JPH02274634A - 自動駆動装置とその歯車選択レバーに係合する阻止装置とを有する自動車の装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は特許請求の範囲ｌ）の上位概念に記載した、
自動駆動装置とこの駆動装置の選択レバーに係合する阻
止装置とを有する、自動車の装置に関する。

この種の自動車ではエンジンの始動後、自動車が走行を
始めることができるように選択レバーが中立の位置ＣＰ
　（駐車）またはＮ）から走行位置に移動することがで
きる。選択レバーがエンジン回転中中立位置から間違っ
て走行位置に移動すると、車両が不意に走行を開始する
ことがある。空転回転数が大きくなったときエンジンの
保温運転段階にある選択レバーが走行位置にもっていか
れる場合には意図しない激しい加速になることさえある
。

そのような欠点を回避するために、米国特許第４５７２
３４０から、自動車ブレーキを作動させた場合にのみ選
択レバーを中立位置から走行位置に移動させることかげ
きることが知られている。そのために駆動装置と選択レ
バーとの間の機械的連動環中に駆動装置に近い回動可能
なレバーを配設してあり、このレバーはブレーキが作動
していない限り、移動する爪によってロックされている
。ブレーキが作動すると爪は液圧シリンダによって、回
動可能なレバーのロックを外して走行段を封止すること
ができる位置に移される。この装置の欠点は選択レバー
に生じる作動力が妨げられずに桿全体に及ぶと、ロック
位置で試みられた場合には選択レバーを動かしてしまう
ことにある。更にヨーロッパ特許公開第０２４６３５３
から、選択レバーをロックする、電磁石付レバーのロッ
クを外すことが知られている。この装置の欠点は、選択
レバーの作動力が大きい場合には選択レバーをロックす
るレバーが完全に停止させることがあることで、その結
果電磁石は足踏みブレーキを動かしてもロックを外すこ
とができない。

この発明の課題は、前記欠点を除きかつ意図した走行段
の開始のみを可能にする、自動駆動装置の選択レバーの
操作容易な阻止装置の提供にある。更にこの阻止装置は
現存の車両に取りつけられ、従って場所をとらず、費用
も安い。

以上の課題は特許請求の範囲ｌ）の特徴部分に記載した
構成により解決される。

この発明による装置は選択レバーを中立位置Ｐ（駐車）
またはＮの一つにおいてロックする。この装置はブレー
キがかかっている場合にのみ走行段の開始を可能にする
。ロックは相互に可動の３個の転動体の相互作用によっ
て実現される。３個の転動体のうち１個は選択レバーに
回転可能に、もう１個は選択レバーを支承するケーシン
グに回転可能に配設されている。第三の転動体は１個の
操作部材によって前記２個の転動体の間の位置へ移動６
■能である。この移動可能の転動体と選択レバーに配設
された転動体の間には選択レバーに固定された転動体に
対する弾力によって保持されたレールを配設してあり、
このレールはＰまたはＮの位置にそれぞれ１個の凹部を
有し、この凹部に遺灰レバーに固定された転動体が係止
する。選択レバーがＰまたはＮの位置にあって移動可能
の転動体が阻止位置に移されると選択レバーはこの位置
から出て移動することができない、というのは選択レバ
ーに固定された転動体はレールの凹部に摩擦係合してい
て、レールを介在して３個の転動体が摩擦係合的に挟ま
っているからである。この装置で有利なのは移動する転
動体が僅かな調整力で操作部材によって阻止位置に移り
またそこから出ることができることである。この力が小
さいにも係わらず大きな作動力をもつ選択レバー自体は
阻止された位置からは移動することがない。運転者の意
図した行為、即ち足踏みペダルの操作、によってのみ阻
止は解除される。こうして選択レバーが不意に中立位置
から走行位置へ動いても何の結果も生じない。何となれ
ばそれはブレーキが作動した場合にのみ可能だからであ
る。移動する転動体のために必要な調節力は弱くてよい
からこの転動体の操作部材は小さくてよく、場所もとら
ない。市販の操作部材とそのような転動体の使用によっ
て装置全体が安い費用でできる。

一実施例を示した図について更に詳記する。

選択レバー１に係合する阻止装置は自動車の前座席の間
の、選択レバー１を収容するケーシング２の内部に配設
されている。ケーシング２の中には支持体３を固定して
あって、支持体はケーシング２と共に選択レバーｌを回
転可能に収納している。選択レバーｌの回転支承点の上
方には支持体３とケーシング２の間に軸線４があって、
この軸線上に摩擦の少ない針軸受により支承部材５とし
て作用するロール６を支承しである。選択レバーｌにこ
の選唐レバーと共通に回動するように休止部材７として
作用する回転可能なロール８を固定しである。支持体３
の上端部にはばね負荷さたレール９を配設しである。こ
のレールは中立位置ＮとＰの領域にこれらの位置に属す
るそれぞれ１個の四部１Ｏ１１１を有する。レール９は
第１図及び第２図に示すように板ばね１２として構成し
てあり、この仮ばねは緊張状態で支持体３上に固定しで
ある。仮ばね１２の弾力によって板ばねは常に選択レバ
ーｌのロール８と接触を保つ。ケーシング２の内部には
操作部材１３として作動するリフチングマグネット１４
を配設してあり、リッチングマグネットは電気接続部１
５を介して、論理回路１６により制御される回路に接続
されている。リフチングマグネット１４はスリットのあ
るジャーナル１７を存し、このジャーナルの中にはビン
１日によって連接［１９として作用するレバーを固定し
である。連接棒１９は前端部にボルト２０をもっており
、このボルトには阻止部材２１として作用するロール２
２が回転可能に配設されている。このロール２２は常に
ロール６と接触している。連接棒１９とロール２２の間
にはボルト２０１にレバー２３を配設してあり、レバー
は向かい側の端部で軸線４の上に支承されている。すべ
てのロール６．８．２２は相互に平行する軸線を中心に
回転する。それらの軸線は選択レバー１の運動方向に対
して垂直になっている。ロール６．８．２２の代わりに
他の転動体、たとえば球或いは玉ロールを用いることも
できる。

リフチングマグネ７ト１４は引きっけまたは押しつけマ
グネットとして形成することができる。何れの場合もリ
フチングマグ不ント１４は連接棒１９を介してロール２
２をして支持体３に形成された２個の接続部２４の間を
移動させる。押しつけ作用するりフチングマグネット１
４として回路が閉じているとき第１図に示したロックし
てない位置から第２図及び第４図に示した阻ｌＦ位置へ
移動する。回路が開いているときはボルト２０に係合す
るばね２５がロール２２をその出発位置へ戻す。第３図
の態様ではレール９が爪２６として構成されており、支
承部２７を中心に回転可能に支持体３に配設されている
。爪２６は開でかつバネ１２として形成されたレール９
と同様の凹部１０．１１を有する。

ストッパー２４に支承されたバネ２８によって爪２６は
ロール８へ押しつけられる。バネ２８はねしによって支
持体３に固定されている。引きつけ作用するか或いは押
しつけ作用するりフチングマグネット１４の代わりに両
方向に作用するリフチングマグネットをも使用可能であ
り、その場合にはハネ２８は不要である。

操作部材１３として４よＬリソーチングマグネットの代
わりに空気式、液圧式或いは類似の操作部材をも使用す
ることができる。論理回路１６は回転数と走行速度に従
ってきまる信号を出すセンサ２９、点火キーの位置をつ
かむセンサ３０、ブレーキペダル作動部をつかむスイッ
チ３１、自動車の図示してないギアに入れた段をつかむ
センサ３２、選択レバーの位置を知るセンサ３３から出
る情報を評価する。自動車が停止して点火キーがぬいで
あると、選択レバー１は第２図または第４図に示したＰ
またはＮ位置に阻止装置によってロックされる。その場
合阻止部材２１は阻止位置にある。この阻止位置には、
レール９がその弾性負荷と凹部１Ｏ５１１のために、阻
止部材２１が操作部材１３またばばね２５によって妨げ
られずに支承部材５とレール９の間に運ばれるように上
方へ偏向する場合にのみ到達可能である。それに必要な
調整力は、ロール６が摩擦が少なく支承されているから
ごく僅かである。従って作動要素１３またはばね２５も
それに合わせて小さくすることができる。選択レバーｌ
は大きな作動力によっても走行位置へ動かされることは
ない。なんとなればロール８は上へ行かず、レール９は
下へ行かないからである。こうしてたとえば自動車内で
遊んでいる子供達によって選択レバーｌが走行位置へ行
く危険も防止される。自動車のエンジンがかかっでいて
かつ選択レバーｌが走行位置に入るようにししても、走
行者の意図した行為、即ちブレーキペダルの操作なしに
は不可能である。こうして走行者は確実にブレーキペダ
ルの存在と状態を意識することができる。ブレーキペダ
ルを踏んでいると、作動部材１３またはばね２５がロー
ル２２を第１図または第３図に示した非■止位置へ加速
する。このとき板ばね１２または弾性爪２６としてのレ
ール９の特別の構成により選択レバー１を走行位置に動
かすことができる。その場合ロール８はレール９を弾力
に逆らって下方へ押し下げるので、凹部１Ｏ２１１によ
る休止は効果がない。選択レバー１は通常の走行位５Ｚ
Ｄ、３．２等の間で任意に動かすことができる。板ばね
１２として構成したレール９はその外側輪郭を凹部１Ｏ
１１１の中または外のどちらにロール８があるかに従っ
て変更する。その場合板ばね１２の両端は常に支持体３
と接触している。それに反して爪２６ばその外側輪郭を
維持するが、選択レバーｌの位置に従って支承部２７を
中心に回転する。こうして支承部２７と反対側の、爪２
６の端部と支持体３との間隔が変わる。

論理回路１６に送られた情報は阻止装置の実際に近い動
きを惹き起こす。たとえば特定の走行速度以上でＮ位置
に切り換えられると、■止装置は制動を防止するために
は働かされない。

同様に、自動車が動かなくなった場合に短い時間間隔内
でＲとＤの間で切り換えられると、阻止装置は働かない
、前記の阻止装置が組み込み場所が狭くなったために図
示の位置には組み込めないという場合には、この阻止装
置はどんな機能損失もなしにたとえば９０°時計針方向
または反時計針方向に選択レバーｌの■転支承点を中心
に回転することができる。そのときはロール８は選択レ
バーにしっかり連結されたジブに固定しておく。

選択レバー１を案内し、図示してない連結リンクが、自
動ギアの切り換え位置をもっている切り換え路に平行し
ている別の切り換え路をもっている場合は、選択レバー
ｌはこれらの切り換え路間の切り換えの際通常の運動方
向に対して横方向に回動させられる。この回動によって
令名しっかりしていた休止部材７と選択レバーｌとの結
合が解除される。休止部材７をもっているレバー３４は
回動に際して第５図に示した位置に留まる。こうして３
個の部材５．７．２１は第３図に示した位置に留よ−リ
、選択レバー１の回動の後の阻止装置の動きを確実に止
める。第二の切り換え路ではたとえば個々のｎ１進段を
手動で切り換えることができる。回転軸Ａを中心に反時
計針方向に、選択レバーｌの回動によって回転した要素
３５はその突起３６を支持体３の切欠部３７に係止する
。この要素３５は、選択レバー１が自動路へ戻った後自
動路から出た際あった位置に正確に連結リンクと支持体
３に対する同じ位置につくように働（。切り換え路間の
選択レバーｌの切り換えはセンサ３３を介して論理回路
１６に伝達される。

【図面の簡単な説明】

第１図は非阻止位置のこの発明の第一実施例の図、第２
図は第１図のものの阻と位置Ｐにおける部分を示す図、
第３図は非阻止位置のこの発明の他の実施例の図、第４
図は第３図のものの阻止位置Ｎにおける部分を示す図、
第５図は第１図のＶ−Ｖ、Ｉ！に沿う断面図、第６図は
第１図のＶｌ−Ｖｌ線に沿う断面図である。 図中符号 １・・・選択レバー、２・・・ケーシング、３・・・支
持体、４・・・軸線、５−・・支承部材、６．８．２２
・・・ロール、７・・・休止部材、９・・・レール、１
０．１１・・・凹部、１２・・・板ばね、１３−・・操
作部材、１４・・・リフチングマグネット、１５　　　
　ｉｕ、３Ｑ接続部、１６・・・論理回路、１７・・・
ジャーナル、１８・・・ビン、１９・・・連接棒、２０
・・・ボルト、２１・−・阻止部材、２３．３４・・・
レバー、２４・・・ストッパー、２５．２Ｂ・・・ばね
、２６・・・爪、２７・−・ねじ部、２９．３０．３２
．３３・・・センサ、３Ｊ・・・スイッチ、３６・・・
突起、３７・・・切欠部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ブレーキと自動駆動装置と自動駆動装置の歯車選択
   レバーに係合し、ブレーキをかけなかったときケーシン
   グ中に支承されている選択レバーを中立位置ににロック
   する阻止装置と阻止装置の操作部材とを有する自動車の
   装置において、阻止装置が相互に平行な回転軸をもつ３
   個の転動体を有し、第一の転動体は阻止位置でこれに接
   触させることができて阻止部材（２１）として作動する
   第二の転動体のための支持部材（５）として機能し、阻
   止部材（２１）は操作部材（１３）によって移動可能で
   あり、阻止装置は更に選択レバー（１）に回転可能に支
   承されロック要素（７）として作動する第三の転動体に
   対する弾力によって保持され、凹部（１０、１１）を備
   えたレール（９）を有し、阻止位置では３個の転動体が
   レール（９）の介在の下で摩擦係合的に挟持されること
   を特徴とする装置。 ２）レール（９）として板バネ（１２）を使用してある
   、請求項１）に記載の装置。 ３）レール（９）として弾力的に支承された剛性爪（２
   ６）を使用してある、請求項１）に記載の装置。 ４）支持部材（５）、ロック要素（７）、阻止部材（２
   １）として作動する転動体にロール（６、８、２２）を
   使用してある、請求項２）または３）に記載の装置。 ５）ケーシング（２）の中に支持体（３）を固定してあ
   り、支持体はレール（９）と支持部材（５）を有し、支
   持部材（５）はケーシング（２）と支持体（３）との間
   にある軸線（４）の上に配設されている、請求項１）に
   記載の装置。 ６）軸線（４）上にレバー（２３）を支承してあり、こ
   のレバーは一本のボルト（２０）に連結されており、こ
   のボルト上には阻止部材（２１）を配設してある、請求
   項（５）に記載の装置。 ７）操作部材（１３）が連接棒（１９）よにってボルト
   （２０）に連結されていて、ボルト（２０）をレバー（
   ２３）及び支持体（３）に配設されたストッパー（２４
   ）の間の阻止部材（２１）と共に支持部材（５）の回転
   支承点を中心に回動させる、請求項６）に記載の装置。 ８）操作部材（１３）が出発位置から出て或る方向に働
   き、その方向と反対方向に作動するばね（２５）によっ
   て出発位置に戻るように構成した、請求項７）に記載の
   装置。 ９）操作部材（１３）の出発位置は選択レバー（１）を
   阻止しない、阻止部材（２１）の位置である、請求項８
   ）に記載の装置。 １０）操作部材（１３）がリフチングマグネット（１４
   ）または空気式或いは液圧要素である、請求項１）〜９
   ）の何れか一に記載の装置。 １１）操作部材（１３）が二方向に作用するリフチング
   マグネット（１４）である、請求項７）に記載の装置。 １２）操作部材（１３）がブレーキの操作によって解除
   されるように構成した、請求項１）または８）に記載の
   装置。 １３）選択レバーを案内する連結リンクを備え、連結リ
   ンクは少なくとも２つの切り換え路を有し、これらの切
   り換え路の間で選択レバーが回動可能であり、１つの切
   り換え路は自動駆動装置では通常である切り換え位置を
   有する自動切り換え路であり、第二の切り換え路中では
   個々の前進段を手動で切り換えることができる、請求項
   １）に記載の装置において、阻止装置が選択レバー（１
   ）の回動の後自動路中でのみ作用するように構成した装
   置。