JPS6228656Y2 - - Google Patents

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JPS6228656Y2
JPS6228656Y2 JP12425881U JP12425881U JPS6228656Y2 JP S6228656 Y2 JPS6228656 Y2 JP S6228656Y2 JP 12425881 U JP12425881 U JP 12425881U JP 12425881 U JP12425881 U JP 12425881U JP S6228656 Y2 JPS6228656 Y2 JP S6228656Y2
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speed
fuel
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンのガバナ装置において、エ
ンジンの回転速度を高速と低速とのどちらに設定
した場合でも、整定速度変動率が殆んど変化しな
いようにしたものに関し、整定速度変動率を小さ
くしながらもガバナ装置を小形にまとめられるよ
うにすることを目的とする。
遠心錘式カバナでも空気式ガバナでも、ガバナ
フオースは回転速度に対して2次関数で変化する
のに対し、ガバナスプリングの張力は1次関数で
変化する。このため、第8図に示すようにガバナ
フオースとガバナスプリングの張力との回転速度
に対する変化率F・S1が互いに1箇所でしか一致
せず、それより低速側ではガバナフオースの変化
率Fが小さくなり、整定速度変動率が大きくなる
欠点があり、それより高速側ではガバナフオース
の変化率Fが大きくなり、ハンチングが大きくな
る欠点がある。
このような欠点を解消するために、本出願人は
第5図及び第6図に示すもの(特公昭55−51085
号発明)を提案した。
即ち、デイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの
燃料噴射量が、ガバナレバー31を介して、ガバ
ナスプリング装置32で増量側rに、ガバナフオ
ースGFで減量側に調節される。ガバナスプリン
グ装置32は、バネ定数の小さい低速回転用スプ
リング33とバネ定数の大きい高速回転用スプリ
ング34とを、ガバナレバー31と調速レバー3
5とに並列状に架け渡して成る。低速回転用スプ
リング33は高速回転用スプリング34に遊動自
在に内装される。
エンジンの回転速度を調速レバー35で低速域
r1内に設定した状態では、高速回転用スプリング
34が長孔36内を遊動して動かず、低速回転用
スプリング33のみが動く。これにより第6図に
示すように、そのスプリング33の張力の直線状
変化率S2を、ガバナフオースGFの2次関数変化
率Fの低速域部分にほぼ沿わせる。
また、エンジンの回転速度を高速域r2内に設定
した状態では、低速回転用スプリング33に加え
て、高速回転用スプリング34も長孔36の右端
部に係止して動き出す。これにより、両スプリン
グ33,34の張力の合力による直線状変化率S3
を、ガバナフオースGFの2次関数変化率Fの高
速域部分にほぼ沿わせるようにしたものである。
この先提案発明のエンジンでは、整定変動率を
5%程度に設定して、農機・建機その他一般の作
業機を駆動するように設計したのであるが、例え
ば発電機の駆動用としてその発電HZ変動を小さ
くするために、整定変動率を1〜3%程度にまで
小さくする必要がある。
この場合、第7図に示すように、低速回転用ス
プリング33のコイル長さLを長くして、バネ常
数を小さくすることにより、整定変動率を小さく
する事が考えられるが、次の欠点がある。
イ コイル長さLが長くなる分だけガバナレバー
31から調速レバー35までの距離が大きくな
る。そのうえ、低速回転用スプリング33の伸
縮寸法も大きくなり、長孔36を長くしなけれ
ばならない。このため、ガバナ装置の全長(図
上では左右方向の長さ)が長くなり、エンジン
が大形化する。
ロ ガバナ装置の全長が長くなるのに伴い、ガバ
ナ装置を収容するハウジングを新たに大形化す
る必要があり、上記一般の作業機駆動用エンジ
ンのハウジングと共通部分にできないため、そ
の製造コストが高くつく。
そのハウジングがクランクケースと一体鋳造
される場合、クランクケースも共通部品にでき
ず、個別製造しなければならず一層高くつく。
また、ガバナレバー31も長孔36の長いも
のを新たに別個に製造する必要があり、さらに
高くつく。
本考案は、このような欠点を解消するために、
整定変動率を小さくするために、低速回転用スプ
リングのバネ定数を小さくするに当り、第2図に
示すように、そのコイル径を大きくして、高速回
転用スプリングに対して遊動自在に外嵌させるこ
とにより、そのコイル長さを第5図の先提案発明
の場合から殆んど長くする必要を無くし、これに
より、ガバナ装置の全長及び長孔を短かいままに
保てるようにするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
図面はデイーゼルエンジンの二本ガバナレバー
型遠心錘式ガバナ装置を示し、次のように構成さ
れる。
即ち、エンジンが停止している状態では、始動
用バネ1で主ガバナレバー2がその下端部を支点
3として燃料増量側rに引かれて、燃料噴射ポン
プ4のラツク5を右端始動用燃料増量位置に引き
寄せる。この状態でエンジンを始動操作すると、
混合気の燃料濃度が濃く、エンジンが容易に始動
される。
エンジン運転中は、ガバナ6のガバナフオース
GFで主ガバナレバー2が燃料減量側lに押され
る。これと同時にギヤケース11に枢支される調
速レバー7の内腕部7aで張り調節されたガバナ
スプリング装置8で、副ガバナレバー9とトルク
スプリング装置10とを介して、主ガバナレバー
2が燃料増量側rに引かれる。このガバナ力GF
とガバナスプリング装置8の張力との釣合いで、
主ガバナレバー2が左右に調節移動されて、ラツ
ク5が左端近くの燃料噴射量最小位置と右端近く
の最大位置との間で自動制御作動される。
エンジンが定格以下の正常負荷運転していると
きは、トルクスプリング装置10が完全に圧縮さ
れた状態で、ガバナスプリング装置8の張力とガ
バナフオースGFとが釣合う、定格負荷で運転し
ているときは、トルクスプリング装置10が完全
に圧縮され、かつ、副ガバナレバー9がギヤケー
ス11に固定の燃料制限ネジ12に受止められた
状態になる。そして、過負荷運転時には、副ガバ
ナレバー9が燃料制限ネジ12に受止められた状
態で、トルクスプリング装置10が伸縮作動し
て、トルクスプリング装置10のトルクスプリン
グ13の張力がガバナフオースGFと釣合う。
ガバナスプリング装置8は高速回転用スプリン
グ14と低速回転用スプリング15とで構成さ
れ、高速回転用スプリング14よりも低速回転用
スプリング15の方がバネ定数が小さい。低速回
転用スプリング15のコイル内径が高速回転用ス
プリング14のコイル外径より大きく形成され
る。低速回転用スプリング15は高速回転用スプ
リング14に対して非接触状で遊動自在に外嵌さ
れる。この状態で、各スプリング14,15の各
両端のフツク14a,14b,15a,15b
が、調速レバー内腕部7aと副ガバナレバー9と
に形成した両係止孔16,17に亘つて並列状に
嵌入係合される。
副ガバナレバー9に形成した係止孔17は長孔
に形成される。低速回転用スプリング15が自由
長になつた状態で、高速回転用スプリング14の
片方のフツク部14bが長孔状係止孔17の両端
部間の外端部寄り箇所に位置するとともに、その
コイル先端部14cが副ガバナレバー9の内側縁
18に達しない程度に接近する。
以上の構成から、調速レバー7でエンジンの回
転速度を低速域内に設定して、エンジンを低速回
転する状態では、高速回転用スプリング14はそ
の先端のフツク14bが長孔17内を遊動して動
かず、低速回転用スプリング15のみが副ガバナ
レバー9を燃料増量側rに弾圧する。
また、エンジンの回転速度を高速域内に設定し
て、高速回転する状態では、高速回転用スプリン
グ14はその先端のフツク14bが長孔17の右
端に当つて引かれて動き、低速回転用スプリング
15と高速回転用スプリング14とが副ガバナレ
バー9を燃料増量側rに弾圧する。
そして、低速回転用スプリング15は、第5図
に示す先行発明の場合と比べて、そのコイル径D
を高速回転用スプリング14に外遊嵌する大径に
することにより、そのバネ定数を小さくして、整
定回転変動率を小さくしながらも、そのコイル長
さLを長くしないで済ませ、かつこれに伴い低速
回転用スプリング15の伸縮長さも長くならず、
長孔17を長くしないで済ませるようにしてい
る。
なお、符号19はハイアイドリングスプリング
であり、高速無負荷運転時のラツク5のハンチン
グを防止する。20はエンジン停止レバーであ
り、メインスイツチをエンジン停止位置に投入し
たときに、回転ソレノイド21の作動で、主ガバ
ナレバー2の先端の係止部22を左方に押し動か
せることにより、ラツク5を左端の燃料カツト位
置に移動させて、エンジンを停止させる。
なお、本考案をガソリンエンジンに使用する場
合には、噴射ポンプのラツクの代りに、気化器の
スロツトル弁の開量をガバナ装置で制御する。
また、エンジンの低速回転運転時に、高速回転
用スプリング14の先端のフツク14bが、長孔
17内を遊動するときに、長孔17の左端面17
aに突当たるおそれがある場合には、第4図に示
すようにすることが考えられる。即ち、その長孔
17の左端面17aを傾斜状に形成し、この傾斜
状左端面17aでフツク14bを仮想線図のよう
にすくい上げるように構成することにより、フツ
ク14bが長孔左端面に突当つて副ガバナレバー
9の動きを阻害することを解消するものである。
本考案は、上記のように構成され、作用するこ
とから、次の効果を奏する。
イ 低速回転スプリングは、高速回転用スプリン
グに外遊嵌させて、そのコイル径を大きくする
ことにより、バネ定数を小さくして、整定変動
率を小さく設定しながらも、そのコイル長さを
第5図に示す先行発明の場合より長くしないで
済ませられるうえ、その伸縮長さも長くならな
い。
これによりガバナ装置の全長が長くならず、
エンジンの大形化を防げる。
ロ ガバナ装置を収容するハウジングは、第5図
の先発明の場合と同じ大きさ及び形状の共通部
品にできるので、新たな独立部品として別に製
造する必要がなく、安価に製造できる。
この場合、そのハウジングがクランクケース
と一体に鋳造されているときに、クランクケー
スをも共通部品にして安価に製造できる。
また、低速回転スプリングの伸縮長さが長く
ならず、そのスプリング端を係止する長孔を長
くする必要が無いので、その長孔を形成した燃
料供給量の調量具または調速レバーも共通部品
にして、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はエンジ
ンのガバナ装置部分の縦断正面図、第2図はガバ
ナスプリング装置部分の縦断正面図、第3図は第
2図部斜視図、第4図は別実施例の副ガバナレ
バーの先端部の横断平面図、第5図は先に提案し
た発明の第2図相当図、第6図は第5図のエンジ
ン回転数に対するガバナフオース及びガバナスプ
リング装置の張力の変化曲線図、第7図は第5図
のものを整定変動率を小さくなるように設計変更
した図、第8図は従来品の第6図相当図である。 4……燃料供給器、7……調速レバー、8……
ガバナスプリング装置、9……燃料供給量の調節
具、14……高速回転用スプリング、14b……
フツク、15……低速回転用スプリング、17…
…長孔、l……燃料減量側、r……燃料増量側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの燃料供給器4の燃料供給量の調節具
    9を、ガバナスプリング装置8の張力で燃料増量
    側rに弾圧するとともに、ガバナフオースGFで
    燃料減量側に押圧するように構成し、ガバナスプ
    リング装置8はバネ定数の小さい低速回転用スプ
    リング15とバネ定数の大きい高速回転用スプリ
    ング14とを、燃料噴射量の調節具9と調速レバ
    ー7とに架け渡して構成し、燃料噴射量の調節具
    9と調速レバー7との一方に形成した長孔17の
    範囲内で高速回転用スプリング14の一端のフツ
    ク14bを遊動自在に構成し、これによりエンジ
    ンの低速回転状態では、低速回転用スプリング1
    5のみが燃料噴射量の調節具9を燃料増量側rに
    弾圧し、高速回転状態では、低速回転用スプリン
    グ15と高速回転用スプリング14とが燃料噴射
    量の調節具9を燃料増量側rに弾圧するように構
    成し、低速回転用スプリング15のコイル内径を
    高速回転用スプリング14のコイル外径よりも大
    きく形成して、低速回転用スプリング15を高速
    回転用スプリング15に遊動自在に外嵌させた事
    を特徴とする、エンジンのガバナ装置。
JP12425881U 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのガバナ装置 Granted JPS5829134U (ja)

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JP12425881U JPS5829134U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのガバナ装置

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JP12425881U JPS5829134U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのガバナ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5829134U JPS5829134U (ja) 1983-02-25
JPS6228656Y2 true JPS6228656Y2 (ja) 1987-07-23

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ID=29918135

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JP12425881U Granted JPS5829134U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのガバナ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2762166B2 (ja) * 1990-11-30 1998-06-04 株式会社クボタ エンジンの遠心式ガバナの速度変動率補正装置

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Publication number Publication date
JPS5829134U (ja) 1983-02-25

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