JPH0238120A - 車両懸架装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両懸架装置に係り、特にストラットと車体
間に介装されるストラットマウントの耐久性の向上と振
動、騒音の低減とを果すカバー部を有する車両懸架装置
に関する。

〔従来の技術〕

車両には、左右の車輪を夫々独立させて懸架する独立懸
架（インデペンデントサスペンション）式を採用してい
るものがある。

この独立懸架式には、スイングアクスル形やウィツシュ
ボーン形、ストラット形等がある。このストラット形の
ものは、内、外筒部からなるショックアブソーバを懸架
リンクの一部として利用し、下端をロアアームに接続す
るとともに、上端をストラフトマウントを介して車体に
接続させ、車輪からの振動が車体に伝達されるのをショ
ックアブソーバによって防止している。前記ストラット
に設けた取付部の車体側端部はストラットマウントカバ
ーが取付けられていた。

また、ショックアブソーバキャンプの取付構造としては
、実開昭６０−１０１６７号公報に開示される如く、ク
ツションゴムの下座金の突部にキャップ部の溝部を嵌入
するとともに、前記キャップ部の下部外周に車体等に当
接するひさし部を一体的に形成したものがあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来の車両懸架装置においては、第４図に示
す如く、ストラットマウント２８は第１及び第２支持部
材３０．３２により外側及び内側から支持されるととも
に、車体４側に突出させていた。このストラフトマウン
ト２８を貫通して前記車体４側に更に突出した取付部２
０がストラット１２の一端部位に設けられている。この
取付部２０の車体４側端部には、この取付部２０の車体
４側端部のみを覆うカバー部１３４が設けられていた。

しかし、前述した第４図に示す取付部２０の車体４側端
部のみを覆うカバー部１３４は、小型であり、製造コス
トが小であるが、ストラット１２側の振動、騒音に伴っ
て前記ストラット１２とカバー部１３４とが一体となっ
て振動するので、前記ストラット１２側の振動、騒音を
増大させてしまい、実用上不利であるという不都合があ
る。

また、第５図に示すカバー部２３４は、車体４側に突出
したストラット１２の取付部２０．と車体４側に突出し
たストラフトマウント２８とを覆うべく車体４Ｃ取付け
られていた。このカバー部２３４は、第４図に示したも
のの不都合は回避できるが、車体４側に突出したストラ
ット１２の取付部２０とストラットマウント２８とを覆
うべく大型に形成されていたので、カバー部２３４を形
成する場合に製造コストが増加するとともに、重量も増
加し、経済的に不利であるという不都合があった。

〔発明の目的〕

そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、ストラットの一端にストラットマウントを貫通して固
定するとともに車体側に突出する取付部を設け、ストラ
フトマウントを外側方向から支持する第１支持部材の周
縁部位に係合し、取付部を覆うべくカバー部を設けたこ
とにより、車体側に突出する取付部の耐久性の向上と振
動や騒音の低減を効果的に果し得るとともに、前記カバ
ー部を形成する際の材料費を低減し得る車両懸架装置を
実現するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するためにこの発明は、第１および第２
支持部材により外側及び内側方向から支持されるストラ
フトマウントを介してサスペンションアームと車体とを
ストラットにより連絡する車両懸架装置において、前記
ストラットの一端に前記ストラットマウントを貫通し固
定するとともに前記車体側に突出する取付部を設け、前
記ストラットマウントを外側方向から支持する第１支持
部材の周縁部位に係合し前記取付部を覆うべくカバー部
を設けたことを特徴とする。

〔作用〕

上述の如く構成したことにより、カバー部によってスト
ラットマウントと取付部との耐久性を向上し、振動や騒
音の低減を効果的に果すとともに、カバー部の製造コス
トを低減している。

〔実施例〕

以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜３図はこの発明の実施例を示すものである。第１
〜３図において、２は車両懸架装置、４は車体、６は車
輪、８はロアアーム、１０はスタビライザである。

前記車体４とロアアーム８間にストラフト１２を設け、
このストラット１２の下端側には前記車輪６をナックル
１４により装着する。

前記ストラット１２は、外筒部材１６と内筒部材１８と
、取付部２０と、図示しないコイルスプリングとを有し
ている。前記取付部２０は、ロンド部２２とネジ部２４
とワッシャ２６とにより構成されている。

前記ストラフト１２と車体４とは、ストラットマウント
２８を介して係合している。このストラットマウント２
８は、第１及び第２支持部材３０．３２により外側及び
内側から支持されているとともに、車体４側に突出して
いる。また、前記取付部２０は、前記ストラットマウン
ト２８を貫通して車体４側に更に突出している。

前記第１支持部材３０周縁部位には、車体４側に突出し
たストラットマウント２８と取付部２０とを覆うべく、
カバー部３４が係合している。つまり、前記カバー部３
４の下部開口端の内周に凹部３４ａを設け、前記第１支
持部材３０の周縁部位に嵌合させるものである。

次に作用について説明する。

車両の走行時には、路面の凹凸により、振動や騒音が車
輪６を介してストラット１２に至り、このストラット１
２の外側及び内筒部材１６．１８によって振動が減少さ
れ、残余の振動が取付部２０のロッド部２２から車体４
側に至らんとする。

しかしこのとき、前記取付部２０はストラットマウント
２８を介して前記第１支持部材３０に係合され、この第
１支持部材３０にカバー部３４が係合されており、残余
の振動がストラットマウント２８によって減少される。

これにより、カバー部３４を取付けた際に、車体４側に
突出したストラットマウント２８と取付部２０とを覆う
べく第１支持部材３０周縁部位に嵌合しているので、前
記ストラフトマウント２８と取付部２０との耐久性を確
実に向上させ得て、使用寿命を長く維持することができ
るとともに、残余の振動や騒音が車体４側へ伝達するこ
とを効率良く減少でき、実用上有利である。

また、前記カバー部３４を第１支持部材３０周縁部位に
嵌合したことにより、前記カバー部３４の小型化及び軽
量化を果すことができ、材料の使用量を小として製造コ
ストを低減でき、経済的に有利である。これによって、
車内のスペースを増加することができる。

なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく
、種々の応用改変が可能である。

例えば、この発明の実施例においては、カバー部３４を
車体４から離間させて第１支持部材３０周縁部位に嵌合
して設けたが、第３図に示す如く、下側開口部に段差部
４２を形成するとともに、当接部４４を形成し、車体４
側に当接させてカバー部３４の位宣決めを行うべく形成
することもできるや 〔発明の効果〕 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、ストラット
の一端にストラットマウントを貫通して固定するととも
に車体側に突出する取付部を設け、ストラフトマウント
を外側方向から支持する第１支持部材の周縁部位に係合
して取付部を覆うべくカバー部を設けたので、ストラッ
トマウントと取付部との耐久性を向上し得るとともに、
ストラットからの振動や騒音を低減し得て、実用上有利
である。また、前記カバー部を第１支持部材の周縁部位
に係合して設けたので、カバー部の小型化を図り得て材
料費を低減することができ、経済的に有利であるととも
に、前記カバー部の小型化により、車内のスペースを増
加することができる。

【図面の簡単な説明】

第１．２図はこの発明の実施例を示し、第１図は車両懸
架装置の要部拡大断面図、第２図は車両懸架装置の概略
説明図である。 第３図はこの発明の他の実施例を示すカバー部の拡大断
面図である。 第４．５図は従来のカバー部の拡大断面図である。 図において、２は車両懸架装置、４は車体、６は車輪、
８はロアアーム、１０はスタビライザ、１２はストラッ
ト、２０は取付部、２２はロッド部、２４はネジ部、２
８はストラットマウント、３０は第１支持部材、３２は
第２支持部材、３４はカバー部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、第１および第２支持部材により外側及び内側方向か
   ら支持されるストラットマウントを介してサスペンショ
   ンアームと車体とをストラットにより連絡する車両懸架
   装置において、前記ストラットの一端に前記ストラット
   マウントを貫通し固定するとともに前記車体側に突出す
   る取付部を設け、前記ストラットマウントを外側方向か
   ら支持する第１支持部材の周縁部位に係合し前記取付部
   を覆うべくカバー部を設けたことを特徴とする車両懸架
   装置。