JP3374047B2 - 農作業機のボンネット構造 - Google Patents

農作業機のボンネット構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンルームを
覆うボンネットを、その一端側の支点周りで揺動開閉自
在に支持した農作業機のボンネット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農用トラクタや田植機等の農作業
機において、ボンネットを一端側の支点周りで開閉する
構成のものでは、ボンネットの遊端部側におけるロック
手段によりそのボンネットが閉止状態で固定保持される
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ボン
ネットの軽量化を図るため、合成樹脂製のものや薄肉の
板金材製のものがボンネットとして提供されるようにな
ってきている。しかしながら、ボンネットの遊端部側で
そのボンネットを閉止状態で機体に固定する従来構造の
ものでは、遊端部側での係合による応力が一般的に凸曲
面形状を成すボンネットの本体部分に対して、支点箇所
からボンネット本体を引っ張るように作用するので、ボ
ンネットの一部がその引っ張り応力により凹んでしまう
状態に変形の生じる虞れがあった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、例えば軽量化等を図ったボンネットを、閉止
時において不当に変形しないようにできる農作業機のボ
ンネット構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる農作業機のボンネ
ット構造は、エンジンルームの横側方に位置する車体カ
バーの上側でエンジンルームを覆うボンネットの一端側
枢支部材を取り付け、この枢支部材を機体フレームに
立設した支柱部に対して、前記車体カバーとボンネット
との分割箇所近くの高さ位置で枢支させて前記ボンネッ
トを前記支柱部に揺動開閉自在に支持させ、前記ボンネ
ットを開放側に付勢するスプリングを前記支柱部と前記
枢支部材とにわたって備えるとともに、前記枢支部材に
係合して前記スプリングによる前記ボンネットの開放側
への揺動を牽制するロック手段を前記支柱部と前記枢支
部材とにわたって設けてあることを特徴とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、ボンネットにおける揺動軸芯である支点近く
にこのボンネットのロック手段を設けているから、ロッ
ク手段によるボンネットに作用する外力が揺動開閉用の
支点近傍にのみかかるだけで、ボンネットの遊端側箇所
には不当な応力が働かないようになっている。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、ボンネットにおいて強度的にも比較
的高い揺動用の支点近くにロック手段が設けられている
ことや、閉止固定時にボンネットを支点と遊端部とにわ
たって引っ張り力が作用しないようにできることによ
り、ボンネットを樹脂材や薄肉の部材で構成して軽量化
が図られるようにしていても、閉止ロック時にボンネッ
トが凹んで変形してしまうような不具合の発生を回避で
き、ボンネットの見栄えを良好に維持できる。
【0008】 (構成) 本発明の請求項2にかかる農作業機のボンネ
ット構造は、請求項1記載のものにおいて、ロック手段
は、枢支部材に設けられた係止具と、支柱部に対して揺
動操作自在に支持される被係止具とを備えており、前記
ボンネットの閉止姿勢で前記係止具に被係止具が係合
し、前記ヒンジ金具に連設される係止具を、前記機体の
固定部に揺動操作自在に支持される被係止具に対して前
記ボンネットが閉止姿勢のときに係合し、前記被係止具
の係合解除側への揺動操作で前記係止具と被係止具との
係合解除可能に構成してあることを特徴構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、ボンネットの一端部に、機体に対して前記支
点周りで揺動自在に支持させるヒンジ金具を連設すると
ともに、前記ロック手段は、前記ヒンジ金具に連設され
る係止具を、前記機体の固定部に揺動操作自在に支持さ
れる被係止具に対して前記ボンネットが閉止姿勢のとき
に係合し、前記被係止具の係合解除側への揺動操作で前
記係止具と被係止具との係合解除可能に構成してあるか
ら、上記請求項1の作用とともに、ヒンジ金具に連設し
て一体化した係止具を利用して、揺動自在な被係止具を
操作するだけでボンネットの固定及び固定解除を行え
る。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、上記請求項1にかかる発明の効果に
加えて、ヒンジ金具と一体化して係止具を構成すること
で、部品数の低減を図るとともに、構造の簡素化を図
り、よってコスト低下を図ることができる。
【0011】(構成) 本発明の請求項3にかかる農作
業機のボンネット構造は、請求項2記載のものにおい
て、前記被係止具を人為的に係合解除操作する解除操作
具を前記ボンネットの端部近くで機体下方に延出して、
その延出部を機外に臨設してあることを特徴構成とす
る。
【0012】(作用) 本発明の請求項3にかかる構成
によれば、被係止具を人為的に係合解除操作する解除操
作具を前記ボンネットの端部近くで機体下方に延出し
て、その延出部を機外に臨設してあるから、ボンネット
を開放する場合には、作業者は、解除操作具を機体下方
に手を延ばして解除操作具を操作することになる。
【0013】(効果) 従って、本発明の請求項3にか
かる構成によれば、必要に応じてボンネットを開放する
場合には機体下方に配置される解除操作具の延出部に手
を延ばして操作することで、被係止具を揺動して係止具
との係合を解除することになるので、その解除操作具は
機体下方に隠れた状態となっており、解除操作具が機体
上に露出して見栄えを悪くすることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、農作業機の一例としての
芝刈用の農用トラクタを示している。この農用トラクタ
は、左右一対の前車輪1,1及び後車輪2,2に支持さ
れた機体フレーム3に、原動部4、搭乗運転部5、ミッ
ションケース6等を搭載装備し、機体の下腹部に芝刈用
のモーアMを吊り下げ状態で装備して構成している。
【0015】図1に示すように、原動部4は、機体前部
において、車体カバー7及び開閉自在なボンネット8に
覆われている。原動部4には、エンジン9、ラジエータ
10等が配設されている。そして、ラジエータ10への
冷却風は、原動部4と搭乗運転部5との間に立設してあ
るセンターピラー11に設けたハンドル支持部12、セ
ンターピラー11及び機体フレーム2によって囲まれる
バッテリー13の配設空間Sを閉止するカバー14に設
けた吸気口15より導入されるようにしている。
【0016】図1乃至図4に示すように、ボンネット8
は、一端側の支点としての前支点Q周りで揺動開閉自在
に支持されている。詳述すると、ボンネット8は、合成
樹脂材を成形加工したものであって、その前端部の下面
箇所に左右一対の止め付け金具16,16がボルト1
7,17で締結固定されているとともに、各止め付け金
具16,16に一体に連結された屈曲棒材18,18を
前方下方に延出し、この両屈曲棒材18,18の先端部
を横向きの棒体19に溶接している。ここで、屈曲棒材
18,18及び棒体19はヒンジ金具Hを構成してい
る。そして、この棒体19は、機体フレーム3の前端部
に立設された固定部としての板金製の支持フレーム20
の上端部における左右一対の側壁部分20L,20Rに
それぞれ前方に突出する状態で溶接した受け金具21,
21に保持する状態にしている。さらに、棒体19の左
右方向での中央箇所には、図2乃至図4に示すように、
後述するスプリング22の一端を係止するための係止孔
23を備える板体24を下向きに延出する状態で溶接し
ている。この板体24には、さらに正面視L字状に棒材
を屈曲形成した係止具25を溶接している。この係止具
25は、その屈曲されて横方に沿う姿勢となっている一
端部25aを、支持フレーム20の左側の側壁部分20
Lの後縁箇所に形成した切り欠き部26に係止される状
態で左側方に延出させている。係止具25の前記一端部
25aに対して係脱自在な被係止具としてのフック部材
27を、支持フレーム20の左側の側壁部分20Lに横
軸芯Q2周りで揺動自在に支持している。このフック部
材27を、前記係止具25を係止する側に付勢させるた
めの第2スプリング28が、板材からなるフック部材2
7の前端側の遊端箇所に切り欠き形成した係合凹部29
に係合してある解除操作具としてのロック解除用レバー
30と、支持フレーム20に左横方に延出する状態で突
設したバー部材31とにわたって斜めに架設されてい
る。ロック解除用レバー30は、棒状部材を屈曲形成し
たものであって、支持フレーム20の左側の側壁部分2
0Lの外面箇所に溶接して設けた第1案内部32の上下
貫通孔に挿通され、かつ左側の側壁部分20Lの下端部
で左横外方にすそひろがり状態となっている部分に切り
欠き形成された第2案内部33に上下方向に沿う姿勢で
挿通されているとともに、そのロック解除用レバー30
の下端部は、支持フレーム20の左側の側壁部分20L
の前記すそひろがり部分より下側の下端部分に穿設した
上下に長い長孔部34より横外方に突出するようにして
いる。このロック解除用レバー30の長孔部34より横
外方に突出するように延出した延出部30aは、人手に
よりこのレバー30を下方に引く際の操作部となってい
る。ここで、係止具25及びフック部材27は、ロック
手段Lを構成している。
【0017】そして、支持フレーム20の上端の左右の
側壁部分20L,20R同士をつなぐ状態で形成されて
いる上壁部分20Uの左右幅方向での中央部には、スプ
リング支持用アーム35を後方上方に延出される状態で
溶接している。このスプリング支持用アーム35の先端
の係止孔36と、前記板体24の係止孔23とに係止す
る状態で引っ張りバネからなるスプリング22が張設さ
れている。このスプリング22により板体24が後方上
方向きに弾性的に引き操作されるので、屈曲棒材18を
介して棒体19の軸芯Q(前支点に相当)周りでボンネ
ット8が開放側に常時付勢されている。従って、フック
部材27の係止具25への係止が解除されると、スプリ
ング22の付勢力によって、ボンネット8は所定角度斜
め上方向きに開放されることになる。尚、ヒンジ金具H
と板体24と係止具25とによって枢支部材を構成して
ある。また、支持フレーム20とスプリング支持用アー
ム35とによって支柱部を構成してある。
【0018】以上の構成により、閉止状態のボンネット
8を開放するときには、作業者は、機体前側に回って、
機体下側に臨ませてあるロック解除レバー30の延出部
30aを下方に引き操作することになり、それによっ
て、フック部材27の係合箇所側が上方に揺動して、係
止具25との係合が解除され、次いで、スプリング22
の付勢力によって、ボンネット8の自重と釣り合う位置
において、図3に示すように、ボンネット8は所定角度
斜め上方向きに開放される。そして、開放状態のボンネ
ット8を閉じる場合は、人手によってボンネット8を直
接押し下げることによって、前支点Q周りでボンネット
8と一体に揺動回動する係止具25が、第2スプリング
28で係合姿勢に戻っているフック部材27の後縁部分
に接当案内されるカム作用によりフック部材27を一時
的に係合解除姿勢に戻して、その後係合箇所に係合され
る。尚、ボンネット8の閉止時には、ボンネット8の遊
端部側の縁部は、車体カバー7や前記センターピラー1
1に対して介在物が無い状態で少し隙間を隔てて姿勢保
持されるようにしているが、車体カバー7や前記センタ
ーピラー11付設したスポンジ等の振動吸収材に接当す
る状態で姿勢保持されるようにしても良い。
【0019】〔別の実施の形態〕 上記実施の形態で
は、ボンネットを前支点周りで揺動自在に支持した構成
を示したが、ボンネットを後支点周りで揺動自在に支持
する構成についても本発明を適用できる。例えば、上記
実施の形態でのボンネット8において、センターピラー
11近く箇所に、このボンネット8の揺動支点を設定
し、そのセンターピラー11等とボンネット8との間に
ロック手段を設けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】芝刈機を示す全体側面図
【図2】ボンネット閉止状態の要部を示す縦断側面図
【図3】ボンネット開放操作している状態の要部を示す
縦断側面図
【図4】ボンネット閉止状態の要部を示す縦断正面図
【符号の説明】
8 ボンネット 20 固定部 25 係止具 27 被係止具 30 解除操作具 30a 延出部 H ヒンジ金具 L ロック手段 Q 支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/10 B62D 49/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの横側方に位置する車体
    カバー(7)の上側でエンジンルームを覆うボンネット
    (8)の一端側に枢支部材を取り付け、この枢支部材を
    機体フレーム(3)に立設した支柱部に対して、前記車
    体カバー(7)とボンネット(8)との分割箇所近くの
    高さ位置で枢支させて前記ボンネット(8)を前記支柱
    部に揺動開閉自在に支持させ、 前記ボンネット(8)を開放側に付勢するスプリング
    (22)を前記支柱部と前記枢支部材とにわたって備え
    るとともに、前記枢支部材に係合して前記スプリング
    (22)による前記ボンネット(8)の開放側への揺動
    を牽制するロック手段(L)を前記支柱部と前記枢支部
    材とにわたって設けてある農作業機のボンネット構造。
  2. 【請求項2】 ロック手段(L)は、枢支部材に設けら
    れた係止具(25)と、支柱部に対して揺動操作自在に
    支持される被係止具(27)とを備えており、前記ボン
    ネット(8)の閉止姿勢で前記係止具(25)に被係止
    具(27)が係合し、前記被係止具(27)の係合解除
    側への揺動操作で前記係止具(25)と被係止具(2
    7)との係合解除可能に構成してある請求項1記載の
    農作業機のボンネット構造。
  3. 【請求項3】 前記被係止具(27)を人為的に係合解
    除操作する解除操作具(30)を前記ボンネット(8)
    の端部近くで機体下方に延出して、その延出部(30
    a)を機外に臨設してある請求項2記載の農作業機のボ
    ンネット構造。
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