JPS591065Y2 - 機械式簡易出力計 - Google Patents

機械式簡易出力計

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Publication number
JPS591065Y2
JPS591065Y2 JP9792178U JP9792178U JPS591065Y2 JP S591065 Y2 JPS591065 Y2 JP S591065Y2 JP 9792178 U JP9792178 U JP 9792178U JP 9792178 U JP9792178 U JP 9792178U JP S591065 Y2 JPS591065 Y2 JP S591065Y2
Authority
JP
Japan
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cam
engine
rack
lift
output
Prior art date
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Expired
Application number
JP9792178U
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English (en)
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JPS5514099U (ja
Inventor
正巳 婦木
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP9792178U priority Critical patent/JPS591065Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃料噴射式内燃機関に於て、機関の回転数と燃
料ラック移動量との関数として機関の出力を指示するよ
うにした機械式簡易出力計に関する。
機関出力の代用特性として船用主機関の場合には機関の
回転速度(固定ピッチプロペラの場合は機関の出力は回
転数の3乗にはパ比例)或いは燃料噴射ポンプラック目
盛を機関負荷の目安としているが、船の状態によって回
転速度と出力との関連が一定でない等、実船に於ては機
関がどの位の出力で作動しているかパ簡単にはわからな
い。
即ち機関の出力を機関の回転速度によって判断しようと
しても船の状態(新、旧、載荷条件等)や海洋の状況に
よって大幅に異る為、機関回転速度は出力のごく大ざっ
ばな基準としかならない。
又燃料噴射ポンプのラック目盛は機関トルクの目安には
なるが、そのままでは出力の代用特性とはならない。
従来又機関の回転速度neとラック目盛Rを乗じた値を
アウトプットする電気式出力計があるが、高値で未だ普
及していない。
しかし機関の経過を知る上に、或いは燃費節減のための
きめ細い運航管理上、機関出力を簡単に把握することの
必要性は極めて大きい。
本考案は機関の回転速度と燃料噴射ポンプラックの移動
量の積に比例する機関の出力を簡単な機械式のメータで
読みとることができるようにしたもので、次に図面によ
り説明する。
第1図は全体構造図、第2図は第1図を上方より見た図
面、第3図は第1図のA矢視図である。
第1図に於てフライウェイト2(ガバナウェイト)は機
関の回転速度(以下neと記す)に比例した回転軸より
駆動されるウェイト軸16にピン16′を介して回転自
在に取付けられている。
摺動軸3はベアリング3′を介してフライウェイト2の
アーム部2′と接触し、ウェイト軸16の回転速度(以
下nfと記す)に比例してフライウェイト2がひろがろ
うとする力のアーム部2′方向くウェイト軸方向)の余
力と摺動軸ばね11との力がつり合う所まで摺動軸3は
リフトする。
フォークレバー4はフォークレバー比調整アーム5と回
転自転自在にピン5′で連結し、ピン5′の位置は軸5
“により外部から調整できる。
フォークレバー4はピン5′を中心にして摺動軸3のリ
フトに従って先端部(図の左端部)が上下する。
偏心円錐台状カム1は軸17に摺動のみ自在に嵌合し、
カム1と軸17との相対的な回転はキー17′で規制し
ている。
軸17に固定したレバー6とフォークレバー4はピン6
′により連結され、フオークレバー4の上下方向の振り
に従って軸17はレバー6を介して回転する。
カム1のプロフィールはカムの回転角をθ、リフトをh
とすると第4図に示す如き関係をもつ形状にされている
即ちリフ)hはカム1の軸方向の位置によりR6−R5
等で示す如く漸次リフトが増大するようになっている。
カム従動子レバー7はピン8′を中心にしてリフトに従
い上下し、レバー7に回転自在に連結された指針ラック
9により指針10を回転させる。
8はカム従動子レバー比の調整アームで、外部より軸8
″によりピン8′の位置を調整することができる。
燃料噴射ポンプ(図示せず)のラックの変位は、ラック
レバー15に接続したワイヤでラックレバー15に伝え
られ、軸14、カム移動レバー13を介してカム1を軸
方向(第1図の紙面と直角方向)に移動させる。
第2図のばね18はカム1をレバー13方向に押し付け
ている。
又第1図の指針ラックばね19は指針ラック9を指針ピ
ニオン20に押しつけるような方向に力を与える捩りば
ねである。
カム従動子レバーばね21はカム従動子レバー7をカム
1に押しつける力を与える。
機関回転数neに比例した回転数でウェイト軸16が矢
印B1方向に回転すると、フライウェイト2はピン16
′を支点として矢印B2方向に回転して開き、アーム部
2′がベアリング3′を介して摺動軸3を矢印B3方向
に押し、アジャストボルト12で調整された摺動軸ばね
11の弾力とつり合う位置で停止する。
ウェイト軸16の回転数が増加するとフライウェイト2
の開きも増し、フォークレバー4はピン5′を支点とし
て矢印B4方向に回動し、カム1はピン6′、レバー6
を介してリフトの増加する矢印B5方向に回動する。
これによりカム従動子レバー7は押し上げられ、ピン8
′を支点として回動し、指針ラック9が上昇して指針ピ
ニオン20が矢印B7方向に回動し、指針10は大きい
出力値を示す。
燃料噴射量を増加するべく、燃料噴射ポンプのラックを
燃料増加方向へ移動させると、ラックの動きはワイヤ等
を介してラックレバー15(第3図)に伝わり、軸14
が矢印C1方向に回動し、カム移動レバー13がばね1
8の弾力に抗してカム1を矢印C2方向、即ちカム従動
子レバー1に対するノットが増加する方向へ駆動する。
第2図に於てカム1は噴射量の少ないラック位置に対応
する位置R′9でカム従動子レバー7に接触し、その状
態でカム1が回動した時レバー7に与えるリフトは第4
図のR6となり、第2図の状態がらカム1が矢印C2方
向に移動してR′1の位置レバー7に接触すると、カム
1の回転角に対するレバー7に与えるノットは第4図の
R1となる。
カム1が更に矢印Q方向に移動してR′2〜R′5の位
置がレバー7と接触すると、その時のリフト特性は第4
図の爬〜R5となる。
機関の出力は第4図に示す如く横軸を機関回転数ne、
縦軸を出力Hとすると、燃料ラック位置(R1)・・・
R5)をパラメータとして図のような関係で表わされる
そしてカム1はその回転角θとリフl−hとが第4図に
示すプロフィルとなるように予め形成されている。
又ウェイト軸回転数nf(又は機関回転数ne)とカム
回転角θとは対応する如く構成されているので、カム1
のリフ)hは第4図の如く機関出力と対応する。
即ちカム1は回転角θに比例してリフ)hが増大し、そ
のリフトhの増加の仕方はカム1が軸方向に移動するほ
ど大きくなり、従動子レバー1に当る各位置のリフ)h
が出力と対応するようにカム1の形状が定めである。
従って指針10の動きは機関出力の大きさを表わすこと
になり、あらゆる機関回転数neとラック移動量(Ro
Rs)に対応した機関の出力が読みとれることにな
る。
以上説明したように本考案によると、(1)機関の回転
速度と燃料噴射ポンプラックの移動量の積に比例する機
関の出力を簡単な機械式のメータで読みとることができ
る。
(2)なお図示の構造を採用すると、フライウェイト2
(ガバナウェイト)のリフトと偏心円錐台状カム1の
回転角度比がフォークレバー比調整アーム5の回転によ
り可変となり、摺動軸3のばね力がアジヤス1〜ボルト
12により可変となり、カムリフ1〜と指針10の振れ
の比がカム従動子レバー比調整アーム8の操作により可
変となり、ラック移動量とカム1の移動量の比がラック
レバー15の穴15′(第3図)の位置を変えることに
より可変となり、このようにして定格出力4/4負荷)
時の回転速度、ラック移動量の異る各種仕様の機関に対
しても、0〜4/4負荷にわたって指針と実出力とを細
かく調整できる。
(3)機関の出力を知ることにより機関の使用されてい
る状態、性能の推移が把握でき、又経済的な運航の指針
となる。
なお本考案を具体化する時カム1のリフトを検出するカ
ム従動子としてはカム軸17と直角なガイドに支持され
たローラ付プランジャーを採用することもできる。
又図示の回転式指針10の代りに往復動式のものを採用
してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体構造を示す正面図、第2図は第1図の上面
図、第3図は第1図のA矢視図、第4図はカム回転角、
機関回転数に対するリフト及び出力の関係を示すグラフ
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関の回転数と一安定の割合で回転するガバナウェイト
    と、ガバナウェイトの開きに比例して回転角が増加する
    偏心円錐台状カムと、カムに弾性的に当接したカム従動
    子と、従動子が検出したカムリフトを表示する指針と、
    燃料ラックと連動してラックの燃料増量方向移動量に比
    例してカムをその軸方向に駆動するカム移動レバーとを
    備え、カムの回転角に比例してリフトが増大し、そのリ
    フトの仕方はカムが軸方向に移動するほど大きくなり、
    従動子に当る各位置のリフトが出力と対応するようにカ
    ムの形状を定めたことを特徴とする機械式簡易出力計。
JP9792178U 1978-07-14 1978-07-14 機械式簡易出力計 Expired JPS591065Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9792178U JPS591065Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 機械式簡易出力計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9792178U JPS591065Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 機械式簡易出力計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5514099U JPS5514099U (ja) 1980-01-29
JPS591065Y2 true JPS591065Y2 (ja) 1984-01-12

Family

ID=29033210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9792178U Expired JPS591065Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 機械式簡易出力計

Country Status (1)

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JP (1) JPS591065Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8752510B2 (en) 2010-11-04 2014-06-17 Nuscale Power, Llc Helical coil steam generator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8752510B2 (en) 2010-11-04 2014-06-17 Nuscale Power, Llc Helical coil steam generator
US9188328B2 (en) 2010-11-04 2015-11-17 Nuscale Power, Llc Helical coil steam generator

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JPS5514099U (ja) 1980-01-29

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