JP2000211332A - リアサスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
乗心地と車両のロール応答性をともに高めたリアサスペ
ンション装置を提供すること。 【解決手段】 トーションビーム部材5の中央部にはシ
ョックアブソーバ7を取り付ける延設部8が設けられ、
左右一対のレバー部材9が車輪支持体2に取り付けられ
たピン部材11周りに回動自在に取り付けられ、レバー
部材9は略車両上下方向に伸びる第1延在部と略車両横
方向に伸びる第2延在部とを有し、ショックアブソーバ
7はトーションビーム部材5中央の延設部8とレバー部
材9の第1延在部との間に略車両横方向に向けて取り付
けられ、第2延在部と車体との間には略車両上下方向に
伸びるコンロッド部材10が設けられた構成とした。
Description
されるリアサスペンション装置に関し、特に車両後部の
室内空間の拡大を狙い、かつ、車両のロール運動の減衰
を高めることを意図したリアサスペンション装置に関す
るもので、ショックアブソーバの取り付け方法に関する
ものである。
は、例えば、特開平5−16832号公報に示すような
ものがある。この従来例は、いわゆるトーションビーム
式サスペンションに操舵機構を付加した型式のものであ
るが、ばね上振動の減衰作用を行うショックアブソーバ
は車輪支持体と一体に設けられたトレーリングアーム部
材と、車体との間に設けられていた。
うな従来のリアサスペンション装置にあっては、トレー
リングアームと車体との間に直接ショックアブソーバを
取り付けていたため、以下に示すような問題点があっ
た。すなわち、図9に示すように、ショックアブソーバ
の長さが長いために、車輪の中側にホイールハウスを拡
大してショックアブソーバをレイアウトせざるを得ず、
ホイールハウスが車幅方向に拡大するため、有効な車室
内空間の利用が妨げられてしまう。この問題は、特に、
ばねをショックアブソーバと同軸に配置した場合に顕著
であり、図示したように、ばね/ショックアブソーバの
占有スペースが車室内に大きく張り出してしまうという
問題となった。
アブソーバやばねの張り出しという問題を回避するため
に、ショックアブソーバの取り付けにレバー比を付けた
り、ショックアブソーバを斜めに配置して、車室内への
張り出しを防いだ従来例も散見されるが、以下に示すよ
うな理由により、その効果は十分ではなかった。すなわ
ち、レバー比をつけることでショックアブソーバの長さ
を短縮しようとしても、ショックアブソーバの長さは、
基本長+2*バウンド側ストローク量+リバウンド側ス
トローク量であらわされ、レバー比をつけることでスト
ローク量は小さくできるが、ピストンやガイドやベース
バルブやブッシュといった構造部材分の基本長に関して
は短縮できないので、レバー比をつけることによるショ
ックアブソーバ長の短縮にはおのずと限界があり、特に
最低地上高の高さとフロア面の高さとの差が小さい乗用
車においては、こうした、レバー比を小さくする方法で
ショックアブソーバをフロア下におさめて、車室内への
張り出しを防ぐことは困難であった。また、ショックア
ブソーバにレバー比γをつけると、図10に示すよう
に、路面からの入力ΔWに対して、ショックアブソーバ
反力は1/γ倍のΔWS となり、しかも、トレーリング
アームブッシュに(1−γ)/γ倍の入力ΔWB が入っ
てしまい、路面振動入力の遮断性や、ロードノイズの防
音性に悪影響を与えてしまう。また、レバー比をつけて
短縮したショックアブソーバを斜めに配置することで、
車室内への張り出しを防いだ例も見られるが、この場
合、ショックアブソーバを斜めに配置することによっ
て、ショックアブソーバの減衰力の水平分力成分ΔFS
が発生し、その水平分力成分FS によってトー変化が発
生する。不整路走行時の路面入力に対して、このトー変
化が発生すると、車両のふらつきなどが感じられ、運転
フィーリングが悪化するので、サスペンションの剛性を
高めて、トー変化を防止する必要が生じ、その結果、サ
スペンションの前後剛性なども一緒に高まってしまい、
車両の乗心地性能や音振性能に悪影響を及ぼしてしまう
ことになる。
り出しを防ぐために、ショックアブソーバをフロア下に
配置した他の従来例としては、特開平3−99917号
公報や実開昭62−115207号公報や特開昭62−
12404号公報等があるが、これらの従来技術は、い
ずれも車両中央部に、ばねやショックアブソーバを取り
付けるための車体側取り付け部が必要である。一般にリ
アフロア周りの車体構造は、両側に通した車体サイドメ
ンバ部材の間に車体クロスメンバやフロアパネルを取り
付ける構成となっており、上記したばねやショックアブ
ソーバの取り付け部は、この車体クロスメンバ上に設け
ることになる。ところが、車体クロスメンバへのばねや
ショックアブソーバからの入力は、車体クロスメンバと
車体フロアパネルとを直接加振することになるため、ロ
ードノイズの防振性への影響が非常に大きい。そのた
め、車体クロスメンバの剛性を十分に高めるために、ク
ロスメンバの断面を拡大する必要が生じ、リアフロア周
りでの車室内スペースを制限し、また、取り付け部を車
体クロスメンバ上に設ける必要があるということは、シ
ョックアブソーバの配置によって、車体クロスメンバ
や、さらにはスペアタイヤ(スペアパン)の配置にもレ
イアウト上の制限を与えることになる。
目してなされたもので、以下のように構成することによ
って、車両後部の室内空間の拡大を図るとともに、乗心
地と車両のロール応答性をともに高めたリアサスペンシ
ョン装置を提供することを目的としている。
め、本発明請求項1記載のリアサスペンション装置で
は、左右のサスペンション構成部品を互いに一体に連結
する横断部材を有するリアサスペンション装置であっ
て、前記横断部材の中央部にはショックアブソーバを取
り付けるマウント部材が設けられており、左右一対のレ
バー部材が車輪支持体に取り付けられたピン部材周りに
回動自在に取り付けられており、前記レバー部材は略車
両上下方向に伸びる第1延在部と略車両横方向に伸びる
第2延在部とを有し、前記ショックアブソーバは横断部
材中央部のマウント部材とレバー部材の第1延在部との
間に略車両横方向に向けて取り付けられており、第2延
在部と車体との間には略車両上下方向に伸びるコンロッ
ド部材が設けられていることを特徴とする。請求項2記
載の発明では、請求項1記載のリアサスペンション装置
において、前記横断部材が、ねじれ変形を許容するトー
ションビーム部材であるような、いわゆるトーションビ
ーム式サスペンション装置であって、前記マウント部材
はトーションビーム部材よりも車両前後方向にオフセッ
トして設けられており、前記ショックアブソーバは車両
後面視において水平方向に対して傾きを持って配置され
ていることを特徴とする。請求項3記載の発明では、請
求項1記載のリアサスペンション装置において、前記横
断部材が左右の車輪支持体を互いに連結するクロスビー
ムであるような、いわゆるリジッド式サスペンション装
置であって、前記マウント部材はクロスビーム部材より
も車両前後方向にオフセットして設けられており、前記
ショックアブソーバは車両後面視において水平方向に対
して傾きを持って配置されていることを特徴とする。
3記載のリアサスペンション装置において、前記コンロ
ッド部材は、車両平面視において、左右のホイールセン
タを結ぶ軸線の近傍に設けられていることを特徴とす
る。請求項5記載の発明では、請求項2または3記載の
リアサスペンション装置において、前記マウント部材
は、前記レバー部材の取り付け部に対して、相対変位可
能な弾性を持つように構成されており、相対的な剛性
は、車両横方向の剛性が車両上下方向の剛性よりも高く
なるように設けられていることを特徴とする。請求項6
記載の発明では、請求項2、3、または5記載のリアサ
スペンション装置において、前記マウント部材とレバー
部材の取り付け部の相対的な剛性Kは、ショックアブソ
ーバの減衰定数をC、車両後面視で見たショックアブソ
ーバ軸線が水平面となす角をθとした時に、特性周波数
f0 (f0 =ω0 /2π,ω0 =K/2Csinθ)
が、車両のロール共振周波数よりも小さくなるように定
められていることを特徴とする。請求項7記載の発明で
は、請求項6記載のリアサスペンション装置において、
前記特性周波数f0 が、車両のバウンド共振周波数より
も大きくなるように、前記剛性Kが定められていること
を特徴とする。
面に基づいて説明する。図1は実施の形態1のリアサス
ペンション装置の平面図、図2は実施の形態1のリアサ
スペンション装置の背面図である。まず構成を説明する
と、車輪1を回動自在に支持する車輪支持体2は、トレ
ーリングアーム部材3に一体に取り付けられ、このトレ
ーリングアーム部材3はその前端部が弾性ブッシュ部材
4によって、車体側部材に取り付けられている。左右の
トレーリングアーム部材3は、トーションビーム部材5
によって、互いに連結されており、車体のバウンドの際
は、左右のトレーリングアーム部材3が一体となって、
左右の弾性ブッシュ部材4を結ぶ軸線周りに回動し、車
体のロール運動の際は、トーションビーム部材5がねじ
れ変形を起こすことによって、左右のトーションビーム
部材5が逆相にストロークするという、いわゆる、トー
ションビームサスペンションの構成を採っている。車重
を支えるばね部材6は、トレーリングアーム部材3とト
ーションビーム部材5との接合部付近に設けられたばね
取り付け部と車体との間に取り付けられている。トレー
リングアーム部材3の後端部には、車両後方、かつ、車
両内側に向かって伸びるようなピン部材11が設けられ
ている。このピン部材11には、レバー部材9が、ピン
部材11周りに回動できるように取り付けられている。
レバー部材9には、ピン部材11周りに回動する回動部
から略下方に伸びる第1延在部と、回動部から略車両内
側に伸びる第2延在部とを有し、第1延在部には、ショ
ックアブソーバ7の一端が取り付けられ、第2延在部に
は、コンロッド部材10の一端が取り付けられている。
また、このコンロッド部材10の他端は、車体(車体側
部材)に取り付けられている(図3参照)。前記トーシ
ョンビーム部材5には、その車両中央部に、車両後方に
向かって伸びる延設部8が設けられており、この延設部
8には、ショックアブソーバ7の他端が取り付けられて
いる。すなわち、ショックアブソーバ7は、レバー部材
9の第1延設部と、トーションビーム部材5中央の延設
部8との間に取り付けられ、車両内側に向かうとともに
車両上方に向かう方向に配置されている。
輪1とそれに伴うトレーリングアーム部材3の上下方向
へのストロークによって、図4に示すように、レバー部
材9がピン部材11周りに回動し、ショックアブソーバ
7の取り付け点、すなわちレバー部材9の第1延在部が
略車両横方向に変位する。この変位が、ショックアブソ
ーバ7の長さ変化となり、ショックアブソーバ7が減衰
力発生部材として機能する。本実施の形態においては、
ショックアブソーバ7は、フロア下に入るように、車両
内側に向かってやや車両上方に向かうような略車両横方
向に配置されているので、ショックアブソーバ7をホイ
ールハウスを拡大して配置する必要はない。さらに、本
実施の形態においては、従来例のように、車体中央部に
ショックアブソーバを直接取り付けるマウント部材を設
ける必要もない。また、本実施の形態におけるコンロッ
ド部材10はストロークに伴う長さが必要なショックア
ブソーバよりも短くすることができるので、コンロッド
部材10の車体への取り付け点は、リアフロア面や、車
体サイドメンバの高さに設けることが可能であり、利用
可能な室内スペースはより大きく取ることができる。さ
らに、本実施の形態では、レバー部材9の第1,第2延
在部の長さを調節することで、ホイールストロークに対
するショックアブソーバ7の長さ変化という、ショック
アブソーバ7のレバー比を自由に設定可能であるが、車
体と連結されているのはコンロッド部材10であり、こ
のコンロッド部材10を車両平面視で見た時の左右のホ
イールセンタを結ぶ軸線上に配置してやれば、車体に取
り付く部分での力のやりとりではレバー比を1にできる
ので、ショックアブソーバ7の作動にレバー比をつけて
コンパクト化を図っても、従来例のように、トレーリン
グアームブッシュなどへの入力が大きくなるようなこと
はない。
ブソーバ7を車両後面視で車両内側に向かって車両上方
に向かうように配置し、かつ、ショックアブソーバ7の
取り付け点をトーションビーム部材5を後方に延設して
設けた延設部8に設けたので、以下に示すような、車両
のバウンドモードでのショックアブソーバ7を介した力
の伝達を高周波領域で低減できるという効果を発揮し、
車両の乗心地を向上できる。すなわち、トーションビー
ム部材5の中央部に、後方に延長して設けられた延設部
8のショックアブソーバ7取り付け点は、その取り付け
点剛性が、車両上下方向には比較的柔らかく、車両左右
方向には比較的固いものとすることができる。これは、
トーションビーム部材5がビームのねじり方向には比較
的柔らかく、ビームの曲げ方向には比較的固いためであ
る。このように、ショックアブソーバ7のトーションビ
ーム部材5側取り付け点の剛性が車両横方向と車両上下
方向とで異なっているので、車両がバウンドする時と車
両がロールする時とで、ショックアブソーバ7の等価的
な取り付け点剛性を切り換えることができる。すなわ
ち、図5に示すように、ロール時には左右輪のショック
アブソーバ7の反力の合力が車両横方向を向くのに対
し、バウンド時には、左右輪のショックアブソーバ7の
反力の合力が、車両上下方向を向く。従って、トーショ
ンビーム部材5に設けられたショックアブソーバ7の取
り付け点が、車両上下方向に比較的柔らかく、車両横方
向に比較的固いので、ロール時にはショックアブソーバ
7の取り付け点が比較的固く、バウンド時にはショック
アブソーバ7の取り付け点が比較的柔らかいことにな
る。車両上下方向の取り付け点剛性Kで取り付けられた
減衰定数Cのショックアブソーバ(車両後面視でショッ
クアブソーバ7軸線と水平面のなす角はθ)の伝達力の
周波数特性を図6に示す。このように、低周波領域で
は、ショックアブソーバ7の特性、高周波領域では、取
り付けばねの特性となる。特性が変化する特性周波数は
f0 =ω0 /2,ω0 =K/2Csinθであり、本実
施の形態では、f0 が車両のばね上の上下バウンド振動
の共振周波数よりも高く、かつ、車両のロール振動の共
振周波数よりも低くなるように、ショックアブソーバ7
の減衰定数Cと、トーションビーム部材5上のショック
アブソーバ7取り付け点の車両上下方向の剛性K、およ
びθが設定されている。図示したように、バウンド方向
の特性は、特性周波数f0 を超えると伝達力がそれ以上
大きくならなくなるので、バウンド方向の振動に対する
減衰力は十分に与えつつも、高周波領域でのバウンド振
動の伝達を抑えることができる。また、ロール方向に関
しては、トーションビーム部材5上のショックアブソー
バ7取り付け点の車両横方向の剛性が高いので、図6に
示したような、直線的な特性となり、ロール方向の振動
に対して十分な減衰力を発揮するので、通常のショック
アブソーバの取り付け点剛性を下げた時のように、ロー
ル方向の減衰力まで不足してしまうようなことはない。
このように、本実施の形態によれば、ロール方向にも十
分な減衰を確保しつつ、上下方向の不要な車体への伝達
力の発生を防止でき、乗心地と車両のロール応答性をと
もに高めることができる。
実施の形態はいわゆる5リンクサスペンションに、本発
明のリアサスペンション装置を適用したものである。5
リンクサスペンションのワインドアップ方向の剛性が比
較的低いために、5リンクサスペンションでも、クロス
ビーム部材12後方に形成された延設部13に設けられ
たショックアブソーバ7取り付け点は、車両上下方向の
取り付け点剛性が比較的低く、車両横方向の取り付け点
剛性が比較的高くなる。従って、実施の形態1と同様な
効果を発揮することができる。
が、本発明の具体的な構成は上述した実施の形態1,2
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。例え
ば、本実施の形態では、トーションビーム式サスペンシ
ョンや5リンク式サスペンションについて説明したが、
本発明は左右の車輪支持体やサスペンション部材を互い
に連結するような横断部材があるサスペンション全てに
適用することができる。
ば、リアフロア周りのスペースユーティリティが高く、
性能の優れたリアサスペンションを提供できるという効
果が得られる。
置の平面図である。
図である。
の構造を示す図である。
す図である。
材への伝達力を示す図である。
伝達特性の違いを示す図である。
図である。
図である。
る。
ブソーバの作用を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 左右のサスペンション構成部品を互いに
一体に連結する横断部材を有するリアサスペンション装
置であって、 前記横断部材の中央部にはショックアブソーバを取り付
けるマウント部材が設けられており、左右一対のレバー
部材が車輪支持体に取り付けられたピン部材周りに回動
自在に取り付けられており、 前記レバー部材は略車両上下方向に伸びる第1延在部と
略車両横方向に伸びる第2延在部とを有し、 前記ショックアブソーバは横断部材中央部のマウント部
材とレバー部材の第1延在部との間に略車両横方向に向
けて取り付けられており、第2延在部と車体との間には
略車両上下方向に伸びるコンロッド部材が設けられてい
ることを特徴とするリアサスペンション装置。 - 【請求項2】 前記横断部材が、ねじれ変形を許容する
トーションビーム部材であるような、いわゆるトーショ
ンビーム式サスペンション装置であって、 前記マウント部材はトーションビーム部材よりも車両前
後方向にオフセットして設けられており、 前記ショックアブソーバは車両後面視において水平方向
に対して傾きを持って配置されていることを特徴とする
請求項1記載のリアサスペンション装置。 - 【請求項3】 前記横断部材が左右の車輪支持体を互い
に連結するクロスビームであるような、いわゆるリジッ
ド式サスペンション装置であって、 前記マウント部材はクロスビーム部材よりも車両前後方
向にオフセットして設けられており、 前記ショックアブソーバは車両後面視において水平方向
に対して傾きを持って配置されていることを特徴とする
請求項1記載のリアサスペンション装置。 - 【請求項4】 前記コンロッド部材は、車両平面視にお
いて、左右のホイールセンタを結ぶ軸線の近傍に設けら
れていることを特徴とする請求項1ないし3記載のリア
サスペンション装置。 - 【請求項5】 前記マウント部材は、前記レバー部材の
取り付け部に対して、相対変位可能な弾性を持つように
構成されており、相対的な剛性は、車両横方向の剛性が
車両上下方向の剛性よりも高くなるように設けられてい
ることを特徴とする請求項2または3記載のリアサスペ
ンション装置。 - 【請求項6】 前記マウント部材とレバー部材の取り付
け部の相対的な剛性Kは、ショックアブソーバの減衰定
数をC、車両後面視で見たショックアブソーバ軸線が水
平面となす角をθとした時に、特性周波数f0 (f0 =
ω0 /2π,ω0 =K/2Csinθ)が、車両のロー
ル共振周波数よりも小さくなるように定められているこ
とを特徴とする請求項2、3、または5記載のリアサス
ペンション装置。 - 【請求項7】 前記特性周波数f0 が、車両のバウンド
共振周波数よりも大きくなるように、前記剛性Kが定め
られていることを特徴とする請求項6記載のリアサスペ
ンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01370799A JP4110654B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | リアサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01370799A JP4110654B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | リアサスペンション装置 |
Publications (2)
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JP2000211332A true JP2000211332A (ja) | 2000-08-02 |
JP4110654B2 JP4110654B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=11840707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01370799A Expired - Fee Related JP4110654B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | リアサスペンション装置 |
Country Status (1)
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