JP2003014037A - 車両のダイナミックダンパ - Google Patents
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Abstract
ンにおいて、アッパアームに取付けられて車体の振動を
抑制するところのダイナミックダンパを複数に分割し、
かつアッパアームの軸線に沿って直列に配置すること
で、レイアウト上制約のある箇所でダイナミックダンパ
配設の必要スペースを小さくすることができ、充分なダ
イナミックダンパの取付けスペースを確保することがで
きる車両のダイナミックダンパの提供を目的とする。 【解決手段】車両のダブルウイッシュボーン式サスペン
ションにおいて、車体に弾性体21を介して揺動自在に
支持されたアッパアーム20と、車体に弾性体を介して
支持されたサスペンションクロスメンバと、サスペンシ
ョンクロスメンバに弾性体を介して揺動自在に支持され
たロアアームと、車輪を回転自在に支持するホイールサ
ポートと、上記アッパアーム20に取付けられて車体の
振動を抑制するダイナミックダンパ33とを備え、上記
ダイナミックダンパ33は複数に分割され、かつ上記ア
ッパアーム20の軸線に沿って直列に配置されたことを
特徴とする。
Description
ュボーン式サスペンションを備えた車両において、車両
の振動およびロードノイズを低減するような車両のダイ
ナミックダンパに関する。
ンにはインホイール型のものとハイマウント型のものと
があり、ハイマウント型のものにあってはブレーキの振
動を小さく抑制しながら、前後動に対する乗り心地性能
の向上を図ることができる利点がある反面、アッパアー
ムが弾性マウントされたクロスメンバではなくホイール
インナパネルに直接連結されるため、ロードノイズがア
ッパアームからホイールインナパネルに伝達されてしま
うという問題がある。
して揺動自在に支持する弾性体を柔らかくすると、横剛
性が低下し、操安性が悪くなるので、この弾性体として
は硬いものが用いられる。このため、路面からの振動が
ホイールサポート、アッパアーム、ホイールインナパネ
ルを介してエンジンルームに伝達され、エンジンルーム
内で共鳴して、ダッシュロアパネルから車室内へロード
ノイズとして伝達される。
イマウント型のものはホイールサポートの重量が大き
く、これにより共振点が下がるので、ロードノイズが不
快なレベルとして車室内へ伝達される。
を低減するためにはダイナミックダンパ(動吸振器)を設
けるとよいが、ダイナミックダンパをホイールサポート
に取付けると、イナーシャ(慣性力)感が悪化するので、
従来から上述のダイナミックダンパをハイマウント・ア
ッパアームに取付けることが知られている(特開平6−
143966号公報参照)。
をアッパアームに取付ける場合、振動低減に効果的な共
振周波数を得るためには比較的大きいマス部が要求され
る一方、ダンパとの干渉やタイヤ最小半径からの要求等
により、ダイナミックダンパをアッパアームに取付ける
際のレイアウト上の制約を受ける問題点があり、ダイナ
ミックダンパの充分な取付けスペースが確保できない問
題点があった。
ブルウイッシュボーン式サスペンションにおいて、アッ
パアームに取付けられて車体の振動を抑制するところの
ダイナミックダンパを複数に分割し、かつアッパアーム
の軸線に沿って直列に配置することで、レイアウト上制
約のある箇所でダイナミックダンパ配設の必要スペース
を小さくすることができ、充分なダイナミックダンパの
取付けスペースを確保することができる車両のダイナミ
ックダンパの提供を目的とする。
イナミックダンパは、車両のダブルウイッシュボーン式
サスペンションにおいて、車体に弾性体を介して揺動自
在に支持されたアッパアームと、車体に弾性体を介して
支持されたサスペンションクロスメンバと、サスペンシ
ョンクロスメンバに弾性体を介して揺動自在に支持され
たロアアームと、車輪を回転自在に支持するホイールサ
ポートと、上記アッパアームに取付けられて車体の振動
を抑制するダイナミックダンパとを備え、上記ダイナミ
ックダンパは複数に分割され、かつ上記アッパアームの
軸線に沿って直列に配置されたものである。
成してもよく、また上記構成の弾性体はラバーブッシュ
を有する支持ブッシュまたはラバーマウントによって形
成してもよい。
複数に分割し、かつ分割された複数のダイナミックダン
パをアッパアームの軸線に沿って直列に配置したので、
レイアウト上制約のある箇所でダイナミックダンパ配設
に必要なスペースを小さくすることができ、充分なダイ
ナミックダンパの取付けスペースを確保することができ
る。
イナミックダンパは複数に分割されることにより上記ア
ッパアームの最大幅より小さく形成され、かつ慣性体な
円柱状に形成されると共に、ロードノイズ特性周波数帯
域の振動を減衰するダンパ特性を満たす質量に設定され
たものである。
アッパアームの最大幅よりも小さく形成したので、ダイ
ナミックダンパがアッパアームからはみ出すことがな
く、干渉を防止することができる。
れの方向からの振動入力に対しても、慣性体が有効に作
用する。
帯域の振動を減衰するダンパ特性を満たす質量に設定さ
れたので、ロードノイズの低減を図ることができる。
イナミックダンパはその慣性部がアッパアームの最大幅
より小さく形成され、かつ上記アッパアームは断面門形
に形成された門形部を有し、上記門形部にダイナミック
ダンパを収納すると共に、上記アッパアームの門形部の
フランジ部で少なくともダイナミックダンパの弾性部ま
でが覆われたものである。
アッパアームの門形部に収納し、この門形部のフランジ
部で少なくともダイナミックダンパの弾性部までを覆う
ので、該弾性部の保護およびダイナミックダンパの破損
防止を図ることができる。
ッパアームは上記フランジ部を車体外側においてのみダ
イナミックダンパの弾性部までを覆い、車体内側のフラ
ンジ部はダイナミックダンパの弾性部より短く設定され
ると共に、車体外側と車体内側のそれぞれのフランジ端
部の稜線を上記ダイナミックダンパ近傍において非平行
かつ曲線状に形成したものである。
外側にあってはアッパアームのフランジ部でダイナミッ
クダンパの弾性部までを覆うので、弾性部を良好に保護
することができ、それでいてアッパアームの軽量化とア
ッパアームの剛性向上とを図ることができる。
イナミックダンパは、長手方向の軸線が車両の前後方向
に対し平面から見て略45度の角度に設定されたアッパ
アームの所定部に取付けられたのである。上記構成によ
れば、アッパアームに取付けるダイナミックダンパの車
両前後方向に対する取付け角度が略45度になるように
設定したので、車体の前後方向、左右方向または多角的
振動に対して慣性体が有効に作用する。
イナミックダンパは取付け部と弾性部と慣性部とを有
し、上記弾性部および慣性部が複数に分割されたもので
ある。上記構成によれば、非分割構造のダイナミックダ
ンパに対して慣性部の外形寸法または外形寸法を小さく
して、ダイナミックダンパの充分な取付けスペースを確
保することができると共に、取付け部は非分割構造と成
したので、ダイナミックダンパの取付け性向上を図るこ
とができる。
述する。図面は車両のダイナミックダンパを示すが、ま
ず図1〜図4を参照して車両のダブルウィッシュボーン
式のフロントサスペンションの構成について説明する。
構成するホイールインナパネル2を設け、このホイール
インナパネル2の上部にはサスペンションタワー部3を
一体または一体的に形成し、このサスペンションタワー
部3の外部にはフロントフェンダパネル4を取付けてい
る。
両の前後方向に延びる閉断面構造のフロントサイドフレ
ーム5を設け、この車体剛性部材としてのフロントサイ
ドフレーム5に弾性体としてのラバーマウント6を介し
てサスペンションクロスメンバ7を支持させている。一
方、ホイールディスク8およびタイヤ9を備えた前輪1
0を設け、ホイールハブ11(図3参照)には軸受を介し
てホイールサポート12を配設している。
転自在に支持するもので、図3に示すように上方に延び
るハイマウントアッパアーム連結用の延長部12aと、
後方に延びるタイロッド連結用の延長部12bと、下方
に延びるロアアーム連結用の延長部12cとを備えてい
る。
つ車幅方向に延びるロアアーム支持部12dが一体形成
され、このロアアーム支持部12dにはボールジョイン
ト13,14を介してロアアーム15,16の車外側端
部が連結されている。
のフロント側のロアアーム15は横方向に延びるラテラ
ルリンクで構成され、このロアアーム15の車内側端部
は図1、図2に示すように弾性体としてのロアアームブ
ッシュ17を介してサスペンションクロスメンバ7に揺
動自在に支持されている。
うちのリヤ側のロアアーム16は斜め後方に延び、この
ロアアーム16の車内側端部は図2に示すように、弾性
体としてのロアアームブッシュ18を介してサスペンシ
ョンクロスメンバ7に揺動自在に支持されている。
ーマウントしたサスペンションクロスメンバ7に対し
て、ロアアーム15,16を支持することで、ロアアー
ム15,16およびサスペンションクロスメンバ7から
のロードノイズ入力をラバーマウント6の部分で、しゃ
断すべく構成している。
ポート12の延長部12aの上端部にはボールジョイン
ト19を介してハイマウント・アッパアーム20の車外
側端部を連結している。
構成され、このアッパアーム20の車内側端部は図2、
図4に示すように、弾性体としてのアッパアームブッシ
ュ21およびブラケット(図示せず)を介してホイールイ
ンナパネル2に揺動自在に支持されている。
ンタワー部3との間には図1に示すようにダンパ22を
張架している。このダンパ22はその下端部をロアアー
ム15の中間部に回動自在に支持させたダンパフォーク
23と、アッパシート24とロアシート25との間に張
架したコイルスプリング26とを備えている。
長部12bの後部には、図2に示すようにボールジョイ
ント27を介してタイロッド28を連結し、このタイロ
ッド28とギャラック29とをボールジョイント30を
介して連結して、ステアリングホイールの操作により各
要素29,30,28,27,12b,12を介して前
輪10を操舵すべく構成している。
ンク、32はスタビライザで、このスタビライザ32は
ねじり剛性の抵抗により片輪のみのバンプ、リバウンド
時にロール角を抑制するものである。
ミックダンパの構成について詳述する。図4に示すよう
にAアームにより構成されたアッパアーム20はフロン
ト側のアーム部20Fとリヤ側のアーム部20Rとを有
し、上述のフロント側のアーム部20Fにはダイナミッ
クダンパ33が配置されている。
A−A線矢視断面図、図7は図5のB−B線矢視断面図
であって、上述のダイナミックダンパ33は取付け部3
4と、弾性部35と慣性部としてのマス部36(mass、
質量の意)とを有し、上述の男性部35およびマス部3
6を複数に分割、例えば2分割している。
4の下部に弾性部35を介して円柱状に形成されたマス
部36が取付けられており、これらの各マス部36,3
6は図5に平面図で示すようにアッパアーム20のフロ
ント側のアーム部20Fにおいて車外側端部と車内側端
部とを結ぶ軸線L1に沿って直列に配置されている。
アッパアーム20に対する取付け構造は、図5、図6に
示すように、金属製内部中空の取付け部34に設けられ
たボルトまたは植設ボルトと、ナットとからなる取付け
部材37を用いてアッパアーム20のフロント側のアー
ム部20Fに取付けたものである。
折り曲げ加工してAアーム形状に構成したもので、図
4、図7に示す如く該アッパアーム20の少なくともダ
イナミックダンパ33の取付け部位は断面門形(断面逆
U字状)に形成された門形部20aを有し、ダイナミッ
クダンパ33は、この門形部20a内に収納されてい
る。
bと、この上片部20bの車体外側(アーム外側)から下
方に延びるフランジ部20cと、上片部20bの車体内
側(アーム内側)から下方に延びるフランジ部20dとを
備え、図7に示すように、車体外側(アーム外側)のフラ
ンジ部20cのみでダイナミックダンパ33の少なくと
も弾性部35までを覆い、車体内側(アーム内側)のフラ
ンジ部20dは該弾性部35よりも短く設定して、アッ
パアーム20の軽量化を図るように構成している。
0c上端部と上片部20bとの稜線α、並びに車体内側
(アーム内側)のフランジ部20d上端部と上片部20b
との稜線βは、図4、図5に示すようにダイナミックダ
ンパ33の取付け部位近傍において、非平行で、しかも
曲線状に形成されており、この構造によりアッパアーム
20の剛性を確保すべく構成している。
かんずつ、マス部36の外形寸法Dは複数に分割される
ことにより、図7に示すように、アッパアーム20のフ
ロント側のアーム部20Fにおいて、その最大幅Wより
も小さく形成(D<W)され、かつ該マス部36,36の
合計質量はロードノイズ特性周波数帯域の振動を減衰す
るダンパ特性を満たす値に設定されている。
イナミックダンパ33を有さない場合の点線の特性を、
図8に実線で示すようにロードノイズ特性周波数帯域の
振動を低減する質量に設定したものである。
クダンパ33は、その長手方向の軸線(軸線L1参照)が
車両の前後方向に延びる線L2に対して、平面から見た
水平面状で所定角度θとしての略45度の角度に設定さ
れたアッパアーム20のフロント側のアーム部20Fに
おける所定部に取付けられている。なお図中、Fは車両
の前方を示す。
ダンパは、車両のダブルウイッシュボーン式サスペンシ
ョンにおいて、車体(ホイールインナパネル2参照)に弾
性体(アッパアームブッシュ21参照)を介して揺動自在
に支持されたアッパアーム20と、車体(フロントサイ
ドフレーム5参照)に弾性体(ラバーマウント6参照)を
介して支持されたサスペンションクロスメンバ7と、サ
スペンションクロスメンバ7に弾性体(ロアアームブッ
シュ17,18参照)を介して揺動自在に支持されたロ
アアーム15,16と、車輪(前輪10参照)を車体との
間で回転自在に支持するホイールサポート12と、上記
アッパアーム20に取付けられて車体の振動を抑制する
ダイナミックダンパ33とを備え、上記ダイナミックダ
ンパ33は複数に分割され、かつ上記アッパアーム20
の軸線L1に沿って直列に配置されたものである。
3を複数に分割し、かつ分割された複数のダイナミック
ダンパをアッパアーム20の軸線L1に沿って直列に配
置したので、レイアウト上制約のある箇所でダイナミッ
クダンパ配設に必要なスペースを小さくすることがで
き、充分なダイナミックダンパ33の取付けスペースを
確保することができる。
に分割されることにより上記アッパアーム20の最大幅
Wより小さく形成され、かつ慣性体(マス部36参照)な
円柱状に形成されると共に、ロードノイズ特性周波数帯
域の振動を減衰するダンパ特性(図8参照)を満たす質量
に設定されたものである。
3をアッパアーム20の最大幅Wよりも小さく形成した
ので、ダイナミックダンパ33がアッパアーム20から
はみ出すことがなく、干渉を防止することができる。
形成したので、何れの方向からの振動入力に対しても、
慣性体(マス部36参照)が有効に作用する。さらに、慣
性体(マス部36参照)はロードノイズ特性周波数帯域の
振動を減衰するダンパ特性を満たす質量に設定されたの
で、ロードノイズの低減を図ることができる。
の慣性部(マス部36参照)がアッパアーム20の最大幅
Wより小さく形成され、かつ上記アッパアーム20は断
面門形に形成された門形部20aを有し、上記門形部2
0aにダイナミックダンパ33を収納すると共に、上記
アッパアーム20の門形部20aのフランジ部20cで
図7に示すように少なくともダイナミックダンパ33の
弾性部35までが覆われたものである。
3をアッパアーム20の門形部20aに収納し、この門
形部20aのフランジ部20cで少なくともダイナミッ
クダンパ33の弾性部35までを覆うので、該弾性部3
5の保護およびダイナミックダンパ33の破損防止を図
ることができる。
ジ部20cを車体外側(アーム外側)においてのみダイナ
ミックダンパ33の弾性部35までを覆い、車体内側
(アーム内側)のフランジ部20dはダイナミックダンパ
33の弾性部35より短く設定されると共に、車体外側
(アーム外側)と車体内側(アーム内側)のそれぞれのフラ
ンジ端部20c,20dの稜線α,βを上記ダイナミッ
クダンパ33近傍において非平行かつ曲線状に形成した
ものである。
外側(アーム外側)にあってはアッパアーム20のフラン
ジ部20cでダイナミックダンパ33の弾性部35まで
を覆うので、弾性部35を良好に保護することができ、
それでいてアッパアーム20の軽量化とアッパアーム2
0の剛性向上とを図ることができる。
図5に示すように、長手方向の軸線L1が車両の前後方
向(同方向に延びる線L2参照)に対し平面から見て略4
5度の角度θに設定されたアッパアーム20の所定部に
取付けられたのである。この構成によれば、アッパアー
ム20に取付けるダイナミックダンパ33の車両前後方
向に対する取付け角度θが略45度になるように設定し
たので、車体の前後方向、左右方向または多角的振動に
対して慣性体(マス部36参照)が有効に作用する。
取付け部34と弾性部35と慣性部(マス部36参照)と
を有し、上記弾性部35および慣性部(マス部36参照)
が複数に分割されたものである。この構成によれば、非
分割構造のダイナミックダンパに対して慣性部(マス部
36参照)の外形寸法または外形寸法を小さくして、ア
ッパアーム20にダイナミックダンパ33の充分な取付
けスペースを確保することができると共に、取付け部3
4は非分割構造と成したので、ダイナミックダンパ33
の取付け性向上を図ることができる。
施例を示し、先の実施例においては弾性部35およびマ
ス部36を2分割したが、図9に示すこの実施例では弾
性部35およびマス部36を3分割したものである。
6の外形寸法(直径)をさらに小さく設定することができ
る。なお、図9に示すこの実施例においても、その他の
構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であ
るから、図9において前図と同一の部分には同一符号を
付して、その詳しい説明を省略する。
において、この発明の車体は、実施例のホイールインナ
パネル2またはフロントサイドフレーム5に対応し、以
下同様に、弾性体は、アッパアームブッシュ21、ロア
アームブッシュ17,18またはラバーマウント6に対
応し、車輪は、前輪10に対応し、慣性体は、マス部3
6に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
構造のダイナミックダンパ33をハイマウント・アッパ
アーム20のフロント側のアーム部20Fに取付けた
が、これはリヤ側のアーム部20Rに取付けてもよい。
さらに、弾性部35およびマス部36のみを分割する構
造に代えて、取付け部34、弾性部35、マス部36を
複数に分割する構造を採用してもよい。
シュボーン式サスペンションにおいて、アッパアームに
取付けられて車体の振動を抑制するところのダイナミッ
クダンパを複数に分割し、かつアッパアームの軸線に沿
って直列に配置することで、レイアウト上制約のある箇
所でダイナミックダンパ配設の必要スペースを小さくす
ることができ、充分なダイナミックダンパの取付けスペ
ースを確保することができる効果がある。
フロントサスペンションを示すスケルトン図。
ションの斜視図。
パアーム周辺部の斜視図。
施例を示す断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】車両のダブルウイッシュボーン式サスペン
ションにおいて、車体に弾性体を介して揺動自在に支持
されたアッパアームと、車体に弾性体を介して支持され
たサスペンションクロスメンバと、サスペンションクロ
スメンバに弾性体を介して揺動自在に支持されたロアア
ームと、車輪を回転自在に支持するホイールサポート
と、上記アッパアームに取付けられて車体の振動を抑制
するダイナミックダンパとを備え、上記ダイナミックダ
ンパは複数に分割され、かつ上記アッパアームの軸線に
沿って直列に配置された車両のダイナミックダンパ。 - 【請求項2】上記ダイナミックダンパは複数に分割され
ることにより上記アッパアームの最大幅より小さく形成
され、かつ慣性体な円柱状に形成されると共に、ロード
ノイズ特性周波数帯域の振動を減衰するダンパ特性を満
たす質量に設定された請求項1記載の車両のダイナミッ
クダンパ。 - 【請求項3】上記ダイナミックダンパはその慣性部がア
ッパアームの最大幅より小さく形成され、かつ上記アッ
パアームは断面門形に形成された門形部を有し、上記門
形部にダイナミックダンパを収納すると共に、上記アッ
パアームの門形部のフランジ部で少なくともダイナミッ
クダンパの弾性部までが覆われた請求項1または2記載
の車両のダイナミックダンパ。 - 【請求項4】上記アッパアームは上記フランジ部を車体
外側においてのみダイナミックダンパの弾性部までを覆
い、車体内側のフランジ部はダイナミックダンパの弾性
部より短く設定されると共に、車体外側と車体内側のそ
れぞれのフランジ端部の稜線を上記ダイナミックダンパ
近傍において非平行かつ曲線状に形成した請求項3記載
の車両のダイナミックダンパ。 - 【請求項5】上記ダイナミックダンパは、長手方向の軸
線が車両の前後方向に対し平面から見て略45度の角度
に設定されたアッパアームの所定部に取付けられた請求
項1,2,3または4記載の車両のダイナミックダン
パ。 - 【請求項6】上記ダイナミックダンパは取付け部と弾性
部と慣性部とを有し、上記弾性部および慣性部が複数に
分割された請求項1,2,3,4または5記載の車両の
ダイナミックダンパ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001203160A JP2003014037A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 車両のダイナミックダンパ |
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---|---|---|---|
JP2001203160A JP2003014037A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 車両のダイナミックダンパ |
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JP2004147521A Division JP3985079B2 (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 車両のサスペンション装置 |
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