JPH0547140A - 磁気テ−プカ−トリツジ - Google Patents

磁気テ−プカ−トリツジ

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JPH0547140A
JPH0547140A JP3225067A JP22506791A JPH0547140A JP H0547140 A JPH0547140 A JP H0547140A JP 3225067 A JP3225067 A JP 3225067A JP 22506791 A JP22506791 A JP 22506791A JP H0547140 A JPH0547140 A JP H0547140A
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magnetic tape
magnetic
minutes
tape cartridge
heat shrinkage
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JP3225067A
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Junichi Hirata
純一 平田
Sadamu Kuze
定 久世
Masayoshi Kawarai
正義 河原井
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テ−プカ−トリッジの本体ケ−ス内に、
ハブに少なくとも300層以上巻き付けて、長手方向の
熱収縮率を 0.6%以下にした磁気テ−プを内装し、高温
下における磁気テ−プの熱収縮率を小さくして、耐熱性
に優れた長時間記録用の磁気テ−プカ−トリッジを得
る。 【構成】 磁気テ−プカ−トリッジの本体ケ−ス内に、
ハブに少なくとも300層以上巻き付けて、長手方向の
熱収縮率を 0.6%以下にした磁気テ−プを内装してなる
磁気テ−プカ−トリッジ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気テ−プカ−トリッ
ジに関し、さらに詳しくは、高温下における磁気テ−プ
の熱収縮率が小さくて、耐熱性に優れた長時間記録用の
磁気テ−プカ−トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クリヤビジョンや衛星放送に代表
される映像ソ−スのハイクオリティ化やム−ビ−の普
及、さらにCDや衛星放送によるオ−ディオのデジタル
化並びにコンピュ−タ分野における高容量ストリ−マテ
−プの普及に伴い、これらを記録する磁気テ−プは高密
度化、薄型化が求められており、たとえば、DATカセ
ットテ−プでは、最短記録波長 0.7μmで、テ−プ全厚
を13.5μm程度にすることが求められている。このた
め、カ−トリッジケ−スに組み込む磁気テ−プの厚みを
可及的に薄くすることが試みられているが、磁気テ−プ
の厚みを薄くするとテ−プの機械的強度が弱くなり、磁
気ヘッドとの接触状態が悪化して電磁変換特性が劣化し
たり、ガイド部材の磁気テ−プ規制用鍔縁に接して座屈
を生じたり、折損したりする場合がある。そこで、プラ
スチックフィルム製造時に、長手方向もしくは幅方向に
延伸して強化したポリエチレンテレフタレ−トフィルム
などのプラスチック強化フィルムを、磁気テ−プのベ−
スフィルムとして使用するなどの方法で、厚みを薄くし
た磁気テ−プの機械的強度を補強することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、強度を確保
するために高度に延伸強化されたポリエチレンテレフタ
レ−トフィルムなどのプラスチック強化フィルムは、機
械的強度に優れる反面、延伸強化したことによって60
℃以上の高温になると収縮し、80℃以上の高温ではこ
の収縮が顕著になる。このような収縮現象は、従来の磁
気テ−プ使用条件下では起こり難く、また長波長のアナ
ログ記録等では記録再生上の欠陥を生じさせるに至らな
いため、問題とされることのないままベ−スフィルムの
強度の向上のみに意が払われてきたが、本発明者らが、
特に近年のデジタル信号で記録されるDATカセットテ
−プ等では記録再生上の障害になるとの予測の下に、か
かる収縮現象による問題点を検討した結果、このような
収縮がおこると、ハブに巻かれた磁気テ−プの巻き芯部
に近いほど巻締まりによる巻圧が大きくなり、巻き芯部
でのスプライステ−プやクランプ等による段差がテ−プ
に転写したり、ゴミをかみ込んだりして、磁気テ−プが
局所的に変形することがわかった。そして、このような
磁気テ−プの変形が生じると、再生する際、磁気ヘッド
と磁気テ−プ磁性面とのギャップが大きくなって、記録
された信号を充分なレベルで読み取ることができず、エ
ラ−を生ずることがわかり、このエラ−の割合が10%
を越えると、エラ−補正が不可能となり、特にデジタル
信号で記録されるDATカセットテ−プでは、音飛びし
て、著しく音質が劣化することが判明した。このような
ハブに巻かれた磁気テ−プの巻き芯部における巻締まり
強さは、熱収縮率が大きいほど、また巻き数が大きいほ
ど大きくなり、テ−プ厚が薄いほど、またベ−スフィル
ムのガラス転移点が低いほど変形が顕著となる。また、
記録波長が短いほど欠落信号が増えるため音質の劣化が
激しい。しかして、このような事実に照らして考える
と、オ−ディオ用、ビデオ用、コンピュ−タ用を問わ
ず、これらを記録する磁気テ−プの用途が多様化し、使
用される環境条件が拡大されている現今、たとえば、白
昼屋外に放置された乗用車内で使用される場合のよう
に、たとえ車内の温度が90℃近くまで上昇してもこれ
らの問題が生じないことが要求されるが、従来の延伸強
化されたプラスチック強化フィルムの使用によっては、
この問題を到底解消することができず、ベ−スフィルム
自体の性質を根本的に見直す必要があることに気づいた
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる現状
に鑑み種々検討を行った結果なされたもので、磁気テ−
プカ−トリッジの本体ケ−ス内に、ハブに少なくとも3
00層以上巻き付けた場合であっても、105℃におけ
る30分放置後の長手方向の熱収縮率を 0.6%以下にし
た磁気テ−プを内装することによって、高温下における
磁気テ−プの熱収縮率を充分に小さくし、たとえ、温度
が90℃近くまで上昇するような環境条件下にあって
も、磁気テ−プの変形や音飛びなどが生じたりすること
がないようにし、耐熱性に優れた長時間記録用の磁気テ
−プカ−トリッジが得られるようにしたものである。
【0005】この発明において、磁気テ−プカ−トリッ
ジの本体ケ−ス内に内装する磁気テ−プは、ハブに少な
くとも300層以上巻き付けて、105℃における30
分放置後の長手方向の熱収縮率が 0.6%以下であること
が好ましく、0.4 %以下であることがより好ましい。1
05℃における30分放置後の長手方向の熱収縮率が0.
6%より大きいと、高温下で磁気テ−プの変形が生じ、
音飛びして、著しく音質が劣化する。一方、一定の長時
間記録のためには、磁気テ−プのハブへの巻き付けは、
少なくとも300層以上巻き付けることが必要である。
【0006】このような、105℃における30分放置
後の長手方向の熱収縮率が 0.6%以下の磁気テ−プは、
必要ならばプラスチックベ−スフィルムを80〜100
℃で1時間以上加熱処理し、プラスチックベ−スフィル
ムの105℃における30分放置後の長手方向の熱収縮
率を 0.6%以下にして、このベ−スフィルム上に磁性層
を設けるか、あるいはプラスチックベ−スフィルム上に
磁性層を設けた後、80〜100℃で1時間以上加熱処
理して作製され得る。このようにして作製された磁気テ
−プを、磁気テ−プカ−トリッジの本体ケ−ス内にハブ
に少なくとも300層以上巻き付けて内装すると、たと
え、90℃で保存しても磁気テ−プの変形や、再生時の
音飛び等の音質の劣化や、信号抜けのない耐熱性に優れ
た長時間記録用の磁気テ−プカ−トリッジが得られる。
また、このようにして作製される磁気テ−プであれば、
高温でも磁気テ−プ巻き芯部での巻き締まり力はそれほ
ど大きくならないため、少なくとも300層以上巻き付
けて長時間記録再生を行った場合に、全厚を14μm以
下にしても顕著なテ−プ変形が起こらない。さらに、最
短記録波長1μm以下のデジタル信号を記録した場合で
も信号の欠落がほとんどない。
【0007】熱収縮率の大きいプラスチックベ−スフィ
ルムを用いる場合に必要となるプラスチックベ−スフィ
ルム上への磁性層形成前または形成後に行う加熱処理
は、80℃より低いと熱収縮率を充分に低減することが
できず、加熱温度が高いほどまた加熱処理時間が長いほ
ど熱収縮率の低減効果は大きい。しかしながら、100
℃以上ではバランス化によるヤング率の低下や、シワの
発生が顕著になるため、80〜100℃で1時間以上加
熱処理するのが好ましく、85〜95℃で1時間以上加
熱処理するのがより好ましい。
【0008】また、このようにして作製される磁気テ−
プに使用するプラスチックベ−スフィルムは、特に限定
されず、たとえば、ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ム、ポリエチレンナフタレ−トフィルム、ポリアラミド
フィルムなど、一般に磁気テ−プに使用されるプラスチ
ックベ−スフィルムがいずれも使用されるが、90℃前
後の高温下で使用される場合には、巻き締まりによる巻
き芯部のテ−プ変形を抑制すべく、ガラス転移点が10
0℃以上のプラスチックベ−スフィルムがより好ましく
使用される。
【0009】磁性層の形成は、磁性粉末、結合剤樹脂、
有機溶剤等をその他の必要成分とともに混合分散して磁
性塗料を調製し、この磁性塗料を前記の80〜100℃
で1時間以上加熱処理したプラスチックベ−スフィルム
上に塗布、乾燥するか、あるいは加熱処理前のプラスチ
ックベ−スフィルム上に塗布、乾燥して行われ、所定の
幅に裁断して磁気テ−プが作製される。
【0010】磁性層で使用する磁性粉末としては、γ−
Fe2 3 粉末、Fe3 4 粉末、Co含有γ−Fe2
3 粉末、Co含有Fe3 4 粉末、CrO2 粉末、F
e粉末等の金属磁性粉末など従来公知の磁性粉末がいず
れも使用される。
【0011】また、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルブチラール系樹
脂、イソシアネ−ト化合物など、磁気記録媒体に一般に
使用される結合剤樹脂がいずれも使用される。
【0012】さらに、有機溶剤としては、メチルイソブ
チルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、
酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエ
ン、キシレンなど、一般に磁気記録媒体に使用される有
機溶剤が、単独であるいは二種以上混合して使用され
る。
【0013】また、磁性層を形成したプラスチックベ−
スフィルムの裏面に、さらにバックコ−ト層を形成して
もよく、このバックコ−ト層は、非磁性粉末、結合剤樹
脂、有機溶剤等をその他の必要成分とともに混合分散し
てバックコ−ト層用塗料を調製し、このバックコ−ト層
用塗料を前記の表面に磁性層を形成したプラスチックベ
−スフィルムの裏面に塗布、乾燥して形成される。
【0014】このようなバックコ−ト層に使用される非
磁性粉末としては、α−Fe2 3、Al2 3 、Cr
2 3 、TiO2 、CaCO3 、カ−ボンブラック等、
通常、磁気記録媒体のバックコ−ト層に使用されるもの
が広く使用され、結合剤樹脂および有機溶剤としては、
一般に磁性層で使用するものと同じ結合剤樹脂および有
機溶剤がいずれも使用される。
【0015】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 針状Fe粉末(BET比表面積50m2/g ) 100重量部 塩化ビニル系樹脂(U.C.C 社製;VAGH) 12 〃 ウレタン樹脂(大日本インキ化学工業社製;T−5205) 8 〃 ポリイソシアネ−ト(日本ポリウレタン工業社製;コロネ 2 〃 −トL) ステアリン酸 4 〃 ステアリン酸n−ブチル 2 〃 シクロヘキサノン 53 〃 メチルエチルケトン 53 〃 トルエン 53 〃 上記組成物をボ−ルミル中で96時間混合分散して磁性
塗料を調製した。この磁性塗料を、90℃で、8時間加
熱処理した結果105℃で30分放置後の熱収縮率が
0.5%となった厚さが10μmのポリエチレンテレフタ
レ−トフィルム(ガラス転移点70℃)の表面に、乾燥
後の厚さが 3.0μmになるように塗布、乾燥して磁性層
を形成し、カレンダ加工を施した。
【0016】次いで、下記のバックコ−ト層組成物をボ
−ルミルで96時間混合分散してバックコ−ト層用塗料
を調製し、このバックコ−ト層用塗料を前記の表面に磁
性層を形成したポリエチレンテレフタレ−トフィルムの
裏面に、乾燥後の厚さが 0.5μmとなるように塗布し、
乾燥してバックコ−ト層を形成した。しかる後、1/7
インチに裁断して磁気テ−プを作製した。得られた磁気
テ−プは、全厚が13.5μmであった。 バックコ−ト用組成物 カ−ボンブラック 100重量部 α−Fe2 3 5 〃 ニトロセルロ−ス 50 〃 ウレタン樹脂(大日本インキ化学工業社製;HI2000) 30 〃 ポリイソシアネ−ト(日本ポリウレタン工業社製;コロネ 20 〃 −トL) メチルエチルケトン 266 〃 トルエン 266 〃 シクロヘキサノン 266 〃
【0017】次ぎに、得られた磁気テ−プを、バックコ
−ト層を内側にしてハブに350回巻き付け、ハブ巻き
テ−プを作製した。そして、このハブ巻きテ−プをDA
T用カ−トリッジケ−スに組み込んで、磁気テ−プカ−
トリッジを作製した。
【0018】実施例2 実施例1における磁気テ−プの作製において、105℃
で30分放置後の熱収縮率が 0.5%で厚さが10μmの
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムに代えて、90℃
で、1時間加熱処理した結果105℃で30分放置後の
熱収縮率が 0.4%となった厚さが10μmのポリエチレ
ンナフタレ−トフィルム(ガラス転移点105℃)を使
用した以外は、実施例1と同様にして全厚が13.5μmの
磁気テ−プを作製し、この磁気テ−プを用いて実施例1
と同様にして磁気テ−プカ−トリッジを作製した。
【0019】実施例3 実施例1における磁気テ−プの作製において、105℃
で30分放置後の熱収縮率が 0.5%で厚さが10μmの
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムに代えて、熱処理
していない105℃で30分放置後の熱収縮率が 1.3%
で厚さが10μmのポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムを使用した以外は、実施例1と同様にして磁性層およ
びバックコ−ト層をこの熱収縮率が 1.3%で厚さが10
μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルム(ガラス転
移点70℃)の表裏両面に形成した。次いで、磁性層お
よびバックコ−ト層を表裏両面に形成した105℃で3
0分放置後の熱収縮率が 1.3%で厚さが10μmのポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムを、90℃で、8時間
加熱処理した後、1/7インチに裁断して全厚が13.5μ
mの磁気テ−プを作製し、この磁気テ−プを用いて実施
例1と同様にして磁気テ−プカ−トリッジを作製した。
【0020】実施例4 実施例1における磁気テ−プの作製において、105℃
で30分放置後の熱収縮率が 0.5%で厚さが10μmの
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムに代えて、90℃
で、8時間加熱処理した結果105℃で30分放置後の
熱収縮率が 0.5%となった厚さが11.5μmのポリエチレ
ンテレフタレ−トフィルム(ガラス転移点70℃)を使
用した以外は、実施例1と同様にして全厚が15μmの
磁気テ−プを作製し、この磁気テ−プを用いて実施例1
と同様にして磁気テ−プカ−トリッジを作製した。
【0021】比較例1 実施例1における磁気テ−プの作製において、105℃
で30分放置後の熱収縮率が 0.5%で厚さが10μmの
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムに代えて、熱処理
していない105℃で30分放置後の熱収縮率が 1.3%
で厚さが10μmのポリエチレンテレフタレ−トフィル
ム(ガラス転移点70℃)を使用した以外は、実施例1
と同様にして全厚が13.5μmの磁気テ−プを作製し、こ
の磁気テ−プを用いて実施例1と同様にして磁気テ−プ
カ−トリッジを作製した。
【0022】比較例2 実施例1における磁気テ−プの作製において、105℃
で30分放置後の熱収縮率が 0.5%で厚さが10μmの
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムに代えて、90℃
で、0.5 時間加熱処理した結果105℃で30分放置後
の熱収縮率が 0.7%となった厚さが10μmのポリエチ
レンテレフタレ−トフィルム(ガラス転移点70℃)を
使用した以外は、実施例1と同様にして全厚が13.5μm
の磁気テ−プを作製し、この磁気テ−プを用いて実施例
1と同様にして磁気テ−プカ−トリッジを作製した。
【0023】比較例3 比較例1におけるハブ巻きテ−プの作製において、巻き
回数を350回から200回に変更した以外は、比較例
1と同様にして磁気テ−プカ−トリッジを作製した。
【0024】比較例4 実施例4における磁気テ−プの作製において、105℃
で30分放置後の熱収縮率が 0.5%で厚さが11.5μmの
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムフィルムに代え
て、90℃で、0.5 時間加熱処理した結果105℃で3
0分放置後の熱収縮率が 0.7%となった厚さが11.5μm
のポリエチレンテレフタレ−トフィルム(ガラス転移点
70℃)を使用した以外は、実施例4と同様にして全厚
が15μmの磁気テ−プを作製し、この磁気テ−プを用
いて、実施例4と同様にして磁気テ−プカ−トリッジを
作製した。
【0025】各実施例および比較例で得られた磁気テ−
プカ−トリッジについて、各ベ−スフィルムおよび磁気
テ−プの105℃で30分放置後の長手方向の熱収縮率
を測定した。この長手方向の熱収縮率は、各ベ−スフィ
ルムおよび磁気テ−プを20cmの長さに切断し、オ−
ブン中で105℃にて30分加熱後その長さを測定し
て、元の長さ20cmから加熱後に測定した長さを差し
引いた収縮長さを求め、この収縮長さの元の長さ20c
mに対する割合を百分率で求めた。また、得られたDA
T用磁気テ−プカ−トリッジを用いて、市販のDAT用
デッキで1000Hz の信号(最短記録波長 0.7μm)
を記録し、90℃で12時間保持した後、取り出して再
生を行い、肉眼で巻き芯部のテ−プ変形の度合を観察
し、エラ−の発生率および音飛びの有無を調べた。下記
表1および表2はその結果である。
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の効果】上記表1および表2から明らかなよう
に、磁気テ−プの巻き付け回数を200回にした従来の
磁気テ−プカ−トリッジ(比較例3)は、巻き芯部の変
形も音飛びも見られず、エラ−の発生率も少ないが、磁
気テ−プの巻き付け回数を350回にした従来の磁気テ
−プカ−トリッジ(比較例1,2,4)では、巻き芯部
の変形や音飛びが見られ、エラ−の発生率も多い。これ
に対し、この発明で得られた磁気テ−プカ−トリッジ
(実施例1ないし4)は、いずれも巻き付け回数が35
0回で、巻き芯部の変形も音飛びも見られず、エラ−の
発生率も少なくて、このことからこの発明によれば、た
とえ、90℃の高温下で24時間以上保存しても、テ−
プ変形や、音飛びなどが発生せず、エラ−の発生もほと
んどない耐熱性に優れた長時間記録用の磁気テ−プカ−
トリッジが得られることがわかる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テ−プカ−トリッジの本体ケ−ス内
    に、ハブに少なくとも300層以上巻き付けて、105
    ℃における30分放置後の長手方向の熱収縮率を 0.6%
    以下にした磁気テ−プを内装してなる磁気テ−プカ−ト
    リッジ
  2. 【請求項2】 磁気テ−プが、全厚14μm以下の磁気
    テ−プである請求項1記載の磁気テ−プカ−トリッジ
  3. 【請求項3】 磁気テ−プが、最短記録波長1μm以下
    でデジタル信号を記録する磁気テ−プである請求項1お
    よび2記載の磁気テ−プカ−トリッジ
  4. 【請求項4】 磁気テ−プが、ポリエチレンテレフタレ
    −トフィルムからなるベ−スフィルム上に磁性層を設け
    た磁気テ−プである請求項1ないし3記載の磁気テ−プ
    カ−トリッジ
  5. 【請求項5】 磁気テ−プが、ガラス転移点が100℃
    以上のプラスチックフィルムからなるベ−スフィルム上
    に磁性層を設けた磁気テ−プである請求項1ないし3記
    載の磁気テ−プカ−トリッジ
  6. 【請求項6】 ガラス転移点が100℃以上のプラスチ
    ックフィルムが、ポリエチレンナフタレ−トフィルムで
    ある請求項5記載の磁気テ−プカ−トリッジ
  7. 【請求項7】 ガラス転移点が100℃以上のプラスチ
    ックフィルムが、ポリアラミドフィルムである請求項5
    記載の磁気テ−プカ−トリッジ
  8. 【請求項8】 磁気テ−プが、105℃における30分
    放置後の長手方向の熱収縮率が 0.6%を越えるプラスチ
    ックベ−スフィルムを80〜100℃で1時間以上加熱
    処理して105℃における30分放置後の長手方向の熱
    収縮率を 0.6%以下にしたプラスチックベ−スフィルム
    上に磁性層を設けて、105℃における30分放置後の
    長手方向の熱収縮率を 0.6%以下にした磁気テ−プであ
    る請求項1ないし3記載の磁気テ−プカ−トリッジ
  9. 【請求項9】 磁気テ−プが、プラスチックベ−スフィ
    ルム上に磁性層を設けた105℃における30分放置後
    の長手方向の熱収縮率が 0.6%を越える磁気テ−プを、
    80〜100℃で1時間以上加熱処理して、105℃に
    おける30分放置後の長手方向の熱収縮率を 0.6%以下
    にした磁気テ−プである請求項1ないし3記載の磁気テ
    −プカ−トリッジ
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