JPH04238115A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH04238115A
JPH04238115A JP557591A JP557591A JPH04238115A JP H04238115 A JPH04238115 A JP H04238115A JP 557591 A JP557591 A JP 557591A JP 557591 A JP557591 A JP 557591A JP H04238115 A JPH04238115 A JP H04238115A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic recording
recording medium
film
head
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Pending
Application number
JP557591A
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English (en)
Inventor
Kenichi Gomi
五味 憲一
Hiroyuki Sugimoto
博幸 杉本
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Shoichi Sawahata
沢畠 昇一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置及びそれに
用いられる磁気記録媒体並びにその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータシステムの外部記憶
装置としての磁気記録装置の重要度は益々高まり、その
記録密度は年々著しい向上が図られている。このような
高記録密度化に対応する磁気記録媒体として、従来の磁
性粉とバインダを混練した磁性塗料を基板上に塗布した
塗布型媒体に代り、磁性薄膜を用いた薄膜磁気記録媒体
が注目されている。
【0003】このような磁性薄膜を用いた薄膜磁気記録
媒体(以下、単に磁気記録媒体と称する)の一般的な構
造は次の様である。基板はアルミニウム合金円板と、そ
の上に形成された硬質な下地層よりなる。アルミニウム
合金の代りにガラス等硬度の高い円板材料を用いた場合
には下地層が省略されることもある。基板の上には磁性
層が形成されるが、この両者の間には、密着性向上や磁
性層の特性向上のため中間層が形成される場合もある。 磁性層の上には保護層さらには必要に応じて潤滑層が形
成されて、磁気記録媒体が構成される。
【0004】磁気記録装置は、磁気記録媒体と記録再生
磁気ヘッド(以下、単にヘッドと称する),磁気記録媒
体の回転制御機構,ヘッドの位置決め機構及び記録再生
信号の処理回路を主構成要素としている。その記録再生
方法は、操作開始前にはヘッドと磁気記録媒体が接触状
態であるが、磁気記録媒体を回転させることによりヘッ
ドと磁気記録媒体の間に空間を作り、この状態で記録再
生を行なう。操作終了時には磁気記録媒体の回転が止ま
り、ヘッドと磁気記録媒体は再び接触状態となる。(コ
ンタクト・スタート・ストップ方式、以下CSS方式と
称する)磁気記録装置の記録密度を向上させるためには
、記録再生時のヘッドの浮上量は小さいほど良く、その
際のヘッドの浮上安定性を確保するために、磁気記録媒
体の表面はできるだけ平坦であることが要求される。
【0005】この磁性層はめっき法,イオンプレーティ
ング法,真空蒸着法などの手法によって、Co,Fe,
Ni等の強磁性金属、または、これらの元素を主成分と
する強磁性合金からなる膜が形成される。この磁性層は
耐食性が悪く、また、磁気ヘッドとの接触等によって損
耗するため、これを防止するために磁性層の上に保護膜
、さらに潤滑膜を形成するのが一般的である。保護膜と
しては、例えばAu,Rh,Pd,Cr,Si等からな
る材料で形成させる方法(特開昭53−40505号公
報,特開昭57−176537号公報,特開昭63−7
1929号公報,特開昭63−168830号公報、特
開昭63−4419号公報)やC系保護膜(特開昭60
−155668号公報),B系保護膜(特開昭50−1
04602号公報,特開昭62−43821号公報),
Zr系保護膜(特開昭61−115230号公報),金
属炭化物系保護膜(特開昭63−4419号公報)を形
成させる手法等が提案されている。さらに、磁気ヘッド
との接触時の摺動性を向上させるために、保護膜の上に
パーフロロアルキルエーテル系の潤滑膜(特開昭61−
104318号公報,IEEE.Trans.Magn
etics,MAG23,No.1(1987)pp3
3−35)を形成させる方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したように、
保護膜材料として種々のものが提案されているが、現在
最も一般的に使用されているのはスパッタリング法で形
成したカーボン膜である。しかし、このカーボン膜も磁
気ヘッドと磁気記録媒体間のスペーシングがより小さく
なり、磁気記録媒体の回転数がより大きくなった場合に
は、磁気ヘッドのスライダに対する耐摺動性(耐摩耗性
)は不十分である。また、磁気ヘッドと磁性層間のスペ
ーシングをより小さくするために保護膜の膜厚をより小
さくした場合には、現在使われているスパッタ法で形成
したC膜では金属磁性膜を水分等の腐食性ガスから保護
するという観点からも十分な機能をもたなくなる。
【0007】本発明の目的は磁気ヘッドに対する耐摺動
性に優れ、さらに水分等の腐食性ガスの透過性を防止す
るに足る緻密性の良い保護膜を備えた磁気記録媒体、及
び、それを用いた高性能磁気ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、磁気記録媒
体の保護層として周期律表のB,Al,Siから選ばれ
た複数の元素と共に少なくとも炭素、及び酸素から選ば
れた元素を含む膜を用いることによって達成される。こ
の保護膜は磁気記録媒体の磁性層の上に、例えばスパッ
タ法で形成することができる。この膜の厚さは磁性層と
磁気ヘッド間の実効スペーシングをできるだけ小さくす
る必要性から60nm以下でできるだけ薄いほど良いが
、耐摺動性と水分等の透過性を防ぐという観点からは5
〜50nmの膜厚が望ましい。
【0009】
【作用】周期律表のB,Al,Siから選ばれた複数の
元素と共に少なくとも炭素及び酸素から選ばれた元素を
含む保護膜は膜硬度が大きく、また、結晶粒が小さく、
膜の緻密性に優れているため、磁気ヘッドに対する耐摺
動性に優れ、また、水分等の透過性も非常に小さい。
【0010】さらに、保護膜上に潤滑剤を塗布した場合
、潤滑剤の保持性能が非常に向上し、保護膜の耐摩耗性
が良く、CSS試験時の摩擦係数の増加も極めて小さく
寿命の長い優れた磁気記録媒体となる。
【0011】このように実施例によれば、長期にわたる
ヘッドの安定浮上を確保できるため、高い記録再生精度
をもち、また高記録密度化に伴うヘッドの低浮上量化に
対応でき、かつ長期の耐久性の磁気記録媒体及びそれを
用いた磁気記録装置を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】外径5.25 インチのアルミニウム合金
円板1の表面に無電解めっき法によりNi−P下地膜2
を15μm形成し、下地膜を10μmまで研磨して、触
針式表面粗さ計で測定した平均粗さRa、5nm以下、
最大粗さRmax、10nm以下になるように鏡面加工
した。基板表面に通常の研磨テープと砥粒を用いてテク
スチャ加工した後、スパッタ法により図1に示す構造の
磁気記録媒体を作製した。
【0014】NiP膜面を表面処理した後、基板上に、
スパッタ法によりCrを主成分とする中間層を0.2μ
m 、CoNiCr磁性層を40nm形成した。ここで
、Crを主成分とする中間層は磁性層の配向性だけでな
く、磁気ヘッドに対する耐摺動性にも寄与しているため
、その膜厚は0.01〜0.5μmにするのが好ましい
。ここで、Crを主成分とする中間層は、金属クロム、
あるいはクロム合金(例えば、CrとTi,Mo,V等
の合金)のターゲットを用いて形成することができる。
【0015】スパッタ法には、DCスパッタ法,RFス
パッタ法等が適用できるが、量産装置としては装置コス
トの点からDCスパッタ装置が用いられることが多い。 また、基板のハンドリング法は枚葉式による静止対向成
膜法,基板キャリッジを用いた搬送成膜法等が適用され
ている。
【0016】スパッタリング時のAr圧力は、例えば3
〜10mTorrであるが、スパッタ装置の到達圧力は
水分等の不純物ガスをできるだけ低減するために、3×
10−7Torr以下が望ましい。また、磁性層の種類
は本発明の本質ではないが、コバルトを主成分とするタ
ーゲットを用いて形成することができる。例えば、Co
80Ni15Cr5 ターゲットを用いて磁性層を形成
した場合、円周方向と半径方向の保磁力及び角型比は、
それぞれ1600,1000Oe及び0.9,0.85
であり、また、円周方向での記録信号の変動(モジュレ
ーション)は±5%以内であった。
【0017】円板上に次のようにして保護膜5を形成し
た。すなわち、基板温度200℃、反応室内圧力1mT
orrでRfマグネトロンスパッタ法により膜厚20n
mの保護膜を形成した。スパッタガスはAr、あるいは
Arと酸素の混合ガス(酸素濃度0.5〜30%、好ま
しくは0.5〜10%)を用いることができる。形成し
た保護膜の種類を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】保護膜5上にパーフロロアルキルエーテル
系の液体潤滑剤をスピンコート法で塗布した。ターゲッ
トは各組成の焼結ターゲットである。(B4C)−(S
iC)の混合だけの場合に比べて、Al2O3を添加す
ることにより液体潤滑剤の付着量が大幅に向上すること
が認められた。これは、(B4C)−(SiC)の混合
ターゲットだけで成膜した場合には膜表面が共有結合性
で、液体潤滑剤の末端の官能基との相互作用が小さいた
め液体潤滑剤の結合力が弱いためと考えられる。ターゲ
ットの組成は上記のものに限定されることはないが、形
成された膜中にB,Al,Siから選ばれた複数の元素
、好ましくは三種の元素と共に少なくとも炭素、及び酸
素から選ばれた元素を含むことが重要である。膜中の酸
素はターゲット及び/あるいはスパッタガス中から入る
【0020】磁気記録媒体のヘッドに対する摺動信頼性
を以下の方法で評価した。
【0021】図3に磁気ディスク装置の概略を示す。磁
気ディスク装置は図3に示す11〜18の構成要素及び
ボイスコイルモータ制御回路を含む。11はベース、1
2はスピンドルである。一つのスピンドルに図のように
複数枚の円板状の磁気ディスク14が取付けられる。図
3では一つのスピンドルに五枚の磁気ディスク14を設
けた例が示されているが、五枚に限定されることはない
。また、このように一つのスピンドル12に複数枚の磁
気ディスク14を設けたものを複数個設置してもよい。 13はスピンドル12を駆動し、磁気ディスクを回転す
るためのモータ、すなわち磁気ディスク回転制御手段で
ある。15はデータ用磁気ヘッドを示し、15aは位置
決め用磁気ヘッドを示している。16はキャリジ、17
はボイスコイル、18はマグネットである。ボイスコイ
ル17はマグネット18によりボイスコイルモータが構
成される。そして、16,17,18の要素によりヘッ
ドの位置決めがなされる。従って、16,17,18を
含めて磁気ヘッド位置決め機構と総称する。ボイスコイ
ル17と磁気ヘッド15及び15aとは、ボイスコイル
モータ制御回路を介して接続されている。
【0022】図3において、上位装置とは、例えば、コ
ンピュータシステムを示し、磁気ディスク装置に記録さ
れた情報を処理する機能をもつものである。その記録再
生方法は、操作開始前には磁気ヘッドと磁気記録媒体が
接触状態であるが、磁気記録媒体を回転させることによ
り磁気ヘッドと磁気記録媒体の間に空間を作り、この状
態で記録再生を行う。操作終了時には磁気記録媒体の回
転が止まり、磁気ヘッドと磁気記録媒体は再び接触状態
となる。
【0023】上記装置により、荷重10gのAl2O3
−TiC製スライダをもつヘッドを用いて磁気ヘッドの
ノミナル浮上量0.10μm でCSS試験を行ない、
目視のきずが発生するまでのCSS回数を測定した。
【0024】保護膜5の種類の異なる磁気記録媒体につ
いて測定した結果を表1に示すいずれの保護膜をもつ磁
気記録媒体も比較例に示したカーボン膜を保護層とする
磁気記録媒体に比べて耐摺動性に優れていることが判明
した。また、いずれの磁気記録媒体でもヘッドのスライ
ダ面にもほとんど付着物は認められなかった。
【0025】さらに、本実施例で形成した磁気記録媒体
の磁気ヘッドの最低浮上保証高さは0.045μm以下
であり、磁気ヘッドの浮上量0.10μmでも高信頼性
の磁気記録装置を得ることができた。
【0026】また、表1に示した保護膜を磁気記録媒体
作製時と同条件でシリコン基板上に形成し、この膜をX
線回折法で分析したところ、いずれもアモルファス構造
であることが判明した。さらに、膜断面を透過型電子顕
微鏡(TEM)により観察した結果、いずれの保護膜も
極微小の結晶粒から構成される緻密な構造であることが
明らかとなった。
【0027】次に、シリコン基板上に保護膜を形成した
試料を用いて、磁気ヘッドのスライダ材料であるAl2
O3−TiC複合セラミックスに対する摩擦係数を測定
した。本測定ではR30mmの球面摺動子状に加工した
Al2O3−TiCを用い、荷重20gf、移動速度1
mm/sの条件とした。摩擦係数はいずれの保護膜の場
合にも0.2〜0.3で、比較例に示したC膜と同等で
あった。 また、膜の硬度はHk(ヌープ硬度)1500kgf/
mm2以上で、いずれも比較例に示したC膜以上であっ
た。従って、本発明の保護膜はCSS試験時に潤滑剤が
損耗して、ヘッドと保護膜が直接接触した場合にも、十
分な摺動耐久性をもつものと考えられる。さらに、この
手法で作成した磁気記録媒体の耐食性を以下の方法で評
価した。磁気記録媒体を相対湿度90%、温度60℃の
条件下に一か月間放置した後、磁気記録媒体の表面を光
学顕微鏡で検査し、腐食痕の有無を調べた。本実施例で
作成した磁気記録媒体ではこの試験後も表面に腐食痕は
認められず、耐食性も優れていると判断された。このこ
とから、本実施例で作成した保護膜にはピンホールはほ
とんどないものと判断された。
【0028】磁気記録媒体の保護層は磁気記録装置の高
性能化のためには薄いほど望ましいが、一方、磁気ヘッ
ドとの接触時の耐摺動信頼性の向上や磁性層の腐食防止
の観点からはある膜厚が必要である。このために、保護
膜の厚さは5〜60nm、好ましくは10〜50nmで
ある。
【0029】
【比較例】基板として5.25″φ のAl合金基板を
用い、実施例1と同様にNi−P膜、Cr膜及び磁性膜
としてCoNiCr膜を形成した後、保護膜としてCタ
ーゲットを用いて、Ar圧1mTorr、基板温度20
0℃の条件で20nmのカーボン保護膜5を形成させた
。保護膜5上にパーフロロアルキルエーテル系の液体潤
滑剤をスピンコート法で塗布し、潤滑膜6を形成させた
。潤滑膜の平均膜厚をFT−IR法でチェックしたとこ
ろ、約3nmであった。
【0030】磁気記録媒体のヘッドに対する摺動信頼性
を実施例1と同様の方法で評価した。しかし、比較例で
作成した磁気記録媒体は約二万回のCSS回数後に黙視
で確認できるきずが磁気記録媒体表面に検出され、高記
録密度の磁気記録装置に用いるには摺動信頼性は不十分
であった。
【0031】
【実施例2】基板として5.25″φ の強化ガラス円
板1を用い、図2に示す構成の磁気記録媒体を作成した
。 上記基板上に、実施例1と同条件で、ほぼ同じ膜厚のC
r膜3及び磁性膜4を形成させた。次いで、実施例1と
同様の方法で表1に示す保護膜5を形成した。膜厚は約
25nmであった。この円板上に実施例1と同様にパー
フロロアルキルエーテル系の液体潤滑剤をディップ法で
塗布し、潤滑膜6を形成して磁気記録媒体を得た。潤滑
膜の膜厚は約8nmであった。磁気記録媒体のヘッドに
対する摺動信頼性を実施例1と同条件で評価したところ
、実施例1の磁気記録媒体とほぼ同レベルの耐摺動性に
優れた磁気記録媒体であることが判明した。
【0032】
【実施例3】基板としてセラミックス系の5.25″φ
 の円板を用いて、実施例2と同構成で、磁性膜まで形
成した磁気記録媒体を作成した。次いで、実施例1と同
様の方法で表1に示すような保護膜5をもつ磁気記録媒
体を形成した。
【0033】この磁気記録媒体のヘッドに対する摺動信
頼性を実施例1と同条件で評価したところ、実施例1の
磁気記録媒体と同レベルの耐摺動性に優れた磁気記録媒
体であることが判明した。
【0034】本発明の保護膜は実施例に示した基板が円
板状の磁気記録媒体に限定されることはなく、磁気テー
プ,フロッピディスク等、磁気ヘッドと組合せて使用す
る磁気記録装置に用いられる磁気記録媒体に用いられる
。さらに、磁気記録媒体の構成も実施例に示した構成に
限定されることが無いことはいうまでもない。
【0035】また、本発明の保護膜をもつ磁気記録媒体
は従来のC保護膜を用いた磁気記録媒体に比べて、磁気
ヘッドに対する耐摺動性に優れているため、複合セラミ
ックス製のスライダをもつ磁気ヘッドと組合せた場合、
磁気ヘッドと磁気記録媒体のスペーシングは0.15μ
m 以下にすることができ、さらに、磁気ヘッドと磁気
記録媒体がほとんど連続的に接触するような磁気ディス
ク装置にも適用できる。さらに、実施例1〜3のCSS
試験を磁気記録媒体の回転数を従来の3600rpm 
以上に上げて実施した場合にも耐摺動性はなんら低下す
ることはなかった。そのため、図3に示すような磁気ヘ
ッドと磁気記録媒体間のスペーシングが小さく、さらに
、磁気記録媒体の回転速度が大きく、磁気ヘッドのアク
セス時間の短かい高性能磁気記録装置を提供することが
できる。
【0036】さらに、本発明の保護膜は膜の緻密性に優
れているため、磁性膜の耐食性を防止する機能に優れて
おり、CSS方式を用いない磁気記録装置の記録媒体の
保護膜としても適用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は保護層として緻
密性に優れた高硬度の膜を用いているので、耐摺動性、
耐食性に優れているだけではなく、潤滑剤の保持性にも
優れているため、長期にわたって高信頼性を保つことが
でき、高性能磁気記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の構成を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の他の磁気記録媒体の構成を示す説明図
である。
【図3】磁気ディスク装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…アルミニウム合金円板、2…下地層、3…中間層、
4…磁性層、5…保護層、6…潤滑膜、7…ガラス基板
、8…ベース、9…スピンドル、10…モータ、11…
磁気記録媒体(磁気ディスク)、12…磁気ヘッド、1
3…キャリジ、14…ボイスコイル、15…マグネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性基体上に磁性層を設け、前記磁性層
    の上に保護層を設けた磁気記録媒体において、前記保護
    層が周期律表のB,Al,Siから選ばれた複数の元素
    と共に少なくとも炭素、及び酸素から選ばれた元素を含
    む膜であることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記保護層の膜厚が5
    〜50nmである磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記保護層をB4C 
    ,SiC、及びAl2O3の複合ターゲットを用いてス
    パッタ法によって形成した磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項1において、非磁性基体として少な
    くともAl合金,ガラス,プラスチックス及びセラミッ
    クスから選ばれた円板状の基体を用いる磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項1の構造の前記磁気記録媒体と複合
    セラミックス製のスライダを設けた磁気ヘッドを組み込
    んだ磁気記録装置。
JP557591A 1991-01-22 1991-01-22 磁気記録媒体 Pending JPH04238115A (ja)

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JP557591A JPH04238115A (ja) 1991-01-22 1991-01-22 磁気記録媒体

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