JPH0242815Y2 - - Google Patents
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- JPH0242815Y2 JPH0242815Y2 JP1982018212U JP1821282U JPH0242815Y2 JP H0242815 Y2 JPH0242815 Y2 JP H0242815Y2 JP 1982018212 U JP1982018212 U JP 1982018212U JP 1821282 U JP1821282 U JP 1821282U JP H0242815 Y2 JPH0242815 Y2 JP H0242815Y2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建築、構築物の内、外装材として有用
なサイデイングボード(以下、単にボードとい
う)に関する。特に鉄系の金属を用いた主体に酸
化剤、難燃剤等の1種以上が成分として含まれる
断熱材を充填した際に生ずる主体裏面の錆を防止
したボードに係る。
なサイデイングボード(以下、単にボードとい
う)に関する。特に鉄系の金属を用いた主体に酸
化剤、難燃剤等の1種以上が成分として含まれる
断熱材を充填した際に生ずる主体裏面の錆を防止
したボードに係る。
以下に図面に用いて本考案に係るボードの一実
施例について詳細に説明する。第1図a〜eは上
記ボードの代表的な一例を示す斜視図であり、図
において、1は主体で、例えば第2図a,bに示
すように金属製薄板を成形し、長方形状の化粧面
2とその両側端縁を下方に折り曲げた側壁3,4
とで形成した凹状部5と、上記側壁3の下縁を外
側方に突出した差込縁6を有する雄型連結部7
と、他側壁4の途中を内側方に折り曲げ、再び外
側方に屈曲して形成したU字状の係合溝8と、そ
の下縁9を外側方へ突出した延長部10とからな
る雌型連結部11を必要に応じて形成した突条1
2と舌片13,14とから構成されるものであ
る。この素材としては亜鉛鉄板、カラー鋼板、塩
ビ鋼板、銅板、アルミニウム板等の1種からなる
と共に、少なくとも下縁9と延長部10の裏面1
0aには防錆処置15が施されたものである。防
錆処置15としては、例えば第3図a〜eに示す
ようなものである。すなわち、a図は裏面10a
に耐酸、耐アルカリ、もしくは難燃剤に対する耐
食塗膜16を設けた場合であり、b図は上記性能
を具備するフイルム17を接着、もしくは熱融着
するものである。c図は後記する防水シート26
の端部を裏面10aにまで延長した場合であり、
d図は前記の性能を有する接着剤18を被着させ
た場合である。e図はd図において接着剤18上
にシート状物19を接着した場合である。21は
可燃性フオーム(以下単にフオームという)、例
えばポリウレタンフオーム、ポリスチレンフオー
ム、ポリエチレンフオーム等の1種からなるもの
であり、主に断熱材、裏打材、クツシヨン材、防
水材、防湿材、および接着剤として機能するもの
である。これは凹状部5に種々の方法により充填
するものである。すなわち、第1図aは凹状部5
にフオーム21の原料を吐出し、発泡接着し、硬
化させた構造の場合であり、b図は凹状部5にフ
オーム21を充填すると共に、後記する防水シー
ト26の1端を雄型連結部7の挾持用突起3aと
延長部10の裏面10aの一部分を被覆するよう
に介在させた場合である。また、c図は上記a,
bのようにフオーム21を所定の形状に成形、あ
るいは硬化した場合のフオーム21と異なり、フ
オーム21をフリー発泡状態の背面、あるいはフ
オーム21の原料が発泡途中に後記するフエノー
ルフオーム25を積層する構造とした場合であ
る。第1図dはフオーム21を凹状部5に充填す
ると共に、その背面を面材22で被覆し、面材2
2に防水シート26の一端縁を接着剤24を介し
て固着した場合である。なお、c,d図における
23,24は接着剤であるが、例えばフオーム2
1の一部が流出して上記接着剤23,24と同様
の機能をこの流出フオーム21に兼ねさせた構造
とした場合も含むものである。勿論、接着剤2
3,24の分布は裏面10aの全面に均一分布す
る場合だけでなく、部分的に存在してもよいし、
差込縁6の背面部6aには必要に応じて設けるも
のである。25はフエノールフオームで膨出部と
して機能するものであり、主にフオーム21の背
面のうちで、特に雄型連結部7近傍を△Wの範囲
だけ除いた全面と下縁9、および延長部10の背
面に一体に厚さHで積層するものである。このフ
エノールフオーム25はボードの耐火耐熱性向
上、および低発煙化のために積層したものであ
る。またフエノールフオーム25をフオーム21
の背面、および延長部10の裏面10aの防錆処
置15に積層したのは主体1がフエノールフオー
ム25の硬化剤成分、ホルマリン成分による腐食
を防止するためである。26は防水シートで主と
してフエノールフオーム25の2側面と1背面、
およびフオーム21の背面の一部を被覆するもの
であり、例えばクラフト紙、アスベスト紙、防水
処理したクラフト紙、防水処理したアスベスト
紙、金属箔(Al、Pb、Cu)、ガラス繊維不織布、
合成樹脂シート、およびこれらの1種以上をラミ
ネートしたシート状物からなるものである。27
は窪み部で雄型連結部7の差込縁6の長さと係合
溝8から舌片14までの長さl1,l2によつて定ま
るものである。
施例について詳細に説明する。第1図a〜eは上
記ボードの代表的な一例を示す斜視図であり、図
において、1は主体で、例えば第2図a,bに示
すように金属製薄板を成形し、長方形状の化粧面
2とその両側端縁を下方に折り曲げた側壁3,4
とで形成した凹状部5と、上記側壁3の下縁を外
側方に突出した差込縁6を有する雄型連結部7
と、他側壁4の途中を内側方に折り曲げ、再び外
側方に屈曲して形成したU字状の係合溝8と、そ
の下縁9を外側方へ突出した延長部10とからな
る雌型連結部11を必要に応じて形成した突条1
2と舌片13,14とから構成されるものであ
る。この素材としては亜鉛鉄板、カラー鋼板、塩
ビ鋼板、銅板、アルミニウム板等の1種からなる
と共に、少なくとも下縁9と延長部10の裏面1
0aには防錆処置15が施されたものである。防
錆処置15としては、例えば第3図a〜eに示す
ようなものである。すなわち、a図は裏面10a
に耐酸、耐アルカリ、もしくは難燃剤に対する耐
食塗膜16を設けた場合であり、b図は上記性能
を具備するフイルム17を接着、もしくは熱融着
するものである。c図は後記する防水シート26
の端部を裏面10aにまで延長した場合であり、
d図は前記の性能を有する接着剤18を被着させ
た場合である。e図はd図において接着剤18上
にシート状物19を接着した場合である。21は
可燃性フオーム(以下単にフオームという)、例
えばポリウレタンフオーム、ポリスチレンフオー
ム、ポリエチレンフオーム等の1種からなるもの
であり、主に断熱材、裏打材、クツシヨン材、防
水材、防湿材、および接着剤として機能するもの
である。これは凹状部5に種々の方法により充填
するものである。すなわち、第1図aは凹状部5
にフオーム21の原料を吐出し、発泡接着し、硬
化させた構造の場合であり、b図は凹状部5にフ
オーム21を充填すると共に、後記する防水シー
ト26の1端を雄型連結部7の挾持用突起3aと
延長部10の裏面10aの一部分を被覆するよう
に介在させた場合である。また、c図は上記a,
bのようにフオーム21を所定の形状に成形、あ
るいは硬化した場合のフオーム21と異なり、フ
オーム21をフリー発泡状態の背面、あるいはフ
オーム21の原料が発泡途中に後記するフエノー
ルフオーム25を積層する構造とした場合であ
る。第1図dはフオーム21を凹状部5に充填す
ると共に、その背面を面材22で被覆し、面材2
2に防水シート26の一端縁を接着剤24を介し
て固着した場合である。なお、c,d図における
23,24は接着剤であるが、例えばフオーム2
1の一部が流出して上記接着剤23,24と同様
の機能をこの流出フオーム21に兼ねさせた構造
とした場合も含むものである。勿論、接着剤2
3,24の分布は裏面10aの全面に均一分布す
る場合だけでなく、部分的に存在してもよいし、
差込縁6の背面部6aには必要に応じて設けるも
のである。25はフエノールフオームで膨出部と
して機能するものであり、主にフオーム21の背
面のうちで、特に雄型連結部7近傍を△Wの範囲
だけ除いた全面と下縁9、および延長部10の背
面に一体に厚さHで積層するものである。このフ
エノールフオーム25はボードの耐火耐熱性向
上、および低発煙化のために積層したものであ
る。またフエノールフオーム25をフオーム21
の背面、および延長部10の裏面10aの防錆処
置15に積層したのは主体1がフエノールフオー
ム25の硬化剤成分、ホルマリン成分による腐食
を防止するためである。26は防水シートで主と
してフエノールフオーム25の2側面と1背面、
およびフオーム21の背面の一部を被覆するもの
であり、例えばクラフト紙、アスベスト紙、防水
処理したクラフト紙、防水処理したアスベスト
紙、金属箔(Al、Pb、Cu)、ガラス繊維不織布、
合成樹脂シート、およびこれらの1種以上をラミ
ネートしたシート状物からなるものである。27
は窪み部で雄型連結部7の差込縁6の長さと係合
溝8から舌片14までの長さl1,l2によつて定ま
るものである。
以上説明したのは本考案に係るボードの一実施
例にすぎず、フオーム21、フエノールフオーム
25にパーライト粒、シラスバルーン、マイクロ
バルーン、ガラスバルーン、スチレンビーズ、珪
砂等の骨材の1種以上を添加したり、硼砂、メタ
硼酸ソーダ等の防火剤を添加した構造のフオーム
21、フエノールフオーム25とすることもでき
る。
例にすぎず、フオーム21、フエノールフオーム
25にパーライト粒、シラスバルーン、マイクロ
バルーン、ガラスバルーン、スチレンビーズ、珪
砂等の骨材の1種以上を添加したり、硼砂、メタ
硼酸ソーダ等の防火剤を添加した構造のフオーム
21、フエノールフオーム25とすることもでき
る。
上述したように本考案に係るボードによれば金
属製の主体の凹状部に可燃性フオームを形成し、
延長部裏面に防錆処置を施してフエノールフオー
ムを形成したため、金属製の主体がフエノールフ
オームの強酸により発錆することがないと共に、
フエノールフオームの耐火、耐熱性、および低発
煙性を有効に利用できる特徴がある。また、金属
製の主体の凹状部に廉価な可燃性フオーム、その
下層に高価なフエノールフオームを形成して芯材
を2層にしたため、フエノールフオーム単体を芯
材として使用したボードに比較して、耐火、耐熱
性を低下させることなく低コストのボードとなる
利点がある。その他、防水シートを使用したた
め、結露水、湿気がボードの裏面に貯留すること
がなく、可燃性フオーム、フエノールフオーム2
5の組織を破壊したり、構成部材を腐食するよう
なおそれもない特徴がある。
属製の主体の凹状部に可燃性フオームを形成し、
延長部裏面に防錆処置を施してフエノールフオー
ムを形成したため、金属製の主体がフエノールフ
オームの強酸により発錆することがないと共に、
フエノールフオームの耐火、耐熱性、および低発
煙性を有効に利用できる特徴がある。また、金属
製の主体の凹状部に廉価な可燃性フオーム、その
下層に高価なフエノールフオームを形成して芯材
を2層にしたため、フエノールフオーム単体を芯
材として使用したボードに比較して、耐火、耐熱
性を低下させることなく低コストのボードとなる
利点がある。その他、防水シートを使用したた
め、結露水、湿気がボードの裏面に貯留すること
がなく、可燃性フオーム、フエノールフオーム2
5の組織を破壊したり、構成部材を腐食するよう
なおそれもない特徴がある。
第1図a〜dは本考案に係るサイデイングボー
ドの一実施例を示す斜視図、第2図a,bは上記
ボードの主体の一例を示す斜視図、第3図a〜e
は本考案に係る主体の所定部分に耐酸処理、防錆
処理を施した状態を示す説明図である。 1……主体、15……防錆処置、21……可燃
性フオーム、25……フエノールフオーム、26
……防水シート。
ドの一実施例を示す斜視図、第2図a,bは上記
ボードの主体の一例を示す斜視図、第3図a〜e
は本考案に係る主体の所定部分に耐酸処理、防錆
処理を施した状態を示す説明図である。 1……主体、15……防錆処置、21……可燃
性フオーム、25……フエノールフオーム、26
……防水シート。
Claims (1)
- 長方形状の化粧面と、該化粧面の両側端を下方
に屈曲して2側壁を形成して断面を凹状とし、上
記側壁の1端縁を外側方に突出して差込縁を有す
る雄型連結部を設け、他側壁の途中を内側方に屈
曲し、再び外側方に突出して断面U字状の係合溝
を形成し、該係合溝の下縁を外側方へ突出した延
長部を形成した雌型連結部を設け、該雌型連結部
の係合溝の下縁と延長部の裏面に防錆処置を施し
た金属製の主体と、該主体の凹状部に充填した可
燃性フオームと、該可燃性フオーム背面の雄型連
結部近傍の一部を除き、係合溝の下縁、延長部背
面に積層したフエノールフオームからなる膨出部
と、該膨出部の長手方向における全裏面と前記可
燃性フオームの雄型連結部近傍の背面とを防水シ
ートで被覆して一体に形成したことを特徴とする
サイデイングボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1821282U JPS58120331U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | サイデイングボ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1821282U JPS58120331U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | サイデイングボ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58120331U JPS58120331U (ja) | 1983-08-16 |
JPH0242815Y2 true JPH0242815Y2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=30030475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1821282U Granted JPS58120331U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | サイデイングボ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58120331U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5561660A (en) * | 1978-10-30 | 1980-05-09 | Takashi Ishikawa | Building panel |
JPS563908B2 (ja) * | 1975-06-18 | 1981-01-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6140812Y2 (ja) * | 1979-06-22 | 1986-11-20 |
-
1982
- 1982-02-10 JP JP1821282U patent/JPS58120331U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS563908B2 (ja) * | 1975-06-18 | 1981-01-27 | ||
JPS5561660A (en) * | 1978-10-30 | 1980-05-09 | Takashi Ishikawa | Building panel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58120331U (ja) | 1983-08-16 |