JPH0238393A - 農薬含有肥料成形物 - Google Patents

農薬含有肥料成形物

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JPH0238393A
JPH0238393A JP63190093A JP19009388A JPH0238393A JP H0238393 A JPH0238393 A JP H0238393A JP 63190093 A JP63190093 A JP 63190093A JP 19009388 A JP19009388 A JP 19009388A JP H0238393 A JPH0238393 A JP H0238393A
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pesticide
soluble binder
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Hiroyuki Onishi
弘之 大西
Hirotoshi Miyazaki
宮崎 弘年
Hitoshi Maruyama
均 丸山
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、農薬と肥料の両者を含有する農薬含有肥料成
形物に関する。
更に詳しくは、肥料そのものを、水溶性バインダーによ
り成形して、薬効成分の担体となし、かかる成形体に農
薬を混練するか、またはかかる成形体に農薬を含浸せし
めるか、または表面近傍に被覆せしめる等により得られ
る農薬含有肥料成形物に関する。
砂質土壌では50〜60%の肥料が降雨、池水などによ
り流出してしまい、肥料の有効利用および流出した肥料
による環境汚染の点で問題を沼来している。かかる問題
の解決の為、肥料を水溶性バインダー等を用いて成形体
となし、かかる成形肥料が近年、賞月され出している。
一方、一般に農薬は安定で寿命の長いものの方が効力が
大きいが、このような農薬は分解が遅く、長期間残留し
て食物連鎖に取り込まれるおそれがあるため、安全性の
点からは寿命の短かい農薬の方が好ましい。ところがこ
のような寿命の短かい枯 農薬は残効性が低いため、効力をある期間・続さ仕るた
めには、予め一度に必要量の数倍の農薬を施用するか、
施用回数を多くする必要がある。しかし前者の場合には
農薬が過剰に消費されるため不経済である上、雨水によ
り流出する農薬のために薬害が生じるおそれがある。一
方、後者の場合は施用を度々行わなければならず、煩に
耐えない。
かかる問題を解決する為、農薬を成形物担体に担持させ
た農薬成形物を用いることにより、農薬薬効成分の放散
性を制御する試みが、近年盛んになっている。
また農薬粉剤は地上散布又は空中散布の際にドリフト(
粉の舞い上り及び飛散現象)がおこり、散布地域周辺の
環境を汚染するという問題があるか、かかる問題を解決
する為にも、農薬成形物が賞月される。
C1発明が解決しようとする課題 前記の、肥料を成形物にして用いる技術、及び農薬を成
形物にして用いる技術は、それぞれ肥料の使用に係る固
蒋の問題点の解決の為、及び農薬使用時の固有の問題点
の解決の為に、それぞれ独立に発展したものであり、相
互に関連を有するものではない。しかしながら施肥料及
び施農薬の2作業は、植物体を育成して豊かな収穫を得
る為の、極めて密接不可分の作業である事に鑑みる時、
前述のそれぞれ固有の課題を、同時に解決し得る、簡単
にして、かつ効率的な技術手段の開発が当業者により切
望されている。
01課題を解決する為の手段 かかる状況下、本頼発明者は鋭意検討の結果、農薬、肥
料及び水溶性バインダーから成る農薬含有肥料成形物が
、前記の肥料の使用に係る固有の問題及び農薬の使用に
係る固有の問題の両番を、同時に解決し得る極めて侵れ
tコ技術手段であることを見出し本発明を完成するに到
った。
本願発明の最大の特徴は、水溶性バインダーを用いて、
肥料それ自身を主成分とする成形体を作り、それを農薬
薬効成分の保持担体とする点に在る。肥料成分は、肥料
成分としての本来の作用を奏すると共に、同時に農薬成
分のキャリアーとしての作用も果すわけであり、極めて
多能的な機能を果すのである。
以下、より詳細に説明する。
本発明において用いられる肥料の種類としては特に限定
はなく、窒素質肥料、リン酸質肥料、加工質肥料などの
酢味肥料や、窒素、リン酸および加工の肥料三要素のう
ち、2成分以上の肥料を含んだ配合肥料、化成肥料、複
合肥料および堆肥なとの動植物質肥料などが挙げられる
また尿素、硫酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、燐酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、並びに複合肥料等の
固結性のある肥料も本発明に含まれろ。
またいわゆる菌体肥料も含まれる。菌体肥料とは、たと
えば、パルプ工場や発酵工場で発生する有機成分を含む
廃液などを主な栄養分として微生物等(例、細菌、酵母
など)を培養して増殖した微生物の菌体を乾燥して得ら
れた肥料、この菌体から脂質あるいは核酸などを抽出し
たかすを乾燥して得られた肥料、および、化学調味料、
酵母、食肉加工品、清涼飲料、乳酸飲料、ビール、清酒
、醤油、食料油または食品添加物等を製造する食品工場
または醗酵工場からの排水、パルプ工場からの排水また
はゼラチン工場などからの排水を活性スラブ法を利用し
て浄化する際に得られろ菌体を乾燥して得られた肥料等
である。
R法的な肥料の1つとして、いわゆる緩効性窒素肥料も
含まれる。本発明に使用する緩効性窒素肥料とは合成化
学肥料であって、難水溶性若しくは、高縮合物であるた
めに土壌中での無機化が事実上遅いa機化合物として知
られているものをいい、具体的には、オキサミド、グア
ニル尿素、イソブチリデンジ尿素、2−オキソ−4−メ
チル−6−ウレイドへキサヒドロピリミノン(以下OM
UP)、尿素−ホルムアルデヒド縮合物等をいう。
なおこれらはあくまで例示であり、本発明を限定するも
のではない。
本発明に用いる農薬については何らの制限はなく、通常
、植物防疫の分野に於いて使用できる活性化合物を意味
する。これらは、好ましくは殺虫剤、殺菌剤、除草剤及
び植物生長調整剤を含む。
このタイプの活性化合物の例として下記のものが挙げら
れ得る。
エヂル4−メチルチオ−m−トリルイソブロピルホスホ
ルアミデート(−役名:フエナミホス)、0−xチ)L
tO−(4−メチルチオフェニル)S−プロビルホスホ
ロノチオエート(−役名:スルプロホス)、 0−(2,4−ジクロロフェニル)〇−エチルS−プロ
ビルホスホロノチオエート(−船名、プロチオホス)、 〇−エチル0−2−イソブロボキノカルボニルフェニル
イソブ口ビルホスホルアミドチオエート(−役名・イソ
フェンホス)、 00−ジメチル0−4−メチルチオ−m−トリルホスホ
ロチオエート(−役名 フェンチオン)、4−(メチル
チオ)フェニルノブロビルホスフエート(−役名;プロ
パホス)、 ジメチル2,2.2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチ
ルホスホネート(−役名、トリクロルホス)、00−ジ
エチル5−2−エチルチオエチルホスホロジヂオ、エー
ト(−役名・ノスルホトン)、5−(2−エチルスルフ
ィニル−1−メチルエチル00−ジメチルホスホロチオ
エート(−役名 オキノデブロホス)、 S−α−エトキノカルボニルベンノル0.0−ノメチル
ホスホロノチオエート(−役名:フエントエート)、 2、2−ジクロロビニルジメチルホスフェート(−役名
・ンクロルホス)、 0、0−ノエチルαーシアノベンノリデンアミノオキン
ホスホノチオエート(−船名.ホキンム)、0−エチル
S.Sーノブロビルホスホロノチオエート(−役名.エ
ソプロホス)、 00−ジエチル0−キノキサリン−2−イルホスホロヂ
オエート(−役名 キナルホス)、2−イソプロポキン
フェニルメチルカーノくメート(−役名・プロボクスル
)、 2−(エチルチオメチル)フェニルメチル力−ノくメー
ト(−役名・エチオフェンカルブ)、23−ジヒドロ−
2.2ージメチルーベンゾフラン7−イルメチルカーバ
メー1・(−役名 カルボフラン)、 2、3−ジヒドロ−2.2−ツメチルベンゾフラン−フ
ィルN− (N−イソプロピル−N−エトキシカルボニ
ルエチルアミノスルフェニル)N−メチルカーバメート
(−役名:アミノスルフラン)、2、3−ジヒドロ−2
.2ージメヂルベンゾフラン−フィル−(ジブチルアミ
ノスルフェニル)(メチル)カーバメート(−役名二カ
ルポスルフラン)、S.S−2−ツメチルアミノトリメ
チレンヒス(チオカーバメート)(−役名:カルタップ
)、N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキン
イミノー2−(メチルチオ)アセタミド(−役名オキサ
ミル)、 NN−ツメチル−1 2 3−トリチアン−5−イルア
ミン(−役名:チオサイクラム)、 2、2−ジメチル−1.3−ペンジノオキソール−4イ
ルメチルカーバメート(−役名 ヘンデイオカルブ)、 ビス(2−クロロ−1−メチルエチル)エーテル(商品
名・ネマモール)、 2、3−ジヒドロ−3−オキソ−2−フェニル−6−ピ
リダジニルジエチルホスホロチオネート(−役名ビリダ
フエンチオン)、 2−sec−プチルフェニルメヂルカーバメート(商品
名: Bassa)、 0−ツメニルメチルカーバメート(−役名:イソプロカ
ルブ)、 1−ナフヂルメチルカーバメート(−役名:カルバリル
)、 0、0−ノエヂル0−2−イソプロピル−6−メチルピ
リミジン−4−イルホスホロヂオエート(−役名・グイ
アジノン)、 3−アリルオキノー1.2−ヘンズイソヂアゾール1、
1−ノオキシド(−船名:ブロベナゾール)、ジイソプ
ロピル−1.3−ジチオラン−2−イリデンマロネート
(−役名 イソブロヂオラン)、ベンズデアゾール−2
−イルオキシ酢酸N−メチルアニリド(一般若.メフェ
ナセット)、N−(ホスホノメチル)グリノン(−役名
:glyphosate)、 1、1−ジメチル−4.4−ヒビリジルシリウムジクロ
ライト(−役名: paraquat)、0.0−ジエ
チル−〇−(3−オキソ−2−フェニル21−1−ピリ
ジノン−6−イル)ホスホロチオニー1・(一般名 ピ
リダフェンチオン)、2.2.3.3−ラトラフルオル
プロビオン酸ナトリウム(−船名、テトラピオン)、 1.3−ビス(カルバモイルチオ) −2(N、Nジメ
チルアミノ)プロパン塩酸塩(−船名゛カルタップ塩酸
塩)、 シー2−オン。
」二足のこれらの中では、0.0−ジエチル−0(3−
オキソ−2−フェニル−2H−ビリダノン−6イル)ホ
スホロチオニート(一般名・ピリダフェンチオン) 、
2,2,3.3−ラトラフルオルプロビオン酸ナトリウ
ム(−役名:テトラピオン)、13−ヒス(カルバモイ
ルチオ) −2−(N、Nジメチルアミノ)プロパン塩
酸塩(−役名:カルタップ塩酸塩)、5−t−ブチル−
3−(2,4−ジクロル−5−イソプロポキシフェニル
)−1,34−オキサジ−プーリノー2−オンが好まし
い。
なおこれらはあくまで例示であり、本発明を限定するも
のではない。上82農薬は単独で、あるいは混合物て使
用することができる。
本発明におけろ水溶性バインダーとしては、ポリビニル
アルコール系樹脂、セルローズ系物質、水溶性澱粉、ポ
リアクリルアミド系樹脂、トリメチロールメラミン系樹
脂等が挙げられるが、最も好まし7いのはポリビニルア
ルコール系樹脂である。
かかるポリビニルアルコール系樹q旨としてはケン化度
65〜100モル%、より好ましくは70〜98モル%
、重合度100〜3.500、より好ましくは300〜
2500のらのが水溶性、成型性等の物性から浸れてい
る。又該樹脂は第三成分を導入した変性ポリビニルアル
コールであっても良い。かかる第三成分としては酢酸ビ
ニルと共重合、又はグラフト可能であれば特に限定され
ないが、例えば(無水)マレイン酸、フマール酸、クロ
トン酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸などの不飽和
カルボン酸及びそのエステル類、エチレン、プロピレン
などのα−オレフィン、(メタ)アリルスルポン酸・エ
チレンスルホン酸、スルホン酸マレートナトノオレフィ
ノスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸ソーダ、エチ
レンスルホン酸ソーダ、スルホン酸ソーダ(メタ)アク
リレート、スルホン酸ソーダ、(モノアルキル)マレー
ト、ノスルホン酸ソーダアルキルマレートなどのオレフ
ィンスルポン酸アルカリ塩、N−メヂ′ロールアクリル
アミド、アクリルアミドアルキルスルホン酸アルカリ塩
などのアミド基含有用量体、さらにN−ビニルピロリド
ン、N−ビニルピロリドン誘導体などが挙げられる。
ポリビニルアルコール系樹脂以外の水溶性樹脂の具体例
としては、セルローズ系物質としてカルボキシメチルセ
ルローズ、メチルセルローズなど、水溶性デンプンとし
てα化デンプン、焙焼デキストリン化デンプン、酸化デ
ンプンなどが挙げられる。
本発明の農薬含有肥料成形物の各成分の割合については
特に制限はないが、通常、農薬の割合は、農薬含有肥料
成形物の全体重量を基準にして、01〜30重屯%、好
ましくは05〜10重全%である。
ただし、この農薬の含有量は、施用する方法、目的、時
期、場所及び有害生物の発生状況等によって適当に変更
できる。
また水溶性バインダーの割合は、同じく農薬含有肥料成
形物の全体重量をW ?Aにして1〜20重量%、好ま
しくは1.5〜5重虫%である。
本発明の農薬含有肥料成形物は、農薬、肥料および水溶
性バインダーを含んでいことが必須の要件であるが、そ
れ以外にら例えばクレー タルク、炭酸カルンウム、バ
ーミキュライト等の無機粉体を併用使用することができ
る。
本発明の農薬含有肥料成形物の成形方法についても、特
に制限はないが、通常、(1)練込み方法による成形、
(2)含浸法により成形、(3)1覆法による成形があ
げられる。(1)の成形物は、肥料に農薬活性成分及び
水溶性バインダーを加え、必要に応じて水を加え混練・
成形・乾燥して得られる成形物である。(2)の成形物
は、例えば、上記(1)の成形物に於いて農薬活性成分
を添加しないで得た担体又は予じめその他の方法で製し
た肥料及び水溶性バインダーから成る担体に液状の有効
農薬成分(なお固体状の場合は、溶剤に溶かして液状と
したものを用いる。)を含浸(又は浸漬、スプレー)す
ることにより得られる成形物である。
(3)の成形物は、肥料及び水溶性バインダーから成る
担体の表面に農薬活性成分を結合剤を用いて被覆するこ
とにより得られる成形物である。
本発明の農薬含有肥料成形物の形態には、何らの制限も
なく、棒状、管状、球状、粒状、フィルム状、ソート状
、テープ状、ストランド状、繊維状等の任意の形状を取
り得る。
通常は粒径0.5mm〜10mm、好ましくは2mm〜
5ml11の粒状成形物が好ましく用いられる。
本発明の農薬含有肥料成形物には、必要によりさらに土
壌改良剤、凍結防止剤、防カビ剤、色素、消泡剤、流動
性向上剤などを含有させることができる。
また本発明の農薬含有肥料成形物は、通常の方法、即ち
、例えば散粒、水面施用、土壌施用、土壌混和、育苗箱
施用等により使用される。
85作用及び 明の 果 本発明の、農薬、肥料及び水溶性バインダーから成る農
薬含有肥料成形物は、冒頭に述べた肥料の使用に係る固
有の問題及び農薬の使用に係る固有の問題の両者を、同
時に解決し得る極めて優れた技術手段を提供し得る。
本願発明の最大の特徴は、水溶性バインダーを用いて、
肥料それ自身を主成分とする成形体を作り、それを農薬
薬効成分の保持担体とする点に在る。肥料成分は、肥料
成分としての本来の作用を奏すると共に、同様に農薬成
分のキャリアーとしての作用も果すわけであり、極めて
多能的な機能を果すのである。
また肥料が尿素等の固結性肥料である場合には、水溶性
バインダーは固結防止剤としての効果ら奏し、成形物の
崩壊性を制御するという機能も、果すのである。
以下実施例を示すが、実施例は、何ら本発明を制限する
ものでは無い。
実施例1 リン酸2アンモン26.8部、尿素16.3部、塩化カ
リ534部、石コウ35部を十分微粒子になるまで粉砕
し、ニーダ−で転動させながら、ポリビニルアルコール
(重合度500、けん化度886モル%、(株)クラレ
製; PVA−205) 1111%水溶液20部をま
まこにならないように少しづつ添加し、十分混練した。
必要に応じて適量の水を追加した。0.8mmのスクリ
ーンから押出し造粒後、乾燥して長さが1mmの粒状の
尿素系配合肥料(N;18%、P2O。
18%、K、0.18%)の成形物を得た。
一方、防虫農薬として、1.3−ヒス(カルバモイルチ
オ) −2−(N、N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸
塩(−役名:カルタップ塩酸塩、農薬Aとする)をミク
ロノミルで08〜2μに微粉砕した後、この微粉05部
を」二足ボリヒニルアルコールの10%水溶液29.5
部に加え、ホモジナイザーで十分分散混合し、カルタッ
プ塩酸塩の水分散体30部を得た。
次に粒状の肥料成形物100部に農薬水分散体10部を
表面にコートした後、乾燥して本発明の農薬含有肥料成
形物を得た。(農薬0.17%/肥料)試験例(圃場試
験)l 水田をIJ1転、代がきし、1区10m2の広さにプラ
スチック板で区割し、土壌中に本発明の農薬含有肥料成
形物を8000g/aに相当する量を喉肥施薬した。田
植機で水稲稚苗(品種コノヒカリ)を移植した。また比
較例として、市販の配合肥料を8000g/aに相当す
る爪を別の区割に施肥した後、農薬Aを14g/a散布
した。
両者とも、掃の成育は良好であったが、90日後の稲長
は本発明の区割では平均74.8cmであったが、比較
区では71.6cmとやや差がみとめられ、またイネミ
ズゾウムシ、イネドロオイムノなどの害虫の発生は比較
区よりも本発明の区割で大きく差があり、本発明の区割
では僅少であった。
実施例2 実施例1の尿素系配合肥料の代りに、硫すン安系肥料(
リン酸2アンモン:293部、硫安、396部、塩化カ
リ・22.0部、6509.1部−N13%、P2O5
13%、KtO13%)を用いた他は同様の操作でボリ
ヒニルアルコールをバインダーとした肥料成形物を得た
一方除草剤として、2,2,3.3−テトラフルオロプ
ロピオン酸ナトリウム(−役名;テトラピオン、農薬B
とする)を肥料に対して0.30%になるよう実施例1
と同様の操作で表面にコートし、本発明の農薬含有肥料
成彩物を得た。
試験例2 直径16cmのポットに水田土壌を充填して、実施例2
で作成した成彩物を表層から5cmの深さの間に均一に
1.6gを施肥した。表層にノビエ、ミズカヤツリ、ク
ログワイの各雑草の種子を均一に混合して播種し、2〜
3葉期の水稲幼苗を2cmの深さに移植し、水を加えて
3cmの湛水状態にした。
3週間後に観察した結果、水稲は順調に成育しており、
ノビエ、ミズカヤツリ、クロクワイの各雑草は発芽した
ものの、完全枯死の状態であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)農薬、肥料及び水溶性バインダーからなることを
    特徴とする農薬含有肥料成形物。(2)肥料及び水溶性
    バインダーからなる成形物に農薬を含浸して得られる請
    求項(1)に記載の農薬含有肥料成形物。 (3)肥料及び水溶性バインダーからなる成形物に、農
    薬を被覆して得られる請求項(1)に記載の農薬含有肥
    料成形物。
JP63190093A 1988-07-28 1988-07-28 農薬含有肥料成形物 Pending JPH0238393A (ja)

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