JPH0241536Y2 - - Google Patents

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JPH0241536Y2
JPH0241536Y2 JP4373684U JP4373684U JPH0241536Y2 JP H0241536 Y2 JPH0241536 Y2 JP H0241536Y2 JP 4373684 U JP4373684 U JP 4373684U JP 4373684 U JP4373684 U JP 4373684U JP H0241536 Y2 JPH0241536 Y2 JP H0241536Y2
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JP
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instrument
ventilation
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instrument case
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JP4373684U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば二輪車・建設機械・農耕機械な
どに装備される指示計器に関し、特に計器に設け
られた前面ガラスのくもり現象を防止するための
機能を備える指示計器の改良構造に関するもので
ある。
一般にこの種の指示計器においては計器ケース
内部と外部との温度差などによる計器のガラスの
くもり現象を防止するため、計器ケースにケース
の内部と外部との空気を流通する通気孔を設ける
場合がある。これを具体的に示すと、たとえば第
7図および第8図に示すように、計器ケース1内
に速度計などの計器本体2を収納配置し、この計
器本体2の上部にはビス3などによつて文字板4
が取り付け固定され、計器本体2に設けた指針5
の指示を上記文字板4に施した文字や目盛と対比
して指示計器の指示を読み取るようにしている。
また、文字板4の上方には計器ケース1の開口端
に重ね合わせた状態にして見返し板6が配設さ
れ、この見返し板6によつて計器ケース1と文字
板4との透き間などを目隠しするようにしてい
る。さらに、計器ケース1の上方側には計器の覗
き窓となる前面ガラス7が配設されている。
また、計器ケース1の底面には複数の通気孔8
が設けられており、水滴の浸入を防止するために
その外部側には下方へ突出してその先端を進行方
向から後側に向けて水平に突出延長している外部
壁9が形成されている。この外部壁9は種々の形
状に形成可能であり、第9図に示すように計器ケ
ース1の下方へ円筒状に突出した外部壁10によ
つて形成されたものもある。このような種々の形
状をした外部壁により通気孔8には水滴が浸入す
ることを防ぐ構造になつているものの、走行中に
おける外部壁に沿つた雨風の巻き込み現象や雨風
の向きなどによつて、塵埃や水滴が外部壁を伝つ
て通気孔8を通して計器ケース1内に入り込むこ
とがある。
この問題を解決するため、水滴が伝つてのぼる
ことができないような細長いゴムパイプなどを計
器ケース1の外方側へ突設して通気孔8に嵌着さ
せ水滴の浸入をほぼ完全に防止するものもある
が、計器ケース1の裏面スペースを必要とし設計
製作上において支障を来たす場合がある。
一方、計器ケース1内に収納され計器本体2の
上部に取り付けられる文字板4は計器本体2の上
方に配置されるものであり、文字、目盛などの表
示部4aの視認性を考慮して一般的にその表示面
積を広くするように形成している。
従つて、ビス3によつて計器本体2上に固定さ
れた文字板4はその固定箇所すなわちビス3の取
り付け位置では強固に固定されているが、その周
端縁では抑え部材がないため外部からの振動によ
つて共振しやすくなり、キシミ音が生じたり、そ
の共振振動に起因して文字板4を固定しているビ
ス3が緩むと言う問題もある。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、通
気孔から計器ケース内への水滴の浸入を防止する
と共に文字板の振動を抑制する機能を備えた指示
計器を提供することを目的とするものであり、そ
の特徴とするところは計器ケースに通気孔を設
け、上記計器ケース内に文字板を取り付け固定し
た計器本体を収納配置した指示計器において上記
計器ケースの内方側には上記通気孔と連設しかつ
上記文字板に向つて突出する筒状の通気案内壁を
立設し、この通気案内壁に上記計器ケースの外部
側と内部側とを連通する開口部を設けると共に、
上記通気案内壁を直接または通気案内壁に緩衝部
材を介して上記文字板に突き当てて配設したこと
にある。
次に上記特徴に基づく実施例を添付図面により
説明する。
第1図及び第2図は本考案の通気孔を備えた指
示計器の一実施例を示すもので、本考案では二輪
車の速度指示計器に適用した場合を説明する。
図中、11は樹脂製の計器ケースであり、図示
しないブラケツト等を介して二輪車の本体側に固
定している。この計器ケース11内に計器本体1
2を収納固定し、この計器本体12上方にビス1
3などにより文字板14を取り付け固定し、計器
本体12に付設した指針15の指示を上記文字板
14に施した文字や目盛などの表示部14aと対
比して車速の指示を読み取るようにしている。ま
た、文字板14の上方には各指示計器の計器ケー
ス11と文字板14との透き間などを目隠しする
見返し板16を配設している。さらに、計器ケー
ス11の前側、すなわち文字板14の上方側には
計器の覗き窓となる前面ガラス17が配設されて
いる。
さらに、計器ケース11の底面には複数の通気
孔18が設けられており、この通気孔18を底面
とする筒状の通気案内壁19が計器ケース11の
内方へ突出して形成され、この通気案内壁19の
先端部19aを文字板14の裏面周端縁に突き当
てて係止している。また、この通気案内壁19の
一部には計器ケース11の外部と内部とを連通す
る溝状の通気開口部20を形成している。21は
計器ケース11の外部に形成された通気孔18へ
の水滴の浸入を防止する外部壁であり、車輌の進
行方向とは反対側を開口した半筒状の壁を下方へ
突出してその底面を覆うようにしている。
上記構成において、ビス13によつて計器本体
12上に固定された文字板14はその固定箇所す
なわちビス13の取り付け位置では強固に固定保
持されると共に文字板14の周端縁では通気案内
壁19の一部である先端部19aによつて係止さ
れている。これにより外部振動が計器本体12に
加わつたとしても通気案内壁19の一部を利用し
て文字板14の周端縁を保持することにより、ビ
ス13位置を中心にした文字板14の周端縁の振
動を抑えることができ、共振などによるキシミ音
を防ぐと共に、計器本体12を固定するビス13
などへの振動の伝達を低減させてビス13などの
緩み現象をも抑えることが可能になる。
また、通気孔18を底面とする通気案内壁19
は計器ケース11の内方へ突出して文字板14の
裏面位置まで伸びているため、走行中における雨
風の巻き込み現象などによつて塵埃や水滴が通気
孔19に浸入することがあつても細長い通気案内
壁19を配設することにより計器ケース11の内
部側に塵埃や水滴が浸入することをほぼ防止でき
る。そのため例えば速度計などの指示計器におい
て、超過速度の警報装置の電気回路を配装したプ
リント板を計器ケース11内に配設しても、水滴
がプリント板に付着してプリント板が腐蝕した
り、通電不良となる等の虞れもなくなる。
また、案内壁19は計器ケース11内に突出し
ているため、計器ケース11の外部に突出する部
分もなく案内壁19の配置スペース上もなんら支
障を招くこともない。
さらに、通気孔18と連通している通気開口部
20が文字板14の直下方すなわち前面ガラス1
7寄りに設けられている場合、前面ガラス17内
側の内部雰囲気と通気開口端20から浸入する外
部雰囲気との交流がより速くかつスムースに行な
うこともでき、前面ガラス17のくもり現象を抑
制することができ、文字板14の面積を比較的広
く形成でき、これによりその表示部14aの視認
性が向上され走行時の安全に貢献することができ
る。
第3図は通気案内壁の第2実施例を示してお
り、計器ケース11の底面に設けられた通気孔1
8を底面とする筒状の通気案内壁30が計器ケー
ス11の内方へ突出して形成され、その先端にゴ
ムなどの弾力性を有する緩衝部材31が配設され
ている。この場合文字板14の周端縁に上記緩衝
部材31を突き当てて係止している。尚、計器ケ
ース11の内部側と外部側とを連通する通気開口
部32が通気案内壁30の適所に設けられてい
る。このように文字板14と通気案内壁30との
間に弾力性を有する緩衝部材31を介在させたこ
とにより、文字板14に伝わる振動を緩衝部材3
1によつてさらに吸収しやすくすることにより、
文字板14周端縁の振動をより一層抑えることが
できる。又、弾力性の緩衝部材31を間に介在し
ているため、文字板14と通気案内壁30の先端
との間隙に余裕を持つことができ、製作がより容
易になる。
第4図は第3実施例を示しており、この場合筒
状の通気案内壁40が計器ケース11とは別体に
形成されており、そのため通気孔18の周面には
計器ケース11の内方へ突出した環状筒部41が
形成され、この筒部41に通気案内壁40の一端
を係止し、通気案内壁40の他端を前記第1実施
例と同様に文字板14に突き当てて配設してい
る。また40aは通気案内壁40の内周面に突出
している部分であり、計器ケース11の奥行き寸
法が浅く文字板14が計器ケース11の底面寄り
に配設されて通気案内壁40の長さが短かい場合
に好適であり、上記突部40aによつて雨風の巻
き込みにより水滴が通気案内壁40に沿つてて浸
入することを防止するようにしている。尚、通気
開口部42は文字板14寄りに形成される方が望
ましい。
第5図は第4実施例を示しており、第2図と同
様に通気孔18を底面とする筒状の通気案内壁5
0が計器ケース11の内方へ突出して形成され、
この通気案内壁50の先端は閉塞され、その頂部
を文字板14に突き当てて係止している。またそ
の側部には計器ケース11の内部側と外部側とを
連通する通気開口部51が形成され上述した第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
第6図は第5実施例を示しており、この場合通
気孔18を底面とする筒状の通気案内壁60の先
端には複数の弾性腕片61が形成され、これらの
弾性腕片61の上先端は筒状の案内壁60の中心
方向に弾性変形可能に形成され、この弾性腕片6
1を文字板14の周端縁に突き当てて係止してい
る。また隣接する複数の弾性腕片61の透き間部
分によつて通気開口部62を兼用して形成してい
る。従つて文字板14の上下方向に対して上記弾
性腕片61の弾力性を利用することにより前記第
2実施例のような緩衝部材としての作用効果を備
えている。すなわち、弾性腕片61が文字板14
に弾発的に接触維持しているため、文字板14に
伝わる外部からの振動を吸収しやすくすることが
でき、文字板14の周端縁の振動を抑えることが
できる。又、弾性腕片61は弾力性があるため、
文字板14との接触状態に対して余裕をもつて製
作でき、また弾性腕片61の長さ、肉厚などを適
宜設定することによりその柔軟度合いを選ぶこと
ができ、文字板14との接触圧を良好にし得る。
このように、通気案内壁について種々の実施例
について詳述したが、外部壁,緩衝部材,突部,
通気開口部及び案内壁などの通気案内壁の構成は
計器の種類に応じて組合せ自在である。
以上詳述したように本考案によれば計器ケース
に通気孔を設け、上記計器ケース内に文字板を取
り付け固定した計器本体を収納配置した指示計器
において、上記計器ケースの内方側には上記通気
孔と連設しかつ上記文字板に向つて突出する筒状
の通気案内壁を立設し、この通気案内壁に上記計
器ケースの外部側と内部側とを連通する開口部を
設けると共に、上記通気案内壁を直接または通気
案内壁に緩衝部材を介して上記文字板に突き当て
て配設したことにより、通気孔から計器ケース内
への水滴の浸入を防ぐことができるとともに文字
板の振動を防止する機能を備えた指示計器を提供
でき、その実用上効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の通気孔を備えた
指示計器を示す平面図、第2図は同上計器の断面
図、第3図は第2実施例の要部を示す断面図、第
4図は第3実施例の要部を示す断面図、第5図は
第4実施例の要部を示す断面図、第6図は第5実
施例の要部を示す断面図、第7図は従来の通気孔
を備えた指示計器を示す平面図、第8図は同上計
器の要部を示す断面図、第9図は従来の他の実施
例の要部を示す断面図である。 11……計器ケース、12……計器本体、13
……ビス、14……文字板、17……前面ガラ
ス、18……通気孔、19……通気案内壁、20
……通気開口部、31……緩衝部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 計器ケースに通気孔を設け、上記計器ケース内
    に文字板を取り付け固定した計器本体を収納配置
    した指示計器において、上記計器ケースの内方側
    には上記通気孔と連設しかつ上記文字板に向つて
    突出する筒状の通気案内壁を立設し、この通気案
    内壁に上記計器ケースの外部側と内部側とを連通
    する開口部を設けると共に、上記通気案内壁を直
    接または通気案内壁に緩衝部材を介して上記文字
    板に突き当てて配設したことを特徴とする指示計
    器。
JP4373684U 1984-03-26 1984-03-26 指示計器 Granted JPS60154819U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4373684U JPS60154819U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 指示計器

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JP4373684U JPS60154819U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 指示計器

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Publication Number Publication Date
JPS60154819U JPS60154819U (ja) 1985-10-15
JPH0241536Y2 true JPH0241536Y2 (ja) 1990-11-06

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ID=30555675

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JP4373684U Granted JPS60154819U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 指示計器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5344378B2 (ja) * 2009-10-29 2013-11-20 日本精機株式会社 計器装置
JP5403354B2 (ja) * 2009-11-19 2014-01-29 日本精機株式会社 表示装置

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JPS60154819U (ja) 1985-10-15

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