JPH0526376Y2 - - Google Patents

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JPH0526376Y2
JPH0526376Y2 JP2880089U JP2880089U JPH0526376Y2 JP H0526376 Y2 JPH0526376 Y2 JP H0526376Y2 JP 2880089 U JP2880089 U JP 2880089U JP 2880089 U JP2880089 U JP 2880089U JP H0526376 Y2 JPH0526376 Y2 JP H0526376Y2
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shift lever
shift
vehicle
circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の車両の自動変速機用シフト
レバー装置に関する。
〔従来の技術〕
自動変速機が搭載されるオートマチツク車のシ
フトレバー装置では、シフトレバーのシフトポジ
シヨンがパーキングレンジ、リバースレンジ、ニ
ユートラルレンジ、ドライブレンジの順で配列さ
れ、シフトレバーの揺動操作により1つのシフト
レンジに選択できるようになつている。また、シ
フトレバーにはノブに押ボタンが配設され、ニユ
ートラルレンジとドライブレンジとの間は押ボタ
ンの押圧操作の有無にかかわらず相互にシフト操
作することができるが、ニユートラルレンジ又は
パーキングレンジからリバースレンジ方向には押
ボタンを押圧しない限りはシフト操作できないよ
うになつている。これはシフトレバーに連結され
てシフトレバーの揺動操作で略水平方向に移動す
ると共に押ボタンの押圧操作で下方に移動するデ
イテントピンが車体側のデインテントプレートに
貫通されて移動を制約されるためである。
ところで、この種のシフトレバー装置では、(1)
発進時の不用意な操作防止のため、フツトブレー
キを踏み込まないとパーキングレンジからリバー
スレンジ方向にシフト操作できないようにする機
能、(2)車両の前進走行中に不必要にシフトレバー
をリバースレンジへシフトすることを防止する機
能及び(3)エンジンが駆動状態でシフトレバーをリ
バースレンジやドライブレンジ等の走行レンジに
シフトしたままで乗員が降車した場合シフトレバ
ーをパーキングレンジに自動的にシフトせしめる
機能等を備えることが考えられている。
例えば、実願昭63−166043号には、上記(1)及び
(2)の機能を併せもつシフトレバー装置が提案され
ている。
この装置には、デイテントピンにより押圧移動
される移動プレートと、所定の条件に基づいて移
動プレートに当接して移動プレートの押圧移動を
阻止する制御部材と、が設けられており、シフト
レバーがパーキングレンジにシフトされ且つ車両
のフツトブレーキが踏み込まれていないときに
は、制御部材が移動プレートと当接してシフトレ
バーのシフト操作を不可能とし、また車速が所定
値以上でシフトレバーがニユートラルレンジにシ
フトされたときには制御部材が移動プレートと当
接してシフトレバーのリバースレンジ方向へのシ
フト操作を不可能とするようになつている。
また、実願昭63−147803号には、上記(3)の機能
を有するシフトレバー装置が開示されている。
この装置は、イグニツシヨンスイツチがオン状
態でシフトレバーがパーキングレンジ以外にシフ
トされており、且つ乗員の降車が検出されたとき
に制御回路がシフトレバーをパーキングレンジに
シフトさせるシフトレバー移動機構を作動させ
て、シフトレバーをパーキングレンジ以外のレン
ジからパーキングレンジへ移動させるよう構成さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、従来の装置には上記機能のうち1
つ若しくは2つを備えているものはあるが、上記
機能のうちの全てを備えているものはなかつた。
本考案は上記事実を考慮して、発進時にシフト
レバーが不用意に走行レンジにシフトされるのを
防止できると共に、車両の前進走行中不必要にシ
フトレバーがリバースレンジにシフトされるのを
防止でき、しかもイグニツシヨンスイツチがオン
状態でシフトレバーが走行レンジに入れられたま
ま運転手が降車した場合、シフトレバーを自動的
にパーキングレンジにシフトさせる車両の自動変
速機用シフトレバー装置を得ることが目的でる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、シフトレバーのシフトポジシヨンが
パーキングレンジ、リバースレンジ、ニユートラ
ルレンジ、ドライブレンジの順に配列されシフト
レバーの揺動操作によりシフトポジシヨンの1つ
に選択される車両の自動変速機用シフトレバー装
置であつて、前記シフトレバーのパーキングレン
ジからリバースレンジ方向への移動とニユートラ
ルレンジからリバースレンジ方向への移動を阻止
する第1の位置と前記シフトレバーの前記両移動
を可能とする第2の位置との間を移動可能とされ
る制限部材と、前記制限部材を第1の位置又は第
2の位置へ移動させる移動装置と、フツトブレー
キが踏み込まれたか否かを検出するフツトブレー
キ検出装置と、車両の車速が所定値以下か否かを
判断する車速判断装置と、シフトレバーのシフト
ポジシヨンを検出するシフトポジシヨン検出装置
と、車両の運転者が降車したことを検出する降車
検出装置と、前記シフトレバーをパーキングレン
ジへシフトさせるシフトレバー移動機構と、前記
シフトポジシヨン検出装置により前記シフトレバ
ーがパーキングレンジにシフトされていることが
検出されると共にフツトブレーキ検出装置により
車両のフツトブレーキが踏み込まれていないこと
が検出されたときに前記移動装置を作動して前記
制限部材を第1の位置に移動させ、前記車速判断
装置により車両の前進速度が所定値を超えている
と判断されシフトポジシヨン検出装置によりシフ
トレバーがニユートラルレンジ又はドライブレン
ジにシフトされていることが検出されたときに前
記移動装置を作動して前記制限部材を前記第1の
位置に移動させ、かつイグニツシヨンスイツチが
オン状態で前記シフトポジシヨン検出装置により
シフトレバーがパーキングレンジ以外のレンジに
あることが検出され且つ降車検出装置により運転
者が降車したことが検出された場合に、前記移動
装置を作動して前記制限部材を第2の位置に移動
させて前記シフトレバー移動機構を作動してシフ
トレバーをパーキングレンジにシフトさせる制御
装置と、を備えていることを特徴とする。
〔作用〕
上記構成の本考案によれば、シフトレバーがパ
ーキングレンジにシフトされてフツトブレーキが
踏み込まれていない状態では制御装置より移動装
置が作動されて制限部材が第1の位置に位置され
てシフトレバーをパーキングレンジからリバース
レンジ方向にシフト操作することができない。
また、車両の前進速度が所定値以上でシフトレ
バーがニユートラルレンジ又はドライブレンジに
シフトされている状態では制御装置により移動装
置が作動されて制限部材が第1の位置に位置され
てシフトレバーをニユートラルレンジからリバー
スレンジ方向にシフト操作することができない。
更に、イグニツシヨンスイツチがオン状態でシ
フトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにシ
フトされ、且つ運転者が降車したことが検出され
た場合、制御装置により移動装置が作動されて制
限部材が第2の位置に移動され、その状態で制御
装置によりシフトレバー移動機構が作動されて、
シフトレバーはパーキングレンジにシフトされ
る。
〔考案の効果〕
上述の如く本考案によれば、シフトレバーがパ
ーキングレンジにシフトされているときにフツト
ブレーキを踏み込むことなくシフトレバーを他の
レンジにシフトできないので、車両の発進時にシ
フトレバーが不用意に走行レンジにシフトされる
ことが阻止でき、車両の前進走行中はシフトレバ
ーのニユートラルレンジやドライブからリバース
レンジ方向へのシフト操作が阻止されているの
で、シフトレバーが不必要にリバースレンジにシ
フトされることが阻止でき、しかもイグニツシヨ
ンキーがオン状態でシフトレバーが走行レンジに
シフトされたまま運転者が降車したバ場合シフト
レバーは自動的にパーキングレンジにシフトされ
るという優れた効果を有する。
〔考案の実施例〕
第1図から第8図には、本考案に係る車両の自
動変速機用シフトレバー装置の第1実施例が示さ
れている。
シフトレバー装置10では、第1図及び第2図
に示される如くシフトレバー12のシフトポジシ
ヨンが左右方向にパーキングレンジ(以下、Pレ
ンジという。)、リバースレンジ(以下、Rレンジ
という。)、ニユートラルレンジ(以下、Nとい
う。)、ドライブレンジ(以下、Dレンジとい
う。)、セカンドレンジ(以下、2レンジとい
う。)、ローレンジ(以下、Lレンジという。)の
順で配列されている。
シフトレバー12は車両のベースプレート13
の裏面に垂設された一対のブラケツト13aに両
端部を支持されたシヤフト12aの中間部に回動
可能に軸支されており、シヤフトを中心として揺
動されて1つのシフトレンジを選択できるように
なつている。
このシフトレバー12には内方にデイテントロ
ツド14が軸方向(上下方向)に摺動自在に組み
込まれている。デイテントロツド14は図示しな
いコンプレツシヨンスプリングのばね力で上方へ
付勢され、シフトレバー12の先端に装着された
ノブボタン16の押圧操作でコンプレツシヨンス
プリングのばね力に抗して下方に押し下げられる
ようになつている。このデイテントロツド14の
下端部には、デイテントピン18が固定されシフ
トレバー12の揺動操作で左右方向に移動される
と共にノブボタン16の押圧操作で下方に押し下
げられるようになつている。
デイテントピン18はシフトレバー12に形成
された長孔20を貫通して端部がシフトレバー1
2の外側に突出され、その廻りにはベースプレー
ト13に立設されてデイントプート22が配設さ
れている。
デイントプート22には、デイント孔24が形
成され、このデイント孔24を通してデイテント
ピン18が貫通されてシフト操作時にはデイント
孔24をデイテントピン18が移動するようにな
つている。デイテント孔24は、その上面内周が
コンプレツシヨンスプリングのばね力によりデイ
テントピン18と係合されるようになつている。
この上面内周には第1図左側から凹状のカム溝2
6a、傾斜面26bが水平面26C及び凸部26
dが形成されている。デイテントピン18がカム
溝26aに係合している状態ではストツパ部16
を押圧しなければデイテントピン18の移動が制
約されてシフトレバー12のシフト操作に制約を
加えている。すなわち、シフトレバー12のシフ
ト位置がPレンジに選択されているときには、カ
ム溝26aへのデイテントピン18の係合によつ
てシフトレバー12が揺動不可能とされ、ノブボ
タン16を押圧操作してデイテントピン18を下
方に移動しない限りPレンジからRレンジに操作
することができない。またデイテントピン18が
傾斜面26bに対応している状態ではノブボタン
16を押圧操作しなくてもシフトレバー12をカ
ム溝26aの方向に揺動操作してデイテントピン
18をカム溝26aに係合させることが可能とな
つている。すなわち、傾斜面26bはRレンジに
対応しており、デイテントロツド14の図示しな
いコンプレツシヨンスプリングのばね力に抗して
デイテントピン18を傾斜面26bに摺接させる
からシフトレバー12をNレンジからPレンジま
で揺動操作することが可能となつている。また、
水平面26Cには左側からシフトレバー12がN
レンジ、Dレンジ及び2レンジにシフトされたと
きにデイテントピン18が係合するようになつて
おり、凸部26dにはシフトレバー12がLレン
ジにシフトされたときにデイテントピン18が係
合するようになつている。
このデイテントピン18の廻りには、デイテン
トピン18の上方に可動デイテント部材28が、
下方にはリバース(R)インヒビツト用カム部材
30がデイテントプート22に沿つて配設されて
いる。
可動デイテント28はデイテントピン18がど
の位置にあつても下端面がデイテントピン18と
対向するようにデイテント孔24よりも左右方向
に長く延設され、デイテント孔24の右方で右端
部がピン29を介してデイテントプレート22に
回動可能に軸支され、ピン29廻りに揺動可能と
なつている。この可動デイテント部材28の前述
のカム溝26aと対応する部分は凹状のカム溝2
8aが設けられ、前述の傾斜面26bと対応する
部分は係合用の段部28bが設けられて、更に水
平面26C及び凸部26dに対応する部分には凹
所28Cが設けられている。このカム溝28aは
そのサイズがデイテントプート22のカム溝26
aよりも大とされており、シフトレバー12がP
レンジに選択されているときにはデイテントピン
18がカム溝26aと係合し、カム溝28aとは
対向するが係合はしない状態となつている。また
段部28bはシフトレバー12がRレンジに選択
されているときにはデイテントピン18がこの段
部28bと係合状態となるが、この状態ではデイ
テントピン18は傾斜面26bとは当接しないよ
うになつている。更に、凹所28Cはシフトレバ
ー12がNレンジ、Dレンジ、2レンジ及びLレ
ンジにシフトされたときに対向するようになつて
いる。
この可動デイテント部材28の左端部下方に対
向してデイテントプート22にはストツパピン3
1が固設されていると共に可動デイテント部材2
8の右端部側には可動デイテント部材28をピン
29廻りに矢印A方向に付勢するねじりコイルば
ね32がピン29に巻装されている。従つて、可
動デイテント部材28はねじりコイルばね32に
より矢印A方向に付勢されていると共に、その左
端下端面がストツパピン31に当接されて矢印A
方向への揺動が制限されている。
また、この可動デイテント部材28の左端部上
方に対向して可動ストツパ33が配設されてい
る。
この可動ストツパ33は第3図に示される如
く、その先端はデイテントプート22を裏面側か
ら貫通するように配置されている。この可動スト
ツパ33はその基端部とデイテントプート22の
裏面との間に介在されたリターンスプリング44
により可動ストツパ33がデイテントプレート2
2の裏面側に抜け出す方向に付勢されていると共
に、可動ストツパ33の基端部はソレノイド45
のアクチユエータ46に当接されている。ソレノ
イド45とアクチユエータ46との間にもリター
ンスプリング47が介在されている。このリター
ンスプリング47の付勢力はリターンスプリング
44の付勢力よりも大に設定されており、ソレノ
イド45が非通電の状態ではアクチユエータ46
により可動ストツパ33はデイテントプレート2
2から突出されて可動デイテント部材28の左端
部上端面に当接して可動デイテント部材28の反
矢印A方向への揺動を阻止するようになつてい
る。また、ソレノイド45が通電された状態では
アクチユエータ46はリターンスプリング47の
付勢力に抗してソレノイド45に引き込まれ、そ
れにより可動ストツパ33もリターンスプリング
44の付勢力によつてデイテントプート22の裏
面方向に引き込まれ、可動デイテント部材28と
の当接が解除され、可動デイテント部材28はね
じりコイルばね32の付勢力に抗して反矢印A方
向への揺動が可能とされるようになつている。
従つて、可動ストツパ33と可動デイテント部
材28とが当接された状態において、シフトレバ
ー12がRレンジにシフトされたときデイテント
ピン18は可動デイテント部材28と係合するよ
うになつている。また可動ストツパ33と可動デ
イテント部材28との当接が解除された状態にお
いて、シフトレバー12がNレンジに位置されて
いる状態からPレンジ方向に揺動操作された場
合、デイテントピン18は可動デイテント部材2
8を押圧して反矢印A方向に揺動すると共にデイ
テントプート22の傾斜面26bに摺接しながら
カム溝26aの方向に移動してカム溝26aと係
合することになる。このように可動ストツパ33
と可動デイテント部材28の当接解除状態におい
てシフトレバー12は、NレンジからPレンジへ
揺動操作可能とされている。
また、ソレノイド45の近傍にはアクチユエー
タ46の作動に連動される後述されるリミツトス
イツチ49が配設されており、このリミツトスイ
ツチ49はソレノイド45が通電されてアクチユ
エータ46が作動されるとオン状態となり、ソレ
ノイド45が非通電状態になるとオフ状態となる
ように設定されている。
Rインヒビツト用カム部材30はデイテントピ
ン18がどの位置にあつても上端面がデイテント
ピン18と対向するようにデイテント孔24より
も左右方向に長く延設され、デイテント孔24の
右方で右端部がピン50を介してデイテントプー
ト22に回動可能に軸支され、ピン50廻りに揺
動できるようになつている。このRインヒビツト
用カム部材30の左右方向中間部から右方向端部
にかけて上端に切欠30aが形成され、シフトレ
バー12がDレンジからLレンジの間に選択され
ていてノブボタン16が押圧操作されたときには
第1の端面である切欠30aの内周左端面30c
がデイテントピン18と左右方向に対向するよう
になつている。またシフトレバー12がPレンジ
に選択されているときには第1の端面である左端
部上端面30bがデイテントピン18と上下方向
に対向するようになつている。
このRインヒビツト用カム部材30の左端部上
方に対向してデイテントプレート22にはストツ
パピン51が固設されていると共に、Rインヒビ
ツト用カム部材30の右端部側にはRインヒビツ
ト用カム部材30をピン50廻りに反矢印A方向
に付勢するねじりコイルばね52がピン50に巻
装されている。従つてRインヒビツト用カム部材
30はその左端上端面がストツパピン51に当接
されて反矢印A方向への揺動が制限されている。
またRインヒビツト用カム部材30の左端部下
方に対向して可動ストツパ54が配設されてい
る。
この可動ストツパ54は第4図に示される如
く、その先端はデイテントプレート22を裏面側
から貫通するように配置されている。この可動ス
トツパ54はその基端部とデイテントプレート2
2との裏面との間に介在されたリターンスプリン
グ55により、可動ストツパ54がデイテントプ
レート22の裏面側へ抜け出す方向に付勢されて
いると共に可動ストツパ54の基端部はソレノイ
ド56のアクチユエータ57に当接されている。
ソレノイド56とアクチユエータ57の間にもリ
ターンスプリング58が介在されている。このリ
ターンスプリング58の付勢力はリターンスプリ
ング55の付勢力よりも大に設定されており、ソ
レノイド56が非通電の状態ではリターンスプリ
ング58の付勢力により可動ストツパ54はデイ
テントプレート22から突出されてRインヒビツ
ト用カム部材30の左端部下端面に当接してRイ
ンヒビツト用カム部材30の矢印A方向への揺動
を阻止するようになつている。またソレノイド5
6が通電された状態ではアクチユエータ57はリ
ターンスプリング58の付勢力に抗してソレノイ
ド56に引き込まれ、それにより可動ストツパ5
4もリターンスプリング55の付勢力によつてデ
イテントプレート22の裏面方向へ引き込まれて
Rインヒビツト用カム部材30との当接が解除さ
れ、Rインヒビツト用カム部材30はねじりコイ
ルばね52の付勢力に抗して矢印A方向への揺動
が可能とされるようになつている。
また、ソレノイド56の近傍にはアクチユエー
タ57の作動に連動されるようにリミテツトスイ
ツチ59が配設されており、このリミツトスイツ
チ59はソレノイド56が通電されてアクチユエ
ータ57が引き込まれるとオンとなり、ソレノイ
ド59が非通電時にはオフとなるようになつてい
る。
従つて、可動ストツパ54とRインヒビツト用
カム部材30とが当接されている状態において、
シフトレバー12がPレンジにシフトされている
場合ノブボタン16が押圧操作されてもデイテン
トピン18はRインヒビツト用カム部材30の左
端部上端面30bに当接されてそれ以上下方に移
動するのが阻止されるので、この状態ではシフト
レバー12をPレンジからRレンジ方向へシフト
することができないようになつている。また、可
動ストツパ54とRインヒビツト用カム部材30
とが当接されていると共に、可動ストツパ33と
可動デイテント部材28とが当接されている状態
にあつては、可動デイテント部材28の段部28
bとRインヒビツト用カム部材30の左端部上端
面30bとの間隙がデイテントピン18の直径よ
りも小に設定されているので、シフトレバー12
をNレンジからRレンジにシフトできないように
なつている。
更に、可動ストツパ54とRインヒビツト用カ
ム部材30との当接が解除されている状態でノブ
ボタン16が押圧されてシフトレバー12がNレ
ンジからRレンジ方向に揺動操作された場合、デ
イテントピン18が内周左端面30cに当接越し
てRインヒビツト用カム部材30を矢印A方向に
揺動させるので、シフトレバー12はPレンジま
でシフト操作可能となつている。
次にシフトレバー12及びトランスミツシヨン
をPレンジ以外のレンジからPレンジへ自動的に
シフトさせるシフトレバー自動シフト機構につい
て述べる。
シフトレバー12の下端には延長アーム70が
一体的に設けられている。この延長アーム70は
第1のリンク72を介してニユートラルスタート
スイツチ74のアーム76の一端に連結されてい
る。アーム76はその長手方向中間部を中心に回
動されるようになつている。このアーム76の他
端部には第2のリンク78が連結されており、両
者の連結構造については第6図を参照しながら述
べる。
すなわち、アーム76の他端部にはボス部76
aが突設されている。このボス部76aは第2の
リンク78の一端部に設けられた長孔78aに遊
嵌されていると共にボス部76aの先端にナツト
76bが螺着されており、それにより第2のリン
ク78のボス部76aからの抜け止めがされてい
る。
第2のリンク78の他端部はこの第2のリンク
78を矢印B方向へ駆動する駆動機構80へ連結
されている。
この駆動機構80は減速機構を内蔵したギヤモ
ータ82を備えており、通電時には出力軸82a
を図中矢印C方向へ回転させるようになつてい
る。出力軸82aにはセクタ歯車84が固着さ
れ、このセクタ歯車84に対応してセクタ歯車8
4の回転時に噛合する平歯車86が設けられてい
る。この平歯車86は図示しない支軸を介して適
宜静止部位に回転可能に支持されている。この平
歯車86に駆動アーム88の一端が固着されてい
ると共に第2のリンク78の他端部に連結されて
いる。このセクタ歯車84が矢印C方向へ回動さ
れると共に、これに伴い駆動アーム88も矢印D
方向へ回動されるものであり、この様な回動に応
じて第2のリンク78が矢印B方向へ変位され
る。
そして、第2のリンク78が変位されたとき、
アーム76が回動されて第1のリンク72が矢印
E方向へ変位されてシフトレバー12がPレンジ
までシフトされるようになつている。すなわち、
第7図Aに示される如く、ギヤモータ82がセツ
ト位置にあるときにはシフトレバー12がPレン
ジからLレンジまで移動されたとしても、ボス部
76aが長孔78a内をその長手方向に沿つて移
動するが第2のリンク78は押圧移動しない位置
関係に長孔78aとボス部76aとが設定されて
いる。ところが第7図Bに示される如く、ギヤモ
ータ82が通電されてセクタ歯車84と平歯車8
6とが噛合されその後両者の噛合状態が解除され
るまで駆動アーム88が回動されたとき、換言す
ればギヤモータ82の最大作動点まで回転された
とき、第2のリンク78によりアーム76及び第
1のリンク72を介してシフトレバー12及びト
ランスミツシヨンがPレンジにまでシフトされる
こととなる。
また駆動アーム88の他端部と適宜静止部位と
の間には調節された引張コイルばね90が介在さ
れており、駆動アーム88は常時反矢印D方向へ
付勢されている。更に、ギヤモータ82の出力軸
82aの外周面により押圧されてオンオフされる
リミツトスイツチ92が配置されており、これは
前述のセクタ歯車84及び平歯車86が噛合状態
にある期間だけオンし、その他の期間はオフとな
るよう構成されている。なお、この出力軸82a
にはこれを切削することにより平面カム状部82
bが設けられており、この平面カム状部82bに
よりリミツトスイツチ92をオフさせるようにな
つている。
次に第8図の電気回路図を参照してソレノイド
45、ソレノイド56及びギヤモータ82等の作
動についてのべる。
バツテリ100は負側端子がアースされて、正
側端子は、イグニツシヨンスイツチ102及びこ
のイグニツシヨンスイツチ102の可動子102
aと並列にギヤモータ82の入力端子に接続され
ている。
このイグニツシヨンスイツチ102はバツテリ
100の正側端子が接続される可動子102aと
Acc端子102b及びオン端子102cを備えて
おり、可動子102aはイグニツシヨンスイツチ
102をオフ状態とするオフ位置、Acc端子10
2bと接続されるAcc位置及びオン端子102c
と接続されるオン位置間を回動可能とされてい
る。
オン端子102cはアンド回路104の入力端
の1つに接続されている。またAcc端子102b
にはニユートラルスタートスイツチ74及びフツ
トブレーキが踏み込まれたときにオンされるスト
ツプランプスイツチ108が並列に接続されてい
る。ニユートラルスタートスイツチ74はシフト
レバー12のシフト操作に連動して回動される可
動子74aとシフトレバー12のシフトポジシヨ
ンの各レンジに対応して設けられたシフトレバー
12が当該レンジにシフトされた時可動子74a
と接続される固定端子74bとを備えている。こ
のニユートラルスタートスイツチ74はポジシヨ
ンインジケータ110に接続されている。このポ
ジシヨンインジケータ110は前記ニユートラル
スタートスイツチ74の固定端子74bに接続さ
れて可動子74aが当該固定端子74bと接続さ
れた時に対応するシフトレバー12のレンジを表
示するようになつている。一方、ストツプランプ
スイツチ108は出力端子がストツプランプ11
2及びアンド回路104の他の入力端子に接続さ
れている。ニユートラルスタートスイツチ74の
Pレンジに対応する固定端子76bは前述のアン
ド回路104の他の入力端子及び反転回路114
の入力端子に接続されている。
アンド回路104の出力端子はオア回路116
の1つの入力端子に接続され、オア回路116の
出力端子はソレノイド56に接続されている。
従つて、シフトレバー12がPレンジに位置さ
れてニユートラルスタートスイツチ74の可動子
74aがPレンジに対応する固定端子74bに接
続された状態でイグニツシヨンスイツチ102が
オンされ、更にストツプランプスイツチ108が
オンされたとき、ソレノイド56は通電されるよ
うになつている。換言すれば、シフトレバー12
がPレンジにシフトされている状態で、イグニツ
シヨンスイツチ102がオン位置まで回動されそ
の後フツトブレーキが踏み込まれることによりソ
レノイド56に通電されて可動ストツパ54が引
き込まれ、Rインヒビツト用カム部材30が矢印
A方向に揺動可能となる。この状態ではノブボタ
ン16が押圧操作されてシフトレバー12がRレ
ンジ方向に揺動されることが可能となつている。
前述の反転回路114はニユートラルスタート
スイツチ74の可動子74aがPレンジに対応す
る固定端子74b以外の固定端子74bへ接続さ
れたときに信号を出力するようになり、その出力
端子はアンド回路118の入力端子の1つに接続
されている。このアンド回路118の他の入力端
子には、車速センサ120とこの車速センサ12
0で検出された車速が所定値以下か否かを判断し
てそれが所定値以下の場合に信号を出力する車速
判定回路122が直列に接続されている。またア
ンド回路118の出力端子は前述のオア回路11
6の入力端子の1つに接続されている。従つて、
アンド回路118は反転回路114及び車速判定
回路122から出力信号を受信した時に信号をオ
ア回路116を介してソレノイド56へ供給して
ソレノイド56を通電するようになつている。即
ち、反転回路114でシフトレバー12がPレン
ジ以外のレンジにシフトされていることが検出さ
れると共に、車速センサ120及び車速判定回路
122で車速が所定値以下であることが検出され
た場合、アンド回路118の出力がオア回路11
6を介してソレノイド56に入力されてソレノイ
ド56がを通電され可動ストツパ54とRインヒ
ビツト用カム部材30との当接が解除されRイン
ヒビツト用カム部材30の矢印A方向ヘの揺動が
可能な状態となる。この状態において、ノブボタ
ン16を押圧操作してデイテントピン18を下方
へ移動させればシフトレバー12をNレンジから
Rレンジ方向へ揺動可能となる。
イグニツシヨンスイツチ102のAcc端子10
2bは前述のニユートラルスタートスイツチ74
やストツプランプスイツチ108の外にアンド回
路124の入力端子の1つ及びリミツトスイツチ
59の入力側にも接続されている。またニユート
ラルスタートスイツチ74のPレンジに対応する
固定端子74bは前述の反転回路114の入力端
子と並列にナンド回路126の入力端子の1つに
接続されており、ナンド回路126の他の入力端
子は反転回路128を介してリミツトスイツチ5
9の出力側に接続されている。ナンド回路126
の出力端子はアンド回路124の他の入力端子に
接続され、アンド回路124の出力端子はソレノ
イド130に接続されている。なお、このソレノ
イド130はイグニツシヨンスイツチ102が取
り付けられるハウジングに支持されており、通電
された時にイグニツシヨンスイツチ102をAcc
位置からオフ位置へ回動するのを阻止するキーイ
ンターロツク装置を構成している。
従つて、ソレノイド130が通電されるのはア
ンド回路124の2つの入力端子の両方に信号が
入力される場合である。即ち、アンド回路124
の一方の入力端子にはイグニツシヨンスイツチ1
02がAcc位置又はオン位置に回動されている時
に信号が入力され、他方の入力端子にはニユート
ラルスタートスイツチ74の可動子74aがPレ
ンジに対応する固定端子74b以外の固定端子7
4bに接続されている時、及びニユートラルスタ
ートスイツチ74の可動子74aがPレンジに対
応する固定端子74bに接続されていてソレノイ
ド56が通電されてリミツトスイツチ59がオン
された時にナンド回路126から信号が入力され
るようになつている。具体的には、イグニツシヨ
ンスイツチ102がAcc位置又はオン位置にあつ
て、シフトレバーがPレンジ以外にある場合と、
イグニツシヨンスイツチ102がAcc位置又はオ
ン位置にあつて、シフトレバーがPレンジにあ
り、リミツトスイツチ59が通電されている場合
である。なお、ソレノイド130が非常通電状態
にあるのは、イグニツシヨンスイツチ102がオ
フの場合と、イグニツシヨンスイツチ102が
Acc位置又はオン位置にあつて、シフトレバーが
Pレンジにありかつリミツトスイツチ59がオフ
の場合と、である。
次に前述の反転回路114の出力端子にはアン
ド回路118の入力端子の外にアンド回路132
の入力端子の1つが接続されている。このアンド
回路132の他の入力端子の1つには運転手が運
転席にいないことを検出した時に信号を入力する
運転手検知装置134の出力端子が接続されてい
る。この運転手検知装置134としては超音波に
よるバリア、近接スイツチやパターン認識を行う
イメージセンサ等が利用できる。アンド回路13
2の更に他の入力端子の1つは車速判定回路12
2の出力端子の1つに接続されており、車速判定
回路122が車速がゼロであることを検出した
時、その検出信号が入力されるようになつてい
る。更に、アンド回路132の他の1つの入力端
子は、シートスイツチ136に接続されており、
運転手が離席した時にシートスイツチ136から
の出力信号が入力されるようになつている。また
アンド回路132の他の入力端子の1つにはドア
スイツチ138が接続されており、ドアが開放さ
れた時ドアスイツチ138からの出力信号が入力
されるようになつている。ドアスイツチ138と
しては、車両が半ドア状態で走行することもある
ため、半ドア状態であつてもドア閉の状態である
とみなすことができるような非接触で検出できる
近接スイツチの方が通常のドアの開閉によつてオ
ン・オフされるタイプのドアスイツチよりも好ま
しい。この近接スイツチとしては、例えば、第9
図に示されているように、コントローラ140と
車体146のドア開口148に取り付けられたセ
ンサ142とコントローラ140とセンサ142
とを接続して信号を送受信する一対のオプチカル
フアイバー144とを備えたタイプのものであ
り、ドア150が所定の範囲内にある時はオフ状
態であり、ドア150がその範囲外まで開放され
た時オン状態となるようになつている。アンド回
路132の出力端子はオア回路152の入力端子
の1つに接続され、このオア回路152の出力端
子はソレノイド45に接続されている。従つて、
アンド回路132のすべての入力端子に信号が入
力された時、アンド回路132は出力信号を出し
オア回路152を介してソレノイド45は通電さ
れて可動ストツパ33が引込まれ可動デイテント
部材28が揺動可能状態となる。またオア回路1
52の出力端子はオア回路116の1つの入力端
子にも接続されており、アンド回路132が出力
信号が出された時ソレノイド56もまた通電され
るようになつている。なお、上述の運転手検知装
置134、シートスイツチ136及びドアスイツ
チ138により降車検出装置が構成されている。
更に、アンド回路132の出力端子はアンド回
路154の入力端子にも接続されており、その出
力信号がアンド回路154に入力されるようにな
つている。このアンド回路154の他の入力端子
はリミツトスイツチ49を介してリミツトスイツ
チ59の出力側に接続されている。アンド回路1
54の出力端子はリレー回路156のリレーコイ
ル156aを介してアースされている。
一方、前述の如くバツテリ100の正側端子は
イグニツシヨンスイツチ102と並列にギヤモー
タ82の入力端子に接続されている。ギヤモータ
82の出力端子はリレー回路156のリレースイ
ツチ156bに接続されていると共に、このリレ
ースイツチ156bと並列に反転回路158を介
してオア回路152の一方の入力端子に接続され
ている。リレースイツチ156bはリレーコイル
156aが通電された時にオンされてギヤモータ
82を作動するようになつている。またリレース
イツチ156bはオフされた時リミツトスイツチ
92に接続されるようになつていると共にリミツ
トスイツチ92はギヤモータ82の出力軸82a
が一回転されるまでオンされるようになつている
ので、ギヤモータ82は一旦作動が開始されると
リミツトスイツチ92がオフされるまで回転され
てシフトレバー12は確実にPレンジまで移動さ
れるようになつている。またギヤモータ82の作
動中は反転回路158が出力信号を出し続けてい
るので、リミツトスイツチ59及びソレノイド4
5の通電状態が維持され、ギヤモータ82出力軸
82aが一回転されてリミツトスイツチ92がオ
フされギヤモータ82が停止された時反転回路1
58は信号の出力を停止し、ソレノイド45及び
リミツトスイツチ59が非通電状態とされるよう
になつている。
オア回路152の出力信号はまたオア回路16
0の入力端子の一方に接続され、オア回路160
の出力端子は単安定マルチバイブレータよりなる
発振回路162を介して圧電ブザー164に接続
されている。従つて、アンド回路132からの出
力信号によりソレノイド45及びソレノイド56
が通電されると共に圧電ブザー164が連続音を
発するようになつている。
オア回路160のもう一方の入力端子は発振回
路162と同様の発振回路166の出力端子に接
続されており、この発振回路166の入力端子は
ニユートラルスタートスイツチ74のRレンジに
対応する固定端子74bへ接続されている。従つ
て、シフトレバー12がRレンジにシフトされた
時にニユートラルスタートスイツチ74からの信
号が発振回路166、オア回路160及び発振回
路162を介して圧電ブザー164に入力され、
圧電ブザー164は断続音を発するようになつて
いる。
上述の如く構成された第1実施例の作用につい
て以下説明する。
イグニツシヨンスイツチ102がオフ位置にあ
る時シフトレバー12はPレンジにシフトされて
いる。この状態でイグニツシヨンスイツチ102
がオン位置に回動されてエンジンが駆動状態とさ
れる。車両を走行させるためには、シフトレバー
12をRレンジ方向へ揺動してRレンジやDレン
ジ等の走行レンジにシフト操作しなければならな
い。ところがこの状態においてはソレノイド56
がオフになつているのでRインヒビツト用カム部
材30は可動ストツパ54により揺動が阻止さ
れ、シフトレバー12をRレンジ方向に揺動操作
することができない。そこでフツトブレーキが踏
み込まれた時ソレノイド56が通電されてオンと
なり、可動ストツパ54が引き込まれRインヒビ
ツト用カム部材30が矢印A方向への揺動可能状
態となる。そこで運転者はノブボタン16を押圧
操作してデイテントピン18によりRインヒビツ
ト用カム部材30を矢印A方向へ揺動すればシフ
トレバー12をRレンジ方向へ揺動操作できる。
シフトレバー12がPレンジ以外のレンジにシ
フトされた場合、ソレノイド130が通電される
のでイグニツシヨンスイツチ102がオン位置や
Acc位置からオフ位置に回動されるのが阻止され
る。従つて、車両の走行中において誤つてイグニ
ツシヨンスイツチ102がオフ位置に回動され、
ステアリングホイール(図示せず)がロツクされ
るのが阻止されるようになつている。
シフトレバー12がDレンジ等の前進走行レン
ジにシフトされていて、車速判定回路122によ
り車速が所定値を超えていると判断された場合、
車速判定回路122の出力がなくソレノイド56
がオフとされると共にソレノイド45もオフ状態
(ソレノイド45のオン条件は後述)となつてい
るので、Rインヒビツト用カム部材30及び可動
デイテント部材28は揺動不能状態であり、シフ
トレバー12をRレンジ方向に揺動することが不
能となつている。従つて、運転者が誤つて前進走
行中にシフトレバー12をRレンジに入れるのが
阻止されている。
また、シフトレバー12がDレンジ等の走行レ
ンジにシフトされていて車速判定回路122によ
つて車速が所定値以下であると判定された場合、
アンド回路118を介してソレノイド56が通電
されて可動ストツパ54が引き込められ、Rイン
ヒビツト用カム部材30が矢印A方向への揺動可
能状態となる。従つて、運転者がノブボタン16
を押込操作した後シフトレバー12をRレンジ方
向にシフト操作してRインヒビツト用カム部材3
0をデイテントピン18により揺動させることに
よりシフトレバー12をPレンジまでシフトする
ことができる。
なお、シフトレバー12がRレンジにシフトさ
れている場合発振回路166に信号が出力される
ので、その信号はオア回路160及び発振回路1
62を介して圧電ブザー164に出力されて、圧
電ブザー164が断続音を発することになる。
シフトレバー12及びトランスミツシヨン75
をPレンジ以外のレンジから自動的にPレンジに
移動させるシフトレバー自動シフト機構の作用に
ついて述べる。
イグニツシヨンスイツチ102のオン状態にお
いて、シフトレバー12がPレンジにシフトされ
ているか否かはニユートラルスタートスイツチ7
4で検出され、シフトレバー12がPレンジ以外
のレンジにシフトされている時はニユートラルス
タートスイツチ74から反転回路114を介して
アンド回路132の入力端子に信号が出力され
る。また運転者が降車したか否かは、運転手検知
装置134、シートスイツチ136、ドアスイツ
チ138のすべてがオンされるか否かで検出さ
れ、運転者が降車すればこれらの運転手検知装置
134、シートスイツチ136、ドアスイツチ1
38はオンされてアンド回路132の入力端子に
信号が出力され、更に車速が所定値以下(この場
合は車速0)になつた時、車速判定回路122か
らアンド回路132の入力端子に信号が出力され
る。アンド回路132のすべての入力端子に信号
が入力された時、即ち、イグニツシヨンスイツチ
102がオンでシフトレバー12はPレンジ以外
にシフトされ、車速が0で、運転者の降車が検出
された時は、アンド回路132は出力信号を出力
し、この信号はソレノイド45、オア回路116
を介してソレノイド56及びオア回路160に入
力される。オア回路160に入力された信号は発
振回路162を介して圧電ブザー164に入力さ
れ圧電ブザー164は連続音を発して運転者に注
意を促すようになつている。
また、ソレノイド45及びソレノイド56への
信号の入力によりソレノイド45、ソレノイド5
9は通電されて可動ストツパ33及び可動ストツ
パ54が引き込まれて、可動デイテント部材28
及びRインヒビツト用カム部材30が揺動可能状
態となる。
ソレノイド45及びソレノイド56が通電され
て可動ストツパ33及び可動ストツパ54が引き
込められると、リミツトスイツチ49及びリミツ
トスイツチ59がオン状態となるので、リレー回
路156のリレーコイル156aに電流が流れリ
レースイツチ156bがオンとなりギヤモータ8
2が回転を開始する。このギヤモータ82の回転
の開始によりリミツトスイツチスイツチ92がオ
ンされるので、出力軸82aは確実に一回転され
る。ギヤモータ82の回転により第2のリンク7
8、アーム76及び第1のリンク72を介してシ
フトレバー12は第5図矢印E方向に引つ張られ
る。この時可動デイテント部材28及びRインヒ
ビツト用カム部材30は揺動自在となつているの
で、延長アーム70が第1のインク72により矢
印E方向へ引つ張られてシヤフト12aを中心に
回動されるとデイテントピン18により可動デイ
テント部材28及びRインヒビツト用カム部材3
0は揺動されると共にデイテントピン18はデイ
テント孔24の傾斜面26bに摺接しながらPレ
ンジ方向に移動され、ギヤモータ82の最大作動
点でシフトレバー12はPレンジにシフトされる
こととなる。リミツトスイツチ92が一回転され
た時にリミツトスイツチ92はオフとなり、ギヤ
モータ82の出力端子からの信号により反転回路
158を介してソレノイド45及びソレノイド5
6への通電がストツプされると共に圧電ブザー1
64の連続音の発信が停止される。
このようにしてシフトレバー12及びトランス
ミツシヨン75のPレンジへの移動が完了され
る。
上述の如く本実施例では、ソレノイド45及び
ソレノイド56が通電されてリミツトスイツチ5
9及びリミツトスイツチ49がオンされ、その後
にリレー回路156のリレーコイル156aに通
電されるようになつているため、ギヤモータ82
が作動される時にはすでに可動ストツパ33及び
可動ストツパ54が引き込められており、シフト
レバー12のPレンジへの移動が障害なく確実に
行われる。
また、ギヤモータ82の出力側は反転回路15
8を介してソレノイド45及びソレノイド56に
連結されているので、ギヤモータ82が作動中に
ソレノイド45及びソレノイド56への通電がス
トツプするのが阻止されるようになつている。
次に第10〜13図を参照して第2実施例につ
いて説明する。本実施例において第1実施例と同
じ部材、部品等には同じ符号を付して説明を省略
する。
シフトレバー装置200にはシフトレバー20
1が車体のベースプレート202に軸203を支
点として車両前後方向(第10図中左右方向)へ
揺動操作可能に設けられている。第10図ではシ
フトレバー201が前方へ最大量揺動されたPレ
ンジにある状態を示している。この状態からシフ
トレバー201が後方へ揺動(回動)操作される
のに応じて走行レンジたるRレンンジ、Nレンジ
及び走行レンジたるDレンジ、2レンジ、Lレン
ジへ順次位置される。デイテントプレート204
は第11図にも示されている如く、シフトレバー
201の軸203の近傍の前面にシフトレバー2
01の揺動軌跡面と平行するように一体的に突設
されてシフトレバー201と共に揺動するように
なつている。デイテントプレート204における
シフトレバー201の揺動方向に沿つた端面に
は、シフトレバー201を前記各レンジに選択的
に位置させるための係合面を有した凹凸状の係合
部205が形成されている。この係合部205に
はPレンジからRレンジ方向への切換位置及びこ
れとは逆方向の切換位置に夫々ロツク用立上がり
部205a及びロツク用立上がり部205bが形
成され、NレンジからRレンジ方向への切換位置
にロツク用立上がり部205cが形成されてい
る。
ベースプレート202にはデイテントプレート
204を跨ぐように、一対の支持板206a,2
06b(第12図参照)が一体に形成された支持
部材206が立設されている。この支持部材20
6の支持板206a,206b間には第12図に
も示されている如くアーム207が支軸208を
介して車両前後方向へ揺動可能に支持されてい
る。このアーム207の上端部には、デイテント
プレート204の係合部205に係合されるデイ
テントピン209が、アーム207の揺動軌跡面
と直交する方向へ延びるように支持されている。
また支持板206a,206bの上部には、デイ
テントピン209の両端部が挿入されるガイド溝
206c,206dがデイテントピン209の移
動方向に沿つて形成されており、これらのガイド
溝206c,206dとデイテントピン209間
の係止作用によつてアーム207の揺動範囲が制
限されるようになつている。ねじりコイルばねよ
り成るトーシヨンばね210はアム207と支持
板206aとの間にばね力を作用させるように設
けられ、アーム207を常時第10図矢印F方向
(デイテントピン209がデイテントプレート2
04の係合部205と係合される方向)へ付勢す
るようになつている。
ベースプレート202の支持板206aと支持
板206bとの間にはアーム207を揺動させる
ためのソレノイド211が固着されている。この
ソレノイド211はそのプランジヤ211aがア
ーム207の下端部にピン211bを介して揺動
可能に連結されており、ソレノイド211への通
電によりプランジヤ211aの吸収(引込)動作
が行われる時には、アーム207がトーシヨンば
ね210の付勢力に抗して反矢印F方向に揺動さ
れ、デイテントピン209が係合部205との係
合状態から解除されるようになつている。
またこのソレノイド211の近傍にはソレノイ
ド211が通電された時にプランジヤ211aの
引込動作に連動されてオンされるリミツトスイツ
チ250が配設されている。
以上のように構成された結果、ソレノイド21
1が断電された状態では、デイテントピン209
がデイテントプレート204の係合部205に係
合された状態となるため、そのデイテントピン2
09が前記ロツク用立上がり部205a〜205
cを乗り越えて移動することが規制される。つま
り、ソレノイド211が断電された状態ではシフ
トレバー201のPレンジ及びRレンジへの各移
動がロツク用立上がり部205a〜205cによ
り規制される。そして、ソレノイド211に通電
されたときには、デイテントピン209が係合部
205から係合解除された状態となるため、シフ
トレバー201を任意のシフトレンジへ移動させ
ることができる。その時にはリミツトスイツチ2
50がオン状態となつている。
シフトレバー201には乗員操作用の把手部2
01aが設けられており、そこにはソレノイド2
11の通電制御を行うための操作ボタン212が
設けられている。この操作ボタン212は把手部
201aにピン213を支点として回動可能に支
持されている。この操作ボタン212が押圧操作
される時には把手部201a内に設けられたロツ
ク解除用スイツチ214がオンされるようになつ
ている。なお、上記操作ボタン212は図示しな
いばね手段により常時ロツク解除用スイツチ21
4をオフさせる方向へ付勢されている。
またシフトレバー201の下端には第1実施例
と同様に延長アーム201bが設けられており、
この延長アーム201bにはシフトレバー自動シ
フト機構が連結されている。このシフトレバー自
動シフト機構の構成は第1実施例と同様であるの
で説明を省略する。
第13図を参照して第2実施例に適用された電
気回路について述べる。
本電気回路において第1実施例のそれとと同じ
部材、部品等については第1実施例の符号と同じ
符号を付してそれらの説明は省略する。
アンド回路118の出力端子はオア回路252
の一方の入力端子に接続されていると共に、オア
回路252の他方の入力端子にはアンド回路10
4の出力端子が接続されている。オア回路252
の出力端子は操作ボタン212が押圧操作された
時にオンされるロツク解除用スイツチ214を介
してオア回路116の一方の入力端子に接続さ
れ、オア回路116の他方の入力端子にはオア回
路152の出力端子が接続されている。オア回路
116の出力端子はソレノイド211に接続され
ている。またリミツトスイツチ250は第1実施
例のリミツトスイツチ59と同様の配置となつて
いるが、本実施例ではリミツトスイツチ49に相
当する部品は設けられていない。即ち、リミツト
スイツチ250の一方の端子はイグニツシヨンス
イツチ102のAcc端子に接続され、他方の端子
はアンド回路154の入力端子及び反転回路12
8の入力端子に接続されている。なお本実施例で
は第1実施例のソレノイド45に相当する部品も
設けられていない。
従つて、ソレノイド211がオンされるのはイ
グニツシヨンスイツチ102がオン位置でニユー
トラルスタートスイツチ74の可動子74aがP
レンジに対応する固定端子47bに接続され、ス
トツプランプスイツチ108がオンされ、かつロ
ツク解除用スイツチ214がオンされた場合と、
イグニツシヨンスイツチ102がオン位置でニユ
ートラルスタートスイツチ74の可動子74aが
Pレンジに対応する固定端子74b以外の固定端
子74bの1個に接続され、車速センサ120で
検出された車速が車速判定回路122で所定値以
下であると判断され、かつロツク解除用スイツチ
214がオンされた場合と、イグニツシヨンスイ
ツチ102がオン位置でニユートラルスタートス
イツチ74の可動子74aがPレンジに対応する
固定端子74b以外の固定端子74bに接続され
て反転回路114が出力信号を出し、運転手検知
装置134、シートスイツチ136及びドアスイ
ツチ138がオンされ、かつ車速判定回路122
で車速が所定値以下(車速0)であると判断され
た場合と、である。なおギヤモータ82が作動中
ももちろんソレノイド211はオン状態となつて
いる。
その他の構成は第1実施例と同様であるので説
明は省略する。
以下第2実施例の作用について述べる。
イグニツシヨンスイツチ102がオフ時にはシ
フトレバー201はPレンジにシフトされてい
る。この状態からイグニツシヨンスイツチ102
がオン位置に回動されるとエンジンは駆動状態と
なる。
この状態ではストツプランプスイツチ108が
オフとなつているので、たとえロツク解除用スイ
ツチ214がオンされてもソレノイド211には
通電されず、デイテントプレート204とデイテ
ントピン209の係合状態が維持される。この状
態からフツトブレーキが踏み込まれると、ストツ
プランプスイツチ108がオンされ操作ボタン2
12が押圧操作されるとロツク解除用スイツチ2
14がオンされてデイテントプレート204とデ
イテントピン209との係合が解除されて、シフ
トレバー201のRレンジ方向へ揺動操作が可能
となる。
シフトレバー201がPレンジ以外のレンジに
シフトされた場合ソレノイド130が通電され
て、イグニツシヨンスイツチ102がオン位置や
Acc位置からオフ位置に回動されるのが阻止され
る。従つて、車両の走行中ににおいてイグニツシ
ヨンスイツチ102がオフ位置に回動されてステ
アリングホイール(図示せず)がロツクされるの
が阻止されている。
シフトレバー201がDレンジ等の前進走行レ
ンジにシフトされていて車速センサ120が所定
値を超える車速を検出している場合はたとえロツ
ク解除用スイツチ214をオンにしてもソレノイ
ド211は非通電状態とされているので、シフト
レバー201はNレンジ乃至Lレンジ間は揺動操
作可能であるが、NレンジからRレンジ方向への
揺動操作はデイテントピン209とデイテントプ
レート204の係合により阻止されている。
また、シフトレバー201がDレンジ等の前進
走行レンジにシフトされていて車速センサ120
が所定値以下の車速を検出した場合に操作ボタン
212を押圧操作すればロツク解除用スイツチ2
14がオンされてソレノイド211に通電され、
デイテントプレート204とデイテントピン20
9との係合が解除され、それによりシフトレバー
201のNレンジからRレンジ方向への揺動操作
が可能となる。
なお、シフトレバー201がRレンジにシフト
されている場合は第1実施例と同様に、ニユート
ラルスタートスイツチ74から発振回路166へ
信号が出力されるので、その信号がオア回路16
0及び発振回路162を介して圧電ブザー164
に入力されて、圧電ブザー164が断続音を発す
る。
シフトレバー201及びトランスミツシヨンを
レンジ以外のレンジから自動的にPレンジへシフ
トさせるシフトレバー自動シフト機構の作用につ
いて述べる。
イグニツシヨンスイツチ102のオン状態にお
いて、シフトレバー201がPレンジにあるかそ
れ以外のレンジにあるかはニユートラルスタート
スイツチ74で検出されてシフトレバー201が
Pレンジ以外のレンジにある時は反転回路114
を介してアンド回路132の入力端子の1つに信
号が入力される。また運転者が降車したか否かは
運転手検知装置134、シートスイツチ136、
ドアスイツチ138で検出され、降車が検出され
ればこれらの運転手検知装置134、シートスイ
ツチ136、ドアスイツチ138がオンされてア
ンド回路132へ信号が入力され、更に車速が所
定値以下(車速0)になつた時、車速判定回路1
22からアンド回路132の入力端子に信号が出
力される。これらすべてのアンド回路132の入
力端子に信号が入力された時、即ちイグニツシヨ
ンスイツチ102がオンでシフトレバー201は
Pレンジ以外のレンジにシフトされており、車速
が0で、かつ運転者が降車したことが確認された
時、アンド回路132は出力信号をオア回路16
0及びオア回路116へ出力する。
オア回路160への入力された信号は発振回路
162を介して圧電ブザー164に入力され、圧
電ブザー164は連続音を発して運転者に注意を
促すようになつている。
またオア回路116へ入力された信号はソレノ
イド211に入力されてソレノイド211が通電
されて、プランジヤ211aが引き込まれ、それ
によりアーム207が反矢印F方向へ駆動されて
デイテントピン209がデイテントプレート20
4との係合から解除されてシフトレバー201は
揺動可能状態となる。
プランジヤ211aが引き込まれるとリミツト
スイツチスイツチ250がオンされ、リレー回路
156のリレーコイル156aに電流が流れてリ
レースイツチ156bがオンとなり、ギヤモータ
82が回転を開始する。ギヤモータ82の回転に
よりリミツトスイツチ92がオンされるので、ギ
ヤモータ82は確実に一回転される。ギヤモータ
82の回転により延長アーム201bは矢印F方
向に引つ張られシフトレバー201はPレンジま
で回動される。ギヤモータ82の出力軸が一回転
された時、第1実施例と同様にリミツトスイツチ
92がオフとなり、ギヤモータ82の出力端子か
らの信号により反転回路158を介してソレノイ
ド211への通電がストツプされると共に圧電ブ
ザー164が連続音を発するのを停止する。
このようにしてシフトレバー201及びトラン
スミツシヨンのPレンジへのシフトが完了され
る。
なお、ソレノイド130の通電はシフトレバー
201がPレンジにシフトされた時にストツプさ
れ、イグニツシヨンスイツチ102のオフ位置へ
の回転が可能となる。
本実施例においても、ソレノイド211に通電
されてリミツトスイツチ250がオンされた後に
リレー回路156に電流が流れてギヤモータ82
が作動されるようになつているので、即ちピン2
9のデイテントプレート204との係合が解除さ
れた後にギヤモータ82が回転されるので、シフ
トレバー201は何の障害もなく確実にPレンジ
へシフトされることができる。
またギヤモータ82の出力側は反転回路158
を介してソレノイド211へ連結されているの
で、ギヤモータ82が作動中にソレノイド211
への通電がストツプするのが阻止されるようにな
つている。
なお上記実施例では、イグニツシヨンスイツチ
102のAcc位置やオン位置からのオフ位置への
回動の阻止がソレノイド130に通電することに
より行われるように構成されているが、ソレノイ
ド以外のメカニカルな手段で上記イグニツシヨン
スイツチ102の回動の阻止を行うようにしても
よい。
また、上記実施例ではシフトレバー自動シフト
機構はシフトレバーがPレンジ以外のレンジにシ
フトされている時に作動されるようになつている
が、Nレンジを除く走行レンジ(Rレンジ、Dレ
ンジ等)にシフトレバーがシフトされている時の
み作動されるようにしてもよい。
なお、上記実施例では降車検出装置が運転者検
知装置、シートスイツチ及びドアスイツチの三個
の手段を備えているが、降車検出装置はこれに限
定されるものではなく、他の手段でもよいし、ま
たこれらの三個の手段が適切に選択されてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本考案に係る車両のシフト
レバー装置の第1実施例を示し、第1図はシフト
レバーがNレンジにシフトされている状態を示す
側面図、第2図はシフトレバーがPレンジとRレ
ンジとの間に位置している状態を示す側面図、第
3図は可動デイテントとストツパの当接状態を示
す平面図、第4図は可動ストツパとRインヒビツ
ト用カム部材との当接状態を示す平面図、第5図
はシフトレバーの自動シフト機構の斜視図、第6
図は第2のリンクとアームとの連結状態を示す拡
大斜視図、第7図AおよびBは第2のリンクの作
動を示す作動図、第8図は第1実施例の電気回路
図、第9図はドアスイツチの概略構成図、第10
図から第13図は第2実施例を示し、第10図は
シフトレバーがPレンジにシフトされている状態
の側面図、第11図はシフトレバーの側面図、第
12図は第10図の要部の斜視図、第13図は第
2実施例の電気回路図である。 10,200……シフトレバー装置、12,2
01……シフトレバー、18,209……デイテ
ントピン、22,204……デイテントプレー
ト、28……可動デイテント部材、30……Rイ
ンヒビツト用カム部材、45,56,211……
ソレノイド、49,59,250……リミツトス
イツチ、54……可動ストツパ、80……駆動機
構、82……ギヤモータ、92……リミツトスイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シフトレバーのシフトポジシヨンがパーキング
    レンジ、リバースレンジ、ニユートラルレンジ、
    ドライブレンジの順に配列されシフトレバーの揺
    動操作によりシフトポジシヨンの1つに選択され
    る車両の自動変速機用シフトレバー装置であつ
    て、 前記シフトレバーのパーキングレンジからリバ
    ースレンジ方向への移動とニユートラルレンジか
    らリバースレンジ方向への移動を阻止する第1の
    位置と前記シフトレバーの前記両移動を可能とす
    る第2の位置との間を移動可能とされる制限部材
    と、 前記制限部材を第1の位置又は第2の位置へ移
    動させる移動装置と、 フツトブレーキが踏み込まれたか否かを検出す
    るフツトブレーキ検出装置と、 車両の車速が所定値以下か否かを判断する車速
    判断装置と、 シフトレバーのシフトポジシヨンを検出するシ
    フトポジシヨン検出装置と、 車両の運転者が降車したことを検出する降車検
    出装置と、 前記シフトレバーをパーキングレンジへシフト
    させるシフトレバー移動機構と、 前記シフトポジシヨン検出装置により前記シフ
    トレバーがパーキングレンジにシフトされている
    ことが検出されると共にフツトブレーキ検出装置
    により車両のフツトブレーキが踏み込まれていな
    いことが検出されたときに前記移動装置を作動し
    て前記制限部材を第1の位置に移動させ、前記車
    速判断装置により車両の前進速度が所定値を超え
    ていると判断されシフトポジシヨン検出装置によ
    りシフトレバーがニユートラルレンジ又はドライ
    ブレンジにシフトされていることが検出されたと
    きに前記移動装置を作動して前記制限部材を前記
    第1の位置に移動させ、かつイグニツシヨンスイ
    ツチがオン状態で前記シフトポジシヨン検出装置
    によりシフトレバーがパーキングレンジ以外のレ
    ンジにあることが検出され且つ降車検出装置によ
    り運転者が降車したことが検出された場合に、前
    記移動装置を作動して前記制限部材を第2の位置
    に移動させて前記シフトレバー移動機構を作動し
    てシフトレバーをパーキングレンジにシフトさせ
    る制御装置と、 を備えていることを特徴とする車両の自動変速機
    用シフトレバー装置。
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