JPH0738763Y2 - オートマチツク車用シフトレバー制御装置 - Google Patents

オートマチツク車用シフトレバー制御装置

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JPH0738763Y2
JPH0738763Y2 JP16413788U JP16413788U JPH0738763Y2 JP H0738763 Y2 JPH0738763 Y2 JP H0738763Y2 JP 16413788 U JP16413788 U JP 16413788U JP 16413788 U JP16413788 U JP 16413788U JP H0738763 Y2 JPH0738763 Y2 JP H0738763Y2
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JP
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pin
shift
plate
day tent
shift lever
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JP16413788U
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忠雄 村松
昇三 鬼頭
昇一 原田
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオートマチツク車のシフトレバーを操作するた
めのオートマチツク車用シフトレバー制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
最近、オートマチツク車の発進時に、車両のフツトブレ
ーキを操作中でないとパーキングレンジ(以下Pレンジ
という)からシフトレバーを他のシフト位置へ移動操作
することができないようにした装置が考えられている。
これにより、乗員の意志に反して走行レンジへシフトレ
バーがシフトされることがない。
一方、ドライブレンジ(以下Dレンジという)で走行中
に、シフトレバーがニユートラルレンジ(以下Nレンジ
という)を通過してリバースレンジ(以下Rレンジとい
う)へシフトされることを防止する装置も考えられてい
る。
例えば、実公昭52−51379号公報には、Nレンジ位置で
乗員が操作部のボタンを複数回押圧操作したときのみ、
シフトレバーがRレンジ方向へシフトすることを可能と
し、シフトレバーが走行中にDレンジから直接Rレンジ
へシフトされることを防止するシフトレバー装置が開示
されている。このような構成のシフトレバー装置は、実
公昭57−14106号公報に開示されている。
また実開昭56−77439号公報には、操作部の操作ボタン
の全操作量の中間位置で、その反力(圧縮コイルスプリ
ングの付勢力)を増大させる構成のシフトレバー装置が
開示されている。
これによれば、Nレンジから1又は2レンジへのシフト
操作時は、操作ボタンを前記中間位置まで操作すること
により行うことができる。一方NレンジからRレンジへ
の操作は、操作ボタンを更に押し込まないとシフトする
ことができない。
しかしながら、上記のようなPレンジからシフトレバー
を他のシフト位置へ移動操作するができないようにした
装置に加え、Dレンジで走行中に、シフトレバーがNレ
ンジを通過してRレンジへシフトされることを防止する
装置を設けると、これらは個別の駆動部により駆動する
必要があり、両方の機能を満足するためには、部品点数
が多くなり、またこれらをシフトレバー近傍の狭いスペ
ースに収容することが困難となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、複数のデイテント凹部へ、
各々収容されたデイテントピンの他のシフト位置への移
動を防止する装置を、一つの駆動部により駆動すること
ができるオートマチツク車用シフトレバー制御装置を得
ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、乗員の操作によっ
てシフト操作方向に移動可能なシフトレバーと、このシ
フトレバーの操作方向と略直角方向に移動可能にシフト
レバーに取付けられたデイテントピンと、所定のシフト
操作位置で前記デイテントピンを収容しシフトレバーの
シフト操作方向の移動を阻止する複数のデイテント凹部
と、シフトレバーに設けられ乗員の操作によりデイテン
トピンをデイテント凹部から離脱させるシフト釦と、前
記複数のデイテント凹部内にデイテントピンが収容され
た状態で各々デイテントピンの他のシフト位置への移動
を阻止する一対の阻止手段と、前記一対の阻止手段の一
方をロツク状態に維持する第1の位置及び他方の阻止手
段をロツク状態に維持する第2の位置を選択的に採り得
る制御手段と、を有することを特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本考案では、制御手段が第1の位置となった
場合には、一方の阻止手段によりデイテントピンが、例
えばPレンジのデイテント凹部からのRレンジのシフト
位置への移動を阻止され、シフトレバーをPレンジから
Rレンジへシフト操作することができないようにする。
また制御手段が第2の位置となった場合には、他方の阻
止手段によりデイテントピンが、例えばDレンジのデイ
テント凹部からRレンジのシフト位置への移動を阻止さ
れ、シフトレバーをDレンジからRレンジへシフト操作
することができないようにする。このように制御手段が
第1の位置と第2の位置とを選択的に採り得るので、一
対の阻止手段を一つの制御手段により制御することがで
きる。
〔実施例〕
本考案の第1実施例を第1図及び第2図に従って説明す
る。
第1図に示されるベースプレート10は図示しない車体へ
固着されており、下端部に固着された筒状リテーナ12を
介してシフトレバー14が軸支されている。このシフトレ
バー14は上端部に取り付けられたシフトノブ11へ加えら
れる乗員の操作力でリテーナ12を中心として第1図略左
右方向(矢印AB方向)へシフト作動可能となっており、
このシフト作動に応じて図示しない油圧回路が切換えら
れて自動変速機のギアチエンジが行われるようになって
いる。
ベースプレート10の上端部にはデイテントプレート16が
その表面をシフトレバー14の移動軌跡に沿わせて立設さ
れ、このデイテントプレート16にはデイテント孔18が穿
設されている。デイテント孔18には、シフトレバー14に
配設されて長孔20からシフトレバー14の略直角方向へ突
出するデイテントピン22が貫通している。
デイテントピン22は前記長孔20に案内されてシフトレバ
ー14の軸線方向に沿って上下動可能とされており、シフ
トレバー14に内設された図示しない付勢手段により第1
図上方へ向けて付勢されている。このデイテントピン22
はシフトレバー14に内設された図示しないロツド等を介
して、シフトノブ11に配設されたデイテント解除釦24と
連結されており、デイテント解除釦24が押圧操作される
ことで前記図示しない付勢手段の付勢力に抗して下方
(リテーナ12へ接近する方向)へ向けて移動可能となっ
ている。
前記デイテント孔18は、「P」、「R」、「N」、
「D」、「2」、及び「L」の各シフト位置と関係付け
られて上部内周壁が凹凸状に屈曲されている。これによ
り、デイテントピン22の矢印A、又はB方向への移動を
制限するようになっている。
すなわち、特定のシフト位置ではデイテント解除釦24の
押圧操作でデイテントピン22を下方へ移動してからでな
いと、シフトレバー14の揺動操作ができないようにデイ
テント凹部が形成されている。例えば、「P」のシフト
位置ではデイテントピン22がデイテント孔18の深溝内へ
入り込んでおり上記操作を伴わないと、この深溝部から
離脱して「R」のシフト位置へのシフト操作ができない
ようになっている。
前記デイテントプレート16にはシフトレバー14の反対
側、すなわちデイテントピン22の先端がデイテント孔18
から突出した側にロツクプレート26が配設されている。
このロツクプレート26は略L字状の板材であり、一方の
端部26Aは、支持ピン28に回転可能に軸支されている。
この支持ピン28は、デイテントプレート16のロツクプレ
ート26側の側壁16Aに軸線方向をデイテントピン22と平
行に立設され、拡径した頭部28Aでロツクプレート26の
離脱を防止している。ロツクプレート26の他方の端部26
Bはデイテント孔18の「P」のシフト位置に対応してお
り、デイテントピン22がデイテント孔18の「P」のシフ
ト位置にある場合に、端部26Bの上辺がデイテントピン2
2に下方から当接して、デイテント凹部の溝底との間に
デイテントピン22を狭持するようになっている。
デイテントプレート16とロツクプレート26との間の支持
ピン28の外周には、ねじりコイルスプリング32が巻装さ
れている。このねじりコイルスプリング32の一方のフツ
ク32Aはデイテントプレート16に穿設された孔34に係止
されており、他方のフツク32Bはロツクプレート26の端
部26Aの下辺に係止されている。従って、ねじりコイル
スプリング32はロツクプレート26を支持ピン28を回転中
心として第1図時計方向(矢印C方向)へ付勢するよう
になっている。
ロツクプレート26の端部26Bの上辺から中央湾曲部の上
辺にかけては、第1図左上方から右下への傾斜面26Cと
なっており、デイテントピン22が「R」のシフト位置か
ら「P」のシフト位置に移動する場合に、デイテントピ
ン22が傾斜面26C上を摺動することによって、ロツクプ
レート26が第1図反時計方向(矢印E方向)へねじりコ
イルスプリング32の付勢力に抗して回転してデイテント
ピン22の「P」のシフト位置への移動を可能としてい
る。
さらに端部26Bの上辺の第1図左側端部に対応するデイ
テントプレート16の側壁16Aにはストツパーピン30が軸
線方向をデイテントピン22と平行に立設されており、ロ
ツクプレート26の上限位置を決定している。
ロツクプレート26の反デイテントプレート16側には、ス
トツププレート36が支持ピン28に回転可能に軸支されて
いる。このストツププレート36はロツクプレート26と比
較して第1図左方向の長さが短いL字状の板材であり、
一方の端部36Aが支持ピン28に軸支されている。他方の
端部36Bはデイテント孔18の「R」のシフト位置にある
デイテント凹部と「N」のシフト位置にあるデイテント
凹部との間の突部に対応しており、デイテントピン22が
デイテント孔18の「N」のシフト位置から「R」のシフ
ト位置に移動する場合には、端部36Bへデイテントピン2
2が当接するようになっている。
ストツププレート36と支持ピン28の頭部28Aとの間の支
持ピン28の軸外周には、ねじりコイルスプリングと、ス
トツププレート36をロツクプレート26方向へ付勢する圧
縮コイルスプリングと、を兼ねたスプリング38が巻装さ
れている。このスプリング38の一方のフツク38Aはデイ
テントプレート16に穿設された孔40に係止されており、
他方のフツク38Bはストツププレート36の端部36Aの下辺
に係止されている。従って、スプリング38はストツププ
レート36を支持ピン28を回転中心として第1図時計方向
(第1図矢印C方向)へ付勢するようになっている。
さらに端部36Bの上端部には、デイテントプレート16方
向に肉厚が厚くなった突出部36Cが形成されており、こ
の突出部36Cにデイテントピン22が当接するようになっ
ている。
すなわち、突出部36Cの上辺から中央湾曲部上辺にかけ
ては第1図左上から右下への傾斜面36Eとなっており、
デイテントピン22がデイテント孔18の「N」のシフト位
置から「R」のシフト位置に移動する場合に、デイテン
トピン22がこの斜面36E上を摺動し、デイテントプレー
ト36がスプリング38のねじり方向の付勢力に抗して第1
図反時計方向(矢印E方向)へ回転するようになってい
る。
また、突出部36Cの第2図左側には、第2図左下から右
上への傾斜面36Dが形成されており、デイテントピン22
がデイテント孔18の「R」のシフト位置から「N」のシ
フト位置に移動する場合に、デイテントピン22が傾斜面
36D上を摺動するようになっている。すなわち、デイテ
ントピン22がデイテント孔18の「R」のシフト位置から
「N」のシフト位置に移動することによって、ストツプ
プレート36がスプリング38のコイル軸方向の付勢力に抗
して第2図下方(矢印N方向)へ移動するようになって
いる。
ストツププレート36の端部36Bの上辺に対応するデイテ
ントプレート16の側壁16Aにはストツパーピン42が軸線
方向をデイテントピン22と平行に立設されており、スト
ツパーピン42が端部36Bと当接することによってストツ
ププレート36の上限位置を決定している。
デイテントプレート16の側壁16Aには第1図上下方向へ
支持軸44が立設されたブラケツト46が溶着されている。
この支持軸44には、L字状の板材からなる制御プレート
48の中央屈曲部が軸支されており、制御プレート48が第
2図仮想線の状態にある場合には、制御プレート48の一
方の端部48Aがストツププレート36の下方に位置してお
り、ストツププレート36の第1図矢印E方向の回転を阻
止するようになっている。また、制御プレート48が第2
図実線の状態にある場合には、制御プレート48の他方の
端部48Bがロツクプレート26の下方に位置しており、ロ
ツクプレート26の矢印E方向の回転を阻止するようにな
っている。
制御プレート48の端部48Bには、円孔50が貫通されてお
り、この円孔50には連結ピン52の一方の端部52Aが係合
している。連結ピン52の他方の端部52Bは、プランジヤ5
6Aの先端に係合されている。プランジヤ56Aは軸方向が
デイテントプレート16と平行でかつ支持軸44と直交する
方向となるようにソレノイド56に挿入されており、ソレ
ノイド56はデイテントプレート16の側壁16Aにビス54に
よって固定されている。
プランジヤ56Aの先端部には、スプリングストツパ58が
固着されており、スプリングストツパ58とソレノイド56
との間には、圧縮コイルスプリング60が巻装されてい
る。
従って、ソレノイド56が否通電状態にある場合には、圧
縮コイルスプリング60の付勢力によってプランジヤー56
Aが第1図及び第2図右方向(矢印F方向)へ引き出さ
れ、制御プレート48が第2図の実線の状態になるように
なっている。また、ソレノイド56が通電された場合に
は、プランジヤー56Aが圧縮コイルスプリング60の付勢
力に抗して反矢印F方向へ引き込まれ、制御プレート48
が第2図仮想線の状態になるようになっている。
ソレノイド56は電線62を介して図示を省略した制御装置
に接続されている。この制御装置は図示を省略した車速
センサに接続されており、車速センサから出力される車
速データに基づいてソレノイド56を否通電状態にするよ
うになっている。
次に、第1実施例の作用を説明する。
車両停止状態又は所定速度以下(例えば30km以下)で
は、制御装置によりソレノイド56は否通電状態となり、
プランジヤ56Aは、圧縮コイルスプリング60の付勢力に
よって矢印F方向へ引き出され、制御プレート48は第2
図実線の位置にある。すなわち、制御プレート48の端部
48Bがロツクプレート26の中央湾曲部の下方へ進入して
おり、ロツクプレート26の第1図矢印E方向への回転を
阻止している。このためデイテントピン22の下方への移
動が拘束されシフト操作不可能となり、発進時の誤動作
を防止できる。
フツトブレーキが操作されると、制御装置によりソレノ
イド56が通電状態となり、プランジヤ56Aが圧縮コイル
スプリング60の付勢力に抗して反矢印F方向へ押し込ま
れる。従って、制御プレート48が第2図実線の状態から
仮想線の状態へ移動し、制御プレート48の端部48Bがロ
ツクプレート26の中央湾曲部の下方から退去して、ロツ
クプレート26の第1図矢印E方向への回転が可能とな
り、デイテントピン22の下方への移動が可能となる。こ
のシフトロツク解除状態でデイテント解除釦24が押圧操
作されと、デイテントピン22が下方へ移動し、一体的に
ロツクプレート26が第1図矢印E方向へ回転する。
デイテントピン22が「P」のシフト位置から「R」のシ
フト位置方向へ移動すると、ねじりコイルスプリング32
の付勢力によりロツクプレート26の傾斜面26Cがデイテ
ントピン22に当接し、デイテントピン22が「R」のシフ
ト位置のデイテント凹部に進入すると、ロツクプレート
26の端部26Aの上辺がストツプピン30に当接して第1図
実線の状態に戻る。
さらに、デイテントピン22が「R」のシフト位置から
「N」のシフト位置方向へ移動すると、デイテントピン
22は、ストツププレート36の突出部36Cに形成された傾
斜面36D上を摺動する。このため、デイテントピン22が
「R」のシフト位置から「N」のシフト位置方向へ移動
すると共に、ストツププレート36はスプリング38のコイ
ル軸方向の付勢力に抗して第2図下方(矢印N方向)へ
移動する。従って、デイテントピン22は「R」のシフト
位置から「N」のシフト位置へ移動できる。
また所定速度(例えば30km)を超えて走行中にデイテン
ト解除釦24を押圧操作した状態でデイテントピン22を
「D」のシフト位置から「R」のシフト位置方向へ移動
しようとした場合には、デイテントピン22はストツププ
レート36の突出部36Cの傾斜面36E上を摺動し、ストツプ
プレート36をスプリング38のコイル巻方向の付勢力に抗
して第1図矢印E方向へ回転しようとする。しかしなが
ら、この場合ソレノイド56は通電状態となっており、プ
ランジヤ56Aが圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗し
て反矢印F方向へ押し込まれている。従って、ストツプ
プレート36の中央屈曲部の下部に制御プレート48の端部
48Aが当接し、ストツププレート36の第1図矢印E方向
への回転を阻止するため、デイテントピン22は、「N」
のシフト位置から「R」のシフト位置へ移動できない。
従って、所定速度を超えて走行中にデイテント解除釦24
を押圧操作した状態でデイテントピン22を「D」のシフ
ト位置から「R」のシフト位置方向へ移動しようとした
場合にも、デイテントピン22が「N」のシフト位置で停
止するため、デイテントピン22が「R」のシフト位置に
入ることはない。
車両が停止状態又は所定速度以下となった場合には、制
御装置からの出力によりソレノイド56が否通電状態とな
る。このため、プランジヤ56Aが圧縮コイルスプリング6
0の付勢力により矢印F方向へ引き出され制御プレート4
8が第2図実線の状態に戻り、ストツププレート36の第
1図矢印E方向への回転が可能となる。従って、この車
両停止状態又は所定速度以下でデイテントピン22が
「D」及び「N」のシフト位置から「R」のシフト位置
方向へ移動しようとした場合には、デイテントピン22は
ストツププレート36の傾斜面36E上を摺動し、ストツプ
プレート36をスプリング38のコイル巻方向の付勢力に抗
して第1図矢印E方向へ回転させる。このため、デイテ
ントピン22は、「D」及び「N」のシフト位置から
「R」のシフト位置へ移動できる。
デイテントピン22がさらに「R」のシフト位置方向へ移
動し、ストツププレート36の端部36Bの上辺から離れる
と、スプリング38のコイル巻方向の付勢力により、スト
ツププレート36が第1図矢印C方向へ回転しストツプピ
ン42に当接して第1図の状態へ戻る。
デイテントピン22を「R」のシフト位置から「P」のシ
フト位置方向へ移動する場合には、フツトブレーキを操
作する。これにより、ソレノイド56が制御装置により通
電状態とされ、制御プレート48の端部48Bがロツクプレ
ート26の下方から退去する。このシフトロツク解除状態
でデイテントピン22を「R」のシフト位置から「P」の
シフト位置方向へ移動すると、デイテントピン22がロツ
クプレート26の傾斜面26C上を摺動し、ロツクプレート2
6を第1図矢印E方向へ回転する。このため、デイテン
トピン22が「R」のシフト位置から「P」のシフト位置
へ移動できる。
次に、本考案の第2実施例について第3図〜第8図に従
って説明する。
なお、第1実施例と同一部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
第3図及び第4図に示される如く、ロツクプレート70
は、シフトレバー14の揺動方向に沿って配置された基部
70Aの両端から脚部70B、70Cが各々延長されており、こ
れらの脚部70B、70Cは互いに略平行とされ全体としてコ
字状をし、かつ脚部70B、70Cの先端にかけて若干だけ対
向間隔が広くされ、一方の脚部70Bの上辺にデイテント
ピン22が当接するようになっている。他方の脚部70Cは
支持ピン28により軸支されており、支持ピン28には、ね
じりコイルスプリング72が巻装されている。
ねじりコイルスプリング72の一方のフツク72Aはロツク
プレート70の基部70Aに係止されており、他方のフツク7
2Bはデイテントプレート16に形成された溝74に係止され
ている。
従って、デイテントピン22が「P」のシフト位置で下方
へ移動した場合には、ロツクプレート70はコイルスプリ
ング72の付勢力に抗して下方(第3図矢印G方向)へ回
転するようになっている。
また、第3図及び第5図に示される如く、ロツクプレー
ト70の脚部70Bの上辺から基部70Aの上方にかけては、第
3図左上から右下への傾斜面70Dが形成されており、デ
イテントピン22が「R」のシフト位置から「P」のシフ
ト位置へ移動する場合に、デイテントピン22が傾斜面70
D上を摺動し、ロツクプレート70をねじりコイルスプリ
ング72の付勢力に抗して第3図矢印G方向へ回転するよ
うになっている。
ロツクプレート70の反デイテントプレート16側にはスト
ツププレート76が配置されている。ストツププレート76
の基部76Aは、支持ピン28に回転可能に軸支されてお
り、端部76Aの先端部はロツクプレート70の脚部70Cと重
ね合わされている。
ストツププレート76とねじりコイルスプリング72のコイ
ル部との間の支持ピン28には、ねじりコイルスプリング
78が巻装されている。ねじりコイルスプリング78の一方
のフツク78Aは、ストツププレート76の端部76Aの先端部
及びロツクプレート70の脚部70Cに第3図及び第4図の
左側から係止されており、他方のフツク78Bは、ストツ
ププレート76の端部76Aの先端部及びロツクプレート70
の脚部70Cに第3図及び第4図の右側から係止されてい
る。
従って、ストツププレート76は、端部76Bの下面がロツ
クプレート70の基部70Aの下面と面一となるように、ね
じりコイルスプリング78により付勢されるようになって
いる。このため、第1実施例のストツパーピン42は不用
となっている。
ストツププレート76の先端部は二股状になっており、一
方の端部76Bは、ロツクプレート70の基部70Aに沿って、
第3図左方向へ延長されており、端部76Bの下面は、ロ
ツクプレート70の基部70Aの下面と面一となっている。
また、二股状になった他方の端部76Cは、「R」のシフ
ト位置にあるデイテント凹部と「N」のシフト位置にあ
るデイテント凹部の中間の突部に向けて上方へ突出して
いる。この端部76Cの先端部には、第5図に示される如
く、デイテントプレート16側に突出部76Dが形成されて
いる。
突出部76Dの第3図左側には、第3図左上から右下へか
けて第5図に示される如く、傾斜面76Eが形成されてお
り、デイテントピン22が「R」のシフト位置から「N」
のシフト位置方向へ移動する場合に、この傾斜面76E上
を摺動し、ねじりコイルスプリング78の付勢力に抗し
て、ストツププレート76を第3図時計方向(矢印H方
向)へ回転するようになっている。
第5図に示される如く、突出部76Dの上端部から、スト
ツププレート76の中央部76Fの上辺にかけては第3図左
上から右下へかけて傾斜面76Gが形成されており、デイ
テントピン22が「N」のシフト位置から「R」のシフト
位置方向へ移動する場合に、この傾斜面76G上を摺動
し、ねじりコイルスプリング78の付勢力に抗して、スト
ツププレート76を第3図矢印G方向へ回転するようにな
っている。
ストツププレート76の端部76B及びロツクプレート70の
基部70Aの下方には制御プレート80が配置されている。
制御プレート80はデイテントプレート16に穿設された貫
通孔82からシフトレバー14側へ突出しており、シフトレ
バー14側の端部14Aには、プランジヤ56Aが連結されてい
る。プランジヤ56Aは軸方向がデイテントピン22と平行
となるようにソレノイド56に挿入されている。ソレノイ
ド56はデイテントプレート16のシフトレバー14側の側壁
16Bに溶着されたブラケツト84にビス54によって固定さ
れている。
プランジヤー56Aの先端部には、スプリングストツパ58
が固着されており、スプリングストツパ58の反制御プレ
ート80側のプランジヤー56Aには、圧縮コイルスプリン
グ60が巻装されている。
制御プレート80のロツクプレート70側端部80Bには、切
欠86が形成されており、ソレノイド56が否通電状態(第
4図の状態)の場合には、この切欠86がストツププレー
ト76の端部76Bの下方にあり、ストツププレート76が第
3図矢印G方向へ回転可能となると共に、ロツクプレー
ト70の矢印G方向への回転が阻止されるようになってい
る。
また、ソレノイド56が通電状態の場合には、この切欠86
がロツクプレート70の端部70Bの下方へ移動し、ロツク
プレート70が第3図矢印G方向へ回転可能となると共
に、ストツププレート76の矢印G方向への回転が阻止さ
れるようになっている。
次に、第3図〜第9図に従って第2実施例の作用を説明
する。
ソレノイド56が通電状態となると、制御プレート80が第
4図上方(矢印K方向)へ移動する。このため、切欠86
がロツクプレート70の端部70Bの下方へ移動しシフトロ
ツクが解除される。このシフトロツク解除状態で、第6
図に示される如く、デイテントピン22が下方へ移動する
と、ロツクプレート70がねじりコイルスプリング72の付
勢力に抗して矢印G方向へ回転する。さらにシフトレバ
ー14の操作に伴って、デイテントピン22が「P」のシフ
ト位置から「N」のシフト位置方向へ移動すると、第7
図に示される如く、デイテントピン22がストツププレー
ト76の傾斜面76E上を摺動して、ストツププレート76が
ねじりコイルスプリング78の付勢力に抗して矢印H方向
へ回転する。
さらにシフトレバー14の操作に伴って、デイテントピン
22が「R」のシフト位置から「N」のシフト位置方向へ
移動すると、デイテントピン22が傾斜面76Eの支持ピン2
8に近い側から外れ、ストツププレート76は、コイルス
プリング72の付勢力により矢印G方向へ回転し第8図の
状態に戻る。
また、シフトロツク解除状態で、シフトレバー14の操作
によって、デイテントピン22を「D」のシフト位置から
「R」のシフト位置方向へ移動しようとした場合には、
ストツププレート76の矢印G方向への回転が制御プレー
ト80により阻止されているため、「D」のシフト位置か
ら「R」のシフト位置へデイテントピン22が移動するこ
とはない。
車両が停止状態又は所定速度以下になると、制御プレー
ト80が第4図下方(矢印J方向)へ移動し、第4図の状
態となるため、ストツプレート76が第3図矢印G方向へ
回転可能になる。従って、シフトレバー14の操作に伴っ
て、デイテントピン22を「N」のシフト位置から「R」
のシフト位置方向へ移動すると、デイテントピン22が傾
斜面76G上を摺動して、第9図に示される如くストツプ
プレート76は矢印G方向へ回転する。
フツトブレーキを操作するとソレノイド56が通電状態と
なり、制御プレートが第4図矢印K方向へ移動し、シフ
トロツク解除状態となる。このシフトロツク解除状態
で、シフトレバー14の操作によって、デイテントピン22
を「R」のシフト位置から「P」のシフト位置方向へ移
動すると、デイテントピン22がロツクプレート70の傾斜
面70D上を「P」のシフト位置方向へ摺動する。このた
め、第6図に示される如くロツクプレート70は、ねじり
コイルスプリング72の付勢力に抗して矢印G方向へ回転
され、デイテントピン22は「P」のシフト位置へ移動す
るとができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたため、複数のデイテント凹部
へ、各々収容されたデイテントピンの他のシフト位置へ
の移動を防止する装置を、一つの駆動部により駆動する
ことができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るオートマチツク車用
シフトレバー制御装置の側断面図、第2図は第1図II−
II線断面図、第3図は第2実施例に係るオートマチツク
車用シフトレバー制御装置の側断面図、第4図は第3図
IV−IV線断面図、第5図は第2実施例に係るロツクプレ
ート及びストツププレートの斜視図、第6図〜第9図は
第2実施例に係るロツクレート及びストツププレートの
作動状態を示す図である。 10……ベースプレート、14……シフトレバー、16……デ
イテントプレート、18……デイテント孔、22……デイテ
ントピン、26、70……ロツクプレート、32、72……ねじ
りコイルスプリング、36、76……ストツププレート、38
……スプリング、48、80……制御プレート、56……ソレ
ノイド、60……圧縮コイルスプリング、78……ねじりコ
イルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗員の操作によってシフト操作方向に移動
    可能なシフトレバーと、このシフトレバーの操作方向と
    略直角方向に移動可能にシフトレバーに取付けられたデ
    イテントピンと、所定のシフト操作位置で前記デイテン
    トピンを収容しシフトレバーのシフト操作方向の移動を
    阻止する複数のデイテント凹部と、シフトレバーに設け
    られ乗員の操作によりデイテントピンをデイント凹部か
    ら離脱させるシフト釦と、前記複数のデイテント凹部内
    にデイテントピンが収容された状態で各々デイテントピ
    ンの他のシフト位置への移動を阻止する一対の阻止手段
    と、前記一対の阻止手段の一方をロツク状態に維持する
    第1の位置及び他方の阻止手段をロツク状態に維持する
    第2の位置を選択的に採り得る制御手段と、を有するこ
    とを特徴とするオートマチツク車用シフトレバー制御装
    置。
JP16413788U 1988-12-19 1988-12-19 オートマチツク車用シフトレバー制御装置 Expired - Lifetime JPH0738763Y2 (ja)

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