JPH0244130Y2 - - Google Patents

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JPH0244130Y2
JPH0244130Y2 JP19521587U JP19521587U JPH0244130Y2 JP H0244130 Y2 JPH0244130 Y2 JP H0244130Y2 JP 19521587 U JP19521587 U JP 19521587U JP 19521587 U JP19521587 U JP 19521587U JP H0244130 Y2 JPH0244130 Y2 JP H0244130Y2
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detent pin
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の発進時に、ブレーキを制動
作動させないと停止ポジシヨンから走行ポジシヨ
ンへのシフト操作が阻止される自動変速機の変速
操作装置に関する。
従来の技術 従来自動車に搭載された自動変速機の変速操作
装置としては第9図に示した構造のものが実用さ
れている。すなわち変速操作装置のシフトレバー
10は、下端部において車体に回動自在に支持さ
れている。このシフトレバー10には図外のボタ
ンを操作することによつて上下動するデイテント
ピン11が設けられており、又シフトレバー10
の枢支部位にはデイテントプレート12が配設さ
れている。該デイテントプレート12には、R
(リバース)、D(ドライブ)等の走行ポジシヨン
と、P(パーキング・ロツク)、N(ニユートラル)
等の停止ポジシヨンとが設定された係止溝13が
形成されており、前記デイテントピン11はこの
係止溝13に当接している。前記デイテントプレ
ート12の近傍には、ロツクレバー14が枢支さ
れている。該ロツクレバー14はPポジシヨンに
位置するデイテントピン11に干渉してシフトレ
バー10のシフトチエンジを阻止するロツク位置
L(鎖線図示)と、リターンスプリング15によ
り引張されてデイテントピン11から離間するア
ンロツク位置U(実線図示)とに回動自在に構成
されている。このロツクレバー14には電磁アク
チユエータ16に設けられた進退自在なプランジ
ヤ17の先端が当接されており、前記電磁アクチ
ユエータ16にはイグニツシヨンスイツチ、Pポ
ジシヨン検出スイツチ、及びストツプランプスイ
ツチが設けられた制御回路(図示せず)に連係さ
れている。かかる構造において、イグニツシヨン
スイツチがONの状態でシフトレバー10がPポ
ジシヨンにあるとPポジシヨン検出スイツチが
ONとなつて電磁アクチユエータ16は励磁作動
する。したがつてプランジヤ17が突出してロツ
クレバー14をロツク位置Lに駆動し、デイテン
トピン17はPポジシヨンから他のポジシヨンへ
の移動を阻止される。
次にブレーキペダルを踏み込んでストツプラン
プスイツチをONにすると、電磁アクチユエータ
16は消磁作動し、プランジヤ17が退入してロ
ツクレバー14はアンロツク位置Uに回動する。
これによつてデイテントピン11はPポジシヨン
から他の走行ポジシヨンへの移動が可能となり、
このようにブレーキを制御作動させないと走行ポ
ジシヨンへのシフト操作が行い得ないようにする
ことによつて、運転者に対して運転の基本動作に
合つた運転操作を行わせることができるものであ
る。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の構造にあつて
は、Pポジシヨンにあるシフトレバー10をブレ
ーキペダルを踏み込むことなく他のポジシヨンへ
シフト操作しようとした場合、前述したロツク位
置Lにあるロツクレバー14に、ノブ操作によつ
て下動するデイテントピン11が圧接し、これに
よつてロツクレバー14には矢示したようにアン
ロツク位置U方向への応力Fが生ずる。このとき
ロツクレバー14は励磁作動している電磁アクチ
ユエータ16から突出したプランジヤ17によつ
て支持されていることから、前記応力Fはプラン
ジヤ17を退入させる方向に作用する。したがつ
て前記デイテントピン11のPポジシヨンから他
のポジシヨンへの移動を確実に阻止するために
は、前記応力Fに抗してプランジヤ17の突出状
態を維持すべく電磁アクチユエータ16のソレノ
イドを大型化して磁力を強力なものにする必要が
ある。このためソレノイドの大型化に伴つて電磁
アクチユエータ16が大型化し、重量が増大する
不利が生ずるのみならず、広配置スペースを必要
とする不利が生ずる。しかも前記ロツクレバー1
4と電磁アクチユエータ16とは、ともに車体に
固定されたデイテントプレート12に取り付けら
れて、Pポジシヨンにおけるデイテントピン11
を拘束するように構成されていることから、停止
ポジシヨンであるPとN双方のポジシヨンにおい
てデイテントピン11を拘束し得る構造とする場
合には、新たにNポジシヨンにおけるデイテント
ピンを拘束するためのロツクプレート14と電磁
アクチユエータとを増設しなければならず、前述
した重量が増大する不利や広配置スペースを必要
とする不利はより一層顕著となるものであつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、大型の電磁アクチユエータを用
いることなく、シフトレバーが停止ポジシヨンで
あるN又はPポジシヨンに回動操作された際、デ
イテントピンを拘束することを可能にした自動変
速機の変速操作装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、車体に、P(パーキングロツク)、N(ニユー
トラル)等の停止ポジシヨンと、R(リバース)、
D(ドライブ)、2(セカンド)、1(フアースト)
等の走行ポジシヨンとに回動操作自在なシフトレ
バーが枢支され、該シフトレバーの側方には前記
P,N,R,D,2,1各ポジシヨンに対応する
係止溝が設けられたデイテントプレートが固設さ
れ、前記シフトレバーには前記係止溝に係合する
とともに、押圧操作に伴つてシフトレバー軸線方
向に移動し、係止溝から遊離するデイテントピン
が設けられた構造において、前記シフトレバーの
軸線上にはロツクプレートが枢支され、該ロツク
プレートはデイテントピンの前記軸線方向への移
動を阻止するロツク位置と、該移動を許容するア
ンロツク位置とに回動可能に構成されているとと
もに、前記シフトレバーがP又はNポジシヨンに
回動操作された状態では前記ロツクプレートをロ
ツク位置に回転駆動し、かつブレーキ操作が行な
われたときには前記ロツクプレートをアンロツク
位置に回転駆動する駆動手段が設けられている。
作 用 前記構成において、シフトレバーがP又はNポ
ジシヨンに回動操作された状態にあると、駆動手
段はロツクプレートをロツク位置に駆動し、これ
によつてデイテントピンはシフトレバー軸線方向
への移動を阻止される。したがつてデイテントピ
ンはP又はNポジシヨンから遊離することができ
ず、その結果シフトレバーはP又はNポジシヨン
に拘束される。このときブレーキ操作を行なわず
に、デイテントピンを移動操作しようとすると、
前記ロツクプレートにはシフトレバー軸線方向に
操作力が入力される。しかし前記ロツクプレート
はシフトレバー軸線上に枢支されていることか
ら、シフトレバー軸線方向に入力された操作力を
前記軸線上に位置するロツクプレートの枢支部位
において受けることができる。したがつて前記ロ
ツクプレートを介して駆動手段に入力される操作
力は抑制され、駆動手段を前記操作力との関係で
大型、強固にする必要性は解消される。
そしてP又はNポジシヨンから、R,D,2,
1ポジシヨンへシフトレバーを回動操作する際
に、ブレーキ操作を行なうと、駆動手段はこれに
基づいてロツクプレートをアンロツク位置に駆動
する。したがつてデイテントピンは押圧操作に伴
つてP,Nポジシヨンから遊離し、シフトレバー
を任意の走行ポジシヨンへ回動操作することが許
容される。
実施例 以下本考案の一実施例について図面に従つて説
明する。すなわち第1図に示したように車体20
にはベースプレート21が固定されており、該ベ
ースプレート21にはブラケツト22とデイテン
トプレート23とが相対面して立設固定されてい
る。該デイテントプレート23には第2図に示し
たように開口部24が形成されており、該開口部
24の上縁には係止溝25が成形されている。該
係止溝25には、停止ポジシヨンであるP(パー
キング・ロツク)、N(ニユートラル)、及び走行
ポジシヨンであるR(リバース)、D(ドライブ)、
2(セカンド)、1(フアースト)が設定されてお
り、前記PポジシヨンとNポジシヨンには凹部2
6,27が成形されているとともに、Pポジシヨ
ンとRポジシヨン間には突部28が成形されてい
る。
前記デイテントプレート23とブラケツト22
間には、コントロールチユーブ29が回動自在に
架設されており、該コントロールチユーブ29の
上部周面にはシフトレバー30の下端部が固着さ
れている。該シフトレバー30は中空状であつ
て、仮想的に示したシフトレバー30の軸線C方
向に延在する1対のスライド孔31が成形されて
いる。該スライド孔31には前記係止溝25に係
合するデイテントピン32が遊挿されており、該
デイテントピン32はシフトレバー30内部に配
設されたプツシユロツドの下端部に突設され、リ
ターンスプリングによつて上方に付勢されている
(図示せず)。又前記シフトレバー30の上端部に
は操作用ノブ33が取り付けられており、該操作
用ノブ33には押圧操作に伴つて退入し前記デイ
テントピン32をスライド孔31に沿つて下動さ
せ得るセレクトボタン34が嵌挿されている。さ
らにシフトレバー30の外部周面には、前記スラ
イド孔31の下部であつて前記シフトレバー30
の軸線C上に植設された支軸35によつてロツク
プレート36が枢支されている。該ロツクプレー
ト36の上端部側には、前記スライド孔31に沿
つて凹設された切欠溝37と、該切欠溝37の上
端開口部に形成され、側部にストツパ壁38を有
する棚部39とが設けられており、又ロツクプレ
ート36の下端部側にはギヤ40が刻設されてい
る。このロツクプレート36は、第3図に示した
前記棚部39がスライド孔31と合致するロツク
位置Lと、第4図に示した前記切欠溝37がスラ
イド孔31と合致するアンロツク位置Uとに回転
可能であつて、前記支軸35に巻装された駆動手
段たるスプリング41によつて、常時は前記アン
ロツク位置に弾持されている。
一方前記コントロールチユーブ29の上面に
は、前記スプリング41とともに駆動手段を構成
するモータ42が固定されており、該モータ42
の回転軸43には前記ギヤ40に噛合するスプロ
ケツト44が固着されている。前記モータ42の
電源回路は、第5図に示したようにコントローラ
45の出力ポートに接続されており、該コントロ
ーラ45の入力ポートには、前記シフトレバー3
0がPポジシヨン又はNポジシヨンに回動操作さ
れたことを感知して信号を出力するインヒビター
スイツチ46と、ブレーキペダルを踏込操作する
ことによつてON作動するブレーキスイツチ47
とが接続されている。
以上の構成に係る本実施例において、シフトレ
バー30を任意の走行ポジシヨンから例えばPポ
ジシヨンに回動操作すると、インヒビタースイツ
チ47はコントローラ45に信号を出力し、これ
によつて該コントローラ45は、モータ42に電
源電流を供給する。するとモータ42は起動し、
第3図に示したようにスプロケツト44を正回転
させる(矢示イ)、したがつてロツクプレート3
6は、スプロケツト44の回転に伴つてスプリン
グ41に抗して回転し(矢示ロ)、前記ストツパ
壁38がデイテントピン32の側面に当接して棚
部39がスライド孔31と合致するロツク位置L
に回転する。したがつてこの状態で運転者がブレ
ーキペダルを踏込操作せずに、セレクトボタン3
4を押圧操作してスライド孔31の上端部に位置
するデイテントピン32を該スライド孔31に沿
つて下動させようとするとデイテントピン32は
前記棚部39に当接して下動を阻止される。よつ
てデイテントピン32は、第2図に実線で示した
ようにPポジシヨンの凹部26から遊離し得ず、
これによりシフトレバー30はPポジシヨンに拘
束される。このとき前記ロツクプレート36には
下動するデイテントピン32が前述のように棚部
39に当接することによつて、前記セレクトボタ
ン34に加えられた操作力Fがデイテントピン3
2を介して入力される。しかし前記ロツクプレー
ト36は、支軸35によつてシフトレバー30の
軸線C上に枢支されていることから、該シフトレ
バー30の軸線Cに沿つて下動するデイテントピ
ン32を介して入力される操作力Fを前記支軸3
5により受けることができ、したがつてロツクプ
レート36を介してスプロケツト44やモータ4
2の回転軸43に操作力Fが入力されるようなこ
とはない。よつてスプロケツト44や回転軸43
さらにはモータ42自体を前記操作力Fとの関係
において大型強固なものを用いる必要はなく、モ
ータ42は単にロツクプレート36をロツク位置
Lとアンロツク位置Uとに回転し得る駆動力を有
すれば良いこととなる。しかもロツクプレート3
6は回転してロツク位置Lとアンロツク位置Uと
に変位する構造であることから、駆動手段として
電磁アクチユエータより軽量かつ廉価なモータ4
2を用いることが可能となり、よつて駆動手段と
して、小型のモータ42を用いることにより重量
及びコストを大幅に低減することが可能となる。
そしてシフトレバー30をPポジシヨンから
D,R,2,1各ポジシヨンへ回動操作する際に
ブレーキペダルを踏込操作すると、ブレーキスイ
ツチ47がON作動し、コントローラ45はブレ
ーキスイツチ47からのON信号を受けてモータ
42への電流の供給を停止する。したがつてモー
タ42は回転を停止し、ロツクプレート36はス
プリング41の付勢力によつて、アンロツク位置
Uに回転する。この状態で運転者がセレクトボタ
ン34を押圧操作すると、デイテントピン32は
スライド孔31に沿つて、切欠凹部37内に侵入
し、第2図に鎖線で示したようにPポジシヨンの
凹部26から遊離し、シフトレバー30のPポジ
シヨンからR,D,2,1各ポジシヨンへの回動
が許容される。すなわちこのようにPポジシヨン
から、R,D,2,1各ポジシヨンへシフトチエ
ンジする際にはブレーキペダルを踏込操作して制
動することが不可欠となることから、運転者に対
して運転の基本動作に合つた運転操作を行わせる
ことができるのである。
なお本実施例の作用説明においては、シフトレ
バー30をPポジシヨンに回動操作した後、R,
D,2,1各ポジシヨンにシフトチエンジする場
合を示したが、Nポジシヨンに回動操作された
後、R,D,2,1各ポジシヨンにシフトチエン
ジする場合にも、インヒビタースイツチ46の信
号及びブレーキスイツチ47のON信号に基づい
て作動するコントローラ45によりモータ42は
同様に制御される。したがつて単一のロツクプレ
ート36やモータ42等を用いて、シフトレバー
30がPポジシヨンに回動操作された場合のみな
らず、Nポジシヨンに回動操作された場合のデイ
テントピン32の拘束等を行なうことができ、こ
のようにP,N双方のポジシヨンにおけるデイテ
ントピン32の拘束等を装置の大型化等を伴うこ
となく実現することが可能となるのである。
又前記実施例においてはロツクプレートをアン
ロツク位置Uに回転する際にはモータ42の駆動
力を用い、ロツク位置Lに回転する際にはスプリ
ング41の付勢力を用いるようにしたが、モータ
42を正逆回転させて、ロツクプレート36をア
ンロツク位置Uとロツク位置Lとに回転駆動する
構成とすることも可能であり、これによつてスプ
リング41を不要にして構造の簡易化を図ること
ができる。
第6図は本考案の第2実施例を示すものであ
り、ロツクプレート48は略円形であつて、上端
周部には切欠凹部49が成形され、下端周部には
ギヤ40が刻設されている。そしてキヤ40には
図示しないステツプモータの回転軸に設けられた
ピニオンが噛合されている。
この第2実施例においては、前記コントローラ
45によりステツプモータの回転角を制御するこ
とにより、前記切欠凹部49がスライド孔31に
合致するアンロツク位置Uと、切欠凹部49両側
のいずれか一方の周縁部50,51がスライド孔
31に合致するロツク位置Lとにロツクプレート
48を回転駆動することができる。そしてこのよ
うにステツプモータを用いてロツクプレート48
を回転駆動することにより精度よくロツクプレー
ト48をロツク位置Lとアンロツク位置に回転変
位させることが可能となる。
第7図は本考案の第3実施例を示すものであ
り、ロツクプレート48は回転型ソレノイド52
の回転軸53に直接固定されているとともに、該
回転軸53の端部はシフトレバー30の軸線C上
に支持されている。かかる第3実施例において第
1実施例に示したスプロケツト44やスプリング
41が不要となり、装置を一層簡易にすることが
できる。
第8図は本考案の第4実施例を示すものであ
り、シフトレバー30の外部周面には、前記スラ
イド孔31の下部であつてシフトレバー軸線C上
に植設された支軸35によつてロツクプレート5
4が枢支されている。該ロツクプレート54は、
ストツパ突片55と駆動突片56とを有する略L
字形状であつて、前記ストツパ突片55がデイテ
ントピン32の下部に到来するロツク位置Lと、
デイテントピン32から離間するアンロツク位置
Uとに回動し得るように構成されている。前記ロ
ツクプレート54の下部には、シフトレバー30
の外部周面に固着されたブラケツト57に取り付
けられた駆動手段たる電磁アクチユエータ58が
配設されている。該電磁アクチユエータ58は常
時は突出し、励磁作動して退入するプランジヤ5
9を有し、該プランジヤ59の先端部は前記駆動
突片56に係止されており、又この電磁アクチユ
エータ58の電源回路は、第1実施例と同様に第
5図に示したインヒビタースイツチ46及びブレ
ーキスイツチ47が入力ポートに接続されたコン
トローラ45の出力ポートに接続されている。
以上の構成に係る本実施例において、シフトレ
バー30がPポジシヨン又はNポジシヨンに回動
操作されると、コントローラ45は電磁アクチユ
エータ58に励磁電流を供給する。すると該電磁
アクチユエータ58は励磁(ON)作動してプラ
ンジヤ59を退入駆動し、これによつてロツクプ
レート54はロツク位置Lに回転する。したがつ
てデイテントピン32はストツパ突片55により
下動を阻止され、シフトレバー30P又はNポジ
シヨンに拘束される。この状態でブレーキペダル
を踏込操作せずに、セレクトボタン34を押圧操
作してデイテントピン32を下動させようとする
と、デイテントピン32に入力された前記操作力
Fはストツパ突片55を介して支軸35に入力さ
れる。したがつてプランジヤ59や電磁アクチユ
エータ58に前記操作力Fが入力されるようなこ
とはなく、このようにロツクプレート54の駆動
手段として電磁アクチユエータ58を用いた場合
においても、該電磁アクチユエータ58を前記操
作力Fとの関係において、大型、強固にする必要
はなく、電磁アクチユエータ58の小型、軽量化
を図ることができる。
そしてP又はNポジシヨンからR,P,2,1
ポジシヨンへシフトチエンジする際に、ブレーキ
ペダルを踏込操作すると、コントローラ45は励
磁電流の供給を停止する。よつて電磁アクチユエ
ータ58が消磁作動してプランジヤ59突出し、
ロツクプレート54はアンロツク位置Uに回転す
るのである。
考案の効果 以上説明したように本考案は、シフトレバーの
軸線上に、デイテントピンの移動を阻止するロツ
ク位置と、該移動を許容するアンロツク位置とに
回転可能なロツクプレートが枢支され、該ロツク
プレートは駆動手段により前記シフトレバーの停
止ポジシヨンへの回動操作に基づいて前記ロツク
位置に駆動され、ブレーキ操作に基づいてアンロ
ツク位置に駆動される構成とした。よつてロツク
プレートがロツク位置に駆動された状態におい
て、ブレーキ操作を行なわずにデイテントピンを
移動させた際、前記シフトレバーの軸線方向に移
動するデイテントピンの操作力は前記軸線上に枢
支されたロツクプレートの枢支部位に入力され
る。したがつて前記操作力がロツクプレートを介
して前記駆動手段に入力されるようなことはな
く、前記駆動手段を操作力との関係において大
型、強固なものを用いる必要性は解消される。よ
つて前記駆動手段を小型化して、重量及びコスト
の低減を図ることが可能となるとともに、駆動手
段の配置スペースを削減することができる。又前
記ロツクプレートはシフトレバーに枢支されてデ
イテントピンの移動を阻止する構造であることか
ら、シフトレバーをP,N等複数の停止ポジシヨ
ンにおいて拘束する場合にも、シフトレバーの回
動位置に応じてロツクプレートを設ける必要はな
く、単一のロツクプレート及び駆動手段によつて
各停止ポジシヨンにおけるシフトレバーを拘束す
ることができ、よつて装置の大型化を伴うことな
く複数の停止ポジシヨンにおいてシフトレバーを
拘束することが可能となる。
さらにロツクプレートは、シフトレバーに回転
可能に枢支されていることから、ロツクプレート
の駆動手段として、電磁アクチユエータより小
型、軽量であつてしかも廉価なモータを用いるこ
とができ、これによつて前記駆動手段を大幅に小
型、軽量化及び低コスト化することを可能にする
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す斜視図、第
2図は同実施例におけるデイテントプレートの正
面図、第3,4図は同実施例の作動状態を示す説
明図、第5図は同実施例のブロツク回路図、第6
図は本考案の第2実施例を示す要部正面図、第7
図は本考案の第3実施例を示す要部側面図、第8
図は本考案の第4実施例を示す要部斜視図、第9
図は従来の装置を示す説明図である。 23……デイテントプレート、25……係止
溝、30……シフトレバー、32……デイテント
ピン、35……支軸、36,48,54……ロツ
クプレート、41……スプリング(駆動手段)、
42……モータ(駆動手段)、52……回転型ソ
レノイド(駆動手段)、58……電磁アクチユエ
ータ(駆動手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に、停止ポジシヨンと走行ポジシヨンとに
    回動操作自在なシフトレバーが枢支され、該シフ
    トレバーの側方には前記各ポジシヨンに対応する
    係止溝が設けられたデイテントプレートが固設さ
    れ、前記シフトレバーには、前記係止溝に係合す
    るとともに、押圧操作に伴つてシフトレバー軸線
    方向に移動し係止溝から遊離するデイテントピン
    が設けられた構造において、前記シフトレバーの
    軸線上に、前記デイテントピンの移動を阻止する
    ロツク位置と、該移動を許容するアンロツク位置
    とに回転可能なロツクプレートが枢支されるとと
    もに、該ロツクプレートを、前記シフトレバーの
    停止ポジシヨンへの回動操作に基づいてロツク位
    置に駆動し、かつブレーキ操作に基づいてアンロ
    ツク位置に駆動する駆動手段が設けられたことを
    特徴とする自動変速機の変速操作装置。
JP19521587U 1987-12-23 1987-12-23 Expired JPH0244130Y2 (ja)

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