JPH0241749B2 - - Google Patents

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JPH0241749B2
JPH0241749B2 JP57004896A JP489682A JPH0241749B2 JP H0241749 B2 JPH0241749 B2 JP H0241749B2 JP 57004896 A JP57004896 A JP 57004896A JP 489682 A JP489682 A JP 489682A JP H0241749 B2 JPH0241749 B2 JP H0241749B2
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polymer
polymer chain
vinyl
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carbon atoms
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/12Developers with toner particles in liquid developer mixtures
    • G03G9/13Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by polymer components
    • G03G9/133Graft-or block polymers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Liquid Developers In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は電子写真法により形成された静電潜像
の現像に用いられる液体現像剤(以下液体トナー
という)に関する。 一般の液体トナーは、109ohm・cm以上の高い
電気抵抗と3以下の低い誘電率を有する脂肪族炭
化水素系溶剤中に着色剤と定着剤を含有して成る
トナー粒子を分散させたものであつて、通常、着
色剤として顔料又は染料、定着剤として天然又は
合成樹脂を夫々比較的少量の脂肪族炭化水素系溶
剤に混合し、この混合物を均一に練肉して不揮発
分が10%程度の濃縮トナーを調製し、次いでこの
濃縮トナーを不揮発分が1〜3%程度となるよう
に稀釈することによつて調製される。 液体トナー中のトナー粒子は、着色剤と定着剤
が相互に結合して一定の粒径(好ましくは0.1〜
1.0μ)を保ちつつ安定して分散していることが必
要であるが、定着剤として脂肪族炭化水素系溶剤
に可溶性の樹脂を用いる場合、濃縮トナーの状態
では特に問題が起らなくとも、これを脂肪族炭化
水素系溶剤で稀釈した液体トナーの状態では、保
存中に、トナー粒子から定着剤の樹脂成分が徐々
に脂肪族炭化水素系溶剤中に溶出する経時的変化
を起し、このために、トナー粒子の定着性、荷電
極性の制御が経時的に悪化する。更に、脂肪族炭
化水素系溶剤に可溶性の樹脂は、感光体表面に良
く接着する性質を有すため、このような樹脂を用
いた液体トナーを用いると、現像によつて感光体
表面に付着したトナー粒子の紙への転写率が低
く、このため、得られる複写画像の濃度が薄い。
更には、感光体表面に残つたトナー粒子をクリー
ニングブラシで除去する際、充分な除去ができな
いために複写画像に汚れが生じ易い。 一方、定着剤として脂肪族炭化水素系溶剤に不
溶性の樹脂を用いた液体トナーにおいては、トナ
ー粒子が不均一且つ粗くならざるを得ず、このた
め、分散安定性が悪く、保存中、トナー粒子の凝
集、沈降が起る。 この問題点を解決するために、特開昭55−
71713号公報、特開昭55−90521号公報等には、脂
肪族炭化水素系溶剤に可溶性の重合体と該溶剤に
不溶性の重合体とのグラフト重合体を定着剤とし
て用いる液体トナーが記載されている。 しかしながら、これらの液体トナーの定着剤と
して用いるグラフト重合体の脂肪族炭化水素系溶
剤に可溶性の重合体は、エステル化反応によつ
て、製造されるので、反応率が36〜52%と低く、
その結果、未反応のグリシジル基、水酸基及びカ
ルボキシル基の如き極性基がグラフト重合体中に
フリーの状態で残存する。 このフリーの状態で残存する極性基は、液体ト
ナーの「現像ムラ」の原因となる。この「現像ム
ラ」は、帯電制御剤を液体トナー中に添加するこ
とによつて、液体トナーの極性を制御することに
よつて解決することができる。 しかしながら、液体トナー中に帯電制御剤を過
剰に使用すると、画像濃度が低下する傾向にある
ことは、等業者によく知られている事実である。
従つて、画像濃度が低下することを防止するため
に、帯電制御剤の使用量が少量でも「現像ムラ」
のない液体トナーの提供が望まれている。 本発明は、上記したトナー粒子の樹脂溶出性、
転写性、クリーニング性及び分散安定性が改良さ
れ、かつ、帯電制御剤の使用量が少量でも「現像
ムラ」のない液体トナーを提供するものである。 本発明は、かかる液体トナーとして、脂肪族炭
化水素系溶剤中に定着剤と着色剤とを含有するト
ナー粒子を分散させて成る液体トナーにおいて、
前記定着剤として、 (1) (a) アクリル酸或いはメタクリル酸の炭素原
子数5以上のアルキルエステル、炭素原子数
5以上のアルキル基を有するカルボン酸のビ
ニルエステル及び不飽和ジカルボン酸の炭素
原子数5以上のモノ叉はジアルキルエステル
から成る群から選ばれるビニルモノマー(以
下、第1モノマー成分という。)及び (b) 水酸基を有するビニルモノマー(以下、第
2モノマー成分という。) を含有するビニルモノマー混合物を共重合させて
得られる前記溶剤に可溶性の水酸基を有するビニ
ル重合体より成る第1の高分子鎖30〜70重量部及
び (2) (a) 前記第2モノマー成分及び (b) 前記第1及び第2モノマー成分以外のビニ
ルモノマー を含有するビニルモノマー混合物を共重合させて
得られる前記溶剤に不溶性の水酸基を有するビニ
ル重合体70〜30重量部より成る第2の高分子鎖 とを2個以上のイソシアネート基を有する化合物
と反応させて得られるウレタン結合を介して相互
に結合した分子構造を有し、分子全体として前記
溶剤に不溶性の非ゲル状のグラフト重合体を用い
たことを特徴とする液体トナーを提供するもので
ある。 第1の高分子鎖を成す脂肪族炭化水素系溶剤に
可溶性のビニル重合体としては、重合体の構成モ
ノマー成分の40モル%以上が5以上の炭素原子を
有するアルキル基を含有する重合体を用いること
ができる。5以上の炭素原子数を有する。全アル
キル基に含まれる炭素原子数の総和を当該全アル
キル基数で除して算出される数が6以上となるよ
うな上記重合体は一層好適である。このような構
成モノマー成分からなる重合体は通常複写機が使
用される−30℃〜50℃の温度範囲で脂肪族炭化水
素系溶剤に可溶性である。 第2の高分子鎖を成す脂肪族炭化水素系溶剤に
不溶性のビニル重合体としては、重合体の構成モ
ノマー成分の60モル%以上が5以上の炭素原子数
を有するアルキル基を含有していない重合体を使
用することができる。このような構成モノマー成
分から成る重合体は−30℃〜50℃の温度範囲で脂
肪族炭化水素系溶剤に不溶性である。 本発明で定着剤として使用するグラフト重合体
は、上記の如き第1の高分子鎖と第2の高分子鎖
とがウレタン結合を介して相互に結合した分子構
造を有するものである。かかる分子構造を有する
重合体は、第1及び第2の高分子鎖中に夫々水酸
基を含有せしめ、それらの水酸基と分子中に2個
以上のイソシアネート基を有する化合物とを反応
させることにより得ることができる。 従つて、第1の高分子鎖を成すビニル重合体
は、5以上の炭素原子を有するアルキル基を含有
したビニルモノマー成分(以下第1モノマー成分
という)と水酸基を含有するビニルモノマー成分
(以下第2モノマー成分という)と更に必要に応
じて他の共重合可能なビニルモノマー成分(以下
第3モノマー成分という)とから製造することが
できる。 第2の高分子鎖を成すビニル重合体は、第2モ
ノマー成分と第3モノマー成分と更に必要に応じ
て第1モノマー成分とから製造することができ
る。 第1モノマー成分としては、例えば 式
【式】 (式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は5
以上の炭素原子を有するアルキル基を表わす。) で表わされるアクリル酸アルキルエステル或いは
メタクリル酸アルキルエステル、 或いは 式
【式】 (式中、R3は5以上の炭素原子を有するアル
キル基を表わす。) で表わされる飽和脂肪族ビニルエステル、 或は 式
【式】 (式中、R4は水素原子又は5以上の炭素原子
を有するアルキル基、R5は5以上の炭素原子を
有するアルキル基を表わす。) で表わされる不飽和ジカルボン酸のモノ又はジア
ルキルエステル等を使用することができる。 第2モノマー成分としては、例えば 式
【式】 (式中、R6は水素原子又はメチル基、R7は5
以下の炭素原子を有するアルキレン基を表わす。) で表わされるヒドロキシアルキルアクリレート又
はメタクリレートを使用することができる。 第3モノマー成分としては、第1及び第2モノ
マー成分と共重合可能なものであれば特に限定な
く各種のビニルモノマーを使用することができ
る。かかる第3モノマー成分としては、例えば、
アクリル酸又はメタクリル酸のメチル、エチル、
プロピル、ブチル、グリシジル、ジメチルアミノ
エチル、ジエチルアミノエチル、2−メトキシエ
チル、2−エトキシエチル、2−クロルエチルエ
ステル等;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、アトロピン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸及びこれらの無水物等;無
水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸及び
ヘキサヒドロ無水フタル酸のβ−アクリロキシエ
チル、β−メタクロキシエチルエステル等;アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルア
ミド等;ビニルメチルケトン、ビニルイソプロペ
ニルケトン等;N−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニ
ルインドール、N−ビニルピリジン等;スチレ
ン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、酢酸
ビニル等;マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロ
無水フタル酸、イタコン酸のモノ及びジ−メチ
ル、エチル、プロピル、ブチルエステル等を使用
することができる。 第1の高分子鎖と第2の高分子鎖とがウレタン
結合を介して相互に結合したグラフト重合体は、
脂肪族炭化水素系溶剤を反応力溶媒とし、この溶
媒中で次に述べる各反応を行なうことにより製造
することができる。 かかる反応溶媒としては、例えばヘキサン、ペ
ンタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカ
ン、ドデカンのほかエツソスタンダード石油社か
らアイソパーH、G、K、L、M等の商品名の下
に販売されている有機溶剤の如き100〜250℃の温
度範囲に沸点を有する各種の脂肪族炭化水素溶剤
を使用することができる。 かかる反応溶媒中で、第1の高分子鎖の構成モ
ノマー成分を重合させ、その後この重合体に含ま
れる水酸基に2個以上のイソシアネート基を有す
る化合物を反応せしめて遊離のイソシアネート基
を含有する重合体を中間体(以下単に中間体とい
う)として生成せしめ、該中間体の存在下で第2
の高分子鎖の構成モノマー成分を重合せしめるこ
とにより容易に達成することができる。このウレ
タン結合を介して相互に結合したグラフト重合体
の幹部となるべき第1の高分子鎖の分子量は特に
制限はないが、重量平均分子量が5000〜500000、
好ましくは10000〜300000の範囲とすることがで
きる。 第1の高分子鎖と第2の高分子鎖との相互間の
結合数はグラフト重合体1分子当り平均1〜7の
範囲、好ましくは2〜6の範囲にあることが好ま
しい。何故ならば結合数が7を越えると前記中間
体の存在下で第2の高分子鎖の構成モノマー成分
を重合せしめる際に、重合の完了以前にゲルを生
成する危険性が高くなり、又結合数が1以下にな
ると第1の高分子鎖と第2の高分子鎖がそれぞれ
別個に存在する確率が高くなり、目的とする相互
に結合したグラフト重合体が僅かしか生成しなく
なるからである。 1分子当りの結合数を1〜7、好ましくは2〜
6の範囲にするには、前記の中間体に含まれる遊
離のイソシアネート基の個数を該中間体1分子当
り1〜7、好ましくは2〜6の範囲に設計するこ
とにより達成される。 第1及び第2の高分子鎖とを相互に結合せしめ
るために使用する1分子中に2個以上のイソシア
ネート基を有する化合物としては、例えばヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、2,2′,4−トリメチル
プロパントリイソホロンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネートアダクト、トリレン
ジイソシアネートアダクト、イソホロンジイソシ
アネートアダクトなどが挙げられる。これらのポ
リイソシアネート化合物と第1の高分子鎖に含ま
れる水酸基とを反応せしめるには、第1の高分子
鎖に含まれる水酸基1当量に対して前記のポリイ
ソシアネート化合物1モルをジブチル錫ジラウレ
ート、オクチル酸第1錫、トリエチルアミン、ト
リブチルアミンなどのウレタン化触媒の存在下に
60〜80℃で反応せしめることが好ましい。また前
記の中間体の存在下で第2の高分子鎖の構成モノ
マー成分を重合せしめる際には、該構成モノマー
成分に含まれる前記第2モノマー成分の量を前記
の中間体に含まれる遊離のイソシアネート基1当
量に対して1モル以上、好ましくは2モル以上と
することが好ましい。更に、第1の高分子鎖と第
2の高分子鎖の含有割合について言えば、第1の
高分子鎖30〜70重量%に対して第2の高分子鎖70
〜30重量%の範囲にあるのが好ましい。何故なら
ば、第1の高分子鎖が30重量%以下になると顔料
との結合が充分になされず分散安定性のよいトナ
ー粒子の形成がなされないからであり、また70重
量%以上になると分子全体としての脂肪族炭化水
素系溶剤に対する溶解性が強過ぎて定着剤として
の樹脂がトナー粒子から遊離し易くなり、トナー
粒子の均一性が失われたり、転写性、クリーニン
グ性不良の原因となるからである。 本発明に係る液体トナーは、前記の方法で製造
したグラフト重合体の分散液と顔料、染料等の着
色剤と、更に必要に応じて電荷制御剤、分散安定
剤等の助剤との混合物をボールミル、サイドミ
ル、アトライター等で均一に練肉して10%程度の
不揮発分を有する濃縮トナーを調製し、この濃縮
トナーを前記脂肪族炭化水素溶剤で不揮発分が1
〜3%程度となるように稀釈することによつて調
製することができる。 以下実施例によつて本発明を更に具体的に述べ
る。 合成例 1 (1) 中間体の合成 メタクリル酸2−エチルヘキシル
96.3g(97.4モル%) メタクリル酸ヒドロキシプロピル
3.7g(2.6モル%) 重合触媒(商品名「パーブチルD」日本油脂社
製) 2.5g 重合触媒(商品名「パーブチルZ」日本油脂社
製) 1.5g 窒素ガス導入管、撹拌機及び冷却管のついた反
応容器にアイソパーH(エツソスタンダード石油
社製)を100g仕込み、110℃にて上記混合物を4
時間に渉つて滴下し、滴下終了後3時間加熱撹拌
を続け不揮発分48%、重量平均分子量約18000の
重合物を得た。更に温度を70℃に下げイソホロン
ジイソシアネート5.7g、ジブチル錫ジラウレー
ト0.04gとアイソパーH5.7gを加え70℃で8時間
ウレタン化反応を行い、グラフト活性点としての
イソシアネート基を含有する中間体の溶液を得
た。この溶液は不揮発分50%、NCO分0.55%で
あつた。 (2) グラフト重合体の合成 前記中間体の溶液80gを前記と同様の反応容器
に仕込み、更にアイソパーH110gを加え110℃に
加熱する。110℃にてメタクリル酸ヒドロキシプ
ロピル2.7g(3.9モル%)、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル22.9g(24.2モル%)、メタクリル
酸メチル34.4g(71.9モル%)、パーブチルD(商
品名、日本油脂社製)0.3g及びパーブチルZ0.3
gの混合物を2時間に渉つて滴下した。その後更
に4時間反応させて不揮発分39.5%、NCO分0.05
%のグラフト重合体溶液を得た。このグラフト重
合体は第1の高分子鎖と第2の高分子鎖とが夫々
1分子当り約4個のウレタン結合により結合した
青白色を呈するラテツクスである。 合成例 2 (1) 中間体の合成 メタクリル酸2−エチルヘキシル
73.3g(56.8モル%) メタクリル酸ヒドロキシプロピル
3.7g(4.1モル%) フタル酸−βメタクリロキシエチル
3.0g(1.7モル%) メタクリル酸メチル 20.3g(37.4モル%) パーブチルD 2.5g パーブチルZ 1.5g 合成例1と同様の反応容器にアイソパーG(商
品名、エツソスタンダード石油社製)100gを仕
込み、110℃にて上記混合物を4時間にわたつて
滴下した。その後4時間反応を続け不揮発分49
%、重量平均分子量約20000の重合物を得た。更
に温度を70℃に下げトリレンジイソシアネート
4.5g、トリブチルアミン0.05g及びアイソパー
G4.5gを加え70℃で4時間ウレタン化反応を行
い不揮発分48.2%、NCO分0.49%のイソシアネー
ト基を含有する中間体の溶液を得た。 (2) グラフト重合体の合成 前記中間体の溶液80gを合成例1と同様の反応
容器に仕込み、更にアイソパーG110g、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル2.5g(4.3モル%)、
メタクリル酸2−エチルヘキシル28.6g(32モル
%)、メタクリル酸メチル28.7g(63.7モル%)、
パーブチルD0.3g及びパーブチルZ0.3gを加え
110℃に昇温した後110℃にて5時間反応させて不
揮発分29.5%、NCO分0.01%のグラフト重合体の
溶液を得た。このグラフト重合体は第1の高分子
鎖と第2の高分子鎖とが1分子当り約5個のウレ
タン結合により結合した青白色を呈するラテツク
スである。 合成例 3 (1) 中間体の合成 メタクリル酸ラウリル 30.0g(18.1モル%) メタクリル酸ブチル 22.0g(23.8モル%) アクリル酸ブチル 46.6g(55.9モル%) メタクリル酸ヒドロキシプロピル
0.4g(0.4モル%) メタクリル酸 1.0g(1.8モル%) パーブチルD 1.0g アイソパーG 100g 合成例1と同様の反応容器に上記混合物を仕込
み120℃に昇温する。120℃にて8時間反応させて
不揮発分48.8%、重量平均分子量約220000の重合
物を得た。更に温度を70℃に下げイソホロンジイ
ソシアネート0.62g、オクチル酸第1錫0.05g及
びアイソパーG0.6gを加え70℃で4時間ウレタ
ン化反応を行ない冷却し不揮発分48.6%、NCO
分0.06%のイソシアネート基を含有する中間体の
溶液を得た。 (2) グラフト重合体の合成 前記中間体の溶液106gを合成例1と同様の反
応容器に仕込み、更にアイソパーG180g、メタ
クリル酸ヒドロキシプロピル0.4g(0.6モル%)、
メタクリル酸メチル46.1g(99.4モル%)及びア
ゾビスイソブチロニトリル0.25gを加え80℃に昇
温する。80℃で5時間反応させて不揮発分29.2
%、NCO分0%のグラフト重合体の溶液を得た。
このグラフト重合体は第1の高分子鎖と第2の高
分子鎖とが1分子当り約6個のウレタン結合によ
り結合した白色のラテツクスである。 合成例 4 (1) 中間体の合成 メタクリル酸ラウリル 92.8%(85モル%) メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
0.2g(0.3モル%) N−ビニルピロリドン 7.0g(14.7モル%) パーブチルD 1.0g アイソパーG 100g 合成例1と同様の反応容器に上記混合物を仕込
み、120℃に昇温する。120℃にて6時間反応させ
て不揮発分48.5%、重量平均分子量約210000の重
合物を得た。更に温度を70℃に下げトリメチロー
ルプロパントリトリレンジイソシアネート1.0、
ジブチル錫ジラウレート0.05g及びアイソパー
G1gを加え、70℃で4時間ウレタン化反応を行
い不揮発分48.5%、NCO分0.06のイソシアネート
基を含有する中間体の溶液を得た。 (2) グラフト重合体の合成 前記中間体の溶液113gを合成例1と同様の反
応容器に仕込み、更にメタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル0.3g(0.5モル%)、メタクリル酸メチ
ル40.7g(94.5モル%)、ヘキサヒドロフタル酸
β−メタクリロキシエチル6g(5.0モル%)及
び過酸ベンゾイル0.25gを加え80℃に昇温し、同
温度にて8時間反応させ不揮発分28.1%、NCO
分0%のグラフト重合体の溶液を得た。このグラ
フト重合体は第1の高分子鎖と第2の高分子鎖と
が1分子当り約3個のウレタン結合により結合し
た白色のラテツクスである。 実施例 1 合成例1のグラフト重合体溶液 76g カーボンブラツク(商品名「エルフテツクス
8」キヤボツト社製) 6g ドデシルベンゼンスルホン酸Na塩 0.2g アイソパーH 202.8g 上記組成物をボールミル中で24時間練肉して得
た濃縮トナー200gを1500gのアイソパーHで希
釈して不揮発分1.5%の現像剤を得た。この現像
剤を用いて市販の湿式転写型複写機(リコー社
製、DT−5700型)でコピーしたところ極めて明
瞭なポジ像が得られた。〔マクベス濃度計による
画像濃度(I.D)1.20、地肌濃度0.17〕また、この
時感光体(セレンドラム)から普通紙に転写され
ずに感光体表面残存するトナー像をセロフアンテ
ープ(ニチバン社製)に移しとり、コピー用紙上
に貼つて測定した画像濃度は0.2であり優れた転
写性を示した。更にこの現像剤による画像は定着
性に優れ、手でこすつてもまつたくとれなかつ
た。同じ現像剤を6ケ月間保存後に同様の試験を
行つたところ画像の性能には全く変化がなかつ
た。 実施例 2 合成例2のグラフト重合体溶液 120g カーボンブラツク(商品名「モーガルL」キヤ
ボツト社製) 18g アイソパーG 132g 上記組成物をボールミル中で48時間練肉して得
た濃縮トナー100gを1200gのアイソパーGで希
釈して不揮発分1.5%の現像剤を得た。この現像
剤を用いて市販の湿式転写型複写機(リコー社
製、DT−5700型)でコピーしたところ明瞭なポ
ジ像が得られた。(I・D1.20、地肌濃度0.16)
又、感光体上に残つたトナーは目で見る限りほと
んど見られなかつた。 更に、この現像剤を1週間保存した後のコピー
においてもI・D1.18、地肌濃度0.17と現像剤調
整直後と同等の画像が得られた。 実施例 3 合成例3のグラフト重合体溶液 120g カーボンブラツク(商品名「ラーベン1255」コ
ロンビアカーボン社製) 18g アイソパーG 132g 上記組成物をボールミル中で24時間練肉して得
た濃縮トナー80gを1000gのアイソパーGで希釈
して不揮発分1.5%の現像剤を得た。 この現像剤を用いて市販の湿式転写型複写機
(コピア社製、LD−12型)でコピーしたところ明
瞭なポジ像が得られた。(I・D1.23、地肌濃度
0.18)また、感光体上に残つたトナーは目で見る
限りほとんど見られなかつた。 実施例 4 合成例4のグラフト重合体溶液 120g カーボンブラツク(商品名「リーガル400R」
キヤボツト社製) 18g アイソパーG 132g 上記組成物をボールミル中で24時間練肉して得
た濃縮トナー80gを1000gのアイソパーGで希釈
して不揮発分1.5%の現像剤を得た。 この現像剤を用いて市販の湿式転写型複写機
(コピア社製、LD−12型)でコピーしたところ明
瞭なポジ像が得られた。(I・D1.15、地肌濃度
0.16)また、感光体上に残つたトナーは目で見る
限りほとんど見られなかつた。 実施例 5 合成例4のグラフト重合体溶液 50g エルフテツクス8 13.5g ナフテン酸Cr塩 10g アイソパーH 375g 上記組成物をアトライター中で5時間練肉して
得た濃縮トナー200gを1000gのアイソパーHで
希釈して不揮発分1.4%の現像剤を得た。 この現像剤を用いて、市販の静電転写型複写機
(ミノルタ社製、EG−101型)でコピーしたとこ
ろ、I・D1.25、地肌濃度0.16の極めて明瞭なポ
ジ像が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂肪族炭化水素系溶剤中に定着剤と着色剤と
    を含有するトナー粒子を分散させて成る電子写真
    用液体現像剤において、前記定着剤として、 (1) (a) アクリル酸或いはメタクリル酸の炭素原
    子数5以上のアルキルエステル、炭素原子数
    5以上のアルキル基を有するカルボン酸のビ
    ニルエステル及び不飽和ジカルボン酸の炭素
    原子数5以上のモノ叉はジアルキルエステル
    から成る群から選ばれるビニルモノマー(以
    下、第1モノマー成分という。)及び (b) 水酸基を有するビニルモノマー(以下、第
    2モノマー成分という。) を含有するビニルモノマー混合物を共重合させて
    得られる前記溶剤に可溶性の水酸基を有するビニ
    ル重合体より成る第1の高分子鎖30〜70重量部及
    び (2) (a) 前記第2モノマー成分及び (b) 前記第1及び第2モノマー成分以外のビニ
    ルモノマー を含有するビニルモノマー混合物を共重合させて
    得られる前記溶剤に不溶性の水酸基を有するビニ
    ル重合体70〜30重量部より成る第2の高分子鎖 とを2個以上のイソシアネート基を有する化合物
    と反応させて得られるウレタン結合を介して相互
    に結合した分子構造を有し、分子全体として前記
    溶剤に不溶性の非ゲル状のグラフト重合体を用い
    たことを特徴とする電子写真用液体現像剤。 2 前記第1の高分子鎖を構成するビニルモノマ
    ー混合物の40モル%以上が第1モノマー成分であ
    り、前記第2の高分子鎖を構成するビニルモノマ
    ー混合物の60モル%以上が第1モノマー成分以外
    のビニルモノマー成分である特許請求の範囲第1
    項記載の現像剤。 3 第1モノマー成分中の炭素原子数5以上の前
    アルキル基に含まれる炭素原子数の総和を当該全
    アルキル基の数で除して算出される数が6以上と
    なる特許請求の範囲第2項記載の現像剤。 4 前記第1の高分子鎖と前記第2の高分子鎖の
    相互間の結合数が前記樹脂1分子中り平均1〜7
    の範囲内にある特許請求の範囲第1項記載の現像
    剤。
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