JPH04353683A - テープリール - Google Patents
テープリールInfo
- Publication number
- JPH04353683A JPH04353683A JP12717191A JP12717191A JPH04353683A JP H04353683 A JPH04353683 A JP H04353683A JP 12717191 A JP12717191 A JP 12717191A JP 12717191 A JP12717191 A JP 12717191A JP H04353683 A JPH04353683 A JP H04353683A
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- tape
- reel
- reel hub
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- leader
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- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体を巻回し
て使用されるテープリールに関するものである。
て使用されるテープリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来広く用いられているVHS用ビデオ
カセットおよび8mm用ビデオカセットにおいて、テー
プリールは図2に示すように、リールハブ2の外周の一
部に設けられた凹部3に、磁気テープ5に係合されたリ
ーダーテープおよびトレーラーテープ4の端部を入れ、
クランプ6を凹部3に嵌合させてリーダーテープおよび
トレーラーテープ4を固定し、磁気テープ5をリールハ
ブ2の外周面に巻回して使用される。
カセットおよび8mm用ビデオカセットにおいて、テー
プリールは図2に示すように、リールハブ2の外周の一
部に設けられた凹部3に、磁気テープ5に係合されたリ
ーダーテープおよびトレーラーテープ4の端部を入れ、
クランプ6を凹部3に嵌合させてリーダーテープおよび
トレーラーテープ4を固定し、磁気テープ5をリールハ
ブ2の外周面に巻回して使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
磁気記録の進展にともない、磁気記録層の平滑化,磁気
テープ全体厚みの薄型化が進んできたため、上記のよう
な構成では図3に示すようにクランプ6とリールハブ2
の外周面との間に段差が生じているため、長期間や高温
環境の保存によって、リールハブ2に巻回された磁気テ
ープ5に段差形7が転写するため、カセットケース内に
内装して使用する際、ドロップアウトが発生したりC/
N特性が低下するなどの問題点を有していた。
磁気記録の進展にともない、磁気記録層の平滑化,磁気
テープ全体厚みの薄型化が進んできたため、上記のよう
な構成では図3に示すようにクランプ6とリールハブ2
の外周面との間に段差が生じているため、長期間や高温
環境の保存によって、リールハブ2に巻回された磁気テ
ープ5に段差形7が転写するため、カセットケース内に
内装して使用する際、ドロップアウトが発生したりC/
N特性が低下するなどの問題点を有していた。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、クランプを使用
せず、リーダーテープおよびトレーラーテープとリール
ハブ外周面の表面粗さを規制することにより、リーダー
テープおよびトレーラーテープとリールハブとの間での
凝着によってリーダーテープおよびトレーラーテープを
リールハブに保持し、クランプとリールハブ外周面との
間に生じる段差が磁気テープに転写することなくしたテ
ープリールを提供するものである。
せず、リーダーテープおよびトレーラーテープとリール
ハブ外周面の表面粗さを規制することにより、リーダー
テープおよびトレーラーテープとリールハブとの間での
凝着によってリーダーテープおよびトレーラーテープを
リールハブに保持し、クランプとリールハブ外周面との
間に生じる段差が磁気テープに転写することなくしたテ
ープリールを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のテープリールは、リールハブ外周面の表面粗
さを0.10μm以下とし、磁気テープの始終端に係合
されるリーダーテープおよびトレーラーテープにおいて
、片側面(リールハブ側)の表面粗さを0.05μm以
下とすることによりリーダーテープおよびトレーラーテ
ープとリールハブ外周との間での凝着によってテープリ
ールに保持するという構成を備えたものである。
に本発明のテープリールは、リールハブ外周面の表面粗
さを0.10μm以下とし、磁気テープの始終端に係合
されるリーダーテープおよびトレーラーテープにおいて
、片側面(リールハブ側)の表面粗さを0.05μm以
下とすることによりリーダーテープおよびトレーラーテ
ープとリールハブ外周との間での凝着によってテープリ
ールに保持するという構成を備えたものである。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成によって、従来例に示す
ようなクランプを使用せずにリーダーテープおよびトレ
ーラーテープを保持するため、クランプとリールハブ外
周面との間に生じる段差が磁気テープ転写されることな
く、ドロップアウトの発生やC/N特性の定価を抑制で
きることとなる。
ようなクランプを使用せずにリーダーテープおよびトレ
ーラーテープを保持するため、クランプとリールハブ外
周面との間に生じる段差が磁気テープ転写されることな
く、ドロップアウトの発生やC/N特性の定価を抑制で
きることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例のテープリールについ
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0008】図1は、本発明のテープリールの分解斜視
図である。図1において、図3の従来例と異なる点は、
クランプを用いずに、リールハブ外周面の表面粗さとリ
ーダーテープおよびトレーラーテープ4のリールハブ2
外周面との接触面の表面粗さを規制して、リールハブ2
外周面とリーダーテープおよびトレーラーテープ4との
間での凝着により、リーダーテープおよびトレーラーテ
ープ4を保持した点である。この時のリールハブ2外周
面の表面粗さは、JIS規格においてRaが0.10μ
m以下とすることが適当であり、リーダーテープ及びト
レーラーテープ4の表面粗さは、JIS規格においてR
aが0.05μm以下とすることが適当であるが、リー
ダーテープ及びトレーラーテープ4の両面の表面粗さを
小さくするとリーダーテープまたはトレーラーテープ4
の重なり部分で凝着を起こすため、リーダーテープ及び
トレーラーテープ4のリールハブ2外周面と接する側の
表面粗さのみを小さくし、反対面の表面粗さは0.05
μm以上、好ましくは0.10μm以上とすることが望
ましい。この様な表面粗さを規制したリーダーテープ及
びトレーラーテープ4とリールハブ2の接着は、接着面
に空気が入ることを防ぎながら行うことが必要で、空気
が入った場合には接着力が急激に低下した。
図である。図1において、図3の従来例と異なる点は、
クランプを用いずに、リールハブ外周面の表面粗さとリ
ーダーテープおよびトレーラーテープ4のリールハブ2
外周面との接触面の表面粗さを規制して、リールハブ2
外周面とリーダーテープおよびトレーラーテープ4との
間での凝着により、リーダーテープおよびトレーラーテ
ープ4を保持した点である。この時のリールハブ2外周
面の表面粗さは、JIS規格においてRaが0.10μ
m以下とすることが適当であり、リーダーテープ及びト
レーラーテープ4の表面粗さは、JIS規格においてR
aが0.05μm以下とすることが適当であるが、リー
ダーテープ及びトレーラーテープ4の両面の表面粗さを
小さくするとリーダーテープまたはトレーラーテープ4
の重なり部分で凝着を起こすため、リーダーテープ及び
トレーラーテープ4のリールハブ2外周面と接する側の
表面粗さのみを小さくし、反対面の表面粗さは0.05
μm以上、好ましくは0.10μm以上とすることが望
ましい。この様な表面粗さを規制したリーダーテープ及
びトレーラーテープ4とリールハブ2の接着は、接着面
に空気が入ることを防ぎながら行うことが必要で、空気
が入った場合には接着力が急激に低下した。
【0009】次に本発明の一実施例について更に詳細に
説明する。種々の表面粗さを物12μmのポリエステル
フィルムからなるリーダーテープ及びトレーラーテープ
4を、ローラーにYろいリールハブ2に空気を入れない
ように密着させ、コバルト−ニッケルの合金からなる金
属薄膜蒸着型磁気テープ5を巻回し、本体ケース内に回
転可能に収納し、環境保存テストを行った。また、比較
例として従来のクランプを使用したテープリールを用い
たテープカセットを準備し、同様にして環境保存テスト
を行った。
説明する。種々の表面粗さを物12μmのポリエステル
フィルムからなるリーダーテープ及びトレーラーテープ
4を、ローラーにYろいリールハブ2に空気を入れない
ように密着させ、コバルト−ニッケルの合金からなる金
属薄膜蒸着型磁気テープ5を巻回し、本体ケース内に回
転可能に収納し、環境保存テストを行った。また、比較
例として従来のクランプを使用したテープリールを用い
たテープカセットを準備し、同様にして環境保存テスト
を行った。
【0010】各実施例と比較例のリールハブ2及び、リ
ーダーテープ及びトレーラーテープ4の条件と環境保存
テストの結果をまとめて(表1)に示した。
ーダーテープ及びトレーラーテープ4の条件と環境保存
テストの結果をまとめて(表1)に示した。
【0011】
【表1】
【0012】環境保存テストは、温湿度40℃80%の
条件下に1ヶ月間放置し収納した磁気テープ5のドロッ
プアウト及びC/N特性を測定した。ドロップアウトは
、得られたビデオ様テープカセットをビデオデッキに装
填してビデオ信号を記録し、再生したときの出力が15
μsec以上の時間に16dB以上低下した時を1個と
カウントし、その1分間の発生数を測定した。C/N特
性は、得られたビデオ用テープカセットをビデオデッキ
に装填してビデオ信号を記録し、再生したときのC/N
を測定し、温湿度40℃80%の条件下に放置する前の
C/Nと比較した。
条件下に1ヶ月間放置し収納した磁気テープ5のドロッ
プアウト及びC/N特性を測定した。ドロップアウトは
、得られたビデオ様テープカセットをビデオデッキに装
填してビデオ信号を記録し、再生したときの出力が15
μsec以上の時間に16dB以上低下した時を1個と
カウントし、その1分間の発生数を測定した。C/N特
性は、得られたビデオ用テープカセットをビデオデッキ
に装填してビデオ信号を記録し、再生したときのC/N
を測定し、温湿度40℃80%の条件下に放置する前の
C/Nと比較した。
【0013】(表1)からわかるように、本発明のテー
プリールを使用することで、保存後のドロップアウトは
従来例に比較して約10分の1のレベルであり、C/N
の低下も従来例の約−6dBに対し−1dB以内であり
、クランプを使用しない本実施例のテープリールを使用
することで、従来例のようなクランプの段差形の影響を
なくすことができ、より高いレベルでの保存信頼性を得
ることができる。また比較例1〜7に示すように、リー
ルハブの表面粗さRa0.10μmまたは、リーダーテ
ープ及びトレーラーテープの表面粗さは、Ra0.05
μmを越えると接着力が急激に低下し、使用に供する事
ができなくなった。
プリールを使用することで、保存後のドロップアウトは
従来例に比較して約10分の1のレベルであり、C/N
の低下も従来例の約−6dBに対し−1dB以内であり
、クランプを使用しない本実施例のテープリールを使用
することで、従来例のようなクランプの段差形の影響を
なくすことができ、より高いレベルでの保存信頼性を得
ることができる。また比較例1〜7に示すように、リー
ルハブの表面粗さRa0.10μmまたは、リーダーテ
ープ及びトレーラーテープの表面粗さは、Ra0.05
μmを越えると接着力が急激に低下し、使用に供する事
ができなくなった。
【0014】なお、以上の例では金属薄膜蒸着型磁気テ
ープを用いたが、金属粉末塗布型磁気テープについても
同様の効果があることを確認した。
ープを用いたが、金属粉末塗布型磁気テープについても
同様の効果があることを確認した。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のテープリールは、
いずれも従来のテープリールに比し、リールハブの街種
面に巻回された磁気テープへの形状転写が抑えられ、ド
ロップアウトやC/N特性の劣化を抑制するといった優
れた効果を得ることができる。
いずれも従来のテープリールに比し、リールハブの街種
面に巻回された磁気テープへの形状転写が抑えられ、ド
ロップアウトやC/N特性の劣化を抑制するといった優
れた効果を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図
【図2】従来の
テープリールの分解斜視図
テープリールの分解斜視図
【図3】従来のテープリール
の分解斜視図
の分解斜視図
1 リールフランジ
2 リールハブ
Claims (1)
- 【請求項1】 リールハブ外周面に磁気テープを巻回
し、カセットケース内に収納して使用されるテープリー
ルであって、前記リールハブG外周面の表面粗さをRa
0.10μm以下とし、かつ、磁気テープの始終端に係
合されるリーダーテープおよびトレーラーテープのリー
ルハブ面と接する側の粗さをRa0.05μm以下とし
、リーダーテープおよびトレーラーテープをリールハブ
に接触させることにより保持したことを特徴とするテー
プリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717191A JPH04353683A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | テープリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717191A JPH04353683A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | テープリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04353683A true JPH04353683A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=14953424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12717191A Pending JPH04353683A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | テープリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04353683A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6651917B2 (en) | 2001-05-10 | 2003-11-25 | Tdk Corporation | Tape cartridge |
JP2016186830A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 富士フイルム株式会社 | リール及びリール構成部品の製造方法並びにリールの製造方法 |
WO2022202120A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | ソニーグループ株式会社 | テープカートリッジ、テープカートリッジの製造方法およびテープリール |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP12717191A patent/JPH04353683A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6651917B2 (en) | 2001-05-10 | 2003-11-25 | Tdk Corporation | Tape cartridge |
JP2016186830A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 富士フイルム株式会社 | リール及びリール構成部品の製造方法並びにリールの製造方法 |
US10167169B2 (en) | 2015-03-27 | 2019-01-01 | Fujifilm Corporation | Reel, method of manufacturing the same, and method of manufacturing reel component member |
WO2022202120A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | ソニーグループ株式会社 | テープカートリッジ、テープカートリッジの製造方法およびテープリール |
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