JPH024074B2 - - Google Patents
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- JPH024074B2 JPH024074B2 JP55127437A JP12743780A JPH024074B2 JP H024074 B2 JPH024074 B2 JP H024074B2 JP 55127437 A JP55127437 A JP 55127437A JP 12743780 A JP12743780 A JP 12743780A JP H024074 B2 JPH024074 B2 JP H024074B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/20—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture with provision for splicing to provide permanent or temporary connections
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、カセツト内に収納される金属薄膜型
あるいは金属粉末塗布型の磁気テープの防錆を目
的とするものである。
あるいは金属粉末塗布型の磁気テープの防錆を目
的とするものである。
鉄、コバルト、ニツケル、あるいはそれらを主
成分とする合金の薄膜を真空蒸着、スパツタリン
グ、イオンプレーテイング、メツキ等の方法で基
板フイルム上に形成した金属薄膜型の磁気テープ
あるいはそれらの金属粉末を樹脂バインダで結合
させた金属粉末塗布型の磁気テープは、従来の酸
化鉄を主体とする強磁性粉末を樹脂バインダで結
合させた通常の塗布型テープとは異なり、高湿度
中で腐蝕を生じ易く、そのため強磁性体自体に酸
化、その他の防錆処理を施してその安定化を図つ
ているが、実用上充分に満足する状態のものが得
られ難い現状にある。
成分とする合金の薄膜を真空蒸着、スパツタリン
グ、イオンプレーテイング、メツキ等の方法で基
板フイルム上に形成した金属薄膜型の磁気テープ
あるいはそれらの金属粉末を樹脂バインダで結合
させた金属粉末塗布型の磁気テープは、従来の酸
化鉄を主体とする強磁性粉末を樹脂バインダで結
合させた通常の塗布型テープとは異なり、高湿度
中で腐蝕を生じ易く、そのため強磁性体自体に酸
化、その他の防錆処理を施してその安定化を図つ
ているが、実用上充分に満足する状態のものが得
られ難い現状にある。
他方、従来から、ジシクロヘキシルアンモニウ
ムナイトライド、ジイソプロピルアンモニウムナ
イトライド等の気化性防錆剤が鉄類の防錆に使用
されており、これを樹脂中に分散させて金属薄膜
型あるいは金属粉末塗布型の磁気テープの非磁性
面（裏面）に塗布する提案もなされている（特公
昭40―2612号公報参照）。しかしながら、気化性
防錆剤はそれ自体滑性に劣つており、これが磁気
テープ裏面に塗布された場合、実使用において、
磁性面への転写、カセツトのガイドピン、パツ
ド、レコーダーのキヤプスタン、ピンチローラ
ー、ガイドローラー、ガイドポスト等への転写が
生じ、この転写物が磁気ヘツド表面に付着して走
行性を阻害し、とくに磁気ヘツドがパーマロイの
場合には、その表面を局部的に腐蝕させたりする
という問題がある。
ムナイトライド、ジイソプロピルアンモニウムナ
イトライド等の気化性防錆剤が鉄類の防錆に使用
されており、これを樹脂中に分散させて金属薄膜
型あるいは金属粉末塗布型の磁気テープの非磁性
面（裏面）に塗布する提案もなされている（特公
昭40―2612号公報参照）。しかしながら、気化性
防錆剤はそれ自体滑性に劣つており、これが磁気
テープ裏面に塗布された場合、実使用において、
磁性面への転写、カセツトのガイドピン、パツ
ド、レコーダーのキヤプスタン、ピンチローラ
ー、ガイドローラー、ガイドポスト等への転写が
生じ、この転写物が磁気ヘツド表面に付着して走
行性を阻害し、とくに磁気ヘツドがパーマロイの
場合には、その表面を局部的に腐蝕させたりする
という問題がある。
本発明は、それらの阻害要因を極力除外し、し
かも本来の気化状態での防錆効果を充分発揮させ
るためのカセツトテープを提供するものである。
すなわち、本発明は、気化性防錆剤を含有させた
フイルムをリーダーテープとしたことを特徴とす
る磁気記録用カセツトテープに関するものであ
る。本発明に用いる気化性防錆剤を含有させたフ
イルムの形態の例をその断面図として第１図〜第
３図に示す。これらの図において、１，１′はポ
リエステル、ポリイミド等のプラスチツクフイル
ム、２，２′，２″はそれらのフイルム１，１′上
に形成された気化性防錆剤を含有する樹脂塗布
層、３はポリエステル不織布、ポリプロピレン多
孔質フイルム等からなる多孔質体、４はそれらの
多孔質体３の孔内に充填固化された気化性防錆剤
含有樹脂である。すなわち、フイルムの表面、裏
面、あるいは内部に樹脂バインダーにて固定され
た気化性防錆剤の層に有する状態で使用すること
ができる。これらの気化性防錆剤含有フイルムか
らは、気化性防錆剤が徐々に気化するので、これ
らのものをカセツト磁気テープ用リーダーテープ
として用いれば、カセツト内において防錆効果を
発揮させることができる。気化性防錆剤の量を増
加させ、その効果を長期間持続させる手段として
は、第４図に示すように気化性防錆剤含有フイル
ム５をハブ６に１ターン以上無駄巻きしその端部
を接着テープ７で固定し、その外側をリーダーテ
ープ８として使用することが採用できる。図にお
いて、９はカセツトケース、１０は磁気テープ、
１１は磁気テープとリーダーテープの接続部であ
る。
かも本来の気化状態での防錆効果を充分発揮させ
るためのカセツトテープを提供するものである。
すなわち、本発明は、気化性防錆剤を含有させた
フイルムをリーダーテープとしたことを特徴とす
る磁気記録用カセツトテープに関するものであ
る。本発明に用いる気化性防錆剤を含有させたフ
イルムの形態の例をその断面図として第１図〜第
３図に示す。これらの図において、１，１′はポ
リエステル、ポリイミド等のプラスチツクフイル
ム、２，２′，２″はそれらのフイルム１，１′上
に形成された気化性防錆剤を含有する樹脂塗布
層、３はポリエステル不織布、ポリプロピレン多
孔質フイルム等からなる多孔質体、４はそれらの
多孔質体３の孔内に充填固化された気化性防錆剤
含有樹脂である。すなわち、フイルムの表面、裏
面、あるいは内部に樹脂バインダーにて固定され
た気化性防錆剤の層に有する状態で使用すること
ができる。これらの気化性防錆剤含有フイルムか
らは、気化性防錆剤が徐々に気化するので、これ
らのものをカセツト磁気テープ用リーダーテープ
として用いれば、カセツト内において防錆効果を
発揮させることができる。気化性防錆剤の量を増
加させ、その効果を長期間持続させる手段として
は、第４図に示すように気化性防錆剤含有フイル
ム５をハブ６に１ターン以上無駄巻きしその端部
を接着テープ７で固定し、その外側をリーダーテ
ープ８として使用することが採用できる。図にお
いて、９はカセツトケース、１０は磁気テープ、
１１は磁気テープとリーダーテープの接続部であ
る。
次に本発明の具体的実施例について説明する。
厚さ0.1μmのCo―Ni合金薄膜（Ni含量25重量％）
を厚さ9μmのポリエステルフイルム上に斜め蒸着
により形成させて得られた磁気テープにジシクロ
ヘキシルアンモニウムナイトライド50重量部と塩
ビ酢ビ共重合物100重量部を溶剤にて希釈して厚
さ9μmのポリエステルフイルム両面上に乾燥厚さ
が3μmとなるように塗布乾燥して得たフイルムを
リーダーテープとして用い、コンパクトカセツト
に組込んだものを試料Ａ、上記フイルムをハブに
10ターン巻込んだのちその外側をリーダーテープ
とし、上記磁気テープと接続してコンパクトカセ
ツトに組込んだものを試料Ｂ、9μmのポリエステ
ルフイルムをリーダーテープに用いたものを試料
Ｃとした。これらの試料をカセツトケースに収納
した状態で40℃、80％雰囲気中で放置し、磁性層
の変色（錆）状態を観察した結果、試料Ｃは１ケ
月で変色、試料Ａ，Ｂは６ケ月経過後も何ら変色
がみられなかつた。６ケ月経過後から試料Ａ，Ｂ
について、１週間に１回の割合でケースから取出
し、レコーダーで走行させることを繰り返したと
ころ、試料Ａでは、その後３ケ月で変色がみられ
たが、試料Ｂでは、その時点においても変色がみ
られなかつた。
厚さ0.1μmのCo―Ni合金薄膜（Ni含量25重量％）
を厚さ9μmのポリエステルフイルム上に斜め蒸着
により形成させて得られた磁気テープにジシクロ
ヘキシルアンモニウムナイトライド50重量部と塩
ビ酢ビ共重合物100重量部を溶剤にて希釈して厚
さ9μmのポリエステルフイルム両面上に乾燥厚さ
が3μmとなるように塗布乾燥して得たフイルムを
リーダーテープとして用い、コンパクトカセツト
に組込んだものを試料Ａ、上記フイルムをハブに
10ターン巻込んだのちその外側をリーダーテープ
とし、上記磁気テープと接続してコンパクトカセ
ツトに組込んだものを試料Ｂ、9μmのポリエステ
ルフイルムをリーダーテープに用いたものを試料
Ｃとした。これらの試料をカセツトケースに収納
した状態で40℃、80％雰囲気中で放置し、磁性層
の変色（錆）状態を観察した結果、試料Ｃは１ケ
月で変色、試料Ａ，Ｂは６ケ月経過後も何ら変色
がみられなかつた。６ケ月経過後から試料Ａ，Ｂ
について、１週間に１回の割合でケースから取出
し、レコーダーで走行させることを繰り返したと
ころ、試料Ａでは、その後３ケ月で変色がみられ
たが、試料Ｂでは、その時点においても変色がみ
られなかつた。
以上のように本発明は、フイルムの表面、裏面
の塗布層に気化性防錆剤を含有させた、あるいは
フイルム内部に樹脂バインダーにて固定された気
化性防錆剤を含有するフイルムを磁気テープの一
端とハブとを接続するリーダーテープとして用
い、このリーダーテープをハブに少なくとも１タ
ーン以上巻込まれた状態で固定した構成により、
防錆剤をテープ全長に塗布したものに比し、テー
プ走行時においては、リーダーテープは全んど磁
気ヘツドに当接しないので、防錆剤による磁気ヘ
ツドの汚れを極めて少なくすることができるとと
もに、テープを全て巻き取つた状態では、リーダ
ーテープが重なることなくカセツト内で完全露出
状態となり、防錆剤を急速に気化させることがで
きるので、防錆効果を著しく高めることができ
る。
の塗布層に気化性防錆剤を含有させた、あるいは
フイルム内部に樹脂バインダーにて固定された気
化性防錆剤を含有するフイルムを磁気テープの一
端とハブとを接続するリーダーテープとして用
い、このリーダーテープをハブに少なくとも１タ
ーン以上巻込まれた状態で固定した構成により、
防錆剤をテープ全長に塗布したものに比し、テー
プ走行時においては、リーダーテープは全んど磁
気ヘツドに当接しないので、防錆剤による磁気ヘ
ツドの汚れを極めて少なくすることができるとと
もに、テープを全て巻き取つた状態では、リーダ
ーテープが重なることなくカセツト内で完全露出
状態となり、防錆剤を急速に気化させることがで
きるので、防錆効果を著しく高めることができ
る。
さらに、テープ全長にわたり防錆剤を含む層が
形成されたものは、テープ厚が増し、カセツト内
に巻けるテープ量が減少するのに対し、本発明は
リーダーテープにのみ防錆剤を含む層が形成され
ているので、テープ厚を増加させることが全んど
なく、カセツト内のハブに巻ける巻数を減少させ
ることがない。
形成されたものは、テープ厚が増し、カセツト内
に巻けるテープ量が減少するのに対し、本発明は
リーダーテープにのみ防錆剤を含む層が形成され
ているので、テープ厚を増加させることが全んど
なく、カセツト内のハブに巻ける巻数を減少させ
ることがない。
従つて、本発明はカセツト内に巻ける最大のテ
ープ量を損うことなく維持でき、かつ防錆効果も
発揮しうるものであり、その効果は大なるものが
ある。
ープ量を損うことなく維持でき、かつ防錆効果も
発揮しうるものであり、その効果は大なるものが
ある。
第１図，第２図，第３図は本発明による磁気記
録用カセツトテープの各実施例の断面図、第４図
は本発明による磁気記録用カセツトテープをカセ
ツトの中に収納した際の平面図である。 １，１′…プラスチツクフイルム、２，２′，
２″…気化性防錆剤を含有する樹脂塗布層、３…
多孔質体、４…気化性防錆剤含有樹脂、５…気化
性防錆剤含有フイルム、６…ハブ、８…リーダー
テープ、９…カセツトケース、１０…磁気テー
プ。
録用カセツトテープの各実施例の断面図、第４図
は本発明による磁気記録用カセツトテープをカセ
ツトの中に収納した際の平面図である。 １，１′…プラスチツクフイルム、２，２′，
２″…気化性防錆剤を含有する樹脂塗布層、３…
多孔質体、４…気化性防錆剤含有樹脂、５…気化
性防錆剤含有フイルム、６…ハブ、８…リーダー
テープ、９…カセツトケース、１０…磁気テー
プ。
Claims (1)
- １ 表面、裏面の塗布層に気化性防錆剤を含有さ
せたフイルム、あるいは内部に樹脂バインダーに
て固定された気化性防錆剤を含有するフイルムを
磁気テープの一端とハブとを接続するリーダーテ
ープとして用い、前記リーダーテープは前記ハブ
に少なくとも１ターン以上巻込まれた状態で固定
され前記リーダーテープを露出するように磁気テ
ープが巻き取られた際もカセツト内で前記リーダ
ーテープが完全露出状態となるように構成してな
る磁気記録用カセツトテープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12743780A JPS5750368A (en) | 1980-09-11 | 1980-09-11 | Magnetic recording cassette tape |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12743780A JPS5750368A (en) | 1980-09-11 | 1980-09-11 | Magnetic recording cassette tape |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5750368A JPS5750368A (en) | 1982-03-24 |
| JPH024074B2 true JPH024074B2 (ja) | 1990-01-25 |
Family
ID=14959921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12743780A Granted JPS5750368A (en) | 1980-09-11 | 1980-09-11 | Magnetic recording cassette tape |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5750368A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0611147B2 (ja) * | 1986-10-24 | 1994-02-09 | 三洋電機株式会社 | ノイズ除去回路 |
-
1980
- 1980-09-11 JP JP12743780A patent/JPS5750368A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5750368A (en) | 1982-03-24 |
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