JPH0238604Y2 - - Google Patents

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JPH0238604Y2
JPH0238604Y2 JP1982110559U JP11055982U JPH0238604Y2 JP H0238604 Y2 JPH0238604 Y2 JP H0238604Y2 JP 1982110559 U JP1982110559 U JP 1982110559U JP 11055982 U JP11055982 U JP 11055982U JP H0238604 Y2 JPH0238604 Y2 JP H0238604Y2
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dust
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plate
handling
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン等に搭載される脱穀機にお
ける排塵装置に関するものである。
扱室の始端部下方から機体後方に設けた排塵口
にわたつて形成される選別風路に揺動選別体を架
設してなる脱穀機においては、従来、排塵口の下
縁を上下又は前後に調節できるようにし、乾燥材
料の場合は下縁を高くして三番飛散を防止し、濡
れ材の場合は、上記下縁が高過ぎると被選別物が
排出し難く二番還元量が多くなつて二番スロワー
が詰つたりするから、下縁を下げて上記欠陥を防
ぐようになされている。然し乍ら上記下縁は、揺
動選別体の揺動方向と直交する巾方向には同じ高
さに構成されていた為、乾燥材料の低能率脱穀の
際は、選別物全体の量が少なく、且つ軽い為、唐
箕が本来持つている両側の風力が強く、中央部が
弱いと云う特性が選別物に顕著に影響し、特に揺
動選別体上の左右両側の穀粒が、強い唐箕風によ
り飛散し易い問題があり、また傾斜した圃場でコ
ンバインが左右に傾いた状態で作業をする場合の
ように、揺動選別体の巾方向の一側に被選別物が
片寄つて移送されて来た場合等においては、片寄
つた側の被選別物が厚層となる為排塵口の下縁を
乗り越え易く三番飛散が増大したり又、これに対
処すべく排塵口の下縁を高くすると、今度は揺動
選別体の他側の被選別物の層の薄い側において排
塵が困難となり二番還元量が増大し、二番スロワ
ーが詰つたりしていた。
本考案はこれの改良に関するものであつて、殊
に、排塵口に上部形状の種々異なる可動板を交換
可能に着脱自在となし、該可動板の交換によつて
少なくとも排塵口の下縁の高さを中間部が低くて
両側部分が高くなる状態と、一側部分のみが高く
なる状態とに設定可能として、圃場条件等により
例え揺動選別体上の一側に被選別物が片寄つた状
態で移送されて来ても、片寄つた側の排塵口下縁
部分を高くする事によりこれに充分対応させ、三
番飛散を防ぎ、且つ三番物の排塵を良好となし、
もつて選別性能を向上させるものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、1は扱室2に軸架した扱胴であつて、扱口
3に沿つてフイードチエン4と挾扼レール5が対
設してある。6は扱室2の下部に張設した受網で
あつて、終端部は開口して送塵口7が形成されて
いる。8は扱室2の始端部下方に設けた送風唐箕
で、該送風唐箕8から機体後部の排塵口9にわた
つて選別風路10が形成されている。11は排塵
口9の前方に設けた排塵室で、その上部側方には
吸引フアン12が配設されている。前記選別風路
10には機体の前後方向に揺動する揺動選別体A
が架設されている。
揺動選別体Aを詳説すれば、13は受網6の下
方に臨む移送板、15は移送板13の終端より波
状移送板14を介して一番流板17上に向けて延
設した選別網であり、一番流板17の下縁は一番
受樋16に臨ませてある。18は始端部を送塵口
7の下方に臨ませた波状移送板、19は該移送板
18より延設して先端を排塵室11下部に臨ませ
たストローラツクである。20は波状突起を有す
る下段移送板で、一番流板17の先端に取付けら
れており、21は下段移送板20より延設した下
段ストローラツクである。22は下段ストローラ
ツク21の下方に設けた二番戻し板で、該戻し板
22の先端22aは下段ストローラツク21の先
端に近接してその下方に位置している。二番戻し
板22の下縁は二番受樋22bに臨ませてある。
23は副選別風路で、一番受樋16下方から下
段ストローラツク21を通り、排塵口9より吹抜
けるようになつている。24は二番戻し板22の
先端に設けた可動板であつて、上下方向に穿設し
た長孔を利用して揺動選別体Aの後壁に螺装さ
れ、第6図〜図に示す如く上下方向に調節自
在で、これを上下移動することにより排塵口9の
下縁が上下に移動できるようになつている。ま
た、上記可動板24は第7図に示す如くイ,ロ二
種類のものがあつて、イ又はロの平坦な縁24a
を上縁として取付ける場合と、イの突起部24b
を右側上縁にする場合と、同じく左側上縁にする
場合と、ロの両側に突起24cのある方を上縁に
して取付ける場合の四つの使い方があり、作業能
率や、機体の傾き等に応じて取付姿勢を変えられ
る。
又、第8図に示した他の実施例の可動板24は
上縁の一側を高く、他側を低く斜めに形成したも
ので、左右を反転することにより左右何れかを高
くすることが出来、又上下に反転すれば上縁を平
坦に出来て、前例のものと同様に取付姿勢が変え
られるものである。
尚、扱胴軸1aの後端は揚穀筒25と機体側板
26との間にわたつて設けられた断面チヤンネル
状の支持フレーム27に支持されており、該支持
フレームの下方部分は扱室2の後側壁が廃止さ
れ、送塵口7が扱胴1後面部分まで拡大されてい
る。そして送塵口7は広く形成され、送塵物が出
易く、分散が良好に行われると共に、扱室の後壁
が廃止されたにかかわらず扱胴軸1aは揚穀筒2
5と機体側板26間にわたつて設けたチヤンネル
状支持フレーム27により強固に支持されるもの
である。
又、扱口3はシリンダーカバー28に形成した
上唇28aとその下方に設けた下唇29間に形成
されており、下唇29は扱胴1に向つて水平乃至
上り傾斜に形成してあり、下唇29の先端と上唇
28aの間隔が狭められている。そして下唇29
に複数の切欠孔29a…が穿設されており、その
下方には四番口30に連通する受樋31が設けて
ある。一般に、下唇板は扱胴に向つて下り傾斜に
設けられるのが常であり、このものでは下唇板と
上唇との間隔が広くなつて、ささりや飛散物が多
く、又、下唇板を下り傾斜のままで上唇に近づけ
狭くすると穀稈が極端に屈曲して稈切の発生が多
い等の欠陥があるが、上記、本考案の実施例のも
のでは下唇29を水平又は上り傾斜にして先端を
上唇に近づけて扱口3を狭くし、飛散やささりを
防止し得るにもかかわらず穀稈が極端に屈曲しな
いようになつており、又、例えば下唇29上に穀
稈が存在しない場合に下唇29上に乗つてきた穀
粒は切欠孔29aより落下して受樋31を介して
四番口30に回収されるように構成されている。
本考案はこのように構成されており、フイード
チエン4と挾扼レール5に挾持された穀稈は扱口
3を通つて後方に移送される間に穂先は扱室2内
で脱穀され、穀粒や小さな屑は受網6から移送板
13上に落下し、また送塵口7より排出される送
塵物は波状移送板18上に落下する。そして移送
板13上に落下した漏下物は選別網15へ移送さ
れ、その上を移送される間に選別風による風選を
受け、屑は排塵室11を通り吸引フアン12に吸
引されて機外に放出され、穀粒は一番受樋16に
収集される。そして、選別網15より漏下しなか
つた穀粒や穂切等は下段移送板20を介して下段
ストローラツク21に移送される。
又、送塵口7より排出された送塵物は波状移送
板18により後方に移送され、ストローラツク1
9に到達すると選別風による風選を受けて、屑は
吸引フアン12に吸われて機外に放出され、穂切
等の二番物は下段移送板20上に落下する。下段
ストローラツク21上では前記選別網15より漏
下しなかつた穀粒や穂切及びストローラツク19
からの落下物を後方に移送し乍ら漏下選別し、三
番物は排塵口9より排出し、二番物は漏下して二
番受樋22bに収集し更にスロワーにより還元さ
れる。この部の漏下選別は副選別風路23の選別
風によつて助長される。
ここで本実施例における脱穀機を搭載したコン
バインでの作業の場合、平坦な圃場においては傾
く事はないから脱穀機の揺動選別体Aも水平状態
で、選別物は揺動選別体A上を巾方向に均一に分
散した状態で移送される為、可動板24は第7図
のイ或はロの平坦な縁24aを上縁にして使用す
るが、特に濡れ材脱穀の際は第6図に示す如く
上縁がストローラツク21の先端より低位置にな
るように取付け、実質的に排塵口9の下縁を下げ
た状態にすると、下段ストローラツク21に、濡
れ材で塊状となつて移送されてきた処理物は、ス
トローラツク21の先端で停滞したり、落下して
二番受樋22bを詰らせたりすることなく、三番
物は可動板24の上縁を、ストローラツク21の
移送力により乗り越えて機外に放出される。
平坦な圃場における通常の乾燥材料脱穀の際
は、第6図に示す如く可動板24の平坦な縁2
4aを上縁とし且つ、上縁がストローラツク21
の先端より高位になるようセツトすればよく、ス
トローラツク21上を移送される三番物即ち屑は
軽い為、選別風により容易に可動板24の上縁を
越えて放出される。又、穀粒は可動板24上縁に
より受け止められ、二番戻し板22上に落下し、
三番飛散となることを防止される。
又、平坦な圃場における乾燥材料の低能率脱穀
の際は、可動板24は第7図ロのものを使用し、
両側部に突起24cのある縁が上縁となる状態
で、且つ、上縁でストローラツク21より高位と
なるようにセツトすると、三番飛散は防止され
る。又この時、可動板24の中央部上縁は低くな
る為、中央部の唐箕の風力が弱くても良好に排塵
し、二番還元量が増大して二番スロワーが詰つた
りする事がない。一方、傾斜した圃場において
は、コンバインが左右に傾むき、処理物が揺動選
別体Aの一側に偏寄し、厚層となる為、その側が
可動板24の上縁を乗り越え易く三番飛散し易く
なるから、可動板24は第7図イに示すものを用
い、突出部24bを上にし、突出側を処理物の寄
る側にしてセツトすると、三番飛散を防止し良好
な選別が得られるものであり又、揺動選別体Aの
他側は薄層となるがこの部分の可動板24の上縁
は低い為、良好に排塵され、二番還元量が増大す
る事がない。尚、この時、乾燥材料脱穀であつ
て、且つ揺動選別体Aの他側が極端に薄層となる
場合は、前記したように強い唐箕風力によりかえ
つて三番飛散となりやすいが、かかる場合におい
ては、可動板24は第7図ロのものを使用し突起
24cが上縁となるようにセツトすればよい。
本考案はこのように、扱室の始端部下方に送風
フアンを、扱室の後方には排塵口を夫々配設し、
上記送風フアンより排塵口にわたつて形成される
選別風路に揺動選別体を架設してなる脱穀機にお
いて、排塵口に上部形状の種々異なる可動板を交
換可能に着脱自在となし、該可動板の交換によつ
て少なくとも排塵口の下縁の高さを中間部が低く
て両側部分が高くなる状態と、一側部分のみが高
くなる状態とに設定可能としたので、圃場の平
坦、傾斜度合や脱穀材料による作業能率度合等の
作業条件の違いに応じて可動板を任意に交換着脱
する事によつて、排塵口の下縁の高さをその条件
に最適の状態に調節して常に三番飛散をなくし、
全体として良好な選別性能を得る事が出来るもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示したものであ
つて、第1図は脱穀機の側断面図、第2図は正断
面図、第3図は後面図、第4図は扱胴軸の後部支
持部の斜視図、第5図は上部を省略した平面図、
第6図〜は要部の作用説明図、第7図は可動
板の正面図である。なお、第8図は可動板の別の
実施例の正面図である。 9……排塵口、A……揺動選別体、21……下
段ストローラツク、22……二番戻し板、24…
…可動板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室の始端部下方に送風フアンを、扱室の後方
    には排塵口を夫々配設し、上記送風フアンより排
    塵口にわたつて形成される選別風路に揺動選別体
    を架設してなる脱穀機において、排塵口に上部形
    状の種々異なる可動板を交換可能に着脱自在とな
    し、該可動板の交換によつて少なくとも排塵口の
    下縁の高さを中間部が低くて両側部分が高くなる
    状態と、一側部分のみが高くなる状態とに設定可
    能としたことを特徴とする脱穀機における排塵装
    置。
JP11055982U 1982-07-21 1982-07-21 脱穀機における排塵装置 Granted JPS5914538U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055982U JPS5914538U (ja) 1982-07-21 1982-07-21 脱穀機における排塵装置

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JP11055982U JPS5914538U (ja) 1982-07-21 1982-07-21 脱穀機における排塵装置

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Publication Number Publication Date
JPS5914538U JPS5914538U (ja) 1984-01-28
JPH0238604Y2 true JPH0238604Y2 (ja) 1990-10-17

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ID=30257067

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JP11055982U Granted JPS5914538U (ja) 1982-07-21 1982-07-21 脱穀機における排塵装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844824U (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 松下電器産業株式会社 電子部品

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844824U (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 松下電器産業株式会社 電子部品

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JPS5914538U (ja) 1984-01-28

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