JPS61229228A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS61229228A
JPS61229228A JP7158885A JP7158885A JPS61229228A JP S61229228 A JPS61229228 A JP S61229228A JP 7158885 A JP7158885 A JP 7158885A JP 7158885 A JP7158885 A JP 7158885A JP S61229228 A JPS61229228 A JP S61229228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
magnetic
recording layer
film
oxide film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7158885A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotsugu Takagi
高木 博嗣
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Morimi Hashimoto
母理美 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7158885A priority Critical patent/JPS61229228A/ja
Priority to CA000502616A priority patent/CA1283813C/en
Priority to US06/832,723 priority patent/US4816351A/en
Publication of JPS61229228A publication Critical patent/JPS61229228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1亙豆j 本発明は、いわゆる金属薄膜型磁気記録媒体の改良に関
し、特に、Fe単体あるいはFeを25重量%以上含有
する強磁性合金(以下、これら単体および合金を総称し
てrFe系磁性金属」という)からなる金属磁性薄膜上
に保護膜を形成して耐食性および記録再生特性をともに
改善した磁気記録媒体に関する。
11韮遣 通常はプラスチックフィルムないしはシート等の非磁性
支持体上に、薄膜堆積法による強磁性金属薄膜を形成し
てなる金属薄膜型磁気記録媒体は、強磁性粉末を高分子
結合剤中に分散させ、塗布してなるいわゆる塗布型の磁
気記録媒体に比べ、磁気記録層の磁束密度が大きく、高
保磁力化、薄形化が容易であるため、近年、高密度記録
媒体として注目されている。
この金属薄膜型媒体の磁気記録層としては、従来より結
晶異方性、保磁力が大きく、かつ比較的耐食性に優れる
Co−Ni合金等のCo系合金が用いられて来た。比較
的安価なFe系磁性金属は、保磁力(以下rHc」と略
す)とともに重要な磁気特性である飽和磁束密度(以下
「BS」と略す)の点で上記Co系合金に勝るものの、
Fe系磁性金属の薄膜はきわめて酸化されやすく、磁気
記録層としての耐食性に問題があった。
この耐食性の問題を解決するために、耐食性保護膜とし
てCr、V、Ni等の耐食性金属あるいはAl2O3,
5i02等の酸化物等を磁気記録層の保護膜とすること
が検討されている。しかし、上記の耐食性金属、酸化物
等の保護膜は、十分な耐食性を得るにはある程度の厚さ
が必要であるため、スペーシングロスによる記録再生効
率の低下を生じ、これは特に短波長側において著しい、
また上記の保護膜は潤滑性、耐摩耗性が良好でないとい
う問題点があり、実用化には至っていない。
立」LL」Lの 本発明の目的は、Bsが太きく安価なFe系磁性金属か
らなる磁気記録層の上に特定の保護膜を形成することに
より、耐食性、耐摩耗性および記録・再生特性を改善し
た磁気記録媒体を提供することにある。
LLの11’ 本発明者等の研究によれば、強磁性のCo酸化物皮膜を
Fe系磁性金属からなる磁気記録層上に形成することが
、上記の目的の達成のために効果的であることが見出さ
れた。
本発明の磁気記録媒体は、このような知見に基づくもの
であり、より詳しくは、非磁性支持体上に、Fe単体あ
るいはFeを25重量以上%含有する強磁性合金(すな
わちFe系磁性金属)からなる磁気記録層および強磁性
のCo酸化物皮膜をこの順序で形成してなることを特徴
とするものである。
本発明の磁気記録媒体は、スペーシングロスを防ぐため
十分な厚さを持たせることができなかった従来の非磁性
の保護膜に代えて、耐食性と潤滑性、jlFJ摩耗性に
優れ、しかもそれ自身が磁気記録層として機能するCo
酸化物皮膜をFe系磁性金属層上に形成したことに特徴
がある。
本発明のCo酸化物皮膜は、それ自身が磁気記録層とし
ても機能し、十分に信頼性ある厚さとすることができる
。したがって本発明によれば、耐食性、耐摩耗性と同時
に、記録再生特性を改善した磁気記録媒体が得られる。
讐 以下、本発明を更に詳細に説明する。以下の記載におい
て組成を表わす「%」は特に断らない限り重量基準とす
る。
本発明の磁気記録媒体は、第1図にその一実施例の部分
断面構成を示すように、非磁性支持体1の一面に、Fe
系磁性金属からなる下部磁気記録層2および強磁性のC
o酸化物皮膜からなる下部磁気記録層3を形成してなる
非磁性支持体lとしては1通常、ポリエステル、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリスルホン、ポリアセテート等の
厚さ5〜long程度のフィルムが好ましく用いられる
が、その他ガラス、アルミニウム、表面を酸化処理した
アルミニウム等も必要に応じて用いることができ、基本
的には、所望の磁気記録層形成面を与える任意の非磁性
固体材料が用いられる。
下部磁気記録層2は、再生出力を向上させるため、Bs
およびHcの大きい磁性材料であり、特にBsの大きい
材料であるFe系磁性金属により構成される。この下部
磁気記録層2は上部磁気記録層3を介して、ヘッドと磁
気的に相互作用するため、特に長波長側の記録再生特性
が重要だからである。
下部磁気記録層2を構成するFe系磁性金属としては、
Fe単体又はFeを含有する合金、例えばFe−Co、
Fe−Ni、Fe−Mn、Fe−Cr、Fe−V、Fe
−Cu、Fe−Ti、Fe−Co−Ni、Fe−Co−
B、Fe−Co −Cr、Fe−Co−V等が用いられ
る。
Feの含有率が小さい合金は、Bsが小さくなると同時
に材料コスト的にもやや不利になるため、Fe単体ある
いはFeを25%以上含有する強磁性合金からなるFe
系磁性金属が用いられる。最大のBsを有するFe60
原子%−C。
40原子%の合金もしくは、好ましくはCo20〜60
原子%を含み残部Feからなる合金が、磁気特性の点か
ら更に好ましく用いられる。必要に応じて、更に微量添
加物を含むことは差し支えない。
この下部磁気記録層2は、真空蒸着、イオンブレーティ
ング、スパッタリング等の成膜法により、厚さ0.05
〜2pm程度の薄膜として非磁性支持体l上に形成され
る。
一方、上部磁気記録層は、下部磁気記録層2の上にCo
酸化物皮膜3として形成される・このCo酸化物皮膜3
は、前述のように、それ自体が磁気記録層としても機能
するため、従来の非磁性の保護層におけるように、その
厚さを極端に薄い範囲に制限されることはない、Co酸
化物皮膜3は、むしろ厚い方が耐食性における信頼性は
向上するため、厚さ0.01〜0 、51Lm程度が好
ましく、0.051Lm 〜0.2ILm程度が更に好
ましい。
Co酸化物皮II!I3は、希薄酸素の存在下でCoを
蒸着もしくはイオンブレーティングすることにより、又
は酸素を含む不活性ガス中でCoをスパッタリングする
ことにより形成される。CoS化物皮膜の磁気特性は、
成膜時の酸素分圧により変化し、その条件は使用する成
膜装置の容量、排気速度、あるいは成膜速度等に依存す
るため一概に規定することは困難であるが、通常、蒸着
法では10 ’ 〜l 0−2T o r r程度の酸
素分圧、スパッタリング法では不活性ガスの5%ないし
16%の酸素分圧下で磁気特性の優れたCo酸化物皮膜
3が得られる。蒸着室を2室有する連続蒸着装置を用い
て、下部磁気記録層2とCo酸化物皮膜3を連続して形
成すれば生産性向上のために好ましい。
このCo酸化物皮膜3は磁気ヘッドと相対する位置にあ
り、特に短波長側の記録再生特性が重要となるため、B
s2000ガウス以上、He3000e以上が好ましく
、更にはHc5000e以上が好ましい。
蒸着粒子を非磁性支持体lに対し、はぼ垂直に入射して
薄膜を形成すると、Bsがおおよそ5000ガウス以下
のCo酸化物皮膜3が垂直磁化膜として得られる。この
垂直磁化膜は短波長の記録再生特性に優れるため、本発
明の磁気記録媒体においてはBsの大きな下部磁気記録
層と金わせ、後述するように広い波長範囲(すなわち広
い周波数範囲)にわたり、大きな再生出力を得ることが
できる。
なお、本発明の磁気記録媒体においては、下部磁気記録
層2とCo酸化物皮膜3の間に5i02等からなる(ご
く薄い)中間層、又はその他の層が例えば0.1JLm
以下の厚さで必要に応じて形成されていてもよい。
また、本発明の磁気記録媒体は磁気記録層の保wIRの
耐食性、耐摩耗性が要求される限り、ディスク、シート
、テープ、カード等任意の形態を取り得る。
11立皇j 上記したように本発明によれば、飽和磁束密度(Bs)
が大きいFe系磁性金属からなる下部磁気記録層の上に
、強磁性のCo酸化物皮膜を形成することにより、耐食
性、耐摩耗性が改善され。
かつ記録再生特性に優れた磁気記録媒体が得られる。C
o酸化物皮膜が垂直磁化膜であると、短波長(高周波)
側の再生出力が向上し、高密度記録、広帯域用記録媒体
として、さらに優れたものとなる。
実jL例 以下、実施例、比較例により本発明を更に具体的に説明
する。
支ム1」 厚さ12JLmのポリエステルフィルムの一面に、電子
ビーム加熱法による連続蒸着装置を用いて、下部磁気記
録層としてFe単体の厚さ0.1p、mの金属薄膜を形
成した。この際、Hcを向上させるために、Fe蒸着粒
子の入射角は、支持体フィルムに対し最小65°に制限
した。
さらに、同一の蒸着装置により、4 X t o −5
Torrの酸素雰囲気中で入射角をO〜45°に制限し
てCoを蒸着させ、上部磁気記録層たる厚さ0.08p
mのCo酸化物膜を形成した後、12.7mmにスリッ
トして、本発明による磁気テープ(No、l)を得た。
一方、比較のため厚さ12pmのポリエステルフィルム
にFe単体の金属薄膜(下部磁気記録M)のみを上記と
同様に形成したフィルム、およびCo酸化物皮膜(上部
磁気記録層)のみを同様に形成したフィルムを12.7
mmにスリットした磁気テープをも作製した。
上記3種類の磁気テープについて、磁気特性の測定およ
び耐食試験を行った0本発明のテープについてはさらに
動摩擦係数、スチル耐久性および周波数特性をも測定し
た。
磁気特性の測定は振動試料型磁力計を用いて行い、耐食
試験は60℃、相対湿度90%の恒温恒湿条件下に磁気
テープを放置し、光学顕微鏡によりテープ表面を観察し
サビの発生する時間を測定した。スチル耐久性は市販V
TRデツキ装置のスチルモードを用いて再生出力が最初
の値の1/2になるまでの時間として測定した。
上記結果を後記si表に、周波数特性を第2図に示す。
mヱ 厚さ9gmのアラミドフィルムの一面に、実施例1と同
一の連続蒸着装置を用いて、最小入射角を60°として
厚さ0.IILmのF e 50 % −Co50%の
組成を有する金属薄膜(下部磁気記録層)を形成した後
、5i02からなる厚さ0.03JLmの中間層を形成
した。
さらに同一の蒸着装置により、5 X 10−”Tor
rの酸素雰囲気中で入射角がθ〜45″になるように蒸
着粒子の入射角を制限してCoを蒸着させ、厚さ0.2
pmのCo酸化物皮膜(上部磁気記録層)を形成した。
このCo酸化物皮膜は、膜に垂直方向の残留磁化が面内
の残留磁化により大きい垂直磁化膜として得られた。
さらに、上記フィルムを12.7mmにスリットして、
本発明による磁気テープを得た。
一方、比較のため、厚さ9ILmのアラミドフィルムに
、Fe−Co下部磁気記録層のみを上記と同様く形成し
たフィルム、およびCo酸化物皮膜の上部磁気記録層の
みを上記と同様に形成したフィルムを12.7mmにス
リットして磁気テープを作製した。
上記3種類の磁気テープについて、実施例1と同様に磁
気特性、耐食性を測定し、本発明テープNo、2につい
ては動摩擦係数、スチル耐久性および周波数特性の測定
を行った。結果を第1表に、周波数特性を第2図に示す
上蓋1 厚さ12mのポリエステルフィルムの一面に、実施例1
と同一の蒸着装置を用いて最小入射角を60°に制限し
、厚さ0.151LmのCo80%−Ni20%の組成
を有する金属薄膜を形成し、12.7mmにスリットし
て比較例の磁気テープとした。
実施例1と同様に、比較例のテープについて、磁気特性
、耐食性、動摩擦係数、スチル耐久性および周波数特性
の測定を行った。
結果を第1表に、周波数特性を第2図に示第1表に示し
たように、本発明のテープ(No、lおよびNo、2)
は耐食性において。
下部磁気記録層のみを形成した磁気テープより明らかに
優れており、また比較例のテープよりも大幅な改善を示
した。また動摩擦係数においては、比較例のテープより
若干小さく走行性がやや上回り、スチル耐火性において
は比較例のテープより大幅な改善を示した。
さらに第2図に示したように1本発明の磁気テープ(N
o、1.No、2)は、全周波数領域にわたって比較例
のテープより優れた再生出力周波数特性を示した。特に
、Co酸化物皮膜が垂直磁化膜であるNo、2のテープ
は高周波領域において比較例のテープより顕著な改善を
示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の実施例の部分断面図で
あり、第2図は実施例1.実施例2および比較例の磁気
テープの再生出力周波数特性を示したグラフである。 l・・・非磁性支持体、 2・・・下部磁気記録層、 3・・・Co酸化物皮膜。 良り1上11」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体上に、Fe単体あるいはFeを25重
    量%以上含有する強磁性合金からなる磁気記録層および
    強磁性のCo酸化物皮膜を、この順序で形成してなるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。 2、上記Co酸化物皮膜の磁化容易方向が膜面に対し略
    垂直である特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。
JP7158885A 1985-02-26 1985-04-04 磁気記録媒体 Pending JPS61229228A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7158885A JPS61229228A (ja) 1985-04-04 1985-04-04 磁気記録媒体
CA000502616A CA1283813C (en) 1985-02-26 1986-02-25 Magnetic recording medium
US06/832,723 US4816351A (en) 1985-02-26 1986-02-25 Magnetic recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7158885A JPS61229228A (ja) 1985-04-04 1985-04-04 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61229228A true JPS61229228A (ja) 1986-10-13

Family

ID=13464983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7158885A Pending JPS61229228A (ja) 1985-02-26 1985-04-04 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61229228A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6460813A (en) * 1987-08-31 1989-03-07 Sony Corp Magnetic recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6460813A (en) * 1987-08-31 1989-03-07 Sony Corp Magnetic recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0133353B1 (ko) 자기기록매체 및 그 제조방법
US4816351A (en) Magnetic recording medium
JPS61229228A (ja) 磁気記録媒体
JPH01238106A (ja) 耐食性強磁性薄膜
US4661421A (en) Method for preparing a magnetic recording medium
EP0213346B1 (en) Magnetic recording medium
JPS60145524A (ja) 磁気記録媒体
US4400444A (en) Magnetic recording media and process of producing them
JPS6333286B2 (ja)
JP3009943B2 (ja) ディジタル記録用磁気記録媒体
JP2004046928A (ja) 磁気記録媒体
JPS58180008A (ja) 磁気記録媒体
JP2521532B2 (ja) 垂直磁気記録媒体、該媒体の製造法並びに記録再生方法
JPS61187122A (ja) 磁気記録媒体
JPS61229229A (ja) 磁気記録媒体
JPH0315245B2 (ja)
JPS61294635A (ja) 磁気記録媒体
JP2715783B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6333287B2 (ja)
JPH01303623A (ja) 磁気記録媒体
JPS58171717A (ja) 磁気記録媒体
JPS62256217A (ja) 磁気記録媒体
JPH01319119A (ja) 磁気記録媒体
JPS61278014A (ja) 磁気記録媒体
JPH0159643B2 (ja)