JPH0240539B2 - Sharyonishosarerupawaa*sutearingu - Google Patents

Sharyonishosarerupawaa*sutearingu

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JPH0240539B2
JPH0240539B2 JP5427883A JP5427883A JPH0240539B2 JP H0240539 B2 JPH0240539 B2 JP H0240539B2 JP 5427883 A JP5427883 A JP 5427883A JP 5427883 A JP5427883 A JP 5427883A JP H0240539 B2 JPH0240539 B2 JP H0240539B2
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JP
Japan
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control valve
pressure
spool
steering
compensation
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JP5427883A
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Inventor
Fujio Momyama
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0240539B2 publication Critical patent/JPH0240539B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/08Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、車両に使用されるパワー・ステア
リングの改良に関する。
一般に、車両に使用されるパワー・ステアリン
グは、オイル・ポンプと、フロー・コントロー
ル・バルブと、コントロール・バルブ・スプール
の両側に反力室をそれぞれ備えるコントロール・
バルブと、パワー・シリンダとよりなり、そのフ
ロー・コントロール・バルブが、そのオイル・ポ
ンプから送られる圧油の流量を調整し、さらに、
そのコントロール・バルブが、そのコントロー
ル・バルブ・スプールの往復摺動に応じて、その
フロー・コントロール・バルブからそのパワー・
シリンダに送られる圧油の方向を制御してそのパ
ワー・シリンダを動作し、適度な反力、すなわ
ち、手応えを得ながら操舵を容易にするように構
成されてきている。
そのようなパワー・ステアリングにおいては、
そのコントロール・バルブ・スプールの僅かな動
きによつてもパワー・シリンダが動作され、操舵
に要求される力が増幅されるため、そのコントロ
ール・バルブ・スプールには、ステアリング・ホ
イールの回転に応じて常に適正に往復摺動される
こと、すなわち、そのステアリング・ホイールの
回転に対して動作遅れが少ないことが要求されて
きている。
しかし、通常のパワー・ステアリング、例えば
インテグラル型のパワー・ステアリングを使用し
た車両においては、ステアリング・シヤフトのス
プライン結合部分、ウオーム・シヤフトとパワー
ピストンとのボール・スクリユ結合部分、そのパ
ワー・ピストンとセクタ・シヤフトとの噛合部
分、そのステアリング・シヤフトとそのウオー
ム・シヤフトとの連結部分などにがたつきを生
じ、それらのがたつきが総合されていわゆるステ
アリング・ホイールの遊びとして現われ、そのス
テアリング・ホイールを回転させる際、そのコン
トロール・バルブ・スプールの往復摺動において
動作遅れを生じる傾向にあつた。
勿論、上述のようながたつきを生じる部分は、
そのパワー・ステアリングの使用期間に応じて次
第に摩耗し、そのがたつきの度合が大きくなり、
その結果、ステアリング・ホイールの遊びが大き
くなり、ステアリング・ホイールの操作感覚が変
化される傾向にあつた。
この発明の目的は、ステアリング・ホイールの
回転に応じて、コントロール・バルブ・スプール
を常に適正に往復摺動させ、殊に、パワー・ステ
アリングの構成部品の取付けやばらつきや、操作
力伝達係統におけるがたつきを生じている場合に
も、そのコントロール・バルブ・スプールの動作
遅れを防止し、すなわち、そのコントロール・バ
ルブ・スプールの感度の変化を少なくし、パワ
ー・シリンダを適正に動作させて、適度な反力を
得ながら操舵を容易にするところの車両に使用さ
れるパワー・ステアリングの提供にある。
それらを課題として、この発明の車両に使用さ
れるパワー・ステアリングは、オイル・ポンプ、
フロー・コントロール・バルブ、コントロール・
バルブ・スプールの両側に反力室をそれぞれ備え
るコントロール・バルブ、および、パワー・シリ
ンダよりなるもので、一対の補償圧力室が、その
反力室から区画されてそのコントロール・バル
ブ・スプールの両側にそれぞれ形成され、絞りが
そのフロー・コントロール・バルブのコントロー
ル・バルブ・ポートとそのコントロール・バルブ
の圧力ポートとを連絡する油圧供給通路に設けら
れ、補償圧力制御通路がその絞りの上流側をその
一対の補償圧力室にそれぞれ連絡し、補償圧力制
御弁がその一対の補償圧力室の圧力を調整するよ
うに、その補償圧力制御通路に設けられ、アクチ
ユエータがその補償圧力制御弁を開閉するよう
に、その補償圧力制御弁に連結され、コントロー
ル・ユニツトが操舵量センサおよびその油圧供給
通路のその絞りの上流側に設けられた圧力センサ
に電気的にそれぞれ接続され、それらセンサから
の信号に応じてその補償圧力制御弁を開閉するよ
うに、そのアクチユエータへの出力電流を制御す
る構成にしている。
以下、この発明に係る車両に使用されるパワ
ー・ステアリングの望まし具体例について、図面
を参照して説明する。
図は、キヤブ・オーバ型トラツクに適用された
この発明の車両に使用されるパワー・ステアリン
グの具体例10を概説的に示している。
そのパワー・ステアリング10は、オイル・ポ
ンプ11とフロー・コントロール・バルブ12
と、コントロール・バルブ・スプール29の両側
に反力室38,39をそれぞれ備えるコントロー
ル・バルブ13と、パワー・シリンダ14とを基
本的な構成にして、操舵するもので、一対の補償
圧力室42,43がその反力室38,39から区
画されてそのコントロール・バルブ・スプール2
9の両側に形成され、そのフロー・コントロー
ル・バルブ12のコントロール・バルブ・ポート
16とそのコントロール・バルブ13の圧力ポー
ト20とを連絡する油圧供給通路76に設けられ
た絞り44の上流圧を補償圧力制御通路45,4
6,47を介して、その一対の補償圧力室42,
43に導き、補償圧力制御弁48がその補償圧力
制御通路45,46,47に設けられ、さらにコ
ントロール・ユニツト56が、操舵量センサ68
およびその油圧供給通路76のその絞り44の上
流側に設けられた圧力センサ75からの信号に応
じて、その補償圧力制御弁48を開閉するアクチ
ユエータ55への出力電流を制御するように構成
されている。
オイル・ポンプ11は、そのキヤブ・オーバ型
トラツクに搭載された内燃機関(図示せず)によ
つて駆動されるもので、オイル・リザーバ67内
の圧油を吸い上げ、その内燃機関の回転数にほぼ
比例した圧油の吐出量が得られるように構成され
ている。
そのオイル・ポンプ11は既存のパワー・ステ
アリングに使用されるオイル・ポンプと同様に構
成されるため、その構成の説明を省略する。
フロー・コントロール・バルブ12は、そのオ
イル・ポンプ11の吐出側に接続されるポンプ・
ポート15、後述するコントロール・バルブ13
の圧力ポート20側に接続されるコントロール・
バルブ・ポート16、および、そのオイル・ポン
プ11のサクシヨン側に接続されるサクシヨン・
ポート17を備えるケーシングと、そのケーシン
グ内に往復摺動可能に配置されたオイル・リター
ン・コントロール・スプール(図示せず)などよ
りなり、そのポンプ・ポート15側に送られる圧
油の流量を調整して、所定の流量をそのコントロ
ール・バルブ・ポート16側に送り、また、余剰
流量をそのサクシヨン・ポート17からそのオイ
ル・ポンプ11のサクシヨン側、すなわち、オイ
ル・リザーバ67側に戻すように構成されてい
る。
そのフロー・コントロール・バルブ12は、既
存のパワー・ステアリングに使用されるフロー・
コントロール・バルブと同様に構成されるため、
その構成の詳細な説明を省略する。
コントロール・バルブ13は、スプール・チヤ
ンバ19、そのフローコントロール・バルブ12
のコントロール・バルブ・ポート16を油圧供給
通路76を介してそのスプール・チヤンバ19に
接続する圧力ポート20、そのスプール・チヤン
バ19を油圧排出通路77を介してそのオイル・
リザーバ67側に接続する排出ポート21、およ
び、パワー・シリンダ・ポート22,23,24
を備えるコントロール・バルブ・ケーシング18
と、、その圧力ポート20をその排出ポート21
および、パワー・シリンダ・ポート22,23,
24に切換え接続するように、そのスプール・チ
ヤンバ19内に往復摺動可能に配置されたコント
ロール・バルブ・スプール29と、そのスプー
ル・チヤンバ19内で、そのコントロール・バル
ブ・スプール29の両側に形成された一対の反力
室38,39と、さらに、そのコントロール・バ
ルブ・スプール29の両側で、その反力室38,
39から区画されてそれぞれ形成された一対の補
償圧力室42,43とより構成されている。
勿論、そのスプール・チヤンバ19内には、そ
の圧力および排出ポート20,21に連絡される
ようにして、リング溝27,28がそれぞれ形成
されている。
また、そのコントロール・バルブ・スプール2
9が中立位置に置かれた状態で、そのリング溝2
7,28よりも外側に位置されたそのコントロー
ル・バルブ・スプール29の両端周囲には、ラン
ド30,33がそれぞれ形成され、そのランド3
0,33間には、そのリング溝27,28に向い
合うようにしてランド31,32がそれぞれ形成
されている。
勿論、それらのランド30,31,32,33間
には、そのパワー・シリンダ・ポート22,2
3,24に連絡され得るスプール溝71,72,
73がそれぞれ形成されている。
さらに、そのコントロール・バルブ・スプール
29の両端内側には、そのコントロール・バル
ブ・スプール29の軸方向に沿つて伸長され、か
つ、両端が開放されたボア34,35がそれぞれ
形成され、そのボア34,35は、連通孔40,
41を介して、そのスプール溝71,72にそれ
ぞれ接続されている。
また、そのコントロール・バルブ13のバル
ブ・ケーシング18は、そのコントロール・バル
ブ・スプール29のボア34,35にそれぞれ嵌
め込まれるスプール・ガイド36,37を備えて
いる。
勿論、そのスプール・ガイド36,37は、そ
のコントロール・バルブ・スプール29の組付け
性を考慮して、そのバルブ・ケーシング18と別
体で形成し、そのバルブ・ケーシング18にねじ
込まれるプラグ型のものとして構成することが望
ましい。
従つて、そのスプール・ガイド36,37をそ
のボア34,35に嵌め込むよにして、そのコン
トロール・バルブ・スプール29がそのバルブ・
ケーシング18のスプール・チヤンバ19内に往
復摺動可能に配置されるならば、そのスプールガ
イド36,37の端面に協働されて、そのボア3
4,35内には、反力室38,39がそれぞれ形
成される。
その反力室38,39は、上述の連通孔40,4
1を介して、スプール溝71,72にそれぞれ連
絡されていることは勿論である。
さらに、上述のようにして、そのコントロー
ル・バルブ・スプール29がそのバルブ・ケーシ
ング18のスプール・チヤンバ19内に配置され
た状態において、そのコントロール・バルブ・ス
プール29の両側には、一対の補償圧力室42,
43がそれぞれ形成されている。
すなわち、その一対の補償圧力室42,43
は、そのスプール・ガイド36,37によつて、
その反力室38,39から区画され、そのスプー
ル・ガイド・36,37の根元側の周囲を被うよ
うにリング状にそれぞれ形成されている。
勿論、上述のコントロール・バルブ・スプール
29は、ステアリング操作に応動して往復摺動す
るため、そのコントロール・バルブ・スプール2
9のほぼ中央の位置には、シヤフト66の一端が
固定され、そのシヤフト66の他端は、そのコン
トロール・バルブ・ケーシング18を貫通して、
ステアリング・シヤフト(図示せず)側に連結さ
れている。
パワー・シリンダ14は、そのコントロール・
バルブ13のケーシング20に一体的に形成さ
れ、かつ、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート22,23,24に接続さ
れたシリンダ・ボア57を備えるパワー・シリン
ダ・ケーシングと、そのパワーシリンダ・ポート
22,23、および24に対応して接続された一
対のシリンダ室59,60をそのシリンダ・ボア
57内に形成するように、そのシリンダ・ボア5
7内に往復摺動可能に配置されたパワー・ピスト
ン58とから構成され、さらに出力部を概念的に
説明すれば、一端がそのパワー・ピストン58に
連結され、他端がそのパワー・シリンダ・ケーシ
ングを貫通して外側に突出されたプツシユ・ロツ
ド61と、そのプツシユ・ロツド61の反対側の
位置で、そのプツシユ・ロツド61とほぼ同一軸
心的にそのパワー・シリンダ・ケーシングに固定
されたロツド62とより構成されている。
勿論、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート22,23は、連通路6
3,64を介してそのシリンダ室59に、また、
パワー・シリンダ・ポート24は、連通路65を
介して、そのシリンダ室60に、それぞれ接続さ
れている。
そのように構成されたパワー・シリンダ14の
プツシユ・ロツド61の他端は、キヤブ・オーバ
型トラツクのシヤシ・フレーム側に取り付けら
れ、また、そのプツシユ・ロツド61の反対側に
位置されたロツド62は、ステアリング・アーム
(図示せず)を駆動するドラツグ・リンク(図示
せず)側に取り付けられる。
絞り44は、固定絞りで、上述のフロー・コン
トロール・バルブ12のコントロール・バルブ・
ポート16とコントロール・バルブ13の圧力ポ
ート20とを連絡する油圧供給通路76に設けら
れている。
勿論、その絞り44はそのコントロール・バル
ブ・ポート16とその圧力ポート20との間であ
れば、その絞り44を設ける位置は任意であり、
例えば、コントロール・バルブ・ケーシング18
に設けたり、また、そのコントロール・バルブ・
ポート16とその圧力ポート20とを接続する油
圧配管に設けたりすることも可能である。
また、絞り44は、後述する補償圧力制御通路
45,46,47を介して、補償圧力室42,4
3に比較的高い圧力の圧油を導き入れるように構
成されるものであれば、その形態は任意であり、
例えば、オリフイス板、ベンチユリ管などをその
絞り44として使用することも可である。
補償圧力制御通路45,46,47は、その絞
り44の上流側をその一対の補償圧力室42,4
3にそれぞれ連絡している。
すなわち、その補償圧力制御通路45,46,
47は、その絞り44の上流側の圧油を、後述す
る補償圧力制御弁48を経由してその一対の補償
圧力室42,43に送るように構成されている。
従つて、その補償圧力制御通路45は、一端を
その絞り44の上流側に、他端をその補償圧力制
御弁48の圧力ポート50にそれぞれ接続し、ま
た、その補償圧力制御通路46,47は、それぞ
れの一端をその補償圧力制御弁48の制御ポート
51,52に、それぞれの他端をその補償圧力室
42,43のポート25,26に接続している。
補償圧力制御弁48は、スプール型の方向制御
弁で、圧力ポート50および一対の制御ポート5
1,52をそれぞれ有し、内側にそれらのポート
50,51,52に連絡されたスプール・チヤン
バ49を備えるバルブ・ケーシングと、その圧力
ポート50をその制御ポート51,52に切換え
接続するように、そのスプール・チヤンバ49に
往復摺動可能に配置されたスプール53とより構
成されている。
アクチユエータ55は、その補償圧力制御弁4
8のスプール53を操作ロツド54を介して往復
摺動させ、その圧力ポート50とその制御ポート
51および52とを選択的に切換え接続するよう
に構成されている。
勿論、そのアクチユエータ55は、後述するコ
ントロール・ユニツト56に電気的に接続され、
そのコントロール・ユニツト56からの電気信号
に応じてそのスプール53を往復摺動させるもの
であれば、その形態は任意であり、ここにおいて
は、電磁コイルが使用されている。
コントロール・ユニツト56は、操舵量センサ
68および上述した絞り44の上流側に設けられ
た圧力センサ75に電気的にそれぞれ接続され、
それらセンサ68,75からの信号に応じてその
補償圧力制御弁48を開閉するように、そのアク
チユエータ55への出力電流を制御するもので、
主として、入力および出力回路、記憶回路、演算
回路、制御回路、および、電源回路より構成され
ている。
その操舵量センサ68は、そのキヤブ・オーバ
型トラツクのステアリング・シヤフトの回転速
度、回転方向、および回転角度を検出するもの
で、そのステアリング・シヤフトの所定の位置に
おける外側を被うように配置されている。
勿論、その操舵量センサ68は、回転センサと
して分解能が高く、かつ、消費電力が小さく、し
かも、出力として確実かつ大きな信号を発生する
ものが望ましく、例えば、光電型のもの、磁電変
換素子を備えた半導体型のものなどが使用され
る。
その圧力センサ75は、そのフロー・コントロ
ール・バルブ12のコントロール・バルブ・ポー
ト16とそのコントロール・バルブ13の圧力ポ
ート20とを連絡する油圧供給通路76における
絞り44の上流側に配置され、その絞り44の上
流圧を検出し、その絞り44の上流圧が上昇し始
める瞬間に電気信号をそのコントロール・ユニツ
ト56に送るように構成されている。
従つて、その操舵量センサ68およびその圧力
センサ75は、そのコントロール・ユニツト56
の入力回路に電気的にそれぞれ接続され、また、
そのコントロール・ユニツト56の出力回路は、
アクチユエータ55に電気的に接続されている。
そのコントロール・ユニツト56は、その操舵
量センサ68およびその圧力センサ75と組み合
わされて使用されることにより、それらセンサ6
8,75からの信号に応じてアクチユエータ55
を制御し、補償圧力制御弁48を開閉して、その
コントロール・バルブ・スプール29を動かし、
ステアリング・ホイールの遊びを打ち消すように
構成されている。
すなわち、そのステアリング・ホイールを操作
しても、そのステアリング・ホイールには遊びを
生じているので、操作力および操作量はタイヤ側
に伝達されず、その結果、そのタイヤ側からの反
作用が働かず、パワー・シリンダ14に油圧は発
生しない。そのような状態からそのステアリン
グ・ホイールをさらに回転させ、その遊びの範囲
を越えると、そのタイヤ側からの反作用が働き始
め、そのパワー・シリンダ14の油圧が上昇す
る。
勿論、そのようにして油圧が上昇し始めるまで
のそのステアリング・ホイールの回転量を遊びと
してその操舵量センサ68で検出し、その回転量
はそのコントロール・ユニツト56に記憶されて
いる。そのようなステアリング・ホイールの遊び
は、常に一定ではなく、そのパワー・ステアリン
グ10の使用期間に応じて変化するので、そのコ
ントロール・ユニツト56は、常に最新の遊びと
してそのステアリング・ホイールの回転量を記憶
していることは勿論である。
従つて、そのステアリング、ホイールが実際に
操作される際、その操舵量センサ68が運転者に
よる操舵の瞬間を検出すると、即座に、その記憶
された遊びの大きさに応じてその補償圧力制御弁
48がそのコントロール・ユニツト56からの出
力信号によつて開閉される。その結果、絞り44
の上流圧がその補償圧力制御弁48を経由して、
補償圧室42,43の何れか一方に導かれ、その
コントロール・バルブ・スプール29が左右何れ
かに動かされ、そのステアリング・ホイールの遊
びが打ち消される。
また、上述の絞り44は、上述のような補償動
作に要求される所定の圧力を常に確保するため
に、その油圧供給通路76に設けられているもの
で、その絞り44の絞り効果によるその絞り44
の上流圧は、そのパワー・シリンダ14の圧力よ
りもある程度高くされ、その上流側とそのパワ
ー・シリンダ14の圧力との差が、上述の補償動
作を成す必要最低限の圧力に相当する。
次に、上述のパワー・ステアリング10が適用
されたキヤブ・オーバ型トラツクの走行について
述べるに、コントロール・ユニツト56は、操舵
量センサ68および圧力センサ75からの信号を
常に入力し、出力信号を補償圧力制御弁48のア
クチユエータ55に送つている。
そのパワー・ステアリング10において、ステ
アリング・ホイールとコントロール・バルブ18
のコントロール・バルブ・スプール29とを連結
する操作力伝達系統、例えば、ステアリング・シ
ヤフトのスプライン結合部分にがたつきを生じ、
いわゆる、ステアリング・ホイールの遊びが大き
い場合、そのステアリング・ホイールを回転させ
ても、その遊びの範囲内においてそのコントロー
ル・バルブ・スプール29は摺動されず、しか
も、その遊びの範囲内では、操舵はなされず、タ
イヤ側からの反作用がそのパワー・ステアリング
10に働かないため、油圧供給通路76において
絞り44の上流側の圧力は比較的低くなる。
その際、その圧力センサ75は、その絞り44
の上流圧を常に検出し、その圧力を電気信号に変
換してそのコントロール・ユニツト56に出力信
号を送つている。
そのような状態で、ステアリング・ホイールが
回転されると、そのコントロール・ユニツト56
は、その圧力センサ75からの出力信号はもとよ
り、操舵量センサ68からの出力信号を入力し、
アクチユエータ55に出力信号を送る。
そのアクチユエータ55に出力信号が送られる
結果、その補償圧力制御弁48のスプール53が
摺動し、その補償圧力室42,43の何れか一方
に、絞り44の上流側の圧油が送られるが、その
補償圧力室42,43の何れか一方の選択、およ
び、圧油の量は、その操舵量センサ68からの信
号、換言するならば、ステアリング・シヤフトの
回転速度、回転方向、および回転角度に応じて決
定される。
例えば、そのステアリング・ホイールが右回り
に回転されると、そのコントロール・ユニツト5
6がその操舵量センサ68からの信号を入力し、
さらに、そのアクチユエータ55に出力信号を送
ることにより、その補償圧力制御弁48のスプー
ル53が図において左側に摺動される。
そのスプール53がそのように摺動されるなら
ば、その補償圧力制御弁48の圧力ポート50が
制御ポート52に連絡され、オイル・ポンプ11
からフロー・コントロール・バルブ12を経由し
て絞り44の上流側に送られた圧油が、補償圧力
制御通路45,46を介して、補償圧力室42に
送られる。
従つて、その補償圧力室42に送られる圧油に
よつてコントロール・バルブ・スプール29が図
において右側に摺動される。
上述のようにして、そのコントロール・バル
ブ・スプール29が図において右側に摺動されれ
ば、圧力ポート20がそのコントロール・バル
ブ・スプール29のスプール溝72によつて、パ
ワー・シリンダ・ポート24に連絡され、オイ
ル・ポンプ11からフロー・コントロール・バル
ブ12を経由して送られる圧油がパワー・シリン
ダ14のシリンダ室60に送られて、そのパワ
ー・シリンダ14が動作される。
勿論、そのような動作は、そのステリング・ホ
イールの遊びの範囲内でなされ、そのステアリン
グ・ホイールがその遊びの範囲を越えて回転され
ると、そのステアリング・ホイールの操作力が操
作力伝達系統を介してそのコントロール・バル
ブ・スプール29に伝達され、既存のパワー・ス
テアリングの場合と実質的に同様に操舵がなされ
る。
また、そのようにして操舵がなされると、路面
抵抗がそのパワー・ステアリング10に働き、そ
り絞り44の上流側の圧力が上昇する。すなわ
ち、その絞り44の上流圧が上昇すると、圧力セ
ンサ75はそのコントロール・ユニツト56に出
力信号を送り、その信号に基づき、そのコントロ
ール・ユニツト56はアクチユエータ55の動作
を停止させる。
従つて、そのアクチユエータ55は、ステアリ
ング・ホイールの操作力がそのコントロール・バ
ルブ・スプール29に確実に伝達され、その絞り
44の上流圧が所定の圧力以上の場合には動作さ
れず、補償圧力制御弁48のスプール53は中立
位置に保持されている。
勿論、そのようなコントロール・バルブ・スプ
ール29の摺動において、圧力ポート20に送ら
れる圧油の一部は、そのコントロール・バルブ・
スプール29の摺動方向に応じて、反力室38,
39の何れかに送られ、その反力室38,39内
の圧力によつて操舵時の反力が与えられる。
また、そのステアリング・ホイールが上述と逆
の方向に回転される場合には、実質的に上述と逆
の動作により、コントロール・バルブ・スプール
29が図において左側に摺動し、パワー・シリン
ダ14が動作されることは勿論である。
従つて、既存のパワー・ステアリングとほぼ同
様にそのステアリング・ホイールを回転させるこ
とによつて、コントロール・バルブ・スプール2
9が往復動され、パワー・シリンダ14が動作さ
れるが、そのコントロール・バルブ・スプール2
9に動作遅れを生じ、そのステアリング・ホイー
ルの回転に対して、そのコントロール・バルブ・
スプール29の摺動量が少なく、実際の舵角が少
ない場合にも、その補償圧力室42,43に送ら
れる圧油によつてそのコントロール・バルブ・ス
プール29の摺動が補正されるため、そのコント
ロール・バルブ・スプール29の動作遅れが防止
される。
如上のこの発明によれば、オイル・ポンプ、フ
ロー・コントロール・バルブ、コントロール・バ
ルブ・スプールの両側に反力室をそれぞれ備える
コントロール・バルブ、および、パワ・シリンダ
よりなり、一対の補償圧力室が、その反力室から
区画されそのコントロール・バルブ・スプールの
両側にそれぞれ形成され、絞りがそのフロー・コ
ントロール・バルブのコントロール・バルブ・ポ
ートとそのコントロール・バルブの圧力ポートと
を連絡する油圧供給通路に設けられ、補償圧力制
御通路が、その絞りの上流側をその一対の補償圧
力室にそれぞれ連絡し、補償圧力制御弁がその一
対の補償圧力室の圧力を調整するように、その補
償圧力制御通路に設けられ、アクチユエータがそ
の補償圧力制御弁に連絡され、コントロール・ユ
ニツトが操舵量センサおよびその油圧供給通路の
その絞りの上流側に設けられた圧力センサに電気
的にそれぞれ接続され、それらセンサからの信号
に応じてその補償圧力制御弁を開閉するように、
そのアクチユエータへの出力電流を制御し、その
コントロール・バルブ・スプール機械的に摺動さ
せるばかりでなく、油圧的にも摺動させ、そのコ
ントロール・バルブ・スプールの動作を適正にす
るように構成されているので、パワー・ステアリ
ングの構成部品の取付けばらつきや、操作力伝達
系統におけるがたつきを生じている場合にも、そ
のコントロール・バルブ・スプールの動作遅れが
防止され、換言するならば、そのコントロール・
バルブ・スプールの感度の変化が少なくなり、パ
ワー・シリンダが適正に動作され、適度な反力を
得ながら操舵が容易になり、極めて実用的にな
る。
【図面の簡単な説明】
図はキヤブ・オーバ型トラツクに適用されたこ
の発明の車両に使用されるパワー・ステアリング
の具体例を示す概説図である。 10…車両に使用されるパワー・ステアリン
グ、11…オイル・ポンプ、12…フロー・コン
トロール・バルブ、13…コントロール・バル
ブ、14…パワー・シリンダ、20…圧力ポー
ト、29…コントロール・バルブ・スプール、3
8,39…反力室、42,43…補償圧力室、4
4…絞り、45,46,47…補償圧力制御通
路、48…補償圧力制御弁、55…アクチユエー
タ、56…コントロール・ユニツト、68…操舵
量センサ、75…圧力センサ、76…油圧供給通
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オイル・ポンプ、フロー・コントロール・バ
    ルブ、コントロール・バルブ・スプールの両側に
    反力室をそれぞれ備えるコントロール・バルブ、
    および、パワー・シリンダよりなり、操舵するも
    のにおいて、 一対の補償圧力室が、その反力室から区画され
    てそのコントロール・バルブ・スプールの両側に
    それぞれ形成され、 絞りが、そのフロー・コントロール・バルブの
    コントロール・バルブ・ポートとそのコントロー
    ル・バルブの圧力ポートとを連絡する油圧供給通
    路に設けられ、 補償圧力制御通路が、その絞りの上流側をその
    一対の補償圧力室にそれぞれ連絡し、 補償圧力制御弁が、その一対の補償圧力室の圧
    力を調整するように、その補償圧力制御通路に設
    けられ、 アクチユエータが、その補償圧力制御弁を開閉
    するように、その補償圧力制御弁に連結され、 コントロール・ユニツトが、操舵量センサおよ
    びその油圧供給通路のその絞りの上流側に設けら
    れた圧力センサに電気的にそれぞれ接続され、そ
    れらセンサからの信号に応じてその補償圧力制御
    弁を開閉するように、そのアクチユエータへの出
    力電流を制御している ことを特徴とする車両に使用されるパワー・ステ
    アリング。
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