JP2003238276A - 窒素含有長持ち肥料 - Google Patents
窒素含有長持ち肥料Info
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- JP2003238276A JP2003238276A JP2002382990A JP2002382990A JP2003238276A JP 2003238276 A JP2003238276 A JP 2003238276A JP 2002382990 A JP2002382990 A JP 2002382990A JP 2002382990 A JP2002382990 A JP 2002382990A JP 2003238276 A JP2003238276 A JP 2003238276A
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- nitrogen
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05C—NITROGENOUS FERTILISERS
- C05C9/00—Fertilisers containing urea or urea compounds
- C05C9/02—Fertilisers containing urea or urea compounds containing urea-formaldehyde condensates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05C—NITROGENOUS FERTILISERS
- C05C9/00—Fertilisers containing urea or urea compounds
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 窒素含有長持ち肥料として適しかつ特に
植物適合性、作用時間および栄養物供給の領域において
耕地の物質により優れている肥料調合を提供する。 【構成】 窒素含有長持ち肥料は、アセチレンジウ
レンと、メチレン尿素、イソブチリデン2尿素、クロト
ニリデン2尿素、オクザミド、メラミン、置換されたト
リアゾン、エチレン2尿素、トリウレツト又はそれらの
混合物のような別の窒素含有有機肥料とから成る混合物
を含んでいる。
植物適合性、作用時間および栄養物供給の領域において
耕地の物質により優れている肥料調合を提供する。 【構成】 窒素含有長持ち肥料は、アセチレンジウ
レンと、メチレン尿素、イソブチリデン2尿素、クロト
ニリデン2尿素、オクザミド、メラミン、置換されたト
リアゾン、エチレン2尿素、トリウレツト又はそれらの
混合物のような別の窒素含有有機肥料とから成る混合物
を含んでいる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒素含有長持ち肥
料、その製造方法及びその使用に関する。
料、その製造方法及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】長時間作用する肥料は、従来の鉱物肥料
又は有機肥料に比較して多くの利点を持っている。これ
らの肥料は、植物への栄養物の必要に合った供給を行
い、それにより栄養物利用を改善する。これは栄養物損
失を少なくし、それにより環境汚染が少なくされ、施肥
の効率が増大される。更にそれは作業過程及び経営手段
従って農業経済の費用を節約するのを可能にする。
又は有機肥料に比較して多くの利点を持っている。これ
らの肥料は、植物への栄養物の必要に合った供給を行
い、それにより栄養物利用を改善する。これは栄養物損
失を少なくし、それにより環境汚染が少なくされ、施肥
の効率が増大される。更にそれは作業過程及び経営手段
従って農業経済の費用を節約するのを可能にする。
【0003】肥料の長時間作用は、種々のやり方で達成
することができる。1つの可能性は、水に易溶の粒化肥
料を水に不溶の被覆で包囲することである。このような
被覆肥料からの栄養物遊離は遅れて行われる。なぜなら
ば、栄養物は、それが根元から吸収される前に、被覆層
を通して拡散せねばならないからである。他の可能性
は、栄養物を化合物の形で散布することであるが、栄養
物は最初は植物に利用可能ではない。前の遊離段階例え
ば化学的に加水分解、酵素による分解及び/又は微生物
変換の経過後に始めて、栄養物は植物に利用可能な形で
存在する。このような肥料は長持ち肥料と称される。
することができる。1つの可能性は、水に易溶の粒化肥
料を水に不溶の被覆で包囲することである。このような
被覆肥料からの栄養物遊離は遅れて行われる。なぜなら
ば、栄養物は、それが根元から吸収される前に、被覆層
を通して拡散せねばならないからである。他の可能性
は、栄養物を化合物の形で散布することであるが、栄養
物は最初は植物に利用可能ではない。前の遊離段階例え
ば化学的に加水分解、酵素による分解及び/又は微生物
変換の経過後に始めて、栄養物は植物に利用可能な形で
存在する。このような肥料は長持ち肥料と称される。
【0004】長持ち化学肥料の考えは、既に前世紀に由
来している。当時ドイツ国においてリービツヒが、また
英国においてマレーが、植物養育のため難溶塩の形で栄
養物を使用することを提案した。Ullman’s E
ncyclopedia of Industrial
Chemistry 1987,Vol.A 10,
S363ffも参照。尿素及びホルムアルデヒドをベ
ースとする小さい溶解度を持つ長持ち肥料において最初
の特許が、1924年にIG Farben現在のBA
SFにより出願された(ドイツ国特許第431585
号)。商業生産は、50年度に米国でDuPont a
nd Nitroform Corp.社により始まっ
た。
来している。当時ドイツ国においてリービツヒが、また
英国においてマレーが、植物養育のため難溶塩の形で栄
養物を使用することを提案した。Ullman’s E
ncyclopedia of Industrial
Chemistry 1987,Vol.A 10,
S363ffも参照。尿素及びホルムアルデヒドをベ
ースとする小さい溶解度を持つ長持ち肥料において最初
の特許が、1924年にIG Farben現在のBA
SFにより出願された(ドイツ国特許第431585
号)。商業生産は、50年度に米国でDuPont a
nd Nitroform Corp.社により始まっ
た。
【0005】現在多数の窒素含有物質が製造され、長持
ち肥料として市販されている。3つの重要なものはメチ
レン尿素、イソブチリデン尿素(IBDU)及びクロト
ニリデン2尿素(CDV)と称される、尿素及びホルム
アルデヒド、イソブチルアルデヒド又はアセトアルデヒ
ドから成る生成物である。
ち肥料として市販されている。3つの重要なものはメチ
レン尿素、イソブチリデン尿素(IBDU)及びクロト
ニリデン2尿素(CDV)と称される、尿素及びホルム
アルデヒド、イソブチルアルデヒド又はアセトアルデヒ
ドから成る生成物である。
【0006】1995/1996肥料年に、全世界で約
317,000tのこのような長持ち肥料が生産され、
そのうち225,000tがメチレン尿素、82,00
0tがIBDU及びCDUを含む肥料、約10,000
tがその他の化合物を持つ肥料であった。
317,000tのこのような長持ち肥料が生産され、
そのうち225,000tがメチレン尿素、82,00
0tがIBDU及びCDUを含む肥料、約10,000
tがその他の化合物を持つ肥料であった。
【0007】小さい規模で製造される物質には、環状及
び非環状の構造がある。ここでオクザミド、アセチレン
2尿素、メラミン、置換されたトリアゾン、エチレン2
尿素及びトリウレツトがあげられる。
び非環状の構造がある。ここでオクザミド、アセチレン
2尿素、メラミン、置換されたトリアゾン、エチレン2
尿素及びトリウレツトがあげられる。
【0008】これらの公知の窒素長持ち肥料は、そのそ
れぞれの作用期間において一部は著しく相違している。
短い作用期間を持つ物質では、作用が比較的速く失われ
るが、長い作用期間の化合物を持つただ1つの窒素肥料
では、栽培期間の始めに窒素不足微候がしばしば認めら
れる。なぜならば、これらの物質からの鉱化作用がしば
し遅れて始まるからである。更にこれらのすべての化合
物が無制限に植物に合うのではなく、消耗量及び施肥さ
れる苗木に応じて植物損傷を生じる。
れぞれの作用期間において一部は著しく相違している。
短い作用期間を持つ物質では、作用が比較的速く失われ
るが、長い作用期間の化合物を持つただ1つの窒素肥料
では、栽培期間の始めに窒素不足微候がしばしば認めら
れる。なぜならば、これらの物質からの鉱化作用がしば
し遅れて始まるからである。更にこれらのすべての化合
物が無制限に植物に合うのではなく、消耗量及び施肥さ
れる苗木に応じて植物損傷を生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、窒素含有長持ち肥料として適しかつ特に植物適合
性、作用時間及び栄養物供給の領域において公知の物質
より優れている肥料調合を提供することである。
は、窒素含有長持ち肥料として適しかつ特に植物適合
性、作用時間及び栄養物供給の領域において公知の物質
より優れている肥料調合を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、アセチレンジウレン(グリコールウリル)と少な
くとも1つの別の窒素含有有機肥料との混合物を含む窒
素含有長持ち肥料によって解決される。
題は、アセチレンジウレン(グリコールウリル)と少な
くとも1つの別の窒素含有有機肥料との混合物を含む窒
素含有長持ち肥料によって解決される。
【0011】本発明によれば、別の窒素含有有機肥料を
持つアセチレンジウレンの作用は、個別成分の性質プロ
フイルから付加的に誘導されるのみならず、更に植物成
長の望ましくないほど強く長く持続する援助を行う相乗
効果が認められることがわかった。
持つアセチレンジウレンの作用は、個別成分の性質プロ
フイルから付加的に誘導されるのみならず、更に植物成
長の望ましくないほど強く長く持続する援助を行う相乗
効果が認められることがわかった。
【0012】少なくとも1つの窒素含有有機肥料は、す
べての公知の適したこのような肥料から選ぶことができ
る。少なくとも1つの別の窒素含有有機肥料が、メチレ
ン尿素、イソブチリデン2尿素、クロトニリデン2尿
素、オクザミド、メラミン、置換されたトリアゾン、エ
チレン2尿素、トリウレツト又はそれらの混合物から選
ばれているのがよい。
べての公知の適したこのような肥料から選ぶことができ
る。少なくとも1つの別の窒素含有有機肥料が、メチレ
ン尿素、イソブチリデン2尿素、クロトニリデン2尿
素、オクザミド、メラミン、置換されたトリアゾン、エ
チレン2尿素、トリウレツト又はそれらの混合物から選
ばれているのがよい。
【0013】少なくとも1つの別の窒素含有有機肥料が
イソブチリデン2尿素であるのが特に好ましい。
イソブチリデン2尿素であるのが特に好ましい。
【0014】このような窒素含有有機肥料は、例えばS
cotts,Agra,BASF,Vigoro及びC
hissoから入手できる。
cotts,Agra,BASF,Vigoro及びC
hissoから入手できる。
【0015】オクザミドの詳細な説明については欧州特
許出願公開第0578240号明細書が、アセチレンジ
ウレンについては特開昭62−288184号公報が、
置換されたトリアゾンについては米国特許第4,77
8,510号明細書が、エチレン2尿素については特開
昭49−013268号公報が、またトリウレツトにつ
いては特開平9−35152号公報が参照される。
許出願公開第0578240号明細書が、アセチレンジ
ウレンについては特開昭62−288184号公報が、
置換されたトリアゾンについては米国特許第4,77
8,510号明細書が、エチレン2尿素については特開
昭49−013268号公報が、またトリウレツトにつ
いては特開平9−35152号公報が参照される。
【0016】アセチレンジウレン及び別の窒素含有有機
肥料が1:9〜9:1なるべく1:3〜3:1特に3:
2〜2:3の重量比で存在するのがよい。
肥料が1:9〜9:1なるべく1:3〜3:1特に3:
2〜2:3の重量比で存在するのがよい。
【0017】本発明による長持ち肥料は、通常単独栄養
物肥料及び多栄養物肥料で存在するような別の成分を含
むことができる。例えば長持ち肥料が、付加的に尿素又
は窒素、カリウム、燐及び/又はマグネシウムを無機塩
の形で又はそれらの混合物を含んでいることができる。
易溶性窒素成分は例えばMAP,DAP、硫酸カリウ
ム、塩化カリウム、硫酸マグネシウムである。これらの
付加的な成分は、本発明による混合物のほかに、長持ち
肥料の主成分であってもよい。更に主成分のほかに、な
お二次栄養物が存在してもよい。例えば二次栄養物元素
を、Ca,S及びBから選ぶことができる。痕跡元素
も、Fe,Mn,Cu,Zn,Mo又はそれらの混合物
から無機塩の形で存在することができる。二次栄養物又
は痕跡元素の適当な量は、全長持ち肥料に関して0.5
〜5重量%の量である。別の可能な内容物質は、殺虫剤
又は殺菌剤のような植物保護剤、成長調整剤、硝化阻害
物質又はそれらの混合物である。
物肥料及び多栄養物肥料で存在するような別の成分を含
むことができる。例えば長持ち肥料が、付加的に尿素又
は窒素、カリウム、燐及び/又はマグネシウムを無機塩
の形で又はそれらの混合物を含んでいることができる。
易溶性窒素成分は例えばMAP,DAP、硫酸カリウ
ム、塩化カリウム、硫酸マグネシウムである。これらの
付加的な成分は、本発明による混合物のほかに、長持ち
肥料の主成分であってもよい。更に主成分のほかに、な
お二次栄養物が存在してもよい。例えば二次栄養物元素
を、Ca,S及びBから選ぶことができる。痕跡元素
も、Fe,Mn,Cu,Zn,Mo又はそれらの混合物
から無機塩の形で存在することができる。二次栄養物又
は痕跡元素の適当な量は、全長持ち肥料に関して0.5
〜5重量%の量である。別の可能な内容物質は、殺虫剤
又は殺菌剤のような植物保護剤、成長調整剤、硝化阻害
物質又はそれらの混合物である。
【0018】本発明による肥料の別の可能な内容物質
は、Ullmann’s Encyclopedia
of Industrial Chmistry,5.
Auflage,1987,Band A10,S3
63〜401ff,ドイツ連邦共和国特許出願公開第4
128828号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第1905834号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第19631764号明細書に記載されている。
は、Ullmann’s Encyclopedia
of Industrial Chmistry,5.
Auflage,1987,Band A10,S3
63〜401ff,ドイツ連邦共和国特許出願公開第4
128828号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第1905834号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第19631764号明細書に記載されている。
【0019】本発明による長持ち肥料は、欧州特許出願
公開第0877722号明細書又はドイツ連邦共和国特
許出願公開第19631764号明細書に記載されてい
るように、全部又は一部被覆されることができる。
公開第0877722号明細書又はドイツ連邦共和国特
許出願公開第19631764号明細書に記載されてい
るように、全部又は一部被覆されることができる。
【0020】本発明による窒素含有長持ち肥料は、別の
普通の肥料成分として、例えば個々に又は場合によって
は組合わせて窒素、カリ又は隣のような栄養物をそれら
の塩の形で含む単独栄養物肥料及び多栄養物肥料を含む
ことができる。これに対する例は、硫酸アンモニウム石
灰、硫酸アンモニウム、硫酸硝酸アンモニウム又は尿素
のようなNP,NK,PK及びNPK肥料である。
普通の肥料成分として、例えば個々に又は場合によって
は組合わせて窒素、カリ又は隣のような栄養物をそれら
の塩の形で含む単独栄養物肥料及び多栄養物肥料を含む
ことができる。これに対する例は、硫酸アンモニウム石
灰、硫酸アンモニウム、硫酸硝酸アンモニウム又は尿素
のようなNP,NK,PK及びNPK肥料である。
【0021】本発明による長持ち肥料は、一般に公知の
方法により得ることができる。これらは、例えば原化合
物の粉末又は粒状体又は粒状化物質の混合及び場合によ
っては後続の粒化によって製造することができる。肥料
粒状化物質の製造は例えばUllmann’s Enc
yclopedia of IndustrialCh
mistry,5. Auflage,1987,Ba
nd A10,S374〜385ffに記載されてい
る。
方法により得ることができる。これらは、例えば原化合
物の粉末又は粒状体又は粒状化物質の混合及び場合によ
っては後続の粒化によって製造することができる。肥料
粒状化物質の製造は例えばUllmann’s Enc
yclopedia of IndustrialCh
mistry,5. Auflage,1987,Ba
nd A10,S374〜385ffに記載されてい
る。
【0022】本発明による窒素含有長持ち肥料は、多数
の植物又は土壌の施肥に使用することができる。園芸又
は農業苗木特に芝又は観賞植物の施肥用長持ち肥料が好
んで使用される。それらは、通常一般に公知の方法によ
り、農業又は園芸に利用される面に施される。Ullm
ann’s Encyclopedia of Ind
ustrial Chmistry,5. Aufla
ge,1987,Band A10,S398〜401
ffも参照。その高い植物適合性のため、本発明による
長持ち肥料は、肥料をほぼ均一に、農地へ分布する施肥
方法に適しているだけでなく、植物の根元の近くに適切
に置くためにも適している。
の植物又は土壌の施肥に使用することができる。園芸又
は農業苗木特に芝又は観賞植物の施肥用長持ち肥料が好
んで使用される。それらは、通常一般に公知の方法によ
り、農業又は園芸に利用される面に施される。Ullm
ann’s Encyclopedia of Ind
ustrial Chmistry,5. Aufla
ge,1987,Band A10,S398〜401
ffも参照。その高い植物適合性のため、本発明による
長持ち肥料は、肥料をほぼ均一に、農地へ分布する施肥
方法に適しているだけでなく、植物の根元の近くに適切
に置くためにも適している。
【0023】本発明による長持ち肥料は、原則的に農業
及び園芸のような植物栽培のすべての範囲例えば果樹栽
培又は野菜栽培において使用することができる。
及び園芸のような植物栽培のすべての範囲例えば果樹栽
培又は野菜栽培において使用することができる。
【0024】適当な苗木の例は、観賞植物、芝、及びり
んご、梨、いちご、トマト、パプリカ等のような食用苗
木である。
んご、梨、いちご、トマト、パプリカ等のような食用苗
木である。
【0025】本発明による長持ち肥料は、農業及び園芸
に利用される地面の特に経済的な集中利用を可能にし、
環境の汚染が大幅に回避される。
に利用される地面の特に経済的な集中利用を可能にし、
環境の汚染が大幅に回避される。
【0026】本発明による長持ち肥料は、普通の方法に
より、農業及び園芸に利用される地面に施されるか、又
は鉢又は容器栽培の底土に混合されるか又は散布され
る。
より、農業及び園芸に利用される地面に施されるか、又
は鉢又は容器栽培の底土に混合されるか又は散布され
る。
【0027】植物の最適な成長促進のために、一般に、
本発明による長持ち肥料を、成長時期毎に(なるべくそ
の始めに)1回農地に施せば充分である。なぜならば、
植物の栄養物需要過程と肥料作用物質の遊離過程は一致
するからである。
本発明による長持ち肥料を、成長時期毎に(なるべくそ
の始めに)1回農地に施せば充分である。なぜならば、
植物の栄養物需要過程と肥料作用物質の遊離過程は一致
するからである。
【0028】本発明が例により以下に詳細に説明され
る。
る。
【0029】
【実施例】例
本発明による調合物質の良好で長く持続する作用を証明
するため、広範な植物栽培の実験が行われた。ただ1つ
の長持ち窒素源としてのイソブチレン2尿素(IBD
H)、アセチレンジウレン(ADH)、エチレン2尿素
(EDH)及びトリウレツト、及び67%/33%(容
器実験)又は60%/40%(耕地実験)の割合におけ
るIBDHとの混合物が、試験された。肥料は、同じ量
で、他の主栄養物及び二次栄養物及び初期作用のための
若干易溶の鉱物窒素を含んでいた。
するため、広範な植物栽培の実験が行われた。ただ1つ
の長持ち窒素源としてのイソブチレン2尿素(IBD
H)、アセチレンジウレン(ADH)、エチレン2尿素
(EDH)及びトリウレツト、及び67%/33%(容
器実験)又は60%/40%(耕地実験)の割合におけ
るIBDHとの混合物が、試験された。肥料は、同じ量
で、他の主栄養物及び二次栄養物及び初期作用のための
若干易溶の鉱物窒素を含んでいた。
【0030】容器実験が試験苗木としての毒麦でミツチ
エルリツヒ容器において計画され、毒麦が一定間隔で刈
り取られ、その乾燥質量が求められ、そのN含有量につ
いて分析された両方の量を介して断面当り吸収されたN
の量が計算され、添加は窒素利用を生じる。結果が表1
に示されている。
エルリツヒ容器において計画され、毒麦が一定間隔で刈
り取られ、その乾燥質量が求められ、そのN含有量につ
いて分析された両方の量を介して断面当り吸収されたN
の量が計算され、添加は窒素利用を生じる。結果が表1
に示されている。
【0031】表1
種々の長持ち肥料組合わせによる窒素利用(全体として
散布された窒素量に関して毒麦の葉における%窒素、ミ
ツチエルリツヒ容器、5lの土壌、2.4g/gN/
鉢、9断面)
散布された窒素量に関して毒麦の葉における%窒素、ミ
ツチエルリツヒ容器、5lの土壌、2.4g/gN/
鉢、9断面)
【0032】表1から明らかになるように、組みあわせ
でIBDH+ADHを使用すると、肥料の窒素利用は、
両方の窒素長持ち形式の1つが単独で与えられる場合よ
り著しく高い所にある。その際N利用は75%であり、
それぞれの長持ち肥料成分の与えられた割合から、理論
的に59%だけの利用が計算される。IBDHとADH
なしで他の窒素形式との組合わせは、これらの利点を示
さない。
でIBDH+ADHを使用すると、肥料の窒素利用は、
両方の窒素長持ち形式の1つが単独で与えられる場合よ
り著しく高い所にある。その際N利用は75%であり、
それぞれの長持ち肥料成分の与えられた割合から、理論
的に59%だけの利用が計算される。IBDHとADH
なしで他の窒素形式との組合わせは、これらの利点を示
さない。
【0033】容器実験のほかに肥料組合わせが、耕地実
験においても、芝について緩慢に作用する窒素形式の主
使用領域について試験された。この場合判断基準は、光
学的性質に対する色への観点、及び草地の再生力の程度
としての成長高さである。肥料は、用量において20g
N/m2の消費量で与えられた。結果が表2及び3にま
とめられている。表2及び3における数値からわかるよ
うに、IBDH及びADHの組合わせの場合、色の観点
及び成長高さにおいて、予想より上にある値が得られ
る。
験においても、芝について緩慢に作用する窒素形式の主
使用領域について試験された。この場合判断基準は、光
学的性質に対する色への観点、及び草地の再生力の程度
としての成長高さである。肥料は、用量において20g
N/m2の消費量で与えられた。結果が表2及び3にま
とめられている。表2及び3における数値からわかるよ
うに、IBDH及びADHの組合わせの場合、色の観点
及び成長高さにおいて、予想より上にある値が得られ
る。
【0034】表2における色の観点の実際の土地評価評
点は、施肥後124日の期限のほかに、計算された予想
値より著しく上にあった。ここでも認められたように、
長持ち形式の他の組合わせでは、相乗作用は生じなかっ
た。芝地の成長高さにおける表3が対比可能な心象を与
える。
点は、施肥後124日の期限のほかに、計算された予想
値より著しく上にあった。ここでも認められたように、
長持ち形式の他の組合わせでは、相乗作用は生じなかっ
た。芝地の成長高さにおける表3が対比可能な心象を与
える。
【0035】
【0036】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 アレクサンデル・ヴイツセマイエル
ドイツ連邦共和国シユパイエル・メンヒガ
ツセ10アー
(72)発明者 ラインハルト・ハーンデル
ドイツ連邦共和国リムブルゲルホーフ・シ
レルシユトラーセ35
(72)発明者 フイルモス・チツケリー
ドイツ連邦共和国マンハイム・ネツカルプ
ロムナーデ10
(72)発明者 ヴオルフガング・ヴアイゲルト
ドイツ連邦共和国ドウーデンホーフエン・
アム・ハインバツハ9
(72)発明者 ヴオルフラム・ツエルラ
ドイツ連邦共和国ザンクト・マルテイン・
ヴアーゼンヴエーク6
Fターム(参考) 4H061 AA01 BB14 BB15 BB16 DD11
DD16 EE15 EE16 EE17 EE19
FF07 FF08 HH03 KK03 KK07
LL25
Claims (8)
- 【請求項1】 アセチレンジウレン(グリコールウリ
ル)と少なくとも1つの別の窒素含有有機肥料との混合
物を含む窒素含有長持ち肥料。 - 【請求項2】 少なくとも1つの別の窒素含有有機肥料
が、メチレン尿素、イソブチリデン2尿素、クロトニリ
デン2尿素、オクザミド、メラミン、置換されたトリア
ゾン、エチレン2尿素、トリウレツト又はそれらの混合
物から選ばれていることを特徴とする、請求項1に記載
の長持ち肥料。 - 【請求項3】 少なくとも1つの別の窒素含有有機肥料
がイソブチリデン2尿素であることを特徴とする、請求
項2に記載の長持ち肥料。 - 【請求項4】 アセチレンジウレン及び別の窒素含有有
機肥料が1:9〜9:1の重量比で存在することを特徴
とする、請求項1〜3の1つに記載の長持ち肥料。 - 【請求項5】 長持ち肥料が、付加的に尿素又は窒素、
カリウム、燐及び/又はマグネシウムを無機塩の形で又
はそれらの混合物を含んでいることを特徴とする、請求
項1〜4の1つに記載の長持ち肥料。 - 【請求項6】 長持ち肥料が、付加的にCa,S及びB
から選ばれた二次栄養物元素、Fe,Mn,Cu,Z
n,Mo又はそれらの混合物から無機塩の形で選ばれた
痕跡元素、植物保護剤、成長調整剤、硝化阻害物質又は
それらの混合物を含んでいることを特徴とする、請求項
1〜5の1つに記載の長持ち肥料を製造する方法。 - 【請求項7】 原化合物の粉末又は粒子の粉末又は粒子
の混合及び場合によっては後続の粒化により請求項1〜
8の1つに記載の長持ち肥料を製造する方法。 - 【請求項8】 園芸又は農業苗木の施肥のため請求項1
〜6の1つに記載の長持ち肥料の使用。
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