JP3307405B2 - 磁気記録信号再生装置 - Google Patents

磁気記録信号再生装置

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JP3307405B2 JP01363991A JP1363991A JP3307405B2 JP 3307405 B2 JP3307405 B2 JP 3307405B2 JP 01363991 A JP01363991 A JP 01363991A JP 1363991 A JP1363991 A JP 1363991A JP 3307405 B2 JP3307405 B2 JP 3307405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTR(ビデオテー
プレコーダ)等の磁気記録再生装置のテープテンション
コントロールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、8ミリVTRには、塗布型メタ
ル(MP)テープと、蒸着(ME)テープの2種類の磁
気テープが用いられている。これらの各テープを、図2
によって簡単に説明すると、図2(a)は塗布型メタル
テープ20を示し、図2(b)は蒸着テープ30を示
す。この塗布型メタルテープ20の磁性層21は強磁性
金属粉末を分散剤,潤滑剤等の添加剤とともにバインダ
ーを用いてベースフィルム22上に塗布することにより
形成され、磁性層21の厚みは3.0μm、ベースフィ
ルム22の厚みは6.0μm、バックコート層23の厚
みは1.0μmである。また、上記蒸着テープ30の磁
性層31は上記添加剤を全く使用せずにCo−Ni(コ
バルト・ニッケル)の合金を酸化性ガス雰囲気中で真空
斜方蒸着することにより形成され、保護膜層31aと蒸
着層31bと下塗り層31cから構成されている。この
磁性層31の厚みは約0.2μm(2000Å)で上記
塗布型メタルテープ20の磁性層21の約1/15と極
めて薄いが高密度記録が可能である。この磁性層31の
厚みが薄い分、そのベースフィルム32の厚みは9.0
μmと上記塗布型メタルテープ20のものより厚くなっ
ている。また、上記蒸着テープ30のバックコート層3
3の厚みは0.8μmと上記塗布型メタルテープ20の
ものより若干薄くなっており、全体の厚みは両テープ2
0,30とも同厚(10μm)に形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記塗
布型メタルテープ20を用いてVTRを早送り再生(C
ue)/逆転又は巻戻し再生(REV)の変速再生する
場合に、該塗布型メタルテープ20のベースフィルム2
2は蒸着テープ30のものより薄いので、上記変速再生
に合ったテープテンションに制御するようにしておかな
いと、塗布型メタルテープ20がテープダメージを受け
易かった。また、上記蒸着テープ30を用いてVTRを
スティル(静止画)再生の変速再生する場合に、該蒸着
テープ30の磁性層31は極めて薄いので、テープテン
ションを上記変速再生に合ったテンションに制御するよ
うにしておかないと、ヘッドのスキャン時に上記蒸着テ
ープ30の磁性層31が剥がれて該蒸着テープ30に磁
性層31の剥離傷が発生する虞れがあった。そこで、こ
の発明は、変速再生時に各種テープ走行によって最適な
テープテンションになるように各種の磁気テープのテー
プテンションを制御することができる磁気記録信号再生
装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】磁気記録信号再生装置
供給リール台と回転ヘッドドラムの間に位置する、磁気
テープのテープテンションを制御するテープテンション
コントローラを有し、上記磁気記録信号再生装置のテー
プ走行停止時の信号再生時に、上記回転ヘッドドラムの
回転ヘッドのRF(Radio Frequency)
出力を検波し、該RF出力レベルに基づいて上記テープ
テンションコントローラを制御するようにしてある。
【0005】
【作用】磁気記録信号再生装置のスティル再生時(テー
プ走行停止時の信号再生時)等の変速再生時において、
RF出力を検出して予め決められた下限値になるまで供
給リール台と回転ヘッドドラムの間の磁気テープのテー
プテンションを弱めて行き、各種テープの走行にとって
最適なテープテンションになるように上記磁気テープの
テープテンションを制御,調整する。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。図1は8ミリVTR(磁気記録再生装置)のテー
プテンションコントロールシステム1の全体の構成を示
すブロック図である。このテープテンションコントロー
ルシステム1は、例えば8ミリVTRの早送り再生(C
ue)/逆転又は巻戻し再生(REV)時、或は、ステ
ィル(静止画)再生時等の変速再生時に、その供給リー
ル台10と回転ヘッドドラム11との間に走行する塗布
型メタルテープ20、或は、蒸着テープ30の磁気テー
プのテープテンションを、バックテンションを変化させ
て上記各種のテープ20,30の走行にとって最適なテ
ンンションになるように制御するものであり、図1中、
2は上記回転ヘッドドラム11の周面に突出する2個或
は4個のヘッド、3は各ヘッド2からのRF(Radi
o Frequency)信号出力を増幅するアンプ、
4はアンプ3のスイッチ後のビデオ信号処理系へ行く再
生(PB)・RF信号(出力)3′を検出するRF出力
検出回路、5はRF出力検出回路4の信号に基づきモー
タドライバ6をコントロールするシステムコントロー
ラ、7はテンションコントロールアーム8を矢印A,B
方向に回動させるモードコントロールモータ、9aはテ
ンションレギュレータ9のテンションアームである。
【0007】上記RF出力検出回路4は、PB・RF信
号3′のキャリアの下側エンベロープを検波して、ある
レベルでコンパレートし、正常/異常の判断を行う。ス
レッショルドレベルの規格は、現在VTRに使用のクロ
ッグ検出を行っているレベルに合わせ、例えば、NTS
Cモデルでは100mV以上が正常,50mV(下限
値)以下が異常(クロッグ)、PALモデルでは150
mV以上が正常,75mV(下限値)以下が異常(クロ
ッグ)とする。
【0008】また、上記テンションレギュレータ9は、
供給リール台10と回転ヘッドドラム11間の各テープ
20,30のテープテンションを強弱させるテンション
アーム9aと、上記供給リール台10の外周面に所定角
度巻装されたバンドブレーキ9bと、テンションアーム
9aとテンションコントロールアーム8に介在されたダ
ンパとしての引張りコイルバネ9cとを備えている。そ
して、テープテンションが強くなると、テンションアー
ム9aはバンドブレーキ9bが緩む方向に引っ張れてて
テープテンションが弱められ、逆にテープテンションが
弱くなるとテンションアーム9aはブレーキをかける方
向に動作することで、テープテンションを一定値に調整
している。
【0009】以上実施例のVTRのテープテンションコ
ントロールシステム1によれば、蒸着テープ30を用い
たVTRのスティル再生時の変速再生時に、各ヘッド2
からのRF出力をRF出力検出回路4で検波する。この
RF検出回路4の検出信号に基づいてその下限値までシ
ステムコントローラ5等を介してテンションコントロー
ルアーム8を図中矢印のB方向に少しずつ回動させるよ
うにモードコントロールモータ7を駆動させ、供給リー
ル台10と回転ヘッドドラム11間の蒸着テープ30の
テープテンションを少しずつ弱めてバックテンションを
変化させる。そして、このシステム1の各ヘッド2の1
つでも異常となった時の直前の位置でモータ7を止めて
上記蒸着テープ30の走行にとって最適なテープテンシ
ョンになるように制御する。また、もともと異常からス
タートした時は、各ヘッド2が正常になった位置で上記
モータ7を止めて上記蒸着テープ30の走行にとって最
適なテープテンションになるように制御する。これによ
り、上記各ヘッド2のスキャン時に、上記蒸着テープ3
0の磁性層31が剥がれることがなく、磁気テープ30
の磁性層31に発生し易い傷を確実に防止することがで
き、スティル特性を一段と向上させることができる。
尚、再生時に、モードコントロールモータ7以下を可動
させれば、スキューコントロールも可能となる。
【0010】また、塗布型メタルテープ20を用いたV
TRのCue/REV等の変速再生時に、上記蒸着テー
30の変速再生時と同様にして、各ヘッド2のRF出
力を検波して塗布型メタルテープ20の走行にとって最
も望ましいテープテンションになるようにコントロール
することにより、最小のテープテンションで再生するこ
とができ、上記蒸着テープ30のテープダメージを確実
に防止することができる。
【0011】尚、前記実施例によれば、テンションコン
トロールアームをコントロールする手段にモータを用い
たが、これに限られず、プランジャ等の各種の駆動手段
を用いてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明の磁気記録信号
再生装置によれば、磁気記録信号再生装置の供給リール
台と回転ヘッドドラムの間に位置する、磁気テープのテ
ープテンションを制御するテープテンションコントロー
ラを有し、上記磁気記録信号再生装置のテープ走行停止
時の信号再生時に、上記回転ヘッドドラムの回転ヘッド
のRF出力を検波し、該RF出力レベルに基づいて上記
テープテンションコントローラを制御するように構成し
たので、磁気テープのバックテンションを変化させ、各
種テープの走行にとって最適なテープテンションになる
ように制御することができる。これにより、磁気テープ
として蒸着テープを用いてスティル再生等の変速再生を
行う場合には該蒸着テープの剥離傷の発生を確実に防ぐ
ことができ、また、塗布型メタルテープを用いてCue
/REV等の変速再生を行う場合には塗布型メタルテー
プのテープダメージを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すVTRのテープテ
ンションコントロールシステムの全体の構成を示すブロ
ック図。
【図2】 (a)は塗布型メタルテープの説明図、
(b)は蒸着テープの説明図。
【符号の説明】
1…テープテンションコントロールシステム、2…ヘッ
ド、3′…RF出力、 10…供給リール台、11…回転ヘッドドラム、20,
30…磁気テープ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−206053(JP,A) 特開 昭58−88851(JP,A) 特開 昭62−267955(JP,A) 特開 昭64−82356(JP,A) 特開 昭59−110059(JP,A) 特開 昭59−96555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/43 G11B 15/093

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録信号再生装置の供給リール台と
    回転ヘッドドラムの間に位置する、磁気テープのテープ
    テンションを制御するテープテンションコントローラを
    有し、 上記磁気記録信号再生装置のテープ走行停止時の信号再
    生時に、 上記回転ヘッドドラムの回転ヘッドのRF出力
    を検波し、該RF出力レベルに基づいて上記テープテン
    ションコントローラを制御するようにしたことを特徴と
    する磁気記録信号再生装置。
JP01363991A 1991-02-05 1991-02-05 磁気記録信号再生装置 Expired - Fee Related JP3307405B2 (ja)

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