JPH0439532Y2 - - Google Patents

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JPH0439532Y2
JPH0439532Y2 JP1983114852U JP11485283U JPH0439532Y2 JP H0439532 Y2 JPH0439532 Y2 JP H0439532Y2 JP 1983114852 U JP1983114852 U JP 1983114852U JP 11485283 U JP11485283 U JP 11485283U JP H0439532 Y2 JPH0439532 Y2 JP H0439532Y2
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JP
Japan
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instrument
case
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ventilation hole
cylindrical part
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JP1983114852U
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JPS6023719U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は特に風雨にさらされる外部雰囲気中に
配置され、くもり防止のための通気孔を有する車
輌用計器における防水性に優れた通気孔の改良構
造に関するものである。
〔従来技術〕
くもり防止のための通気孔を設けた計器として
は、たとえば実開昭50−113472号、実開昭50−
119352号、実開昭52−162155号、実開昭52−
165639号、実公昭57−32447号さらに実公昭58−
13297号公報に開示される構造のものがある。こ
れらの代表的な一例を第1図について簡単に説明
すると、計器の裏側のケースが車輌前方に向かう
ように取り付けられる車輌用計器にあつて計器ケ
ースの底壁1の下部に外部へ開口する通気孔2を
設け、かつ前方からの風雨をさえぎるカバー3を
ケースと一体に形成するかあるいは別体物を装着
する構成が周知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記従来構造によればたしかに良好
なくもり防止効果は得られるものの、走行中にお
けるカバー4に沿つた風雨の巻き込み現象や風雨
の向きによつて、塵埃や水滴が通気孔2を通して
計器ケース内に入り込むことがあり、上記構造で
はこうした防水性に劣るという問題がある。特に
この種計器にあつては、通気によるくもり防止と
ともに防水対策は不可欠のものであり、計器ケー
ス内に水分が入り込むと文字板前面の外観不良が
生じ、あるいは指針可動部に水滴が付着すること
によつて指示不良が生じる等の不具合がある。
さらに、上記引用の従来構造で筒体を突出し、
開閉弁を設けたり、あるいは別体の金属管やチユ
ーブを巻回しあるいは変形させたりして通気路を
複雑にすることにより、風雨や塵埃の侵入を困難
にする工夫が提案されているが、いずれも構造が
きわめて複雑となり、製作が困難になるという問
題を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、風雨の巻き込みや向きによつて計器
ケース内に入り込もうとする水滴等を2段階に設
けたケースと一体の対向配置する障壁によつてよ
り他の専用部品を設けることのないケース一体の
簡易な構造にて良好に阻止し、防塵、防水効果を
高める通気孔構造の提供を目的とし、計器ケース
の底壁にあつて少なくとも計器配設時の下部に外
気と連通する筒状部を下方に突出形成し、かつ筒
状部内周の車輌進行方向に対して前後方の対向内
壁から一対の障壁を上記連通方向に一定の間隔を
置いて突出形成したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説
明する。
第2図および第3図において、4は樹脂製の計
器ケースであり、図示しないバイザー等を介して
二輪車に搭載されるものである。この計器ケース
4内に計器本体5を収納固定し、この計器本体5
上方に文字板6を配設し、計器本体5の指針軸と
連動する指針7の指示を上記文字板6に施した文
字や目盛と対比して車速を読み取るようにしてい
る。また、8は計器の覗き窓となる前面ガラスで
ある。
9は計器ケース4の底壁下部に外気へ開放する
べく設けられた通気孔で、円筒形の筒状部10を
外方へ突出形成し、かつその内壁にして対向する
側から突出する2枚の障壁11,12を形成する
ことによつて蛇行状に連通する構成となつてい
る。この場合、計器が傾斜して底面が車輌前方に
向くよう配設されるため、上記筒状部10の開口
端をほぼ水平にカツトし、前方からの風雨が直接
筒状部10の開口に当たらないような前方壁10
aを形成することが望ましい。また、障壁11,
12は筒状部10の連通方向に一定の間隔をもつ
て突出形成されるが、特に開放面からみて重なら
ないよう相互の端が接する位置まで突出させる形
状とすることにより、計器ケース4との一体成形
が可能となり、通気孔の蛇行の迂回を最も深く形
成することができる。
以上の構成になる通気孔9は、一個の計器ハウ
ジングにつき複数個設けられているのが一般的で
あるが、バイザー等によつて充分に保護される箇
所には単なる穴を設けた通気孔とし、完全に露出
する箇所に本考案の通気孔を設ける構成としても
適用できる。
従つて、本考案になる通気孔構造によれば、風
雨の巻き込み現象や向きによつて筒状部10の開
口部から塵埃や水しぶきが侵入しようとしても、
第1の障壁11さらには第2の障壁12による異
なる平面での遮断作用によつて容易には計器ケー
ス4内に入り込むことがなく、きわめて効果的に
塵埃や水しぶきの侵入を防止することができる。
なお、上記実施例は筒状部10内周対向壁から
突出する一対の障壁を筒状部10の軸線位置まで
伸長し、障壁面積を等しくして蛇行路を形成した
構造を説明したものであるが、筒状部10の形状
は四角あるいは三角形状としてもよく、さらに障
壁については互いに筒状部10の軸線位置まで対
象形状に伸長する必要はなく、一方を大きく他方
を小さくして特に第1障壁での遮断を効果的にし
た形状にしてもよい。さらに成形上の余裕度を見
て若干の直通部分を有して突出する構造としても
よく、主の通気孔をなす空間が蛇行状に形成され
れば同様の効果を期待できる。特に一対の障壁を
車輌の進行方向に対して前後方の内壁から突出形
成することにより空気の流れ、あるいはケース4
をつたう水滴などに対して効果的な蛇行状の通気
孔が得られる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、計器ケース底壁
から突出し、外気と連通する筒状部内周の車輌進
行方向に対して前後方の対向内壁から、交互に突
出する一対の障壁を設けることにより、計器のく
もり防止とともに防塵、防水効果の優れた蛇行状
の通気孔を形成することができ、簡易な構成でき
わめて実用効果の大なる車輌用計器を提供し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は通気孔を備えた車輌用計器の従来構造
を示す要部断面図、第2図は本考案に係る通気孔
を備えた車輌用計器の断面図、第3図は第2図に
示す通気孔の正面図である。 4……計器ケース、8……前面ガラス、9……
通気孔、10……筒状部、11,12……障壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直接外気に触れるところに配設され、計器ケー
    ス底面が車輌前方に向けて取り付けられるととも
    に、ケース底面に通気孔を設けてなる車輌用計器
    において、計器ケースを樹脂製ケースとするとと
    もに、ケース底面から下方に突出し、ケース内と
    外気とを連通する筒状部を一体形成し、この筒状
    部内周にして車輌の進行方向に対して前後方の対
    向内壁から連通方向に一定間隔を有して交互に突
    出する一対の障壁を形成するとともに、各障壁の
    突出端が筒状部開解放面からみて重ならないよう
    相互の端が接する位置まで突出させることにより
    蛇行状の通気孔を形成したことを特徴とする通気
    孔を有する車輌用計器。
JP11485283U 1983-07-23 1983-07-23 通気孔を有する車輛用計器 Granted JPS6023719U (ja)

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JPS6023719U JPS6023719U (ja) 1985-02-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2551757Y2 (ja) * 1992-10-16 1997-10-27 理学電機工業株式会社 蛍光x線分析用の試料ホルダ
JP2007313985A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Yanmar Co Ltd 乗用型農作業機における操縦コラム装置
JP5113556B2 (ja) * 2008-02-28 2013-01-09 本田技研工業株式会社 車両のスピードメータケースの配置構造

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JPS5732447Y2 (ja) * 1976-06-08 1982-07-16

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JPS6023719U (ja) 1985-02-18

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