JPH0237902B2 - - Google Patents

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JPH0237902B2
JPH0237902B2 JP58244941A JP24494183A JPH0237902B2 JP H0237902 B2 JPH0237902 B2 JP H0237902B2 JP 58244941 A JP58244941 A JP 58244941A JP 24494183 A JP24494183 A JP 24494183A JP H0237902 B2 JPH0237902 B2 JP H0237902B2
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JP
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formula
phenyl
propan
alkyl
alkoxy
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JP58244941A
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JPS59130828A (ja
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Tosu Edeito
Torurei Yosefu
Paroshi Eba
Seberenii Saboruchi
Suhorunii Rasuro
Gurugu Sandoru
Haju Isutoban
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RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
Original Assignee
RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
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Publication of JPH0237902B2 publication Critical patent/JPH0237902B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/20Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C43/23Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring containing hydroxy or O-metal groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/16Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/02Antidotes
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
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  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な1,1―ジフエニルプロパノー
ル誘導体、その製法及び該誘導体を活性成分とし
て含有する医薬組成物に関する。更に詳しくは、
本発明は、 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
シを表わし、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニル、アルキルおよびアルコキシ部
分にそれぞれ炭素原子1〜5個を有するジアルキ
ルアミノカルボニル又はアルコキシカルボニルで
あり、 nは1,2,3,4又は5である) で表わされる新規な1,1―ジフエニルプロパン
―1―オール誘導体に関する。 本発明の誘導体と類似の構造を有する化合物は
例えば、薬理活性に関する何等の言及も行われる
ことなく以下の刊行物に開示されている: ケミカルアブストラクト22,410135
1781240,4712542,P1015b;47,9548e;50
12390c;50,2509i;55,17915e;55,15413b;
75,P103682b;76,P119921 P119921k;82
16477g;90,86082g;92,52927b。 本発明に係る式()の新規な化合物は以下の
方法によつて製造出来る: a) 式: (式中、nは先に定義した意味を有し、R4
フエニル基である) で表わされるプロピオフエノンと、 式: (式中、R1,R2およびR3は先に定義し意味で
あり、Mはアルカリ金属、好ましくはリチウ
ム、ナトリウムもしくはカリウム又はMgX基
(基中、Xはハロゲンを表わす)である) で表わされる有機金属化合物と反応させるか;
又は b) 式: (式中、R1,R2,R3およびnは先に定義した
意味であり、R4はフエニル基である) で表わされるベンゾフエノンを、 エチル基を含有する有機金属化合物、好まし
くはハロゲン化エチルマグネシウムもしくはエ
チルリチウムと反応させるか;又は c) 式: (式中、R1,R2およびR3は先に定義した意味
である) で表わされるプロピオフエノンを、 式: (式中、nは先に定義した意味と同じであり、
R4はフエニル基である) で表わされるグリニヤール化合物と反応させる
か;又は d) 式: (式中、R1,R2およびR3は先に定義した意味
と同じである) で表わされる化合物、好ましくはアルカリ金属
もしくは第四級アンモニウムフエノラートの形
の化合物を、 式: X―(CH2o―R4 ……() (式中、nおよびR4は前記式で定義した意
味と同じあり、 Xはアリールスルホニルオキシもしくはアル
キルスルホニルオキシ基又はハロゲン原子であ
る)で表わされる化合物と、好ましくは酸結合
剤の存在下で反応させるか;又は e) 式: (式中、R1,R2,R3およびnは先に定義した
意味を有し、 R4はフエニル基であり、さらに Zはビニルもしくはエチニルである) で表わされる化合物を還元することを含んでな
る。 出発化合物は当業者に周知であるか又は文献記
載の公知の方法と同様の方法で製造出来る。 式()、()及び()のケトンは例えば、
周知のフリイーデルクラフトケトン合成(G、
A、オース:フリイーデルクラフトアンドリレイ
テイドリアクシヨン/1.インターサイエンスパ
ブリツシヤーズ(1964年)、1〜63頁)により合
成出来る。 式()及び()の化合物は例えば、周知の
方法で(M、S、カーラシエ等:グリニヤ―ドリ
アクシヨンズオブノンメタリツクサブスタンス、
プレンテイス―ハール社(1954年)、5〜90頁)
対応する置換アリールハライドからグリニヤード
反応体を製造することにより製造出来、一方アル
カリ金属有機化合物の製造は例えば、ハウベンヴ
エイリ:メソーデンデルオルガニツシエンケミ
イ、/1134−159及び389−405(1970年)に記
載されている。 式()の化合物は例えば、適当に置換された
プロピオフエノンを、適当に置換されたグリニヤ
ード反応剤と反応させることにより得られる(例
えばM、S、クラーシエ等:グリニヤードリアク
シヨンオブノンメタリツクサブスタンス、プレン
テイス―ハール社出版(1954年)138〜143頁参
照)。 式()(式中Zはビニル基を表わす)の化合
物は、式()のベンゾフエノンをハロゲン化ビ
ニルマグネシウムと反応させることによつて製造
出来、一方もしもZがエチニル基を表わす場合、
式()の化合物は例えばハンガリー特許166769
に説明されるように、式()のベンゾフエノン
をエチニル化することにより製造出来る。 本発明による方法a)の好ましい態様によれ
ば、式()のプロピオフエノンは無水の不活性
有機溶剤中式()の有機金属化合物、好ましく
は適当に置換された塩化もしくはブロム化フエニ
ルマグネシウム又はフエニルリチウムと反応せら
れる。溶剤として、好ましくは非プロトン性有機
溶剤、例えばジエチルエーテル、ジ―n―ブチル
エーテル、ジエチレングリコール―ジメチルエー
テルの如き脂肪族エーテル類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンの如き脂環式エーテル類、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレンの如き脂肪
族もしくは芳香族炭化水素、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホラスアミド、又は以上の
有機溶剤の任意の混合物が用いられる。 有機金属化合物は少なくとも等モル量で用いら
れる。反応は好ましくは不活性ガス雰囲気中、例
えば窒素もしくはアルゴン雰囲気下で行われる。
反応温度は−60℃〜使用する溶剤の沸点の範囲で
変化し、更に好ましくは−30℃〜100℃である。
反応終了後反応混合物を、好ましくは塩化アンモ
ニウム水溶液を用いて分解し、次いで得られた式
()の化合物を分離する。必要ならば、生成物
は公知の技術、例えば蒸留又は結晶化により精製
出来る。 方法b)によれば式()のベンゾフエノン
を、エチル含有有機金属化合物、好ましくは臭化
もしくはヨー化エチルマグネシウム又はエチルリ
チウムの少なくとも等モル量と反応させる。反応
は先の方法a)で記載した如く、無水の不活性有
機溶剤中で好ましく行われる。 方法c)によれば、Xの代りに臭素を好ましく
含有する()のグリニヤル反応剤を、方法a)
に記載した如く好ましくは無水の不活性有機溶剤
中、少なくとも等モル量の式()のプロピオフ
エノンと反応させる。 方法d)を行う場合、好ましくは()の化合
物のアルカリ金属もしくは第四級アンモニウムフ
エノラートを式()のメシラート、トシラー
ト、臭化物又はより好ましくは塩化物と縮合させ
る。反応は不活性溶剤中、酸結合剤の存在下、無
水状態もしくは所望により水及び有機溶剤の存在
下で好ましく行われる。有機溶剤として例えば、
酢酸エチルの如きエステル、ジオキサン、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフランの如きエーテ
ル、炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、リグロイン、ハロゲン化炭化水素、例えば
クロロホルム、クロロベンゼン、酸アミド例えば
ジメチルホルムアミド、ケトン、例えばメチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、アセト
ン、アルコール、例えばエタノール、プロパノー
ル等が用いられる。 式()の化合物は当業者に周知の方法によ
り、例えばアルカリ金属アルコラート、アミド、
ヒドリド、ヒドロキシド、カーボネートもしくは
第四級アンモニウム化合物と反応させることによ
り対応するフエノラートに変換される。酸結合剤
として、好ましくは無機もしくは第三級有機塩
基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン等が
用いられる。反応は所望により触媒の存在下で行
われ、該触媒は好ましくはハロゲン化アルカリ金
属、更に好ましくはヨウ化アルカリ金属である。
反応温度は広範囲で変化し、好ましくは20℃〜使
用する溶剤の沸点の範囲である。 方法e)の好ましい態様によれば、式()の
エチニルもしくはビニル化合物を接触水素添加す
ることにより還元する。触媒金属として、例えば
ルテニウム、パラジウム、白金、ニツケル、鉄、
銅、コバルト、クロム、亜鉛、モリブデン、タン
グステン等又はそれ等の酸化物又は硫化物が用い
られる。触媒は例えば、それ等の安定な酸化物を
反応容器中で直接水素で還元することにより製造
出来る。この方法は特に、微細に分散した白金も
しくはパラジウム触媒の製造に適合している。接
触水素添加は、担体例えば木炭、シリカ、アルミ
ナ、アルカリ土類金属スルフエート及びカーボネ
ートの表面に決着させた触媒の存在下でも行われ
得る。ラネイニツケルも又還元に適当である。接
触水素添加は好ましくは、パラジウム、好ましく
は木炭に担持させたパラジウム又はラネイニツケ
ルの存在下、反応条件下で不活性な有機溶剤中で
行われる。溶剤として、例えば低級脂肪族アルコ
ール、エーテル、エステル、脂肪族脂環式もしく
は芳香族炭化水素又はそれ等の所望の混合物が用
いられる。水素化は大気圧もしくはより高い圧力
下、好ましくは506.6KPaを超えない圧力で、20
℃〜反応混合物の沸点温度で行われる。水素の吸
収が終了するまでは室温で且つ大気圧下で行うの
が好ましい。次いで触媒を濾過し、濾液を蒸発さ
せる。生成物を、例えば蒸留もしくは結晶化によ
り精製する。 本発明によつて得られる式()の化合物は、
内因性及び外因性物質の生物変性において、代謝
過程調整において重要な役割を果す肝臓の多基質
モノオキシゲナーゼ酵素システムを有効に誘起す
る。従つて該化合物は、酵素病症黄疸、ジベル
病、新生の過ビリルビン血症、クツシング病、ス
テイン、レーベンタール症候群及びグリーゲラー
―ナジヤール(Crigler−Najjar)症、甲状腺中
毒発症、肝臓内コレステアーゼスを含めた広範囲
の治療分野において、栄養的アレルギーの治療
(診断方法、例えば胆嚢造影法の有効性を改善す
る為)に用いることが出来る。酵素有機化合物と
して、一般にフエノバルビタールが治療に用いら
れているが、これは有効投与量で用いる場合好ま
しくないCNS副作用(催眠、呼吸抑制作用)を
有する。従つて、他の薬理学的活性のない選択的
酵素誘発化合物に対する要求が高い。 酵素誘発活性を次の方法で試験した: ヘキソバルビタールオキシターゼ活性の変化
を、試験化合物を経口で40mg/Kgの容量で一回投
与した体重50〜60gのハーン―ウイスター系ラツ
トについて測定した。処理後1時間及び24時間目
に、動物をヘキソバルビタールナトリウム60mg/
Kgの投与量(i.v.)を用いて麻酔し、次いで睡眠
時間、即ち正向反射の消失及び完全な覚醒の間の
時間を測定した(ノルドエツクスJ、:Eur.J.
Phamacol、、242、1968)。対照化合物として
フエノバルビタールを用いた。群の平均と標準誤
差を測定した。結果を第1表に示すが、対照の%
で表した。 略語: =平均値 S.E.=平均の標準誤差 n=動物の数 対照群を偽薬で処理した。 対照=39.0±6.02(±S.E.)分(1) 35.8±4.11(±S.E.)分(2) A=1―(4―フルオロフエニル)―1―(2―
ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オ
ール B=1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―
(2―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
1―オール C=1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―
1―〔4―(ジエチルカルバモイルメトキシ)
―フエニル〕―プロパン―1―オール D=1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―
(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕
―プロパン―1―オール E=1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―
(エトキシカルボニルメトキシ)―フエニル―
プロパン―1―オール 【表】 麻酔時間を短縮する理由は以下の通りである。
即ち本発明によつて得られる化合物を用いた処理
が器官内で特徴的な外的物体であるヘキソバルビ
タールの不活性代謝産物への変換を促進するから
である。第1表に示す結果は以下の内容を示して
いる。即ちヘキソバルビタールオキシダーゼ生体
内活性試験において、本発明に係る化合物の活性
は、フエノバルビタールの活性よりも優れている
か又は少なくともそれに等しい。一方、それ等の
非常な利点は、それ等が抑制段階を有しないか又
は少なくとも抑制段階の程度がフエノバルビター
ルのそれよりも実質的に少ない点にある。 式()の化合物の酵素有機活性を評価する
為、偽薬及び試験化合物のそれぞれで処理後、肝
臓の多基質モノオキシゲナーゼ酵素システムも又
試験した。各々が体重50〜60gを有するメスのハ
ーン―ウイスター系ラツトに、試験化合物40mg/
Kg用量を経口で単独投与した。処理後24時間目に
動物を断頭し次いでそれ等の肝臓を取り出した。
0℃の等張食塩水で洗浄後、乾燥し次いで0℃で
秤量後、該肝臓を塩化カリウム1.15%を含有する
0.1モルトリス―HCI緩衝液(PH=7.4)中0℃で
均質化し、9000gのスピードで20分間遠心分離
し、次いで上澄み液(ポストミトコンドリア分
画)を別の試験用に用いた。ミクロソーム分画
を、キニテイD、L、等:(Biochem.
Pharmacol.,21,3249(1972)の方法によつて調
製した。チトクロームP―450濃度を、還元ミク
ロソーム懸濁液の一酸化炭素示差スペクトルを基
準にして決定した(オムラT、等:J、Boil、
Chem、239,2370(1964)。チトクロームb―5
の量を、NaDH示差スペクトル(ロ―J、等:
J、Biol、Chem、,234,1867(1959)から測定
し;NADPHの活性:フエリチトクロムC(P―
450)還元酵素(E、C、1.6.2.4)を、ウイリア
ムC、H、等(J、Biol.Chem.,237,587
(1962))の方法により測定した。p―アミノ―フ
エノール形成の速度からアニリンヒドロキシラー
ゼの活性を、R、S、等:(Toxicol.Appl.
Pharmacol.,22,50(1972))の方法により測定
し、一方ゴーレイG、K、等によつて開発された
方法:(Biochem.Pharmacol.,27,965(1978))
を用いてアミノピリンヂメチラーゼ活性を形成し
たホルムアルデヒドの量を用いて測定した。タン
パク含量を、ローリイO、H、等:(J.
Biochem.,193,265(1951))による方法を用い
て測定した。結果を対照の%で示すつつ、第2表
に示す。対照群は偽薬で処理した。 【表】 【表】 結果は明らかに以下の内容を示している。即ち
化合物は、電子伝達鎖の成分の量/活性度を実質
的に増加し、更にキセノバイオテイツクスの生物
伝達の酵素系を減少させる。 式()の化合物の急性毒性は、各々体重160
〜180gの両性から選ばれたハーン―ウイスター
系ラツトについて調べられた。試験化合物を、用
量500mg/Kgを経口で単独投与した。動物を14日
間観察した。結果を次の第3表に示すが、この表
において死亡動物のパーセンテイジが示される。 【表】 表から明らかなように、式()の化合物の毒
性はフエノバルビタールのそれよりも遥かに低
く、従つてそれ等の治療指数は又遥かに好ましい
ものである。 一般式()の化合物のCNC活性をマウスに
ついて以下の試験方法を用いて調べた:電気刺激
(スウインヤード、E.A.,ブラウン、W.C.,グツ
ドマン、L.S.:J.Pharmacol.Exp.Ther.,106
319、1952)メタゾール痙縮(エベレツト、G.
M.,リチヤード、R.K.:J.Pharmacol.Exp.
Ther.,81,402,1944)、チオセミカルバジド痙
縮(ダヴアンゾ、J.P.,グーゲ、M.E.,コーミ
ン,M.A.:Amer.J.Physiol.,201,833,1961)、
ストリキニーネ痙縮(カーレイ,T.L.,リチヤ
ード,A.G.,ベグレイ,R.W.,アベリユー,B.
B,ウエスベル,L.C.:J.Pharmacol.Exp.Ther.,
132,360,1961)、ニコチン痙縮(ストーン、C.
A.,メクレンベルグ,K.L.,トーンハンス、M.
L.:Arch.Int.Pharmacodyn.,117,419,1958)、
回転棒(キンナード,W.J.,カール,C.J.:
Pharmacol.Exp.Ther.,121,354,1957)、フイ
ソチグミン死亡抑制作用(ノーズ,T.及びコジ
マ、M.:Europ.J.Pharmacol.,10,83,1970)、
ヨヒンビン強化作用(キニトン,R.M.:Brit.J.
Pharmacol.,21,51,1963)鎮痛作用(ビアン
チ、C.,フランセスチニ,J.:Brit.J.Pharm.
Chemother.,,280,1954)。 式()の化合物及びフエノバルビタールを、
40mg/Kg及び80mg/Kgの用量で経口投与した。本
発明によつて提供される化合物は、40mg/Kgの用
量で既に著しい鎮痙性の筋肉協調及び鎮痙作用を
有する、フエノバルビタールと異なつて、非有効
性が判明した。従つて、本発明化合物の別の利点
は以下の事実にある。即ち本発明化合物がCNC
作用を有しないことである。従つて本発明の重要
な側面は、少なくとも一種の医薬的に不活性な担
体又は希釈剤と共に式()の化合物の医薬的な
有効量を活性成分として含有する医薬組成物であ
る。従つて、本発明によつて提供される化合物は
経口、直腸用及び/又は非経口投与用の通常の医
薬組成物に変換出来る。経口投与に対し組成物は
錠剤、糖剤又はカプセル剤として製剤化される。
ビヒクルとして例えばラクトース又は澱粉が用い
られ、一方典型的な賦形剤及び顆粒形成助剤には
ゼラチン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン及
びデキストリンが含まれる。崩壊性物質として例
えば微晶質セルロースのじやがいも微粉が経口用
製剤に添加されるがウルトラミロペクチン又はホ
ルムアルデヒド―カゼイン等も同様に使用出来
る。抗密着剤及び滑剤として、例えばタルク、コ
ロイダルシリカ、ステアリン、ステアリン酸カル
シウム及びマグネシウム等が用いられる。 錠剤は例えば湿潤顆粒化及び引き続き圧縮によ
り製造出来る。活性成分、ビヒクル及び所望によ
り崩壊性物質の一部を混合し次いで混合物を適当
な装置内で賦形剤の水性、アルコール性もしくは
水性―アルコール性溶液と共に顆粒化し次いで顆
粒を乾燥する。乾燥顆粒が残りの崩壊性物質、滑
剤及び抗密着剤と共に供給され、混合物を錠剤に
加圧成型する。所望により、錠剤は投与を助ける
為分割用溝を設ける。錠剤は、活性成分及び適当
な添加剤の混合物から直接圧縮法により製造する
ことも出来る。 所望により、錠剤は医薬組成物の製造において
通常用いられている保護物質、香味もしくは着色
物質、例えば糖、セルロース誘導体(メチル―も
しくはエチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム等)、ポリビニルピロリドン、
燐酸カルシウム、炭酸カルシウム、食品顔料、食
品エナメル、芳香物質、酸化鉄顔料等を用いてコ
ートされる。 カプセル剤は適当なカプセルに活性剤及び添加
剤の混合物を充填することにより製造出来る。 直腸投与には坐剤が製造される。活性成分に加
えて坐剤は担体物質、例えば坐剤用脂を含有す
る。担体として植物油、例えば硬化植物油、炭素
原子12〜18を含有する脂肪酸のトリグリセリド、
好ましくは登録商標名「Witepsol」の名称で市
販されている製剤が用いられる。活性成分を溶融
担体物体中で均質に分散し次いで坐剤を注型し
た。 非経口投与に対して、注射薬が製剤されるよう
に医薬組成物を製剤化する。注射溶液は、所望に
より溶解メデイエーター、例えばポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレート、モノオレエート
又はモノステアレート(ツウイーン20、ツウイー
ン60、ツウイーン80)の存在下、活性成分を蒸留
水及び/又は種々の有機溶剤、例えばグリコール
エーテルに溶解することにより製造される。注射
溶液は又種々の添加剤、例えば保存剤、例えばベ
ンジルアルコール、p―オキシ―安息香酸メチル
もしくはプロピルエステル、塩化ベンザルコニウ
ムもしくは臭化フエニル水銀等、抗酸化物、例え
ばアスコルビン酸、トコフエノール、ピロ硫酸ナ
トリウム及び所望により微量金属を結合する為の
錯化剤、例えばエチレンジアミンテトラアセテー
ト、PH調節用緩衝剤及び局所麻酔剤、例えばリド
カインを含有することも出来る。注射溶液を濾過
し、アンプルに充填し次いで殺菌する。 日用量は患者の状態に応じて、1.0〜200.0mg/
Kg、好ましくは5.0〜50.0mg/Kgである。好まし
くはより少量の投与量が一日中で投与される。 式()の化合物のうち、次の代表的化合物が
特に重要と考えられる: 1―(3―トリフルオロメチル―フエニル)―
1―(4―ベンジルオキシフエニル―オキシフエ
ニル)―プロパン―1―オール; 1―(4―フルオロフエニル)―1―(4―ベ
ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
ル; 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―(2
―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オ
ール; 1―(2―メトキシフエニル)―1―〔4―
(3―フエニルプロポキシ)―フエニル〕―プロ
パン―1―オール; 1―(2,4―ジクロロフエニル)―1―(4
―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オ
ール; 1―(2―トリフルオロメチルフエニル)―1
―(4―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
1―オール; 1―(4―ブロモフエニル)―1―(4―ベン
ジルオキシフエニル)―プロパン―1―オール; 1―(4―トリフルオロメチルフエニル)―1
―(4―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
1―オール; 1―(2―メトキシフエニル)―1―(4―ベ
ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
ル; 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4―(ジエチルカルバモイル―メトキシ)―
フエニル〕―プロパン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―(エ
トキシカルボニルメトキシ)―フエニル〕―プロ
パン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―ジエ
チルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕―プロ
パン―1―オール; 1―(3―トリフルオロメチル)―1―〔4―
(3―エトキシカルボニルプロポキシ)―フエニ
ル〕―プロパン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔4―(エ
トキシカルボニルメトキシ)―フエニル〕―プロ
パン―1―オール; 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4―(エトキシカルボニルメトキシ)―フエ
ニル〕―プロパン―1―オール; 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―〔2
―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニ
ル〕―プロパン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔4―(ジ
エチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕―プ
ロパン―1―オール; 1―(4―フルオロフエニル)―1―〔4―
(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕
―プロパン―1―オール; 1―(2―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フ
エニル〕―プロパン―1―オール。 本発明を更に以下の実施例により非制限的に説
明する。 例 1 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―(4―ベンジルオキシフエニル)―プロパン
―1―オール マグネシウム粉末1.46g及び乾燥テトラヒドロ
フラン34mlに溶解した3―トリフルオロメチル―
ブロモベンゼン13.5gから調製したグリニヤル反
応剤に、乾燥テトラヒドロフラン50mlに溶解した
4―ベンジルオキシ―プロピオフエノン9.61gの
溶液を、穏やかに還流させ乍ら滴下する。反応混
合物を更に一時間僅かに煮沸する。反応過程は、
薄層クロマトグラフイーにより監視出来る。反応
終了後、反応混合物を冷却し次いで氷酢酸及び氷
の混合物上に注加する。溶剤相を飽和塩化ナトリ
ウム水溶液で洗浄し次いで無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶剤を真空下で留去する。標題化合
物15gを得、これはn―ペプタンから再結晶出来
る。融点50〜51℃。 C23H21F3O2に対する元素分析 理論値 C 71.49%,H 5.84%, F 14.75%; 実験値 C 71.60%,H 5.39%, F 14.88%。 例 2 1―(4―フルオロフエニル)―1―(4―ベ
ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
ル 0.8モルのエーテル性エチレンリチウム溶液125
mlに、乾燥エーテル180mlに溶解した4―フルオ
ロ―4′―ベンジルオキシ―ベンゾフエノン12.25
gの溶液を、−20℃で撹拌し乍らアルゴン雰囲気
中で滴下する。反応混合物を室温まで放置して加
温し次いで更に90分間撹拌する。次いで冷却し乍
ら飽和塩化アンモニウム水溶液に注加する。水相
をエーテルで抽出し、有機相を一緒にし次いで水
を用いて中性になるまで洗浄する。無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、エーテルを減圧下で留去す
る。固体残留物を酢酸エチル及びn―ヘプタンの
混合物から再結晶し、融点56〜57℃を有する標題
化合物7.4gを得る。 C22H21FO2に対する元素分析: 理論値:C 78.75%,H 6.29%, F 5.65%; 実験値:C 78.31%,H 6.40%, F 5.78%。 例 3 1―(3―クロロフエニル)―1―(4―ベン
ジルオキシフエニル)―プロパン―1―オール マグネシウム粉末7.2g及び乾燥エーテル120ml
に溶解した臭化エチル32.6gから調製したグリニ
ヤル反応剤に、テトラヒドロフラン120mlに溶解
した3―クロロ―4′―ベンジルオキシ―ベンゾフ
エノン24gの溶液を0〜5℃で撹拌し乍ら滴下す
る。次いで反応混合物を30分間僅かに煮沸し、グ
リニヤル複合体を塩化アンモニウムの飽和水溶液
で冷却し乍ら分解する。水相をエーテルで抽出
し、一緒にした有機相を飽和塩化ナトリウム水溶
液で洗浄する。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
剤を減圧下で蒸留する。酢酸エチル及びn―ヘキ
サンの混合物から残留物を結晶化し、融点52〜53
℃を有する標題化合物16.2gを得る。 C22H21ClO2に対する元素分析: 理論値:C 74.88%,H 6.00%, Cl 10.05%; 実験値:C 75.11%,H 5.88%, Cl 10.15%。 例 4 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―(2
―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―
オール テトラヒドロフランに溶解した2―ベンジルオ
キシフエニルマグネシウムブロミド1.5モル溶液
100mlに、乾燥テトラヒドロフラン50mlに溶解し
た2′,5′―ジメチル―プロピオフエノン24.3gの
溶液を穏やかに還流させ乍ら添加する。反応混合
物を僅かに煮沸し乍ら30分間撹拌し、冷却し次い
で氷水中塩化アンモニウムの飽和溶液上に注加す
る。テトラヒドロフランを減圧下で留去し、次い
で残留物をベンゼンで抽出する。ベンゼン相を水
で中性になるまで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。ベンゼンを真空蒸発させ次いで
残留物を分別し沸点160〜162℃/1.33Paを有する
標題化合物43.9gを得る。 C24H26O2に対する元素分析: 理論値:C 83.20%,H 7.56%; 実験値:C 83.42%,H 7.60%。 例 5 1―(2―メトキシフエニル)―1―〔4―
(3―フエニルプロポキシ)―フエニル〕―プ
ロパン―1―オール 1―(2―メトキシフエニル)―1―(4―ヒ
ドロキシフエニル)プロパン―1―オール6.4g、
3―フエニルプロピルブロミド5.5g、無水炭酸
カリウム6.5g、ヨー化カリウム0.5g及び乾燥ア
セトン65mlを、撹拌し乍ら15時間僅かに煮沸す
る。冷却後、アセトンを減圧下で留去し、残留物
に水を添加し次いでベンゼンで抽出する。有機相
を水で中性になるまで洗浄し、5%水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄し更に再び水で洗浄する。無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶液を真空蒸発させ
る。残留物をn―ヘキサンから結晶化し融点75〜
76℃を有する標題化合物7.8gを得る。 C25H23O3に対する元素分析: 理論値:C 79.75%,H 7.50%; 実験値:C 79.80%,H 7.63%。 例 6 1―(2,4―ジクロロフエニル)―1―(4
―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―
オール 1―(2,4―ジクロロフエニル)―1―(4
―ベンジルオキシフエニル)―プロパルギルアル
コール11.5gを乾燥ベンゼン115mlに溶解し、次
いで反応混合物を、計算値の水素の吸収が完結す
るまで、木炭に担待した10%パラジウム触媒0.6
gの存在下で水素化する。しかる後触媒を濾過
し、次いで溶剤を減圧下で蒸発させる。n―ペン
タンから残留物を結晶化し、融点56〜57℃を有す
る標題化合物7.9gを得る。 C22H20Cl2O2に対する元素分析: 理論値:C 68.22%,H 5.20%, Cl 18.31%; 実験値:C 68.35%,H 5.23%, Cl 18.50%。 例 7 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―(4
―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―
オール 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―(4
―ベンジルオキシフエニル)―アリルアルコール
10.3gをエタノール110mlに溶解し次いで反応混
合物を、ラネイニツケル触媒3.5gの存在下帯気
圧下で水素化する。計算値の水素の吸収が完結し
た後、触媒を濾過する。エタノールを減圧下で蒸
留する。残留物として標題化合物9gを、沸点
190〜192℃/26.6Paを有する粘稠な油として得
る。 C24H26O2に対する元素分析: 理論値:C 83.20%,H 7.56%; 実験値:C 83.28%,H 7.44%。 例 8 1―(4―フルオロフエニル)―1―(4―ベ
ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
ル マグネシウム粉末14.5g及び乾燥エーテル200
mlに溶解した4―フルオロ―ブロモベンゼン
104.3gから調製したグリニヤル反応剤に、エー
テル200mlに溶解した2′―ベンジルオキシプロピ
オフエノン120.1gの溶液を−5℃で滴下する。
次いで反応混合物を一時間僅かに煮沸し、しかる
後冷却し乍ら10%飽和塩化アンモニウム溶液で分
解する。エーテル相を水で中性になるまで洗浄し
次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶剤を
減圧下で蒸留し次いで残留物をn―ヘキサンから
結晶化する。標題化合物124.3gを得、これは融
点64〜65℃である。 C22H21FO2に対する元素分析: 理論値:C 78.55%,H 6.29%, F 5.65%; 実験値:C 78.69%,H 6.22%, F 5.87%。 対応する出発原料から出発し、次の化合物が例
1〜8と同様にして製造出来る。 1―(2―トリフルオロメチルフエニル)―1
―(4―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
1―オール、融点:77〜78℃。 C23H21F3O2に対する元素分析: 理論値:C 71.49%,H 5.48%, F 14.75%; 実験値:C 71.65%,H 5.57%, F 14.66%。 1―(4―ブロモフエニル)―1―(4―ベン
ジルオキシフエニル)―プロパン―1―オール、
融点:86〜87℃。 C22H21BrO2に対する元素分析: 理論値:C 66.50%,H 5.33%, Br 20.12%; 実験値:C 66.38%,H 5.15%, Br 20.33%。 1―(4―トリフルオロメチルフエニル)―1
―(4―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
1―オール、融点79〜80℃。 C23H21F3O2に対する元素分析: 理論値:C 71.49%,H 5.48%, F 14.75%; 実験値:C 71.60%,H 5.62%, F 14.58%。 1―(2―メトキシフエニル)―1―(4―ベ
ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
ル、融点:92〜93℃。 C23H24O3に対する元素分析: 理論値:C 79.28%,H 6.94%; 実験値:C 79.50%,H 6.97%。 例 9 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―
フエニル〕―プロパン―1―オール 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―(4―ヒドロキシフエニル)―プロパン―1―
オール14.8g、無水炭酸カリウム7.6g、ヨー化
カリウム2g、モノクロル酢酸ジエチルアミド
8.2g及び乾燥アセトン150mlを撹拌し乍ら5時間
煮沸する。反応混合物を冷却し次いで溶剤を減圧
下で留去する。残留物に水を添加し次いでベンゼ
ンで抽出する。ベンゼン相を水で次いで引き続き
5%水酸化ナトリウム水溶液で振とうし更に水で
中性になるまで洗浄する。無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、濾過し次いで溶液を減圧下で蒸発させ
る。固体残留物をn―ヘキサン及び酢酸エチルの
混合物から結晶化させる。融点83〜84℃を有する
標題化合物17.6gを得る。 C22H26F3NO2に対する元素分析: 理論値:C 64.53%,H 6.40%,N 3.42
%, F 13.92%; 実験値:C 64.29%,H 6.44%,N 3.28
%, F 13.75%。 例 10 1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―(エ
トキシカルボニルメトキシ)―フエニル〕―プ
ロパン―1―オール 1―(3―クロロフエニル)―1―(2―ヒド
ロキシフエニル)―プロパン―1―オール5.3g
及び乾燥アセトン60mlに溶解したモノブロモ酢酸
エチルエステル3.8gの溶液を、ヨー化カリウム
0.8g及び無水炭酸カリウム6gの存在下撹拌し
乍ら5時間煮沸する。反応混合物を冷却せしめた
後、溶剤を減圧下で留去し、残留物に水を添加し
次いでベンゼンで抽出する。ベンゼン相を水で更
に5%水酸化ナトリウム水溶液で抽出し、水で中
性になるまで洗浄し次いで無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。次いでベンゼンを真空下で留去し、
残留物をn―ヘキサンから結晶化させる。融点83
〜84℃を有する標題化合物5.6gを得る。 C19H21ClO4に対する元素分析: 理論値:C 65.42%,H 6.07%, Cl 10.16%; 実験値:C 65.60%,H 6.15%, Cl 10.38%。 例 11 1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―ジエ
チルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕―プ
ロパン―1―オール 1―(3―クロロフエニル)―1―(2―ヒド
ロキシフエニル)―プロパン―1―オール5.3g
及びモノクロロ酢酸ジエチルアミド3.3gを、n
―プロパノール36mlに溶解し次いで反応混合物
を、無水炭酸カリウム3gの存在下撹拌し乍ら4
時間煮沸する。冷却後、溶剤を減圧下で留去す
る。残留物に水を添加し次いでエーテルで抽出す
る。エーテル溶液を水で洗浄し、次いで5%水酸
化ナトリウム溶液で洗浄し更に再び中性になるま
で水で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶剤を真空下で留去する。残留物をn―ヘキ
サン及び酢酸エチルの混合物から結晶化させ、融
点93〜94℃を有する標題化合物5.8gを得る。 C21H26ClNO3に対する元素分析: 理論値:C 67.10%,H 6.97%,N 3.73
%, Cl 9.43%; 実験値:C 67.25%,H 7.11%,N 4.00
%, Cl 9.57%。 例 12 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4−(3―エトキシカルボニルプロポキシ)
―フエニル〕―プロパン―1―オール 酢酸エチル200mlに溶解した1―(3―トリフ
ルオロメチルフエニル)―1―(4―ヒドロキシ
フエニル)―プロパン―1―オール29.6g及び4
―ブロモ酪酸エチルエステル21.5gの溶液を、硫
酸水素テトラブチルアンモニウム0.7g及び乾燥
炭酸カリウム30.5gの存在下撹拌し乍ら15時間煮
沸する。反応混合物を冷却せしめた後、溶剤を真
空下で留去する。残留物に、水を添加し、次いで
ベンゼンで抽出する。有機相を水、5%水酸化カ
リウム水溶液で振とうし次いで水で中性になるま
で洗浄する。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ベン
ゼンを真空下で留去する。残留物を分別し、沸点
168〜170℃/1.33Paを有する標題化合物30.8gを
得る。 C22H25F3O4に対する元素分析: 理論値:C 64.38%,H 6.14%, F 13.89%; 実験値:C 64.60%,H 6.20%, F 13.75%。 適当な出発物質から出発し、例9〜12に従い次
の化合物が製造出来る。 1―(3―クロロフエニル)―1―〔4―(エ
トキシカルボニルメトキシ)―フエニル〕―プロ
パン―1―オール、沸点:176〜178℃/1.33Pa。 C19H21ClO4に対する元素分析: 理論値:C 65.42%,H 6.07%, Cl 10.16%; 実験値:C 65.57%,H 6.28%, Cl 10.28%。 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4―(エトキシカルボニルメトキシ)―フエ
ニル〕―プロパン―1―オール、融点:61〜62
℃。 C20H21F3O4に対する元素分析: 理論値:C 62.82%,H 5.53%, F 14.91%; 実験値:C 62.95%,H 5.48%, F 15.20%。 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―〔2
―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニ
ル〕―プロパン―1―オール、融点:78.5〜79.5
℃。 C23H31NO3に対する元素分析: 理論値:C 74.76%,H 8.46%, N 3.79%; 実験値:C 74.80%,H 8.61%, N 3.90%。 1―(3―クロロフエニル)―1―〔4―(ジ
エチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕―プ
ロパン―1―オール、融点:97〜98℃。 C21H26ClNO3に対する元素分析: 理論値:C 67.10%,H 6.97%,N 3.73
%; Cl 9.43%; 実験値:C 67.22%,H 7.11%,N 3.54
%, Cl 9.67%。 1―(4―フルオロフエニル)―1―〔4―
(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕
―プロパン―1―オール、沸点:198〜201℃/
1.33Pa。 C21H26FNO3に対する元素分析: 理論値:C 70.17%,H 7.29%,N 3.90
%, F 5.29%; 実験値:C 70.32%,H 7.50%,N 4.11
%, F 5.38%。 1―(2―トリフルオロメチルフエニル)―1
―〔4―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フ
エニル〕―プロパン―1―オール、沸点:185〜
187℃/1.33Pa。 C22H26F3NO3に対する元素分析: 理論値:C 64.53%,H 6.40%,N 3.42
%, F 13.92%; 実験値:C 64.50%,H 6.54%,N 3.64
%, F 14.18%。 例 13 この例は活性成分として本発明に係る新規化合
物を含有する医薬製剤の製法を説明する。 錠 剤 単一錠剤の組成: 活性成分 100.0mg ラクトース 184.0mg じやがいも澱粉 80.0mg ポリビニルピロリドン 8.0mg タルク 12.0mg ステアリン酸マグネシウム 2.0mg エーロゾル(コロイダル シリカ) 2.0mg ウルトラアミロペクチン 12.0mg 上記成分から、湿潤顆粒及び加圧により400mg
錠剤を製造する。 活性成分:1―(3―クロロフエニル)―1―
〔2―(エトキシカルボニルメトキシ)―フエ
ニル〕―プロパン―1―オール。 糖 剤 先に説明した如く製造した錠剤を、公知の方法
で糖及びタルクから成る薄層でコートする。蜜蝋
及びカルナバワツクスの混合物を用いて糖剤を艶
出しする。糖剤の重量:500.0mg。 カプセル剤 単一カプセルの組成: 活性成分 50.0mg ラクトース 100.0mg じやがいも澱粉 30.0mg タルク 2.0mg セルロース(マイクロクリスタライン) 8.0mg 活性成分を添加剤と共に完全に混合し次いで混
合物を0.32mmの篩を通過させ更に大きさ4の硬ゼ
ラチンカプセルに充填する。 活性成分:1―(4―フルオロフエニル)―1―
(2―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
1―オール。 坐 剤 坐剤の組成: 活性成分 100.0mg ラクトース 200.0mg 坐剤の基材(例えばWitepsol H) 1700.0mg 基材物質を溶融し次いで35℃に冷却する。活性
成分をラクトースと完全にブレンドし、更に混合
物をホモゲナイザー中で基材物質中に均質化す
る。得られた物体を冷却した型に充填する。一個
の坐剤重量は2000mgである。 活性成分:1―(2,5―ジメチルフエニル)―
1―(2―ベンジルオキシフエニル)―プロパ
ン―1―オール。 懸濁液 懸濁液100mlの組成: 活性成分 1.00g 水酸化ナトリウム 0.26 クエン酸 0.30g ニパギン(4―ヒドロキシ安息香酸メチルエス
テルナトリウム塩) 0.10g カルボポール(ポリアクリル酸) 0.30g エタノール(96%) 10.0g 芳香エゾイチゴ 0.60g ソルバイト(70%水溶液) 71.00g 思田水を加えて 合計100.00ml 蒸蒸留水20mlに溶解したニパギン及びクエン酸
の溶液に、カルボポールを、激しく撹拌し乍ら少
量部添加し次いで溶液を10〜12時間放置する。し
かる後水1mlに溶解した上記量の水酸化ナトリウ
ム溶液、ソルバイトの水溶液及び最後に芳香エゾ
イチゴのエタノール溶液を撹拌し乍ら滴下する。
活性成分を少量ずつ添加後、混合物をホモゲナイ
ザーにより懸濁させる。次いで懸濁液を水で100
mlにし次いで得られたシロツプをコロイドミルに
通過させる。 活性成分:1―(3―クロロフエニル)―1―
〔2―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フ
エニル〕―プロパン―1―オール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    C1〜4アルキルを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニル、アルキルおよびアルコキシ部
    分にそれぞれ炭素原子1〜5個を有するジアルキ
    ルアミノカルボニル又はアルコキシカルボニルで
    あり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体。 2 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―
    1―(4―ベンジルオキシフエニル―オキシフエ
    ニル)―プロパン―1―オール; 1―(4―フルオロフエニル)―1―(4―ベ
    ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
    ル; 1―(3―クロロフエニル)―1―(4―ベン
    ジルオキシフエニル)―プロパン―1―オール; 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―(2
    ―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オ
    ール; 1―(2―メトキシフエニル)―1―〔4―
    (3―フエニルプロポキシ)―フエニル〕プロパ
    ン―1―オール; 1―(2,4―ジクロロフエニル)―1―(4
    ―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オ
    ール; 1―(2―トリフルオロメチルフエニル)―1
    ―(4―ベンジルオキシフエニル)―プロパン―
    1―オール; 1―(4―ブロモフエニル)―1―(4―ベン
    ジルオキシフエニル)―プロパン―1―オール; 1―(4―トリフルオロメチルフエニル)―1
    ―(4―ベンジルメキシフエニル)―プロパン―
    1―オール; 1―(2―メトキシフエニル)―1―(4―ベ
    ンジルオキシフエニル)―プロパン―1―オー
    ル; 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
    ―〔4―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フ
    エニル〕―プロパン―1―オール; 1―(3−クロロフエニル)―1―〔2―(エ
    トキシカルボニルメトキシ)―フエニル〕―プロ
    パン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔2―(ジ
    エチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕―プ
    ロパン―1―オール; 1―(3―トリフルオロメチルフエニル)―1
    ―〔4―(3―エトキシカルボニルプロポキシ)
    ―フエニル〕―プロパン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔4―(エ
    トキシカルボニルメトキシ)―フエニル〕―プロ
    パン―1―オール; 1―(3―トルフルオロメチルフエニル)―1
    ―〔4―(エトキシカルボニルメトキシ)―フエ
    ニル〕―プロパン―1―オール; 1―(2,5―ジメチルフエニル)―1―〔2
    ―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニ
    ル〕―プロパン―1―オール; 1―(3―クロロフエニル)―1―〔4―(ジ
    エチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕―プ
    ロパン―1―オール; 1―(4―フルオロフエニル)―1―〔4―
    (ジエチルカルバモイルメトキシ)―フエニル〕
    プロパン―1―オール; 1―(2―トリフルオロメチルフエニル)―1
    ―〔4―(ジエチルカルバモイルメトキシ)―フ
    エニル〕―プロパン―1―オール の群から選ばれる、特許請求の範囲第1項記載の
    誘導体。 3 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
    シを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニルであり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体の製造方法であつて、 式: (式中、nは先に定義した意味と同じ意味を有
    し、R4はフエニル基である) で表されるプロピオフエノンと、 式: (式中、R1,R2およびR3は先に定義した意味で
    あり、Mはアルカリ金属、好ましくはリチウム、
    ナトリウムもしくはカリウム又はMgX基(基中、
    Xはハロゲンを表す)である) で表される有機金属化合物と反応させることを含
    んでなる、前記方法。 4 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
    シを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニルであり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体の製造方法であつて、 式: (式中、R1,R2,R3およびnは先に定義した意
    味であり、R4はフエニル基である) で表されるベンゾフエノンを、 エチル基を含有する有機金属化合物、好ましく
    はハロゲン化エチルマグネシウムもしくはエチル
    リチウムと反応させることを含んでなる前記方
    法。 5 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
    シを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニルであり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体の製造方法であつて、 式: (式中、R1,R2およびR3は先に定義した意味で
    ある) で表されるプロピオフエノンを、 式: (式中、nは先に定義した意味と同じであり、
    R4はフエニル基である) で表されるグリニヤール化合物と反応させること
    を含んでなる、前記方法。 6 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
    シを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニル、アルキルおよびアルコキシ部
    分にそれぞれ炭素原子1〜5個を有するジアルキ
    ルアミノカルボニル又はアルコキシカルボニルで
    あり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体の製造方法であつて、 式: (式中、R1,R2およびR3は先に定義した意味と
    同じである) で表される化合物、好ましくはアルカリ金属もし
    くは第四級アンモニウムフエノラートの形の化合
    物を、 式: X―(CH2)n―R4 ……() (式中、nおよびR4は式で定義した意味と同
    じであり、 Xはアリールスルホニルオキシもしくはアルキ
    ルスルホニルオキシ基又はハロゲン原子である) で表される化合物と、好ましくは酸結合剤の存在
    下で反応させることを含んでなる前記方法。 7 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
    シを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニルであり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体の製造方法であつて、 式: (式中、R1,R2,R3およびnは先に定義した意
    味を有し、 R4はフエニル基であり、さらに Zはビニルもしくはエチニルである) で表される化合物を還元することを含んでなる、
    前記方法。 8 医薬として許容しうる担体および/又は補助
    物質と共に 式: (式中、R1およびR2は独立に水素、ハロゲン、
    トリハロメチル、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキ
    シを表し、 R3はハロゲン、トリハロメチル、C1〜4アルキ
    ル又はC1〜4アルコキシであり、 R4はフエニル、アルキルおよびアルコキシ部
    分にそれぞれ炭素原子1〜5個を有するジアルキ
    ルアミノカルボニル又はアルコキシカルボニルで
    あり、 nは1,2,3,4又は5である) で表される1,1―ジフエニルプロパン―1―オ
    ール誘導体を含んでなる、肝臓の多基質モノオキ
    シゲナーゼ酵素活性誘発剤。
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