JPH08207539A - 自動車のサスペンションにおけるショックアブソーバのアッパマウント構造 - Google Patents

自動車のサスペンションにおけるショックアブソーバのアッパマウント構造

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JPH08207539A
JPH08207539A JP1906095A JP1906095A JPH08207539A JP H08207539 A JPH08207539 A JP H08207539A JP 1906095 A JP1906095 A JP 1906095A JP 1906095 A JP1906095 A JP 1906095A JP H08207539 A JPH08207539 A JP H08207539A
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JP
Japan
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shock absorber
piston rod
bumper rubber
upper mount
spring
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JP1906095A
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Tetsuya Arai
哲哉 新井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/14Plastic spring, e.g. rubber
    • B60G2202/143Plastic spring, e.g. rubber subjected to compression
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/30Spring/Damper and/or actuator Units
    • B60G2202/31Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショックアブソーバのアッパマウントにおけ
るバンパーラバー部の構成の改良により、ショックアブ
ソーバのピストンロッド折れ共振領域におけるドラミン
グ入力の低減を図ると共に、ロードノイズ領域でロード
ノイズが悪化するのを防止することを目的とする。 【構成】 ショックアブソーバのピストンロッド11の
折れ共振の振動モードの腹に近いバンパーラバー15上
端部に、すぐり部18を有するバンパーラバー15をバ
ネ、バンパーラバー15上端部外周面に固着される金具
17を慣性マスとする軸直角方向に対するダイナミック
ダンパを構成したことにより、ダイナミックダンパのチ
ューニング周波数を、ショックアブソーバのピストンロ
ッド11の折れ共振周波数と一致させることで、ドラミ
ング入力の低減を図ることができると共に、ロードノイ
ズ領域にてのロードノイズの悪化を防止できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ンに関し、特に、ショックアブソーバのアッパマウント
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンションとしては、例えば
自動車のフロントサスペンション等において用いられる
ストラット式のサスペンションがあり、これは、図3に
示すように、コイルスプリング1とストラット2を用い
たものであり、ストラット2上部、トランスバースリン
ク(ロアリンク)3は共に車体側に固定されている。
【0003】ストラット2は、サスペンションリンクの
1リンクであり、これにフロントホイールのスピンドル
が固定されており、ホイール操向の中心ともなり、キン
グピンの役目を兼ねている。又、ストラット内部はショ
ックアブソーバであり、コイルスプリング1の振動を減
衰させる作用を行う。上記ストラット2として、従来、
アッパマウントに、入力分離型のインシュレータを有す
るものが知られている。
【0004】このインシュレータは、微振動入力と大き
なストロークの振動入力とを別々に吸収するものであ
り、音振、乗り心地性能、操縦安定性の向上を図れる利
点を有する。従来のストラットのアッパマウントの構成
を図4に示すと、ストラット2内部のショックアブソー
バのピストンロッド4上端部には、アッパマウントイン
シュレータ5が設けられている。このアッパマウントイ
ンシュレータ5下部のピストンロッド4周りには、コイ
ルスプリング1のスプリングシート6が設けられ、該ス
プリングシート6の下側には、ピストンロッド4周りに
配設されるショック緩和機能を奏するバンパーラバー7
の支持金具8が固定されている。
【0005】又、支持金具8により、バンパーラバー7
の周囲を覆うように配設されるダストブーツ9が支持さ
れている。前述した微振動入力は、ピストンロッド4か
らアッパマウントインシュレータ5に至り、大きなスト
ロークの振動入力は、バンパーラバー7からアッパマウ
ントインシュレータ5に至る。
【0006】図5は従来のストラット2における振動モ
ードを示す模式図であり、2Aはストラット本体、即
ち、ショックアブソーバの外筒である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のストラット2においては、次のような問題点
がある。即ち、従来のストラット2においては、50H
z付近で、ショックアブソーバのピストンロッド4の折
れ共振が発生し、この共振はコイルスプリング1の横曲
げ共振とも連成し、車体入力を増幅させて、ドラミング
を悪化させる要因となっている。
【0008】又、ロードノイズ領域(250〜315H
z付近)では、前記ショックアブソーバのピストンロッ
ド4の折れ共振によって、車体入力が増幅し、ロードノ
イズが悪化するという問題点もある。そこで、本発明は
以上のような従来の問題点に鑑み、バンパーラバー部の
構成の改良により、ショックアブソーバのピストンロッ
ド折れ共振領域におけるドラミング入力の低減を図ると
共に、ロードノイズ領域でロードノイズが悪化するのを
防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、自動車のサスペンションにおけるショックア
ブソーバのアッパマウント構造において、ショックアブ
ソーバのピストンロッド上端部にバンパーラバーを設け
る一方、前記バンパーラバー上端部外周面に金具を固着
し、前記バンパーラバーをバネ、該バンパーラバー上端
部外周面に固着される前記金具を慣性マスとする軸直角
方向に対するダイナミックダンパを構成し、前記ダイナ
ミックダンパのチューニング周波数を、前記ショックア
ブソーバのピストンロッド折れ共振周波数と一致させる
ようにした。
【0010】請求項2記載の発明は、前記バンパーラバ
ーの外周面の複数位置に上下方向のすぐり部を設けて、
該バンパーラバーを所定のバネに形成した。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明のアッパマウントの構造に
おいては、ショックアブソーバのピストンロッドの折れ
共振の振動モードの腹に近いバンパーラバー上端部に軸
直角方向に対するダイナミックダンパを構成したことに
より、ダイナミックダンパのチューニング周波数は、前
記ショックアブソーバのピストンロッド折れ共振周波数
と一致させることで、ドラミング入力の低減を図ること
ができると共に、ロードノイズ領域にてのロードノイズ
の悪化を防止できる。
【0012】請求項2記載の発明において、上記のよう
にチューニング周波数が50Hz付近と低いため、柔ら
かいバネを利用してダイナミックダンパを構成する必要
がある。バンパーラバーの軸直角方向のバネならば、す
ぐり部を設けることにより、本来のショック緩和機能に
影響を与えずに、柔らかくすることができ、目的に合致
したダイナミックダンパを容易に構成できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ストラットのアッパマウント部の構成を
示している。この図において、ストラット10内部のシ
ョックアブソーバのピストンロッド11上端部には、ア
ッパマウントインシュレータ12が設けられている。こ
のアッパマウントインシュレータ12下部のピストンロ
ッド11周りには、コイルスプリング13のスプリング
シート14が設けられ、該スプリングシート14の下側
には、ピストンロッド11周りに配設されるバンパーラ
バー15が後述する支持金具にて支持されている。
【0014】ここで、前記支持金具は、バンパーラバー
15上端面に固着される金具16と、バンパーラバー1
5上端部外周面に固着される金具17とに分割されてい
る。この場合、金具16は薄肉の板状に形成され、金具
17は所定の質量を有するような厚肉の筒状に形成され
ている。前記バンパーラバー15の外周面の複数位置、
実施例では4位置には上下方向のすぐり部18が設けら
れている(図2参照)。
【0015】そして、前記バンパーラバー15をバネ、
バンパーラバー15上端部外周面に固着される金具17
を慣性マスとする軸直角方向に対するダイナミックダン
パが構成される。かかるダイナミックダンパのチューニ
ング周波数は、前記ショックアブソーバのピストンロッ
ド11の折れ共振周波数(50Hz付近)と一致させ
る。
【0016】次に、かかる構成の作用について説明す
る。上記のアッパマウントの構造においては、ショック
アブソーバのピストンロッド11の折れ共振の振動モー
ドの腹に近いバンパーラバー15上端部に軸直角方向に
対するダイナミックダンパを構成したことにより、ダイ
ナミックダンパのチューニング周波数は、前記ショック
アブソーバのピストンロッド11の折れ共振周波数と一
致させることで、ドラミング入力の低減を図ることがで
きると共に、ロードノイズ領域にてのロードノイズの悪
化を防止できる。
【0017】ここで、上記のようにチューニング周波数
が50Hz付近と低いため、柔らかいバネ(例えば、1
0kgf/mm)を利用してダイナミックダンパを構成
する必要がある。ショックアブソーバのピストンロッド
11の上部にアッパブッシュを備えたものにおいて、こ
のアッパブッシュはサスペンションの横剛性を保持する
ため、柔らかくできないが、バンパーラバー15の軸直
角方向のバネならば、上記のようにすぐり部を設けるこ
とにより、本来のショック緩和機能に影響を与えずに、
柔らかくすることができ、目的に合致したダイナミック
ダンパを容易に構成できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ショックアブソーバのピストンロッドの折
れ共振の振動モードの腹に近いバンパーラバー上端部に
軸直角方向に対するダイナミックダンパを構成したこと
により、ダイナミックダンパのチューニング周波数を、
ショックアブソーバのピストンロッド折れ共振周波数と
一致させることで、ドラミング入力の低減を図ることが
できると共に、ロードノイズ領域にてのロードノイズの
悪化を防止できる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、バンパーラ
バーの軸直角方向のバネを、すぐり部を設けることによ
り、本来のショック緩和機能に影響を与えずに、柔らか
くすることができ、目的に合致したダイナミックダンパ
を容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1及び2記載の発明の一実施例を示す
ショックアブソーバのアッパマウント部の断面図
【図2】 同上実施例におけるバンパーラバーの横断面
【図3】 ストラット式の独立懸架式サスペンションの
全体を示す斜視図
【図4】 従来のショックアブソーバのアッパマウント
の構成を示す断面図
【図5】 従来のショックアブソーバにおける振動モー
ドを示す模式図
【符号の説明】
10 ストラット(ショックアブソーバ) 11 ピストンロッド 13 コイルスプリング 15 バンパーラバー(ダイナミックダンパのバネ) 17 金具(ダイナミックダンパの慣性マス) 18 すぐり部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のサスペンションにおけるショック
    アブソーバのアッパマウント構造において、ショックア
    ブソーバのピストンロッド上端部にバンパーラバーを設
    ける一方、 前記バンパーラバー上端部外周面に金具を固着し、 前記バンパーラバーをバネ、該バンパーラバー上端部外
    周面に固着される前記金具を慣性マスとする軸直角方向
    に対するダイナミックダンパを構成し、 前記ダイナミックダンパのチューニング周波数を、前記
    ショックアブソーバのピストンロッド折れ共振周波数と
    一致させるようにしたことを特徴とする自動車のサスペ
    ンションにおけるショックアブソーバのアッパマウント
    構造。
  2. 【請求項2】前記バンパーラバーの外周面の複数位置に
    上下方向のすぐり部を設けて、該バンパーラバーを所定
    のバネに形成したことを特徴とする請求項1記載の自動
    車のサスペンションにおけるショックアブソーバのアッ
    パマウント構造。
JP1906095A 1995-02-07 1995-02-07 自動車のサスペンションにおけるショックアブソーバのアッパマウント構造 Pending JPH08207539A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6352250B1 (en) * 1998-10-07 2002-03-05 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Vehicle suspension system
JP2003287078A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Tokai Rubber Ind Ltd 車両用ショックアブソーバ
CN102398493A (zh) * 2010-09-08 2012-04-04 Ntn-Snr轴承公司 悬架止挡器和悬架支柱
CN106004300A (zh) * 2016-06-27 2016-10-12 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车后减振弹簧与车体边梁的连接结构

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