JPH08175329A - イグニッションキーのインターロック機構 - Google Patents

イグニッションキーのインターロック機構

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Publication number
JPH08175329A
JPH08175329A JP32611694A JP32611694A JPH08175329A JP H08175329 A JPH08175329 A JP H08175329A JP 32611694 A JP32611694 A JP 32611694A JP 32611694 A JP32611694 A JP 32611694A JP H08175329 A JPH08175329 A JP H08175329A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder lock
plunger
solenoid
lock rotor
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP32611694A
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English (en)
Inventor
Hiroo Shirasawa
博郎 白澤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな制御電流にて実施し得るソレノイドを
用いたインターロック機構を提供すること。 【構成】 ハウジング11に回動及び押し込み操作可能
に設けたシリンダ錠ロータ22と、ハウジング11に回
動可能かつ軸方向移動不能に設けられシリンダ錠ロータ
22と一体的に回動するカムシャフト12と、電磁コイ
ル32,コア33,プランジャ34,スプリング35を
備えてハウジング11に組付けたソレノイド30と、プ
ランジャ34とシリンダ錠ロータ22間に軸方向へ移動
可能に組付けられプランジャ34と共に軸方向へ移動可
能で規制可能位置にてカムシャフト12のロック位置へ
の回動を規制する規制部材40と、規制部材40とシリ
ンダ錠ロータ22間に介装され規制部材40とプランジ
ャ34をソレノイドのスプリング35に抗して付勢する
第2のスプリング50を備えたインターロック機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車において採用さ
れるイグニッションキーのインターロック機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】イグニッションキーのインターロック機
構は、特定の状態(例えば、自動変速機を装備した自動
車においてシフトポジションがPレンジとされている状
態、或いは全ての自動車において駐車ブレーキ装置が操
作されている状態)以外ではイグニッションキーがLO
CK位置(ステアリングシャフトを回転不能に固定する
位置)に操作できないようにするためのものであり、そ
の一つが特公昭53−45573号公報に示されてお
り、その一実施例としてソレノイドを用いて、同ソレノ
イドへの通電により当該インターロック機構を解除させ
てイグニッションキーをLOCK位置に回動可能とし、
またソレノイドの非通電時にスプリングにより当該イン
ターロック機構を作動状態に保持してイグニッションキ
ーをLOCK位置に回動不能とした実施例が開示されて
いる。また、実開平1−87061号公報には、イグニ
ッションキーが差し込まれた状態で回動及び押し込み操
作可能なシリンダ錠ロータの動きを利用して当該インタ
ーロック機構を作動・解除させるようにした実施例が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したソ
レノイドを用いたインターロック機構は、構成がシンプ
ルであるといった利点があるものの、ソレノイドの非通
電時、ソレノイドのプランジャがスプリングによってコ
アから離間した状態に保持されているため、ソレノイド
の通電開始時には離間したプランジャとコア間にスプリ
ングの付勢力より大きな吸引力を生じさせるための大き
な制御電流が必要である。本発明は、上記した問題に対
処すべくなされたものであり、その目的は小さな制御電
流にて実施し得るソレノイドを用いたインターロック機
構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、イグニッションキーが差し
込まれた状態でハウジングに回動及び押し込み操作可能
に設けられたシリンダ錠ロータと、このシリンダ錠ロー
タに同軸的に配置され前記ハウジングに回動可能かつ軸
方向移動不能に設けられて前記シリンダ錠ロータと一体
的に回動するカムシャフトと、電磁コイルに対して同軸
的かつ軸方向へ移動可能に組付けられたプランジャと同
プランジャを前記シリンダ錠ロータ側へ向けて付勢する
スプリングを備えて前記プランジャが前記カムシャフト
に対して略平行となるように前記ハウジングに組付けら
れたソレノイドと、このソレノイドの前記プランジャと
前記シリンダ錠ロータ間に軸方向へ移動可能に組付けら
れて前記プランジャとともに軸方向へ移動可能で規制可
能位置にて前記カムシャフトのロック位置への回動を規
制する規制部材と、この規制部材と前記シリンダ錠ロー
タ間に介装されて前記規制部材と前記プランジャを前記
ソレノイドのスプリングに抗して付勢する第2のスプリ
ングとを備えて、前記シリンダ錠ロータが押し込まれて
いない状態では前記プランジャが前記シリンダ錠ロータ
側へ近接した状態に保持されるとともに前記規制部材が
規制可能位置に保持され、また前記ソレノイドの非通電
状態にて前記シリンダ錠ロータが押し込まれた状態では
付勢力が増大した前記第2のスプリングにより前記規制
部材及び前記プランジャが前記ソレノイドのスプリング
に抗して押動されて前記プランジャが前記シリンダ錠ロ
ータ側から離間した状態に保持されるとともに前記規制
部材が規制不能位置に保持され、更に前記ソレノイドの
通電状態にて前記シリンダ錠ロータが押し込まれた状態
では付勢力が増大した前記第2のスプリングに抗して前
記プランジャに生じる保持力と前記ソレノイドのスプリ
ングによる付勢力が作用して前記規制部材及び前記プラ
ンジャが押動を阻止されるようにした。
【0005】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明によ
るイグニッションキーのインターロック機構において
は、シリンダ錠ロータが押し込まれていない状態では、
プランジャがシリンダ錠ロータ側へ近接した状態に保持
されるとともに規制部材が規制可能位置に保持されるた
め、カムシャフトが規制部材によってロック位置への回
動を規制されることによりシリンダ錠ロータのLOCK
位置への回動が規制される。また、ソレノイドの非通電
状態にてシリンダ錠ロータが押し込まれた状態では、シ
リンダ錠ロータが押し込まれることにより付勢力が増大
した第2のスプリングにより規制部材及びプランジャが
ソレノイドのスプリングに抗して押動されて、プランジ
ャがシリンダ錠ロータ側から離間した状態に保持される
とともに規制部材が規制不能位置に保持されるため、か
かる状態ではカムシャフトが規制部材によって回動を規
制されることはなく、シリンダ錠ロータのLOCK位置
への回動は可能である。更に、ソレノイドの通電状態に
てシリンダ錠ロータが押し込まれた状態では、付勢力が
増大した第2のスプリングに抗してプランジャに生じる
所定の保持力とソレノイドのスプリングによる付勢力が
作用して規制部材及びプランジャが押動を阻止される。
このため、ソレノイドの通電状態では、シリンダ錠ロー
タが押し込まれても、シリンダ錠ロータと規制部材間に
て第2のスプリングが圧縮変形するだけで規制部材及び
プランジャは軸方向に移動せず、カムシャフトは規制可
能位置に保持されている規制部材によってロック位置へ
の回動を規制されることとなり、シリンダ錠ロータのL
OCK位置への回動が規制される。したがって、特定の
状態ではソレノイドが非通電状態に維持され、また特定
の状態以外ではソレノイドが通電状態に維持されるよう
に制御すれば、特定の状態にてシリンダ錠ロータを押し
込んだ場合にのみ、シリンダ錠ロータをLOCK位置へ
回動することができる。
【0006】ところで、本発明によるイグニッションキ
ーのインターロック機構においては、シリンダ錠ロータ
が押し込まれていない状態では、プランジャがシリンダ
錠ロータ側へ近接した状態に保持されていて、かかる状
態にてソレノイドへの通電・非通電が特定の状態か否か
に応じて切り換えられるものであり、ソレノイドへの通
電開始時にはプランジャがシリンダ錠ロータ側へ近接し
た状態にあって、ソレノイドへの通電によってプランジ
ャに生じる保持力が規制部材及びプランジャの軸方向移
動を規制する位置保持力として機能しているため、ソレ
ノイドへの通電開始時から小さな制御電流を付与するこ
とによってプランジャに所定の保持力を生じさせること
ができ、省電力化を図ることができるとともに、ソレノ
イドの小型化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明によるイグニッションキーのイ
ンターロック機構を示していて、ステアリングシャフト
を回転自在に支持するコラムチューブ(共に図示省略)
に一体的に形成したハウジング11にはシリンダ錠20
とソレノイド30が組付けられている。シリンダ錠20
は、ハウジング11に一体的に組付けられたシリンダ本
体21と、このシリンダ本体21に回転及び軸方向へ移
動可能に組付けられたシリンダ錠ロータ22を備えてい
て、シリンダ錠ロータ22は図示のごとくイグニッショ
ンキー23が差し込まれた状態で回動及び押し込み操作
可能となっている。なお、イグニッションキー23は図
2に示したLOCK位置においてのみシリンダ錠ロータ
22に抜き差し可能となっている。また、シリンダ錠ロ
ータ22はクリップ24を用いて組付けた環状プレート
25によって抜け止めされている。
【0008】また、シリンダ錠ロータ22に対してカム
シャフト12が同軸的に配置されている。カムシャフト
12は、ハウジング11に回動可能かつ軸方向移動不能
に設けられていて、シリンダ錠ロータ22に一体的に設
けたトルク伝達プレート26を介してシリンダ錠ロータ
22に連結されており、シリンダ錠ロータ22と一体的
に回動するようになっている。また、カムシャフト12
は、図示を省略した部位にて、ステアリングシャフトを
回転不能に固定するためのロックバー(図示省略)に連
結されるとともに、イグニッションスイッチ(図示省
略)に連結されていて、イグニッションキー23によっ
てシリンダ錠ロータ22が回動操作されるのに伴って回
動して、上記したロックバーとイグニッションスイッチ
を公知のように作動させるようになっている。なお、カ
ムシャフト12とトルク伝達プレート26間には、シリ
ンダ錠ロータ22をハウジング11外に向けて付勢する
スプリング13が介装されている。
【0009】ソレノイド30は、ケーシング31に組付
けた電磁コイル32及びコア33に対して同軸的かつ軸
方向へ移動可能に組付けられたプランジャ34と、この
プランジャ34をコア33(シリンダ錠ロータ22側)
に向けて付勢するスプリング35を備えていて、プラン
ジャ34がカムシャフト12に対して略平行となるよう
に配置されており、ケーシング31にてハウジング11
に組付けられている。プランジャ34のロッド部34a
はコア33及びケーシング31を貫通してシリンダ錠2
0側に突出しており、このロッド部34aの先端とシリ
ンダ錠ロータ22に組付けた環状プレート25間には、
カムシャフト12の回動を規制する規制部材としてのス
トッパ40が組付けられるとともに、このストッパ40
とプランジャ34をスプリング35に抗して付勢するス
プリング50が組付けられている。
【0010】ストッパ40は、プランジャ34のロッド
部34a先端に一体的に固着されていて、プランジャ3
4と一体的にプランジャ軸方向へ移動可能かつプランジ
ャ軸回りに回動不能(かかる構成は、例えばストッパ4
0の一部をハウジング11に摺動可能に係合させて回動
不能とするか、プランジャ34を電磁コイル32及びコ
ア33に対して回動不能とすることにより可能である)
であり、図1に示した規制可能位置にある場合にはカム
シャフト12の係合部12aと係脱可能で同カムシャフ
ト12と係合して同カムシャフト12のロック位置への
回動(シリンダ錠ロータ22の図2に示したACC位置
からLOCK位置への回動に相当する)を規制するよう
になっている。なお、ストッパ40は、シリンダ錠ロー
タ22が図2に示したACC位置からON位置を含むS
TART位置までの間で回動されるときには、図1に示
した規制可能位置にある場合でもカムシャフト12の回
動を許容するようになっており、このためにカムシャフ
ト12にストッパ40との相対回転を許容する切欠(図
示省略)が回転方向に設けられている。
【0011】スプリング50は、ソレノイド30のスプ
リング35よりばね定数の大きいスプリングであり、一
端にてストッパ40に固着されるとともに他端にてシリ
ンダ錠ロータ22に組付けた環状プレート25に回転方
向にて摺動可能に当接していて、図1に示したようにシ
リンダ錠ロータ22が押し込まれていない状態では、ソ
レノイドのスプリング35と協同してプランジャ34を
コア33に近接または当接した状態に保持するとともに
ストッパ40を規制可能位置に保持し、またソレノイド
30の非通電状態にてシリンダ錠ロータ22が押し込ま
れた状態では、環状プレート25によって押動されて圧
縮されることにより付勢力が増大して、ストッパ40及
びプランジャ34をソレノイドのスプリング35に抗し
て押動してプランジャ34をコア33から離間した状態
に保持するとともにストッパ40をカムシャフト12の
係合部12aから軸方向に離間した規制不能位置に保持
し、更にソレノイド30の通電状態にてシリンダ錠ロー
タ22が押し込まれた状態では、環状プレート25によ
って押動されて圧縮されることにより付勢力が増大する
ものの、その付勢力がプランジャ34とコア33間に生
じる吸引力(プランジャ34に生じる保持力)とソレノ
イドのスプリング35による付勢力の合力以上とはなら
ず、ストッパ40及びプランジャ34を軸方向に押動し
ないようになっている。
【0012】上記のように構成した本実施例のイグニッ
ションキーのインターロック機構においては、シリンダ
錠ロータ22が押し込まれていない状態では、両スプリ
ング35,50の協同作用により、図1に示したよう
に、プランジャ34がコア33に近接または当接した状
態に保持されるとともに、ストッパ40が規制可能位置
に保持されるため、カムシャフト12がストッパ40に
よってロック位置への回動を規制されることによりシリ
ンダ錠ロータ22のLOCK位置への回動が規制され
る。
【0013】また、ソレノイド30の非通電状態にてシ
リンダ錠ロータ22が押し込まれた状態では、図3に示
したように、シリンダ錠ロータ22が押し込まれること
により、スプリング50が環状プレート25によって押
動されて圧縮され、その付勢力が増大する。このため、
付勢力が増大したスプリング50によりストッパ40及
びプランジャ34がソレノイドのスプリング35に抗し
て押動されて、プランジャ34がコア33から離間した
状態に保持されるとともにストッパ40が規制不能位置
に保持されるため、かかる状態ではカムシャフト12が
ストッパ40によって回動を規制されることはなく、シ
リンダ錠ロータ22のACC位置からLOCK位置への
回動は可能である。
【0014】更に、ソレノイド30の通電状態にてシリ
ンダ錠ロータ22が押し込まれた状態では、図4に示し
たように、スプリング50が環状プレート25によって
押動されて圧縮され、その付勢力が増大するものの、ス
プリング50の増大した付勢力はプランジャ34とコア
33間に生じる所定の吸引力とソレノイドのスプリング
35による付勢力の合力以上とはならないため、ストッ
パ40及びプランジャ34はプランジャ34とコア33
間に生じる所定の吸引力とソレノイドのスプリング35
による付勢力により押動を阻止される。このため、ソレ
ノイド30の通電状態では、シリンダ錠ロータ22が押
し込まれても、シリンダ錠ロータ22とストッパ40間
にてスプリング50が圧縮変形するだけでストッパ40
及びプランジャ34は軸方向に移動せず、カムシャフト
12は規制可能位置に保持されているストッパ40によ
ってロック位置への回動を規制されることとなり、シリ
ンダ錠ロータ22のLOCK位置への回動が規制され
る。
【0015】したがって、特定の状態(例えば、自動変
速機を装備した自動車においてシフトポジションがPレ
ンジとされている状態、或いは全ての自動車において駐
車ブレーキ装置が操作されている状態)ではソレノイド
30が非通電状態に維持され、また特定の状態以外では
ソレノイド30が通電状態に維持されるように制御すれ
ば、特定の状態にてシリンダ錠ロータ22を押し込んだ
場合にのみ、シリンダ錠ロータ22をLOCK位置へ回
動することができる。なお、シリンダ錠ロータ22をL
OCK位置へ回動した状態でイグニッションキー23を
抜き取ると、シリンダ錠ロータ22は両スプリング1
3,50によって図1に示した位置まで戻された状態に
保持されるものの、ストッパ40及びプランジャ34は
ソレノイドのスプリング35により押されて図1の状態
に戻ろうとするが、ストッパ40がカムシャフト12に
おける係合部12aの端面に当接するため、ストッパ4
0及びプランジャ34はストッパ40がカムシャフト1
2の係合部12aに係合せずカムシャフト12が回動を
規制されない状態(この状態は、イグニッションキー2
3を差し込んでシリンダ錠ロータ22を押し込むことな
くLOCK位置からACC位置に回動することができる
状態である)に保持される。
【0016】ところで、本実施例のイグニッションキー
のインターロック機構においては、図1に示したように
シリンダ錠ロータ22が押し込まれていない状態では、
プランジャ34がコア33に近接または当接した状態に
保持されていて、かかる状態にてソレノイド30への通
電・非通電が特定の状態か否かに応じて切り換えられる
ものであり、ソレノイド30への通電開始時にはプラン
ジャ34がコア33に近接または当接した状態にあっ
て、ソレノイド30への通電によってプランジャ34と
コア33間に生じる吸引力がストッパ40及びプランジ
ャ34の軸方向移動を規制する位置保持力として機能し
ているため、ソレノイド30への通電開始時から小さな
制御電流を付与することによってプランジャ34とコア
33間に所定の吸引力を生じさせることができ、省電力
化を図ることができるとともに、ソレノイド30の小型
化を図ることができる。
【0017】上記実施例においては、ストッパ40をプ
ランジャ34のロッド部34a先端に一体的に固着して
実施したが、図5にて示したように、ストッパ40をカ
ムシャフト12に軸方向へ摺動可能かつ一体回転可能に
組付け、このストッパ40をプランジャ34のロッド部
34a先端に回転方向にて摺動可能に当接させて実施す
ることも可能である。図5に示したストッパ40は、図
示規制可能位置にある場合、ハウジング11に一体的に
形成した突起11aと係脱可能でカムシャフト12のロ
ック位置への回動を規制するようになっている。また、
図5に示したストッパ40には、図示規制可能位置にて
シリンダ錠ロータ22のACC位置からSTART位置
間での回動を許容する切欠(図示省略)が回転方向に設
けられている。また、図5に示したスプリング50は、
一端にてストッパ40に固定されるとともに他端にて環
状プレート25に固定されていて、シリンダ錠ロータ2
2,カムシャフト12及びストッパ40等と一体的に回
転するようになっている。なお、図5に示したインター
ロック機構の他の構成は、図1に示した実施例の構成と
実質的に同じであるため、同一符号を付してその説明は
省略する。
【0018】ところで、図5に示したインターロック機
構においては、ソレノイド30の非通電状態にてシリン
ダ錠ロータ22が押し込まれた場合、図6に示したよう
に、シリンダ錠ロータ22が押し込まれることにより、
スプリング50が環状プレート25によって押動されて
圧縮され、その付勢力が増大する。このため、付勢力が
増大したスプリング50によりストッパ40及びプラン
ジャ34がソレノイドのスプリング35に抗して押動さ
れて、プランジャ34がコア33から離間した状態に保
持されるとともにストッパ40が規制不能位置に保持さ
れるため、かかる状態ではカムシャフト12がストッパ
40によって回動を規制されることはなく、シリンダ錠
ロータ22のACC位置からLOCK位置への回動は可
能である。また、ソレノイド30の通電状態にてシリン
ダ錠ロータ22が押し込まれた状態では、図7に示した
ように、スプリング50が環状プレート25によって押
動されて圧縮され、その付勢力が増大するものの、スプ
リング50の増大した付勢力はプランジャ34とコア3
3間に生じる所定の吸引力とソレノイドのスプリング3
5による付勢力の合力以上とはならないため、ストッパ
40及びプランジャ34はプランジャ34とコア33間
に生じる所定の吸引力とソレノイドのスプリング35に
よる付勢力により押動を阻止される。したがって、図5
に示したインターロック機構においても、図1〜図4に
示した上記実施例と同様の作用効果が期待できる。
【0019】また、上記各実施例においては、カムシャ
フト12とトルク伝達プレート26間にシリンダ錠ロー
タ22を戻すためのスプリング13を介装して実施した
が、このスプリング13の機能はストッパ40と環状プ
レート25間に介装したスプリング50が兼ね備えてい
るため、スプリング13を無くして実施することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるイグニッションキーのインター
ロック機構の一実施例を示す断面図である。
【図2】 図1に示したシリンダ錠の側面図である。
【図3】 図1に示したインターロック機構のソレノイ
ド非通電状態の作動説明図である。
【図4】 図1に示したインターロック機構のソレノイ
ド通電状態の作動説明図である。
【図5】 本発明によるイグニッションキーのインター
ロック機構の他の実施例を示す要部断面図である。
【図6】 図5に示したインターロック機構のソレノイ
ド非通電状態の作動説明図である。
【図7】 図5に示したインターロック機構のソレノイ
ド通電状態の作動説明図である。
【符号の説明】
11…ハウジング、12…カムシャフト、20…シリン
ダ錠、21…シリンダ錠ハウジング、22…シリンダ錠
ロータ、23…イグニッションキー、30…ソレノイ
ド、31…ケーシング、32…電磁コイル、33…コ
ア、34…プランジャ、35…スプリング、40…スト
ッパ(規制部材)、50…第2のスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イグニッションキーが差し込まれた状態
    でハウジングに回動及び押し込み操作可能に設けられた
    シリンダ錠ロータと、このシリンダ錠ロータに同軸的に
    配置され前記ハウジングに回動可能かつ軸方向移動不能
    に設けられて前記シリンダ錠ロータと一体的に回動する
    カムシャフトと、電磁コイルに対して同軸的かつ軸方向
    へ移動可能に組付けられたプランジャと同プランジャを
    前記シリンダ錠ロータ側へ向けて付勢するスプリングを
    備えて前記プランジャが前記カムシャフトに対して略平
    行となるように前記ハウジングに組付けられたソレノイ
    ドと、このソレノイドの前記プランジャと前記シリンダ
    錠ロータ間に軸方向へ移動可能に組付けられて前記プラ
    ンジャとともに軸方向へ移動可能で規制可能位置にて前
    記カムシャフトのロック位置への回動を規制する規制部
    材と、この規制部材と前記シリンダ錠ロータ間に介装さ
    れて前記規制部材と前記プランジャを前記ソレノイドの
    スプリングに抗して付勢する第2のスプリングとを備え
    て、前記シリンダ錠ロータが押し込まれていない状態で
    は前記プランジャが前記シリンダ錠ロータ側へ近接した
    状態に保持されるとともに前記規制部材が規制可能位置
    に保持され、また前記ソレノイドの非通電状態にて前記
    シリンダ錠ロータが押し込まれた状態では付勢力が増大
    した前記第2のスプリングにより前記規制部材及び前記
    プランジャが前記ソレノイドのスプリングに抗して押動
    されて前記プランジャが前記シリンダ錠ロータ側から離
    間した状態に保持されるとともに前記規制部材が規制不
    能位置に保持され、更に前記ソレノイドの通電状態にて
    前記シリンダ錠ロータが押し込まれた状態では付勢力が
    増大した前記第2のスプリングに抗して前記プランジャ
    に生じる保持力と前記ソレノイドのスプリングによる付
    勢力が作用して前記規制部材及び前記プランジャが押動
    を阻止されるようにしたイグニッションキーのインター
    ロック機構。
JP32611694A 1994-12-27 1994-12-27 イグニッションキーのインターロック機構 Pending JPH08175329A (ja)

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CN105756431A (zh) * 2016-04-15 2016-07-13 武汉普林光通科技有限公司 具有自动开锁功能的安全电子锁

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