部の拡大
側断面図である第3図に示すタイミングベルト1
0を介して回転されるガバナプーリ14が軸受1
5により回転自在に支持されており、このガバナ
プーリ14と共に回転されるガバナ軸19の下部
に、ガバナウエイト16及びガバナスピンドル1
7からなる遠心式のガバナ装置18が設けられて
いる。
この内燃機関2の回転に伴つて、ガバナ装置1
8が作動してガバナウエイト16が開くと、その
開く遠心力とガバナスプリング25のばね力とが
釣合うことにより、ガバナスピンドル17が下方
に移動するが、その移動量を、軸20を支点に回
動するフローテイングレバー21が感知して回動
し、更にこのフローテイングレバー21の一端に
回動自在に連結されたリンク部材22を介して第
3図の左側の弁腕室9に設けられ、かつ軸24を
支点に回動するコントロールレバー23を通じ
て、上記ガバナスピンドル17の動きがコントロ
ールロツド12の燃料噴射量減の方向Dに変えら
れるようになつている。
8が作動してガバナウエイト16が開くと、その
開く遠心力とガバナスプリング25のばね力とが
釣合うことにより、ガバナスピンドル17が下方
に移動するが、その移動量を、軸20を支点に回
動するフローテイングレバー21が感知して回動
し、更にこのフローテイングレバー21の一端に
回動自在に連結されたリンク部材22を介して第
3図の左側の弁腕室9に設けられ、かつ軸24を
支点に回動するコントロールレバー23を通じ
て、上記ガバナスピンドル17の動きがコントロ
ールロツド12の燃料噴射量減の方向Dに変えら
れるようになつている。
更に、このフローテイングレバー21を回動自
在に軸支している軸20は、レギユレータレバー
軸26に軸支されたレギユレータレバー27に設
けられており、このレギユレータレバー27の動
きによりフローテイングレバー21の軸20の中
心20Aを、実線で示す位置から2点鎖線で示す
20A′の位置まで移動させることにより、高速
及び低速のコントロールを行なうようになつてい
る。
在に軸支している軸20は、レギユレータレバー
軸26に軸支されたレギユレータレバー27に設
けられており、このレギユレータレバー27の動
きによりフローテイングレバー21の軸20の中
心20Aを、実線で示す位置から2点鎖線で示す
20A′の位置まで移動させることにより、高速
及び低速のコントロールを行なうようになつてい
る。
即ち、第3図にて実線で示した状態は、内燃機
関2の低速域でまだガバナウエイト16が殆んど
開いていない状態であり、また2点鎖線で示すの
が、最大速度域近くの状態を示している。
関2の低速域でまだガバナウエイト16が殆んど
開いていない状態であり、また2点鎖線で示すの
が、最大速度域近くの状態を示している。
そこで、上記フローテイングレバー21の軸2
0の中心の軌跡は20A,20A′のごとく、ガ
バナスピンドル17の移動方向とほぼ直角方向に
なつており、その結果、第3図の状態でガバナス
ピンドル17に対し、フローテイングレバー21
が傾いた状態で接触し、フローテイングレバー2
1にガバナスピンドル17から矢印Fで示す傾い
た方向からの外力がかかることになる。
0の中心の軌跡は20A,20A′のごとく、ガ
バナスピンドル17の移動方向とほぼ直角方向に
なつており、その結果、第3図の状態でガバナス
ピンドル17に対し、フローテイングレバー21
が傾いた状態で接触し、フローテイングレバー2
1にガバナスピンドル17から矢印Fで示す傾い
た方向からの外力がかかることになる。
この外力Fをガバナスピンドル17に直角な力
FXと、平行な力FYとに分けて、その分力FXが大
きいということはガバナスピンドル17を横方向
にこじつた方向に動かすことになる。
FXと、平行な力FYとに分けて、その分力FXが大
きいということはガバナスピンドル17を横方向
にこじつた方向に動かすことになる。
一方、ガバナスピンドル17は上下方向にスム
ースに移動しなければならない機構になつてお
り、このように横方向の力FXで押されると、そ
のガバナスピンドル17の摺動抵抗が大きくな
り、ガバナ装置18のヒステリシスが大きくなつ
て、その結果、内燃機関2の回転が上つても、ガ
バナ装置は上記の抵抗により遅れて作動すること
になり、燃料噴射量減の作用が遅れ、最悪の場合
にはハンチングを発生するという問題がある。
ースに移動しなければならない機構になつてお
り、このように横方向の力FXで押されると、そ
のガバナスピンドル17の摺動抵抗が大きくな
り、ガバナ装置18のヒステリシスが大きくなつ
て、その結果、内燃機関2の回転が上つても、ガ
バナ装置は上記の抵抗により遅れて作動すること
になり、燃料噴射量減の作用が遅れ、最悪の場合
にはハンチングを発生するという問題がある。
また、第3図において、低速域及び高速域にお
けるフローテイングレバー21のガバナスピンド
ル17との位置関係において、軸20の低速域に
おける軸中心20Aと、ガバナスピンドル17の
中心との距離Ll及び高速域における軸中心20
A′とガバナスピンドル17の中心との距離Lhと
の比較から判明する通り、非常に微妙なコントロ
ールを必要とする低速域の方がレバー比が大きく
なつて、ガバナ装置18としての感度が落ちると
いうことになる。
けるフローテイングレバー21のガバナスピンド
ル17との位置関係において、軸20の低速域に
おける軸中心20Aと、ガバナスピンドル17の
中心との距離Ll及び高速域における軸中心20
A′とガバナスピンドル17の中心との距離Lhと
の比較から判明する通り、非常に微妙なコントロ
ールを必要とする低速域の方がレバー比が大きく
なつて、ガバナ装置18としての感度が落ちると
いうことになる。
そこで、フローテイングレバー21の回動支点
である軸20の中心20Aがガバナスピンドル1
7とほぼ平行に移動する位置にレギユレータレバ
ー27を配設すれば、上記のごとき問題を解消で
きることに着目してなされたのが本考案であり、
その内燃機関の低速域においても、ガバナ装置と
しての微妙な感度を保持すると共に、その内燃機
関の回転数の変化に応じて、ガバナスピンドルを
スムースに移動させ、正確な燃料噴射量の制御が
可能なガバナ装置を提供することを目的としたも
のである。
である軸20の中心20Aがガバナスピンドル1
7とほぼ平行に移動する位置にレギユレータレバ
ー27を配設すれば、上記のごとき問題を解消で
きることに着目してなされたのが本考案であり、
その内燃機関の低速域においても、ガバナ装置と
しての微妙な感度を保持すると共に、その内燃機
関の回転数の変化に応じて、ガバナスピンドルを
スムースに移動させ、正確な燃料噴射量の制御が
可能なガバナ装置を提供することを目的としたも
のである。
即ち本考案は、ガバナ装置のガバナスピンドル
の移動を、レギユレータレバーに回動自在に軸支
されたフローテイングレバーを介して燃料噴射量
制御用のコントロールロツドに伝達している内燃
機関のガバナ装置において、レギユレータレバー
の一端に設けたレギユレータレバー軸と、その他
端に設けた浮動軸と、該浮動軸に回転自在に取付
けたフローテイングレバーのガバナスピンドルと
の接触位置とを結ぶ線がガバナスピンドルの移動
方向と略直角になるように配列し、浮動軸はレギ
ユレータレバー軸を中心に平行運動に近い円運動
をするようにし、フローテイングレバーの他端に
は燃料噴射量増減機構に連結するリンク部材を取
付け、フローテイングレバー全体がガバナスピン
ドルの移動方向とほぼ同方向に大きい円弧移動す
るようにした内燃機関のガバナ装置からなる。
の移動を、レギユレータレバーに回動自在に軸支
されたフローテイングレバーを介して燃料噴射量
制御用のコントロールロツドに伝達している内燃
機関のガバナ装置において、レギユレータレバー
の一端に設けたレギユレータレバー軸と、その他
端に設けた浮動軸と、該浮動軸に回転自在に取付
けたフローテイングレバーのガバナスピンドルと
の接触位置とを結ぶ線がガバナスピンドルの移動
方向と略直角になるように配列し、浮動軸はレギ
ユレータレバー軸を中心に平行運動に近い円運動
をするようにし、フローテイングレバーの他端に
は燃料噴射量増減機構に連結するリンク部材を取
付け、フローテイングレバー全体がガバナスピン
ドルの移動方向とほぼ同方向に大きい円弧移動す
るようにした内燃機関のガバナ装置からなる。
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
るが、第4図に示す本実施例におけるガバナ装置
18は、第1図から第3図までに説明した内燃機
関2とほぼ同様の構成及び機能を有する垂直軸形
の内燃機関2に適用されるものであり、同じ部品
は同じ部品番号で示している。
るが、第4図に示す本実施例におけるガバナ装置
18は、第1図から第3図までに説明した内燃機
関2とほぼ同様の構成及び機能を有する垂直軸形
の内燃機関2に適用されるものであり、同じ部品
は同じ部品番号で示している。
第4図に示すガバナ装置18も、前記第3図と
ほぼ同様の構成及び機能を有するものであり、タ
イミングベルト10を介してこの内燃機関2のク
ランク軸6により回転されるガバナプーリ14が
軸受15により回転自在に支持されており、ガバ
ナ軸19が、回転することにより、ガバナウエイ
ト16が開き、ガバナスピンドル17が下方に移
動し、そのためフローテイングレバー21が軸2
0を支点にして回動し、更にフローテイングレバ
ー21に連結されたリンク部材22を介してコン
トロールレバー23を回動させると同時に、コン
トロールロツド12をクランク軸6と平行な方向
に移動させて、ユニツトインジエクタ8の燃料噴
射量制御用のレバー11を回動させるようになつ
ている。
ほぼ同様の構成及び機能を有するものであり、タ
イミングベルト10を介してこの内燃機関2のク
ランク軸6により回転されるガバナプーリ14が
軸受15により回転自在に支持されており、ガバ
ナ軸19が、回転することにより、ガバナウエイ
ト16が開き、ガバナスピンドル17が下方に移
動し、そのためフローテイングレバー21が軸2
0を支点にして回動し、更にフローテイングレバ
ー21に連結されたリンク部材22を介してコン
トロールレバー23を回動させると同時に、コン
トロールロツド12をクランク軸6と平行な方向
に移動させて、ユニツトインジエクタ8の燃料噴
射量制御用のレバー11を回動させるようになつ
ている。
また、フローテイングレバー21を回動自在に
支持する浮動軸20はレギユレータレバー軸26
に軸支されたレギユレータレバー27に設けられ
ており、この内燃機関の低速域ではフローテイン
グレバー21は実線で示す位置にあり、浮動軸2
0の中心20Aで支持され、また高速域では2点
鎖線で示す位置に回動し、その時の浮動軸20の
中心は20A′のごとく移動するようにレギユレ
ータレバー27を配設している。
支持する浮動軸20はレギユレータレバー軸26
に軸支されたレギユレータレバー27に設けられ
ており、この内燃機関の低速域ではフローテイン
グレバー21は実線で示す位置にあり、浮動軸2
0の中心20Aで支持され、また高速域では2点
鎖線で示す位置に回動し、その時の浮動軸20の
中心は20A′のごとく移動するようにレギユレ
ータレバー27を配設している。
即ち、上記浮動軸20の中心は、20Aから2
0A′で示す軌跡のごとく、ガバナスピンドル1
7の移動方向とほぼ平行に移動することになる。
0A′で示す軌跡のごとく、ガバナスピンドル1
7の移動方向とほぼ平行に移動することになる。
これをより詳細に説明すれば、浮動軸20はレ
ギユレータレバー軸26を中心に、平行運動に近
い大きい円弧運動をする。
ギユレータレバー軸26を中心に、平行運動に近
い大きい円弧運動をする。
したがつて、フローテイングレバー21は全体
としてガバナスピンドル17の移動方向とほぼ平
行に移動する。その結果、フローテイングレバー
21のガバナスピンドル17の下端に当接する面
の移動方向は、ガバナスピンドルの移動方向にほ
ぼ平行となる。
としてガバナスピンドル17の移動方向とほぼ平
行に移動する。その結果、フローテイングレバー
21のガバナスピンドル17の下端に当接する面
の移動方向は、ガバナスピンドルの移動方向にほ
ぼ平行となる。
このように、本考案のガバナ装置18では、ガ
バナ装置18のフローテイングレバー21は、そ
の軸支部分20Aがガバナスピンドル17の移動
方向とほぼ平行に移動するから、ガバナスピンド
ル17がフローテイングレバー21に当接する面
にはガバナスピンドル17の移動方向の力のみが
作用することになる。その結果本考案のガバナ装
置ではガバナスピンドル17が横方向に押される
ことがなくなり、上下移動時の摺動抵抗は非常に
少なくなるので、ガバナスピンドル17はスムー
スに移動することができる。
バナ装置18のフローテイングレバー21は、そ
の軸支部分20Aがガバナスピンドル17の移動
方向とほぼ平行に移動するから、ガバナスピンド
ル17がフローテイングレバー21に当接する面
にはガバナスピンドル17の移動方向の力のみが
作用することになる。その結果本考案のガバナ装
置ではガバナスピンドル17が横方向に押される
ことがなくなり、上下移動時の摺動抵抗は非常に
少なくなるので、ガバナスピンドル17はスムー
スに移動することができる。
この点を第3図の従来例と比較するため、第5
図及び第6図の作動実測線図で説明すると、これ
らの線図は縦軸にガバナスピンドル17のリフト
Gl(mm)、即ち上下方向の移動量をとり、横軸に
その内燃機関2の駆動軸回転速度Ne(rpm)をと
つたものであり、第5図は第3図の従来例のガバ
ナ装置18を適用した場合を示し、第6図は第4
図の本考案の実施例の場合を示しており、各作動
線図では回転速度Neが上昇して行く過程をXで、
そして下降して行く過程をYでそれぞれ矢印で示
しており、この作動線図からも本考案を適用すれ
ばガバナスピンドル系における抵抗が少なくなる
ことが判る。
図及び第6図の作動実測線図で説明すると、これ
らの線図は縦軸にガバナスピンドル17のリフト
Gl(mm)、即ち上下方向の移動量をとり、横軸に
その内燃機関2の駆動軸回転速度Ne(rpm)をと
つたものであり、第5図は第3図の従来例のガバ
ナ装置18を適用した場合を示し、第6図は第4
図の本考案の実施例の場合を示しており、各作動
線図では回転速度Neが上昇して行く過程をXで、
そして下降して行く過程をYでそれぞれ矢印で示
しており、この作動線図からも本考案を適用すれ
ばガバナスピンドル系における抵抗が少なくなる
ことが判る。
従つて、本考案のガバナ装置では、その内燃機
関の回転数の変化に応じてガバナスピンドルをス
ムースに移動させ、正確な燃料噴射量の制御が得
られるという利点がある。
関の回転数の変化に応じてガバナスピンドルをス
ムースに移動させ、正確な燃料噴射量の制御が得
られるという利点がある。
また、本考案を適用したガバナ装置では、非常
に微妙なコントロールが必要とされるその機関の
低速域においても感度の高いガバナ操作が保持さ
れることができる。
に微妙なコントロールが必要とされるその機関の
低速域においても感度の高いガバナ操作が保持さ
れることができる。
第1図は従来の船外機用の内燃機関を示す概略
側面図、第2図は第1図の−方向の要部拡大
の正面図、第3図は第1図の裏側から見たガバナ
装置要部拡大の側断面図、第4図は本考案の一実
施例におけるガバナ装置要部の側断面図、第5図
及び第6図は第3図の従来例及び第4図の本考案
の実施例におけるガバナ装置のガバナスピンドル
のリフト量と機関回転速度との関係を示す作動線
図である。 9……ユニツトインジエクタ、12……コント
ロールロツド、17……ガバナスピンドル、18
……ガバナ装置、20……浮動軸、20A,20
A′……中心、21……フローテイングレバー、
27……レギユレータレバー。
側面図、第2図は第1図の−方向の要部拡大
の正面図、第3図は第1図の裏側から見たガバナ
装置要部拡大の側断面図、第4図は本考案の一実
施例におけるガバナ装置要部の側断面図、第5図
及び第6図は第3図の従来例及び第4図の本考案
の実施例におけるガバナ装置のガバナスピンドル
のリフト量と機関回転速度との関係を示す作動線
図である。 9……ユニツトインジエクタ、12……コント
ロールロツド、17……ガバナスピンドル、18
……ガバナ装置、20……浮動軸、20A,20
A′……中心、21……フローテイングレバー、
27……レギユレータレバー。
Claims (1)
- ガバナ装置のガバナスピンドルの移動を、レギ
ユレータレバーに回動自在に軸支されたフローテ
イングレバーを介して燃料噴射量増減機構に伝達
している内燃機関のガバナ装置において、レギユ
レータレバーの一端に設けたレギユレータレバー
軸と、その他端に設けた浮動軸と、該浮動軸に回
転自在に取付けたフローテイングレバーのガバナ
スピンドルとの接触位置とを結ぶ線がガバナスピ
ンドルの移動方向と略直角になるように配列し、
浮動軸はレギユレータレバー軸を中心に平行運動
に近い円運動をするようにし、フローテイングレ
バーの他端には燃料噴射量増減機構に連結するリ
ンク部材を取付け、フローテイングレバー全体が
ガバナスピンドルの移動方向とほぼ同方向に大き
い円弧移動するようにした内燃機関のガバナ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2280582U JPS58127139U (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 内燃機関のガバナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2280582U JPS58127139U (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 内燃機関のガバナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58127139U JPS58127139U (ja) | 1983-08-29 |
JPH0245481Y2 true JPH0245481Y2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=30034866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2280582U Granted JPS58127139U (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 内燃機関のガバナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58127139U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6123835A (ja) * | 1984-07-09 | 1986-02-01 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 内燃機関用ガバナ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593157Y2 (ja) * | 1978-01-20 | 1984-01-28 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインの燃料装置 |
JPS5688310U (ja) * | 1979-12-07 | 1981-07-15 |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP2280582U patent/JPS58127139U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58127139U (ja) | 1983-08-29 |
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