JPH10334453A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH10334453A
JPH10334453A JP13711497A JP13711497A JPH10334453A JP H10334453 A JPH10334453 A JP H10334453A JP 13711497 A JP13711497 A JP 13711497A JP 13711497 A JP13711497 A JP 13711497A JP H10334453 A JPH10334453 A JP H10334453A
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JP
Japan
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magnetic
back coat
coat layer
binder
layer
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JP13711497A
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English (en)
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Makoto Inoue
誠 井上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックコート層の表面性をコントロールする
ことで、走行中の摩擦特性、耐久性を向上させる。そし
て粉落ちが少なく、かつ経時変化による磁性面との粘着
がなく、磁性層表面への付着物、ヘッドへの脱落物など
の特性上の問題がない磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 本発明に係る磁気記録媒体は、非磁性支
持体の一方の面に磁性層が設けられ、かつ他方の面には
バックコート層が設けられており、上記バックコート層
は、第1の非磁性粉末をガラス転移温度が60℃以下の
高分子結合剤で分散してなる第1の塗料と、第1の非磁
性粉末よりも平均粒径の大きい第2の非磁性粉末をガラ
ス転移温度が65℃以上の高分子結合剤で分散してなる
第2の塗料とを混合した塗料が塗布されて形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非磁性支持体の一
方の面に磁性層が設けられ、かつ他方の面にはバックコ
ート層が設けられた磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、電磁信号の記録用とし
て広く使用されており、使用にあわせてテープ状、ディ
スク状、あるいはカード状などの種々の形態のものがあ
る。そのなかでも、テープ状の磁気記録媒体(以下、磁
気テープと称する)は、オーディオ、ビデオ、およびコ
ンピュータなどに利用されている。磁気テープのうち、
オーディオ用およびビデオ用のものは、カセットに収容
されて用いられることが多い。カセットに収容された磁
気テープにおいては近年長時間記録化の要求にともな
い、規格化されたカセット内部にできるだけ長い磁気テ
ープを収容できるように、次第に薄い磁気テープが使用
されるようになってきている。
【0003】このような薄い磁気テープに強度を付与
し、さらに磁気テープと再生用機器の走行系との接触性
を改善して走行性能を確保するために、バックコート層
が設けられた磁気テープが開発され使用されている。特
に最近のビデオデッキのように回転ドラムに磁気テープ
を巻き付けて記録再生するいわゆるヘリカルスキャン方
式では、ガイドピンに対する接触部分が、磁性面よりバ
ックコート面のほうが多く設計されており、バックコー
ト面と接触部分との摩擦を低下させることが磁性面以上
に必要となってくる。
【0004】一般に、バックコート層は、非磁性粉末が
結合剤中に分散されて形成されている。そして、バック
コート層の表面には、磁気テープの走行性能を向上させ
るために適当な凹凸を設けることが必要となる。しかし
バックコート層表面の凹凸の程度が大きくなると、磁気
テープの製造時、特に磁気テープを巻いた状態での熱処
理工程などにおいて、バックコート層の表面の凹凸がそ
の表面に接触している磁性層に転写され、磁性層表面に
顕著な凹凸が形成される。このため磁気テープの電磁変
換特性が低下してしまう。一方、バックコート層の表面
が過度に平滑であると、走行系との接触面積が増加して
摩擦係数が高くなり、磁気テープの走行性能が低下す
る。
【0005】バックコート層に内添する、あるいは表面
に塗布する潤滑剤についての検討は、特開平6−647
27号公報などに報告されている。たとえば、高級脂肪
酸、金属石鹸、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステ
ル、鉱油、油脂系の有機化合物、シリコンオイル、無機
微粉末、プラスチックの微粉末、α−オレフィン重合物
およびフルオロカーボン類ならびにこれらの混合物があ
げられる。これらの中で高級脂肪酸あるいは高級脂肪酸
エステルとしては全炭素数12以上のものが好ましく、
特に炭素数12〜18の脂肪酸、およびそのような脂肪
族と炭素数1〜12のアルコールとのエステルが好まし
いとされている。
【0006】このような潤滑剤はバックコート層の性能
の面のみからみれば好ましいものであるが、バックコー
ト層と磁性層との粘着の問題、耐久性、保存安定性の観
点からみた特性は不十分である。特に、カルボン酸は無
機顔料と吸着しやすいために表面に存在しなくなり、摩
擦が経時変化を起こして高くなる。また表面がさらに平
滑になったときに磁性面との粘着を生じるという問題が
あった。さらに高級脂肪酸あるいは高級脂肪酸エステル
を主成分とする潤滑剤では、ビデオデッキに使用されて
いる、ポリオキシメチレンを用いたガイドピンに対する
摩擦が上昇する。従って、バックコート層の製造に際し
ては結合剤樹脂、潤滑剤だけで要求特性を満足すること
は難しく、上述したような表面性のコントロールが重要
となる。電磁変換特性を低下させずに走行耐久性を向上
させるための面設計の手法として、従来より10〜20
nmの小粒径のカーボンに300nm程度の比較的大粒
径のカーボンを混合することで、平滑な表面上に粗大突
起を散在させる方法がとられている。この方法は大粒径
カーボンの添加量、バックコート層の塗布厚などで粗大
突起の頻度や高さを適宜コントロールすることが可能で
あり、電磁変換特性の劣化を最低限に抑え、かつ走行耐
久性を確保する上で有効な方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テープ
状の磁気記録媒体においては、リールに巻き取られた状
態で磁性面とバックコート面とが接触している。このた
め、上記のように平滑な表面上に粗大突起を散在させた
表面では、特に粗大突起に応力が集中し、磁性面と強く
圧着することになる。長期保存時にこの応力集中点にお
いて磁性層とバック層が粘着を起こしたりバック層の結
合剤樹脂が磁性層に脱落する等の問題となる。近年の高
密度磁気記録媒体においては、磁性層表面へのこのよう
な微量の付着物が信号抜けやヘッド目詰まりの原因とな
る。とくに金属磁性薄膜を有する磁気記録媒体において
は一般に表面が非常に平滑であること、エネルギーの高
い金属薄膜であることなどから、付着性が高く、重大な
欠点となってしまう。
【0008】これに対して、粘着を改善するにはガラス
転移温度の高い樹脂を使い、耐熱性を向上、長時間保存
時のクリープを低下させることが望ましい。しかし、例
えば特開平8−129743号公報等に報告されている
ように、高ガラス転移温度の塗膜は架橋反応が起こりに
くく、脆弱な塗膜となってしまう。このような塗膜はテ
ープ裁断時に切り口にクラックが入ったり、テープ走行
時に塗膜が脱落して磁性層に転写し、信号抜けを起こす
などといった、別の弊害が生じてくる。
【0009】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、バックコート層の表面性をコン
トロールすることで、走行中の摩擦特性、耐久性を向上
させる。そして粉落ちが少なく、かつ経時変化による磁
性面との粘着がなく、磁性層表面への付着物、ヘッドへ
の脱落物などの特性上の問題がない磁気記録媒体を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る磁気記録媒体は、非磁性支持体の一方
の面に磁性層が設けられ、かつ他方の面にはバックコー
ト層が設けられており、上記バックコート層は、第1の
非磁性粉末をガラス転移温度が60℃以下の高分子結合
剤で分散してなる第1の塗料と、第1の非磁性粉末より
も平均粒径の大きい第2の非磁性粉末をガラス転移温度
が65℃以上の高分子結合剤で分散してなる第2の塗料
とを混合した塗料が塗布されて形成されていることを特
徴とする。
【0011】ガラス転移温度が60℃以下の高分子結合
剤を用いることで、架橋性に富み、柔軟で強靱な塗膜が
形成される。また、ガラス転移温度が65℃以上の高分
子結合剤を用いることで、弾性率が大きく、クリープの
少ない塗膜が形成される。そして、この2種類の高分子
結合剤を混合して用いることで、両方の性質をもつ塗膜
が実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0013】本発明に係る磁気記録媒体は、図1に示す
ように非磁性支持体1の一方の面に磁性層2が設けら
れ、かつ他方の面にはバックコート層3が設けられてい
る。
【0014】上記非磁性支持体1の素材としては、通常
この種の磁気記録媒体に用いられる公知のものが使用可
能である。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン2,6−ナフタレートなどのポリエステル類、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン
類、セルローストリアセテートなどのセルロース誘導
体、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド
などのプラスチックの他、アルミニウムなどの金属を蒸
着したプラスチック等があげられる。
【0015】また、非磁性支持体1の形態はフィルム、
テープ、シートなどいずれでもよく、形態に応じて種々
の材料が必要に応じて選択される。
【0016】上記磁性層2は、金属磁性粉末が高分子結
合剤中に分散されてなる磁性塗料を非磁性支持体表面に
塗布した塗布型の磁性層、または真空中で金属磁性材料
の薄膜を非磁性支持体表面に形成する蒸着型の磁性層い
ずれでも構わない。
【0017】塗布型の磁性層に用いられる強磁性金属と
しては、酸化鉄、Coドープの酸化鉄、二酸化クロム、
強磁性合金粉末、バリウムフェライトなどがある。酸化
鉄、二酸化クロムの針状比は、3/1〜30/1程度、
好ましくは4/1以上、平均長は0.05〜2.0mm
程度の範囲が有効である。強磁性合金粉末は金属粉が7
5重量%以上であり、金属分の80重量%以上がFe、
Co、Ni、Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co−N
iなどの強磁性金属で、長径が約0.5mm以下の粒子
であるのが好ましい。
【0018】これらの金属磁性粉末の結合剤としては従
来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または電子線等に
よる放射線架橋型樹脂を単独で、またはこれらの混合物
が使用される。熱可塑性樹脂としては軟化点温度が15
0℃以下、平均分子量が10000〜200000、重
合度が約150〜2000程度のものが使用される。具
体的には塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニト
リル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル
共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合
体、アクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリ
ル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル
酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エ
ステル−スチレン共重合体、ポリエステルポリウレタン
系樹脂、ポリカーボネートポリウレタン系樹脂、ポリフ
ッ化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合
体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルブチラール、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、セルロース誘導体の他、
ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、
スチレン−ブタジエン共重合体等、各種の合成ゴム系の
熱可塑性樹脂およびこれらの混合物等が挙げられる。
【0019】上記セルロース誘導体には、セルロースア
セテートブチレート、セルロースダイアセテート、セル
ローストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニ
トロセルロース等がある。
【0020】蒸着型の磁性層に用いられる強磁性金属材
料としては、通常の蒸着テープに使用されるものであれ
ばいかなるものであっても良い。たとえば、Fe、C
o、Niなどの強磁性金属、Fe−Co、Co−Ni、
Fe−Co−Ni、Fe−Cu、Co−Au、Co−P
t、Fe−Cr、Co−Cr、Ni−Cr、Fe−Co
−Cr、Co−Ni−Cr、Fe−Co−Ni−Cr等
の強磁性合金があげられる。これらの単層膜であっても
よいし多層膜であってもよい。さらには、非磁性支持体
と金属磁性薄膜間、あるいは多層膜の場合には、各層間
の付着力向上、ならびに抗磁力の制御等のため、下地層
または、中間層を設けてもよい。また、たとえば磁性層
表面近傍が耐食性の改善等のために酸化物となっていて
もよい。
【0021】金属磁性薄膜形成の手段としては、真空下
で強磁性材料を加熱蒸発させ非磁性支持体1上に沈着さ
せる真空蒸着法や、強磁性金属材料の蒸発を放電中で行
うイオンプレーティング法、アルゴンを主成分とする雰
囲気中でグロー放電を起こし生じたアルゴンイオンでタ
ーゲット表面の原子をたたき出すスパッタリング法等、
いわゆるPVD技術によればよい。
【0022】また、上記非磁性支持体1上に形成された
金属磁性薄膜上には保護膜層が形成されていてもよい
が、この材料としては、通常の金属磁性薄膜用保護膜と
して一般に使用されるものであればいかなるものであっ
てもよい。たとえば、カーボン、CrO2、Al23
BN、Co酸化物、MgO、SiO2、Si34、Si
x、SiC、SiNx−SiO2、ZrO2、TiO2
TiC等が挙げられる。これらの単層膜であってもよい
し多層膜、あるいは複合膜であってもよい。
【0023】上記バックコート層3は、非磁性粉末4
を、ガラス転移温度が60℃以下の高分子結合剤5で分
散してなる塗料と、非磁性粉末4よりも平均粒径の大き
い非磁性粉末6を、ガラス転移温度が65℃以上の高分
子結合剤7で分散してなる塗料とを混合したバックコー
ト層用塗料が塗布されて形成されている。
【0024】一般に非磁性粉末の表面エネルギーは高
く、分散初期の濡れの過程で吸着した高分子結合剤は多
くが非可逆吸着をしている。したがって、分散終了後に
他の高分子結合剤成分の塗料と混合しても表面吸着組成
は容易に平衡に達しない。このため、非磁性粉末の表面
は初期分散時の高分子結合剤で覆われた状態で存在して
いることになる。
【0025】上記非磁性粉末4は、平均粒径が15〜3
5nmであることが好ましい。非磁性粉末4をガラス転
移温度が60℃以下の高分子結合剤5で分散すること
で、架橋性にすぐれ柔軟で強靱な塗膜が形成される。こ
れにより塗膜のクラックや脱落などの弊害を回避でき
る。
【0026】上記非磁性粉末6は、平均粒径が200〜
500nmであることが好ましい。非磁性粉末6をガラ
ス転移温度が65℃以上の高分子結合剤7で分散する
と、非磁性粉末6の表面は、ガラス転移温度が65℃以
上の高分子結合剤7で覆われた状態となる。この非磁性
粉末6は、バックコート層3表面に粗大突起を形成す
る。ガラス転移温度が高い高分子結合剤は弾性率が大き
く、長時間応力を受けた際のクリープが少ない。したが
って、磁性面とバックコート面が粗大突起に応力集中し
て接触している状態で長期保存されても、粘着やバック
コート層の脱落等の問題がない。
【0027】この2つの塗料を混合することで、全ての
優れた性質をもつ塗膜を実現することができる。
【0028】ここで、2つの塗料は、非磁性粉末4と非
磁性粉末6とが重量比%で85:15〜98:2となる
ように混合することが好ましい。さらに、バックコート
層3の塗膜のガラス転移温度が30℃以上、60℃以下
になるように混合することが好ましい。摩擦係数が低
く、バックコート層3の表面と磁性面との粘着や、バッ
クコート層3の結合剤樹脂の磁性層への脱落等の問題が
なく、さらに架橋性が良く、強靱ですぐれた磁気テープ
が得られる。バックコート層3の塗膜のガラス転移温度
が30℃未満であると、摩擦係数が高く、弾性率の低い
塗膜となる。また、バックコート層3の塗膜のガラス転
移温度が60℃より高いと、耐久性が低下してしまう。
【0029】本発明に係るバックコート層3は、たとえ
ば、カーボンブラックや無機質充填剤などの非磁性粉
末、樹脂成分、そして所望により添加する他の添加剤が
有機溶媒に分散あるいは溶解された塗料を調製し、この
塗料を非磁性支持体1表面に塗布した後、乾燥して溶剤
を蒸発させ、さらに樹脂成分を硬化させることにより形
成される。また、得られた磁気テープにおけるバックコ
ート層3の厚さが通常1μm以下となるようにする。な
お、非磁性支持体1への磁性層2の形成とバックコート
層3の塗布とはいずれを先に行っても良く、また同時に
行っても良い。
【0030】非磁性粉末4、非磁性粉末6の例として
は、カーボンブラック、グラファイトおよび無機質充填
剤をあげることができる。これらは単独で使用しても良
く、あるいは2つ以上を混合して用いても良い。無機質
充填剤として具体的には、TiO2、TiO、ZnO、
CaCO3、CaO、SnO2、SiO2、α−Fe
23、Cr23、α−Al23、ZnS、MoS2、B
aSO4、CaSO4、MgCO3、BNおよびSiCな
どが挙げられる。これらの非磁性粉末のなかでも、カー
ボンブラック、グラファイト、ZnO、TiO2、Ba
SO4、CaSO4をこの中の一種類あるいはその組み合
わせで使用することが好ましい。非磁性粉末の粒子の形
状についても制限はなく、球状、針状、板状、サイコロ
状など通常用いられている種々の形状のものを用いるこ
とができる。
【0031】高分子結合剤5、高分子結合剤7の種類と
しては、上記条件を満足するものであれば磁気記録媒体
の結合剤として従来から使用されているものが使用可能
であって、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−塩
化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル
共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重
合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、
メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタ
クリル酸エステル−スチレン共重合体、熱可塑性ポリウ
レタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリフッ化ビニル、塩化
ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
エン−メタクリル酸共重合体、ポリビニルブチラール、
セルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポ
リエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹
脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはこれらの混合物
などが挙げられる。
【0032】なかでも、ポリエステル、またはポリウレ
タン樹脂を併用して用いることによって耐久性および走
行性が向上し、磁気記録媒体としての性能が発揮されて
いる。熱分解、加水分解安定性等を考慮すると、ポリエ
ステルポリウレタン系樹脂、さらにはポリカーボネート
ポリウレタン系樹脂が特に好ましい。また、架橋剤とし
て、3官能イソシアネート化合物、例えばトリメチロー
ルプロパン1モルとトリレンジイソシアネート3モルと
の反応生成物、あるいはジイソシアネート3モルの環状
付加重合物であるイソシアヌレート等を併用すれば、耐
久性等をさらに向上させることができる。
【0033】バックコート層3用の塗料に用いる有機溶
剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系、酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グ
リコールモノエチルエーテル等のエステル系、エチルエ
ーテル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノ
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
エーテル系、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素、メチレンクロライド、エチレンクロライ
ド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリ
ン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素等が選択して
使用できる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0035】以下に示す方法により、サンプルテープを
作製した。本実施例で用いた高分子結合剤を表1に示
す。
【0036】
【表1】
【0037】以下、ポリカーボネートポリウレタンを結
合剤A、ガラス転移温度が25℃のポリエステルポリウ
レタンを結合剤B、ガラス転移温度が−25℃のポリエ
ステルポリウレタンを結合剤C、ポリカーボネートポリ
ウレタンを結合剤D、塩化ビニル系共重合体を結合剤
E、ガラス転移温度が91℃のポリエステルポリウレタ
ンを結合剤F、フェノキシ樹脂を結合剤Gと称する。
【0038】〈実施例1〉フィルム状の非磁性支持体上
に、組成Co90%−Ni10%の強磁性合金を酸素供
給下で斜め蒸着し、膜厚200nmの金属磁性薄膜を形
成した。
【0039】次に、平均一次粒子径が20nmである、
Columbian社製ConductexSCのカー
ボンブラックを100重量部と、結合剤Aを100重量
部と、メチルエチルケトンを600重量部と、トルエン
を300重量部と、メチルイソブチルケトンを300重
量部とを、ボールミルで50時間混合し、バックコート
層用塗料中間物1とした。
【0040】別途に、平均一次粒子径が270nmであ
る、Cancarb社製ThermaxMTN−990
のカーボンブラックを100重量部と、結合剤Dを10
0重量部と、メチルエチルケトンを400重量部と、ト
ルエンを200重量部と、メチルイソブチルケトンを2
00重量部とを、ボールミルで20時間混合し、バック
コート層用塗料中間物2とした。
【0041】バックコート層用塗料中間物1と、バック
コート層用塗料中間物2とを、カーボンブラックの重量
比で85:15となるように混合し、ボールミルで30
分間混合した。さらに、架橋剤として日本ポリウレタン
製コロネート−Lを10重量部加え、ボールミルで10
分間混合し、バックコート層用塗料とした。
【0042】非磁性支持体の磁性層が形成された面と反
対の面に、バックコート層用塗料を塗布、乾燥し、厚さ
0.5μmのバックコート層を形成した。さらに60℃
で10時間の加熱エージングを行い、架橋を促進させ
た。
【0043】8mm幅に裁断してサンプルテープを作製
した。
【0044】〈実施例2〉バックコート層用塗料中間物
1と、バックコート層用塗料中間物2との混合比を、カ
ーボンブラックの重量比で90:10とした以外は、実
施例1と同様にしてサンプルテープを作製した。
【0045】〈実施例3〉バックコート層用塗料中間物
1と、バックコート層用塗料中間物2との混合比を、カ
ーボンブラックの重量比で97:3とした以外は、実施
例1と同様にしてサンプルテープを作製した。
【0046】〈実施例4〉バックコート層用塗料中間物
2に使用する結合剤を結合剤Eとし、バックコート層用
塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間物2との混
合比を、カーボンブラックの重量比で97:3とした以
外は、実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し
た。
【0047】〈実施例5〉バックコート層用塗料中間物
2に使用する結合剤を結合剤Fとし、バックコート層用
塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間物2との混
合比を、カーボンブラックの重量比で85:15とした
以外は、実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し
た。
【0048】〈実施例6〉バックコート層用塗料中間物
2に使用する結合剤を結合剤Fとし、バックコート層用
塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間物2との混
合比を、カーボンブラックの重量比で97:3とした以
外は、実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し
た。
【0049】〈実施例7〉バックコート層用塗料中間物
2に使用する結合剤を結合剤Gとし、バックコート層用
塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間物2との混
合比を、カーボンブラックの重量比で90:10とした
以外は、実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し
た。
【0050】〈実施例8〉バックコート層用塗料液中間
物2に使用する結合剤を結合剤Gとし、バックコート層
用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間物2との
混合比を、カーボンブラックの重量比で97:3とした
以外は、実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し
た。
【0051】〈実施例9〉バックコート層用塗料中間物
1に使用する結合剤を結合剤Bとし、バックコート層用
塗料中間物2に使用する結合剤を結合剤Fとし、バック
コート層用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間
物2との混合比を、カーボンブラックの重量比で90:
10とした以外は、実施例1と同様にしてサンプルテー
プを作製した。
【0052】〈実施例10〉バックコート層用塗料中間
物1に使用する結合剤を結合剤Bとし、バックコート層
用塗料中間物2に使用する結合剤を結合剤Fとし、バッ
クコート層用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中
間物2との混合比を、カーボンブラックの重量比で9
7:3とした以外は、実施例1と同様にしてサンプルテ
ープを作製した。
【0053】〈実施例11〉バックコート層用塗料中間
物1に使用する結合剤を結合剤Cとし、バックコート層
用塗料中間物2に使用する結合剤を結合剤Fとし、バッ
クコート層用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中
間物2との混合比を、カーボンブラックの重量比で8
5:15とした以外は、実施例1と同様にしてサンプル
テープを作製した。
【0054】〈比較例1〉フィルム状の非磁性支持体上
に、組成Co90%−Ni10%の強磁性合金を酸素供
給下で斜め蒸着し、膜厚200nmの金属磁性薄膜を形
成した。
【0055】次に、平均一次粒子径が20nmである、
Columbian社製ConductexSCのカー
ボンブラックを100重量部と、結合剤Bを100重量
部と、メチルエチルケトンを600重量部と、トルエン
を300重量部と、メチルイソブチルケトンを300重
量部とを、ボールミルで50時間混合し、バックコート
層用塗料中間物1とした。
【0056】別途に、平均一次粒子径が270nmであ
る、Carncarb社製ThermaxMTN−99
0のカーボンブラックを100重量部と、結合剤Bを1
00重量部と、メチルエチルケトンを400重量部と、
トルエンを200重量部と、メチルイソブチルケトンを
200重量部とを、ボールミルで20時間混合し、バッ
クコート層用塗料中間物2とした。
【0057】バックコート層用塗料中間物1と、バック
コート層用塗料中間物2とを、カーボンブラックの重量
比で97:3となるように混合し、ボールミルで30分
間混合した。さらに、架橋剤として日本ポリウレタン製
コロネート−Lを10重量部加え、ボールミルで10分
間混合し、バックコート層用塗料とした。
【0058】非磁性支持体の磁性層が形成された面と反
対の面に、バックコート層用塗料を塗布、乾燥し、厚さ
0.5μmのバックコート層を形成した。さらに60℃
で10時間の加熱エージングを行い、架橋を促進させ
た。
【0059】8mm幅に裁断してサンプルテープを作製
した。
【0060】〈比較例2〉バックコート層用塗料中間物
1に使用する結合剤を結合剤Dとし、バックコート層用
塗料中間物2に使用する結合剤を結合剤Dとし、バック
コート層用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間
物2との混合比を、カーボンブラックの重量比で97:
3とした以外は、比較例1と同様にしてサンプルテープ
を作製した。
【0061】〈比較例3〉バックコート層用塗料中間物
1に使用する結合剤を結合剤Eとし、バックコート層用
塗料中間物2に使用する結合剤を結合剤Cとし、バック
コート層用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間
物2との混合比を、カーボンブラックの重量比で85:
15とした以外は、比較例1と同様にしてサンプルテー
プを作製した。
【0062】〈比較例4〉フィルム状の非磁性支持体上
に、組成Co90%−Ni10%の強磁性合金を酸素供
給下で斜め蒸着し、膜厚200nmの金属磁性薄膜を形
成した。
【0063】次に、平均一次粒子径が20nmである、
Columbian社製ConductexSCのカー
ボンブラックを90重量部と、平均一次粒子径が270
nmである、Cancarb社製ThermaxMTN
−990のカーボンブラックを10重量部と、結合剤A
を97重量部と、結合剤Fを3重量部と、メチルエチル
ケトンを600重量部と、トルエンを300重量部と、
メチルイソブチルケトンを300重量部とを、ボールミ
ルで50時間混合した。さらに、架橋剤として日本ポリ
ウレタン製コロネート−Lを10重量部加え、ボールミ
ルで10分間混合し、バックコート層用塗料とした。
【0064】非磁性支持体の磁性層が形成された面と反
対の面に、バックコート層用塗料を塗布、乾燥し、厚さ
0.5μmのバックコート層を形成した。さらに60℃
で10時間の加熱エージングを行い、架橋を促進させ
た。
【0065】8mm幅に裁断してサンプルテープを作製
した。
【0066】特性評価 以上の様にして作製したサンプルテープについて、サン
プルテープ完成後、および温度40℃、相対湿度80%
の環境下で7日間保存を行った後の特性を評価した。
【0067】評価は、温度25℃、相対湿度60%の環
境下で、摩擦係数、ドロップアウト、およびシャトル耐
久性を測定することにより行った。ドロップアウトは、
3分間に3×10-6秒、10dB以上の出力低下が起こ
った回数を測定した。また、シャトル耐久性は、1回に
つき20分間のシャトル走行を行い、出力が3dB低下
するまでの時間を測定した。ただし、100回走行して
も出力が低下しないものは打ち切りとした。
【0068】表2に、各サンプルテープのバックコート
層塗膜の構成およびガラス転移温度、サンプルテープ完
成後、および保存後の特性評価結果を示す。
【0069】表2中において、高分子結合剤1はバック
コート層用塗料中間物1に用いた高分子結合剤を示し、
高分子結合剤2はバックコート層用塗料中間物2に用い
た高分子結合剤を示す。また、混合比はバックコート層
用塗料中間物1と、バックコート層用塗料中間物2との
混合比を、カーボンブラックの重量比で表したものであ
る。ガラス転移温度はバックコート層塗膜のガラス転移
温度を示す。
【0070】
【表2】
【0071】実施例1〜実施例11では、バックコート
層塗膜のガラス転移温度によって各特性に差がみられ
た。バックコート層塗膜のガラス転移温度が30℃以
上、60℃以下のとき、摩擦係数が低く、シャトル耐久
性が高く、ドロップアウトが少なく、かつこれらの特性
が保存後も低下しない、優れた磁気テープが得られた。
【0072】これに対し、バックコート層塗膜のガラス
転移温度が60℃以上の実施例5および実施例7では、
シャトル耐久性が低く、保存後にはシャトル耐久性がさ
らに低下してしまった。
【0073】また、バックコート層塗膜のガラス転移温
度が30℃以下の実施例10および実施例11では、摩
擦係数が大きく、ドロップアウトも多かった。そして保
存後には各特性が著しく低下した。
【0074】よって、バックコート層塗膜のガラス転移
温度を30℃以上、60℃以下とすることで優れた磁気
テープが得られることがわかった。
【0075】比較例1では、平均粒径の異なる2種類の
カーボンを、ガラス転移温度が25℃の結合剤Bで分散
した。摩擦係数、シャトル耐久性、ドロップアウトのい
ずれの特性も低く、さらに保存後にはいずれの特性も低
下した。
【0076】比較例2では、平均粒径の異なる2種類の
カーボンを、ガラス転移温度が65℃の結合剤Dで分散
した。シャトル耐久性が低く、保存後には特性の低下も
みられた。
【0077】比較例3では、小粒径カーボンをガラス転
移温度が70℃の結合剤Eで、大粒径カーボンをガラス
転移温度が−25℃の結合剤Cで、それぞれ分散した後
に混合した。摩擦係数が大きく、ドロップアウトも多か
った。そして保存後には摩擦係数、シャトル耐久性、ド
ロップアウトのいずれの特性も大きく低下した。
【0078】よって、小粒径カーボンをガラス転移温度
が60℃以下の結合剤で、大粒径カーボンをガラス転移
温度が65℃以上の結合剤で、それぞれ分散すること
で、優れた磁気テープが得られることがわかった。
【0079】一方、比較例4では、平均粒径の異なる2
種類のカーボンを、結合剤Aと結合剤Fとで同時に分散
した。テープ完成後は優れた特性が得られていたが、保
存後にはいずれの特性も低下した。
【0080】よって、平均粒径の異なる2種類のカーボ
ンを、それぞれ異なる高分子結合剤で別々に分散した後
に混合することで、優れた磁気テープが得られることが
わかった。
【0081】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバックコート層を有する磁気記録媒体は、ガラス転移
温度が高い樹脂で被覆された粗大突起により、走行安定
性に優れ、かつ長期間の保存後においても、摩擦係数、
耐久性の劣化が少なく、特に再生信号の劣化が少ない。
また、ガラス転移温度が低い樹脂により、架橋性に優れ
た強靱な塗膜が形成され、裁断時のクラックや、走行時
の脱落を防ぐことができる。そして、走行安定性、耐久
性に優れ、かつ保存安定性に優れた磁気記録媒体を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気記録媒体の一構成例を拡
大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 非磁性支持体、 2 磁性層、 3 バックコート
層、 4 非磁性粉末、 5 高分子結合剤、 6 非
磁性粉末、 7 高分子結合剤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】塗布型の磁性層に用いられる強磁性金属と
しては、酸化鉄、Coドープの酸化鉄、二酸化クロム、
強磁性合金粉末、バリウムフェライトなどがある。酸化
鉄、二酸化クロムの針状比は、3/1〜30/1程度、
好ましくは4/1以上、平均長は0.05〜2.0μm
程度の範囲が有効である。強磁性合金粉末は金属粉が7
5重量%以上であり、金属分の80重量%以上がFe、
Co、Ni、Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co−N
iなどの強磁性金属で、長径が約0.5μm以下の粒子
であるのが好ましい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体の一方の面に磁性層が設け
    られ、かつ他方の面にはバックコート層が設けられてお
    り、 上記バックコート層は、第1の非磁性粉末をガラス転移
    温度が60℃以下の高分子結合剤で分散してなる第1の
    塗料と、第1の非磁性粉末よりも平均粒径の大きい第2
    の非磁性粉末をガラス転移温度が65℃以上の高分子結
    合剤で分散してなる第2の塗料とを混合した塗料が塗布
    されて形成されていることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記バックコート層のガラス転移温度が
    30℃以上、60℃以下であることを特徴とする請求項
    1記載の磁気記録媒体。
JP13711497A 1997-05-27 1997-05-27 磁気記録媒体 Withdrawn JPH10334453A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100504519B1 (ko) * 2001-08-08 2005-08-04 가부시키가이샤 도모에가와 세이시쇼 분체 단층피막 적층체 및 그 형성방법
JP2006216195A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Toray Ind Inc 磁気記録媒体支持体

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KR100504519B1 (ko) * 2001-08-08 2005-08-04 가부시키가이샤 도모에가와 세이시쇼 분체 단층피막 적층체 및 그 형성방법
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