JPH0238366B2 - Kaikobuyoridaikeinobubunnoaruokanokeiseiyogu - Google Patents

Kaikobuyoridaikeinobubunnoaruokanokeiseiyogu

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JPH0238366B2
JPH0238366B2 JP5440384A JP5440384A JPH0238366B2 JP H0238366 B2 JPH0238366 B2 JP H0238366B2 JP 5440384 A JP5440384 A JP 5440384A JP 5440384 A JP5440384 A JP 5440384A JP H0238366 B2 JPH0238366 B2 JP H0238366B2
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larger
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Jusuke Kamyoshi
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Japan Life Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は開口部より大径の部分のある凹窩の形
成用具にかかり、ヒユーム管、鉄道の枕木、橋脚
や橋桁、床版、建物の土台等の製造分野において
利用され得るものである。
ヒユーム管には両端部分にその内面にねじ穴を
臨ませて接続用帯鋼を固定するボルト螺合用イン
サートが埋設されている。このインサートを型枠
に取付けてコンクリートを成形すると、型枠を取
外したときにインサート端面が外部に露出して腐
蝕するので、スペーサーを介してインサートを型
枠に取付け、成形後このスペーサーを取除いた空
間にキヤツプを嵌めたりモルタルを充填してイン
サートの露出を防いでいる。このスペーサーは取
外しを容易にするため外方へ向かい拡大する円錐
台形状となつているので、キヤツプやモルタルは
成形品の膨張と収縮の反覆や外力による震動等に
より空間から外れて脱落し、また空間が上半分で
は内部へ向かつてほぼ直線的に下り勾配となつて
いるため、雨水等が浸入し易く、配筋等の腐蝕の
原因となつている。
また枕木、橋脚、橋桁や床版等にあつては、コ
ンクリートの引張耐力を高めるため線材、棒鋼等
を挿通して圧縮力を導入することが行われている
が、線材、棒鋼等の緊張材が成形品の外面に露出
すると腐蝕の原因となり、また体栽もよくないの
で、緊張材の端面を覆うように成形品にモルタル
が充填される。この場合も充填用空間は外拡がり
状なので、震動によつて脱落し又は雨水等の浸入
を招いて、何れも緊張材や配筋等の腐蝕の原因と
なる。
建物の壁をコンクリートで形成する場合に型板
を対向させてセパレータで両型板を所定間隔に保
つことが行われている。外壁の場合は直接雨を受
けるため、セパレータ端部をコンクリート壁の一
部と共に切除し、そこにモルタルを充填してい
る。
この場合もコンクリートとモルタルのため完全
な一体化が期待できず、長期間のうちにモルタル
がうき出し、遂には落下してセパレータ端面が外
部に露出し、腐蝕をひき起こす。
建物の基礎打ちコンクリートには上面からアン
カーボルトが突き出し、根太には予めこのボルト
位置を想定してボルト挿通孔が穿たれている。ボ
ルトと挿通孔を緊密に一致させることは実際上極
めて困難なので、挿通孔はボルト径に対し長手及
び幅の方向へ大きいばか穴となつている。このた
め、ナツトで根太を基礎上に固定しても、地震等
による震動でナツトが弛むと根太がずれ出し、極
端な場合は家屋に歪みを生ずるに至る。
本発明は以上のような従来技術の欠点を除去
し、廉価で、充填材の脱落の起きずかつ雨水の浸
入も防止する開口部より大径の部分のある凹窩を
形成できる用具を提供しようとするものである。
本発明の第1の発明は、型枠の取付孔の径より
大きい外径を有する弾性筒体、この取付孔に外部
から挿通自在で内端部にねじ部を備えた軸部とこ
の軸部の一端部に位置しこの取付孔の径より大き
い外径の頭部を有する型板取付部材、この型枠取
付部材のねじ部に螺合するねじ部を一端部に有し
弾性筒体の内径より大きい外径部を有する型枠被
取付部材を有し、これら弾性筒体、型枠取付及び
被取付両部材を型枠に取付け、型枠取付及び被取
付両部材の相対的ねじ込みによる弾性筒体の軸方
向圧縮変形で現出する半径方向外方への張出部を
利用することを特徴とする。
本発明の第2の発明は、型枠の取付孔の径より
大きい外径を有する筒状の位置定め部材、この筒
状の位置定め部材の外側に緩合しかつこの筒状の
位置定め部材より長い弾性筒体、この取付孔に外
部から挿通自在で内端部外周にねじ部を備えた軸
部とこの軸部の一端部に位置しこの取付孔の径よ
り大きい外径の頭部を有する型枠取付部材、この
型枠取付部材のねじ部に螺合するねじ部を一端部
に有し弾性筒体の内径より大きい外径部を有する
型枠取付部材を有し、これら位置定め部材、弾性
筒体、型枠取付及び被取付両部材を型枠に取付
け、筒状の位置定め部材による制止位置への型枠
取付及び被取付両部材の相対的ねじ込みによる弾
性筒体の軸方向圧縮変形で現出する半径方向外方
への張出部を利用することを特徴とする。
本発明の第3の発明は、根太のボルトに適合さ
せて位置させられる型枠の取付孔に上方から挿通
自在で下端部にねじ部を備えた軸部とこの軸部の
上端部に位置しこの取付孔の径より大きい外径の
頭部を有する型枠取付部材、この型枠の取付孔の
径より大きい外径を有する筒状の位置定め部材、
この筒状の位置定め部材の外径と等しいか又はそ
れより小さい外径を有してこの部材の下端面にそ
の上端面が当接し得る弾性筒体、型枠取付部材の
ねじ部と螺合するねじ穴のあいた型枠被取付部材
を有し、これら型枠取付及び被取付両部材を弾性
筒体と筒状の位置定め部材を介装して型枠に取付
け、筒状の位置定め部材による制止位置への型枠
取付及び被取付両部材の相対的ねじ込みによる弾
性筒体の軸方向圧縮変形で現出する半径方向外方
への張出部を利用することを特徴とする。
本発明の第4の発明は、根太のボルトに適合さ
せて位置させられる型枠の取付孔に挿通自在の上
端部のねじ部、この型枠の取付孔の径より大きい
外径を有する上端面と下端面間の位置定め用胴部
及び下端面から垂下するねじ部を備えた軸部とこ
の軸部の上端部に位置しこの取付孔の径より大き
い外径を有し上端のねじ部と螺合自在の頭部を有
する型枠取付部材、この位置定め用胴部下端面の
外径と等しいか又はそれより小さい外径を有して
この胴部の下端面にその上端面が当接し得る弾性
筒体、型枠取付部材下端のねじ部と螺合するねじ
穴のあいた型枠被取付部材を有し、これら型枠取
付及び被取付両部材を弾性筒体を介装して型枠に
取付け、位置決め用胴部による制止位置への型枠
取付及び被取付両部材の相対的ねじ込みによる弾
性筒体の軸方向圧縮変形で現出する半径方向外方
への張出部を利用することを特徴とする。
以下に本発明実施の態様を図面につき詳述す
る。
なお図面中、同一符号は同一もしくは相応部分
を示す。
第1図乃至第4図は本発明の第1及び第2の発
明の実施例をヒユーム管の成形の場合につき示し
たもので、第1の発明は2点鎖線で示した位置定
め部材を省いた場合、第2の発明は同部材を含め
た場合である。
1は型枠で取付孔2が穿つてある。3はゴムや
プラスチツク等で出来ている弾性筒体で取付孔2
の径より大きい外径を有する。4は型枠取付部材
で、取付孔2に外部から挿通自在で内端部外周に
ねじ部5を備えた軸部6と、この軸部の外端部に
位置し取付孔2の径より大きい外径の頭部7を有
する。8は型枠被取付部材で外端部に型枠取付部
材4のねじ部5に螺合するねじ部9を有する。
型枠1の取付孔2に外部から型枠取付部材4の
軸部6を挿通し、型枠1の内側でこの軸部6に弾
性筒体3を嵌挿し、軸部6のねじ部5に型枠被取
付部材8のねじ部9を螺合して、これらを型枠1
に取付ける。そして型枠取付及び被取付部材4と
8を相対的にねじ込み、弾性筒体3を軸方向に圧
縮変形させる。この変形量が大きいと弾性筒体3
は半径方向外方へ張り出し、張出部3′を現出す
る(第3図)。この変形量を常に一定に保たせる
には、型枠取付及び被取付部材4と8の螺合スト
ロークを一定にしておけばよい。弾性筒体3の外
方への張り出しを確実にするため筒体内壁面に環
状溝を設けるなどするものも好ましいが、必ずし
も設けなくてもよい。この状態でコンクリートM
を成形し、固化したら型枠取付部材4を型枠被取
付部材8からねじ戻し、型枠1も外す。弾性筒体
3は自身の弾性により、及び/又は工具で引き出
すことにより、成形品M′から容易に脱出し、開
口部の径より大径の部分のある凹窩Cが形成され
る。ここにモルタルFを充填すれば、雨水の浸
入、モルタルFの脱落を防げる(第4図)。弾性
筒体3の外周面に剥離剤を塗布する必要のある場
合は適宜塗布する。
次に第2の発明の実施例を第1の発明の実施例
を利用して説明する。構成中で異つた点は型枠1
の取付孔2の径より大きい外径を有する筒状の位
置定め部材11を採用し、弾性筒体3はこの筒状
の位置定め部材11の外側に緩合し、その全長が
筒状の位置定め部材11より長く構成したことで
ある。型枠取付及び被取付両部材4と8の相対的
ねじ込みストロークは筒状の位置定め部材11に
よつて規制されるので、型枠取付及び被取付部材
4と8の相対的ねじ回わしができなくなるまでね
じ込めば、弾性筒体3の変形量は常に一定に保た
れる。従つて作業性は大変向上する。
第5図は第2発明の別の態様を示しており、こ
れによれば弾性筒体3を筒状の位置定め部材11
の外周に嵌め、両者を一部で接着するなどして一
体化するので、取扱いが容易となる。一体化する
場所は筒状の位置定め部材11の型枠1の側又は
これと反対側の端部が弾性筒体3の変形量を大き
くとれるので好ましいが、中間部分にして弾性筒
体3を筒状の位置定め部材11の両端外方へ延出
させれば大径の部分が2ケ所ある凹窩を形成でき
る。
型枠被取付部材8がインサートの場合は内端部
に供用部12が設けられ、成形中にこの供用部が
コンクリートで塞がれないようにキヤツプ13が
嵌合させられる。この場合、インサート自体を弾
性筒体の変形用にも利用できる。インサートの内
端部はボルト等の取付具に供用できて都合がよ
い。
第6図及び第7図は、型枠被取付部材8が、ね
じ部9に続いて軸孔14が貫通したプレストレス
導入用緊張部材15の張力を支承するための、ア
ンカープレートとなつている場合である。アンカ
ープレート8の内面には軸孔14と同心に取付筒
16が突設され、シース17はこの取付筒16に
嵌合支持される。コンクリートが固化したら型枠
取付部材4、型枠1、弾性筒体3及び筒状の位置
定め部材11を外し、シース17に通した緊張部
材15をアンカープレート8の軸孔14、ねじ部
9に内面から外面へ挿通し、その外端のねじ部1
8に座金19を介してナツト20を螺合し、これ
をねじ込んで緊張部材15に張力を導入する。こ
こで凹窩CにモルタルFを充填すれば緊張部材1
5の突出端部が外部から容易に陰蔽され、雨水等
による腐蝕が防止される。21はアンカープレー
ト8の仮設材である。
第8図及び第9図は、型枠被取付部材8がコー
ン受けの場合を示してある。ねじ部9は、軸方向
に割つたコーン22を受けるためにこれと共働す
る型枠取付部材4と共にテーパーとなり、これに
続いて軸孔23が貫通している。緊張部材15と
コーン受け8との間にはテーパーとなつたねじ部
9に外方からコーン22が圧入され、部材15を
緊張状態に抑止する。即ち、この場合はコーン受
け及び緊張部材の外面をモルタルFで簡単にかつ
抜け出る心配なしに確実に雨水等から保護でき
る。
第10図乃至第12図は型枠被取付部材8がプ
ラグの場合である。型枠取付部材4は内端部が雌
ねじ部5′となつている。そして型枠被取付部材
8は外端から内端へ順に雌ねじ部5′と螺合する
雄ねじ部9′、スパナー係合用部24、筒状の位
置定め部材11の内面に摺嵌する円柱部25、及
び筒状の位置定め部材11の内端面と当接する鍔
部26を有し、軸線上に鍔部26側からプレスト
レス導入用緊張部材15と螺合するためのねじ穴
27を穿つてある。スパナーでプラグ8をねじ回
わし、ねじ穴27に緊張部材15をねじ込む。こ
のプラグ8を筒状の位置決め部材11に嵌合し、
型枠1の外部から型枠取付部材4を取付孔2に挿
通して雌ねじ部5′を雄ねじ部9′に螺合し、相対
的に両者を締め付ければ、緊張部材15が緊張
し、かつ弾性筒体3が外方へ変形した状態で型枠
1に取付けられる。コンクリートが固化したら型
枠取付部材4、型枠1、筒状位置定め部材11と
弾性筒体3を外し、凹窩CにモルタルFを充填す
る。緊張部材の保定及び腐蝕を簡単に防止でき
る。
第3の発明は建造物の根太を基礎コンクリート
のアンカーボルトに確実にかつ容易に取付けられ
るようにしたもので、その実施例は第13図及び
第14図に例示してある。型枠1の取付孔2は根
太31のアンカーボルト32に適合させて位置さ
せてある。型枠取付部材4の構成は第1の発明と
ほぼ同様で、軸部6の長さを少し大きくしてあ
る。また筒状の位置定め部材11もこの軸部6に
呼応して長くし、その外径もアンカーボルト32
を挿入するため少し大きくしてある。弾性筒体3
の内外径は筒状の位置定め部材11の内外径に対
し弾性筒体3の上端面がこの部材11の下端面に
当接し得るように適当に定められている。型枠被
取付部材8は型枠取付部材4のねじ部5と螺合す
るねじ穴9′のあいた板状で、弾性筒体3の内径
より大きい外径を有する。
型枠取付部材4を取付孔2に上方から挿通し、
筒状の位置定め筒体11をその軸部6に嵌め、弾
性筒体3を下から嵌め、下端に型枠被取付部材8
を配してそのねじ穴9′でねじ部5に螺合する。
両者を更にねじ回わせば弾性筒体3が軸方向に圧
縮変形して中間部が横方向へ張り出す。ここで基
礎コンクリートMを打ち、固化したら型枠取付部
材4、型枠1、筒状の位置定め部材11及び弾性
筒体3を外す。筒状の位置定め部材11と弾性筒
体3の退去で現出した凹窩C′及びCにモルタルF
を充填し、それが固化しないようにアンカーボル
ト32の取付いた根太31を固化した基礎コンク
リートM′の上に載置し、そのアンカーボルト3
2を凹窩C′及びC内に挿し込む。モルタルFが固
化すればアンカーボルト32が固定され、根太3
1も安定する。33はナツトである。凹窩はC′及
びCとして大きくかつ深くとれるのでアンカーボ
ルト32の位置が多少ずれても問題はなく、従来
のように根太31に幅及び長さを大きくとつたボ
ルト挿通孔は不用となり、根太31の地震等によ
るずれは発生しない。
弾性筒体3の一端面を筒状の位置定め部材11
又は型枠被取付部材8の何れか一方に取付けてお
けば、作業性は向上する。
第4の発明は弾性筒体を予め軸方向に圧縮変形
して中間部分を半径方向外方へ張出させた状態で
型枠被取付部材を型枠に取付けたり、型枠取付部
材を型枠に取付けておいてからでも弾性筒体を張
出できるようにしたもので、対象となる用途は
種々あるが、前記第3の発明の場合におけるよう
な使い方が好適である。型枠取付部材4は、型枠
1の取付孔2に挿通自在の外端部のねじ部35、
この取付孔2の径より大きい外径を有する外端面
36と内端面37間の位置定め用胴部38及びこ
の胴部の内端面から突出するねじ部5′を備えた
軸部6と、この軸部の外端部に位置しこの取付孔
2の径より大きい外径を有し外端部のねじ部35
と螺合自在の頭部7′を有する。位置定め用胴部
38をコーン形状にすると成形品から抜き易くな
る。また弾性筒体3は位置定め用胴部38の内端
面37の外径と等しいか、又はそれより小さい外
径を有してこの内端面37にその外端面が当接し
得る。この弾性筒体3を軸方向の一端面で位置定
め用胴部38又は型枠被取付部材8に取付けると
作業がし易い。型枠被取付部材8は型枠取付部材
4の内端部のねじ部5′と螺合するねじ穴9′があ
いている。
型枠取付部材4の内端部のねじ部5′に弾性筒
体3を遊嵌し、このねじ部5′に型枠被取付部材
8のねじ穴9′を螺合する。両部材4と8を相対
的にねじ込めば弾性筒体3は外端面を位置定め用
胴部38の内端面37で抑止されるので次第に中
間部分が半径方向外方へ張出する。所定寸法張出
したらねじ込みを止め、外端部のねじ部35を型
枠1の取付孔2に内方から挿通し、このねじ部3
5に頭部7′を螺合して締付ければ、型枠被取付
部材8が型枠1に取付けられる。
また別の場合は、型枠1に型枠取付部材4を先
に取付けておく。そしてねじ部5′に型枠被取付
部材8をねじ込んで弾性筒体3を圧縮変形させ
る。
何れの場合も、その後は第13図及び第14図
に示したようにして用いればよい。
本発明の第1の発明によれば、型枠取付部材に
より型枠被取付部材を型枠に取付けるための両者
の相対的ねじ込みにより弾性筒体を軸方向へ圧縮
変形して半径方向外方へ張出させることができ、
コンクリート成形後に型枠取付部材、型枠及び弾
性筒体を外せば開口部より大径の部分のある凹窩
を形成でき、モルタルを充填すれば震動等によつ
ても外部にこれが脱出することがななく、雨水の
浸入を防いで長期にわたり型枠被取付部材等を腐
蝕から護ることができ、弾性筒体はその復原力に
より成形品から容易に取外すことができる。
本発明の第2の発明によれば、第1の発明の特
徴に加え、型枠取付及び被取付両部材の相対的ね
じ部みを筒状の位置定め部材によつてねじ込み作
業ができなくなるまで行えば常に一定の寸法で弾
性筒体を張出させることができ、モルタル充填用
凹窩の規格化を果たせる特徴がある。
本発明の第3の発明によれば、第1の発明の特
徴に加え、弾性筒体の圧縮変形を筒状の位置定め
部材の下端面と型枠被取付部材の上面との間でな
すので、開口部より大径の凹窩をコンクリートの
型枠接触面から筒状の位置定め部材の長さだけ奥
の所に形成することができ、建造物の根太固定用
アンカーボルトをモルタル固化前に挿入すること
により多少の位置ずれは対処できるため作業能率
が飛躍的に向上し、地震等によつても根太のずれ
が起こらない等の特徴がある。
本発明の第4の発明によれば、開口部より大径
の凹窩を開口面から奥まつたところに形成でき、
アンカー等の固定に好適で、型枠取付部材の型枠
への取付作業と関係なしに弾性筒体を型枠取付部
材の位置定め胴部内端面と型枠被取付部材との間
で圧縮変形できるのでその作業が容易であり、別
個に位置定め部材を用意する必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明にかかる形成用具の
一例を使用状態の説明も含めて示す部分切断側面
図、第1図乃至第3図で二点鎖線を含めたものは
本発明の第2の発明の実施例を示す部分切断側面
図、第5図は第2の発明の別の実施例で弾性筒体
と筒状位置定め部材を一体とした例を示す部分切
断側面図、第6図及び第7図は第2の発明の別の
実施例を示す部分切断側面図、第8図及び第9図
は第2の発明の更に別の実施例を示す部分切断側
面図、第10図乃至第12図は第2の発明の更に
別の実施例を示す部分切断側面図、第13図及び
第14図は本発明の第3の発明の実施例を示す部
分切断側面図、第15図は本発明の第4の発明の
実施例を示す部分切断側面図である。 1……型枠、2……取付孔、3……弾性筒体、
3′……張出部、4……型枠取付部材、5……ね
じ部、6……軸部、7……頭部、8……型枠被取
付部材、9……ねじ部、M……コンクリート、
M′……成形品、C……凹窩、F……モルタル、
11……筒状の位置定め部材、12……供用部、
14……軸孔、15……プレストレス導入用緊張
部材、16……取付筒、17……シース、18…
…ねじ部、19……座金、20……ナツト、22
……コーン、23……軸孔、5′……雌ねじ部、
9′……雄ねじ部、24……スパナー係合用部、
25……円柱部、26……鍔部、27……ねじ
穴、31……根太、32……アンカーボルト、3
5……ねじ部、36……外端面、37……内端
面、38……位置定め用胴部、7′……頭部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 型枠の取付孔の径より大きい外径を有する弾
    性筒体、この取付孔に外部から挿通自在で内端部
    にねじ部を備えた軸部とこの軸部の外端部に位置
    しこの取付孔の径より大きい外径の頭部を有する
    型枠取付部材、この型枠取付部材のねじ部に螺合
    するねじ部を外端部に有し弾性筒体の内径より大
    きい外径部を有する型枠被取付部材を有し、これ
    ら弾性筒体、型枠取付及び被取付両部材を型枠に
    取付け、型枠取付及び被取付両部材の相対的ねじ
    込みによる弾性筒体の軸方向圧縮変形で現出する
    半径方向外方への張出部を利用することを特徴と
    する開口部より大径の部分のある凹窩の形成用
    具。 2 型枠の取付孔の径より大きい外径を有する筒
    状の位置定め部材、この筒状の位置定め部材の外
    側に緩合しかつこの筒状の位置定め部材より長い
    弾性筒体、この取付孔に外部から挿通自在で内端
    部にねじ部を備えた軸部とこの軸部の外端部に位
    置しこの取付孔の径より大きい外径の頭部を有す
    る型枠取付部材、この型枠取付部材のねじ部に螺
    合するねじ部を外端部に有し弾性筒体の内径より
    大きい外径部を有する型枠被取付部材を有し、こ
    れら筒状の位置定め部材、弾性筒体、型枠取付及
    び被取付両部材を型枠に取付け、筒状の位置定め
    部材による制止位置への型枠取付及び被取付両部
    材の相対的ねじ込みによる弾性筒体の軸方向圧縮
    変形で現出する半径方向外方への張出部を利用す
    ることを特徴とする開口部より大径の部分のある
    凹窩の形成用具。 3 弾性筒体が筒状の位置定め部材の外周に一部
    で一体化されている特許請求の範囲第2項記載の
    開口部より大径の部分のある凹窩の形成用具。 4 型枠被取付部材が内端部に供用部を有するイ
    ンサートである特許請求の範囲第2又は3項記載
    の開口部より大径の部分のある凹窩の形成用具。 5 型枠被取付部材がねじ部に続いて軸孔の貫通
    したプレストレス導入用緊張部材の張力支承用ア
    ンカープレートである特許請求の範囲第2又は3
    項記載の開口部より大径の部分のある凹窩の形成
    用具。 6 型枠被取付部材が、そのねじ部がコーンを受
    けるためにこれと共働する型枠取付部材と共にテ
    ーパーとなり、これに続いて軸孔が貫通したプレ
    ストレス導入用緊張部材の張力支承用コーン受け
    である特許請求の範囲第2又は3項記載の開口部
    より大径の部分のある凹窩の形成用具。 7 型枠取付部材の内端部が雌ねじ部で、型枠被
    取付部材が外端から内端へ順に該雌ねじ部と螺合
    する雄ねじ部、スパナー係合用部、筒状の位置定
    め部材内面に摺嵌する円柱部及び筒状の位置定め
    部材内端面と当接する鍔部を有し、軸線上に鍔部
    側からプレストレス導入用緊張部材螺合用ねじ穴
    を穿つたプラグである特許請求の範囲第2又は3
    項記載の開口部より大径の部分のある凹窩の形成
    用具。 8 根太のボルトに適合させて位置させられる型
    枠の取付孔に上方から挿通自在で下端部にねじ部
    を備えた軸部とこの軸部の上端部に位置しこの取
    付孔の径より大きい外径の頭部を有する型枠取付
    部材、この型枠の取付孔の径より大きい外径を有
    する筒状の位置定め部材、この筒状の位置定め部
    材の外径と等しいか又はそれより小さい外径を有
    してこの部材の下端面にその上端面が当接し得る
    弾性筒体、型枠取付部材のねじ部と螺合するねじ
    穴のあいた型枠被取付部材を有し、これら型枠取
    付及び被取付両部材を弾性筒体と筒状の位置定め
    部材を介装して型枠に取付け、筒状の位置定め部
    材による制止位置への型枠取付及び被取付両部材
    の相対的ねじ込みによる弾性筒体の軸方向圧縮変
    形で現出する半径方向外方への張出部を利用する
    ことを特徴とする開口部より大径の部分のある凹
    窩の形成用具。 9 弾性筒体の軸方向一端面が筒状の位置定め部
    材又は型枠被取付部材の何れか一方に取付けられ
    ている特許請求の範囲第8項記載の開口部より大
    径の部分のある凹窩の形成用具。 10 型枠の取付孔に挿通自在の外端部のねじ
    部、この型枠の取付孔の径より大きい外径を有す
    る外端面と内端面間の位置定め用胴部及び内端面
    から突出するねじ部を備えた軸部とこの軸部の外
    端に位置しこの取付孔の径より大きい外径を有し
    外端のねじ部と螺合自在の頭部を有する型枠取付
    部材、この位置定め用胴部内端面の外径と等しい
    か又はそれより小さい外径を有してこの胴部の内
    端面にその外端面が当接し得る弾性筒体、型枠取
    付部材内端部のねじ部と螺合するねじ穴のあいた
    型枠被取付部材を有し、この型枠取付部材の型枠
    に対する取付前又は取付後における弾性筒体を内
    端部のねじ部に介装しての型枠被取付部材のねじ
    込みによる弾性筒体の軸方向圧縮変形で現出する
    半径方向外方への張出部を利用することを特徴と
    する開口部より大径の部分のある凹窩の形成用
    具。 11 弾性筒体の軸方向一端面が位置定め用胴部
    又は型枠被取付部材の何れか一方に取付けられて
    いる特許請求の範囲第10項記載の開口部より大
    径の部分のある凹窩の形成用具。 12 位置定め用胴部は外端面と内端面間で外径
    が漸減している特許請求の範囲第10項記載の開
    口部より大径の部分のある凹窩の形成用具。
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