JPH0241256Y2 - - Google Patents

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JPH0241256Y2
JPH0241256Y2 JP1983075572U JP7557283U JPH0241256Y2 JP H0241256 Y2 JPH0241256 Y2 JP H0241256Y2 JP 1983075572 U JP1983075572 U JP 1983075572U JP 7557283 U JP7557283 U JP 7557283U JP H0241256 Y2 JPH0241256 Y2 JP H0241256Y2
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JP1983075572U
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JPS59179968U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の車両において、その車内
等に設けたボツクスに対する開閉蓋を、係脱自在
に係止するラツチ装置に関するものである。
〔従来の技術〕 車両用ボツクスにおける開閉蓋のラツチ装置に
おいて、固定部材の係合部に係脱自在に係合する
鉤片と、該鉤片の係合を外すための把手体とを一
体化することは、先行技術文献としての実開昭54
−13150号公報又は実開昭54−74699号公報等によ
つて知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この種の車両用ボツクス及びその開閉
蓋は一般的に薄金板の板金製で、その加工時の寸
法誤差が大きいことに加えて歪み変形し易いか
ら、前記従来のラツチ装置では、開閉蓋に取付く
把手体に設けた鉤片の固定部材における係合部に
対する係合が、係合不能又は緩くなつたり、或い
は係合が硬くなつて鉤片を破損したりすることを
生じるのであり、また、その係合を確実にするた
めには、その鉤片に、これを係合方向に付勢する
ばねを設けなければならないから、部品点数が多
くなるばかりか、その組立てに要する手数が増大
するのであり、更にまた、開閉蓋を開いた状態で
把手体がグラグラになるので、開閉蓋を開いた状
態の走行に際して、ガタ付き音が発生するばかり
か、次に開閉蓋を閉じるときにおいて、係合部に
対して円滑に係合しないことが発生するのであつ
た。
本考案は、これらの問題を、部品点数の増大を
招来することなく、解消したラツチ装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、ボツクスに
対して基端部を開閉自在に枢着した開閉蓋の先端
に、弾力性を有する合成樹脂製の把手体を回動自
在に枢着し、該把手体には、前記開閉蓋を閉じた
ときボツクスにおける係合片に係合する鉤片を一
体的に形成すると共に、先端が前記開閉蓋に接当
して前記把手体をその鉤片が前記係合片に対して
係合する方向に付勢するようにしたばね片と、前
記開閉蓋に接当して前記ばね片の付勢による把手
体9の回動を規制するようにしたストツパー片と
を一体的に形成し、更に、前記把手体には、前記
鉤片が前記係合片に係合する前に当該係合片に接
触して係合片に対する鈎部の係合位置を合わせる
と共に、前記鉤片が前記係合片に係合したときに
おいて鉤片を係合片に対して係合勝手に付勢する
ようにした弾力性の触角片を一体的に形成する構
成にした。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明する
と、図において符号1は、後面板2、前面枠3及
び底板4とで構成したボツクスを示し、該ボツク
ス1の前面枠3の上面には矩形孔5を有する係合
片6が固着されている。
符号7は、前記ボツクス1の開口部を覆う開閉
蓋を示し、該開閉蓋7は、その後端部が前記ボツ
クス1の後面板2上部に対してピン8等の蝶番部
によつて開閉自在に枢着され、該開閉蓋7の前面
下部には、詳しくは後述するラツチ部9が設けら
れている。
このラツチ部9は、弾力性を有する合成樹脂に
て略椀型に形成した把手体10を備え、該把手体
10の内面には、先端に外向きにピン12を有す
る左右一対のブラケツト11,11を一体的に形
成する一方、開閉蓋7の前面下部には矩形孔13
を穿設し、該矩形孔13の左右両内側縁に内向き
に突出する耳片14,14を設けて、この耳片1
4,14に穿設した孔15に、前記把手体10に
おける両ブラケツト11,11の外向きピン1
2,12を嵌めることにより、把手体10を、開
閉蓋7に対してピン12を中心に回動自在に取付
けする。
この把手体10の内面には、前記開閉蓋7を閉
じた位置において前記係合片6における矩形孔5
の内側縁に係合するように下向きに突出する鉤片
16を一体的に形成する。更に、前記把手体10
の内面には、前記ピン12より上部の位置に左右
一対のばね片17を一体的に形成し、該両ばね片
17の弾力性によつて、前記把手体10をその鉤
片16が前記係合片6に対して係合する方向に付
勢するように構成すると共に、前記両ばね片17
の付勢によつてピン12より下方の位置において
開閉蓋7に対して接当するようにした左右一対の
ストツパー片20を一体的に形成する。
加えて、前記把手体10の内面には、前記鉤片
16の左右両側から下向きに延び、前記鉤片16
が係合する前に係合片6の内側面18に接触して
鉤片16の位置合わせを行うと共に、前記鉤片1
6が前記係合片6に係合したときにおいて鉤片1
6を係合片6に対して係合勝手に付勢するように
した左右一対の弾力性を有する触角片19を一体
的に設けて成るものである。
このように構成すると、開閉蓋7を開いた状態
において、該開閉蓋7に取付く把手体9は、これ
に一体的に設けた両ストツパー片20が両ばね片
17にて開閉蓋7に対して接当するように付勢さ
れていることにより、開閉蓋7に対してグラグラ
することがない状態に保持される。
そして、開閉蓋7を閉じるに際して、開閉蓋7
を閉じて回動して下向きに押圧することにより、
鉤片16が係合片6に対して係合する前に、両触
角片19が、第6図に示すように、係合片6に接
触して、鉤片16を、係合片6る対して係合する
位置に合わせる作用を行うから、開閉蓋7の寸法
誤差又は歪み変形等によつて、鉤片16が係合片
6の上面に衝突して破損することを確実に防止で
きると共に、鉤片16を係合片6に対して確実に
係合することができるのであり、しかも、この係
合状態において、前記両触角片19は、前記鉤片
16を前記係合片6に対して係合勝手に付勢する
から、前記鉤片16の係合片6に対する係合が緩
くなることを確実に防止できると共に、その係合
状態を確実に保持できるのである。
また、開閉蓋7を開くに際して、把手体10に
指先を掛けて、これを第3図に矢印21方向に引
上げることにより、把手体10及び鉤片16は、
両ばね片17及び両触角片19の弾性力に抗して
二点鎖線で示すように回動して鉤片16の係合片
6に対する係合が外れるから開閉蓋7を開くこと
ができるのである。
〔考案の作用・効果〕
以上の通り本考案は、実用新案登録請求の範囲
に記載した構成にしたことにより、開閉蓋を開い
た状態において、該開閉蓋に取付く把手体は、こ
れに一体的に設けたストツパー片が開閉蓋に対し
て接当するようにばね片にて付勢されていること
により、開閉蓋に対してグラグラすることがない
状態に保持される一方、開閉蓋を閉じて回動して
下向きに押圧することにより、鉤片が係合片に対
して係合する前に、触角片が係合片に接触して、
鉤片を、係合片に対して係合する位置に合わせる
作用を行うから、鉤片が係合片に対して衝突して
破損することを確実に防止できると共に、鉤片を
係合片に対して確実に係合することができ、しか
も、この係合状態において、前記触角片は、前記
鉤片を前記係合片に対して係合勝手に付勢するか
ら、前記鉤片の係合片に対する係合が緩くなるこ
とを確実に防止できると共に、その係合状態を確
実に保持できるのである。
従つて、本考案によると、把手体に、ばね片、
ストツパー片、鉤片及び触角片を一体的に造形す
ることによつて、部品点数を少なくすると共に、
組立ての手数を低減したものでありながら、開閉
蓋を開いた状態において、前記把手体をグラグラ
することなく保持できる一方、開閉蓋を閉じると
きにおいて、前記把手体における鉤片を係合片に
対して確実に係合できると共に、その係合状態を
確実に保持できるから、開閉蓋を開いた状態で走
行した場合においてガタ付き音が発生すること、
及び、次に開閉蓋を閉じるときにおいて、鉤片に
破損が発生したり、或いは、係合片に対する係合
が不能になつたり、係合が緩くなつたりすること
を確実に防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はボツク
スの縦断正面図、第2図は第1図の−視拡大
側面図、第3図は第1図の要部拡大図、第4図は
第3図の−視断面図、第5図はラツチ部を裏
面から見たときの斜視図、第6図は作用状態を示
す断面図である。 1……ボツクス、6……係合片、7……開閉
蓋、9……ラツチ部、10……把手体、16……
鉤片、17……ばね片、19……触角片、20…
…ストツパー片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボツクス1に対して基端部を開閉自在に枢着し
    た開閉蓋7の先端に、弾力性を有する合成樹脂製
    の把手体9を回動自在に枢着し、該把手体9に
    は、前記開閉蓋7を閉じたときボツクス1におけ
    る係合片6に係合する鉤片16を一体的に形成す
    ると共に、先端が前記開閉蓋7に接当して前記把
    手体9をその鉤片16が前記係合片6に対して係
    合する方向に付勢するようにしたばね片17と、
    前記開閉蓋7に接当して前記ばね片17の付勢に
    よる把手体9の回動を規制するようにしたストツ
    パー片20とを一体的に形成し、更に、前記把手
    体9には、前記鉤片16が前記係合片6に係合す
    る前に当該係合片6に接触して係合片6に対する
    鉤片16の係合位置を合わせると共に、前記鉤片
    16が前記係合片6に係合したときにおいて鉤片
    16を係合片6に対して係合勝手に付勢するよう
    にした弾力性の触角片19を一体的に形成したこ
    とを特徴とする車両用ボツクスにおける開閉蓋の
    ラツチ装置。
JP7557283U 1983-05-19 1983-05-19 車両用ボツクスにおける開閉蓋のラツチ装置 Granted JPS59179968U (ja)

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JP7557283U JPS59179968U (ja) 1983-05-19 1983-05-19 車両用ボツクスにおける開閉蓋のラツチ装置

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JPS59179968U JPS59179968U (ja) 1984-12-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329743A (ja) * 1989-06-14 1991-02-07 Asahi Chem Ind Co Ltd 下げ紐付組立容器セット
JP2562686Y2 (ja) * 1989-12-26 1998-02-16 株式会社 ニフコ ロック装置
JP2585020Y2 (ja) * 1993-06-04 1998-11-11 株式会社栃木屋 扉のラッチ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5814209U (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 松下電器産業株式会社 ピツクアツプア−ムの高さ調整装置

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