JPH0237665Y2 - - Google Patents

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JPH0237665Y2
JPH0237665Y2 JP14287586U JP14287586U JPH0237665Y2 JP H0237665 Y2 JPH0237665 Y2 JP H0237665Y2 JP 14287586 U JP14287586 U JP 14287586U JP 14287586 U JP14287586 U JP 14287586U JP H0237665 Y2 JPH0237665 Y2 JP H0237665Y2
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JP
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bonnet
spring portion
engaging
vehicle body
locking
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JP14287586U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、農用トラクターにおけるボンネツト
の係止装置に関する。
(従来の技術) 農用トラクターのエンジンを被覆するボンネツ
トは、上下方向に回動自在に枢支されたものが一
般的であり、このボンネツトを車体に閉塞維持す
る手段として係止装置が設けられている。
この係止装置として、従来、実公昭57−47448
号公報に開示されたものがある。この構造のもの
は、第6図に示す如く、ボンネツト5の一側側
に、ブラケツト40が固定され、このブラケツト
40に、回動自在な軸41を介して掛け金具42
が枢支されている。この掛け金具42の一端側が
フツク状の係合部27とされ、他端側はコイルス
プリング43が外嵌されている。このスプリング
43により掛け金具42は他端側に向うように付
勢され、前記係合部27がボンネツト5に設けら
れた係止孔30に引つ掛けられて、ボンネツト5
の閉塞を維持していた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記第6図に示した構造のものは、
ボンネツト5を開く際に、係止孔30から係合部
27を外すと、係合部27が下方に垂れ下つてし
まい、ボンネツト5を閉じた後に、係止孔30に
係合部27を引つ掛ける作業性が悪かつた。
また、掛け金具42を軸41廻りに回動不能な
構造とした場合は、ボンネツト5を閉じる際に、
係合部27をスプリング43に抗して引つ張つて
おかないと、係合部27がボンネツト5に当た
り、ボンネツト5を傷つける問題があつた。
本考案は、ボンネツトを傷つけることなく且つ
作業性を向上した農用トラクターにおけるボンネ
ツトの係止装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案が、前記目的を達成するために講じた技
術的手段は次の通りである。
車体9に搭載されたエンジン6を被覆するボン
ネツト5が上下方向に回動自在に枢支されて開閉
自在とされ、このボンネツト5と前記車体9間
に、係止具16が設けられ、この係止具16は基
部にコイルスプリング部18を有し、このスプリ
ング部18の下部側23が車体9側に取付けられ
ると共に、その上部側25に係合部27が設けら
れ、この係合部27が、ボンネツト5に設けられ
た被係合部30に、スプリング部18の弾性を介
して、係脱自在に係合してボンネツト5の閉塞状
態を維持するボンネツトの係止装置において、 前記係止具16には、指を引掛けてスプリング
部18に抗して係合部27を上方に引き上げる指
掛け部28が設けられると共に、前記係合部27
と被係合部30の係合解除時に、係合部27がボ
ンネツト5の回動軌跡内に入らないように、係合
部27をボンネツト5の外方に向けて傾斜して立
ち上がつた状態となるよう、スプリング部18の
下部側23を車体9に回動不能に固定している点
にある。
(作用) ボンネツト5を車体9に閉塞しておく場合は、
指を指掛け部28に引つ掛け、コイルスプリング
部18に抗して指掛け部28を上方に引つ張りな
がら、係合部27を被係合部30に係合する。
反対に、ボンネツト5を開く場合は、上記同様
指掛け部28を上方に引つ張りながら、係合部2
7を被係合部30から外す。この状態でボンネツ
ト5の開閉が自在とされると共に、係止具16は
斜めに設けられているので、その自重でボンネツ
ト5外方に開こうとするが、スプリング部18の
下部側23が回動不能に固定され、係合部27が
上方を向いた所定の位置で、その係止具16の姿
勢が維持される。この姿勢において、係合部27
はボンネツトに当接せず、係合部27は被係合部
30の近くに位置している。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳述する。第
1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し、第
4図において、1は農用トラクターであり、その
前部にモーア2が装着されている。このトラクタ
ー1は、前部にステアリングホイール3を有し、
その後方に運転席4を有し、更にその後方にボン
ネツト5を有する。ボンネツト5内にはエンジン
6が配置され、エンジン6の前部にクラツチハウ
ジング7やミツシヨンケース8が結合され車体9
を形成している。この車体9は前輪10及び後輪
11で支持されている。
第3図に、前記ボンネツト5の側面図を示して
いる。同図において、ボンネツト5は、断面逆U
字形に形成され、その後面は後面グリル12で施
蓋されている。前記ボンネツト5の後面グリル1
2の下端に、左右一対のブラケツト13が設けら
れ、このブラケツト13は、エンジン6の両側面
に取着された後車軸フレーム14にピン15を介
して枢着されている。しかして、ボンネツト5
は、ピン15を支点として上下方向に回動自在に
枢支されて開閉自在とされている。
ボンネツト5の前部には、第1図及び第2図に
示すように、その両側部にボンネツト5の閉塞を
維持しておく係止具16が設けられている。この
係止具16は、係止部材17、コイルスプリング
部18、ステー19及びブラケツト20からな
る。前記ブラケツト20はボルト21を介してミ
ツシヨンケース8に取付けられている。前記ステ
ー19は、基壁19aと側壁19bとからなる断
面L字状に形成されている。前記側壁19bには
スプリング部18を取付ける固定孔22が設けら
れ、この側壁19bがボンネツト5の外方下向き
になるように、ブラケツト20に基壁19aが溶
着されている。
前記コイルスプリング部18は、下部側23が
固定具24を介して、前記側壁19bに固定さ
れ、ボンネツト5外方に立ち上がつた状態で、且
つ、固定具24の廻りに回動不能とされている。
このスプリング部18の上部側25はスプリング
部18の端部をフツク状に折り曲げた枢支部26
が形成され、この枢支部26はボンネツト5の前
後方向に向けて設けられている。
前記係止部材17は、1本の棒体にて成形され
ており、上部に上端を屈曲させて係合部27を形
成し、中間部に指が引掛けられる程に外方に向け
て折り曲げられた指掛け部28が形成され、更
に、下方に向けて直線状の下部に、挿通孔29が
ボンネツト5の前後方向に設けられている。この
挿通孔29に前記スプリング部18の枢支部26
が挿入されると共に、係止部材17の下端部17
aがスプリング部18に遊嵌されている。この係
止部材17は、枢支部26を中心としてボンネツ
ト幅方向に回動自在とされているが、下端部17
aがスプリング部18の内径面18aに当接され
て、係止部材17が自重で下方に垂れ下がるのが
規制される。この姿勢において、係止部材17が
ボンネツト5に当接しないようにされている。
30は被係合部で、この被係合部30はボンネ
ツト5内面に取付けられた補強板31を介して形
成され、前記係合部27の引つ掛けられる係止孔
とされる。
上記の構成において、ボンネツト5を車体9に
閉塞維持しておく場合は、指を係止部材17の指
掛け部28に引つ掛け、スプリング部18に抗し
て上方に引つ張りながら、その係合部27を係止
孔30に引つ掛けて、スプリング部18の弾性で
ボンネツト5は閉塞される。
反対に、ボンネツト5を開く場合は、上記同様
に指掛け部28を介して係合部27を上方に引つ
張りながら、係合部27を係止孔30から外す。
この状態で、ボンネツト5の開閉を自在とすると
共に、スプリング部18は立ち上がつた姿勢を維
持し、かつ、係止部材17は自重で所定の角度ま
で枢支部26を中心に回転する。この状態におい
て、係合部27がボンネツト5の回動軌跡内に入
らないので、再びボンネツト5を閉じる際に、係
合部27とボンネツト5が当接せず、ボンネツト
5を傷めることはない。また、係合具16は立ち
上がつた状態を維持されるので、係合部27を係
止孔30に引つ掛ける作業も簡単とされる。
第5図は第2実施例を示し、前記第1実施例の
係止具16が係止部材17とコイルスプリング部
18とが分割され、構成されていたのに対し、第
2実施例では、コイルスプリング部18の上部の
一端部に、その一端部を屈曲してなる指掛け部2
8と係合部27を一体に形成したものである。こ
の構造においては、スプリング部18に適度な弾
性変形を持たせ係止具16をその自重でわん曲さ
せ、係合部27と係止孔30の係合解除時には、
係合部27がボンネツト5に当接しないように設
けられている。
(考案の効果) 本考案は、下部側23が車体9に回動不能に固
定されたコイルスプリング部18を介して、係合
部27をボンネツト5の外方に向けて傾斜して指
掛け部28を有する係止具16が立ち上がつた状
態に維持されているので、係合部27が下方向に
垂れ下がらず、ボンネツト5の開閉のための係合
部27と被係合部30の係脱作業が、指掛け部2
8に指を引つ掛け上方に係合部27を引き上げる
だけで簡単に行える。
また、前記係止具16は係合解除時に、係合部
27がボンネツト5の回動軌跡内に入らないよう
にされているので、ボンネツト5を閉じる際に、
このボンネツト5に係合部27が当たらずボンネ
ツト5を傷つけることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は係止装置を示す要部正面図、第2図
は同側面図、第3図はボンネツトの開閉状態を示
す側面図、第4図は農用トラクターの側面図、第
5図は本考案の第2実施例を示し第1図に対応す
る要部正面図、第6図は従来の係止装置の正面図
である。 5……ボンネツト、6……エンジン、9……車
体、16……係止具、18……コイルスプリング
部、23……下部側、25……上部側、27……
係合部、28……指掛け部、30……被係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体9に搭載されたエンジン6を被覆するボン
    ネツト5が上下方向に回動自在に枢支されて開閉
    自在とされ、このボンネツト5と前記車体9間
    に、係止具16が設けられ、この係止具16は基
    部にコイルスプリング部18を有し、このスプリ
    ング部18の下部側23が車体9側に取付けられ
    ると共に、その上部側25に係合部27が設けら
    れ、この係合部27が、ボンネツト5に設けられ
    た被係合部30に、スプリング部18の弾性を介
    して、係脱自在に係合してボンネツト5の閉塞状
    態を維持するボンネツトの係止装置において、 前記係止具16には、指を引掛けてスプリング
    部18に抗して係合部27を上方に引き上げる指
    掛け部28が設けられると共に、前記係合部27
    と被係合部30の係合解除時に、係合部27がボ
    ンネツト5の回動軌跡内に入らないように、係合
    部27をボンネツト5の外方に向けて傾斜して立
    ち上がつた状態となるよう、スプリング部18の
    下部側23を車体9に回動不能に固定しているこ
    とを特徴とするボンネツトの係止装置。
JP14287586U 1986-09-17 1986-09-17 Expired JPH0237665Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14287586U JPH0237665Y2 (ja) 1986-09-17 1986-09-17

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JP14287586U JPH0237665Y2 (ja) 1986-09-17 1986-09-17

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JPS6347984U JPS6347984U (ja) 1988-03-31
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