JPH0240131A - 磁気ディスクの製造方法 - Google Patents

磁気ディスクの製造方法

Info

Publication number
JPH0240131A
JPH0240131A JP18990688A JP18990688A JPH0240131A JP H0240131 A JPH0240131 A JP H0240131A JP 18990688 A JP18990688 A JP 18990688A JP 18990688 A JP18990688 A JP 18990688A JP H0240131 A JPH0240131 A JP H0240131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
sputtering
protective layer
oxide
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18990688A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Yura
信介 由良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP18990688A priority Critical patent/JPH0240131A/ja
Publication of JPH0240131A publication Critical patent/JPH0240131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気ディスク装置に搭載される磁気ディス
クの製造方法に関するものである。
[従来の技術] 図面は例えば、文献(rMagnejic Recor
dingVolumeI :TechnologyJC
,11enis、 蒸着e、Er1c、 D、Dani
el、 McGrow−Hill book Co、 
r’、+94〜P、198 )に記載された従来の薄膜
磁気ディスクを示す断面図である。図において、(1)
は通常AIを主成分とする基材に下地硬化層を付けた基
板、(2)は金属磁性材料或は酸化鉄より成る磁気記録
媒体層、(3)はS i O2等の酸化物やスパッタお
よびCVDカーボン、またはRh等の金属から成る保護
層、(4)は潤滑層である。
最近の磁気ディスク装置では、ディスク回転・停止時に
は磁気ヘッドスライダは磁気ディスクに接触しており、
回転を始めると、磁気ディスク表面と摺動しながら浮上
するいわゆるC3S (コンタクト・スター]・・スト
ップ)方式がとられている。
C8S方式では磁気へラドスライダと磁気ディスクの摺
動時に磁気ディスクおよび磁気へッドスラ、イダに摩耗
が起こることがある。磁気ディスク装置では磁気へラド
スライダと磁気ディスクは相対速度が大きいため、激し
い摩耗を起こしやすい。このようなことが起こると、磁
気ディスクに記録されたデータは失われてしまう。これ
をいわゆるヘッドクラッシュと呼んでいる。従来例の保
護層(3)もこのようなヘッドクラッシュを貼りニする
ために設けられている。そのためには、保護層(3)と
しては、磁気ディスクの摩耗を少なくするような硬度の
高いものが考えられるが、逆に硬度が高すぎると磁気へ
ラドスライダの摩耗を引き起こす。例えば一般的なスラ
イダ材料としてフェライトが挙げられるが、フェライト
はビッカース硬度Iイ■650であり、スパッタS i
O2の800やスパッタおよびCVDカーボンの100
0以上と比較して硬度が低く、上記のようなことが起こ
りやすい。
そこで、保護層材料としては、硬度が低くかつ割れや剥
離の少ないものが求められる。このような材料として、
酸化セリウムを添加した酸化ジルコニウムが挙げられる
。酸化セリウムを添加した酸化ジルコニウムは、硬度は
ビッカース硬度Hv700と低いが、破壊靭性は極めて
高い。この特性については文献(ジャーナル オブ マ
デリアル サイエンス、V Ol 20 、  l 9
8.5 、 p l 178〜+184)に述べられて
いる。
[発明が解決しようとする課題J しかしながら、保護層としてこの酸化セリウムを添加し
た酸化ジルコニウムをスパッタリングで磁気ディスク上
に成膜すると、酸化セリウムが還元され、化学量論的な
組成からはずれやすいという問題点があった。このよう
な酸素の欠乏した保護層では、機械的靭性が劣化し、剥
離や摩耗を起こしやすい。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、C8Sにおいて剥離や摩耗の起こらないよう
な保護層を有する磁気ディスクを提供しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段] この発明に係る磁気ディスクの製造方法は、保護層を酸
化セリウムおよび酸化ジルコニウムをターゲット(また
は蒸着源)とし酸素を含む雰囲気中でスパッタリング(
または蒸着)により形成するものである。
[作用] この発明における磁気ディスクの製造方法では5保護層
として、酸素欠損のほとんど無い酸化セリウムを含み酸
化ジルコニウムを主成分とする膜が得られる。この膜は
、機械的強度が高いため傷つきや剥離が起こりに(く、
これを保護層とする磁気ディスクと、磁気へラドスライ
ダとを組み合わせたC8Sでも傷つきや剥離のない磁気
ディスクが得られる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について比較例とともに説明
する。図面に示した従来例と同じ構成の8インチの磁気
ディスクを作成した。基板(11はAl−Mg合金にN
 i −Cu −Pメツキ膜から成る下地硬化層を11
07L設けたものである。磁気記録媒体層(2)は膜厚
1500人のスパッタγ−Feg Osから成る。この
媒体上に第1表に示すような条件で酸化セリウムを含む
酸化ジルコニウムのターゲットを用いて保護層(3)を
rfスパッタにより成膜した。酸化セリウムの組成は1
2m01%である。スパッタリングに用いたガスはAr
・に20%の02を含む。この磁気ディスクなXとする
他方、比較のため02を含まないへrガスを用いてスパ
ッタリングした磁気ディスクYと、ターゲットをS i
 OtとしてArガス中でスパッタリングした磁気ディ
スクZを作成した。
これらの磁気ディスクの耐摩耗性を以下の2つの方法で
比較した。
(1)アブレシプ法による比較 2μm粒径のダイアモンド遊離砥粒を用いて磁気ディス
クを研磨した。その後、磁気ディスクの損傷を顕微鏡で
観察した。損傷状況は、実施例Xでは表面に傷は出るが
ほとんど剥離はなかった。
比較例Yでは傷とともに剥離が見られた。比較例Zも傷
と剥離が現われたが、比較例Yよりも損傷ははるかに大
きかった。
(2)C3Sによる比較 フェライト3370型スライダと上記磁気ディスクX、
Y、Zに同粂件で潤滑剤を塗布したものとの組み合わせ
てC8S試験を行なった。スライダの何重は9.5gr
、CSS回数は2万回である。試験はそ゛れぞれ23枚
の磁気ディスクで行なった。C8S後の磁気ディスクお
よび磁気へットスライグの損傷、並びに磁気ヘッドスラ
イダへの摩耗粉の付着状況を調へた。その結果を第2表
に示す。表中、0は損傷および付着物が顕微鏡でほとん
ど見られないもの、△はわずかに見られるもの×は明瞭
に見られるものである。
上記比較法(1)   (2)の結果から、この発明の
一実施例により製造した保護層(3)が耐摩耗性に(i
れていることは明らかである。
なお、」二記実施例では基板(1)としてAl−Mg基
材基板にN1−Cu−P合金をめっきしたものを用いた
場合を示したが、同様の基材にN1−))合金をめっき
したものや、表面をアルマイト処理したものを用いても
よい。
また、上記実施例では磁気記録媒体層(2)としてγ−
FezOsから成るスパッタ膜を用いた場合を示したが
、これに限るものではなく、例えばCo−Ni、Co−
P等の磁性合金や他の磁性材料でもよい。
また、保護層(3) 1.1−の潤滑層(4)は設けて
も設けなくてもよい。
また、保護層の添加物として酸化セリウムに加えてA1
20s 、SiC,MgO等を添加する場合にも上記実
施例と同様の効果が得られる。
さらに、上記実施例では保護層をスパッタリングにより
形成する場合について説明したが、例えばクラスタイオ
ンビームのような蒸着による場合にもこの発明は適用で
き、上記実施例と同様の効果が得られる。
[発明の効果] 以Fのように、この発明によれば、保護層を、酸化セリ
ウムおよび酸化ジルコニウムをターゲット(または蒸着
tA)とし酸素を含む雰囲気中でスパッタリング(また
は蒸着)により形成するので、保護層の機械的強度が大
きく、CS Sにおいて剥離や摩耗の起こらないような
保護層を有する磁気ディスクが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は一般的な磁気ディスクを示す断面図である。 図において5(1)は基板、(2)は磁気記録媒体層、
(3)は保護層、(4)は潤滑層である。 第  1 表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板に形成された磁気記録媒体層上に酸化セリウムを含
    み酸化ジルコニウムを主成分とする保護層を形成するも
    のにおいて、上記保護層は、酸化セリウムおよび酸化ジ
    ルコニウムをターゲット(または蒸着源)として酸素を
    含む雰囲気中でスパッタリング(または蒸着)により形
    成することを特徴とする磁気ディスクの製造方法。
JP18990688A 1988-07-29 1988-07-29 磁気ディスクの製造方法 Pending JPH0240131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18990688A JPH0240131A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 磁気ディスクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18990688A JPH0240131A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 磁気ディスクの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0240131A true JPH0240131A (ja) 1990-02-08

Family

ID=16249181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18990688A Pending JPH0240131A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 磁気ディスクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0240131A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0660368A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH0240131A (ja) 磁気ディスクの製造方法
JPH01258220A (ja) 高硬度スライダ用磁気デイスク
JP5578800B2 (ja) 磁気ディスクの製造方法
JP3934697B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH09212836A (ja) 磁気ヘッドスライダーとその製造方法
JPS62134826A (ja) 磁気記憶体の製造方法
JPH04109427A (ja) 磁気記録媒体
JPS6297123A (ja) 薄膜磁気デイスク
JP2810203B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH06150299A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH0464922A (ja) 磁気記録媒体
JPH04186502A (ja) 磁気ディスク装置
JPH04285727A (ja) 磁気ディスク装置
JPH07111775B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2000173040A (ja) 記録媒体
JPH0376023A (ja) 磁気ディスク
JPH0240129A (ja) 高硬度スライダ用磁気ディスク
JPH065574B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH09180177A (ja) 磁気記録媒体および磁気ディスク装置
JPS62287415A (ja) 磁気記録媒体
JPS6154019A (ja) 保護膜を設けた磁気記録媒体
JPH04238115A (ja) 磁気記録媒体
JPH02113420A (ja) 金属薄膜型磁気記録媒体
JPS62159331A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法